JP2009236995A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面が発泡層からなる転写ロールを使用した画像形成装置において、当該転写ロールの表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留しているときに、転写ロールの表面に注意を喚起してユーザーが不良品であると誤認識してクレームの発生原因となることを回避可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】表面が発泡層からなり、像担持体又は中間転写体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写するための部材であって、その発泡層からなる表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留するとともに、装置を開いた際にユーザーが外部から目視可能な位置に配設された転写ロール27と、前記転写ロールの表面に少なくともユーザーの装置開放による目視の前にトナーによって表示され、当該転写ロールの表面に注意をユーザーに喚起する注意喚起用の表示部80とを備えるように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
特開2000−147915号公報 特開2005−4109号公報 特開2000−187405号公報 特開2006−84792号公報 特許3330463号公報
従来、上記画像形成装置としては、イエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各色の画像形成部を備えた所謂タンデム方式のカラー画像形成装置が種々提案されており、実際に製品化されてきている。かかるタンデム方式のカラー画像形成装置では、イエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各画像形成部によって形成されるトナー像の位置合わせを行い、カラー画像の画質を向上させるため、イエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各画像形成部によってカラーレジ合わせを行うための調整用パターンを中間転写ベルト上に転写し、当該中間転写ベルト上に転写された調整用パターンを検出することにより、各色の画像形成位置や画像形成条件を調整する作業が、出荷前に行われている。
近年、上記画像形成装置においては、コストダウンの観点から、中間転写ベルト上に転写されたカラーのトナー像を記録用紙上に転写する二次転写ロールとして、金属製ロールの外周に発泡層を被覆し、当該発泡層がロール表面に露出した発泡タイプの安価な二次転写ロールが、多く採用されるようになってきている。
ところで、この種の安価な二次転写ロールを採用した画像形成装置では、出荷前に、中間転写ベルト上にイエロー、マゼンタ、シアン、黒の調整用パターンを転写して画質調整を行うと、これらのイエロー、マゼンタ、シアン、黒の調整用パターンが二次転写ロールを通過する際に、表面が発泡層からなる二次転写ロールの表面に付着し、当該二次転写ロールの表面に付着した各色の調整用パターンを形成するトナーが発泡層の内部に入り込んでしまって、クリーニング工程を実行しても除去することが困難となる。
そこで、上記二次転写ロール表面のクリーニングに関する技術としては、例えば、特開2000−147915号公報や、特開2005−4109号公報、特開2000−187405号公報、特開2006−84792号公報、特許3330463号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開2000−147915号公報に係る画像形成装置は、色の異なる複数のトナー像を形成可能な画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成されたトナー像を一時転写して保持するための中間転写体と、前記画像形成手段によって形成されたトナー像を、中間転写体上に転写するための第1の転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を、記録媒体上に転写するための第2の転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を記録媒体上に転写するための転写バイアス電圧を、前記第2の転写手段に印加する転写バイアス電圧印加手段と、前記中間転写体上の非画像領域及び画像領域に転写されたトナー像の少なくとも一部が、記録媒体に対応した領域以外の中間転写体上に位置する場合、前記第2の転写手段には、少なくとも記録媒体以外の領域に転写バイアス電圧と逆極性の逆転写バイアス電圧を印加するように制御する転写バイアス電圧印加制御手段と、を具備するように構成したものである。
また、上記特開2005−4109号公報に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体上の画像領域及び非画像領域にトナー像を形成する像形成手段と、前記像担持体に接触し前記画像領域のトナー像を記録材に転写するための転写手段と、を有する画像形成装置において、
前記非画像領域に形成されたトナー像の通過中に前記転写手段に印加するバイアスを切り替えるように構成したものである。
さらに、上記特開2000−187405号公報に係る画像形成装置は、トナーによって可視化されたトナー像を担持する像担持体ベルトと、前記像担持体ベルトに対して圧接可能に設けられ、前記像担持体ベルトに担持されたトナー像を記録媒体に転写させる転写ロールと、前記像担持体ベルトとの圧接によって前記転写ロールに付着したトナーをかき乱すトナー拡散手段とを備えるように構成したものである。
又、上記特開2006−84792号公報に係る画像形成装置は、複数色のトナー画像を保持しながら搬送するトナー像保持体と、
前記トナー像保持体上の前記トナー画像を被転写材へ転写させる転写手段と、
前記搬送の方向に対して前記転写手段より上流側に配置され、前記トナー像保持体上に形成された検知パターン画像を検知する検知手段と、
前記搬送の方向に対して前記検知手段より下流側で前記転写手段より上流側に配置され、前記検知手段により検知された前記検知パターン画像を前記トナー像保持体上から除去するクリーニング手段と、
を有するように構成したものである。
更に、上記特許3330463号公報に係る画像形成装置は、作像手段によって表面にトナー像の形成される像担持体、又は該像担持体を有する画像形成用ユニットを画像形成装置本体に対して着脱自在に装填した画像形成装置において、像担持体の寿命、又は画像形成用ユニットの構成要素の寿命を検知する検知手段を具備し、該手段によって前記寿命が検知されたとき、前記作像手段によって像担持体上に前記寿命を表示するように構成したものである。
しかしながら、上記特開2000−147915号公報や特開2005−4109号公報、及び特開2000−187405号公報に開示された技術の場合には、用紙裏面汚れを防止することは可能だが、二次転写ロール表面の発泡セルへのトナーの埋まりこみを防止することはできない。
また、上記特開2000−147915号公報や特開2005−4109号公報に開示された技術の場合には、製造時にプロセスコントロールやレジストコントロール等の調整作業を行った場合に、調整用パターンを形成するトナーが二次転写ロール表面の発泡セルに埋まりこんで模様として残ってしまい、ユーザーが画像形成装置の梱包を開いて装置の使用を開始するときに、二次転写ロールの表面に残留した調整用パターンを見つけたときに、不良品である認識してクレームとなる虞れを有している。
そこで、かかる場合には、画像形成装置のマニュアルや梱包に同包したシートに「転写ロールの一部にトナーの汚れがついている場合がありますが、出荷検査によって付いたものであり、品質上は問題ありません。」というような注意書きを記載して対応するケースが多い。
しかし、マニュアルに注意書きを記載した場合は、開梱直後に該当ページを読んでもらえる可能性が低く、注意書きを記載したシートをマニュアルと別に梱包した場合は、その分だけ装置に梱包するマニュアルやシート類が増加してコストアップに繋がるという問題を有している。
これに対して、上述した特開2006−84792号公報に係る画像形成装置の場合には、表面が発泡層からなる二次転写ロールへの画質調整用パターンの転写を完璧に防ぐことができるが、転写手段より上流側に配置されたクリーニング手段が新たに必要となるため、部品点数の増加に伴うコストアップを招くという問題点を有している。
また、上述した問題点を解決するためには、二次転写ロールを中間転写ベルトから退避させる機構を設けることも考えられるが、この場合には、退避機構の実装が必須な4サイクル機はともかく、退避機構が実装上必要とされないモノクロ機やタンデムカラー機の場合には、当然ながら大幅なコストアップを招来してしまう。
さらに、上掲した特許3330463号公報に係る画像形成装置の場合には、装置のリサイクルのための技術であり、像担持体が寿命に達したときに、像担持体上に寿命を表示するように構成したものであるが、像担持体は、通常外部からユーザーが目視するものではなく、しかも、像担持体が寿命に達したときにはじめて表示されるものであって、ユーザーが画像形成装置の使用を開始する際に向けたメッセージを表示するものではない。
ところで、この発明が解決しようとする課題は、表面が発泡層からなる転写ロールを使用した画像形成装置において、当該転写ロールの表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留しているときに、マニュアルや同梱したシートに注意書きを表示した場合のように、梱包を開いたときに必ずしもユーザーに読んでもらえないといった虞れを回避し、転写ロールの表面に注意を喚起してユーザーが不良品であると誤認識してクレームの発生原因となることを回避可能な画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、表面が発泡層からなり、像担持体又は中間転写体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写するための部材であって、その発泡層からなる表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留するとともに、装置を開いた際にユーザーが外部から目視可能な位置に配設された転写ロールと、
前記転写ロールの表面に少なくともユーザーの装置開放による目視の前にトナーによって表示され、当該転写ロールの表面に注意をユーザーに喚起する注意喚起用の表示部とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
なお、上記転写ロールとしては、例えば、中間転写体としての中間転写ベルト上から記録媒体にトナー像を二次転写する二次転写ロールが用いられるが、これに限定されるものではなく、当該転写ロールとしては、装置のカバーを開いた際にユーザーが外部から目視可能な位置に配設されたものであれば、感光体ドラム上から記録媒体上にトナー像を転写する一次転写ロールであっても良い。
また、上記転写ロールの表面には、例えば、装置出荷前に行われる画質調整工程におけるトナー像の一部が残留するが、画質調整工程は、装置出荷後に行われるものであっても良い。
また、請求項2に記載された発明は、前記注意喚起用の表示部は、転写ロールの周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記注意喚起用の表示部は、黒色のトナーで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記注意喚起用の表示部は、イエロー色のトナーで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、前記注意喚起用の表示部は、ユーザーに注意を喚起する文字からなり、前記文字の向きが通常の画像形成時と逆向きであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置である。
また、請求項6に記載された発明は、前記注意喚起用の表示部は、ユーザーに注意を喚起する文字からなり、前記文字の向きが通常の画像形成時と90度異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、表面が発泡層からなる転写ロールを使用した画像形成装置において、当該転写ロールの表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留しているときに、マニュアルや同梱したシートに注意書きを表示した場合のように、梱包を開いたときに必ずしもユーザーに読んでもらえないといった虞れを回避し、転写ロールの表面に注意を喚起してユーザーが不良品であると誤認識してクレームの発生原因となることを回避することができる。
また、請求項2に記載された発明によれば、転写ロールの停止位置にかかわらず、当該転写ロールの表面に設けられた注意喚起用の表示部を目視することができる。
さらに、請求項3に記載された発明によれば、表面が灰色系の転写ロールであっても認識することができるとともに、経時的に目立たなくすることができる。
又、請求項4に記載された発明によれば、注意喚起用の表示部を目立たせることができ、ユーザーの識別が容易となる。
更に、請求項5に記載された発明によれば、注意喚起用の表示部を構成する文字を、ユーザーの向きから容易に判読することができる。
また、請求項6に記載された発明によれば、転写ロールをその軸方向に沿った正面から目視する画像形成装置の場合には、注意喚起用の表示部を構成する文字を容易に判読することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラー複合機を示すものである。このタンデム型のデジタルカラー複合機は、画像読取装置を備えているが、画像読取装置を備えていないプリンター等として構成しても勿論良い。
図2において、1はタンデム型のデジタルカラー複合機の本体を示すものであり、この複合機本体1の上方には、原稿2を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置3と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。この原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光することにより、この画像読取素子11によって原稿2の反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
上記原稿読取装置4によって読み取られた原稿2の反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理装置12に送られ、この画像処理装置12では、原稿2の反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。また、画像処理装置12は、図示しないパーソナルコンピュータや電話回線等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうように構成されている。
そして、上記の如く画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の画像データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの画像露光装置14に送られ、この画像露光装置14では、所定の色の原稿2の画像データに応じてLED発光素子アレイから出射される光によって画像露光が行われる。
上記タンデム型のデジタルカラー複合機本体1の内部には、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット(画像形成部)13Y、13M、13C、13Kが、第1色目のイエロー(Y)の画像形成ユニット13Yが高く、最終色の黒(K)の画像形成ユニット13Kが低くなるように、水平方向に対して所定の角度だけ斜めに傾斜した状態で一定の間隔を隔てて並列的に配置されている。
このように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kを、所定の角度だけ斜めに傾斜した状態で配置することにより、これら4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kを水平に配置した場合に比較して、幅方向の距離を短く設定することができ、装置本体1の幅を小さくして小型化が可能となる。
これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、基本的に、同様に構成されており、図2乃至図4に示すように、大別して、所定の速度で図示しない駆動手段によって回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するLEDプリントヘッドからなる画像露光装置14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構成されている。
上記感光体ドラム15としては、例えば、直径30mmのドラム状に形成され、表面にオーバーコート層を有する有機感光体からなるものが用いられ、図示しない駆動モーターによって所定の回転速度で回転駆動される。
また、上記帯電ロール16としては、例えば、芯金の表面に合成樹脂やゴムからなり電気抵抗を調整した導電層を被覆したロール状の帯電器が用いられ、この帯電ロール16の芯金には、所定の帯電バイアスが印加されるものが用いられている。さらに、この帯電ロール16の表面には、当該帯電ロール16の表面に付着したトナー等の異物を除去するためのクリーニングロール16aが接触するように配置されている。
上記画像露光装置14は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K毎にそれぞれ個別に配置されており、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに設けられた画像露光装置14としては、LED発光素子を所定のピッチ(例えば、600dpi)で直線状に配置したLED発光素子アレイと、当該LED発光素子アレイの各LED発光素子から出射された光を感光体ドラム上にスポット状に結像するセルフォックレンズ(商品名)アレイとを備えたものが用いられる。また、上記画像露光装置14は、図2に示すように、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するように構成されている。
なお、上記画像露光装置14としては、LED発光素子アレイからなるものに限らず、レーザービームを各感光体ドラム15の軸方向に沿って走査露光するものなどを用いても勿論良い。
上記画像処理装置12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに個別に設けられた画像露光装置14Y、14M、14C、14Kに、各色の画像データが順次出力され、これらの画像露光装置14Y、14M、14C、14Kから画像データに応じて出射された光束は、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって傾斜した状態で配置されたベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト20上に、一次転写ロール21によって多重に転写される。
この中間転写ベルト20は、複数のロールによって張架されたベルト状部材であって、当該ベルト状部材の下辺走行領域が、その走行方向に沿った下流側が低く、且つ上流側が高くなるように、水平方向に対して傾斜した状態で配置されている。
即ち、上記中間転写ベルト20は、図3に示すように、ドライブロール22と、バックアップロール23と、テンションロール24と、第1のアイドラーロール25と、第2のアイドラーロール26との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール22により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト20としては、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。上記中間転写ベルト20は、その下辺走行領域において、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15Y、15M、15C、15Kに接触するように配置されている。
また、上記中間転写ベルト20には、図4及び図5に示すように、水平方向Hに対して角度θだけ傾斜した状態で配置された中間転写ベルト20の低位側の端部に配置され、中間転写ベルト20上に一次転写されたトナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写手段としての二次転写ロール27が、バックアップロール23によって張架された中間転写ベルト20の表面に当接するように配置されている。
上記中間転写ベルト20上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール23に圧接する二次転写ロール27によって、圧接力及び静電気力で記録媒体としての記録用紙28上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙28は、上方に位置する定着器29へと搬送される。上記二次転写ロール27は、バックアップロール23の側方に圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送される記録用紙28上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。
上記二次転写ロール27としては、例えば、図6(a)に示すように、ステンレス等の金属からなる芯金27aの外周に、導電剤を添加した発泡ゴム材料等の導電性発泡体からなる発泡層27bを所定の厚さに被覆したものが用いられる。上記発泡層27bは、連続気泡又は独立気泡からなる微細な発泡セルから構成されており、二次転写ロール27の表面には、図6(b)に示すように、研摩工程などによって、微細な発泡セル27cが開口した状態で露出している。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙28は、定着器29によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、定着器29の出口ロール30及び用紙排出経路31を介して第1の排出ロール32によって本体1の上部に設けられた第1の排出トレイ33上に排出されるか、又は第2の排出ロール34によって本体1の上方に設けられた第2の排出トレイ35上に排出されるか、又は第3の排出ロール36によって本体1の側方に設けられた第3のフェイスアップトレイ37上に排出される。
上記記録用紙28は、図2に示すように、複合機本体1の内部に配置された記録媒体収容容器としての給紙トレイ40、又は複合機本体1の下方に配設された給紙トレイ41〜43から所定のサイズのものが、給紙ローラ44及び用紙分離搬送用のローラ対45、46により搬送ロール49及び用紙搬送路47を介して、レジストロール48まで一旦搬送され、停止される。上記給紙トレイ40〜43の何れかから供給された記録用紙28は、所定のタイミングで回転するレジストロール48によって中間転写ベルト20の二次転写位置へ送出される。
なお、上記デジタルカラー複合機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された記録用紙28を、第2の排出ロール34によって第2の排出トレイ35上にそのまま排出せずに、記録用紙28の後端を排出ロール32によって挟持している間に、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替え、両面用搬送ユニット50へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニット50では、搬送径路51に沿って設けられた搬送用のローラ対52〜54により、記録用紙28の表裏が反転された状態で、再度レジストロール48へと搬送され、今度は、当該記録用紙28の裏面に画像が転写・定着された後、第1の排出トレイ33〜第3の排出トレイ37上に排出される。
また、この実施の形態では、図2に示すように、レジストロール48から中間転写ベルト20の二次転写ロール27までの位置や、二次転写ロール27から定着装置29までの位置、あるいは両面用搬送ユニット50内で記録用紙28の紙詰まりが発生した場合には、図7に示すように、複合機本体1の側面に位置するサイドカバー90を開いて、レジストロール48から中間転写ベルト20の二次転写ロール27までの位置や、二次転写ロール27から定着装置29までの位置等で紙詰まりした記録用紙28を除去するように構成されている。
なお、図7では、複合機本体1の正面に位置するフロントカバー95を開いて、中間転写ベルト20用のクリーニング装置63を引き出した状態をも示している。
その際、上記二次転写ロール27は、サイドカバー90に取り付けられており、当該サイドカバー90を開いた際に、外部に露出するようになっている。
図2中、55Y、55M、55C、55Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器17に、所定の色のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示しており、黒(K)色のトナーを収容したトナーカートリッジは、使用頻度が高いため、他のカラーのトナーカートリッジと比較して大型に形成されている。
また、図2中、56は手差しトレイを示すものであり、この手差しトレイ56からは、所望の材質及び所定のサイズの記録媒体28が、給紙ローラ57及び用紙分離搬送用のローラ対58、59により搬送ロール60を介して、レジストロール48へと搬送される。
図3は上記デジタルカラー複合機の各画像形成ユニットを示すものである。
上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、図3に示すように、すべてが同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M,13C、13Kは、上述したように、感光体ドラム15を備えており、これらの感光体ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その後、上記感光体ドラム15の表面は、画像露光装置14から画像データに応じて出射される光束が走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露光される光束は、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から、所定の傾斜角度で露光されるように設定されている。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール21の帯電によって中間転写ベルト20上に順次多重に転写される。
上記各現像器17Y、17M、17C、17Kは、トナーとキャリアからなる二成分の現像剤を用いた二成分現像方式を採用しており、現像ロール17aの表面にトナーとキャリアからなる二成分現像剤の磁気ブラシを形成して、対応する色の感光体ドラム15Y、15M、15C、15Kの表面に形成された静電潜像を現像するように構成されている。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置18は、クリーニングブレード61を備えており、このクリーニングブレード61によって、感光体ドラム15上の廃トナーや紙粉等を除去するようになっている。上記クリーニングブレード61によって除去された廃トナー等は、クリーニング装置18の内部に設けられた搬送用オーガー62によって、所定のタイミングで複写機本体1のフロント側へと搬送され、図示しない搬送用のパイプを介して、後述する廃トナー回収容器へと搬送される。
また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト20の表面は、図2に示すように、二次転写後、クリーニング装置63によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置63は、図3に示すように、クリーニングブレード64を備えており、このクリーニングブレード64によって、中間転写ベルト20上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。上記クリーニングブレード64によって除去された廃トナー等は、クリーニング装置63の内部に設けられた搬送用オーガー65によって、所定のタイミングで複写機本体1のフロント側へと搬送され、図示しない搬送用のパイプを介して、後述する廃トナー回収容器へと搬送される。
ところで、この実施の形態では、表面が発泡層からなり、像担持体又は中間転写体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写するための部材であって、その発泡層からなる表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留するとともに、装置を開いた際にユーザーが外部から目視可能な位置に配設された転写ロールと、前記転写ロールの表面に少なくともユーザーの装置開放による目視の前にトナーによって表示され、当該転写ロールの表面に注意をユーザーに喚起する注意喚起用の表示部とを備えるように構成されている。
すなわち、この実施の形態では、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kで形成される各色の画像の形成位置に位置ずれがあると、画像の色ずれや位置ずれとして記録用紙28上に形成される画像に現れる。
そのため、上記デジタルカラー複合機では、図8及び図9に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kによって、中間転写ベルト20上の搬送方向と直交する方向の両端非画像部に、画像形成位置等を調整する画質調整のパターン70を形成し、当該中間転写ベルト20上に転写された画質調整のパターン70を、黒 (K)の画像形成ユニット13Kの下流側に配設された検知手段71によって検知することによって、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kにおいて、画像露光装置14の画像露光開始位置等の画像形成位置を調整するように構成されている。
上記画質調整のパターン70を用いた画質調整作業は、デジタルカラー複合機の出荷前にも、工場における調整作業として行われる。その際、上記中間転写ベルト20上に転写された画質調整のパターン70は、検知手段71によって検知された後、二次転写ロール27を通過するため、二次転写ロール27の表面には、画質調整のパターンを形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各色のトナーが付着する。
その際、上記二次転写ロール27の表面には、上述したように、微細な発泡セルが開口した状態で露出しており、画質調整のパターン70を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各色のトナーが、二次転写ロール27を通過するときに、二次転写ロール27表面の微細な発泡セルに入り込んでしまうことになる。
上記二次転写ロール27の表面に転写された画質調整のパターン70は、その後に、二次転写ロール27にトナーの帯電極性と同極性の負極性の電圧を印加することによるクリーニング工程で除去されるが、このクリーニング工程でも二次転写ロール27表面の微細な発泡セルに入り込んでしまったトナーを除去することはできず、図1に示すように、二次転写ロール27の表面に画質調整のパターンが薄っすらと残ってしまうことになる。
この実施の形態では、上述した調整作業を実施した後、二次転写ロール27の表面に、当該二次転写ロール27の表面に画像調整用のパターン70が残留していても画質上何ら問題がないことの注意をユーザーに喚起する注意喚起用の表示部80が、装置出荷前にトナーによって形成される。
上記注意喚起用の表示部80としては、例えば、図1に示すように、「転写ロールにトナーの模様がついていても、品質に問題ありません」という文字からなるものが表示される。ただし、上記注意喚起用の表示部80としては、これに限定されるものではなく、二次転写ロール27の表面に画像調整用のパターン70が残留していても画質上何ら問題がないことの注意をユーザーに喚起することができるものであれば、他の文字や図形等からなるものであっても勿論良い。
また、上記注意喚起用の表示部80は、二次転写ロール27の表面に1つでも良いが、当該二次転写ロール27表面の停止位置が必ずしても一定しないため、図10に示すように、二次転写ロール27の外周面に3〜4程度の複数個設けられるのが望ましい。
さらに、上記注意喚起用の表示部の向き80は、図1に示したように、横書きに限定されるものではなく、二次転写ロール27の表面に表示された注意喚起用の表示部80は、デジタルカラー複合機のサイドカバー90を開いた際に、ユーザーが見易い状態であれば、図11に示すように、縦書きであっても、あるいは上下逆向きであっても良い。
また、上記注意喚起用表示部80の文字の大きさは、二次転写ロール27表面の微細な発泡セルの直径に対して十分に大きい必要がある。そこで、上記注意喚起用表示部80の文字の大きさは、日本語の文字の解像度を上げるためにも、最低でもドットプリンタの最小構成単位の16倍以上、望ましくは24倍以上に設定するのが望ましい。この実施の形態では、上記注意喚起用表示部80の文字の大きさとして、10ポイント〜16ポイント程度のゴシック体の文字が用いられている。
さらに、上記注意喚起用の表示部80を形成させるトナーの色としては、二次転写ロール27表面の発泡層を構成するゴム材料等の色を考慮して選択するのが望ましい。この二次転写ロール27表面の発泡層27bを構成するゴム材料の色が、灰色系である場合には、黒色のトナーで表示しても文字を十分認識可能であり、装置を使用している間に、各色のトナーが少しずつ付着して、二次転写ロール27の表面が黒や各色のトナーが混合されたプロセスブラック色になると、出荷時の注意喚起用の表示部80が徐々に目立たなくなるメリットを有している。
また、上記注意喚起用の表示部80を形成させるトナーの色としては、図1(b)に示すように、イエローを選択すると、二次転写ロール27表面の発泡層27bを構成するゴム材料の色が、黒色や灰色系である場合には、反対色となって色的に非常に目立ちことにより、ユーザーに注意を喚起する機能が高まるため望ましい。
更に、上記注意喚起用の表示部80を形成させるトナーの色は、一般的な注意喚起ルールとして、赤系や青系の色をメーカーとして規定している場合には、マゼンタやシアントナーを用いれば良い。また、場合によっては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)色のトナーを2色乃至3色混合して表示するように構成しても良い。
なお、上記二次転写ロール27の表面に注意喚起用の表示部80を表示させる工程は、通常の画像形成と同様の工程が用いられる。また、上記二次転写ロール27を部品として納入する際に、二次転写ロール27の表面に注意喚起用の表示部80を予め表示させておいても良い。
以上の構成において、この実施の形態に係るデジタルカラー複合機では、次のようにして、表面が発泡層からなる二次転写ロールを使用した画像形成装置において、当該二次転写ロールの表面に画像形成に何ら影響のない画質調整用のパターンが残存しているときに、マニュアルや同梱したシートに注意書きを表示した場合のように、梱包を開いたときに必ずしもユーザーに読んでもらえないといった虞れや、別途同梱シートを追加する分だけ部材の点数やコストが増加するのを回避し、転写ロールの表面に画質調整用のパターンが残存することに起因してユーザーが不良品であると誤認識してクレームの発生原因となることを回避可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るデジタルカラー複合機では、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kにおいて、各色のトナー像が形成され、これらイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)等の各色のトナー像は、中間転写ベルト20上に多重に一次転写された後、当該中間転写ベルト20上から二次転写ロール27によって記録用紙28上に二次転写し、定着装置29によって定着処理を施して、フルカラー画像等が形成される。
その際、上記デジタルカラー複合機では、図2に示すように、記録用紙28がレジストロール48から二次転写ロール27へと搬送される際や、二次転写ロール27から定着装置29に搬送される際などに、紙詰まりが発生する場合がある。
かかる場合には、図7に示すように、ユーザーがデジタルカラー複合機本体1の側面に位置するサイドカバー90を開いて、記録用紙28をレジストロール48から二次転写ロール27へと搬送する用紙搬送経路や、二次転写ロール27から定着装置29へと搬送する用紙搬送経路を外部に露出させて、これらの用紙搬送経路で発生した紙詰まりの記録用紙28を除去して、画像形成動作を再開するようになっている。
このとき、上記デジタルカラー複合機では、図7に示すように、その側面に位置するサイドカバー90を開くと、記録用紙28をレジストロール48から二次転写ロール27へと搬送する用紙搬送経路などが外部に露出した状態となるとともに、中間転写ベルト20の表面に当接していた二次転写ロール27が、サイドカバー90側に取り付けられているため、サイドカバー90と共に開いた状態となって外部に露出した状態となる。
そのため、上記デジタルカラー複合機の使用を新たに開始したユーザーの場合には、図1に示すように、二次転写ロール27の軸方向の両端部に転写された画質調整用のパターン70を視認して、デジタルカラー複合機が新品であるにもかかわらず、二次転写ロール27の表面にトナー汚れが付着しており、不良品ではないか、あるいは装置上何か問題があるのではないかと誤って認識して、サービスエンジニアを呼ぶなどクレームの発生原因となる虞れがあった。
この実施の形態では、図1に示すように、「転写ロールにトナーの模様がついていても、品質に問題ありません」という文字からなる注意喚起用の表示部80が、二次転写ロール27の表面に設けれているので、ユーザーは、二次転写ロール27の表面に画質調整用のパターン70が残っていても、不良品ではなく、装置上何も問題がないことを認識し、画質上何ら問題がないことを知り、そのまま装置の使用を継続することができる。
なお、上記デジタルカラー複合機では、装置の使用を新たに開始した場合、記録用紙28の紙詰まり等が頻繁に発生するものではないが、新しくデジタルカラー複合機を設置したユーザー等にあっては、紙詰まり等が発生しない場合でも、装置を確認する場合に、サイドカバーを開けたりする場合も考えられ、しかも二次転写ロール27の表面に設けれた注意喚起用の表示部80は、装置の使用を開始してから、相当の期間にわたって二次転写ロール27の表面に表示されたままの状態となっているので、ユーザーが、二次転写ロール27の表面に残った画質調整用のパターン70を視認した際に、不良品ではなく、装置上何も問題がないことを認識し、画質上何ら問題がないことを知ることができる。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複合機の二次転写ロールを示す正面図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複合機を示す全体構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複合機の画像形成部を示す構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複合機の画像形成部を示す構成図である。 図5は中間転写ベルトの張架状態を示す構成図である。 図6は二次転写ロールを示す断面図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラー複合機のカバーを開いた状態を示す正面図である。 図8は画質調整用のパターンを示す模式図である。 図9は画質調整用のパターンを示す模式図である。 図10は二次転写ロールを示す側面図である。 図11は二次転写ロールを示す正面図である。
符号の説明
27:二次転写ロール、70:画像調整用のパターン、80:注意喚起用の表示部。

Claims (6)

  1. 表面が発泡層からなり、像担持体又は中間転写体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写するための部材であって、その発泡層からなる表面に画質調整工程におけるトナー像の一部が残留するとともに、装置を開いた際にユーザーが外部から目視可能な位置に配設された転写ロールと、
    前記転写ロールの表面に少なくともユーザーの装置開放による目視の前にトナーによって表示され、当該転写ロールの表面に注意をユーザーに喚起する注意喚起用の表示部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記注意喚起用の表示部は、転写ロールの周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記注意喚起用の表示部は、黒色のトナーで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記注意喚起用の表示部は、イエロー色のトナーで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記注意喚起用の表示部は、ユーザーに注意を喚起する文字からなり、前記文字の向きが通常の画像形成時と逆向きであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記注意喚起用の表示部は、ユーザーに注意を喚起する文字からなり、前記文字の向きが通常の画像形成時と90度異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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