JP2021043266A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナー節約モードを有しており、画像形成装置本体の残寿命がトナーボトルの残寿命よりも短く、トナーを節約することが意味をなさないような状況でトナー節約モードが実行されることを抑制すること。【解決手段】 トナー節約モードを実行するように設定されており、且つ、トナーボトルの残寿命が画像形成装置本体の残寿命よりも長い場合には、トナー節約モードの設定を解除する。【選択図】 図8

Description

本発明は、シートに画像を形成する電子写真方式等の画像形成装置に関する。
レーザやLEDアレイを用いて感光体に静電潜像を形成し、静電潜像をトナーで現像する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置において、形成する画像の濃度を低下させることでトナー消費量を節約する技術(以降、トナー節約モードと称呼)が提案されている(特許文献1)。
このようなトナー消費量を節約する技術は、ユーザのプリントコスト意識の高まりや、トナーを格納したトナーボトルの購入や交換にかかる手間や費用を抑える目的で、カラー印刷か否かに関わらず、今後さらに注目される傾向にあると考えられる。
一方、トナー消費に限らず、現像ローラや感光体などの交換部品や、画像形成装置本体の寿命も画像形成装置の寿命を左右する要因となる。画像形成装置本体の寿命とは、例えば、画像を形成する記録紙(シート)を搬送するための搬送モータや、給紙/搬送ローラや、中間転写ベルトなどが交換対象の部品になっていない場合に、これらの部品が寿命に到達した場合が考えられる。
この場合、給紙ローラや搬送ローラは、記録紙の搬送によって表面が摩耗して搬送力が減衰してしまうと、ピックアップ不良が発生したり、ジャムが発生したりする。中間転写ベルトの場合は、ベルト上の残トナーをクリーニングするクリーニング部材や、現像ローラとの摺擦により、表面が削れてしまうと、画像不良が発生する(特許文献2に画像形成装置本体にも寿命があることが述べられている)。
特開平7−074907号公報 特開平5−080628号公報
前述したようなトナー節約モードを実行する目的は、トナー消費量を節約することで1枚当たりのプリントコストを低減させることや、トナーボトルの交換回数を減らすことである。しかしながら、前述したように、画像形成装置本体にも寿命があるため、印刷する画像によっては、トナー節約モードを有効にした状態した状態のままだと、トナーボトル内のトナーを使い切る前に画像形成装置本体の寿命が先に尽きてしまう可能性がある。このような場合には、画像形成装置本体の寿命が先に尽きてしまうため、トナー節約モードを有効に設定してトナーを節約する必要性は低い。
そこで、本発明は、トナー節約モードを有している画像形成装置において、上記のようなトナーを節約することが意味をなさないような状況でトナー節約モードが実行されることを抑制することを目的とする。
そこで、本発明に関る画像形成装置は、「現像剤を内部に収容した現像剤ユニットが交換可能な画像形成装置であって、現像剤を用いて画像形成を行う画像形成部と、使用する現像剤の量を減らして画像形成を行うモードを有効もしくは無効に設定する設定部と、報知を行う報知部と、前記画像形成装置本体の残寿命と、前記現像剤ユニットの残寿命の判定を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記設定部によって前記モードが有効に設定されており、且つ、前記現像剤ユニットの残寿命が前記画像形成装置本体の残寿命よりも長いと判定している場合に、前記報知部によって前記モードの設定を無効に変更するように促す報知を行う」ことを特徴とするものである。
本発明によれば、トナー節約モードを有している画像形成装置において、トナーを節約することが意味をなさないような状況でトナー節約モードが実行されることを抑制することが出来る。
画像形成装置の断面図 画像形成装置の制御ブロック図 画像形成装置の感光体周辺の構成図 トナー残量から印字可能枚数を算出するフローチャート トナー節約モードを設定するUI表示例 トナー節約モードを無効に切り替えることを促すUI表示例 電源投入からプリントジョブを実施するまでの一連の制御を説明するフローチャート トナー節約モードを無効に切り替えることを促す判断を行う制御を説明するフローチャート
[実施例1]
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施例を示した画像形成装置の断面図、図2は、本発明の実施例を示した制御ブロック図である。図1、図2を用いて、基本的な構成を説明する。
図2の制御部300は、CPU301、ROM302、RAM303から構成される。操作部などの設定/指示/表示手段(以下UIと記す)330、あるいはPCなど外部機器I/F340から、プリント動作開始(画像形成開始)の指示がCPU301に入力される。動作開始指示に従い、CPU301は、I/O310を介して接続された、複数のモータ等の負荷312を駆動制御する。また、同じくI/O310を介して、複数の用紙検知センサなどのセンサ311の入力信号を検知することが可能である。
また、CPU301は、画像形成部320を制御する。画像形成部320は、図1のトナーボトル(現像剤ユニット)120a、120b、120c、120d、中間転写ベルト130、一次転写部123a〜123d、二次転写部140などを含み、制御部300は、これら画像形成部に印加する高圧、駆動の制御、及び、レーザスキャナ122a〜122dの制御が可能である。
ROM302には、画像形成の手順及び後述の説明で使用されるフローチャートの手順のプログラムが記憶されている。
<画像形成動作>
次に図1および、図2を用いて、基本的な画像形成動作について説明する。UI330などから、プリント動作開始の指示が入ると、制御部300は、給紙カセット150などから用紙(シート)の給紙動作を開始する。給紙ピックアップローラ151の駆動源となる定着前搬送モータを駆動させて、給紙ピックアップローラ151が回転駆動し、給紙カセット150内の用紙が1枚ずつ給紙搬送される。このとき、制御部は、用紙の給紙動作を正常に行うことができたか否かを、給紙ピックアップセンサ152を用いて監視する。
一方で、制御部300は、二次転写部140に用紙が到着するタイミングに間に合うように、画像形成動作を開始する。120aはイエロー(以下Yと記す場合がある)の画像を形成するためのトナー(現像剤)を内部に収容したトナーボトル(現像剤ユニット)である。同様に、120bはマゼンダ(以下Mと記す場合がある)、120cはシアン(以下Cと記す場合がある)、120dはブラック(以下Kと記す場合がある)のトナーボトルである。トナーボトルは、ユーザが画像形成装置本体から、着脱して交換可能な構成となっている。
図3は、Yの感光体ドラム124a周辺の構成を示す図である。M、C、Kの感光体ドラム周辺も同様の構成である。124aは感光体ドラム、32aは帯電ローラ(帯電部)、33aは現像ローラ43aを有する現像装置(現像部)、34aは感光体クリーナー(清掃部)である。なお、M、C、Kの各部では、それぞれ124b〜124d、32b〜32d、33b〜33d、43b〜43d、34b〜34dに対応するものとして以降説明する。
感光体ドラム124aと帯電ローラ32aは同一の駆動源(モータ)で駆動される。また、現像ローラ43aは感光体ドラム124aとは別の駆動源で駆動され、感光体ドラム124aとは個別に、現像ローラ43aのみを停止することも可能な構成となっている。
感光体ドラム124aの表面が帯電ローラ32aによって帯電された後、レーザスキャナ(露光部)122aから照射されるレーザで感光体表面を露光し、感光体ドラム124a上に潜像が形成される。そして、形成された潜像は、トナーにより現像ローラ43aを介して感光体ドラム124a上に現像される。なお、トナーボトル(現像剤ユニット)120aの内部に収容されたトナーは、現像装置33a内に補給される。その後、感光体ドラム124a上に現像されたトナー像は、図1の一次転写部123a〜123dにおいて一次転写電圧を印加され、図1の中間転写ベルト130へ転写される。中間転写ベルト130へ転写されたトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって移動して二次転写部140に至る。
再び、図1に戻り、説明を行う。
制御部300は、搬送ローラ155により搬送された用紙の位置を、レジ前搬送センサ160を監視することで検知する。そして、レジ前搬送センサ160に用紙先端が到達したタイミングを考慮し、用紙先端と、中間転写ベルト130上のトナー像の先端が、二次転写部140で一致するように、用紙の搬送を制御する。例えば、トナー像に対して用紙が早く到着している場合には、レジ前搬送ローラ161で用紙を所定時間停止させた後に、再度搬送を再開させる。
以上のようにして用紙とトナー像が到達した二次転写部140に対し、二次転写電圧を印加することにより、トナー像が中間転写ベルト130から用紙に転写される。
二次転写後の用紙は、定着器(定着部)170へ搬送される。定着器170で、用紙上のトナー像が用紙に加熱加圧されて定着される。その後、さらに装置下流部へ搬送される。
定着後の用紙先端が、用紙搬送センサ171に到達すると、制御部300は、あらかじめUI330から指定されている指示に従って、用紙搬送路230あるいは用紙搬送路231のどちらかに搬送するように制御する。搬送フラッパ172を切り替えることで、用紙の搬送先を切り替える。具体的には、両面プリント指示の場合には、用紙搬送路230へ搬送し、片面プリントあるいは両面プリントの裏面の場合には、用紙搬送路231へ搬送する。
以下、用紙搬送路231へ用紙搬送した場合を記述する。
用紙搬送路231へ搬送された用紙は、搬送ローラ232により、さらに下流へ搬送される。ここでも、先の切り替えと同様に、あらかじめUI330から指定されている指示に従い、用紙搬送フラッパ190を切り替えることにより、用紙が用紙搬送路180側へ搬送されるか、用紙搬送路181側へ搬送されるかを切り替え可能な構成となっている。ユーザの排紙指定先が排紙トレイ200の場合には、用紙搬送路180へ搬送され、排紙指定先が排紙トレイ196の場合には、用紙搬送路181側へ搬送される。
なお、上記の基本的な画像形成動作は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。
<画像形成装置の寿命について>
ここで、画像形成装置の寿命について説明する。画像形成装置には、ユーザによって画像形成装置本体から着脱して交換可能なトナーボトル120や、感光体ドラム124/現像ローラ43などを含んだプロセスカートリッジなどの他に、サービスマンによって交換可能な中間転写ベルト130、定着器170などがある。これらユーザやサービスマンによって交換可能な部品であれば、それぞれの寿命到達時に交換することで、再度それぞれの部品が寿命に到達するまで使用することができる。しかし、記録紙を搬送するための搬送モータや搬送ローラ、給紙ローラ、画像形成装置の電源ユニットなど、ユーザが交換できず、サービスマンによる交換対象になっていない部品が存在する。しかしながら、これらの部品にも寿命があり、部品が寿命に到達することで画像形成装置本体も寿命到達となる。
一般的に、画像形成装置本体が寿命を迎えても直ちに画像を形成できなくなるわけではない。しかしながら、設定された画像形成装置本体の寿命を超えて画像形成を行った場合、給紙/搬送ローラの摩耗によるスリップや給紙/搬送モータの回転不良などにより、給紙不良や搬送不良が発生しやすくなり、記録紙のジャム発生頻度が上昇し、記録紙の角折れやしわなどが発生しやすくなり、成果物の品位が低下する。
また、トナーボトル120から現像ローラ43にトナーを搬送するためのスクリュー等を駆動するトナー搬送モータなどに回転不良が生じた場合には、形成する画像にかすれや色抜けなどが発生する可能性が高まる。画像形成装置が印刷する成果物はユーザが顧客などに提示する資料や、手紙、案内状など、成果物の品位が重要になる場面も多い。そのため、画像形成装置本体が設定されている寿命に達した場合、以後の印刷ジョブを行わない運用が一般的である。
<トナーボトル寿命算出方法について>
次に、トナーボトル120a〜120dの残寿命の算出方法について説明する。トナーボトルの寿命は、色によって算出方法が変わらないため、部品の番号は色の区別を付記せずに行う。
本実施例では、画像形成装置本体の残寿命を、残寿命での印字可能枚数で表すことにしているため、比較するトナーボトル120の残寿命も、トナーボトル120の内部のトナー残量での印字可能枚数を算出して比較を行う。
また、トナー残量はセンサを用いる方法や、印字画像データなどからトナーの使用量に関する情報を計算して求める方法もある。本実施例では、印字画像ごとのトナーの使用量を各画像のトナーが付着する領域の画素数によって積算し、未使用トナーボトルのトータルのトナー量に相当する値から積算値(使用量に関する情報)を減算することで、トナー残量に相当する値を求める。
詳しくは、トナーボトルの初期寿命として、ROM302内に、トナーボトル120の未使用時のトナー量に相当する初期値を保持する。その初期値から、印字したページごとにトナーが付着する領域の画素数(以降、ピクセル量と称呼)から算出したトナーの使用量に相当する値(使用量に関する情報)を減算することで、トナーボトルの残寿命に相当する残量%を求めることができる。
トナーの使用量はページごとに異なるため、トナーボトルの残寿命に相当する残量%を残印字可能枚数に換算するには、演算処理が必要となる。本実施例では、ページあたりの平均ピクセルカウントを求めることで、残量%で何枚印字可能か、を求める。求めた値は、RAM303に格納される。
図4に、判定部としてのCPU301が、画像形成装置本体の残寿命と、前記現像剤ユニットの残寿命を判定するフローチャートを示す。
CPU301(判定部)は、1ジョブごとに図4に示す処理を実行する。なお、この処理のプログラムはROM302に格納されている。実行したジョブのピクセルカウント(PC3、トナーの使用量に相当する画素数)を、予めROM302に保持している初期トナーボトル120の初期ピクセルカウント(PC2、トナーボトル120の未使用時のトナー量に相当する画素数)から減算することで、トナーボトルに残留するトナー残量に相当する画素数である残ピクセルカウント(PC1)を求める(S101)。
次にピクセルカウント(PC3)をA4サイズに換算して積算したピクセルカウント(PC4)を求め(S102)、1ジョブで印刷した枚数をA4サイズに換算して累積印刷枚数(Pnum)に加算する(S103)。累積印刷枚数(Pnum)が500枚以上であれば(S104、Y)、積算ピクセルカウント(PC4)と累積印刷枚数(Pnum)から、1枚当たりの平均画素数に相当する平均ピクセルカウント(PC5)を算出する(S105)。平均ピクセルカウント(PC5)は、積算ピクセルカウント(PC4)を累積印刷枚数(Pnum)で除算することで算出される。そして、トナー残量での印字可能枚数(PTprint)を、残ピクセルカウント(PC1)を平均ピクセルカウント(PC5)で除算することで求められる(S106)。一方、累積印刷枚数(Pnum)が500枚未満の場合(S104、N)、予め定義されROM302に格納された平均ピクセルカウント(PCdefine)を用いて(S107)、残トナーでの印字可能枚数(PTprint)を算出(S106)する。
なお、積算ピクセルカウント(PC4)はRAM303に格納される。
<トナー節約モードについて>
次に、トナー節約モード(現像剤節約モード)の設定について説明を行う。
トナー節約モードとは、形成する画像の濃度を低下させることでトナー消費量を節約するモードの事である。
ユーザは、プリントコスト削減や、トナーボトル120の交換頻度を低減させる目的でトナー節約モードを設定することが可能である。
ユーザがトナー節約モードの有効/無効の設定を行う場合、設定部としてのUI330から図5の401に示すようなトナー節約モード設定画面を呼び出し、UI330が備える操作ボタンや、タッチパネルを用いて設定を有効にするか否かの指示をCPU301に対して行う。ここで、トナー節約モードを有効に設定した場合、CPU301は画像形成部320に対して形成する画像の濃度を、トナー節約モードを無効に設定している場合よりも低下させるとともに、RAM303に設定内容を保持する。トナー節約モードでは、画像形成部320は、レーザスキャナ122の出力設定を弱めたり、現像ローラ43に印加する現像高圧設定を弱めたりすることで画像の濃度を低下させる。もしくは、形成する画像を構成するピクセルのうち、例えば千鳥状にトナーが付着しない画素を置き換えることによって(画像を構成するピクセルを間引く)、画像の濃度を低下させてトナー節約モードを実行することも可能である。
しかしながら、上述のとおりトナー節約モードを有効に設定し、形成する画像の濃度を低下させてもトナーボトル120内のトナーを使い切る前に画像形成装置本体の寿命が先に尽きてしまう場合が存在する。つまり、トナーボトル120内に残留しているトナーで印字可能な枚数と比較して、画像形成装置本体の寿命到達までの印字可能枚数が小さい場合である。このような場合、トナー節約モードを無効に設定していてもトナーボトル120の内部に収容されているトナー残量を使い切れない場合があるにも関わらず、トナーボトル120の寿命を延ばしたいと考えるユーザがトナー節約モードを有効に設定することで、トナーボトル120に収容されているトナー残量を使い切れないばかりか、得られる成果物は品位の低い(本来の画像よりも薄い)ものであるため、ユーザにとってはデメリットしか受けられない。
<残寿命の判定と、トナー節約モードの設定変更>
そこで、トナーボトル120の内部に残留するトナー残量(残寿命)と、画像形成装置本体の残寿命を比較し、トナーボトル120の残寿命が画像形成装置本体の残寿命よりも所定量以上大きいとCPU301(判定部)が判定したときに、ユーザが設定部としてのUI330によってトナー節約モード(現像剤節約モード)を有効に設定していた場合、報知部としても機能するUI330に図6の501に示すようなトナー節約モードを無効に切り替えることを促す表示を行うことによってユーザに対して報知を行う。
本実施例では、トナーボトル120の内部に残留したトナーでの印字可能枚数と、画像形成装置本体の残寿命での印字可能枚数とを比較し、比較した結果に基づいて、トナー節約モードを無効に切り替えることを促す表示を行う。
例えば、画像形成部装置本体の残寿命が3%以下で、且つ、そのときのトナーボトル120の内部に残留したトナーでの印字可能枚数が、画像形成装置の残寿命での印字可能枚数よりも7%以上大きい場合に、トナー節約モードを無効に切り替えることを促す表示を行う。過去履歴に基づく残量判断の精度を鑑みると、あまりに早いトナー節約モードの無効への切り替えは不定要素が大きいためである。また、ユーザモード設定を可能な限り適用する、という意図のためである。
トナーボトル120には、一般的にサンプル画像での印字可能枚数の公称値が存在する。この公称枚数は、トナーボトル120の寿命で印刷可能な枚数に相当する。トナーボトル120の公称枚数が10000枚とすると、前述の画像形成装置本体の残寿命+差分7%である、トナー残量10%は1000枚である。一方、本実施例での画像形成装置本体の寿命を20000枚とする。したがって、画像形成装置本体の寿命が残り600枚、そのときトナーボトル120の残寿命が1000枚以上の場合にトナー節約モード無効を促す表示を行う。
図7に示すフローチャートを用いて画像形成装置の電源投入からトナー節約モード無効化判断までの説明を行う。
画像形成装置の電源が投入されると、CPU301はトナー節約モードの設定変更指示を受けたか否かの監視を行う(S202)。トナー節約モードの設定変更指示は設定部としてのUI330を通じて、図5の401に示すようなUI表示から操作ボタンもしくはタッチパネルから設定指示を行う。S202において、UI330からトナー節約モード変更指示を受けた場合(S202、Y)、CPU301は変更指示に従ってRAM303に保持されているトナー節約モードの設定内容を変更する(S203)。一方、変更指示が無い場合(S202、N)は、トナー節約モードの変更は行わない。
次に、画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定変更指示を受けたか否かの監視を行う(S204)。画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定とは、画像形成装置本体が予め設定されている寿命に達した場合に画像形成を停止するか否かの設定であり、この設定はUI330を通じて画像形成装置本体の寿命到達前に予め行っておく。S205で設定する動作モードは、(i)停止、(ii)継続、(iii)選択、のいずれかである。「(i)停止」を設定した場合、画像形成装置本体が寿命に到達すると、画像形成を停止させ、その後のプリントジョブを受け付けないようにする。「(ii)継続」を設定した場合、画像形成装置本体が寿命に到達しても、トナーボトル120内にトナーが残っていれば画像形成を継続させる。「(iii)選択」を設定した場合、画像形成装置本体が寿命に到達したタイミングでいったん画像形成を停止させ、報知部としてのUI330を通じて、画像形成を停止させるか、それともトナーが残っていれば継続してプリント動作を継続するかを選択可能になる。一般的に、画像形成装置本体が寿命に達した後は形成する画像の品位を保障できないため、(i)を設定される場合が多い。一方、成果物品位よりもプリントコストを優先させるユーザは、(ii)または、(iii)を設定する場合が多い。本設定において、(ii)、または(iii)を設定しているユーザにおいてはトナーがトナーボトル120に残っている限りプリントを継続するため、本実施例のように、トナー節約モードを無効化(解除)する必要性はない。
再び図7に示すフローチャートに戻って説明を行う。
S204において、画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定変更があった場合(S204、Y)は、CPU301はRAM303に保持されている画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定を変更する(S205)。一方、S204によって設定変更が無かった場合は(S204、N)、設定変更は行わない。続いて、プリントジョブが投入されたか否かの判断を行う(S206)。プリントジョブの投入は、UI330を通じて指示されるか、もしくは、外部機器I/F340によって接続されたPCなどから指示される。ジョブが投入されなかった場合(S206、N)は、S202に戻り再びフローを実行する。ジョブが投入された場合(S206、Y)は、ジョブ処理を行い(S207)、続いて画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定の確認を行う。ここで、画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定が「停止」もしくは「選択」に設定されていた場合(S208、Y)、画像形成装置本体が寿命に到達したか否かの判断を行う(S209)。S209において、画像形成装置本体が寿命に到達したと判断された場合(S209、Y)で、且つ画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モード設定が「停止」に設定されていた場合(S211、「停止」)、UI330などを通じてユーザに画像形成装置本体の寿命到達によりその後のプリントを実施できないことを表示する(S212)。
画像形成装置本体の寿命到達時のプリント動作モードが「選択」に設定されていた場合(S211、「選択」)、報知部としてのUI330などを通じてユーザに対してプリント動作を「停止」するか「継続」するか選択を促す(S213)。ここで、「停止」が選択された場合(S213、「停止」)、UI330などを通じてユーザに画像形成装置本体の寿命到達によりその後のプリントを実施できないことを表示する(S212)。
S209において、画像形成装置本体が寿命に到達していなかった場合(S209、N)、トナー節約モード無効化判断を行う(S210)。
一方、S213においてプリント動作の「継続」が選択された場合(S213、「継続」)や、S208において「継続」の設定になっていた場合(S208、N)は、S202に戻り再びフローを実行する。
続いて、図8に示すフローチャート(S301)を用いてトナー節約モード無効化判断(S210)フローについて説明を行う。
まず、トナー節約モード(現像剤節約モード)設定が有効になっているか否かの判断を行う(S302)。トナー節約モード設定が無効になっている場合は、トナー節約モードをOFF設定(無効)のままに維持し(S309)、本フローチャートを抜ける。
一方、トナー節約モード設定が有効になっている場合は、トナーボトル(現像剤ユニット)120に内包されているトナー残量(トナーボトルの残寿命)、画像形成装置本体の残寿命での印字可能枚数を算出する(S303)。トナーボトルの残寿命での印字可能枚数算出は、図4(S101〜S107)に示すフローを実行することで算出を行う。
次にCPU301(判定部)は、画像形成装置本体の残寿命が3%以下であるか否かの判断(判定)を行い(S304)、画像形成装置本体の残寿命が3%よりも大きいと判定した場合は(S304、N)、トナー節約モードON(有効)を継続(S306)し、このフローチャートを抜ける。一方、S304において、画像形成装置本体の残寿命が3%以下であると判定した場合(S304、Y)、トナーボトルの残寿命と、画像形成装置本体の残寿命との比較を行い、画像形成装置本体の残寿命がトナーボトルの残寿命よりも7%以上残寿命が長いと判定した場合(S305、Y)、トナー節約モードをON(有効)のまま継続し(S306)、このフローチャートを抜ける。
一方、S305において、画像形成装置本体の残寿命がトナーボトルの残寿命よりも7%以上長くないと判定した場合(S305、N)、画像形成装置本体の寿命到達時にトナーがトナーボトル120内に残る可能性が高いため、報知部としてのUI330に図6の501に示すようなトナー節約モードを無効(OFF)に変更する(トナー節約モードを解除する)ことを促すメッセージを表示(報知)させ(S307)、このメッセージに従いユーザがトナー節約モードを無効に設定(トナー節約モードを解除)した場合(S308、Y)、トナー節約モードをOFFに変更し(S309)、このフローチャートを抜ける。一方、ユーザがトナー節約モードを有効のままで維持することを選択した場合(S308、N)、トナー節約モードを有効にしたまま(S306)、このフローチャートを抜ける。
以上の制御によって、トナー節約モードを有する画像形成装置において、トナーボトル120に内包されたトナーの残量(トナーボトル120の残寿命)が画像形成装置本体の残寿命に比べて十分多い場合、つまり、トナー消費量を節約しても画像形成装置本体の寿命によってプリントを継続できなくなってしまうためにトナー節約効果が少ない場合、トナー節約モードを無効(解除)にすることで、トナーを無駄なく使うことができるとともに、このような場合に本来の画像よりも濃度が薄い画像が形成されることを抑制することができる。
また本実施例では、画像形成装置本体の残寿命がトナーボトル残寿命に比べて少ない場合、つまり、トナーボトル120内にトナーが残ってしまう場合、UI330にトナー節約モードを無効(解除)にすることを促す表示を行う例で記載したが、報知部としてのUI330などへのトナー節約モードの無効への切り替えを促す表示(報知)を行わずに、CPU301が図8に示すフローチャート(S301)内のステップS308の選択でトナー節約モードを無効に切り替えても良い(S308、Y)。
300 制御部
301 CPU
302 ROM
303 RAM
320 画像形成部
330 設定/指示/表示手段
340 外部機器I/F
310 I/O
311 センサ
312 負荷
120 トナーボトル
130 中間転写ベルト
123 一次転写部
140 二次転写部
122 レーザスキャナ
124 感光体ドラム
32 帯電ローラ
33 現像装置
43 現像ローラ
34 感光体クリーナー
401 トナー節約モードを設定するUI表示例
501 トナー節約モードを無効に切り替えることを促すUI表示例

Claims (5)

  1. 現像剤を内部に収容した現像剤ユニットが交換可能な画像形成装置であって、
    現像剤を用いて画像形成を行う画像形成部と、
    使用する現像剤の量を減らして画像形成を行うモードを有効もしくは無効に設定する設定部と、
    報知を行う報知部と、
    前記画像形成装置本体の残寿命と、前記現像剤ユニットの残寿命の判定を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記設定部によって前記モードが有効に設定されており、且つ、前記現像剤ユニットの残寿命が前記画像形成装置本体の残寿命よりも長いと判定している場合に、前記報知部によって前記モードの設定を無効に変更するように促す報知を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤を内部に収容した現像剤ユニットが交換可能な画像形成装置であって、
    現像剤を用いて画像形成を行う画像形成部と、
    使用する現像剤の量を減らして画像形成を行うモードを有効もしくは無効に設定する設定部と、
    前記画像形成装置本体の残寿命と、前記現像剤ユニットの残寿命の判定を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記設定部によって前記モードが有効に設定されており、且つ、前記現像剤ユニットの残寿命が前記画像形成装置本体の残寿命よりも長いと判定している場合に、前記モードの設定を無効に変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置本体の使用量に関する情報から前記画像形成装置本体の残寿命を判定し、前記現像剤ユニットの使用量に関する情報から前記現像剤ユニットの残寿命を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置本体の使用量に関する情報とは、前記画像形成装置本体による画像形成の累積印刷枚数であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記モードを実行するように設定されている場合、前記制御部は画像の濃度を下げて画像形成を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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