JP2003272089A - 渋滞回避支援装置 - Google Patents

渋滞回避支援装置

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JP2003272089A
JP2003272089A JP2002074722A JP2002074722A JP2003272089A JP 2003272089 A JP2003272089 A JP 2003272089A JP 2002074722 A JP2002074722 A JP 2002074722A JP 2002074722 A JP2002074722 A JP 2002074722A JP 2003272089 A JP2003272089 A JP 2003272089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の渋滞発生を捉え、渋滞状況に応じて車
両の走行状態を誘導することにより、安全で円滑な走行
を可能とした渋滞回避支援装置を提供する。 【解決手段】 道路12の車両通行方向に沿って複数箇
所設定された監視地点11から、各監視地点11を通過
する車両台数及び平均速度を得、この平均速度が所定の
渋滞判定速度を下回る地点間を渋滞区間と判定する。渋
滞開始区間の入り口平均速度または予め設定された下限
速度のいずれか速い方を渋滞区間目標速度として設定す
る。前記渋滞開始区間より上流の各区間の目標速度を順
次算出する。これら目標速度をドライバに伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車専用道路な
どに適用され、道路の渋滞発生状況に応じて車両を誘導
する渋滞回避支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路上で事故が発生した場合や落下物等
があった場合は、当該発生地点の走行車線の一部が一時
的に通行できなくなる場合がある。この場合、その発生
地点の周囲では、走行できなくなった車線から走行可能
な車線へ車両が移動する車線変更が生じるため、走行可
能な車線に車両が集中する。このため、走行車両台数が
多い場合には十分な車間を確保できなくなり、走行速度
が低下せざるを得なくなり、当該場所を基点に渋滞が発
生する。
【0003】このような渋滞発生に対しては、道路に設
置された監視カメラや車両センサ等により道路状況を監
視し、その監視情報を監視センタに伝送し、そこで渋滞
発生有無についての判断を行っている。そして、渋滞発
生と判断されると、渋滞の位置や範囲などの情報を道路
に設置された電光掲示板に表示し,ドライバに提供して
いる。
【0004】しかし、従来、ドライバに提供されていた
渋滞情報は渋滞発生箇所等の情報のみであり、それをも
とにドライバがどのような運転をすればよいかまでの情
報提供は行われていなかった。このため、ドライバは、
渋滞末尾を確認するまではそれまでの速度を維持して走
行を続け、渋滞末尾を発見して初めて渋滞末尾の車両に
追突しないように原則を行うのが一般的であった。
【0005】この場合、ドライバは速度をどこまで下げ
ればよいか判断することが困難であり、渋滞末尾手前で
必要以上に大きく減速し、その後、前方車両の速度に合
わせて徐々に加速するのが通常であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は渋
滞発生箇所等の情報のみであったため、渋滞末尾まで高
速で車両が到着することとなり、渋滞末尾に多数の車両
が集中することになった。また、渋滞末尾に到着した車
両のドライバは、速度を必要以上に下げることが多く、
そのため後続の車両ほど低速になり、これが渋滞をより
拡大することにもなった。
【0007】本発明の目的は、道路の渋滞発生を捉え、
渋滞状況に応じて車両の走行状態を誘導することによ
り、安全で円滑な走行を可能とした渋滞回避支援装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による渋滞回避支
援装置は、道路の車両通行方向に沿って複数箇所設定さ
れた監視地点にそれぞれ設けられた車両検知手段と、こ
れら車両検知手段の検知結果から各監視地点を通過する
車両台数及び平均速度を得る手段と、前記各監視地点を
境界とする区間のうち、各監視地点から収集された平均
速度が所定の渋滞速度を下回る区間を渋滞発生区間と判
定する手段と、この渋滞発生区間のうち先頭となる渋滞
開始区間の入り口の平均速度または予め設定された下限
速度のいずれか速い方を渋滞区間目標速度として設定す
る手段と、この設定された渋滞区間目標速度を走行車両
のドライバに伝達する情報伝達手段とを備えたことを特
徴とする。
【0009】また、前記渋滞開始区間より上流の各区間
について、隣接する下流区間への通過台数と自己区間へ
の測定された平均速度及び通過台数とから、前記下流区
間への通過台数に対応する速度を自己区間の目標速度と
して算出する演算を下流側から順次繰り返すと共に、前
記渋滞開始区間に隣接する上流区間では、下流区間への
通過台数として渋滞区間目標速度に対する最大車両台数
に基づく値を設定して目標速度を算出する区間毎目標速
度設定手段を設けてもよい。
【0010】また、情報伝達手段として表示板を設置し
てもよい。
【0011】また、情報伝達手段として路車間通信を用
いてもよい。
【0012】また、通行不可車線検出手段と、この通行
不可車線検出手段の検出結果に基づき、通行不可車線を
有する区間の上流区間を走行する車両に通行可能区間へ
の車線変更を誘導する車線変更誘導手段とを加えてもよ
い。
【0013】さらに、予め設定された自然渋滞多発区間
の入り口側監視地点における時間当たりの通過車両台数
が設定値を超えると、予め設定された速度をこの自然渋
滞多発区間の目標速度として設定する手段を設けると共
に、区間毎目標速度設定手段は、前記自然渋滞多発区間
の目標速度が設定された場合、この目標速度に対する最
大車両台数に基づく値を下流区間への通過台数として自
己区間の目標速度を算出する機能を有するものでもよ
い。
【0014】これらの発明では、道路の車両通行方向に
沿って複数箇所設定された監視地点にそれぞれ設けられ
た車両検知手段の検知結果から各監視地点を通過する車
両台数及び平均速度を得、各監視地点から収集された平
均速度が所定の渋滞速度を下回る区間を渋滞発生区間と
判定する。この渋滞発生区間の先頭となる渋滞開始区間
の入り口の平均速度または予め設定された下限速度のい
ずれか速い方を渋滞区間目標速度として設定し、これを
ドライバに伝達する。さらに、前記渋滞開始区間より上
流の各区間について、自己区間の目標速度を下流側から
順次算出しこれらをドライバに伝達する。この結果、渋
滞状況に応じて車両の走行状態を的確に誘導できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による渋滞回避支援
装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は
この実施の形態における全体構成を示す機能ブロック
図、図2は適用道路との関係を示す模式図である。
【0016】図1及び図2において、11は監視地点を
表し、サフィックスA,B,Cを付したように、道路1
2の車両走行方向に沿って複数箇所設定されている。こ
れら各監視地点11には、通過車両を検知する車両検知
器13及び平均速度算出手段14がそれぞれ設けられて
いる。道路12の各監視地点11を境界とする部分を監
視区間15(サフィックスa、bを付している)とす
る。
【0017】なお、図2では上下線とも、監視地点11
及び監視区間15を同じにしているが、上下線それぞれ
の状況に応じて任意に設定することができる。
【0018】車両検知器13は、各監視地点11を通過
する車両を検知し、その走行速度を計測する、車両速度
を計測する手段としては、既設の車両検知器で得られた
画像データを処理して車両速度を計測する既存の技術を
用いる。また、平均速度算出手段14は、車両検知器1
3から予め設定された時間内に当該地点を通過した車両
の走行速度を入力し、この予定時間内における平均速度
及び通過車両台数を算出する。
【0019】17は走行データ収集手段で、監視センタ
等に設けられ、各監視地点11から通過台数や平均速度
などのデータを入力し、保存する。
【0020】18は渋滞発生区間判定手段で、走行デー
タ収集手段17によって収集された全監視地点11の平
均速度を、予め設定した渋滞判定速度と比較し、この渋
滞判定速度より平均速度が低い監視地点11を渋滞地点
と判定する。そして、この渋滞地点が渋滞開始地点か、
末尾地点か、これら以外の渋滞中間地点かを、後述する
アルゴリズムによって判別し、渋滞開始地点から末尾地
点までの監視区間15を渋滞区間とする。
【0021】19は渋滞区間目標速度設定手段で、渋滞
区間に侵入する車両に対し、この渋滞区間の先頭部分で
ある渋滞開始地点を通過するまでに維持すべき目標速度
を後述する手法で設定する。
【0022】20は区間毎目標速度設定手段で、渋滞区
間の先頭である渋滞開始区間より上流側の各区間につい
て、隣接する下流側区間に流入する車両台数を調整する
ために、自己区間の目標速度を後述する手法により設定
する。
【0023】21は路車間通信手段で、渋滞区間目標速
度設定手段19及び区間毎目標速度設定手段20で設定
された各区間の目標速度を、各区間を走行中の車両に伝
達する。この通信手段としては、道路に設けられたビー
コンから各車両に搭載された受信機に送信する既存手段
を用いることができる。
【0024】22は車載表示手段で、路車間通信手段2
1によって車両に通信された目標速度をドライバに提示
する。
【0025】このような構成により、ドライバが提示さ
れた目標速度を維持することにより渋滞の拡大を回避で
き、渋滞原因解消後は速やかに渋滞を解消することが可
能になる。
【0026】以下、上述した各部の詳細を説明する。
【0027】各監視地点11に設けられた車両検知手段
13及び平均速度算出手段14によって得られた各監視
地点の通過車両台数及びそれらの平均速度は、走行デー
タ収集手段17によって全監視地点分収集保持されてい
る。渋滞発生区間判定手段18はこの収集された全監視
地点11からのデータに基づき渋滞発生の有無を判定す
る。この判定アルゴリズムを図3のフローチャートを用
いて説明する。
【0028】まず、渋滞状態パラメータの初期値として
「渋滞なし」を設定する(ステップ301)。また、こ
の判定アルゴリズムは道路の上流側から実行されるた
め、監視地点の識別子iに1を設定し、これが最上流の
監視地点であることを表す(ステップ302)。
【0029】次に、この監視地点iを通過する車両の平
均速度が予め設定された渋滞判定速度V1より小さいか
判断する(ステップ303)。その結果、平均速度が渋
滞判定速度V1より小さい(渋滞発生)と判定された場
合は、渋滞状態パラメータが「渋滞なし」となっている
か判定する(ステップ304)。「渋滞なし」となって
いる場合は、監視地点iより上流側に渋滞がなかったこ
とを意味するので、監視地点iを渋滞末尾地点に設定す
る。同時に、渋滞パラメータを「渋滞あり」に設定する
(ステップ305)。
【0030】これに対し、監視地点iの平均速度が渋滞
判定速度V1以上(渋滞発生せず)と判定された(ステ
ップ303:NO)場合は、渋滞状態パラメータが「渋
滞あり」となっているかを判定する(スッテップ30
6)。「渋滞あり」となっている場合は、監視地点iよ
り上流の監視地点(i−1)は渋滞していたことを意味
するので、監視地点i−1を渋滞の先頭である渋滞開始
地点に設定する。また、同時に渋滞情報パラメータを
「渋滞なし」に設定する(ステップ307)。
【0031】この後、次の監視地点があるかを判定し
(ステップ308)、ある場合にはiに1を加え、下流
側の監視地点i+1について(ステップ303)以降の
処理を繰り返す。また、次の監視地点がない(ステップ
308:NO)と判断された場合は、処理を終了する
(ステップ310)。
【0032】以上の処理により、渋滞開始地点と渋滞末
尾地点とを判別できる。以下の説明では、渋滞開始地点
と渋滞末尾地点との間の区間を渋滞区間と呼ぶ。
【0033】渋滞区間目標速度設定手段19は、前述の
ように、渋滞区間に侵入する車両が、この渋滞区間を通
過するまで、すなわち、渋滞開始地点を抜けるまで維持
すべき目標速度を設定する。
【0034】通常、車両検知器13で得られる情報のみ
では渋滞原因の状況を知ることができないため、この目
標速度としては、渋滞開始区間の入り口側における平均
速度を用いる。ただし、この平均速度が予め設定した下
限速度V2以下の場合は、この下限速度V2を目標速度
として設定する。すなわち、渋滞開始区間の入り口の平
均速度または予め設定された下限速度V2のいずれか速
い方を渋滞区間目標速度として設定する。
【0035】この下限速度について図4を用いて説明す
る。図4の曲線αは車両の走行速度に対する車間距離の
関係を示す。この曲線αで示すように、一般に車両速度
が高くなるに連れて前方車両との車間距離は長くなる。
すなわち、速度が高いほど緊急停止するのに要する距離
は長くなる。そのため、ドライバは高速で走行する場
合、前方車両との車間距離を大きくとろうとする。逆
に、車間距離を十分とれない場合は、そのときの車間距
離で緊急停止できると思われる速度まで減速して走行す
る。一般に、車両速度vと車間距離dとの関係は次式で
表される。
【0036】 d=a+v×t+v/(2×g×b) (式1) a:停止後の車間距離 b:摩擦係数 t:反応時間 g:重力加速度 図4の曲線αは、式1において、a=3m、b=0.
7、t=1秒を仮定した場合の車両速度と車間距離との
関係を示したものである。
【0037】車間距離dが(式1)で与えられる場合、
車間距離を維持して単位時間内に走行可能な1車線当り
の最大車両台数nは次式で与えられる。
【0038】 n=v/d (式2) この(式2)から得られる1車線当りの最大車両台数を
示したものが図4における曲線βである。曲線βで示す
ように、低速度ほど車間距離が短くなるため、最大車両
台数は増加する。しかし、ある速度(曲線βの例では約
30km/h)以下では速度を下げるほど最大車両台数
は減少する。すなわち、車両速度が上記速度以下に低下
すると、速度が低くなるほど単位時間当たりに走行可能
な車両台数は減少する。このため、車両速度が上記速度
まで低下すると、それ以下にならないようにドライバを
誘導することが渋滞を早期に解消させる上で有効であ
る。
【0039】そこで、渋滞区間目標速度設定手段19で
は、この単位時間当たりに走行可能な車両台数が減少し
始める速度を前記下限速度V2とし、渋滞開始区間の入
り口側における平均速度がこの下限速度52以下の場合
はこの下限速度V2を渋滞区間の目標速度として設定す
る。
【0040】このようにして得られた渋滞区間の目標速
度は、路車間通信手段21によって各監視区間を走行中
の車両に伝達する。ドライバは車両内に設けられた車載
表示手段22によって目標速度を認識する。この結果、
各車両を渋滞通過可能な速度に誘導できるため、必要以
上の減速を回避して円滑な走行を支援できる。
【0041】区間毎目標速度設定手段20は、前述のよ
うに、渋滞開始区間より上流側の各区間において、隣接
する下流側区間に流入する車両台数を調整するために、
自己区間の目標速度を設定するものである。以下、その
処理アルゴリズムの一例を図5により説明する。
【0042】まず、速度の変数Vnの初期値として、渋
滞区間目標速度設定手段19で設定した渋滞区間の目標
速度を設定する(ステップ501)。また、台数の変数
Nnの初期値として、上記速度Vnに対する最大車両台
数を前記式2から求め、これに渋滞区間の通行可能な車
線数を乗算した値を設定する(ステップ502)。さら
に、監視地点の識別子iを渋滞開始地点の一つ上流側の
地点に設定する(ステップ503)。例えば、渋滞開始
地点が、最上流の監視地点(i=1)から8番目の監視
地点であれば、一つ上流側地点の識別子iの加算値Iは
7であり、識別子iは7に設定される。
【0043】次に、渋滞開始区間の一つ上流側の区間の
目標速度をVtiとして、 Vti=Nn/Ni×Vi (式3) を設定する(ステップ504)。ここで、Vi、Niは
それぞれ監視地点iで測定された自己区間への平均速度
及び通行車両台数である。
【0044】上式は、渋滞区間への流入車両台数がNn
となるように、自己区間の目標速度Vtiを決定するこ
とを意味している。後述する2回目以降の処理では、下
流側の監視区間i+1への流入車両台数がNnとなるよ
うに目標速度Vtiを決定する。
【0045】次に、この決定された目標速度VtiがV
nより小さいかを判定し(ステップ505)、小さい場
合は目標速度VtiをVnとする(ステップ506)。
これにより、目標速度が、一つ下流側の監視地点の目標
速度Vnより小さくなることを防いでいる。
【0046】次に、Vti/Nnが前記式1から求まる
車間距離dより小さいかチェックし(ステップ50
7)、小さい場合は、前記(式2)の最大車両台数がN
nとなる速度を図4から求め、これを目標速度Vtiと
する(ステップ508)。すなわち、Vti/Nnは車
間距離を意味しており、これが(式1)で与えられる車
間距離dより短くなる場合は、最大車両台数がNnとな
る速度を求めてこれを目標速度Vtiとする。
【0047】次に、このようにして求めた目標速度Vt
iが現在の速度Viより高いかを判定し(ステップ50
9)、高ければ目標速度Vtiに現在速度Viを設定す
る(ステップ510)。すなわち現在の速度Viより高
い速度を目標速度Vtiに設定することを防いでいる。
【0048】このようにして自己区間の目標速度が決定
された後、監視地点識別子iの加算値Iが1より大きい
か、すなわち監視地点が最上流に達していないかを判断
する(ステップ511)。1回目の処理では、最上流の
監視地点でない(i>1)場合が多く、その場合は、一
つ上流側の監視地点(i−1)に移行し(ステップ51
2)、前述した2回目以降の処理に移行する。
【0049】すなわち、2回目以降の処理では、前回の
処理で求めた自己区間の目標速度Vti及び自己区間へ
の通過台数Niを、今回の処理における下流区間の目標
速度Vn及び下流区間への通過台数Nnとして設定し
(ステップ513)、以後、自己区間の目標速度を設定
する処理(ステップ504以降)を、最上流の監視地点
まで繰り返す。
【0050】これらの動作をまとめると次のようにな
る。渋滞開始区間より上流の各区間について、一つ下流
の隣接する下流区間への通過台数Nnと自己区間への測
定された平均速度Vi及び通過台数Niとから、前記下
流区間への通過台数Nnに対応する速度を自己区間の目
標速度Vtiとして算出する演算を下流側から順次繰り
返す。また、前記渋滞開始区間に隣接する上流区間の演
算(1回目)では、下流区間への通過台数Nnとして、
初期設定された渋滞区間目標速度Vnに対する最大車両
台数に基づく値を用いて目標速度Vtiを算出するこの
ようにして、渋滞開始区間より上流側の各区間につい
て、それぞれ目標速度Vtiが設定されるので、この各
区間の目標速度を、路車間通信手段21によって各監視
区間を走行中の車両に伝達する。ドライバは車両内に設
けられた車載表示手段22によって目標速度を認識す
る。
【0051】このように渋滞開始区間より上流側の区間
を走行する車両に対し、目標速度をそれぞれ提示するの
で、下流側の渋滞区間への過度な車両流入を抑制して渋
滞区間通過速度の大幅な低下を防止することが可能とな
る。さらに、渋滞原因が解消された後は、渋滞状況に応
じて目標速度が高く設定されるため、渋滞を速やかに解
消することができる。
【0052】上記実施の形態では、渋滞区間目標速度や
各区間の目標速度をドライバに伝達する手段として、路
車間通信手段21を用いているが、各監視地点近傍に、
各区間の目標速度をドライバに表示する表示板を設置し
てもよい。このようにすると路車間通信手段21や車載
表示手段22を持たない車両に対しても目標速度を提示
することができ、適用範囲が拡大する。
【0053】また、図1の構成に加え、道路側に通行不
可車線検出手段を設けると共に、この通行不可車線検出
手段の検出結果に基づき、通行不可車線を有する区間の
上流区間を走行する車両に、通行可能区間への車線変更
を誘導する車線変更誘導手段を設けてもよい。
【0054】このように構成すると、渋滞発生原因が、
車線の一部が通行不可になった場合、通行不可の車線を
検出し、この車線を通行不可に指定すると共に、渋滞発
生地点より上流を走行している車両に対し、通行可能区
間への車線変更を早めに誘導でき、渋滞の拡大を防止で
きる。すなわち、従来は車線変更が通行不可地点の近傍
に集中することになり、渋滞を拡大する恐れがあった
が、上記構成によれば、車線変更誘導手段によって早め
に車線変更を誘導できるため、車線変更を分散すること
が可能になり、渋滞の拡大を防ぐことができる。
【0055】さらに、図1の構成に加え、自然渋滞多発
区間の目標速度設定手段を設けることにより、自然渋滞
の発生を未然に防ぐこともできる。すなわち、予め指定
された自然渋滞多発区間の入り口側の監視地点に、時間
当たりの通過車両台数が設定値を超えると、予め設定さ
れた速度をこの自然渋滞多発区間の目標速度として設定
する手段を設ける。
【0056】一般に、道路勾配が下りから上りに変わる
地点等では、自然に車速が低下して自然渋滞を発生させ
やすい。そこで、このような自然渋滞多発区間の入り口
地点で、通過車両を監視し、時間当たりの通過車両台数
が所定値を越えると、渋滞が発生していなくても、当該
区間の目標速度を設定する。この目標速度は、道路勾配
等、自然渋滞発生要因を考慮して事前に決定しておく。
【0057】この場合、図1で示した区間毎目標速度設
定手段20には、自然渋滞多発区間の目標速度を下流区
間への通過速度として自己区間目標速度の演算を行う機
能を設けておく。このようにすると、自然渋滞多発区間
より上流の各区間について、目標速度をそれぞれ設定す
ることができる。この結果、自然渋滞の発生を未然に防
止することが可能となる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、道路の渋滞発生を的確
に捉え、渋滞状況に応じて車両の走行状態を誘導するの
で、安全で円滑な走行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による渋滞回避支援装置の一実施の形態
を示す機能ブロック図である。
【図2】同上一実施の形態における道路側の設備を説明
する模式図である。
【図3】同上一実施の形態における渋滞発生区間判定手
段の動作を説明するフローチャートである。
【図4】同上一実施の形態における車両速度に対する車
間距離及び通過車両台数の関係を示す特性図である。
【図5】同上一実施の形態における区間毎目標速度設定
手段の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
11 監視地点 13 車両検知手段 14 平均速度算出手段 18 渋滞発生区間判定手段 19 渋滞区間目標速度設定手段 20 区間毎目標速度設定手段 21 炉車間通信手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の車両通行方向に沿って複数箇所設
    定された監視地点にそれぞれ設けられた車両検知手段
    と、 これら車両検知手段の検知結果から各監視地点を通過す
    る車両台数及び平均速度を得る手段と、 前記各監視地点を境界とする区間のうち、各監視地点か
    ら収集された平均速度が所定の渋滞判定速度を下回る区
    間を渋滞発生区間と判定する手段と、 この渋滞発生区間のうち先頭となる渋滞開始区間の入り
    口の平均速度または予め設定された下限速度のいずれか
    速い方を渋滞区間目標速度として設定する手段と、 この設定された渋滞区間目標速度を走行車両のドライバ
    に伝達する情報伝達手段と、 を備えたことを特徴とする渋滞回避支援装置。
  2. 【請求項2】 道路の車両通行方向に沿って複数箇所設
    定された監視地点にそれぞれ設けられた車両検知手段
    と、 これら車両検知手段の検知結果から各監視地点を通過す
    る車両台数及び平均速度を得る手段と、 前記各監視地点を境界とする区間のうち、各監視地点か
    ら収集された平均速度が所定の渋滞判定速度を下回る区
    間を渋滞発生区間と判定する手段と、 この渋滞発生区間のうち先頭となる渋滞開始区間の入り
    口の平均速度または予め設定された下限速度のいずれか
    速い方を渋滞区間目標速度として設定する手段と、 前記渋滞開始区間より上流の各区間について、隣接する
    下流区間への通過台数と自己区間への測定された平均速
    度及び通過台数とから、前記下流区間への通過台数に対
    応する速度を自己区間の目標速度として算出する演算を
    下流側から順次繰り返すと共に、前記渋滞開始区間に隣
    接する上流区間では、下流区間への通過台数として渋滞
    区間目標速度に対する最大車両台数に基づく値を初期設
    定して目標速度を算出する区間毎目標速度設定手段と、 この区間毎目標速度設定手段によって得られた各区間の
    目標速度を走行車両のドライバに伝達する情報伝達手段
    と、 を備えたことを特徴とする渋滞回避支援装置。
  3. 【請求項3】 情報伝達手段として表示板を設置したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の渋滞回
    避支援装置。
  4. 【請求項4】 情報伝達手段として路車間通信を用いた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の渋滞
    回避支援装置。
  5. 【請求項5】 通行不可車線検出手段と、 この通行不可車線検出手段の検出結果に基づき、通行不
    可車線を有する区間の上流区間を走行する車両に通行可
    能区間への車線変更を誘導する車線変更誘導手段と、 を加えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の渋滞回避支援装置。
  6. 【請求項6】 予め設定された自然渋滞多発区間の入り
    口側監視地点における時間当たりの通過車両台数が設定
    値を超えると、予め設定された速度をこの自然渋滞多発
    区間の目標速度として設定する手段を備え、 区間毎目標速度設定手段は、前記自然渋滞多発区間の目
    標速度が設定された場合、この目標速度に対する最大車
    両台数に基づく値を下流区間の走行台数として自己区間
    目標速度の演算を行う機能を有することを特徴とする請
    求項2に記載の渋滞回避支援装置。
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