JP2003271012A - 画像形成装置、感光体用支持体の製造方法、感光体用支持体及び感光体 - Google Patents

画像形成装置、感光体用支持体の製造方法、感光体用支持体及び感光体

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JP2003271012A
JP2003271012A JP2002076067A JP2002076067A JP2003271012A JP 2003271012 A JP2003271012 A JP 2003271012A JP 2002076067 A JP2002076067 A JP 2002076067A JP 2002076067 A JP2002076067 A JP 2002076067A JP 2003271012 A JP2003271012 A JP 2003271012A
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bite
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forming apparatus
surface treatment
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Hiroaki Miho
広晃 三保
Satoshi Nishida
聡 西田
Shigetaka Kurosu
重隆 黒須
Masashi Saito
正志 齊藤
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドット画像のスクリーンと感光体を構成する
支持体の表面の凹凸ピッチとの干渉によるモアレをなく
する。 【解決手段】 実測による表面粗さRz又は計算上の表
面粗さZを所定値とするバイト加工による表面処理を行
った感光体用支持体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、画像形成装置に用いられる感光体の製造技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像形成装置においては、レー
ザや発光ダイオード(LED)アレイを用いてドット露
光を行い現像し画像が形成される。一方像担持体として
の感光体はアルミニウム等の金属からなる支持体及び感
光層からなるが、露光において、像担持体の表面で反射
する光と支持体表面で反射する光との間に干渉が起こっ
て画質に影響するという問題がある。
【0003】この問題に対する対策として、支持体の表
面を荒らしたり、支持体と感光層の間に微粒子を含有す
る下引き層を設ける等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、階調
性を向上した画像形成工程等においては限界があり、画
質の低下を十分に防止することが困難である。特に、階
調表現性能を向上するために、画像を構成するドットの
配列を一方向に密に画像形成方法においては、ドットの
配列と支持体表面の凹凸との間の干渉によるモアレが生
じて画質を低下させることが判明した。
【0005】本発明は、このよう問題を解決し、濃度む
らがなく高い画質の画像を形成することが出来る画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の発明により達成される。
【0007】1.バイト加工により表面処理された支持
体及び該支持体上に形成された感光層を有する感光体並
びに光ビームを発生する光源を有する露光手段を備え、
前記光ビームの主走査と前記感光体の移動による副走査
によりドット配列の露光を行って潜像を形成する画像形
成装置において、前記露光手段は、前記主走査方向にお
けるドットの配列ピッチの空間周波数が4個/mm以上
である走査露光を行うとともに、前記支持体の前記主走
査方向における表面粗さRzが1.5μm以下であるこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0008】2.バイト加工により表面処理された支持
体及び該支持体上に形成された感光層を有する感光体並
びに光ビームを発生する光源を有する露光手段を備え、
前記光ビームの主走査と前記感光体の移動による副走査
によりドット配列の露光を行って潜像を形成する画像形
成装置において、前記露光手段は、前記主走査方向にお
けるドットの配列ピッチの空間周波数が4個/mm以上
である走査露光を行うとともに、前記支持体は、前記支
持体の前記主走査方向の表面形状に前記バイト加工にお
けるバイトピッチに対応した周期の凹凸を実質的に有し
ないことを特徴とする画像形成装置。
【0009】3.バイト加工により表面処理された支持
体及び該支持体上に形成された感光層を有する感光体並
びに光ビームを発生する光源を有する露光手段を備え、
前記光ビームの主走査と前記感光体の移動による副走査
によりドット配列の露光を行って潜像を形成する画像形
成装置において、前記露光手段は、前記主走査方向にお
けるドットの配列ピッチの空間周波数が4個/mm以上
である走査露光を行うとともに、前記支持体は、次の条
件を満たす表面を有することを特徴とする画像形成装
置。
【0010】R−Rcos[{(X/2)/2πR}×
360]<0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
(mm)である。
【0011】4.前記露光手段は、副走査方向のドット
密度を主走査方向のドット密度より大としたドット配列
の露光を行うことを特徴とする前記1〜3のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0012】5.個数平均粒径が2〜7μmのトナーを
用いて潜像を現像する現像手段を有することを特徴とす
る前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0013】6.前記支持体は、円筒形の金属からなる
ことを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画
像形成装置。
【0014】7.円筒形の金属からなる感光体用支持体
の製造方法において、次の条件を満たす表面処理を行う
ことを特徴とする感光体用支持体の製造方法。
【0015】R−Rcos[{(X/2)/2πR}×
360]<0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
(mm)である。
【0016】8.次の条件を満たす表面処理を行う感光
体用支持体の製造方法により製造されたことを特徴とす
る感光体用支持体。
【0017】R−Rcos[{(X/2)/2πR}×
360]<0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
(mm)である。
【0018】9.次の条件を満たす表面処理を行う感光
体用支持体の製造方法により製造されたことを特徴とす
る支持体及び、該支持体上に形成された感光層を有する
ことを特徴とする感光体。
【0019】R−Rcos[{(X/2)/2πR}×
360]<0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
(mm)である。
【0020】10.前記感光層は、厚さ10〜30μm
であることを特徴とする前記9に記載の感光体。
【0021】
【発明の実施の形態】<画像形成装置>図1は、画像形
成装置本体GHと、画像読取装置YSとから構成された
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカ
ラー複写機の全体構成を示す図である。
【0022】画像形成装置本体GHは、タンデム型カラ
ー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成
部10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間
転写体6と給紙部と定着手段24とから成る。
【0023】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、像担持体としての感光体1Yの周囲に配置され
た帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリ
ーニング手段8Yを有し、マゼンタ色の画像を形成する
画像形成部10Mは、像担持体としての感光体1M、帯
電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニ
ング手段8Mを有し、シアン色の画像を形成する画像形
成部10Cは、像担持体としての感光体1C、帯電手段
2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手
段8Cを有し、黒色画像を形成する画像形成部10K
は、像担持体としての感光体1K、帯電手段2K、露光
手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段8Kを有
する。帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露
光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C及び帯電手段
2Kと露光装置3Kとは、潜像形成手段を構成する。
【0024】中間転写体6は、駆動ローラ9A及び従動
ローラ9B〜9Eに張架され、画像形成時に矢印で示す
ように循環移動する。
【0025】画像形成部10Y、10M、10C及び1
0Kにより形成された各単色画像は、中間転写体6上に
転写手段7Y、7M、7C及び7Kにより逐次転写され
て(1次転写)、合成されたカラー画像が形成される。
中間転写体6上にカラー画像を形成する画像形成部10
Y、10M、10C、10K及び転写手段7Y、7M、
7C、7Kは像形成手段を構成する。
【0026】記録材Pを収納する収納部としての複数の
給紙カセット20a、20b、20c内に収容された記
録材Pは、繰り出しローラ及び捌き部材からなる給紙手
段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、2
2C、レジストローラ102等を経て、電源7Bにより
転写電圧が印加された転写手段としての転写ローラ7A
に搬送され、記録材P上にカラー画像が転写される(2
次転写)。
【0027】カラー画像が形成された記録材Pは、分離
手段としての駆動ローラ9Aにより中間転写体6から分
離される。分離手段は小ローラで構成された駆動ローラ
9Aからなり、中間転写体6を駆動ローラ9Aにより小
さな曲率半径で強度に屈曲させることにより、紙の直進
性を利用して記録材Pを中間転写体6から分離する。
【0028】給紙カセット20b及び20cには符号を
省略しているが、それぞれ給紙手段21及び搬送ローラ
22Aが設けられている。給紙カセット20a、20
b、20c、手差し給紙台20d又は両面画像形成用の
反転搬送部からの記録材搬送路はループ形成ローラ10
1の上流で合流し、ループ形成ローラ101には単一の
記録材搬送路から記録材Pが送り込まれる。カラー画像
が転写された記録材Pは、定着装置24により定着処理
され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ2
6上に載置される。定着手段24は、それぞれ内側にヒ
ータが配置された上下ローラ24A、24B、クリーニ
ングローラ24C等で構成される。
【0029】一方、転写ローラ7Aにより記録材Pにカ
ラー画像を転写した後、記録材Pを分離した中間転写体
6は、クリーニング手段8Aによりクリーニングされ
る。
【0030】5Y、5M、5C、5Kは、現像手段4
Y、4M、4C、4Kにそれぞれ新規トナーを補給する
トナー補給手段である。S1、S2、S3はセンサであ
る。
【0031】画像形成装置本体GHの上部には、自動原
稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成
る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装
置201の原稿台上に載置された原稿dはレジスト搬送
手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光
学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、
ラインイメージセンサCCDにより読み込まれる。
【0032】ラインイメージセンサCCDにより光電変
換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、露光手段3Y、3M、3C、3Kに入
力する。
【0033】自動原稿送り装置201は両面原稿搬送手
段を備えている。自動原稿送り装置201は原稿載置台
上から給送される多数枚の原稿dの画像を、連続して読
み取り、記憶手段に蓄積する事が可能であるから(電子
RDH機能)、複写機能により多数枚の原稿内容を複写
することが可能であり、また、ファクシミリ機能により
多数枚の原稿dの画像データを送信することが可能であ
る。 <像担持体>以下に図2以下を参照して、図1における
像担持体としての感光体1Y、1M、1C,1K及びそ
の製造方法を説明する。なお、図2において感光体1
Y、1M、1C及び1Kを総称して感光体PC1とす
る。
【0034】感光体PC1は図2(a)に示すように、
例えば、アルミニウムを材料とする円筒状の支持体PC
11に塗布により感光層PC12を形成して作製され
る。支持体PC11は鋳造により円筒状に形成されたア
ルミニウムを以下に説明するバイト加工による表面処理
を施して形成される。感光層PC12は浸漬塗布、円形
スライドホッパによるスライド塗布、スプレー塗布等の
塗布方法により形成された有機感光層からなり厚さ10
〜30μmに形成される。
【0035】支持体PC11の表面処理は図2(b)に
示すように支持体PC11をY方向に回転させつつバイ
トBTをX方向に一定速度で移動させることにより支持
体PC11の表面を所定の表面粗さにするものである。 <支持体の表面処理>支持体PC11の表面状態は主と
してバイトBTの刃先の形状を表すバイト曲率半径R
と、支持体PC11が1回転する間におけるバイトBT
の移動量であるバイトピッチXにより決定される。図3
にバイト加工における処理条件のパラメータを示す。
【0036】支持体PC11との関連での感光体PC1
の性能については、主として支持体PC11の表面粗さ
により評価することができる。表面粗さには種々ある
が、本実施の形態においては、次のように定義される実
測された表面粗さRzと計算上の表面粗さZを用いた。
【0037】表面粗さRz:JIS B601において
規定されている十点平均粗さであり、基準長(本実施の
形態では2.5mm)において、最高から5番目までの
山の高さの平均値と、最も深い谷から5番目までの谷底
の深さの平均値との和をμmで表したものである。
【0038】計算上の表面粗さZ:図3に示すようにバ
イトBTの頂点を谷とし、バイトピッチXを持って隣り
合っているバイトBTnとバイトBTn+1の刃先輪郭
の交点を山とする凹凸曲線における谷と山間の距離(高
度差)であり、次の式により表される。なお、バイトB
Tnに対するバイトBTn+1は支持体PC11が1回
転する間にバイトBTが移動したものを言う。 Z=R−Rcos{(X/2)×360/2πR} ただし、RはバイトBTの刃先の曲率半径(mm)、X
はバイトピッチ(mm)である。
【0039】処理条件を変えて表面処理した各種の支持
体PC11に感光層PC12を形成して作成した感光体
PC1を用いて画像を形成した結果、バイトBTの送り
方向である主走査方向において4個/mm以上のドット
配列の画像形成においては、Rz≦1.5μm又はZ≦
0.001mmという条件が満足されたときに、モアレ
が発生せず鮮明な画像が得られた。
【0040】図7は、刃先の曲率半径R及びバイトピッ
チXの様々な値に対する表面粗さZを式Z=R−Rco
s{(X/2)×360/2πR}を用いて計算した結
果を示す。
【0041】図中実線の太線で示す境界の下側領域Aが
良好な画像を形成することができる範囲であり、上側の
領域Bが濃度ムラを生ずる範囲である。なお、画像を形
成し、形成された画像の画質を評価する実験は図7中の
代表的な点をサンプリングして行った。
【0042】図7に示す結果及び下記に説明する実施例
及び比較例の結果から次のことが結論される。
【0043】主走査方向におけるドットの配列ピッチの
空間周波数が4個/mm以上である画像形成において、 (1)実測の表面粗さRzが1.5μm以下において濃
度ムラのない画像を形成することができる。なお、表面
粗さRzは0.5μm以上であることが好ましい。表面
粗さRzは0.5μmを下回ると感光層の塗布ムラに起
因する干渉縞による濃度むらが発生する場合がある。 (2)バイトピッチに対応する凹凸が実質的に観察され
ない支持体を用いることにより濃度ムラのない画像を形
成することができる。 (3)計算上の表面粗さZが0.001mm未満におい
て濃度ムラのない画像を形成することができる。<画像
形成>階調性に富んだ画像を形成するためには、ドット
配列を図6に示すように、一方向に密に配列し、走査方
向におけるドットの長さを変化させることにより階調表
現をすることが望ましい。図6において、露光時におけ
る副走査方向をスクリーンの垂線とし主走査方向のドッ
トの長さを露光時間、即ち、露光光源を駆動するパルス
のパルス幅の制御により変えることにより階調表現を行
う。
【0044】このような露光方法を用いて画像形成を行
う場合には、前記した感光体、即ち、主走査方向に一定
のピッチでバイトを移動させて表面処理を行う場合の処
理条件として前記(1)〜(3)の条件を満たすことが
特に有効である。
【0045】なお、前記のドット配列の潜像を現像する
現像工程においては、個数平均粒径が2〜7μmの小粒
径トナーを用いることが望ましく、このような小粒径ト
ナーを用いることにより、鮮明で高解像力の画像が形成
される。
【0046】トナーの粒度分布の算出、個数平均粒径の
測定は、コールターカウンターTA−II、コールターマ
ルチサイザー、SLAD1000(島津製作所社製レー
ザー回折式粒径測定装置)等を用いて測定することがで
きる。
【0047】前記個数平均粒径の測定においては、コー
ルターマルチサイザーを用い、粒度分布を出力するイン
ターフェース(日科機社製)、パーソナルコンピュータ
ーを接続して使用した。
【0048】
【実施例】(実施例1) ・バイトピッチX=0.1mm ・バイト刃先の曲率半径R=5mm ・支持体PC11の径=φ60mm ・表面粗さRz=1.038μm ・表面粗さZ=0.0002μm ・有機半導体層(感光層):フタロシアニン顔料をポリ
カーボネイトに分散させたものを塗布し、厚さ25μm
の有機半導体層を形成 ・画像形成における感光体PC1の副走査方向の移動速
度=220mm/s ・露光レーザー:半導体レーザー、300μW ・現像方式:2成分現像方式 ・スクリーン:主走査方向:120dpi(120ドッ
ト/25.4mm)、副走査方向600dpi(600
ドット/25.4mm) 上記条件で画像を形成した結果、濃度むらのない画像が
形成された。
【0049】(実施例2) ・バイトピッチX=0.2mm ・バイト刃先の曲率半径R=20mm ・表面粗さRz=1.209μm ・表面粗さZ=0.0002mm ・他は実施例1と同一 上記条件で画像を形成した結果、濃度むらのない画像が
形成された。
【0050】(実施例3) ・バイトピッチX=0.13mm ・バイト刃先の曲率半径R=5mm ・表面粗さRz=1.151μm ・表面粗さZ=0.00042mm ・他は実施例1と同一 上記条件で画像を形成した結果、濃度むらのない画像が
形成された。
【0051】(比較例1) ・バイトピッチX=0.2mm ・バイト刃先の曲率半径R=5mm ・表面粗さRz=1.635μm ・表面粗さZ=0.001mm ・他は実施例1と同一 上記条件で画像を形成した結果、画像に濃度むらが発生
した。
【0052】(比較例2) ・バイトピッチX=0.26mm ・バイト刃先の曲率半径R=5mm ・表面粗さRz=2.337μm ・表面粗さZ=0.0017mm ・他は実施例1と同一 上記条件で画像を形成した結果、画像に濃度むらが発生
した。
【0053】(比較例3) ・バイトピッチX=0.3mm ・バイト刃先の曲率半径R=5mm ・表面粗さRz=2.805μm ・表面粗さZ=0.0022mm ・他は実施例1と同一 上記条件で画像を形成した結果、画像に濃度むらが発生
した。
【0054】表面粗さRzは、基準長を2.5mmと
し、Kosaka Laboratory Ltd製の
サーフコーダ SE−30Dを用いて測定した値であ
る。
【0055】図4、5に前記サーフコーダを用いて測定
した支持体の表面状態の測定チャートを示す。
【0056】図4に示す実施例においては、バイトピッ
チに対応する表面凹凸が実質的に存在しないが、図5に
示す比較例においては、バイトピッチに対応する表面凹
凸が存在する。
【0057】
【発明の効果】請求項1〜3又は5〜10のいずれかの
発明により、ドット画像のスクリーンと感光体の支持体
の表面加工により生ずる凹凸とに起因するモアレの発生
が良好に防止され濃度むらがなく鮮明な画像が形成され
る。
【0058】請求項4の発明により、階調性に富み、且
つ、濃度むらのない鮮明な画像が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る感光体の拡大断面図
である。
【図3】支持体のバイト加工における処理条件のパラメ
ータを示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る感光体用支持体の表面状
態の測定チャートを示す図である。
【図5】比較例における表面状態の測定チャートを示す
図である。
【図6】ドット配列を示す図である。
【図7】曲率半径及びバイトピッチに対する表面粗さの
計算結果を示す図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K、PC1 感光体 PC11 支持体 PC12 感光層 BT バイト R 曲率半径 X バイトピッチ Rz、Z 表面粗さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/043 (72)発明者 齊藤 正志 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 森本 浩史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 EA05 2H035 CA07 CB02 CB03 CB04 2H068 AA54 AA59 CA32 EA07 FA17 FB06 FC05 FC08 2H076 AB05 AB08 AB16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイト加工により表面処理された支持体
    及び該支持体上に形成された感光層を有する感光体並び
    に光ビームを発生する光源を有する露光手段を備え、前
    記光ビームの主走査と前記感光体の移動による副走査に
    よりドット配列の露光を行って潜像を形成する画像形成
    装置において、 前記露光手段は、前記主走査方向におけるドットの配列
    ピッチの空間周波数が4個/mm以上である走査露光を
    行うとともに、前記支持体の前記主走査方向における表
    面粗さRzが1.5μm以下であることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 バイト加工により表面処理された支持体
    及び該支持体上に形成された感光層を有する感光体並び
    に光ビームを発生する光源を有する露光手段を備え、前
    記光ビームの主走査と前記感光体の移動による副走査に
    よりドット配列の露光を行って潜像を形成する画像形成
    装置において、 前記露光手段は、前記主走査方向におけるドットの配列
    ピッチの空間周波数が4個/mm以上である走査露光を
    行うとともに、前記支持体は、前記支持体の前記主走査
    方向の表面形状に前記バイト加工におけるバイトピッチ
    に対応した周期の凹凸を実質的に有しないことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 バイト加工により表面処理された支持体
    及び該支持体上に形成された感光層を有する感光体並び
    に光ビームを発生する光源を有する露光手段を備え、前
    記光ビームの主走査と前記感光体の移動による副走査に
    よりドット配列の露光を行って潜像を形成する画像形成
    装置において、 前記露光手段は、前記主走査方向におけるドットの配列
    ピッチの空間周波数が4個/mm以上である走査露光を
    行うとともに、前記支持体は、次の条件を満たす表面を
    有することを特徴とする画像形成装置。 R−Rcos[{(X/2)/2πR}×360]<
    0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
    半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
    (mm)である。
  4. 【請求項4】 前記露光手段は、副走査方向のドット密
    度を主走査方向のドット密度より大としたドット配列の
    露光を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 個数平均粒径が2〜7μmのトナーを用
    いて潜像を現像する現像手段を有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記支持体は、円筒形の金属からなるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 円筒形の金属からなる感光体用支持体の
    製造方法において、次の条件を満たす表面処理を行うこ
    とを特徴とする感光体用支持体の製造方法。 R−Rcos[{(X/2)/2πR}×360]<
    0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
    半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
    (mm)である。
  8. 【請求項8】 次の条件を満たす表面処理を行う感光体
    用支持体の製造方法により製造されたことを特徴とする
    感光体用支持体。 R−Rcos[{(X/2)/2πR}×360]<
    0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
    半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
    (mm)である。
  9. 【請求項9】 次の条件を満たす表面処理を行う感光体
    用支持体の製造方法により製造されたことを特徴とする
    支持体及び、該支持体上に形成された感光層を有するこ
    とを特徴とする感光体。 R−Rcos[{(X/2)/2πR}×360]<
    0.001 ただし、Rは前記表面処理において用いるバイトの曲率
    半径(mm)、Xは前記表面処理におけるバイトピッチ
    (mm)である。
  10. 【請求項10】 前記感光層は、厚さ10〜30μmで
    あることを特徴とする請求項9に記載の感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011209437A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Kyocera Corp 電子写真感光体および画像形成装置
JP2011209438A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Kyocera Corp 画像形成装置

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