JP7305508B2 - 釣竿及びグリップ部材 - Google Patents

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本発明は、電動リールが取り付けられる釣竿と、釣竿用のグリップ部材に関する。
釣竿のリールシートに装着された電動リールと外部電源との間には、電源コードが接続される。電源コードを介して外部電源から電動リールに給電される。この電源コードが釣りの邪魔になることがある。この問題に対して、下記特許文献1では、竿本体の内部に中間コードを配備した構成が提案されている。この釣竿では、電動リールにリール接続コードが接続され、竿本体の側孔を介してリール接続コードの端部が中間コードに接続される。そして、竿本体の竿尻部において中間コードに電源コードが接続される。しかしながら、竿本体の内部に中間コードを備える必要があり、構造が複雑になる。
特開2007-300841号公報
本発明は、電動リールの電源コードが邪魔になりにくい簡単な構造の釣竿とグリップ部材を提供することを課題とする。
本発明に係る釣竿は、リールシートを備えている。リールシートには、電動リールが取り付けられる。釣竿は、電動リールの電源コードを保持するための凹溝を有している。凹溝は、釣竿の竿尻側の端面を横断している。
この構成の釣竿によれば、竿尻側の端面の凹溝に電動リールの電源コードを保持することができる。
好ましくは、凹溝は、釣竿の径方向に沿って延びている。
好ましくは、凹溝は、溝底部に設けられ、電源コードが係合するホールド部と、竿尻側の端面からホールド部まで延びる導入部とを備えている。導入部の溝深さ方向の寸法は、ホールド部の溝深さ方向の寸法よりも大きい。
好ましくは、ホールド部の入口部の幅は、ホールド部の最大幅よりも狭い。
好ましくは、釣竿は、グリップ部材を備えている。グリップ部材に凹溝が形成されている。
好ましくは、グリップ部材は、凹溝が形成されたグリップ本体と、グリップ本体を補強するための補強部材とを備えている。グリップ本体の外周面に補強部材が装着されている。
好ましくは、補強部材は、凹溝の竿先側に位置する筒状の本体部と、本体部から竿尻側に延び、凹溝と直交する方向に対向している一対の支持片部とを備えている。グリップ本体の竿尻側の端部は、凹溝によって分断される。一対の支持片部は、凹溝によって分断されたグリップ本体の部分を径方向外側から支える。
また、本発明に係る釣竿用のグリップ部材は、釣竿の少なくとも竿尻側の端部に装着される。グリップ部材は、電動リールの電源コードを保持するための凹溝を有している。凹溝は、グリップ部材の竿尻側の端面を横断している。
以上のように、竿尻側の端面の凹溝に電動リールの電源コードを保持することができるので、電動リールの電源コードが邪魔になりにくい。また、電源コードを保持するための構造も簡単である。
本発明の一実施形態における釣竿用のグリップ部材を示す斜視図。 同グリップ部材を竿尻側から見た図。 図2のA-A断面図。 (a)は同グリップ部材の平面図、(b)は(a)の要部拡大図。 同グリップ部材を備えた釣竿を示す正面図。 同釣竿の使用状態を示す平面図。 同釣竿の使用状態を示す平面図。 同釣竿の使用状態を示す要部断面図。 本発明の他の実施形態における釣竿を示す正面図。 同釣竿の使用状態を示す平面図。 同釣竿の使用状態を示す平面図。 本発明の他の実施形態における釣竿用のグリップ部材を示す断面図。 本発明の他の実施形態における釣竿用のグリップ部材を示す斜視図。 同グリップ部材の平面図。 同グリップ部材を竿尻側から見た図。 図15のB-B断面図。 本発明の他の実施形態における釣竿用のグリップ部材を示す平面図。 同グリップ部材のグリップ本体を示し、(a)は平面図、(b)は断面図。 同グリップ部材の補強部材を示し、(a)は平面図、(b)は断面図。 同グリップ部材を備えた釣竿の使用状態を示す平面図。 同釣竿の使用状態を示す平面図。 同釣竿の使用状態を示す要部正面図。 本発明の他の実施形態における釣竿用のグリップ部材を示す平面図。 (a)は同グリップ部材のグリップ本体を示す平面図、(b)は同グリップ部材の補強部材を示す平面図。 本発明の他の実施形態における釣竿用のグリップ部材を示す平面図。 (a)は同グリップ部材のグリップ本体を示す平面図、(b)は同グリップ部材の補強部材を示す平面図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣竿用のグリップ部材とそれを備えた釣竿について図1~図8を参酌しつつ説明する。尚、竿先側を前側と、竿尻側を後側とし、釣竿の中心線の方向を前後方向として、以下説明する。図5~図7に示すように、本実施形態の釣竿1は、各種のリールを装着するためのリールシート2を備えている。リールシート2は、釣竿1の後端部(竿尻側の端部)から所定長さ前側に離間した位置に備えられている。このリールシート2には、図6及び図7のように電動リール3を装着することができる。電動リール3は、使用時即ち釣りの際に、釣竿1の上側に位置する。電動リール3は、電源コード4によって図示しない外部電源に接続される。
釣竿1は、ブランク5を備えている。ブランク5は例えば筒状、即ち中空状であるが、中実状であってもよい。ブランク5は例えばカーボン繊維等を強化繊維とするプリプレグにより形成される。尚、釣竿1は、一本の竿体のみを備えたワンピース構造であってもよいし、複数の竿体が継ぎ合わせられた構造であってもよい。複数の竿体が継ぎ合わせられる場合には、元竿がリールシート2を備える。リールシート2はブランク5に取り付け固定されている。釣竿1は、リールシート2の後側にグリップ部材6(リアグリップ)を備えている。グリップ部材6は、釣竿1の後端部まで伸びている。グリップ部材6は、釣り人が釣竿1を持つ際に手で把持したり脇に挟んだりする部分である。グリップ部材6の長さは任意である。グリップ部材6は、リールシート2の直ぐ後側に離間せずに設けられていてもよいし、リールシート2から後側に離れて設けられていてもよい。本実施形態では、グリップ部材6はリールシート2から後側に離れて設けられている。
グリップ部材6は、ブランク5とは別体である。グリップ部材6は、ブランク5の少なくとも後端部に直接又は他の部材を介して装着される。一例としては、グリップ部材6は、ブランク5の外周面に接着される。グリップ部材6は各種のグリップ素材から構成されている。グリップ素材としては例えば発泡EVAやコルク等である。
グリップ部材6の構成は種々であってよいが、本実施形態では、グリップ部材6は、筒状のメイングリップ8と、メイングリップ8とは別体構成のエンドグリップ9とを備えている。メイングリップ8は、両端開口の筒状である。メイングリップ8は、グリップ部材6の全長のうち大部分の長さを占めている。エンドグリップ9は、メイングリップ8の後側に位置している。エンドグリップ9は、エンドキャップとも称される。尚、メイングリップ8とエンドグリップ9との間には金属製や樹脂製等の化粧カラー10(図8参照)が介装されている。但し、化粧カラー10が省略されて、メイングリップ8とエンドグリップ9とが密着していてもよい。メイングリップ8の素材とエンドグリップ9の素材は、互いに同じであってもよいし、例えばメイングリップ8の素材よりもエンドグリップ9の素材の方が硬いものであってもよい。
本実施形態のエンドグリップ9を、図1~図4に単体の状態で示している。エンドグリップ9は、前端開口で後端閉口の筒状である。エンドグリップ9は、前端面9a(竿先側の端面)と、後端面9b(竿尻側の端面)と、前端面9aの周縁部と後端面9bの周縁部とを前後方向に結ぶ外周面9cとを有している。エンドグリップ9は、ブランク5が差し込まれる挿入孔27を有している。挿入孔27は、前端面9aに開口している。挿入孔27は、非貫通の孔である。エンドグリップ9の中心線9dは釣竿1の中心線1aと一致する。エンドグリップ9はメイングリップ8よりも短い。エンドグリップ9は、ブランク5の後端部に被せられる。エンドグリップ9は、ブランク5に後側から釣竿1の中心線1aの方向(前後方向)に沿って装着される。ブランク5にエンドグリップ9が装着されることにより、ブランク5の後端開口部が閉塞される。エンドグリップ9の後端部が釣竿1の後端部であり、エンドグリップ9の後端面9bが釣竿1の後端面である。
エンドグリップ9の後端部には、電動リール3の電源コード4を保持するための凹溝24が形成されている。図3は、エンドグリップ9の中心線9dを含む切断面(縦切断面)を示している。凹溝24は、縦切断面に沿って延びている。凹溝24は、エンドグリップ9の後端面9bを横断している。凹溝24は、エンドグリップ9の外周面9cの二箇所に到達している。凹溝24は、エンドグリップ9の後端面9bの周縁の第一箇所から180度対向した第二箇所まで一直線状に形成されている。凹溝24は、エンドグリップ9の後端面9bに開口していると共に、エンドグリップ9の外周面9cの二箇所にも開口している。凹溝24の第一端部と第二端部は、エンドグリップ9の外周面9cに位置している。凹溝24は、径方向に沿って一直線状に延びている。凹溝24は、エンドグリップ9の後端面9bの中心を通っている。凹溝24によってエンドグリップ9の後端面9bは二つに区分されている。エンドグリップ9の後端部は凹溝24によって左右二つの部分に分断されている。二つに分断されたエンドグリップ9の部分は扇状である。したがって、エンドグリップ9の後端部は、凹溝24によって二つの扇状部25に分断されている。
図4に凹溝24の断面形状を示している。凹溝24の溝深さ方向は、前後方向である。凹溝24は、エンドグリップ9の後端面9bから前側に向けて凹んでいる。凹溝24は、溝底部に位置するホールド部30と、後端面9bからホールド部30まで延びる導入部31とを有している。導入部31は、ホールド部30の後側に位置している。ホールド部30の断面形状は、180度を越える中心角を有する円弧状である。ホールド部30が電源コード4を保持する。ホールド部30の直径は、電源コード4の直径と略同じかそれよりも若干大きい。ホールド部30に電源コード4が係合する。
ホールド部30の入口部の幅W1は、ホールド部30の最大幅W2よりも狭い。即ち、ホールド部30は、入口部よりも溝底部側に、入口部よりも幅広の幅広部を有している。ホールド部30の最大幅W2は、ホールド部30の直径である。ホールド部30の入口部の幅W1は、電源コード4の直径よりも狭い。ホールド部30の入口部は、ホールド部30と導入部31との境界部である。したがって、ホールド部30の入口部の幅W1は、ホールド部30と導入部31との境界部の幅である。本実施形態では、導入部31の幅は、略一定である。導入部31の幅は、ホールド部30の入口部の幅W1と略等しい。ホールド部30の最大幅W2は、導入部31の幅よりも大きく、W2>W1という関係を有している。また、導入部31の溝深さ方向の寸法L1は、ホールド部30の溝深さ方向の寸法L2よりも小さい。
グリップ部材6を備えた釣竿1を図5に示している。また、その釣竿1の使用状態を図6~図8に示している。リールシート2は、下面にトリガ11を有し、上面にリール脚取付部12を有している。リール脚取付部12には電動リール3の図示しないリール脚が取り付けられる。図6及び図7は、右側ハンドル仕様の電動リール3を釣竿1に装着した場合を示している。右側ハンドル仕様の電動リール3は、平面側から見て右側にハンドル7を備えている。尚、ブランク5にエンドグリップ9を装着する際、凹溝24が上下方向に沿う状態とすることが好ましい。
図7及び図8に示しているように、エンドグリップ9の凹溝24に電源コード4を嵌め込むことができる。凹溝24に電源コード4を嵌め込むことにより、凹溝24に電源コード4を保持させることができる。凹溝24がエンドグリップ9の後端面9bに形成されているので、電源コード4を凹溝24に容易に嵌め込むことができる。また、凹溝24が後端面9bを上下方向に横断しているので、例えば電源コード4を上側から下側に向けて凹溝24に嵌め込むことができる。電源コード4は、エンドグリップ9の後端部、即ち、釣竿1の後端部において、上下方向に沿った状態となる。そして、エンドグリップ9から電源コード4を下側に垂下させることができる。
より詳細には、電源コード4をエンドグリップ9の後端面9bから凹溝24の導入部31に差し込む。更に電源コード4を前側に押すあるいは引っ張って電源コード4を凹溝24の導入部31からホールド部30に移動させ、ホールド部30に電源コード4を係合させる。凹溝24のホールド部30に電源コード4が係合することにより、電源コード4が凹溝24のホールド部30に保持される。ホールド部30の入口部の幅W1はホールド部30の最大幅W2よりも小さいので、電源コード4はホールド部30に確実に保持され、ホールド部30からの電源コード4の抜けが防止される。更に、導入部31の幅は、ホールド部30の最大幅W2よりも小さいので、凹溝24からの電源コード4の抜けが確実に防止される。また、エンドグリップ9を構成するグリップ素材の弾性によって、凹溝24のホールド部30に電源コード4を容易に係合させることができ、凹溝24のホールド部30に保持された電源コード4を凹溝24から容易に取り外すことができる。
尚、本実施形態では、グリップ部材6がメイングリップ8を備えていたが、メイングリップ8が省略され、釣竿1がエンドグリップ9のみを備えた構成であってもよい。図9に、メイングリップ8を備えずにエンドグリップ9のみを備えた釣竿1を示している。また、図10及び図11には、その釣竿1の使用状態を示している。このように、釣竿1がメイングリップ8を備えていない構成であってもよい。
また、上記実施形態ではエンドグリップ9の後端部に凹溝24が形成された構成について説明したが、図12のように、エンドグリップ9よりも長いグリップ部材6の後端部に凹溝24が形成されていてもよい。グリップ部材6は、上述のメイングリップ8とエンドグリップ9とが一体となった一部材の構成である。グリップ部材6は、前端開口で後端閉口の筒状である。グリップ部材6は、前端面6aと後端面6bと外周面6cとを有している。グリップ部材6は、挿入孔27を有している。挿入孔27は、前端面6aに開口している。挿入孔27は、非貫通の孔である。挿入孔27には、例えばブランク5が差し込まれる。図12に示しているグリップ部材6は、図1~図4に示したエンドグリップ9における凹溝24と同様の凹溝24を後端部に有している。凹溝24は、グリップ部材6の後端面6bを径方向に横断している。
また、図13~図16のように、エンドグリップ9の後端面9bに凹溝24が二本形成されていてもよい。二本の凹溝24は互いに直交していることが好ましい。即ち、二本の凹溝24がエンドグリップ9に十字状に形成されていてもよい。尚、この場合、図示しないが釣竿1にエンドグリップ9を取り付けた状態において、エンドグリップ9の二本の凹溝24が上下方向と水平方向にそれぞれ沿うようにすることが好ましい。この場合、二本の凹溝24によって四つの扇状部25が形成される。
上記実施形態では、導入部31の溝深さ方向の寸法L1がホールド部30の溝深さ方向の寸法L2よりも小さいものであったが、導入部31の溝深さ方向の寸法L1がホールド部30の溝深さ方向の寸法L2と略同じであってもよいし、導入部31の溝深さ方向の寸法L1がホールド部30の溝深さ方向の寸法L2よりも大きいものであってもよい。
図17~図19に、導入部31の溝深さ方向の寸法L1がホールド部30の溝深さ方向の寸法L2よりも大きいエンドグリップ9を示している。エンドグリップ9は、二つの部材から構成されている。エンドグリップ9は、グリップ本体40と、グリップ本体40を補強するための補強部材41とを備えている。グリップ本体40の単体を図18に示し、補強部材41の単体を図19に示している。図17は、グリップ本体40に補強部材41が装着された状態を示している。
グリップ本体40は、グリップ素材からなる。グリップ本体40は、全体として円柱状である。グリップ本体40は、前端面40aと後端面40bと外周面40cとを有している。グリップ本体40は、挿入孔27を有している。挿入孔27は、前端面40aに開口している。挿入孔27は、非貫通の孔である。挿入孔27には、例えば化粧カラー10やブランク5が差し込まれる。グリップ本体40の後端面40bに凹溝24が形成されている点は、図1に示したエンドグリップ9と同様である。但し、図1に示したエンドグリップ9の凹溝24とは溝深さが異なっている。図18に示す凹溝24は、図1に示した凹溝24よりも深い。
凹溝24はホールド部30と導入部31とを有している。導入部31の溝深さ方向の寸法L1は、ホールド部30の溝深さ方向の寸法L2よりも大きい。導入部31の幅W3は、ホールド部30の入口部の幅W1よりも広い。導入部31の幅W3は、ホールド部30の最大幅W2と略等しい。尚、導入部31の幅W3は、ホールド部30の最大幅W2よりも広くてもよい。ホールド部30の入口部は、凹溝24における括れ部である。凹溝24の幅は、ホールド部30の入口部において最も狭い。導入部31の幅W3は、電源コード4の直径と略等しいかあるいはそれよりも若干広い。ホールド部30の入口部の幅W1は、電源コード4の直径よりも狭い。
グリップ本体40は、その外周面40cに、補強部材41が装着される装着部50を有している。装着部50は、環状の凹部である。装着部50の前端部と後端部にはそれぞれ段差が形成されている。装着部50は、それよりも前側の部分及び後側の部分よりも一段小径である。装着部50は例えば径一定のストレート形状である。凹溝24のホールド部30は、装着部50に開口する。凹溝24のホールド部30は、例えば装着部50の前後方向の中央部に開口する。導入部31の少なくとも前部は、装着部50に開口する。装着部50よりも前側の外周面40cは、後側に向けて拡径するテーパ形状であることことが好ましい。本実施形態では、装着部50よりも前側の外周面40cに、第一テーパ部51とその後側に位置する第二テーパ部52が形成されている。第一テーパ部51のテーパ角度は第二テーパ部52のテーパ角度よりも大きい。第二テーパ部52の前後方向の長さは第一テーパ部51の前後方向の長さよりも長い。装着部50よりも後側の外周面40cは、後側に向けて拡径するテーパ形状であることが好ましい。
補強部材41は、グリップ本体40の外周面40cの装着部50に装着される。補強部材41は、グリップ本体40の外周面40cに被せられてグリップ本体40を径方向外側から補強する。補強部材41は、グリップ本体40よりも硬質の材質からなる。補強部材41は、例えば硬質樹脂や金属からなる。補強部材41は、全体として筒状である。補強部材41は、グリップ本体40の装着部50に前側から装着される。
補強部材41は、本体部60と、一対の支持片部61とを備えている。本体部60は、一対の支持片部61の前側に位置する。本体部60は、筒状である。本体部60は、補強部材41の本体部60は凹溝24のホールド部30よりも前側に位置する。本体部60の前後方向の長さは任意であるが、本実施形態では一対の支持片部61の前後方向の長さよりも短い。本体部60の前後方向の長さは、例えば補強部材41の全長の半分以下である。
一対の支持片部61は、本体部60から後側に向けて延びている。支持片部61は、周方向に沿って湾曲している。補強部材41の後部には一対の切欠部62が形成されている。一対の切欠部62は互いに180度対向している。切欠部62は、凹溝24に対応して位置する。切欠部62は凹溝24よりも幅広である。補強部材41は、切欠部62が形成されていない前部と、切欠部62が形成された後部とに区分される。補強部材41の前部が本体部60であり、補強部材41の後部が一対の支持片部61である。補強部材41の後部に一対の切欠部62が形成されることにより、補強部材41の後部は、二つの部分に分断されて、一対の支持片部61が形成されている。従って、支持片部61は、断面視円弧状である。一対の支持片部61は、それぞれグリップ本体40の一対の扇状部25の少なくとも根元部(前部)の径方向外側に位置する。一対の支持片部61は、一対の扇状部25の少なくとも根元部を径方向外側から支持する。支持片部61によって扇状部25が支えられることにより、扇状部25の径方向外側への過度の変形が抑制され、扇状部25の破損が防止される。
図20~図22に、本実施形態のエンドグリップ9を使用した釣竿の使用状態を示している。図21及び図22に示しているように、エンドグリップ9の凹溝24に電源コード4を嵌め込むことができる。エンドグリップ9が補強部材41を備えているので、エンドグリップ9が補強される。補強部材41の一対の支持片部61が左右両側からグリップ本体40の扇状部25を支えているので、電源コード4からグリップ本体40に強い力が作用しても、グリップ本体40の破損が防止される。また、エンドグリップ9の耐久性も向上する。
補強部材41を備えた他の実施形態のエンドグリップ9を図23に示している。図24(a)はエンドグリップ9のグリップ本体40を示しており、図24(b)はエンドグリップ9の補強部材41を示している。凹溝24の導入部31の幅W3は、凹溝24のホールド部30の入口部の幅W1と略同じであってもよい。グリップ本体40の装着部50は後側に向けて拡径したテーパ形状であってもよい。グリップ本体40の装着部50の形状に対応して、補強部材41も全体として後側に向けて拡径した形状であってもよい。グリップ本体40の第一テーパ部51の前後方向の長さと第二テーパ部52の前後方向の長さが略等しくてもよい。
補強部材41を備えた他の実施形態のエンドグリップ9を図25に示している。図26(a)はエンドグリップ9のグリップ本体40を示しており、図26(b)はエンドグリップ9の補強部材41を示している。凹溝24の導入部31の幅W3は、後側に向けて徐々に幅広であってもよい。グリップ本体40の装着部50は、径一定のストレート部50aと、ストレート部50aの後側に位置し、後側に向けて拡径するテーパ部50bとを有するものであってもよい。グリップ本体40の装着部50の形状に対応して、補強部材41の支持片部61の後部に後側に向けて拡径したテーパ形状を有していてもよい。グリップ本体40の第一テーパ部51の前後方向の長さは、第二テーパ部52の前後方向の長さよりも長くてもよい。
1 釣竿
1a 中心線
2 リールシート
3 電動リール
4 電源コード
5 ブランク
6 グリップ部材
6a 前端面
6b 後端面
6c 外周面
6d 中心線
7 ハンドル
8 メイングリップ(グリップ部材)
9 エンドグリップ(グリップ部材)
9a 前端面
9b 後端面
9c 外周面
9d エンドグリップの中心線
10 化粧カラー
11 トリガ
12 リール脚取付部
24 凹溝
25 扇状部
27 挿入孔
30 ホールド部
31 導入部
40 グリップ本体
40a 前端面
40b 後端面
40c 外周面
41 補強部材
50 装着部
50a ストレート部
50b テーパ部
51 第一テーパ部
52 第二テーパ部
60 本体部
61 支持片部
62 切欠部
W1 ホールド部の入口部の幅
W2 ホールド部の最大幅
W3 導入部の幅
L1 導入部の溝深さ方向の寸法
L2 ホールド部の溝深さ方向の寸法

Claims (4)

  1. 電動リールが取り付けられるリールシートと、少なくとも竿尻側の端部に装着されるグリップ部材と、を備える釣竿であって、
    前記グリップ部材は、
    前記電動リールの電源コードを保持するための凹溝を有するグリップ本体と、
    前記グリップ本体よりも硬質の材質からなり、前記グリップ本体の外周面に装着されて前記グリップ本体を前記釣竿の径方向外側から補強する補強部材と、を備え、
    前記凹溝は、前記グリップ本体の竿尻側の端面を前記釣竿の径方向に横断し、 前記補強部材は、
    前記凹溝の竿先側に位置する筒状の本体部と、
    前記本体部から竿尻側に延び、前記凹溝と直交する方向に対向する一対の支持片部と、を有し、
    前記一対の支持片部は、前記凹溝によって分断された前記グリップ本体の部分を前記釣竿の径方向外側から支える、釣竿。
  2. 前記凹溝は、溝底部に設けられ、前記電源コードが係合するホールド部と、前記端面から前記ホールド部まで延びる導入部と、を有し、
    前記導入部の溝深さ方向の寸法は、前記ホールド部の溝深さ方向の寸法よりも大きい、請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記ホールド部の入口部の幅は、前記ホールド部の最大幅よりも狭い、請求項2に記載の釣竿。
  4. 釣竿の少なくとも竿尻側の端部に装着されるグリップ部材であって、
    電動リールの電源コードを保持するための凹溝を有するグリップ本体と、
    前記グリップ本体よりも硬質の材質からなり、前記グリップ本体の外周面に装着されて前記グリップ本体を前記釣竿の径方向外側から補強する補強部材と、を備え、
    前記凹溝は、前記グリップ本体の竿尻側の端面を前記釣竿の径方向に横断し、 前記補強部材は、
    前記凹溝の竿先側に位置する筒状の本体部と、
    前記本体部から竿尻側に延び、前記凹溝と直交する方向に対向する一対の支持片部と、を有し、
    前記一対の支持片部は、前記凹溝によって分断された前記グリップ本体の部分を前記釣竿の径方向外側から支える、釣竿用のグリップ部材。
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