JP2003271322A - 遠隔出力装置、遠隔出力プログラム、および遠隔出力プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

遠隔出力装置、遠隔出力プログラム、および遠隔出力プログラムを記録した記録媒体

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JP2003271322A
JP2003271322A JP2002069242A JP2002069242A JP2003271322A JP 2003271322 A JP2003271322 A JP 2003271322A JP 2002069242 A JP2002069242 A JP 2002069242A JP 2002069242 A JP2002069242 A JP 2002069242A JP 2003271322 A JP2003271322 A JP 2003271322A
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Takahiro Asai
貴浩 浅井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット上で送受信されるデータを減
少させ、その結果処理を高速化する。 【解決手段】 制御手段と、情報を入力する入力手段
と、入力されたデータを加工する情報加工手段と、ネッ
トワーク106と接続され、ネットワーク106上のプ
リント表示サーバ105及びファクシミリサーバ107
とデータの送受信を行う通信手段とを備えた遠隔出力装
置101であって、入力手段は、ユーザインターフェー
スを介して遠隔出力のためのデータを入力し、加工手段
は、入力された遠隔出力のためのデータから遠隔出力要
求データを生成し、通信手段は、生成された遠隔出力要
求データを通信プロトコルを用いてプリント表示サーバ
105及びファクシミリサーバ107へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔出力を行う遠
隔出力装置、それを実現する遠隔出力プログラム、およ
び該遠隔出力プログラムを格納したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコンおよびPDA(Pe
rsonal Digital Assistant)などの携帯情報端末、およ
び携帯電話などの移動体通信端末の普及により、使用場
所に左右されることなく、文書の作成処理や、電子メー
ルなどの通信処理を容易に行えるようになった。また、
これらの端末においては、備えられた通信機能を利用す
ることにより、ネットワーク(通信回線)を介してネッ
トワーク上のコンテンツを閲覧することができる。
【0003】しかしながら、このような従来の携帯情報
端末では、ネットワーク上のコンテンツの印刷出力を行
うデバイスを装備することは難しく、印刷出力を容易に
行うことができなかった。そこで、最近では、携帯情報
端末の使用者が、任意の出力先デバイスに、所望の情報
を出力するための情報入出力システムが提案されてい
る。
【0004】このような情報入出力システムとしては、
例えば、本出願人が先に特開2001−103233号
公報に開示した「情報入出力システム、移動体通信端末
および入出力制御装置」がある。特開2001−103
233号公報に開示される情報入出力システムは、端末
から、出力すべきコンテンツのID、出力先IDなどを
含むプリント要求データを、プリント要求管理サーバへ
送出することにより、ネットワーク上のコンテンツを、
プリンタやファクシミリなど、任意の出力先デバイスへ
容易に遠隔出力することが可能である。
【0005】なお、出力先デバイスとしては、プリンタ
やファクシミリなどの印刷用デバイスの他、ディスプレ
イなどの表示デバイス、Emailやftpといった、デジタル
データ転送をも行うことが可能である。
【0006】特開2001−103233号公報に開示
される情報入出力システムでは、プリント要求データの
作成方法について具体的に説明されていないが、通常こ
のようなインターネット上のアプリケーションでは、サ
ーバが用意するWebページ、例えばHTML(Hyper
Text Markup Language)で記述されたページ、およびC
GI(Common Gateway Interface)プログラムとを用い
てデータを作成、送信する。
【0007】また、特開2001−103233号公報
では、ユーザ情報として出力デバイスのリスト(ファク
シミリ番号のリスト)を利用する例を示しているが、上
述したインターネット上のアプリケーションを用いる場
合、このようなユーザ情報はサーバ側で保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ト要求データをインターネット上のサーバでWebペー
ジとCGIプログラムを利用して作成する方法では、イ
ンターネットに接続している状態でなければプリント要
求データの作成が不可能である。従ってインターネット
の接続を維持している間、つまりプリント要求を作成す
る間にインターネット利用料金が発生するため、ユーザ
に金銭的負担がかかる。
【0009】また、特に携帯電話等の携帯端末の場合、
パケット課金と課金方式がとられる場合が多い。パケッ
ト課金方式とは、送受信を行ったデータ量に応じて課金
する方法である。この課金方式の場合でも、上述した従
来のWebアプリケーションを利用してプリント要求デ
ータを作成すると、インターネット上とのサーバと端末
間で、WebページやCGI用データが送受信されるた
め、このデータ量に応じた課金がなされることになりユ
ーザに金銭的負担がかかる。
【0010】また、印刷等の遠隔出力を行う際に、前回
利用した出力デバイス(例えば自宅のファクシミリ番
号)などをまた利用することが多々あるが、このような
ユーザ情報をサーバに置いた場合、これらのユーザ情報
の送受信も課金対象となる。
【0011】さらに、インターネット上のアプリケーシ
ョンを利用する場合、ネットワーク上でのデータの送受
信が頻繁に発生するため、一般に処理は低速になる。
【0012】一方、課金を行う、あるいは迷惑メール、
迷惑ファックスを防止する、といった理由から、プリン
ト要求を受け付けるためにユーザを特定する必要がある
ことが多い。このためにユーザ認証を行うが、認証のた
めのユーザ名やパスワードといったユーザ情報はサーバ
側で保持しても意味がなく、その都度入力しなければな
らない。一般にユーザ名やパスワードの入力は、特にキ
ーボード等の周辺機器を具備しない携帯端末では困難で
ある。
【0013】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、インターネット接続の必要性を最小限にしつ
つ遠隔出力を行い、またユーザ情報をサーバ側ではなく
端末がわに保持することでインターネット上で送受信さ
れるデータを減少させ、その結果処理を高速化する。さ
らにユーザを特定する認証情報の入力を省略するための
遠隔出力装置、遠隔出力プログラム、および該遠隔出力
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することを目的としている。
【0014】さらに詳しくは、 請求項1に係る遠隔出力装置及び請求項5に係る遠隔
出力プログラムの目的は、インターネット接続時間、お
よび送受信するデータ量を最小限にすることである。 請求項2に係る遠隔出力装置及び請求項6に係る遠隔
出力プログラムの目的は、従来はサーバ側で保持されて
いたユーザ情報を端末側で保持することで、送受信する
データ量を減少させることである。 請求項3係る遠隔出力装置及び請求項7に係る遠隔出
力プログラムの目的は、ユーザ名やパスワード等の文字
列をユーザが毎回入力することなくユーザ認証を可能に
することである。 請求項4に係る遠隔出力装置及び請求項8に係る遠隔
制御プログラムの目的は、端末側で保持されたユーザ情
報を利用することで、効率よく遠隔出力要求データを作
成することである。 請求項9に係る遠隔出力プログラム記録媒体は、請求
項5から8のいずれか1項記載の遠隔出力プログラムを
コンピュータに読み込ませることを可能とすること、お
よび本技術を市場に広く流通させることを可能にするこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の遠隔出力装置は、制御手段と、情報
を入力する入力手段と、入力されたデータを加工する情
報加工手段と、ネットワークと接続され、ネットワーク
上のサーバとデータの送受信を行う通信手段とを備えた
遠隔出力装置であって、入力手段は、ユーザインターフ
ェースを介して遠隔出力のためのデータを入力し、加工
手段は、入力された遠隔出力のためのデータから遠隔出
力要求データを生成し、通信手段は、生成された遠隔出
力要求データを通信プロトコルを用いてサーバへ送信す
ることを特徴とする。請求項1に係る遠隔出力装置にあ
っては、端末から遠隔出力要求データを作成するために
必要な情報を入力し、入力されたデータを加工してサー
バへ送信するための遠隔出力要求データを生成し、生成
した遠隔出力要求データを送信するようにしている。こ
れにより、インターネット上のアプリケーションを利用
することなく安価に遠隔出力を行うことが可能になる。
【0016】請求項2記載の遠隔出力装置は、制御手段
と、情報を入力する入力手段と、情報を保持する保持手
段と、入力されたデータを加工する情報加工手段と、ネ
ットワークと接続され、ネットワーク上のサーバとデー
タの送受信を行う通信手段とを備えた遠隔出力装置であ
って、入力手段は、ユーザインターフェースを介して遠
隔出力のためのデータを入力し、保持手段は、入力され
たデータをユーザ情報として保持し、加工手段は、入力
された遠隔出力のためのデータおよび保持手段により保
持されているユーザ情報から遠隔出力要求データを生成
し、通信手段は、生成された遠隔出力要求データを通信
プロトコルを用いてサーバへ送信することを特徴とす
る。請求項2に係る遠隔出力装置にあっては、端末から
入力された情報を端末に保持するようにしている。これ
によりサーバ側にユーザ情報を保持する必要がなく、イ
ンターネットに接続しないため安価に遠隔出力を行うこ
とが可能になる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の遠
隔出力装置であって、保持手段は、認証情報をユーザ情
報として保持することを特徴とする。請求項3に係る遠
隔出力装置にあっては、ユーザ情報として認証情報を端
末に保持するようにしている。これにより遠隔出力を行
うための認証に必要な作業を軽減させることが可能にな
る。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の遠隔出力装置であって、入力手段は、保持手段に
より保持されているユーザ情報を用いて遠隔出力のため
の情報を入力させることを特徴とする。請求項4に係る
遠隔出力装置にあっては、端末に保持されている情報を
情報入力の際に利用するようにしている。これによりユ
ーザ情報を簡単にかつ高速に入力することが可能にな
る。
【0019】請求項5記載の遠隔出力プログラムは、実
質的なコンピュータを、制御手段と、情報を入力する入
力手段と、入力されたデータを加工する情報加工手段
と、ネットワークを介して接続されたサーバとデータの
送受信を行う通信手段と、として機能させる処理を備え
た遠隔出力プログラムであって、ユーザインターフェー
スを介して遠隔出力のためのデータを入力する第1のス
テップと、入力された遠隔出力のためのデータから遠隔
出力要求データを生成する第2のステップと、生成され
た遠隔出力要求データを通信プロトコルを用いてサーバ
へ送信する第3のステップを有することを特徴とする。
請求項5に係る遠隔出力プログラムは、請求項1記載の
コンテンツ情報管理方法をコンピュータにより実行でき
るようにプログラムコード化したプログラムである。
【0020】請求項6記載の遠隔出力プログラムは、実
質的なコンピュータを、制御手段と、情報を入力する入
力手段と、情報を保持する保持手段と、入力されたデー
タを加工する情報加工手段と、ネットワークを介して接
続されたサーバとデータの送受信を行う通信手段と、と
して機能させる処理を備えた遠隔出力プログラムであっ
て、ユーザインターフェースを介して遠隔出力のための
データを入力する第1のステップと、入力されたデータ
をユーザ情報として保持する第2のステップと、入力さ
れた遠隔出力のためのデータから遠隔出力要求データを
生成する第3のステップと、生成された遠隔出力要求デ
ータを通信プロトコルを用いてサーバへ送信する第4の
ステップを有することを特徴とする。請求項6に係る遠
隔出力プログラムは、請求項2記載のコンテンツ情報管
理方法をコンピュータにより実行できるようにプログラ
ムコード化したプログラムである。
【0021】請求項7の発明は、請求項6記載の遠隔出
力プログラムであって、保持手段は、認証情報をユーザ
情報として少なくとも保持することを特徴とする。請求
項7に係る遠隔出力プログラムは、請求項3記載のコン
テンツ情報管理方法をコンピュータにより実行できるよ
うにプログラムコード化したプログラムである。
【0022】請求項8の発明は、請求項6または7記載
の遠隔出力プログラムであって、入力手段は、保持手段
により保持されているユーザ情報を用いて遠隔出力のた
めの情報を入力させることを特徴とする。請求項8に係
る遠隔出力プログラムは、請求項4記載のコンテンツ情
報管理方法をコンピュータにより実行できるようにプロ
グラムコード化したプログラムである。
【0023】請求項9記載の遠隔出力プログラムを記録
した記録媒体は、請求項5から8のいずれか1項記載の
遠隔出力プログラムを記録したことを特徴とする。請求
項9に係る遠隔出力プログラムを記録した記録媒体は、
請求項5から8のいずれか1項記載のコンテンツ情報管
理プログラムをCD−ROMやDVDなどのコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に記録したものであり、これ
により、本発明のコンテンツ情報管理装置や方法を広く
市場に流通させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遠隔出力システム
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、
この実施の形態は例を示したものに過ぎず、本発明を限
定するものではない。
【0025】(第1の実施例)まず、本発明に係る遠隔
出力装置が属する遠隔出力システムの実施形態の全体構
成を図1に示す。図1における101は、本発明に係る
遠隔出力装置であり、表示画面の操作により指定したフ
ァクシミリまたはプリンタに指定したドキュメントを出
力させるコマンダとして機能する携帯電話やPDAなど
の移動体通信端末(以降、単に端末101と呼ぶ)であ
る。102は無線パケット網、103はゲートウェイ、
104はISP(Internet Service Provider)、10
5はプリント要求管理サーバ、106はインターネット
などのネットワーク、107はファクシミリサーバ、1
08はコンテンツ情報管理装置、109は公衆電話回線
やISDN(Integrated Service Digital Network)、
110はファクシミリ、111はLAN、112はプリ
ンタ、113はファイアウォールである。
【0026】なお、図1中には出力装置としてファクシ
ミリ110を示しているが、出力装置はインターネット
に接続されたインターネットファクシミリやプリンタな
どであっても構わない。同様に、ファクシミリサーバ1
07は出力装置をファクシミリと想定した場合である
が、出力装置がインターネットファクシミリやプリンタ
である場合は、これらの出力装置用のサーバとなる。ま
た、以降の実施の形態の説明では、端末101として上
述した移動体通信端末を利用した例を示しているが、端
末としては無線パケット網に接続された移動体通信端末
には限らず、ISP104に接続されるパーソナルコン
ピュータやワークステーション、モデムで接続されたP
DAなどの端末であっても構わない。
【0027】本発明においては、プリント要求管理サー
バはネットワーク上で遠隔出力を行うサービスを実行す
る。ユーザは端末101の表示画面を操作(データ入力
/表示項目の選択など)し、コンテンツID,出力先I
Dなどを含むプリント要求データをネットワーク経由で
プリント要求管理サーバへ送出し、プリント要求データ
を受信したプリント要求管理サーバは、遠隔出力に関す
る様々な処理、例えばデータ取得、データ変換、認証等
を行うことによって、特定のコンテンツ(ドキュメン
ト)を、出力先IDから得られた適当な出力先(プリン
タ,ファクシミリ,あるいはディスプレイなど)に出力
する。なお、プリント要求管理サーバが遠隔出力の全て
の処理を行うだけではなく、ネットワーク上に存在する
別のサーバに処理を担当させる場合もある。例えばコン
テンツをファクシミリに出力する際のデータ変換をファ
クシミリサーバに行わせる、などの場合である。
【0028】図2は、端末101、すなわち本発明に係
る遠隔出力装置の一構成例を示す図である。同図におい
て、入力手段はボタンやタッチパネル等から情報を入力
し、通信手段はネットワークと接続されてデータの送受
信を行い、情報加工手段は入力手段よりされた情報を加
工し、制御手段は全体の処理の制御を行う。
【0029】図3は本発明の請求項1の発明の処理手順
を示すフローチャートである。まずユーザにより、遠隔
出力の処理が開始されると(ステップS1)、遠隔出力
を行うために必要な情報の収集が行われる(ステップS
2)。情報の収集は、例えば端末の画面に適当なユーザ
ーインターフェースを表示することにより、ユーザに情
報入力を促す方法などで行われる。本実施例では、ある
URL(Uniformed Resource Locator)で示されるコン
テンツを、ファクシミリへ出力する例を示す。図4はコ
ンテンツの所在を示すURLの入力を促すインターフェ
ース画面の例である。ユーザは、このインターフェース
を利用し、端末のボタンやタッチパネル、またはキーボ
ード等を利用してURLを入力する。この例ではURL
を直接入力することにより遠隔出力を行うコンテンツの
所在(コンテンツID)を入力しているが、リンクを選
択させるなどして、入力する方法でもよい。
【0030】入力手段により、ユーザによる情報入力が
なされると、制御手段により次の処理に移行する。次の
処理では、ユーザの入力した情報が遠隔出力要求データ
を作成するのに十分かどうかの判断が行われる(ステッ
プS3)。本実施例では、遠隔出力先となるファクシミ
リの電話番号の入力が必要であると判断され、再度入力
インターフェースを表示し、ユーザへ情報入力を促す。
ファクシミリ番号入力インターフェース画面の例を図5
に示す。
【0031】遠隔出力要求データを作成するために全て
の情報が収集し終わると(ステップS3/Yes)、次
に遠隔出力要求データを作成する(ステップS4)。遠
隔出力要求データの作成は、ユーザから入力された情報
を、遠隔出力要求データの送付先である「プリント要求
管理サーバ」が受付可能なデータ形式に加工することに
より行う。加工は情報加工手段により行われる。
【0032】例えばプリント要求管理サーバが受け付け
ることのできる「ファクシミリへの遠隔出力要求デー
タ」の形式が以下のようなものであるとする。
【0033】この例ではコンテンツの所在(contentI
D)がcntIDで表されるURLであり、遠隔出力先であるフ
ァクシミリの番号(number)がfaxnoで表される遠隔出
力要求データ形式としている。
【0034】ユーザから入力された情報は、制御手段に
より情報加工手段により送られる。情報加工手段は、送
られた情報、この例ではコンテンツの所在およびファク
シミリ番号を、決められた形式のデータに埋め込むこと
で情報を加工し、遠隔出力要求データを作成する。
【0035】上の例で、ユーザがコンテンツの所在(co
ntentID)としてhttp://www.server/cntid.htmlを、遠
隔出力先であるファクシミリの番号として012-3456-789
0を入力したとすると、情報加工手段により、以下のよ
うな遠隔出力要求データが作成される。 <PrintRequest> <Request> <contentID>http://www.server/cntid.html</contentID> <device>facsimile</device> <number>012-3456-7890</number> </Request> </PrintRequest>
【0036】次に、作成された遠隔出力要求データを、
プリント要求管理サーバへ送信する(ステップS5)。
送信は通信手段を利用してネットワークを通じて行われ
る。この際に使う通信プロトコルは、送信先のプリント
要求管理サーバと通信できればどのようなものでもよ
く、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)
や、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等を
利用することができる。送信の際にプロトコルによって
はデータを一方的に送るだけではなく、受信が発生する
場合もある。送信が終了すると、遠隔出力要求処理は終
了する。(ステップS6)。
【0037】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、ユーザによる情報の入力から、情報の加工までを端
末側で行い、最終的に遠隔出力データのみを送信するた
め、従来のインターネット上のアプリケーションを利用
する遠隔出力と異なり、ネットワークを利用する時間が
極めて短時間となり、またネットワーク上に送受信され
るデータも極めて少なくすることが可能となる。
【0038】(第2の実施例)次に、請求項2記載の発
明の実施例について説明する。図6は、請求項2記載の
発明の遠隔出力装置の構成例である。第1の実施例に記
載の手段についての説明は省略する。情報保持手段は、
例えばフラッシュロム等の不揮発性メモリやハードディ
スク等の2次記憶装置であり、ユーザの入力した情報や
送信した遠隔出力要求データを半永久的に保持すること
が可能である。
【0039】図7に処理手順を示す。ステップS11〜
S15の処理は、実施例1記載のステップS1〜S5ま
での処理と同様であるため説明を省略する。情報を送信
した後に、ユーザから入力された情報を保持手段を利用
して保存する(ステップS16)。保存された情報は、
後に必要になった際に読み込んで表示することが可能で
ある。この例では送信後に保存を行ったが、入力後であ
ればどのステップで行っても構わない。
【0040】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、ユーザの入力した情報を保持することができ、後に
必要に応じて確認することが可能となる。従ってプリン
ト要求管理サーバと接続することなく過去の情報が確認
できるため、従来のインターネット上のアプリケーショ
ンを利用する遠隔出力と異なり、ネットワークを利用す
る時間がなくなり、またネットワーク上に送受信される
データもなくすことが可能となる。
【0041】(第3の実施例)次に、請求項3の発明の
実施例について説明する。図6は、請求項3記載の発明
の遠隔出力装置の構成例である。第2の実施例と同様で
あるため説明は省略する。
【0042】図7に処理手順を示す。ステップS11〜
S15の処理は、実施例1記載のステップS1〜S5ま
での処理と同様であるため説明を省略する。情報を送信
した後に、ユーザから入力された情報を保持手段を利用
して保存する(ステップS16)。この際に、少なくと
もユーザの認証情報を保存する。認証情報は例えばユー
ザ名やパスワードなどである。認証を必要とする場合、
遠隔出力要求データは以下のようなものとなる。 <PrintRequest> <Auth> <username>uname</username> <password>passwd</password> </Auth> <Request> <contentID>http://www.server/cntid.html</contentID> <device>facsimile</device> <number>012-3456-7890</number> </Request> </PrintRequest>
【0043】この例ではユーザ名としてuname、パスワ
ードとしてpasswdを設定することを示している。この要
求データを受け付けるプリント要求サーバは、あらかじ
め登録されたunameとpasswordの組が一致しなければ認
証不可となり、遠隔出力を受け付けない。
【0044】請求項3記載の発明では、ユーザにより入
力されたユーザ名とパスワードをユーザ認証情報として
保持手段を利用して保存する。保存された認証情報は2
回目以降は読み出して情報加工手段に送ることが可能で
あるため、遠隔出力を行う度にユーザ名やパスワードを
入力するといった手間を省くことが可能となる。
【0045】(第4の実施例)次に、請求項4記載の発
明の実施例について説明する。図6は、請求項4記載の
発明の遠隔出力装置の構成例である。第2の実施例と同
様であるため説明は省略する。
【0046】図8に処理手順を示す。処理開始後(ステ
ップS21)、保持手段により保存されているユーザ情
報を読み込む(ステップS22)。読み込まれた情報が
見つかれば(ステップS23/Yes)、初期設定デー
タとしてインターフェース画面へ設定する(ステップS
24)。見つからなければ(ステップS23/No)次
へ進む。以降、ステップS25〜S29の処理は、実施
例2記載のステップS12〜S16までの処理と同様で
あるため説明を省略する。
【0047】このように、請求項4記載の発明によれ
ば、ユーザが1度入力した情報は端末に保持され、次回
の入力の初期設定値として利用することが可能である。
従って、出力先のファクシミリ番号等の入力等を行う際
に2度目以降の入力を簡単にすることが可能である。
【0048】(第5の実施例)上記各実施例で説明した
処理手順に示す如き遠隔出力装置101における各処理
をプログラムコード化して作成したプログラムは、CD
−ROM,DVDなどのコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録して流通させたり、ネットワークを介して
配布することが可能である。本発明を実現しようとする
者は、記録媒体やネットワークにより本発明に係るプロ
グラムを入手して遠隔出力装置101の情報保持手段に
ロードし、制御手段により実行することによって、実施
例1から4記載の処理を行うことが可能になる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、遠隔出力を行う際に、
ネットワーク接続の時間を短縮し、ネットワーク上で送
受信するデータ量を削減することでユーザの時間的、金
銭的負担を減らし、さらに遠隔出力情報の入力の手間を
減少させることが可能となる。具体的には、 請求項1に係る遠隔出力装置又は請求項5に係る遠隔
出力プログラムによると、ネットワーク接続の時間を短
縮し、ネットワーク上で送受信するデータ量を削減する
ことが可能となる。 請求項2に係る遠隔出力装置又は請求項6に係る遠隔
出力プログラムによると、ネットワークに接続すること
なく、過去の遠隔出力情報を得ることができる。 請求項3に係る遠隔出力装置又は請求項7に係る遠隔
出力プログラムによると、2度目以降のユーザ特定のた
めの認証情報入力作業をなくすことが可能となる。 請求項4に係る遠隔出力装置または請求項8に係る遠
隔出力プログラムによると、2度目以降のユーザ情報入
力の手間を軽減することが可能となる。 請求項9に係る遠隔出力プログラムを記録した媒体に
よれば、本発明に係る遠隔出力装置をコンピュータで実
現することができ、本発明を市場に広く流通させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔出力装置が属する遠隔出力シ
ステムの実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】本発明に係る遠隔出力装置の第1の構成例を示
す図である。
【図3】本発明に係る遠隔出力装置の処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図4】コンテンツの所在を示すURLの入力を促すイ
ンターフェース画面の一例を示すである。
【図5】ファクシミリ番号入力インターフェース画面の
一例を示す図である。
【図6】本発明に係る遠隔出力装置の第2の構成例を示
す図である。
【図7】本発明に係る遠隔出力装置の処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る遠隔出力装置の処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 遠隔出力装置 102 無線パケット網 103 ゲートウエイ 104 ISP 105 プリント表示サーバ 106 ネットワーク 107 ファクシミリサーバ 108 コンテンツ情報管理装置 109 公衆電話回線(又は、ISDN網) 110 ファクシミリ 111 LAN 112 プリンタ 113 ファイアウォール(防火壁)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手段と、 情報を入力する入力手段と、 入力されたデータを加工する情報加工手段と、 ネットワークと接続され、ネットワーク上のサーバとデ
    ータの送受信を行う通信手段とを備えた遠隔出力装置で
    あって、 前記入力手段は、ユーザインターフェースを介して遠隔
    出力のためのデータを入力し、 前記加工手段は、入力された遠隔出力のためのデータか
    ら遠隔出力要求データを生成し、 前記通信手段は、生成された遠隔出力要求データを通信
    プロトコルを用いてサーバへ送信することを特徴とする
    遠隔出力装置。
  2. 【請求項2】 制御手段と、 情報を入力する入力手段と、 情報を保持する保持手段と、 入力されたデータを加工する情報加工手段と、 ネットワークと接続され、ネットワーク上のサーバとデ
    ータの送受信を行う通信手段とを備えた遠隔出力装置で
    あって、 前記入力手段は、ユーザインターフェースを介して遠隔
    出力のためのデータを入力し、 前記保持手段は、入力されたデータをユーザ情報として
    保持し、 前記加工手段は、入力された遠隔出力のためのデータお
    よび保持手段により保持されているユーザ情報から遠隔
    出力要求データを生成し、 前記通信手段は、生成された遠隔出力要求データを通信
    プロトコルを用いてサーバへ送信することを特徴とする
    遠隔出力装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、認証情報をユーザ情報
    として保持することを特徴とする請求項2記載の遠隔出
    力装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、前記保持手段により保
    持されているユーザ情報を用いて遠隔出力のための情報
    を入力させることを特徴とする請求項2または3記載の
    遠隔出力装置。
  5. 【請求項5】 実質的なコンピュータを、 制御手段と、 情報を入力する入力手段と、 入力されたデータを加工する情報加工手段と、 ネットワークを介して接続されたサーバとデータの送受
    信を行う通信手段と、として機能させる処理を備えた遠
    隔出力プログラムであって、 ユーザインターフェースを介して遠隔出力のためのデー
    タを入力する第1のステップと、 入力された遠隔出力のためのデータから遠隔出力要求デ
    ータを生成する第2のステップと、 生成された遠隔出力要求データを通信プロトコルを用い
    てサーバへ送信する第3のステップを有することを特徴
    とする遠隔出力プログラム。
  6. 【請求項6】 実質的なコンピュータを、 制御手段と、 情報を入力する入力手段と、 情報を保持する保持手段と、 入力されたデータを加工する情報加工手段と、 ネットワークを介して接続されたサーバとデータの送受
    信を行う通信手段と、として機能させる処理を備えた遠
    隔出力プログラムであって、 ユーザインターフェースを介して遠隔出力のためのデー
    タを入力する第1のステップと、 入力されたデータをユーザ情報として保持する第2のス
    テップと、 入力された遠隔出力のためのデータから遠隔出力要求デ
    ータを生成する第3のステップと、 生成された遠隔出力要求データを通信プロトコルを用い
    てサーバへ送信する第4のステップを有することを特徴
    とする遠隔出力プログラム。
  7. 【請求項7】 前記保持手段は、認証情報をユーザ情報
    として少なくとも保持することを特徴とする請求項6記
    載の遠隔出力プログラム。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、保持手段により保持さ
    れているユーザ情報を用いて遠隔出力のための情報を入
    力させることを特徴とする請求項6または7記載の遠隔
    出力プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項5から8のいずれか1項記載の遠
    隔出力プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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