JP2003272181A - ディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構 - Google Patents

ディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構

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JP2003272181A
JP2003272181A JP2002077567A JP2002077567A JP2003272181A JP 2003272181 A JP2003272181 A JP 2003272181A JP 2002077567 A JP2002077567 A JP 2002077567A JP 2002077567 A JP2002077567 A JP 2002077567A JP 2003272181 A JP2003272181 A JP 2003272181A
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Koichi Tokoro
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドル基のメカシャーシに対する角度を
調節する際の基準支点部において、スピンドル基に負荷
がかかって変形することを防止し、好適に角度調整を行
なうことができるディスクプレーヤにおける光ピックア
ップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構を提
供する。 【解決手段】 スピンドルモータ20が装着されたスピ
ンドル基22と、メカシャーシ10とスピンドル基22
を取り付ける3つの支点部26、28、30が設けら
れ、該3つの支点部26、28、30のうちの1つであ
る基準支点部26が、一端面がメカシャーシ10に取り
付けられ、他端面にねじ孔64が形成されたスタッド5
7と、スピンドル基22に設けられた透孔52に挿入さ
れ、スタッド57の他端面に設けられたねじ孔64に螺
合されたねじ56と、スタッド57の他端面と、スピン
ドル基22との間に設けられ、メカシャーシ10に対し
てのスピンドル基22の傾きに応じて弾性変形する弾性
体60とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、CD−R、
CD−RW、DVD等の光ディスクに対して情報の記録
若しくは読出、または記録・読出の双方を行うディスク
プレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレー
ザ光線照射角度調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、従来の再生のみのディスクプ
レーヤだけでなく、光ディスクに記録を行えるディスク
プレーヤも製造されるようになってきた。また、記録及
び再生の双方を行える光ディスク装置(CD−RW装
置、DVD装置)も製造されるようになってきている。
そして、光ディスクに記録を行うためには光ディスクに
照射されるレーザ光線の強度を一定以上に保つ必要があ
る。このためには、出力が大きな光ピックアップをディ
スクプレーヤに採用するだけではなく、レーザ光線が光
ディスクにより直角に近い角度で照射されることが重要
な点となる。
【0003】しかしながら、機械加工の精度や、取付精
度の関係から、光ディスクが載置されるターンテーブル
と光ピックアップがスライド可能に取り付けられるメカ
シャーシとの平行度は製品毎にばらつきが生じるのが常
である。そこで、光ピックアップの光ディスクへのレー
ザ光線照射角度調節機構として、ターンテーブルの傾き
調節機構をディスクプレーヤに設けて、製品毎にターン
テーブルとメカシャーシの平行度、すなわちターンテー
ブルに載置される光ディスクへの光ピックアップからの
レーザ光線の入射角(照射角度でもある)を調整して出
荷するようにしている。
【0004】このターンテーブルの傾き調節機構の一例
としては、図1、図2及び図5に示す構成に形成された
ものがある。なお、図1は、メカシャーシに取り付けら
れる光ピックアップとターンテーブルとの関係を示すと
共に、ターンテーブルの傾き調節機構の3つの支点部の
位置を示すディスクプレーヤのメカシャーシ部分の平面
図である。また、図2は図1のX−X矢視図であり、図
5は従来のターンテーブルの傾き調節機構の構成を示す
図1におけるY−Y矢視図である。図1に示すように、
メカシャーシ10は板状の外形を有し、ディスクプレー
ヤの筐体(不図示)内に固定され、そこには光ピックア
ップ12が不図示のガイドレールにより支持されて光デ
ィスク14の径方向へ移動可能に取り付けられる。ガイ
ドレールは通常はメカシャーシ10に平行に取り付けら
れるために光ピックアップ12もまたメカシャーシ10
と平行な平面内で移動することになる。
【0005】出力軸16にターンテーブル18が取り付
けられた図2に示すスピンドルモータ20はスピンドル
基22に固定され、このスピンドル基22がメカシャー
シ10に取り付けられることによって、メカシャーシ1
0に装着されている。そして、このメカシャーシ10へ
のスピンドル基22の取付角度が傾き調節機構24によ
り調節できるようになっており、結果としてターンテー
ブル18とメカシャーシ10との角度、すなわちメカシ
ャーシ10に取り付けられた光ピックアップ12からの
レーザ光線のターンテーブル18に載置される光ディス
ク14への照射角度の調節が行えるのである。
【0006】ターンテーブル18の傾き調節機構24の
詳細な構成について図5により説明する。傾き調節機構
24は、上述したスピンドル基22と、スピンドル基2
2とメカシャーシ10との間に配され、スピンドル基2
2をメカシャーシ10から浮かした状態で支持する3つ
の支点部26、28、30とを有している。上記支点部
のうち、支点部26は基準用支点部(以下、基準支点部
とも言う)として機能する。上記支点部のうち、基準支
点部は当該基準支点部26の位置においてメカシャーシ
10とスピンドル基22との間の隙間間隔を作業者が意
識して可変できない支点部のことを言い、他の2つを調
節支点部28、30が調節されることによってスピンド
ル基22の傾きが若干変化した場合でも、基準支点部2
6の位置におけるメカシャーシ10とスピンドル基22
との間の隙間間隔は略一定に保持される。
【0007】従来の傾き調節機構24としては、図5に
示すように、スピンドル基22の一部分を一面側である
メカシャーシ10側に突出させて凸部31を形成するこ
とによって、メカシャーシ10とスピンドル基22の間
の隙間間隔を略一定に保持させる基準支点部26として
いた。しかしながら、今日のディスクプレーヤにおいて
は小型化及び軽量化が求められており、これに伴いスピ
ンドル基22を肉薄に形成するようになり、スピンドル
基22に凸部31を形成することが困難となってしまっ
た。
【0008】そのため、最近では、図6に示すような傾
き調節機構の基準支点部26が用いられている。図6
は、図5と異なる従来の傾き調節機構の構成を示す図1
におけるY−Y矢視図である。図6に示す基準支点部2
6は、メカシャーシ10とスピンドル基22との間にス
タッド27を設けることで、メカシャーシ10とスピン
ドル基22を略一定間隔離間させている。このスタッド
27は隙間方向を高さ方向とする円柱形状に形成されて
おり、スタッド27の両端面はフラットに形成されてい
る。このスタッド27は、一端面をメカシャーシ10の
一面側に取り付け、他端面にねじ孔34が設けられい
る。そして、スピンドル基22に設けられた透孔32に
挿通させた段付ねじ36を、このねじ孔34に螺合させ
ることでスタッド27とスピンドル基22とを固定し、
メカシャーシ10とスピンドル基22の隙間間隔を略一
定に保持することを可能にしている。
【0009】また、他の2つの支点部28、30は、調
節用支点部(以下、調節支点部とも言う)として機能
し、メカシャーシ10とスピンドル基22との間の隙間
間隔を調節可能にしている。なお、支点部30を基準支
点部として、他の支点部26、28を調節支点部とする
ことも当然可能である。従来の調節支点部28、30
は、図5及び図6に示すように、メカシャーシ10の一
面側に円柱形状のスタッド37の一端面を取り付け、ス
タッド37の他端面に設けたねじ孔43に、スピンドル
基22に設けた透孔41に挿通した段付ねじ48を螺合
させている。この段付ねじの頭部48aの座面とスピン
ドル基22の他端面との間に、常時ねじの頭部48aと
スピンドル基22とを離間させる方向に付勢する付勢手
段としてのスプリングコイル40を取り付け、スピンド
ル基22が常時メカシャーシ10側に付勢するようにし
ている。そして、調節支点部28、30の近傍に、スピ
ンドル基22に設けられたねじ孔46に螺合し、先端部
38bがメカシャーシ10の一面側に当接する調節ねじ
38を設けている。なお、調節ねじの先端部38aとメ
カシャーシ10との当接は、上記スプリングコイル40
によりスピンドル基22をメカシャーシ10側に常時付
勢していることによるものである。
【0010】上述したように形成された調節支点部2
8、30は、調節支点部28、30の近傍に設けられた
調節ねじ38をドライバー等により回転させ、2つの支
点部28、30でのメカシャーシ10とスピンドル基2
2との間の隙間間隔を調節することで、スピンドル基2
2のメカシャーシ10に対する傾きが調節できる。よっ
て、スピンドル基22に装着されたスピンドルモータ2
0、ひいてはスピンドルモータ20の出力軸16に取り
付けられたターンテーブル18の傾きが調節できるので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調
節機構としてのターンテーブルの傾き調節機構には次の
ような問題がある。先ず、基準支点部26において、メ
カシャーシ10とスピンドル基22との間に設けたスタ
ッド27は、スピンドル基22との当接面が略フラット
に形成されているため、スタッド27とスピンドル基2
2とを固定すると、調節支点部28、30によりスピン
ドル基22が若干傾いた際に、スタッド27の当接面の
一部分が若干浮いてしまい、スピンドル基22の接触し
た部分に過大な負荷がかかってしまう。また、スタッド
27の他端面とスピンドル基22を取り付ける段付ねじ
36が、スピンドル基22の面と直交する向きで完全に
固定していることから、スピンドル基22を傾けようと
する際に、段付ねじ36自体はメカシャーシ10に対し
て傾かないから、段付ねじ36が傾こうとする力がスピ
ンドル基22に加わり、スピンドル基22に負荷がかか
ってしまう。そして、このようにスピンドル基22に負
荷がかかることでスピンドル基22が変形するおそれが
ある。
【0012】そこで、本発明は、これらの課題を解決す
べくなされたものであり、その目的とするところは、ス
ピンドル基のメカシャーシに対する角度を調節する際の
基準支点部において、スピンドル基に負荷がかかって変
形することを防止し、好適に角度調節を行なうことがで
きるディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディ
スクへのレーザ光線照射角度調節機構を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次の構成を備える。すなわち、メカシャーシ
に取り付けられ、出力軸には光ディスクが載置されるタ
ーンテーブルが装着されたスピンドルモータと、前記メ
カシャーシに取り付けられ、前記ターンテーブルに載置
された光ディスクにレーザ光線を照射する光ピックアッ
プとを具備するディスクプレーヤにおける光ピックアッ
プの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構におい
て、前記スピンドルモータが装着されたスピンドル基
と、前記メカシャーシと前記スピンドル基を取り付ける
3つの支点部が設けられ、該3つの支点部のうちの1つ
である基準支点部が、一端面が前記メカシャーシに取り
付けられ、他端面にねじ孔が形成されたスタッドと、前
記スピンドル基に設けられた透孔に挿入され、前記スタ
ッドの他端面に設けられた前記ねじ孔に螺合されたねじ
と、前記スタッドの他端面と、前記スピンドル基との間
に設けられ、前記メカシャーシに対しての前記スピンド
ル基の傾きに応じて弾性変形する弾性体とで構成され、
前記3つの支点部のうちの他の2つが、調節支点部とし
て該各調節支点部におけるメカシャーシとスピンドル基
との間の隙間を調節してメカシャーシに対するスピンド
ル基の傾きを変更可能であることを特徴とする。
【0014】また、前記ねじが、前記スピンドル基の一
面側に当接する頭部と、前記スピンドル基に設けられた
透孔に挿通される大径部と、該大径部よりも小径に形成
され、前記スタッドのねじ孔と螺合する小径部とからな
る段付ねじであることを特徴とする。これにより、基準
支点部におけるメカシャーシとスピンドル基の間の隙間
間隔を精度よく一定に保持することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクプレ
ーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光
線照射角度調節機構の好適な実施の形態を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、従来例と同様の構成につ
いては同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0016】本実施の形態は、従来例と同様に、メカシ
ャーシ10に対するターンテーブル18が装着されたス
ピンドルモータ20の傾きを調節することで、光ピック
アップ12の光ディスク14へのレーザ光線の照射角度
を調節する機構である。先ず、構成について説明する。
ディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディスク
へのレーザ光線照射角度調節機構としてのターンテーブ
ルの傾き調節機構24の基本的な構成は、図1や図2に
示した従来例の傾き調節機構と略同じであり、ターンテ
ーブル18が出力軸16に取り付けられたスピンドルモ
ータ20はスピンドル基22に固定され、このスピンド
ル基22が、光ピックアップ12が移動可能に配された
メカシャーシ10に3つの支点部26、28、30を介
してメカシャーシ10から浮かした状態で取り付けられ
ている。3つの支点部26、28、30は、一例として
図1に示すようにターンテーブル18の回転中心(出力
軸16)を中心として同一円周上に90度間隔で配され
ているが、3つの支点部26、28、30が同一の直線
上に配置されていなければ良く、特にこの配置に限定さ
れるものではない。
【0017】そして、3つの支点部26、28、30の
うちの一つの支点部26が基準支点部に構成され、また
他の2つの支点部28、30が調節支点部として構成さ
れて、この調節支点部28、30のいずれか一方若しく
は両方を調節することによってメカシャーシ10に対す
るスピンドル基22の傾きを基準支点部26を基準とし
て変化させて、結果としてメカシャーシ10上でのター
ンテーブル18の傾きを任意に調節することができる構
成になっている。
【0018】本発明に係るディスクプレーヤにおける光
ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節
機構の構成を示す図1におけるY−Y矢視図を図3に示
す。本実施の形態の特徴点は、図3の基準支点部26に
示すように、スピンドル基22とメカシャーシ10との
間において、スタッド57の他端面とスピンドル基22
の一面側の間に弾性体60を介在させ、スピンドル基2
2にかかる負荷を軽減させたことである。
【0019】図4に、図3に示す基準支点部を拡大した
図を示し、基準支点部26を詳細に説明する。図4に示
すように、メカシャーシ10の一面側には、メカシャー
シ10とスピンドル基22の隙間方向を高さ方向とする
円柱形状に形成されたスタッド57の一端面が取り付け
られている。このスタッド57の他端面にはねじ孔64
が設けられ、スタッド57の他端面とスピンドル基22
の一面側との間には、ブチルゴムでリング状に形成され
た弾性体60が配置されている。そして、スピンドル基
22に設けられた透孔52に挿通された段付ねじ56
が、弾性体60のリング孔を通ってスタッド57に設け
られたねじ孔64に螺合され、スタッド57及び弾性体
60を固定している。
【0020】ここで、上記段付ねじ56は、頭部56a
がスピンドル基22の一面側に当接し、ねじ部の大径部
56bがスピンドル基22に設けられた透孔52に挿通
する形状で、この大径部56bよりも小径でねじ溝が設
けられた小径部56cがスタッド57に設けたねじ孔6
4と螺合する形状に形成されているものである。そし
て、本実施形態の段付ねじの大径部56bの長さは、ス
ピンドル基22の厚さと弾性体60の厚さを加えた長さ
と略同じ長さに形成され、段付ねじ56をスタッド57
のねじ孔64に螺合した際に、段付ねじの大径部56b
の一端部がスタッド57の他端面に当接する。
【0021】このように、基準支点部26において、メ
カシャーシ10とスピンドル基22の間にスタッド57
及び弾性体60を介在させることで、メカシャーシ10
とスピンドル基22の隙間間隔を略一定に保持させるこ
とが可能であり、且つ弾性体60が緩衝材としてはたら
きをすることによってスピンドル基22にかかる負荷を
軽減させることができる。
【0022】なお、上記基準支点部26では、弾性体6
0としてブチルゴムを使用しているが、本発明において
は、これに限定されるものではなく、例えば、メカシャ
ーシ10とスピンドル基22とを離反する方向へ付勢す
るスプリング(スプリングコイル、スプリングワッシャ
等)等の付勢部材を用いてもよい。しかしながら、基準
支点部26においては、メカシャーシ10とスピンドル
基22の隙間間隔を常時略一定に保持しておく必要があ
るため、変形度が大きくない弾性体60を使用する方が
好ましく、特に硬質なゴム材を使用することが最適であ
る。
【0023】また、本実施形態においてスタッド57及
び弾性体60を固定するために使用した段付ねじ56
も、本発明においては、これに限定されるものではな
く、ねじ部の径が一定でねじ部全体にねじ溝が刻まれた
ねじを用いてもよい。或いは、ねじ部の径が一定で、中
途部分までねじ溝が設けられたねじを使用することでも
よい。しかし、段付ねじ56を使用すると、スタッド5
7に設けられたねじ孔64に段付ねじ56が螺合し、段
付ねじの大径部56bの端がスタッド57の他端面に当
接するためねじ込みの位置が正確に分かり、メカシャー
シ10とスピンドル基22との間の隙間間隔を精度よく
一定にして保持させることが可能となる。また、本発明
においては、スタッド57の形状においても本実施の形
態に限定されるものではなく、直方体に設けてもよく、
或いは、端面を曲面形状に形成することも可能である。
【0024】次に、本実施の形態の調節支点部28、3
0について説明する。調節支点部28、30は、図3に
示すように、メカシャーシ10とスピンドル基22の隙
間方向を高さ方向とする円柱状に設けられたスタッド6
7の一端面が、メカシャーシ10の一面側に取り付けら
れており、スタッド67の他端面にはねじ孔73が形成
されて、スピンドル基22に設けられた透孔71にスピ
ンドル基22の他面側から段付ねじ78を挿入し、スタ
ッド67に形成したねじ孔73と螺合させてスタッド6
7を隙間に固定して設けている。そして、メカシャーシ
10とスピンドル基22の隙間において、常時メカシャ
ーシ10とスピンドル基22とを離反させる方向に付勢
するスプリングコイル82を、スタッド67及び段付ね
じ78を囲むように設けている。
【0025】このように構成された調節支点部28、3
0によりスピンドル基22の傾きを調節する際には、段
付ねじ78をドライバー等により回転させてスタッド6
7に設けられたねじ孔73に対する挿入度合を調節する
ことにより、メカシャーシ10とスピンドル基22の間
を好適な長さに設定する。このとき、上記スプリングコ
イル82を設けたことで、スピンドル基22の他面側
は、常に段付ねじの頭部78aの座面と当接するため、
段付ねじ78の長さ調節をすることでスピンドル基22
の傾き調節を行なうことができる。このように調節支点
部28、30を形成することにより、スピンドル基22
の他面側に突出する部材をなくすことができ、ディスク
プレーヤを小型化することが可能となる。
【0026】なお、調節支点部28、30においても、
本実施形態に限定されるものではなく、例えば、スプリ
ングコイル82に代えて、離反する方向に付勢する付勢
部材を用いていもよい。また、本発明のディスクプレー
ヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線
照射角度調節機構においては、本実施形態に限定される
ものではなく、例えば、基準支点部26が本発明の構成
で、調節支点部が従来のものとなるような組み合わせに
することも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によるディスクプレーヤにおける
光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調
節機構によれば、上述したように、基準支点部をスタッ
ド他端面とスピンドル基の一面側との間に弾性体を介在
させて形成したことにより、調節支点部によりスピンド
ル基の傾きを調節した際にも、基準支点部にかかる負荷
を軽減でき、スピンドル基を薄く形成しても変形するこ
となく好適に傾き調節を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メカシャーシに取り付けられる光ピックアップ
とターンテーブルとの関係を示すと共に、ターンテーブ
ルの傾き調節機構の3つの支点部の位置を示すディスク
プレーヤのメカシャーシ部分の平面図である。
【図2】図1のX−X矢視図である。
【図3】本発明に係るディスクプレーヤにおける光ピッ
クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
の構成を示す図1におけるY−Y矢視図である。
【図4】図3に示す基準支点部の拡大図である。
【図5】従来のターンテーブルの傾き調節機構の構成を
示す図1におけるY−Y矢視図である。
【図6】図5と異なる従来の傾き調節機構の構成を示す
図1におけるY−Y矢視図である。
【符号の説明】
10 メカシャーシ 12 光ピックアップ 14 光ディスク 16 出力軸 18 ターンテーブル 20 スピンドルモータ 22 スピンドル基 24 調節機構 26 基準支点部 27 スタッド 28 調節支点部 32 透孔 34 ねじ孔 36 段付ねじ 37 スタッド 38 調節ねじ 40 スプリングコイル 41 透孔 43 ねじ孔 46 ねじ孔 48 段付ねじ 52 透孔 56 段付ねじ 56a 頭部 56b 大径部 56c 小径部 57 スタッド 60 弾性体 64 孔 67 スタッド 71 透孔 73 孔 78 段付ねじ 78a 頭部 82 スプリングコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メカシャーシに取り付けられ、出力軸に
    は光ディスクが載置されるターンテーブルが装着された
    スピンドルモータと、 前記メカシャーシに取り付けられ、前記ターンテーブル
    に載置された光ディスクにレーザ光線を照射する光ピッ
    クアップとを具備するディスクプレーヤにおける光ピッ
    クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
    において、 前記スピンドルモータが装着されたスピンドル基と、 前記メカシャーシと前記スピンドル基を取り付ける3つ
    の支点部が設けられ、 該3つの支点部のうちの1つである基準支点部が、一端
    面が前記メカシャーシに取り付けられ、他端面にねじ孔
    が形成されたスタッドと、 前記スピンドル基に設けられた透孔に挿入され、前記ス
    タッドの他端面に設けられた前記ねじ孔に螺合されたね
    じと、 前記スタッドの他端面と、前記スピンドル基との間に設
    けられ、前記メカシャーシに対しての前記スピンドル基
    の傾きに応じて弾性変形する弾性体とで構成され、 前記3つの支点部のうちの他の2つが、調節支点部とし
    て該各調節支点部におけるメカシャーシとスピンドル基
    との間の隙間を調節してメカシャーシに対するスピンド
    ル基の傾きを変更可能であることを特徴とするディスク
    プレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレー
    ザ光線照射角度調節機構。
  2. 【請求項2】 前記ねじが、前記スピンドル基の一面側
    に当接する頭部と、 前記スピンドル基に設けられた透孔に挿通される大径部
    と、 該大径部よりも小径に形成され、前記スタッドのねじ孔
    と螺合する小径部とからなる段付ねじであることを特徴
    とする請求項1記載のディスクプレーヤにおける光ピッ
    クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機
    構。
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