JP2003274808A - 外ガイドを有する釣竿 - Google Patents
外ガイドを有する釣竿Info
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Abstract
防止する。 【解決手段】 竿12の先端部に装着する金属製パイプ
部18と、該パイプ部に連結され、竿先端部の径方向一
側に突出状に設けられている金属製環状枠体部20と、
該環状枠体部に保持されたガイドリング22とを有する
トップガイドのフレーム体と、前記構成金属よりも比重
の小さな部材で形成され、先端部が前記環状枠体部とガ
イドリングとの組合環状部のパイプ部側約半分の半環状
部の範囲内の大きさであり、先端部が組合環状部に接触
しており、後端部から釣糸の引っ掛り難い外郭形状24
Fで概ね左右幅を拡大している糸絡み防止部材24とを
具備するよう構成する。
Description
する釣竿に関し、特にトップガイドの糸絡み防止構造に
関する。
竿は釣糸がガイドに絡む虞があるが、製造が容易であっ
たり、メインテナンスが容易であったりするため、従来
から多用されている。この外ガイド付き釣竿の上記欠点
を補うために、装着するガイドを前方に傾斜させたり、
ガイドの装着足とガイドリングを保持する環状枠体部の
左右両側夫々を傾斜状アーム部材で連結した構造を採用
したりしている。また、例えば特開2001−2043
07号には、円錐状のカバー部材を設け、一見、中通し
釣竿のように構成して糸絡みを防止する構造が開示され
ている。
斜状のアーム部材は、その耐久性から金属部材で形成さ
れているため比重が大きなことを無視できない。特にト
ップガイドに採用の場合は、トップガイドには釣糸を介
して様々な力が作用するため、耐久性が重要な設計要素
となり、また、先端であるため持ち重り防止も重要な設
計要素となる。これらの観点から前後に長い形状にして
十分に糸絡みを防止する形態にすることが困難であっ
た。また、後者公報開示の場合は、穂先部における糸絡
みは充分に防止できるが、カバー部材の後端部位置で
は、やはり糸絡みが防止できない他、比較的長い大きな
部材であるため、釣竿として致命的な持ち重りが生ずる
ことは避けられない。依って本発明は、持ち重りを防止
しつつトップガイドの糸絡みを防止することを目的とす
る。
請求項1では、竿の先端部に装着する金属製パイプ部
と、該パイプ部に連結され、竿先端部の径方向一側に突
出状に設けられている金属製環状枠体部と、該環状枠体
部に保持されたガイドリングとを有するトップガイドの
フレーム体と、前記パイプ部構成金属よりも、また、環
状枠体部構成金属よりも、比重の小さな部材で形成さ
れ、先端部が前記環状枠体部とガイドリングとの組合環
状部のパイプ部側約半分の半環状部の範囲内の大きさで
あり、先端部が組合環状部に接触しており、後端部から
釣糸の引っ掛り難い外郭形状で概ね左右幅を拡大し、先
端部分が最大幅であるか、或いは途中位置で最大幅部を
有する糸絡み防止部材とを具備することを特徴とする外
ガイドを有する釣竿を提供する。概ね左右幅を拡大と
は、後述の実施形態例で明らかになるが、前方に進むに
従って、部分的には幅が小になっても、全体としてみれ
ば段々と大になることを意味する。
プ部と、これと連結された金属製環状枠体部と、ガイド
リングとを有するため、強度保持ができている。糸絡み
防止部材は後端部から釣糸の引っ掛り難い外郭形状で概
ね左右幅を拡大するため、糸絡みが防止される。しか
も、トップガイドのパイプ部構成金属よりも、また、環
状枠体部構成金属よりも比重の小さな部材で形成されて
いると共に、先端部が組合環状部のパイプ部側約半分の
半環状部の範囲内の大きさであり、上下方向寸法として
は必要最小限の大きさであるため、軽量であって持ち重
りが防止される。
な形状であって、広面の一側が前記径方向一側に向き、
前記パイプ部に沿って前記径方向一側が露出している
か、或いはパイプ部上にある肉部の外表面がガイドリン
グ内周最下端と面一又はより低く、露出している場合は
パイプ部に比べて、また、パイプ部上に肉部がある場合
は該肉部に比べて、左右縁部が前記径方向一側に向かっ
て湾曲している請求項1記載の外ガイドを有する釣竿を
提供する。
はガイドリング内周最下端よりも低いか面一であり、左
右縁部がガイドリングの高さ側に湾曲している状態で偏
平であるため、釣糸がガイドリング内口に挿通するため
の空間を可及的に大きく確保しつつ、無駄肉を省いて軽
量化を図ることができる。
る場合は、その最大幅が前記組合環状部の同方向の最大
幅以下であり、途中位置が最大幅の場合は、その最大幅
が前記組合環状部の同方向の最大幅以上である請求項1
又は2記載の外ガイドを有する釣竿を提供する。先端部
分が最大幅である場合、この幅が組合環状部の左右方向
最大幅よりも大であれば糸絡みの原因となると共に、重
量的にも無駄となるので、先端部分の幅を組合環状部の
左右方向最大幅以下としてこれらを防止する。好ましく
は、組合環状部に沿う形態とする。また、途中位置が最
大幅の場合は、その前部は小幅ということになり、この
最大の途中幅が組合環状部の同方向の最大幅より小であ
れば、その前部に絡む虞があるので、組合環状部の最大
幅以上にしてこれを防止する。
施形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る釣竿の側面図である。元竿10には穂先竿12が
並継式に継ぎ合わされているが、本発明ではこの例に限
らず他の如何なる釣竿形態でもよい。各竿杆は、エポキ
シ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の
強化繊維で強化した繊維強化樹脂製である。各竿杆には
外付けの釣糸ガイド14が設けられており、穂先竿先端
部にはトップガイド16が設けられている。15はリー
ルであり、釣竿に対し各釣糸ガイドと同じ側に位置して
いる。
図示している。図2は、第1形態例の側面図、図3は平
面図、図4は縦断面図、図5は図3の矢視線E−Eによ
る横断面図である。トップガイドのフレーム体は、パイ
プ部18と、セラミックス製のガイドリング22と、こ
れを保持する環状枠体部20と、該環状枠体部をパイプ
部と連結する連結部19とを有している。ガイドリング
以外の各部材は金属製であり、これらの結合で強度的に
強い。
おり、通常、接着剤を使用して固定している。環状枠体
部とガイドリングとの組合環状部は竿12の径方向の一
側(竿の上側か下側)に突出状に設けられている。この
例では上側に突出とする。組合環状体を前方に傾斜させ
ているものの、以上のフレーム体のみでは糸絡みが防止
できないため、本発明では糸絡み防止部材24を装着さ
せる。まず、全体的に偏平な形状をしており、広面の一
側(表面)を前記突出した上側に向け、左右の縁部24
Fは、その左右縁部間距離の中央部位置のパイプ部と比
べて上方に湾曲している。
端から後端に亘って表面露出部24Kを有していると共
に、パイプ部18と環状枠体部20の各金属よりも比重
の小さな材料、例えば、ポリアミド、ABS樹脂、発泡
性樹脂、コルクや木等の天然材を使用しており、軽量化
を図っている。前端部裏面側には、連結部19付近に係
止する起立部24Eが設けてあり、例え、パイプ部等の
フレーム体に対する固定が不充分であっても、釣り使用
中に部材24が誤って後退しないように配慮してある。
る平面図の図3から判るように、左右幅は後端(竿元
側)が最も細く、先端方向に向かって漸増し、先端部に
おいて最大に形成されている。また、この先端部は組合
環状部に当接状態に形成されている。従って、この部材
を含めたトップガイドに釣糸が絡むことを防止できる。
また、図2に示すように、縁部24Fは後端部から先端
部に向かって高さが漸増しており、更に糸絡みが効果的
に防止される。しかも、図2と図4に現われているが、
部材の左右縁部24Fの先端部が、組合環状部の開口中
心位置を通る左右方向ラインの位置にある。即ち、組合
環状部の下側(パイプ部側)半分の半環状部の範囲に亘
って部材24が配設されており、糸絡み防止の観点から
は十分な上下方向寸法であり、更に上側半分にまで至る
必要は無く、可及的に軽量化が図られている。
パイプ部側下半分の半環状部内周よりも径方向外側に位
置しており、釣糸の挿通空間を確保して、釣糸が接触し
難くしている。特に、左右縁部間距離の中央部位置であ
るパイプ部の上では、ガイドリング内周最下端角度位置
における断面の最大高さ点P1(請求項ではガイドリン
グ内周最下端と表現)よりも竿寄りである(低い)。上
記例では部材24の先端部は組合環状部の左右方向の最
大幅位置に至っているが、これよりも小さな幅となる下
方位置で、組合環状部表面に沿う形状であっても、実質
的にはほぼ同様な効果を奏する。
分で最大であるが、途中位置で最大となり、その後、幾
分小さくなってもよく、特に、途中位置での最大幅寸法
が、組合環状部の左右方向の最大幅以上であれば効果的
に糸絡みが防止される。更には、軽量化のためとしての
表面露出部24Kは、部材24の上側に代り下側に設け
てもよい。
図であり、図7はその矢視線G−Gによる横断面図であ
る。第1形態例と異なる事項を主に説明する。部材24
の左右縁部24F間距離である左右幅は、後端から前端
まで必ずしも漸増している形態ではなく、同じ寸法を含
み、幾分かの縮み部位を有している。然しながら、こう
した縁部の凹凸形状は滑らかであって、釣糸が絡むこと
は防止される。こうして、部材24は前方に行くに従い
概ね左右幅を拡大しているといえる。また、部材24の
先端部は、組合環状部の左右幅の最大位置よりも下方に
位置しているが、既述のように糸絡みが防止される。部
材24の左右幅の中央部、即ち、パイプ部の真上位置の
部材24の肉部外表面は既述の点P1よりも低い位置に
あり、釣糸の挿通抵抗を防止している。
その縦断面図である。他の形態例と異なるのは、パイプ
部の左右に1対の補助フレーム26を設けたフレーム体
であることである。補助フレームはパイプ部18の長手
方向中央部付近の側部から、環状枠体部20の左右の側
部に向かって、前広がりで前方上昇の傾斜状に延伸し、
環状枠体部20の左右幅最大位置よりも下方位置の側部
に至って溶接連結されている。従って、フレーム体は他
の形態例よりも更に強度が向上しており、また、補助フ
レームの存在によって糸絡みが或る程度は防止できる。
然しながら、その糸絡みの防止効果は不充分である。
の平面視形状は第1形態例に近く、左右縁部間幅は漸増
して前端部において最大幅となる。また、その前端部
は、組合環状部の左右方向幅最大の高さ位置よりも幾分
低い位置にあるが、補助フレーム26よりは高い位置に
ある。後端部は補助フレームよりも後方にある。従っ
て、より有効な糸絡み防止ができるような外郭形態とな
っている。重量的にも、フレーム体の金属よりも低比重
の材料で形成しているため、持ち重りが防止できる。
よれば、持ち重りを防止しつつトップガイドの糸絡みを
防止することのできる釣竿が提供できる。
る。
ある。
る。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 竿の先端部に装着する金属製パイプ部
と、該パイプ部に連結され、竿先端部の径方向一側に突
出状に設けられている金属製環状枠体部と、該環状枠体
部に保持されたガイドリングとを有するトップガイドの
フレーム体と、 前記パイプ部構成金属よりも、また、環状枠体部構成金
属よりも、比重の小さな部材で形成され、先端部が前記
環状枠体部とガイドリングとの組合環状部のパイプ部側
約半分の半環状部の範囲内の大きさであり、先端部が組
合環状部に接触しており、後端部から釣糸の引っ掛り難
い外郭形状で概ね左右幅を拡大し、先端部分が最大幅で
あるか、或いは途中位置で最大幅部を有する糸絡み防止
部材とを具備することを特徴とする外ガイドを有する釣
竿。 - 【請求項2】 前記糸絡み防止部材が偏平な形状であっ
て、広面の一側が前記径方向一側に向き、前記パイプ部
に沿って前記径方向一側が露出しているか、或いはパイ
プ部上にある肉部の外表面がガイドリング内周最下端と
面一又はより低く、露出している場合はパイプ部に比べ
て、また、パイプ部上に肉部がある場合は該肉部に比べ
て、左右縁部が前記径方向一側に向かって湾曲している
請求項1記載の外ガイドを有する釣竿。 - 【請求項3】 前記先端部分が最大幅である場合は、そ
の最大幅が前記組合環状部の同方向の最大幅以下であ
り、途中位置が最大幅の場合は、その最大幅が前記組合
環状部の同方向の最大幅以上である請求項1又は2記載
の外ガイドを有する釣竿。
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
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WO2014013930A1 (ja) * | 2012-07-19 | 2014-01-23 | グローブライド株式会社 | 釣糸ガイド |
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2002
- 2002-03-27 JP JP2002089100A patent/JP3934452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
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Also Published As
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