JP2003274776A - 海苔網の洗浄装置 - Google Patents
海苔網の洗浄装置Info
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- JP2003274776A JP2003274776A JP2002080555A JP2002080555A JP2003274776A JP 2003274776 A JP2003274776 A JP 2003274776A JP 2002080555 A JP2002080555 A JP 2002080555A JP 2002080555 A JP2002080555 A JP 2002080555A JP 2003274776 A JP2003274776 A JP 2003274776A
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- Japan
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- laver net
- seaweed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 海苔養殖中の所定期間毎に行う付着物の除去
と海苔葉片の育成とを助長するための海苔網洗浄手段を
簡易かつ効率よく行って品質のよい海苔を製造するよう
にする。 【解決手段】 海苔網Ａを操作船１上に引揚げて洗浄す
る場合において、海苔網Ａを処理液貯溜槽２の上部に設
けた浅い処理液層の皿状の網走行案内部６上を平面状に
広げた状態で海苔網押えローラ７で押えて移動させなが
らその全幅に亘り噴射ノズル８から処理液を噴射してそ
の噴射力と網走行案内部６に対する反転衝撃力によって
海苔網を全面かつ細部まで均等に洗浄して付着物の除去
とその後の養殖中の除菌及び発育作用を促進せしめる。
と海苔葉片の育成とを助長するための海苔網洗浄手段を
簡易かつ効率よく行って品質のよい海苔を製造するよう
にする。 【解決手段】 海苔網Ａを操作船１上に引揚げて洗浄す
る場合において、海苔網Ａを処理液貯溜槽２の上部に設
けた浅い処理液層の皿状の網走行案内部６上を平面状に
広げた状態で海苔網押えローラ７で押えて移動させなが
らその全幅に亘り噴射ノズル８から処理液を噴射してそ
の噴射力と網走行案内部６に対する反転衝撃力によって
海苔網を全面かつ細部まで均等に洗浄して付着物の除去
とその後の養殖中の除菌及び発育作用を促進せしめる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は海苔の養殖中におけ
る海苔網及び海苔に混入又は付着せる塵埃、微小生物等
の異物を効率よく除去する装置に関する。
る海苔網及び海苔に混入又は付着せる塵埃、微小生物等
の異物を効率よく除去する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】海苔の養殖中には海水中の水垢、塵埃、
小えびその他の微小生物等の異物が海苔網及び海苔葉片
に混入又は付着して汚れ、海苔の生育を阻害すると共に
海苔の品質を低下せしめるために、所定の期間をおいて
これらを除去することが行われている。
小えびその他の微小生物等の異物が海苔網及び海苔葉片
に混入又は付着して汚れ、海苔の生育を阻害すると共に
海苔の品質を低下せしめるために、所定の期間をおいて
これらを除去することが行われている。
【０００３】その手段としては、特開平１１−１６９０
０２号公報及び特開２０００−２３５３５号公報に見ら
れるように海苔網を海中に押し沈めた状態で海苔網を搖
動又は振動したり、或は浮上した異物をざるで掬い取る
海苔網沈降方式と、特開平４−３２０６２９号公報、特
開平５−４１９３０号公報、特開平５−２１９８４７号
公報等に見られるように海苔網を引上げて船内の酸性処
理液に浸漬して再び海中に敷設する海苔網浸漬方式等が
知られている。
０２号公報及び特開２０００−２３５３５号公報に見ら
れるように海苔網を海中に押し沈めた状態で海苔網を搖
動又は振動したり、或は浮上した異物をざるで掬い取る
海苔網沈降方式と、特開平４−３２０６２９号公報、特
開平５−４１９３０号公報、特開平５−２１９８４７号
公報等に見られるように海苔網を引上げて船内の酸性処
理液に浸漬して再び海中に敷設する海苔網浸漬方式等が
知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記公知
の海苔網の沈降方式及び浸漬方式は何れも海苔網の各部
を均等かつ迅速に洗浄することができないと共に付着物
の排除作用も円滑確実に行われず、海苔網及び海苔葉片
の洗浄除去作業を確実かつ効率よく行うことができない
欠陥がある。
の海苔網の沈降方式及び浸漬方式は何れも海苔網の各部
を均等かつ迅速に洗浄することができないと共に付着物
の排除作用も円滑確実に行われず、海苔網及び海苔葉片
の洗浄除去作業を確実かつ効率よく行うことができない
欠陥がある。
【０００５】このように現状に鑑み、本発明は海苔網及
び海苔葉片の洗浄作用と付着物除去作用の何れもが簡易
確実にかつ効率よくできるようにして採取する海苔の品
質の向上を図るようにした海苔網の洗浄装置を提供する
ことを目的とするものである。
び海苔葉片の洗浄作用と付着物除去作用の何れもが簡易
確実にかつ効率よくできるようにして採取する海苔の品
質の向上を図るようにした海苔網の洗浄装置を提供する
ことを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために操作船に設置した処理液貯溜槽の側方に操作
船の側方移動手段を設け、前記処理液貯溜槽の上部に皿
状の網走行案内部を設置すると共に該網走行案内部に海
苔網押えローラと処理液噴射ノズルとを設けたことを要
旨とするものであり、網走行案内部の両側部には水切り
部を設け引上げられる海苔網の海水の水切りと網走行案
内部から外部に案内される海苔網の処理液の水切りを行
うことが好ましい。
するために操作船に設置した処理液貯溜槽の側方に操作
船の側方移動手段を設け、前記処理液貯溜槽の上部に皿
状の網走行案内部を設置すると共に該網走行案内部に海
苔網押えローラと処理液噴射ノズルとを設けたことを要
旨とするものであり、網走行案内部の両側部には水切り
部を設け引上げられる海苔網の海水の水切りと網走行案
内部から外部に案内される海苔網の処理液の水切りを行
うことが好ましい。
【０００７】前記皿状の網走行案内部には排水孔を設
け、その内部の処理液を所定量に調節すると共に海苔網
押えローラは移送される海苔網を押えて処理液の噴射後
も処理液に浸漬するようにし、更に処理液噴射ノズルは
網巾全長に亘り複数列設けられ洗浄作用を効率よく行う
ものである。また操作船の側方移動手段は船外にサイド
スラスターを設けたり或は船内に設置した海苔網捲揚ド
ラムで兼用させることもできる。
け、その内部の処理液を所定量に調節すると共に海苔網
押えローラは移送される海苔網を押えて処理液の噴射後
も処理液に浸漬するようにし、更に処理液噴射ノズルは
網巾全長に亘り複数列設けられ洗浄作用を効率よく行う
ものである。また操作船の側方移動手段は船外にサイド
スラスターを設けたり或は船内に設置した海苔網捲揚ド
ラムで兼用させることもできる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の態様を実施例の図
面について説明すると、操作船１には処理液貯溜槽２が
設置されると共に海苔網Ａの引上げ舷と反対側の舷側外
には船を引上げる海苔網方向に移動させるサイドスラス
ター３が着脱自在に装着されており、操作船１を側方移
動可能にしている。
面について説明すると、操作船１には処理液貯溜槽２が
設置されると共に海苔網Ａの引上げ舷と反対側の舷側外
には船を引上げる海苔網方向に移動させるサイドスラス
ター３が着脱自在に装着されており、操作船１を側方移
動可能にしている。
【０００９】しかして前記処理液貯溜槽２の上部には両
側部に水切り部４・４′・４″と排水孔５とを有する浅
い皿状の網走行案内部６が設置されると共に該網走行案
内部６の上部には回転自在の海苔網押えローラ７と網巾
に亘り数列の処理液噴射ノズル８が設けられ、図示され
ていないポンプにより洗浄液、抗菌液、栄養液等からな
る処理液貯溜槽２内の処理液を網走行案内部６上の海苔
網Ａに直接噴射できるように構成されている。なお図中
９は網走行案内部６の上部に設けられた飛散防止カバー
であり、１０は水切り補助案内板である。
側部に水切り部４・４′・４″と排水孔５とを有する浅
い皿状の網走行案内部６が設置されると共に該網走行案
内部６の上部には回転自在の海苔網押えローラ７と網巾
に亘り数列の処理液噴射ノズル８が設けられ、図示され
ていないポンプにより洗浄液、抗菌液、栄養液等からな
る処理液貯溜槽２内の処理液を網走行案内部６上の海苔
網Ａに直接噴射できるように構成されている。なお図中
９は網走行案内部６の上部に設けられた飛散防止カバー
であり、１０は水切り補助案内板である。
【００１０】従って海苔葉片が着生している海苔網Ａを
操作船１をサイドスラスター３で移動しながら船上に引
上げ、水切り部４で海水を脱水して浅い処理液層の網走
行案内部６上を海苔網押えローラ７で押え広げた平面状
の状態で順次移動させながら噴射ノズル８から洗浄水高
酸性処理液等の処理液を海苔網Ａの全面に均等に噴射さ
せると、処理液層中の海苔網Ａは更なる処理液の噴射圧
と網走行案内部６に対する反転衝撃力との双方によって
海苔網Ａ及びこれに着生している海苔葉片は迅速かつ効
率よくしかも海苔葉片を傷めたり、海苔網から分離した
りすることなく洗浄され、これらに付着した異物が効率
よく排除除去されると共に同時に滅菌及び栄養分の供給
が行われ、次いで水切り部４′・４″で脱液されて海中
に再び張設されるものであって、この洗浄及び付着物除
去作用はその後の養殖における赤腐れ等の病害の予防、
駆除等の除菌効果及び生育効果も促進して品質のよい海
苔の採取を可能にするものである。
操作船１をサイドスラスター３で移動しながら船上に引
上げ、水切り部４で海水を脱水して浅い処理液層の網走
行案内部６上を海苔網押えローラ７で押え広げた平面状
の状態で順次移動させながら噴射ノズル８から洗浄水高
酸性処理液等の処理液を海苔網Ａの全面に均等に噴射さ
せると、処理液層中の海苔網Ａは更なる処理液の噴射圧
と網走行案内部６に対する反転衝撃力との双方によって
海苔網Ａ及びこれに着生している海苔葉片は迅速かつ効
率よくしかも海苔葉片を傷めたり、海苔網から分離した
りすることなく洗浄され、これらに付着した異物が効率
よく排除除去されると共に同時に滅菌及び栄養分の供給
が行われ、次いで水切り部４′・４″で脱液されて海中
に再び張設されるものであって、この洗浄及び付着物除
去作用はその後の養殖における赤腐れ等の病害の予防、
駆除等の除菌効果及び生育効果も促進して品質のよい海
苔の採取を可能にするものである。
【００１１】図２に示す実施例は、操作船１に設置した
海苔網捲揚ドラム１１を側方移動手段としたものであっ
て、海苔網Ａの捲揚作用と操作船１の側方移動作用を兼
用せしめた場合である。なお海苔網押えローラ７は回転
自在のローラを使用しているが駆動することも可能であ
り、更に皿状の網走行案内部６には微細な多孔を形成す
ることもできる。
海苔網捲揚ドラム１１を側方移動手段としたものであっ
て、海苔網Ａの捲揚作用と操作船１の側方移動作用を兼
用せしめた場合である。なお海苔網押えローラ７は回転
自在のローラを使用しているが駆動することも可能であ
り、更に皿状の網走行案内部６には微細な多孔を形成す
ることもできる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は海苔網を皿状の網走行案内部内
の洗浄液、抗菌液、栄養液等からなる処理液中を海苔網
押えローラで押えると共に広げた状態で誘導しながらそ
の全面に処理液を噴射することにより、海苔葉片を海苔
網から分離することなく海苔網及び海苔葉片の全面をか
つ細部まで効率よく均等に洗浄して付着した各種の異物
を円滑確実かつ迅速に排除分離除去して品質のよい海苔
を能率よく採取できると共に更に海苔葉片の養殖中にお
ける除菌作用、発育作用を助長し一層品質のよい海苔を
採取製造することができる。
の洗浄液、抗菌液、栄養液等からなる処理液中を海苔網
押えローラで押えると共に広げた状態で誘導しながらそ
の全面に処理液を噴射することにより、海苔葉片を海苔
網から分離することなく海苔網及び海苔葉片の全面をか
つ細部まで効率よく均等に洗浄して付着した各種の異物
を円滑確実かつ迅速に排除分離除去して品質のよい海苔
を能率よく採取できると共に更に海苔葉片の養殖中にお
ける除菌作用、発育作用を助長し一層品質のよい海苔を
採取製造することができる。
【００１３】また本発明において網走行案内部の前後側
部に水切り部を設けるときは、処理液噴射前の海水の脱
水による処理液の効果的噴射作用と処理液噴射後の処理
液の節減及び付着物の除去作用の促進とを図り、洗浄作
業の能率を一層向上することができる。
部に水切り部を設けるときは、処理液噴射前の海水の脱
水による処理液の効果的噴射作用と処理液噴射後の処理
液の節減及び付着物の除去作用の促進とを図り、洗浄作
業の能率を一層向上することができる。
【図１】本発明の縦断正面図。
【図２】本発明の別実施例の縦断正面図。
１ 操作船
２ 処理液貯溜槽
３ サイドスラスター
４・４′・４″ 水切り部
６ 網走行案内部
７ 海苔網押えローラ
８ 噴射ノズル
１１ 海苔網捲揚ドラム
Claims (4)
- 【請求項１】 操作船に設置した処理液貯溜槽の側方に
操作船の側方移動手段を設け、前記処理液貯溜槽の上部
に皿状の網走行案内部を設置すると共に該網走行案内部
に海苔網押えローラと処理液噴射ノズルとを設けたこと
を特徴とする海苔網の洗浄装置。 - 【請求項２】 皿状の網走行案内部の両側に水切り部を
設けたことを特徴とする請求項１記載の海苔網の洗浄装
置。 - 【請求項３】 操作船の側方移動手段として船外にサイ
ドスラスターを設けたことを特徴とする請求項１又は２
何れか記載の海苔網の洗浄装置。 - 【請求項４】 操作船の側方移動手段として船内に海苔
網捲揚ドラムを設けたことを特徴とする請求項１又は２
何れか記載の海苔網の洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002080555A JP2003274776A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 海苔網の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002080555A JP2003274776A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 海苔網の洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003274776A true JP2003274776A (ja) | 2003-09-30 |
Family
ID=29206444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002080555A Pending JP2003274776A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 海苔網の洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003274776A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008199903A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Noriami Eco Net Co Ltd | のり網洗浄装置および該装置を用いたのり網洗浄方法 |
| JP2009112257A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Nichimo Co Ltd | 海苔網活性処理装置 |
| JP2010051215A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Naruse Masuyuki | 海苔網洗浄装置 |
| KR101027776B1 (ko) | 2009-03-17 | 2011-04-07 | 조동호 | 정치망의 세척장치 및 세척방법 |
| JP2018201476A (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-27 | 株式会社九研 | 海苔網の酸処理装置及び酸処理船 |
| JP2019115330A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社九研 | 海苔網の消毒槽、給液部用カバー体、海苔網の消毒装置、作業船、および、海苔網の消毒方法 |
| KR102085509B1 (ko) * | 2019-07-09 | 2020-03-05 | 김춘원 | 김발 세척 선박 |
-
2002
- 2002-03-22 JP JP2002080555A patent/JP2003274776A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008199903A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Noriami Eco Net Co Ltd | のり網洗浄装置および該装置を用いたのり網洗浄方法 |
| JP2009112257A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Nichimo Co Ltd | 海苔網活性処理装置 |
| JP2010051215A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Naruse Masuyuki | 海苔網洗浄装置 |
| KR101027776B1 (ko) | 2009-03-17 | 2011-04-07 | 조동호 | 정치망의 세척장치 및 세척방법 |
| JP2018201476A (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-27 | 株式会社九研 | 海苔網の酸処理装置及び酸処理船 |
| JP2019115330A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社九研 | 海苔網の消毒槽、給液部用カバー体、海苔網の消毒装置、作業船、および、海苔網の消毒方法 |
| KR102085509B1 (ko) * | 2019-07-09 | 2020-03-05 | 김춘원 | 김발 세척 선박 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040511 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040929 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050404 |