JP2003275174A

JP2003275174A - 内視鏡装置

Info

Publication number: JP2003275174A
Application number: JP2002086716A
Authority: JP
Inventors: Kazunori Abe; 一則阿部
Original assignee: Fuji Photo Optical Co Ltd
Current assignee: Fujinon Corp
Priority date: 2002-03-26
Filing date: 2002-03-26
Publication date: 2003-09-30
Also published as: US20030187327A1; US6939294B2

Abstract

(57)【要約】【課題】スコープ側だけで操作スイッチの機能を任意
に変更・設定することができ、プロセッサ装置を用いた
煩雑な操作を不要にする。【解決手段】スコープ１０がプロセッサ装置２８に接
続可能に構成され、このスコープ１０の操作部１０Ｃ
に、各種機能を操作するための第１〜第３の操作スイッ
チ１１〜１３を配置した装置において、このスコープ１
０側にロータリースイッチ１６を設け、このロータリー
スイッチ１６にて、上記第１〜第３の操作スイッチ１１
〜１３のそれぞれに対し所定の機能が割り当てられた複
数の組合せの一つを選択する。このようにして、スコー
プ１０側だけで任意のスイッチ機能に変更・設定するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡装置、特に内
視鏡操作部に配置された複数の操作スイッチの機能を任
意に設定可能とする内視鏡装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子内視鏡、ファイバースコープ等を備
えた内視鏡装置では、内視鏡（スコープ）にて撮像され
た被観察体の動画がモニタに表示されるが、この内視鏡
の操作部に設けられた複数の操作スイッチ、例えばフリ
ーズ（静止画）スイッチ、記録（トリガー）スイッチ、
拡大スイッチ等にて各種の操作が実行できるようになっ
ている。上記フリーズスイッチでは、被観察体の静止画
をモニタに表示し、記録スイッチでは、被観察体の動画
等をＶＴＲ等の記録装置に記録し、拡大（変倍）スイッ
チでは、被観察体を光学的又は電子的に拡大した映像を
表示することができる。そして、これらの各種の操作ス
イッチは、使用頻度等を考慮して操作部の最適な位置に
配置される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡装置の上記各操作スイッチの配置は、固定で動か
すことができないため、必ずしも使い易い状態ではない
という問題があった。即ち、内視鏡の使用目的、適用部
位、観察部位によっては上記操作スイッチの使用頻度が
異なり、これらスイッチの配置を変えた方がよい場合も
あり、また使用者である術者の個性や好みによって操作
スイッチの配置を任意に設定したいという要請がある。
従って、内視鏡の操作スイッチの機能を任意に変更（カ
スタマイズ）することができれば便利であり、使い勝手
のよい装置を得ることができる。

【０００４】一方、従来では、上記の要請に応えるもの
として、特公平５−５０７２５号、特開平９−２７６２
１４号、特開平１２−２７１０６５号に示されるよう
に、内視鏡操作部に設けられた各スイッチの機能をプロ
セッサ装置側で任意に変更・設定できるようにしたもの
が提案されている。

【０００５】しかし、このような従来の装置では、スイ
ッチ機能を変更・設定する際には必ずプロセッサ装置を
操作しなければならず、変更・設定の操作が煩雑とな
る。特に、内視鏡装置では必要に応じて複数種類のスコ
ープをプロセッサ装置に接続することが行われており、
接続されるスコープ毎に操作スイッチの機能を設定し直
さなければならないという問題がある。

【０００６】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、スコープ側だけで操作スイッチの
機能を任意に変更・設定することができ、プロセッサ装
置を用いた煩雑な操作が不要となる内視鏡装置を提供す
ることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係る発明は、内視鏡がプロセッサ装置に
接続可能に構成され、この内視鏡の操作部に、各種機能
を操作するための複数の操作スイッチが配置された内視
鏡装置において、上記内視鏡側に、上記複数の操作スイ
ッチに対し所定のスイッチ機能が割り当てられた複数の
組合せを選択する選択スイッチと、この選択スイッチで
選択された組合せのスイッチ機能を上記操作スイッチの
それぞれに割り当てて制御する制御回路とを設けたこと
を特徴とする。請求項２に係る発明は、上記選択スイッ
チで割り当てられるスイッチ機能の数を、上記操作スイ
ッチの数よりも多くしたことを特徴とする。

【０００８】上記の構成によれば、選択スイッチとして
例えばロータリースイッチが内視鏡操作部に設けられ、
このロータリースイッチにてスイッチ機能の一つの組合
せが選択される。例えば、内視鏡操作部に、第１〜第３
の操作スイッチが配置され、スイッチ機能として、フリ
ーズ機能、記録（トリガー）機能、画像拡大機能、アイ
リスモード機能が設定されるとすると、これら３つの操
作スイッチに対して割り当てられたスイッチ機能の組合
せが後述の表１に示されるように１６存在し、この１６
の組合せの一つを上記選択スイッチで選択できることに
なる。この結果、例えば第１の操作スイッチにフリーズ
機能、第２の操作スイッチに画像拡大機能、第３の操作
スイッチにアイリスモード機能を設定するというよう
に、各操作スイッチの機能を任意に変更・設定すること
ができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１には、実施例に係る内視鏡装
置の全体構成が示され、図２及び図３には内視鏡操作部
の構成が示されている。図２において、内視鏡（スコー
プ）１０の操作部１０Ｃには、例えば第１操作スイッチ
１１、第２操作スイッチ１２、第３操作スイッチ１３が
設けられている。また、当該例では、このような第１〜
第３の操作スイッチ１１〜１３に対して、静止画表示を
行うフリーズ機能Ａ、ハードコピー等の記録装置へ記録
動作（トリガー出力）を行う記録機能Ｂ、光学的及び
（又は）電子的な拡大を行うための画像拡大（変倍）機
能Ｃ、光量制御のために所定の測光条件を指定するため
のアイリスモード機能Ｄが割り当てられる。そして、上
記の操作部１０Ｃの図１の下側面に、スイッチ機能を変
更・設定するための選択スイッチとして、ロータリース
イッチ１６が配置される。

【００１０】図３には、上記操作部１０Ｃを図１の下側
から見た状態が示されており、この操作部１０Ｃには、
蓋１８を有する収納部２０が設けられる。この蓋１８と
収納部２０には、気密構造が採用されており、これによ
り気密状態に維持された収納部２０に、上述したロータ
リースイッチ１６が配置される。このロータリースイッ
チ１６は、例えば４ビット出力でスイッチ機能の１６の
組合せを選択することができるものが使用される。

【００１１】図１において、スコープ１０には、その先
端部に固体撮像素子であるＣＣＤ（Charge Coupled Dev
ice）２２が設けられ、このＣＣＤ２２の信号を読出し
及び駆動するＣＣＤ駆動回路２３が配置される。また、
ＣＣＤ２２からの出力をデジタル信号へ変換するＡ／Ｄ
変換器２４、このＡ／Ｄ変換器２４の出力に基づいて、
カラー画像信号を形成するためのＤＳＰ（デジタル信号
プロセッサ）２５等が設けられている。なお、図示して
いないが、光学的変倍機能を備える場合は、このスコー
プ１０の先端部の対物光学系に光学拡大のための可動レ
ンズを組み込み、この可動レンズを前後に駆動する駆動
部材を配置することになる。

【００１２】また、このスコープ１０には、上述した第
１〜第３の操作スイッチ１１〜１３及びロータリースイ
ッチ１６と、スイッチ機能の割り当てを制御すると共
に、スコープ１０内の回路を統括制御するマイコン２６
が設けられる。上記ロータリースイッチ１６は、例えば
番号１〜１６を選択する操作ツマミ１６Ａとスイッチ回
路部１６Ｂから構成され、４ビット出力によって選択番
号１〜１６をマイコン２６へ出力し、このマイコン２６
は、選択番号に基づいて第１操作スイッチ１１、第２操
作スイッチ１２及び第３操作スイッチ１３の機能を設定
し、かつこれらのスイッチ機能に対応した操作信号を各
回路へ出力する。

【００１３】そして、上記ロータリースイッチ１６で選
択される番号と第１〜第３の操作スイッチ１１〜１３に
割り当てられる機能との関係は、次の表１のようになっ
ている。なお、図中において、Ａはフリーズ機能、Ｂは
記録（トリガー出力）機能、Ｃは画像拡大機能、Ｄはア
イリスモード機能を示す。

【表１】

【００１４】図１に示されるプロセッサ装置２８は、ス
コープ１０を着脱自在に接続できるように構成されてお
り、このプロセッサ装置２８には、上記ＤＳＰ２５から
の出力信号を入力し、静止画形成処理、電子拡大処理、
光量制御のための測光条件の制御処理等の各種の処理を
行う信号処理回路３０と、マイコン３１等が配置され
る。なお、上記信号処理回路３０の処理の一部を、スコ
ープ１０側のＤＳＰ２５で行うようにしてもよい。そし
て、上記信号処理回路３０から出力された映像信号はモ
ニタ３２や、ＶＴＲ、ハードコピー装置、データファイ
リング装置等の記録装置３３へ供給される。

【００１５】実施例は以上の構成からなり、上記第１〜
第３の操作スイッチ１１〜１３の機能は、ロータリース
イッチ１６の選択に基づき図１のマイコン２６の制御に
よって設定される。即ち、図３にも示されるように、ロ
ータリースイッチ１６で番号１を選択している場合は、
上記表１の“１”に示されるように、第１操作スイッチ
１１がＡのフリーズ機能、第２操作スイッチ１２がＢの
記録機能、第３操作スイッチ１３がＣの画像拡大機能に
設定される。一方、このロータリースイッチ１６で番号
１２を選択した場合は、上記表１の“１２”に示される
ように、第１操作スイッチ１１がＣの画像拡大機能、第
２操作スイッチ１２がＡのフリーズ機能、第３操作スイ
ッチ１３がＤのアイリスモード機能に変更・設定され
る。

【００１６】そして、上記第１〜第３の操作スイッチ１
１〜１３の操作信号は、設定された機能の操作信号とし
てマイコン２６からマイコン３１へ供給され、このマイ
コン３１を含めた制御によって、静止画形成処理、記録
処理、画像拡大処理、アイリスモード処理が行われる。

【００１７】以上のように上記実施例によれば、内視鏡
操作部１０Ｃに設けられたロータリースイッチ１６によ
って、第１〜第３の操作スイッチ１１〜１３の機能を自
由に設定でき、スコープ１０の中でスイッチ機能の変更
・設定が完結することになる。従って、種類の異なるス
コープ１０をプロセッサ装置２８に接続する場合であっ
ても、従来のようなプロセッサ装置側の煩雑な操作をす
ることなく、スイッチ機能を容易に変更することが可能
となる。

【００１８】上記実施例では、３つの第１〜第３の操作
スイッチ１１〜１３に対し、４つの機能を設定する場合
について説明したが、この操作スイッチは図２の操作ス
イッチ１４のように４つ又はそれ以上配置することがで
き、またスイッチ機能も５種類以上の中から選択できる
ようにしてもよい。また、選択スイッチとしてのロータ
リースイッチ１６を操作部１０Ｃに設けたが、これはそ
の他の例えばコネクタ部等に配置することもできる。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内視鏡がプロセッサ装置に接続可能に構成された装置
で、上記内視鏡側に、複数の操作スイッチに対し所定の
スイッチ機能が割り当てられた複数の組合せを選択する
選択スイッチを設け、この選択スイッチで選択された組
合せの機能を操作スイッチのそれぞれに割り当てるよう
にしたので、内視鏡側だけで操作スイッチの機能を任意
に変更・設定することができ、プロセッサ装置を用いて
行っていた従来の煩雑な操作が不要になるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る内視鏡装置の全体構成を
示す回路ブロック図である。

【図２】実施例の内視鏡操作部の構成を示す図である。

【図３】図２の操作部を垂直方向に立てて下側の面を見
た図である。

【符号の説明】

１０…内視鏡、１０Ｃ…操作部、１１…第１
操作スイッチ、１２…第２操作スイッチ、１３…第３操
作スイッチ、１６…ロータリースイッチ（選択スイッ
チ）、２６，３１…マイコン、２８…プロセッサ装
置、３０…信号処理回路。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内視鏡がプロセッサ装置に接続可能に構
成され、この内視鏡の操作部に、各種機能を操作するた
めの複数の操作スイッチが配置された内視鏡装置におい
て、上記内視鏡側に、上記複数の操作スイッチに対し所定の
スイッチ機能が割り当てられた複数の組合せを選択する
選択スイッチと、この選択スイッチで選択された組合せ
のスイッチ機能を上記操作スイッチのそれぞれに割り当
てて制御する制御回路とを設けたことを特徴とする内視
鏡装置。
【請求項２】上記選択スイッチで割り当てられるスイ
ッチ機能の数を、上記操作スイッチの数よりも多くした
ことを特徴とする上記請求項１記載の内視鏡装置。