JP2000099974A - ディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構 - Google Patents

ディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構

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JP2000099974A
JP2000099974A JP10273487A JP27348798A JP2000099974A JP 2000099974 A JP2000099974 A JP 2000099974A JP 10273487 A JP10273487 A JP 10273487A JP 27348798 A JP27348798 A JP 27348798A JP 2000099974 A JP2000099974 A JP 2000099974A
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mounting plate
mechanical chassis
optical pickup
laser beam
optical
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Koichi Tokoro
幸一 所
Naohide Ota
直秀 太田
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Shinano Kenshi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクプレーヤの構成部品に応力が加わり
にくくする。 【解決手段】 ディスクプレーヤにおける光ピックアッ
プ12の光ディスク14へのレーザ光線照射角度調節機
構24において、スピンドルモータ20を取付板22に
装着し、取付板22をメカシャーシ10に3つの支点部
を介して取り付け、支点部の内の1つを基準支点部26
としてメカシャーシ10と取付板22との間に介装され
たスペーサ26で構成し、取付板22をメカシャーシ1
0方向へ弾性材42を介して常時付勢して基準支点部2
6としてのスペーサ26に当接させる付勢機構27を配
し、3つの支点部の内の他の2つを調節支点部28,3
0として各調節支点部28,30におけるメカシャーシ
10と取付板22との間の隙間を調節してメカシャーシ
10に対する取付板22の傾きを変更可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、CD−R、
CD−RW、DVD等の光ディスクに対して情報の記録
若しくは読出、または記録・読出の双方を行うディスク
プレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレー
ザ光線照射角度調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、従来の再生のみのディスクプ
レーヤだけでなく、光ディスクに記録を行えるディスク
プレーヤも製造されるようになってきた。また、記録及
び再生の双方を行えるディスクプレーヤ(CD−RW装
置、DVD装置)も製造されるようになってきている。
そして光ディスクに記録を行うためには光ディスクに照
射されるレーザ光線の強度を一定以上に保つ必要があ
る。このためには、出力が大きな光ピックアップをディ
スクプレーヤに採用するだけでなく、レーザ光線が光デ
ィスクにより直角に近い角度で照射されることが重要な
点となる。しかしながら、機械加工の精度や、取付精度
の関係から、光ディスクが載置されるターンテーブルと
光ピックアップがスライド可能に取り付けられるメカシ
ャーシとの平行度は製品毎にばらつきが生じるのが常で
ある。
【0003】そこで、従来は光ピックアップの光ディス
クへのレーザ光線照射角度調節機構として、ターンテー
ブルの傾き調節機構をディスクプレーヤに設けて、製品
毎にターンテーブルとメカシャーシの平行度、すなわち
ターンテーブルに載置される光ディスクへの光ピックア
ップからのレーザ光線の入射角度(照射角度でもある)
を調整して出荷するようにしている。このターンテーブ
ルの傾き調節機構としては、一例として特開平8-17135
号に開示されたものがあり、その構成について図1と図
2と図12を用いて説明する。メカシャーシ10は板状
の外形を有し、ディスクプレーヤの筐体(不図示)内に
固定され、そこには光ピックアップ12が不図示のガイ
ドレールにより支持されて光ディスク14の径方向へ移
動自在に取り付けられる。ガイドレールは通常はメカシ
ャーシ10に平行に取り付けられるために光ピックアッ
プ12もまたメカシャーシ10と平行な平面内で移動す
ることになる。
【0004】出力軸16にターンテーブル18が取り付
けられたスピンドルモータ20は取付板としての第1取
付板22に固定され、この第1取付板22がメカシャー
シ10に取り付けられることによってメカシャーシ10
に装着されている。そして、このメカシャーシ10への
第1取付板22の取付角度が傾き調節機構24により調
節できるようになっており、結果としてターンテーブル
18とメカシャーシ10との角度、すなわちメカシャー
シ10に取り付けられた光ピックアップ12からのレー
ザ光線のターンテーブル18に載置される光ディスク1
4への照射角度の調節が行えるのである。
【0005】ターンテーブル18の傾き調節機構24の
詳細な構成について説明する。傾き調節機構24は、上
述した第1取付板22と、第1取付板22とメカシャー
シ10との間に配され、第1取付板22をメカシャーシ
10から浮かした状態で支持する3つの支点部26、2
8、30とを有している。上記支点部の内、支点部26
は基準用支点部(以下、基準支点部とも言う)として機
能する。基準支点部26とは、当該基準支点部26の位
置においてメカシャーシ10と第1取付板22との間の
隙間間隔を作業者が意識して可変できない支点部のこと
を言い、他の2つを調節支点部28、30が調節される
ことによって第1取付板22の傾きが若干変化した場合
でも、基準支点部26の位置におけるメカシャーシ10
と第1取付板22との間の隙間間隔は略一定に保持され
る。
【0006】具体的には基準支点部26は、図12に示
すように第1取付板22とメカシャーシ10との間に介
装したスペーサ26で構成され、このスペーサ26の第
1取付板22側の面が断面円弧面に形成されることによ
って、第1取付板22の傾きが若干変化しても略所定の
隙間間隔を保持している。なお、スペーサ26に代えて
メカシャーシ10に形成した突起を基準支点部26とし
て用いることも可能である。そして第1取付板22は、
第1取付板22に設けられた透孔32に挿通され、スペ
ーサ26を貫通して先端がメカシャーシ10のネジ孔3
4と螺合するネジ36の頭部36aの座面によって、ス
ペーサ26に押し当てられて取り付けられている。
【0007】他の2つの支点部28、30は調節用支点
部(以下、調節支点部とも言う)として機能し、メカシ
ャーシ10と第1取付板22との間の隙間間隔を調節可
能としている。なお、支点部30を基準支点部として、
他の支点部26、28を調節支点部とすることも当然可
能である。具体的には、両支点部28、30ともに、第
1取付板22に設けられた透孔32に挿通され、先端が
メカシャーシ10のネジ孔34と螺合したネジ38と、
ネジ38に外嵌された状態で第1取付板22とメカシャ
ーシ10との間に介装され、常時第1取付板22をメカ
シャーシ10から離反する方向へ付勢してネジ38の頭
部38aの座面に当接させるコイルスプリング40で構
成されている。この構成により、調節手段であるネジ3
8をメカシャーシ10にねじ込めば、第1取付板22は
ネジ38の頭部38aにより押されてメカシャーシ10
に接近し、メカシャーシ10との間の隙間間隔は狭ま
る。また、ネジ38を逆に回して突出させれば、ネジ3
8の頭部38aはメカシャーシ10と離反し、コイルス
プリング40により押されている第1取付板22も頭部
38aと共にメカシャーシ10から離反する。また、第
1取付板22のメカシャーシ10上での位置決めは、ネ
ジ36とネジ38とでなされる。
【0008】上記の構成により、調節支点部28、30
の一方若しくは両方のネジ36、38を操作して、これ
ら2つの支点部28、30での第1取付板22とメカシ
ャーシ10との間の隙間間隔を調節すると、第1取付板
22のメカシャーシ10に対する傾きが調節できる。よ
って、第1取付板22に装着されたスピンドルモータ2
0、ひいてはスピンドルモータ20の出力軸16に取り
付けられたターンテーブル18の傾きが調節できるので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調
節機構としてのターンテーブルの傾き調節機構には次の
ような課題がある。基準支点部26としてのスペーサ
(若しくは突起)26の第1取付板22との当接箇所の
形状は半球状等の曲面で構成され、第1取付板22が自
由に傾くことができるようにはなっているが、第1取付
板22をスペーサ26に押しつけて固定しているネジ3
6の頭部36aの第1取付板22との当接面(座面とも
言う)の形状は一般的なネジと同様に、ネジ36の軸線
と直角する略フラットな面で形成されている。よって、
第1取付板22を傾けようとする際に、ネジ36自体は
メカシャーシ10に対して傾かないから、第1取付板2
2にネジ36の頭部36aの座面の周縁部分から集中応
力が加わる。これにより、第1取付板22が破損した
り、また第1取付板22の剛性が高い場合にはネジ36
が曲がったり、さらにはメカシャーシ10に応力が加わ
り、メカシャーシ10が変形するおそれがあるといった
課題がある。
【0010】また、ターンテーブルの傾きを調節してレ
ーザ光線の照射角度を調節する機構を採用した場合、タ
ーンテーブルに載置された光ディスク自体もメカシャー
シに対して傾き、この傾いた状態で回転する。そして、
ターンテーブルの直径に比べて光ディスクの直径は数倍
程度大きいため、傾き調節を行う際の光ディスクの周縁
部分の移動量はターンテーブルに比べて多い。よって、
光ディスク自体の周辺に配される他の構造物と光ディス
クとの間には十分なクリアランスが必要となる。ところ
が、光ディスクがトレイに載置された状態でディスクプ
レーヤ内にローディングされたり、またアンローディン
グされる構造のディスクプレーヤの場合には、光ディス
クの周辺にこのクリアランスを確保できるだけのスペー
スがあることが多いが、光ディスクをキャディに入れた
状態でディスクプレーヤ内にローディングする方式のデ
ィスクプレーヤの場合には、キャディ自体が薄いために
キャディ内には光ディスクが傾いて回転できるだけのス
ペースがない。よって、キャディ方式のディスクプレー
ヤでは、上記のようなターンテーブルの傾き調節機構を
レーザ光線の照射角度の調節機構として採用して光ピッ
クアップの光ディスクへのレーザ光線の照射角度を調節
するということができないという課題がある。
【0011】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、ディスクプレーヤの構
成部品に応力が加わらないディスクプレーヤにおける光
ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節
機構を提供することにある。また、キャディ方式のディ
スクプレーヤにも採用可能なディスクプレーヤにおける
光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調
節機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、メカシャーシに取り付けら
れ、出力軸には光ディスクが載置されるターンテーブル
が装着されたスピンドルモータと、前記メカシャーシに
取り付けられ、前記ターンテーブルに載置された光ディ
スクにレーザ光線を照射する光ピックアップとを具備す
るディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディス
クへのレーザ光線照射角度調節機構において、前記スピ
ンドルモータを取付板に装着し、該取付板を前記メカシ
ャーシに3つの支点部を介して取り付け、該支点部の内
の1つを基準支点部としてメカシャーシと取付板との間
に介装されたスペーサ若しくはメカシャーシに形成され
た突起で構成し、取付板をメカシャーシ方向へ弾性材を
介して常時付勢して前記スペーサ若しくは前記突起に当
接させる付勢機構を配し、前記3つの支点部の内の他の
2つを調節支点部として該各調節支点部におけるメカシ
ャーシと取付板との間の隙間を調節してメカシャーシに
対する取付板の傾きを変更可能とすることを特徴とす
る。これによれば、取付板は付勢機構の弾性材の付勢力
によって基準支点部としてのスペーサや突起に押しつけ
られているため、メカシャーシに対して取付板を傾けた
場合でも、弾性材が取付板の傾きに応じて弾性変形する
ため、取付板やメカシャーシに大きな応力が加わること
はない。
【0013】また、請求項2記載の発明は、メカシャー
シに取り付けられ、出力軸には光ディスクが載置される
ターンテーブルが装着されたスピンドルモータと、前記
メカシャーシに取り付けられ、前記ターンテーブルに載
置された光ディスクにレーザ光線を照射する光ピックア
ップとを具備するディスクプレーヤにおける光ピックア
ップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構にお
いて、前記光ピックアップを取付板に装着し、該取付板
を前記メカシャーシに3つの支点部を介して取り付け、
該支点部の内の1つを基準支点部としてメカシャーシと
取付板との間に介装されたスペーサ若しくはメカシャー
シに形成された突起で構成し、取付板をメカシャーシ方
向へ弾性材を介して常時付勢して前記スペーサ若しくは
前記突起に当接させる付勢機構を配し、前記3つの支点
部の内の他の2つを調節支点部として該各調節支点部に
おけるメカシャーシと取付板との間の隙間を調節してメ
カシャーシに対する取付板の傾きを変更可能とすること
を特徴とする。これによれば、取付板は付勢機構の弾性
材の付勢力によって基準支点部としてのスペーサや突起
に押しつけられているため、メカシャーシに対して取付
板を傾けた場合でも、弾性材が取付板の傾きに応じて弾
性変形するため、取付板やメカシャーシに大きな応力が
加わることはない。また、光ピックアップ側をメカシャ
ーシに対して傾けるため、請求項1記載の発明に比べて
キャディ方式のディスクプレーヤでも採用することが可
能である。
【0014】また、前記付勢機構は、具体的には前記取
付板を貫通して設けられ、前記メカシャーシに先端が螺
合されたネジと、該ネジに外嵌されてネジの頭部と前記
取付板との間に縮長した状態で装着された前記弾性材と
で構成することができる。また、前記付勢機構は、別の
構成として前記取付板を挟んで前記メカシャーシと反対
側に配置された前記弾性材としての板バネと、前記取付
板を貫通すると共に先端がメカシャーシと螺合し、前記
板バネによって取付板をメカシャーシへ付勢するネジと
で構成することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクプレ
ーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光
線照射角度調節機構の好適な実施の形態を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、従来例と同様の構成につ
いては同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0016】(第1の実施の形態)本実施の形態は、従
来例と同様に、メカシャーシ10に対するターンテーブ
ル18が装着されたスピンドルモータ20の傾きを調節
することで、光ピックアップ12の光ディスク14への
レーザ光線の照射角度を調節する機構である。最初に、
構成について説明する。ディスクプレーヤにおける光ピ
ックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機
構としてのターンテーブルの傾き調節機構24の基本的
な構成は図1や図2に示した従来例の傾き調節機構24
と略同じであり、ターンテーブル18が出力軸16に取
り付けられたスピンドルモータ20は取付板としての第
1取付板22に固定され、この第1取付板22がピック
アップ12が移動可能に配されたメカシャーシ10に3
つの支点部26、28、30を介してメカシャーシ10
から浮かした状態で取り付けられている。3つの支点部
26、28、30は、一例として図1に示すようにター
ンテーブル18の回転中心(出力軸16)を中心として
同一円周上に90度間隔で配されているが、3つの支点
部26、28、30が同一の直線上に配置されていなけ
れば良く、特にこの配置に限定されるものではない。
【0017】そして、3つの支点部26、28、30の
内の一つの支点部26が基準支点部に構成され、また他
の2つの支点部28、30が調節支点部として構成され
て、この調節支点部28、30のいずれか一方若しくは
両方を調節することによってメカシャーシ10に対する
第1取付板22の傾きを基準支点部26を基準として変
化させて、結果としてメカシャーシ10上でのターンテ
ーブル18の傾きを任意に調節することができる構成と
なっている。
【0018】ここで本実施の形態の特徴点は、従来例で
は第1取付板22は基準支点部26(スペーサ若しくは
突起、図12ではスペーサ)に、第1取付板22とスペ
ーサ26を貫通しメカシャーシ10に螺合するネジ36
の頭部36aによって直接押しつけられて固定されてい
たが、図3に示すように第1取付板22をメカシャーシ
10方向へ弾性材42を介して常時付勢して、第1取付
板22を基準支点部26に当接させる(押しつける)付
勢機構27を配し、ネジ36の頭部36aで直接第1取
付板22を基準支点部26に押さえつける構成を廃止し
た点である。
【0019】付勢機構27の構成を説明すると、図3に
示すように第1取付板22に設けられた透孔32に挿通
されると共にスペーサ26を貫通し、先端がメカシャー
シ10に形成されたネジ孔34と螺合するネジ36と、
ネジ36に外嵌されてネジ36の頭部36aの座面と第
1取付板22との間に縮長した状態で装着された弾性材
42としてのコイルスプリングとで構成される。なお、
弾性材42は、スプリング(捩じりコイルバネ、スプリ
ングコイル、板バネ、スプリングワッシャ等)やゴム等
の弾性変形可能な部材であれば良い。一例として本実施
の形態では、スプリングの内、コイルスプリングが弾性
材42として使用されている。この弾性材(スプリン
グ)42は、ネジ36の全長を第1取付板22から突出
する程度の長さとし、第1取付板22から突出するこの
ネジ36の頭部36aの座面と第1取付板22との間
に、ネジ36に外嵌された状態で縮長して配置する。弾
性材42にゴムを使用した場合には、ゴムをリング状若
しくは筒状に形成して上述したスプリングと同様にネジ
36の頭部36aと第1取付板22との間に圧縮された
状態でネジ36に外嵌させて取り付ければ良い。
【0020】また、図3に示すネジ36は上述したよう
に第1取付板22に設けられた透孔32に挿通され、ス
ペーサ26を貫通する構成となっている。これは基準支
点部26が一例としてスペーサで構成されており、スペ
ーサは何らかの手段でメカシャーシ10若しくは第1取
付板22に対して位置決めをしておかないと位置ずれし
たり、落下したりしてしまうため、スペーサ26の位置
決めのために採用した構成である。よって、スペーサ2
6が予めメカシャーシ10に接着等の手段によって固定
されているような場合や図4に示すように基準支点部2
6がメカシャーシ10に形成された突起で形成されるよ
うな場合等、スペーサ26のメカシャーシ10に対する
位置ずれやメカシャーシ10と第1取付板22との間か
らの離脱の心配がない場合には、図4に示すようにネジ
36および弾性材42を基準支点部26以外の位置に配
置することも可能である。
【0021】この図4では、付勢機構27の配置場所は
基準支点部26付近として、調節支点部28、30を支
点として梃の原理により、弾性材42の弾性力を効率よ
く使用し、第1取付板22を基準支点部26である突起
に押しつける構成となっているが、弾性材42の弾性力
が十分に大きなものであれば、付勢機構27の位置は、
さらに調節支点部28、30寄りに設定しても良い。ま
た図4での基準支点部26は、メカシャーシ10の一部
を肉厚に形成し、この肉厚部分の第1取付板22側の端
面を半球状に形成した突起で構成しているが、メカシャ
ーシ10の一部をパンチ加工等によって第1取付板22
側に突出するドーム型に形成し、ドーム型に形成された
当該部位を基準支点部26である突起とすることも可能
である。
【0022】また、図4では、ネジ36に外嵌された弾
性材42から第1取付板22に加わる付勢力を所定の範
囲に設定し易くするために、ネジ36に段付きネジを使
用している。段付きネジは中間部分36bが円柱体に形
成され、その両端に頭部36aとネジ部36cとが形成
されてなるものであり、ネジ部36cの外径よりも中間
部分36bの直径の方が大径に形成されている。これに
より、ネジ36により第1取付板22をメカシャーシ1
0に取り付けた際に、ネジ36のねじ込み過ぎやねじ込
み不足を回避でき、中間部分36bに縮長して外嵌され
た弾性材(スプリング)42の全長を一定の範囲内に治
めることができる。従って、第1取付板22が弾性材4
2から受ける付勢力を所定の範囲内とすることが可能と
なる。
【0023】また、図3や図4では付勢機構27は、基
準支点部26の位置若しくは基準支点部26の付近に配
置された一つのネジ36と一つの弾性材42とから構成
されているが、第1取付板22を基準支点部26に押し
つけることができれば、必ずしも基準支点部26の位置
若しくは基準支点部26の付近に設けなくとも良いし、
複数のネジ36と複数の弾性材42で構成して第1取付
板22のメカシャーシ10方向への付勢力をさらに強く
しても良い。図6〜図8は、付勢機構27を、複数のネ
ジ36と複数の弾性材42で構成した実施の形態を示
す。なお、図6〜図8では弾性材42は板バネである
が、図3や図4に示すようなコイルスプリングを弾性材
42として使用した構成でも、第1取付板22に複数の
透孔32を形成すれば、同様に複数の弾性材42で付勢
機構27を構成することができる。
【0024】詳細な付勢機構27の構成は図6に示すよ
うに、第1取付板22を挟んでメカシャーシ10と反対
側に配置された弾性材42としての2つの板バネ42
と、第1取付板22を貫通すると共に先端がメカシャー
シ10と螺合し、板バネ42によって第1取付板22を
メカシャーシ10方向へ付勢する2つのネジ36とで構
成される。なお、本実施の形態では板バネ42の取付作
業の効率化や部品点数の削減を目的として2つの板バネ
42は板バネ42と同じ金属材料を用いた連結部42a
によって連結されて一体化された形で形成されている
が、2つの板バネ42を分割した形態としてももちろん
良い。
【0025】各板バネ42は、ネジ36用の孔42bが
形成されてネジ36によって後述する絶縁スペーサの柱
状体の他端面に固定される基部42cと、この基部42
cから図6中の斜め下方(第1取付板22方向)へ延び
る弾性片42dとから構成される。なお、弾性片42d
は一例として2つ設けられているが、その数は1つ、3
つ、4つ、・・・等、第1取付板22を押さえる箇所の
数に応じて設定すれば良い。
【0026】また、本実施の形態の付勢機構27では、
弾性材42としての板バネ42の面積がコイルスプリン
グを用いた場合に比べて広いため、第1取付板22に形
成された配線パターン(不図示)との干渉の恐れが高
い。従って、板バネ42と第1取付板22との間に配置
されて、配線パターンと板バネ42との間の電気的絶縁
性を確保する目的で、電気的絶縁性樹脂材料を用いて形
成された絶縁スペーサ44を有している。よって、絶縁
スペーサ44は、第1取付板22の板バネ42により押
される面に配線パターン(不図示)が形成されていない
場合には、必ずしも設けなくとも良い。
【0027】本実施の形態の絶縁スペーサ44の構成を
図6〜図8を用いて説明する。絶縁スペーサ44の一部
には、第1取付板22に設けられた透孔32に挿着され
て一端面(図6中の下端面)がメカシャーシ10と接触
すると共に中心にはネジ36用の取付孔44a貫通して
設けられた柱状体44bが形成されると共に、柱状体4
4bの第1取付板22から突出する他端面(図6中の上
端面)側の周面には第1取付板22に沿って延出する弾
性変形可能な延出片44cが形成されている。この延出
片44cの先端の延出方向や延出距離、形状は、板バネ
42による第1取付板22の押さえ部位の位置や形状に
応じて設定される。本実施の形態では後述するように各
板バネ42による第1取付板22の押さえ部位が2つで
あるから、各柱状体44bから延出する延出片44cも
それに合わせて2つ形成されている。なお、各延出片4
4c同士の補強の意味で各延出片44cの先端部分同士
は連結された構造となっている。上述した構成により、
図7や図8に示すように、絶縁スペーサ44を介して各
板バネ42がメカシャーシ10に取り付けられると、各
板バネ42の弾性片42dはその先端が絶縁スペーサ4
4の延出片44cと接触して弾性変形し、その変形に伴
う弾性力によって延出片44cの上から第1取付板22
をメカシャーシ10方向へ付勢することができる。
【0028】以上、付勢機構27の構成について種々述
べてきたが、この付勢機構27を有する構造により、第
1取付板22は従来例のように直接ネジ36の頭部36
aによって基準支点部26(スペーサや突起)に押しつ
けられるのではなく、弾性材42を介して押し付けられ
る。従って、第1取付板22が調節支点部28、30が
操作されてメカシャーシ10に対して傾く場合でも、弾
性材42が第1取付板22の傾きに応じて弾性変形して
常時メカシャーシ10方向へ第1取付板22を付勢でき
るため、メカシャーシ10に対して基本的に変形のしよ
うがないネジ36の頭部36aで直接第1取付板22を
押しつけている従来の場合に比べて第1取付板22に加
わる応力が非常に小さくなる。よって、第1取付板22
が破損することを防止できる。
【0029】また、スペーサ26の厚みが薄いものであ
る場合には、スペーサ26が第1取付板22に一体に取
り付けられている構造でも良い。この構造の場合には、
弾性材42をネジ36の頭部36aと第1取付板22と
の間に同様に介装すると共に、さらにネジ36の外周面
と第1取付板22やスペーサ26に設けられたネジ挿通
用の透孔の内周面との間に若干第1取付板22が傾くこ
とができるだけの隙間を設けておく。本願に言う「メカ
シャーシ10と第1取付板22との間にスペーサを介装
する」とは、既に記載したようにスペーサ26がメカシ
ャーシ10と第1取付板22のいずれとも一体化されて
いない場合と、このように第1取付板22に一体化され
た態様も含まれるものとする。
【0030】(第2の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態の構成と比較して調節支点部の構成が相
違する。なお、他の構成は同じである。この調節支点部
28、30の構成について説明する。調節支点部28、
30は、第1取付板22に設けられたネジ孔46に螺合
し、先端がメカシャーシ10側に突出するネジ38のみ
で構成されている。そして、この構成の場合にはネジ3
8の先端が常時メカシャーシ10に当接するようにする
必要があることから、付勢機構27を構成するネジ36
と弾性材42をそれぞれ複数個(一例として3個)と
し、基準支点部26付近と調節支点部28、30付近に
それぞれ配置している。なお、図6〜図8に示す板バネ
42を用いた付勢機構27の場合にも、調節支点部2
8、30は、第1取付板22に設けられたネジ孔46に
螺合し、先端がメカシャーシ10側に突出するネジ38
のみで構成されているが、これは一体に形成された2つ
の板バネ42によって第1取付板22の複数箇所を押圧
することができるため、調節支点部28、30としての
ネジ38も常時メカシャーシ10と当接させることがで
きるからである。
【0031】また、ネジ38は第1取付板22に螺合さ
せる必要があるから、第1取付板22をネジ孔46を切
れるだけの剛性の高い材料、例えば鉄やアルミやステン
レス等の金属材料により構成する必要がある。この構成
により、第1取付板22は付勢機構27の弾性材42に
より常時メカシャーシ10方向へ付勢され、ネジ38の
先端は常時メカシャーシ10に当接した状態が維持され
る。よって、調節支点部28、30を構成するネジ38
を回すことによって、第1取付板22からメカシャーシ
10方向へ突出するネジ38の先端部分の突出長が変化
し、調節支点部28、30における第1取付板22とメ
カシャーシ10との間の隙間間隔を調節することができ
る。
【0032】(第3の実施の形態)上述した第1の実施
の形態から第2の実施の形態までは、スピンドルモータ
20をメカシャーシ10に対して傾け可能に取り付け、
この傾き角度を調節することによって光ピックアップ1
2からのレーザ光線の光ディスク14への照射角度を調
節するという照射角度調節機構であったが、逆にスピン
ドルモータ20はメカシャーシ10に固定し、レーザ光
線を照射する光ピックアップ12自体をメカシャーシ1
0に対して傾け可能に構成し、この傾き角度を調節する
ことによって光ピックアップ12の光ディスク14への
レーザ光線の照射角度を調節することもできる。本実施
の形態は、この後者の方式を採用したディスクプレーヤ
における光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照
射角度調節機構である。
【0033】このように、光ピックアップ12側をメカ
シャーシ10に対して傾ける利点としては、ターンテー
ブル18に載置される光ディスク14がメカシャーシ1
0に対して傾かないため、特にキャディ方式のディスク
プレーヤのように、光ディスク14がキャディ内に装着
されており、光ディスク14の周囲に傾くためのスペー
スが十分にないディスクプレーヤにおいても、光ピック
アップの光ディスクへのレーザ光線の照射角度を調節可
能とすることができるという点である。
【0034】ディスクプレーヤにおける光ピックアップ
の光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構としての
光ピックアップの傾き調節機構の基本構成は、第1の実
施の形態〜第2の実施の形態と同じであり、その概要
は、光ピックアップ12とそのガイド部とその駆動系と
を一つの取付板に配置し、この取付板を第1の実施の形
態〜第2の実施の形態で説明した基準支点部26や調節
支点部28、30を介してメカシャーシ10に対して傾
き可能に取り付ける。そして、付勢機構27によって常
時、取付板としての第2取付板50を常時メカシャーシ
10方向へ付勢させる。この状態で調節支点部28、3
0を調節することによって第2取付板50のメカシャー
シ10に対する傾きを調節することによって、光ピック
アップ12の光ディスク14へのレーザ光線の照射角度
を調節することである。なお、ターンテーブル18が装
着されたスピンドルモータ20はメカシャーシ10に、
ターンテーブル18とメカシャーシ10とが平行となる
ように固定する。
【0035】詳細な構成について、図9〜図11を用い
て説明する。最初に、光ピックアップ12とそのガイド
部とその駆動系とが取り付けられた第2取付板50につ
いて説明する。なお、上述した各実施の形態と同じ構成
については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。第
2取付板50の略中央には、略四角形の開口部52が形
成されており、この開口部52の対向する2辺付近に、
ガイド部としてのガイドレール54が1本ずつ平行に配
置され、固定されている。なお、開口部52の残りの2
辺の内の1辺には弧状の切欠部が形成されているが、こ
の切欠部はメカシャーシ10に固定されるスピンドルモ
ータ20の為の逃げである。光ピックアップ12は、こ
の一対のガイドレール54間にスライド自在に取り付け
られている。駆動系の一部を構成する駆動モータ56
は、第2取付板50に固定され、その出力軸56aに取
り付けられた歯車56bと光ピックアップ12に設けら
れたラックギア12aとの間には、減速用の歯車58
a、58b、58cが第2取付板50に回転自在に取り
付けられている。光ピックアップ12のラックギア12
aは歯車58cと噛合する。
【0036】次に、第2取付板50のメカシャーシ10
への取付構造について説明する。第2取付板50も、上
述したように第1の実施の形態〜第2の実施の形態で説
明した1つの基準支点部26と2つの調節支点部28、
30を介してメカシャーシ10に対して傾き可能に取り
付けられる。本実施の形態では、基準支点部26は、第
1の実施の形態で説明した構成と同じ構成である。つま
り、基準支点部26は、メカシャーシ10にパンチ加工
やプレス加工等によって形成された突起で構成される。
また、調節支点部28、30は第2の実施の形態で説明
した構成と同じ構成である。つまり、第2取付板50の
ネジ孔(不図示)に螺合し、先端がメカシャーシ10に
当接するネジ38のみで構成される。なお、調節支点部
28、30はこの構成に代えて、図3や図4に示す構成
としても良い。また、基準支点部26と2つの調節支点
部28、30の付近には、第2取付板50をメカシャー
シ10方向へ付勢する付勢機構27を構成する図4に示
す構成と同じ構成のネジ36と弾性材としてのコイルス
プリング42がそれぞれ配置されている。
【0037】これによって、光ピックアップ12の光デ
ィスク14へのレーザ光線の照射角度を調節する場合に
は、各調節支点部28、30のネジ38を回して、ネジ
38を第2取付板50に対して突出入させれば、ネジ3
8が取り付けられた部分での第2取付板50とメカシャ
ーシ10との間の距離が変わるため、第2取付板50は
基準支点部26としての突起との当接部位を基準として
種々の方向に傾く。よって、この第2取付板50にスラ
イド自在に取り付けられた光ピックアップ12のメカシ
ャーシ10に対する角度も変わり、ひいてはメカシャー
シ10に固定されたスピンドルモータ20の出力軸16
に装着されたターンテーブル18に対する角度も変わ
る。よって、ターンテーブル18に載置される光ディス
ク14への光ピックアップ12のレーザ光線の照射角度
も変えることができるようになる。以上、本発明の好適
な実施の形態について種々述べてきたが、本発明は上述
する実施の形態に限定されるものではなく、発明の精神
を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろん
である。
【0038】
【発明の効果】請求項1または2記載の発明によれば、
取付板は付勢機構の弾性材の付勢力によって基準支点部
としてのスペーサや突起に押しつけられているため、調
節支点部を操作してメカシャーシに対して取付板を傾け
た場合でも、弾性材がこれら取付板の傾きに応じて弾性
変形するため、取付板やメカシャーシに大きな応力が加
わることはない。よって、従来例の傾き調節機構のよう
にネジの頭部からこれら取付板に大きな集中応力が加わ
って取付板が破損するというような状況を回避できると
いう著効を奏する。また、請求項2の発明によれば、光
ピックアップ側をメカシャーシに対して傾けるため、光
ディスク自体は傾かない。よって、光ディスクがキャデ
ィに収納されて光ディスクの周囲に傾くだけのスペース
があまりないキャディ方式のディスクプレーヤでも採用
することが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】メカシャーシに取り付けられる光ピックアップ
とターンテーブルとの関係を示すと共に、ターンテーブ
ルの傾き調節機構の3つの支点部の位置を示すディスク
プレーヤのメカシャーシ部分の平面図である。
【図2】図1のX−X矢視図である。
【図3】本発明に係るディスクプレーヤにおける光ピッ
クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
の第1の実施の形態の構成を示す図1におけるY−Y矢
視図である。
【図4】本発明に係るディスクプレーヤにおける光ピッ
クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
の第2の実施の形態の構成を示す図1におけるY−Y矢
視図である。
【図5】本発明に係るディスクプレーヤにおける光ピッ
クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
の第3の実施の形態の構成を示す図1におけるY−Y矢
視図である。
【図6】付勢機構の他の実施の形態を説明するための分
解斜視図である。
【図7】図6の付勢機構を用いてメカシャーシに取付板
を装着した状態を示す平面図である。
【図8】図7のZ −Z 断面図である。
【図9】本発明に係るディスクプレーヤにおける光ピッ
クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
の第4の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図10】図9の矢印方向から見た正面図である。
【図11】図9の底面図である。
【図12】従来のターンテーブルの傾き調節機構の構成
を示す図1におけるY−Y矢視図である。
【符号の説明】
10 メカシャーシ 12 光ピックアップ 14 光ディスク 16 出力軸 18 ターンテーブル 20 スピンドルモータ 22 第1取付板 24 ターンテーブルの傾き調節機構 26 基準支点部(スペーサ、突起) 27 付勢機構 28、30 調節支点部 42 弾性材 44 突起 50 第2取付板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メカシャーシに取り付けられ、出力軸に
    は光ディスクが載置されるターンテーブルが装着された
    スピンドルモータと、 前記メカシャーシに取り付けられ、前記ターンテーブル
    に載置された光ディスクにレーザ光線を照射する光ピッ
    クアップとを具備するディスクプレーヤにおける光ピッ
    クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
    において、 前記スピンドルモータを取付板に装着し、該取付板を前
    記メカシャーシに3つの支点部を介して取り付け、該支
    点部の内の1つを基準支点部としてメカシャーシと取付
    板との間に介装されたスペーサ若しくはメカシャーシに
    形成された突起で構成し、取付板をメカシャーシ方向へ
    弾性材を介して常時付勢して前記スペーサ若しくは前記
    突起に当接させる付勢機構を配し、前記3つの支点部の
    内の他の2つを調節支点部として該各調節支点部におけ
    るメカシャーシと取付板との間の隙間を調節してメカシ
    ャーシに対する取付板の傾きを変更可能とすることを特
    徴とするディスクプレーヤにおける光ピックアップの光
    ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構。
  2. 【請求項2】 メカシャーシに取り付けられ、出力軸に
    は光ディスクが載置されるターンテーブルが装着された
    スピンドルモータと、 前記メカシャーシに取り付けられ、前記ターンテーブル
    に載置された光ディスクにレーザ光線を照射する光ピッ
    クアップとを具備するディスクプレーヤにおける光ピッ
    クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構
    において、 前記光ピックアップを取付板に装着し、該取付板を前記
    メカシャーシに3つの支点部を介して取り付け、該支点
    部の内の1つを基準支点部としてメカシャーシと取付板
    との間に介装されたスペーサ若しくはメカシャーシに形
    成された突起で構成し、取付板をメカシャーシ方向へ弾
    性材を介して常時付勢して前記スペーサ若しくは前記突
    起に当接させる付勢機構を配し、前記3つの支点部の内
    の他の2つを調節支点部として該各調節支点部における
    メカシャーシと取付板との間の隙間を調節してメカシャ
    ーシに対する取付板の傾きを変更可能とすることを特徴
    とするディスクプレーヤにおける光ピックアップの光デ
    ィスクへのレーザ光線照射角度調節機構。
  3. 【請求項3】 前記付勢機構は、前記取付板を貫通して
    設けられ、前記メカシャーシに先端が螺合されたネジ
    と、該ネジに外嵌されてネジの頭部と前記取付板との間
    に縮長した状態で装着された前記弾性材とで構成される
    ことを特徴とする請求項1または2記載のディスクプレ
    ーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光
    線照射角度調節機構。
  4. 【請求項4】 前記付勢機構は、前記取付板を挟んで前
    記メカシャーシと反対側に配置された前記弾性材として
    の板バネと、前記取付板を貫通すると共に先端がメカシ
    ャーシと螺合し、前記板バネによって取付板をメカシャ
    ーシへ付勢するネジとで構成されることを特徴とする請
    求項1または2記載のディスクプレーヤにおける光ピッ
    クアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機
    構。
JP10273487A 1997-11-05 1998-09-28 ディスクプレーヤにおける光ピックアップの光ディスクへのレーザ光線照射角度調節機構 Pending JP2000099974A (ja)

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JP30254597 1997-11-05
JP20954698 1998-07-24
JP10-209546 1998-07-24
JP9-302545 1998-07-24
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6993780B2 (en) 2002-06-21 2006-01-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Inclined angle adjusting mechanism and inclined angle adjusting method
WO2010070922A1 (ja) * 2008-12-18 2010-06-24 パナソニック株式会社 ディスク装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6993780B2 (en) 2002-06-21 2006-01-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Inclined angle adjusting mechanism and inclined angle adjusting method
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