JP2003271020A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JP2003271020A
JP2003271020A JP2002069103A JP2002069103A JP2003271020A JP 2003271020 A JP2003271020 A JP 2003271020A JP 2002069103 A JP2002069103 A JP 2002069103A JP 2002069103 A JP2002069103 A JP 2002069103A JP 2003271020 A JP2003271020 A JP 2003271020A
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Japan
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forming apparatus
image forming
cartridge
toner
job
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JP2002069103A
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Nobuyuki Kuto
伸行 久東
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷を続けたままトナーカートリッジ交換を
行う際のミスプリント等の無駄を減らす。 【解決手段】 画像形成装置の制御部は、トナーカート
リッジが抜かれたことを検知(S10)した時点からの
印刷出力ページ数を計数する。このページ数が予め設定
された所定値に達した場合(S16)、印字薄れが生じ
る可能性が高まったと判断し、印刷動作を一時停止し、
トナーがなくなったので印字を停止したことを示す画面
を表示する(S18)。この後、ユーザが新しいカート
リッジをセットし(S20)、所定のスタートボタンを
押下すると(S22)、一時停止していた印刷ジョブの
印刷を再開する(S24)。この制御によれば、印刷を
止めずにトナー交換ができるとともに、その交換作業が
手間取った場合には印字薄れが生じる前に自動で印刷動
作を停止するので、ミスプリントを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像のためのトナ
ーやインクなどを、着脱可能なカートリッジから現像手
段に供給する画像形成装置に関し、特に印刷ジョブを実
行したままカートリッジ交換が可能な画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、特開2000−162925公報
に開示される装置のように、印刷ジョブを実行したま
ま、トナーカートリッジの交換作業が可能な画像形成装
置が開発されている。この装置では、トナーカートリッ
ジからトナー供給を受ける現像器に、ある程度の量のト
ナーを貯留するバッファ部を設けることで、トナーカー
トリッジが外された後も、バッファ部に貯留されたトナ
ーを用いて印刷出力を続行することができる。
【0003】この種の装置は、トナーカートリッジ交換
の際にジョブを止めなくてよいので作業効率の点では優
れている。しかしながら、トナーカートリッジを外した
まま印刷を続けることができると、逆にユーザがトナー
カートリッジの装着を忘れてしまう可能性が出てくる。
新しいトナーカートリッジが装着されないままバッファ
部に貯留したトナーを使い切ってしまうと、印字が徐々
に薄れていき、最終的には用紙上に何も印刷されなくな
る。また、場合によっては、トナー不足によるビーズキ
ャリーオーバーなどの発生により正常な印刷動作が不能
となり、装置が強制停止されるという事態に至る可能性
もある。
【0004】そこで上記従来装置では、トナーカートリ
ッジが外されている間、トナーカートリッジの装着を促
すメッセージを操作画面に表示することで、ユーザがカ
ートリッジ交換を忘れないように配慮していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
は、メッセージを表示するだけなので、本質的な解決と
は言えない。すなわち、カートリッジ交換を促すメッセ
ージを表示しても、例えば必要なトナーカートリッジを
探すのに手間取るなど、何らかの理由で交換作業が遅れ
た場合、バッファ部のトナーがなくなると、やはり徐々
に印字が薄れていくことになる。この場合、装置保護の
ための強制停止が行われる前にトナーカートリッジを装
着できれば、ジョブを切れ間なく続けることができるも
のの、後で印字の薄い印刷結果がないか確認したり、そ
のような印字の薄い分だけ再度印刷したりといった手間
が生じる。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであり、印刷ジョブ実行中にトナーやインクのカー
トリッジを交換したときに、印刷結果に印字濃度が薄れ
たものがまぎれることを防止又は低減することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、画像を現像する現像手段に対し、着脱可能なカー
トリッジからトナー又はインクを供給して画像形成を実
行する画像形成装置であって、前記カートリッジの着脱
状態を検知する検知手段と、印刷ジョブ実行中に前記検
知手段にて前記カートリッジが外されたと検知した場合
でも前記印刷ジョブを続行し、その後印字薄れ防止のた
めの所定条件が満足されると印刷ジョブの実行を停止す
るカートリッジ交換時制御手段と、を備える。
【0008】ここで前記印字薄れ防止のための所定条件
は、例えば前記検知手段が前記カートリッジが外された
ことを検知してからの印刷したページ数が所定値以上と
なることである。
【0009】この装置において、前記カートリッジ交換
時制御手段は、印刷ジョブの実行を停止した場合にこの
旨をユーザに通知する通知手段、を備えるようにするこ
とも好適である。
【0010】ここで、前記通知手段は、印刷ジョブの実
行を停止した旨の通知と共に、停止中のジョブに対する
処置についての選択肢をユーザに提示し、これら選択肢
の中でユーザが選択したものを検知して、この検知結果
に対応する処置を実行する構成とすれば、ユーザは停止
したジョブの処置に関する指示を簡単な操作で入力でき
る。
【0011】なお、前記停止中のジョブに対する処置に
ついての選択肢として前記通知手段が提示する処理内容
には、該ジョブの再開、該ジョブの保存、及び該ジョブ
の中止、などがある。
【0012】本発明の好適な態様では、画像形成装置
は、前記カートリッジ交換時制御手段を動作させるか否
かの設定をユーザから受け付け、この設定に応じて前記
カートリッジ交換時制御手段を動作させるか否かを制御
する手段、を更に備える。
【0013】本発明に係る方法は、画像を現像する現像
手段に対し、着脱可能なカートリッジからトナー又はイ
ンクを供給して画像形成を実行する画像形成装置の制御
方法であって、前記カートリッジの着脱状態を検知し、
印刷ジョブ実行中に前記カートリッジが外されたと検知
した場合でも前記印刷ジョブを続行し、その後印字薄れ
防止のための所定条件が満足されると印刷ジョブの実行
を停止することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る制御処理が適用され
る画像形成装置の構成の一例を示す図である。この図で
は、画像形成装置の一種として、複写機を例示してい
る。なお、以下の説明から明らかなように、本実施形態
のトナーカートリッジ交換時の制御の適用範囲は、図1
に示した複写機に限られるものではなく、それ以外の画
像形成装置一般に適用可能である。
【0016】この図に示すように、複写機は、紙原稿に
示された画像を光学的に読み取って電子的な画像信号に
変換する原稿読取部10を備える。原稿送り部12は、
複写対象の原稿の束を載置するトレイを備え、そのトレ
イに対して載置された原稿を一枚ずつ原稿読取部10に
給送する。印刷部14は、読み取られた原稿の画像を用
紙に印刷する機構である。印刷部14は、複数の用紙ト
レイ16を備えており、複数種類の用紙を保持できる。
この印刷部14で印刷された印刷済み用紙は、用紙排出
部20に排出される。用紙排出部20は、複数の排出ト
レイ22を有している。
【0017】機械操作部(操作パネル)24は、この複
写機の操作のための情報を表示し、ユーザからの操作指
示の入力を受け付けるUI(ユーザインタフェース)機
構である。機械操作部24は、タッチパネル26や各種
の操作ボタンを備える。タッチパネル26は、画面に情
報を表示すると共に、その画面に対しユーザが指で触れ
た場所を検知する機能を備える。機械操作部24は、各
種の操作メニューや操作指示ボタンを表示したGUI表
示を生成してタッチパネル26に表示させるとともに、
そのGUI表示上でユーザが触れた場所の情報をタッチ
パネル26から受け取って、ユーザの入力内容を解釈
し、その入力内容に応じた処理指示を機械制御部28に
伝達する。操作ボタンには、複写ジョブの開始を指示す
るためのスタートキーや、数値入力のためのテンキーな
どがあり、機械操作部24は、これら操作ボタンが押下
された場合、その旨を示す信号を機械制御部28に伝達
する。
【0018】機械制御部28は、以上に説明した各ユニ
ット10〜26を制御して、複写機としての動作を実現
するための制御機構である。例えば機械制御部28は、
機械操作部24から入力された複写操作指示(例えば部
数や両面印刷指定の有無など)に対応した制御信号を原
稿送り部12,原稿読取部10,印刷部14,用紙排出
部20に供給することで、その操作指示に応じた複写処
理を実現する。また、機械制御部28は、それら各ユニ
ット10〜26からそのユニットの状態を示す信号を受
け取り、例えば紙詰まり等の誤動作が発生した場合に
は、その誤動作に応じた制御を行う。機械制御部28
は、ROMや不揮発性メモリに記憶された制御プログラ
ムや各種パラメータ値をプロセッサにより処理すること
で実現される。
【0019】なお、図1では省略しているが、この複写
機は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワ
ークに接続可能であり、このネットワークを介してホス
トコンピュータからの印刷指示を受け取り、これを印刷
出力することもできる。
【0020】この構成において、印刷部14は、画像形
成方式として電子写真方式を用いたものである。電子写
真方式では、一般に、レーザー等での露光により感光体
表面上に印刷すべき画像の静電潜像を形成し、潜像形成
された感光体表面に対し現像器からトナーを転移させる
ことで画像を現像し、現像したトナー像を用紙に対し、
直接的に、あるいは中間転写体を介して間接的に転写し
て定着することで印刷を行う。図2は、トナーとキャリ
アからなる2成分系の現像剤を用いる現像器100周辺
の機構の一例を示したものである。
【0021】この例では、現像器100は本体110と
バッファ部120とから構成される。本体110では、
バッファ部120から供給されるトナーを攪拌オーガー
112によりキャリアと攪拌して現像剤410とし、こ
の現像剤410を搬送パドル114の回転により現像ロ
ール116近傍まで搬送する。そして、現像ロール11
6が現像剤410を付着させた状態で回転することで、
現像剤410を感光体200の近傍まで運ぶと、現像ロ
ール116と感光体200表面との電位差により、現像
剤中のトナー粒子が静電力により感光体200の表面に
転移する。これにより、潜像が現像される。
【0022】バッファ部120は、トナーカートリッジ
300から供給されるトナー400をいったん貯留し、
必要に応じて現像器本体110に供給する貯留槽であ
る。バッファ部120にはトナー搬送ロール122が設
けられ、このロール122の回転によりバッファ部12
0内のトナー400が本体110に供給される。トナー
カートリッジ300は、バッファ部120に対して着脱
可能な構造となっており、トナーがなくなった場合はカ
ートリッジ300ごと交換することができる。
【0023】トナーカートリッジ300からバッファ部
120へのトナー供給、及びバッファ部120から本体
110へのトナー供給は、ADC(Auto Developability
Control)制御などの公知の手法により制御されてお
り、本体110内に適切な画像濃度を実現するのに必要
なトナーの量が保たれるようになっている。
【0024】なお、カラー印刷を行う画像形成装置の場
合は、このような現像機構が、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)などの各色ご
とに設けられる。
【0025】トナー切れを防止するため、従来よりカー
トリッジ300内のトナー残量を検知するなどにより、
トナーカートリッジ300の交換時期を検知し、ユーザ
に対して交換を促すメッセージを報知する処理が行われ
ている。本実施形態でも、従来と同様、カートリッジ3
00内のトナー残量が所定量以下になったと判断される
場合に、図3に例示するように、タッチパネル26に表
示されるユーザインタフェース(UI)画面のメッセー
ジエリア510に、トナーカートリッジの交換時期が接
近していることを示すメッセージを表示する構成として
いる。なお、UI画面は、このメッセージエリア510
の他に、ユーザの操作指示を受け付けるためのGUI
(グラフィカルユーザインタフェース)ボタンを表示で
きるメインエリア520を含んでおり、メッセージエリ
ア510にはメインエリア520の表示内容とは基本的
にかかわりなく、メッセージを表示することができる。
【0026】ユーザがこのメッセージを見て、トナーカ
ートリッジ300を交換する場合、本実施形態の画像形
成装置では、現像器100や感光体200などを動作さ
せて印刷動作を実行している間でも、トナーカートリッ
ジ300を画像形成装置から取り外して交換することが
でき、その交換作業の間印刷動作を続行することができ
る。トナーカートリッジ300が外されている間は、バ
ッファ部120に残っているトナー400が現像器本体
110に供給され、本体110内のトナー量が確保され
る。しかしながら、新しいカートリッジ300を装着し
ないうちにバッファ部120内のトナーを使い切ってし
まうと、トナー量が少なくなり印字濃度が薄くなってく
るので、これに対する対策が必要になってくる。この制
御を図4を参照して説明する。
【0027】図4に示す手順は、トナーカートリッジ3
00が画像形成装置における該カートリッジの収容部か
ら抜かれたことを検知したときの、機械制御部28の処
理ルーチンを示すものである。このようなトナーカート
リッジ300の着脱状態を検知するセンサ(以下、着脱
センサと呼ぶ)は、従来より用いられており、本実施形
態でも同様のものを用いることができる。
【0028】この処理ルーチンは、着脱センサがトナー
カートリッジ300の抜けを検知するまでは、待機を続
ける(S10)。カートリッジ300の抜けを検知する
と、タッチパネル26のUI画面のメッセージエリア5
10に、トナーカートリッジが抜けていることを示すメ
ッセージを表示し(S12)、ユーザの注意を喚起す
る。この時点では、まだバッファ部120内のトナーに
より印刷を続行できるので、メッセージの表示のみを行
い、印刷動作自体は続行する。そしてこのメッセージ表
示の後、着脱センサが、トナーカットリッジ300が装
着されたことを検知するのを待つ(S14)。
【0029】トナーカートリッジ300の交換作業が円
滑に進み、印字が薄くなる程度までトナー量が減る前に
新たなカートリッジ300が装着されると、ステップS
14の判定結果が肯定(Y)となる。この後は通常の印
刷動作と同様であり、そのジョブが完了するまで印刷動
作が続行される。
【0030】逆に、トナーカートリッジ300の交換作
業が何らかの理由で遅れると、トナーカートリッジ30
0が装着される前に、バッファ部120内のトナーが切
れるなどして印字濃度が薄れる事態となる。本実施形態
では、そのような事態を検知するために、ステップS1
4の判定の後、所定の印字薄れ条件が満足されたか否か
を判定する(S16)。
【0031】印字薄れ条件は、印字濃度が通常時に対し
て印字品質上無視できなくなる程度に薄れるところまで
達したことを判断する条件である。例えば、例えば、カ
ートリッジ300が抜かれた時点から印刷出力したペー
ジ数が所定の値に達したときに、これを印字薄れのおそ
れ有りと判断する、といった判断条件が考えられる。例
えばトナーカートリッジ300を抜いてから何ページ印
刷すると、印刷結果に無視できない印字薄れが認められ
るかを実験等で求め、これをもとに求めたしきい値を機
械制御部28に登録して上記の条件判定を行えばよい。
この場合、印刷出力したページ数をカートリッジ300
が抜かれた時点から計数し、この値を予め設定したしき
い値と比較すればよい。更には、単に出力ページ数のみ
で判定する代わりに、更に各ページの印字面積や平均濃
度などを考慮してトナー消費量をより精密に推定し、バ
ッファ部120からトナーがなくなるタイミングを判定
してもよい。
【0032】トナー供給制御により、バッファ部120
内のトナー量はほぼ一定に保たれているので、カートリ
ッジ300が完全に空になる前に抜かれた場合は、その
一定量のトナーがバッファ部120内に存在すると仮定
できる。したがって、カートリッジ300を抜いたとき
からその量に相当するページ数を印刷した時点で、印字
薄れが起こる(可能性が無視できなくなる)と判断でき
る。バッファ部120内のトナー量が動的にある程度大
きく変化する場合も考えられるが、このような場合で
も、カートリッジ300からバッファ部120へのトナ
ー供給、及びバッファ部120から現像器本体110へ
のトナー供給の制御の指令内容等から、ある程度の精度
でバッファ部120内のトナー量を推定できるので、カ
ートリッジ300を外したときのバッファ部120内の
推定トナー残量から、その残量を使い切るタイミングを
判定することができる。また、画像形成装置の運転内容
によってバッファ部120内のトナー量が動的に変化す
る場合でも、その変化の範囲は実験等で分かるので、そ
の範囲の最少残量を基準に印字薄れの起こるタイミング
を判断すれば、印字薄れの発生を高い確実性をもって防
止できる。また、バッファ部120内のトナー残量を検
知するセンサを設け、このセンサの検出した残量が所定
量以下になったときを、印字薄れのおそれがあると判断
することもできる。
【0033】以上に例示したもの以外の条件を用いて印
字薄れを判定してももちろんよい。各色のトナーごとに
トナーカートリッジ300を備える画像形成装置の場
合、各色のカートリッジごとに、上記の判定を行う(も
ちろん抜かれていないカートリッジについては上記判定
処理は不要である)。
【0034】この判定処理の結果、印字薄れ条件が満足
されなかった場合は、ステップS14に戻りカートリッ
ジが装着されるかを判断する。
【0035】ステップS16で印字薄れ条件が満足され
たと判定した場合、機械制御部28は、それまで続行し
ていた印刷動作を一時停止し、この一時停止を行った旨
を示す停止報知画面をタッチパネル26に表示する(S
18)。図5は、この停止報知画面の一表示例である。
この例では、消耗品に異常が発生した旨のメッセージが
メッセージエリア510に表示され、トナー供給停止に
より印字ができなくなった旨がメインエリア520に表
示される。この例は、カラーの画像形成装置に関するも
のであり、画面には、異常の起こったトナーカートリッ
ジの色(例ではシアン)も示されている。
【0036】またメインエリア520には、ユーザが採
りうる処置の選択肢がいくつか提示されている。一つ
は、トナーカートリッジ300を交換して画像形成装置
のスタートボタンを押下する操作により、一時停止して
いたジョブの印刷を再開するというものである。また、
別の選択肢として、一時停止したジョブの保存を指示す
るためのGUIボタン532や、そのジョブの中止を指
示するためのGUIボタン534も提示されている。こ
こでユーザがジョブ保存を選択した場合は、一時停止し
たジョブが中止され、そのジョブの未処理部分の内容が
新たなジョブとして画像形成装置内に保存される。ユー
ザは後でこの保存したジョブを呼び出して実行させるこ
とができる。ユーザがジョブ中止を選択した場合は、一
時停止していたジョブが破棄され、そのジョブが完全に
中止される。なお、図4では簡単のため、スタートボタ
ンにより印刷動作が再開される場合の流れのみを示して
いる。
【0037】このように停止報知画面が表示されると、
機械制御部28は印刷動作を停止したまま新たなトナー
カートリッジ300が装着されるのを待つ(S20)。
そして、トナーカートリッジ300が装着されると、ユ
ーザが画像形成装置のコピースタートボタンを押下する
のを待ち(S22)、スタートボタンの押下を検知する
と、ステップS18で一時停止していたジョブの印刷動
作を再開する(S24)。
【0038】以上説明したように、本実施形態では、ト
ナーカートリッジ300が抜かれた後も印刷動作を続行
するが、印刷ページ数をカウントしたり、現像器100
内のトナー残量をモニタするなどにより、品質上無視で
きないほどの印字薄れが起こる程度までトナー量が減っ
たと判断した場合には印刷動作を停止する。これによ
り、印刷を続けたままトナーカートリッジを交換できる
という利便性を維持したまま、交換作業が何らかの理由
で長引いた場合には、無視できない印字薄れが発生する
前に自動的に印刷動作を停止することで、印刷の無駄や
人の作業時間の無駄を減らすことができる。
【0039】カラーの画像形成装置の場合、印刷に用い
るCMYK等の各色のカートリッジごとに、以上の制御
手順による制御が行われる。したがって、取り外した色
のトナーカートリッジについて、印字薄れの判断条件が
満足されれば、画像形成装置の印刷動作が一旦停止され
る。ただし、白黒印字と指定されたジョブをブラックト
ナーのみを用いて印字している場合には、他の色のトナ
ーカートリッジを抜いても印刷には支障がないので、こ
のような場合には印字薄れの判断を行わずにそのジョブ
を最後まで実行するようにすることもできる。
【0040】なお、顧客によっては、印刷動作を止めず
トナーカートリッジを交換する方式よりも、印刷動作を
止めた上で確実に交換作業を行う方式の方を好む場合も
ある。したがって、前者の方式と後者の方式のいずれを
選択するかを設定できるようにすることも好適である。
この設定のためのユーザインタフェースの一例を図6及
び図7を参照して説明する。トナーカートリッジ交換作
業の方式を設定又は変更したい場合、ユーザはタッチパ
ネル26上に表示される基本画面上のGUIボタン等か
らの選択により、図6に示す機械管理者画面を呼び出
す。機械管理者画面は、ユーザ側のオフィスで当該画像
形成装置を管理する役目の人(機械管理者)か、該装置
のメーカー側のメンテナンス作業員しか呼び出せないよ
うに、暗証番号等による保護が計られている。ユーザが
この機械管理者画面上に表示された「トナー残量検知の
設定」のGUIボタン540を選択すると、図7に示す
設定画面が表示される。この設定画面で、トナー残量検
知を「する」か「しない」かをGUIボタン542a、
542bで選択することができる。「する」を選択すれ
ば、上述の制御手順により印刷動作を続行したままトナ
ーカートリッジ300の交換を行うことができるモード
となり、「しない」を選択すればいったん印刷動作を止
めてトナーカートリッジ300を交換するモードとな
る。このように、交換作業方式を設定する設定手段を設
けたことで、顧客のニーズに合った方式でトナーカート
リッジ交換ができる。
【0041】以上では、現像器100にトナーを貯留す
るバッファ部120が設けられている場合を例にとっ
た。しかしながら、バッファ部120に類するものがな
い、本体のみの現像器でも、トナーカートリッジを抜い
たときの現像器内のトナー残量により、ある程度の枚数
は印字薄れなどの不具合なしに印刷できるので、上記の
制御を適用することができる。
【0042】以上、電子写真方式の画像形成装置のトナ
ーカートリッジを交換する場合を例にとったが、インク
ジェット方式等の画像形成装置でのインクカートリッジ
の交換の場合にも、同様の制御を適用することは可能で
あり、有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る制御が適用される画像形成装置
の構成例を示す図である。
【図2】 現像器周辺の概要を示す図である。
【図3】 トナー交換時期の接近を示すメッセージが表
示されたユーザインタフェース画面の一例を示す図であ
る。
【図4】 トナーカートリッジが抜かれた後の制御の手
順を示す図である。
【図5】 印字薄れの危険が高まって印刷動作を一時停
止したときのユーザインタフェース画面の表示例を示す
図である。
【図6】 画像形成装置の機械管理者画面の一例を示す
図である。
【図7】 トナー交換方式の設定画面の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 原稿読取部、12 原稿送り部、14 印刷部、
16 用紙トレイ、20 用紙排出部、22 排出トレ
イ、24 機械操作部、26 タッチパネル、28 機
械制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ05 AQ06 AR01 HK07 HK08 HK15 HV14 HV26 HV33 HV44 2H027 DA27 DA42 DA45 DD02 ED10 EE08 EF09 EK01 EK03 EK14 GB03 HB13 HB18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を現像する現像手段に対し、着脱可
    能なカートリッジからトナー又はインクを供給して画像
    形成を実行する画像形成装置であって、 前記カートリッジの着脱状態を検知する検知手段と、 印刷ジョブ実行中に前記検知手段にて前記カートリッジ
    が外されたと検知した場合でも前記印刷ジョブを続行
    し、その後印字薄れ防止のための所定条件が満足される
    と印刷ジョブの実行を停止するカートリッジ交換時制御
    手段と、 を備える画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置であって、 前記印字薄れ防止のための所定条件は、前記検知手段が
    前記カートリッジが外されたことを検知してからの印刷
    したページ数が所定値以上となることである、ことを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像形成装置で
    あって、 前記カートリッジ交換時制御手段は、印刷ジョブの実行
    を停止した場合にこの旨をユーザに通知する通知手段、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置であって、 前記通知手段は、印刷ジョブの実行を停止した旨の通知
    と共に、停止中のジョブに対する処置についての選択肢
    をユーザに提示し、これら選択肢の中でユーザが選択し
    たものを検知して、この検知結果に対応する処置を実行
    することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置であって、 前記停止中のジョブに対する処置についての選択肢とし
    て前記通知手段が提示する処理内容には、該ジョブの再
    開、該ジョブの保存、及び該ジョブの中止、が含まれる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置であって、 前記カートリッジ交換時制御手段を動作させるか否かの
    設定をユーザから受け付け、この設定に応じて前記カー
    トリッジ交換時制御手段を動作させるか否かを制御する
    手段、を更に備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像を現像する現像手段に対し、着脱可
    能なカートリッジからトナー又はインクを供給して画像
    形成を実行する画像形成装置の制御方法であって、 前記カートリッジの着脱状態を検知し、 印刷ジョブ実行中に前記カートリッジが外されたと検知
    した場合でも前記印刷ジョブを続行し、 その後印字薄れ防止のための所定条件が満足されると印
    刷ジョブの実行を停止する、 ことを特徴とする制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163638A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Canon Inc 印刷制御装置、印刷制御方法及びプログラム
JP2009150980A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009282250A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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