JP2006195233A - 画像形成装置 - Google Patents

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一輝 石塚
Satoshi Nishida
聡 西田
Shigetaka Kurosu
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Abstract

【課題】 トナーの劣化が原因で起こる転写抜けを防止する。
【解決手段】 高濃度画像と低濃度画像が副走査方向に並んだ縞状画像を転写体上に形成し、形成した縞状画像の濃度を濃度センサで検知し、濃度センサにより検知された高濃度画像と低濃度画像の隣接部における濃度値に基づいて、現像装置からトナーを排出し、新しいトナーを入れ替える。
【選択図】 図4

Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、転写工程を改良することにより、画質を向上した画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成プロセスにおいては、帯電したトナー像が用いられるが、トナーの劣化による画質低下の問題があり、このような画質の低下に対する対策が採られている。
特許文献1では印字率が低い画像を多く形成した場合にトナーの劣化現象が著しいことに着目し、画像密度を積算し、積算値が基準値よりも低い場合に、現像装置内のトナーを排出し、新しいトナーに入れ替えることが行われている。
特許文献1では、トナーの劣化により、現像工程や転写工程において画質低下の原因となる現象が起こることを防止している。
一方特許文献2では、カラー画像形成において、転写不良によるパイルハイトの高い画像の周辺における画像欠陥を防止するために、複数の転写工程のうちの後段の転写工程において転写電流を増したり、交番電界の作用度合いを低減する発明が開示されている。
特開平11−295976号公報 特開平9−281771号公報
特許文献2で問題にしているパイルハイトの高いトナー像が原因となる画像欠陥、即ち、像担持体上のトナー像の高さ(以下本明細書においてトナー像高と言う)の高いトナー像をする転写する場合、トナー像により像担持体と転写体との間の間隙が大きくなって転写抜けが生ずるという現象は、トナーが劣化したときに発生しやすくなることが判明した。
このようにトナー像高が原因となって、トナーの劣化時に発生する転写抜けは特許文献1、2の対策では十分に防止できない。
即ち、特許文献1では、画像密度を積算するという統計的な画像情報の取り込み結果に基づいた制御であるために、転写抜けのような個々の局部的な画像欠陥が発生したときに、直ちに画像欠陥を防止する制御を行うことが不可能であり、十分な画像欠陥の対策にはならない。また、転写抜けを防止するのに、特許文献2のように転写条件を制御するという手段では、トナーの劣化時に生ずる転写抜けを防止するには十分でなく、過度に転写条件を制御した場合に、放電が発生し、放電による転写抜けが発生する場合がある。
本発明は、トナー像高に起因する転写抜けを十分に防止した画像形成装置、特に、トナーの劣化による高濃度画像の周辺にできる転写抜けを十分に防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により、達成される。
(請求項1)
像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及びトナー像を転写体に転写する転写手段を有する画像形成装置において、
前記転写体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段及び制御手段を有し、該制御手段は、次の画質制御を行うことを特徴とする画像形成装置、
a.前記潜像形成手段を制御して、前記転写体上に、前記転写体の移動方向に交叉するエッジを有する高濃度画像と低濃度画像とを前記移動方向に、これら画像が隣接するように形成する、
b.前記濃度検知手段が検知した前記高濃度画像と前記低濃度画像との隣接部の濃度に基づいて、前記現像手段からトナーを排出させ、前記現像手段へトナーを補給する。
(請求項2)
中間転写体並びに、
像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及びトナー像を前記中間転写体に転写する一次転写手段を有する画像形成部を複数備えた画像形成装置において、
前記中間転写体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段及び制御手段を有し、該制御手段は、次の画質制御を行うことを特徴とする画像形成装置、
a.前記潜像形成手段を制御して、前記中間転写体上に、前記中間転写体の移動方向に交叉するエッジを有する高濃度画像と低濃度画像とを前記移動方向に、これら画像が隣接するように形成する、
b.前記濃度検知手段が検知した前記高濃度画像と前記低濃度画像との隣接部の濃度に基づいて、前記現像手段からトナーを排出させ、前記現像手段へトナーを補給する。
(請求項3)
前記制御手段は、複数の前記画像形成部のうちの上流側の前記画像形成部において、形成されたトナー像により前記高濃度画像の少なくとも一部が形成され、前記低濃度画像の少なくとも一部が下流側の前記画像形成部において形成されるように、前記潜像形成手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
(請求項4)
前記制御手段は、前記画質制御において、前記高濃度画像におけるトナー付着量と前記低濃度画像におけるトナー付着量との差が5g/cm2以上となるように前記潜像形成手段を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
請求項1〜4のいずれかの発明により、トナーの劣化時に発生する高濃度画像の周囲の転写抜けが良好に防止され、高い画質の画像を形成することができる画像形成装置が実現される。
高濃度画像の周囲に発生する転写抜けは、カラー画像形成において、先に形成された高濃度トナー像の上にトナー像を重ねて形成する場合に発生しやすいが、請求項2の発明により、このような転写抜けが良好に防止される。
請求項3の発明により、カラー画像における高濃度画像の周囲に出来る転写抜けが特に良好に防止される。
請求項4の発明により、高濃度画像の周囲に出来る転写抜けが特に良好に防止される。
以下、本発明の実施の形態の一例を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではなく、また、以下の本発明の実施形態における説明は、ベストモードに関するものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
図1を用いて本発明の実施の形態に係る画像形成装置を説明する。図1は本発明の実施の形態の一例であるカラー画像形成装置の概略構成図である。
図1に示すように、カラー画像形成装置GSは、画像形成装置本体GHと画像形成装置本体GHの上部に設けられた画像読取装置SCとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、転写体の一例である中間転写体の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒色の各単色トナー像を形成する画像形成部Y、M、C、Bkを配置し、各画像形成部Y、M、C、Bkの像担持体上に形成した単色トナー像を中間転写体上に多重転写して重ね合わせて中間転写体上に多色トナー像を形成した後、記録材上に一括転写するものである。
図において、画像読取装置SC上に載置された原稿画像が光学系により走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれ、ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われたデジタル化された後、露光装置3の制御信号として用いられる。
また図において、転写体の一例である中間転写体20の周縁部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(Bk)の各単色トナー像を形成する画像形成部Y、M、C、Bkが順に縦列配置されている。
画像形成部Y、M、C、Bkは何れも共通した構造である。画像形成部Yは像担持体としての感光体ドラム1Y、帯電手段手段としての帯電装置2Y、露光手段としての露光装置3Y、現像手段としての現像装置4Y、一次転写手段としての転写装置5Y及び像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置6Yを有する。
画像形成部Mは像担持体としての感光体ドラム1M、帯電手段手段としての帯電装置2M、露光手段としての露光装置3M、現像手段としての現像装置4Mと一次転写手段としての転写装置5M及び像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置6Mを有する。
画像形成部Cは像担持体としての感光体ドラム1C、帯電手段手段としての帯電装置2C、露光手段としての露光装置3C、現像手段としての現像装置4C、一次転写手段としての転写装置5C及び像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置6Cを有する。
画像形成部Bkは像担持体としての感光体ドラム1Bk、帯電手段手段としての帯電装置2Bk、露光手段としての露光装置3Bk、現像手段としての現像装置4Bk、一次転写手段としての転写装置5Bk及び像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置6Bkを有する。
感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、例えば外径が40〜100mm程度のアルミニウム等の金属性の部材によって形成される円筒状の基体の外周に、感光体層として層厚(膜厚)20〜40μm程度の有機感光体層(OPC)の光導電層を形成したものであるり、矢印で示す方向に回転する。
帯電装置2Y、2M、2C、2Bkは、それぞれ感光体ドラム1Y、1M,1C、1Bkの移動方向に対して直交する方向(図において紙面垂直方向)に近接して取り付けられる。帯電装置2Y、2M、2C、2Bkには、コロトロン、スコロトロン、帯電ローラ等が用いられる。
露光装置3Y、3M、3C、3Bkは、不図示の半導体レーザ(LD)光源から発光されるレーザ光を、回転多面鏡(符号なし)により主走査方向に回転走査し、fθレンズ(符号なし)、反射ミラー(符号なし)等を経て感光体ドラム1上を画像信号に対応する電気信号による露光(画像書込)を行い、感光体ドラム1の表面の感光体層に原稿画像に対応する静電潜像を形成する。露光装置3Y、3M、3C、3Bkには、レーザの他に、LEDアレイ、液晶、プラズマ等を用いることが可能であり、画像データに基づいたドット露光を行う。
帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C、帯電装置2Bkと露光装置3Bkはそれぞれ潜像形成手段を構成する。
現像器4Y、4M、4C、4Bkには、トナーとキャリアを主成分とする二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置が用いられ、感光体の帯電と同極性に帯電したトナーを用いて現像を行う反転現像方式の現像装置が好ましく用いられる。
転写装置5Y、5M、5C、5Bkには、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いた転写ローラ、コロトロン又はスコロトロンが用いられる。転写ローラとしては、導線性のローラが用いられ、該導線性ローラに転写電圧が印加される。
クリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkは転写後の感光体1Y、1M、1C、1Bkをクリーニングする。クリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkには、ゴムブレードを用いたブレードクリーニング装置が好ましく用いられる。
中間転写体20は、体積抵抗率が107〜109Ω・cm程度で、表面抵抗率が1010〜1012Ω/□程度の半導電性の無端状(シームレス)の樹脂ベルト部材が用いられる。中間転写体20はテンションローラを含む複数のローラ部材により巻回され、矢印で示す用に循環移動する。
二次転写手段としての転写装置5Aには、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いた転写ローラ、コロトロン又はスコロトロンが用いられる。転写ローラとしては、導線性のローラが用いられ、該導線性ローラに転写電圧が印加される。
6Aは中間転写体クリーニング手段としてのクリーニング装置であり、クリーニング装置6Aには、ゴムブレードを用いたブレードクリーニング装置が好ましく用いられる。
画像形成工程(画像形成プロセス)について以下に説明する。
画像記録のスタートにより、感光体1Y、1M、1C、1Bk及び中間転写体20がそれぞれ矢印で示すように作動して、画像形成部Yにおいてイエロートナー像が、画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が、画像形成部Cにおいて、シアントナー像が、画像形成部Bkにおいて、黒トナー像がそれぞれ形成され、転写装置5Y、5M、5C、5Bkにおいて、これらトナー像が中間転写体20に転写され、中間転写体20上で重ね合わされて、中間転写体20上に多色トナー像が形成される。
転写後の感光体1Y、1M、1C、1Bkはクリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkによりクリーニングされる。
一方、給紙カセット20A、20B、20C内に収容された記録材Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22Dにより搬送され、露光装置の書き込みタイミングに同期してレジストローラ23により搬送され、トナーと反対極性の電圧が印加される2次転写手段としての転写装置5Aの転写域において、中間転写体20上に形成された重ね合わせの多色トナー像が一括して転写される。
カラー画像が転写された記録材Pは、定着装置7により定着処理され、更に第1搬送手段18により搬送され排出される。
また、転写装置5Aにより記録材P上にカラー画像が転写された後、中間転写体20は、クリーニング装置6Aによりクリーニングされる。
次に、画質制御工程を図2以下を用いて説明する。
画質制御工程には、以下に説明する転写抜けを防止する制御が含まれが、従来行われている画質制御工程、例えば、中間転写体20上にパッチ画像を形成して該パッチ画像の濃度を検知し、検知結果に基づいて、現像条件やトナー補給を制御する制御も以下に説明する画質制御とともに行われる。
画質制御工程は、画像形成装置のメイスイッチが投入され画像形成装置が立ち上がる時や所定枚数の画像形成毎に実施される。
図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図である。
制御手段CRは露光装置3Y、3M、3C、3Bkを制御して画像形成部Y、M、C、Bkにおいて単色トナー像を形成し、一次転写装置5Y、5M、5C、5Bkにより中間転写体20に転写して、中間転写体20上に図3(b)に示す縞状の画像を形成する。図3(b)において、矢印は副走査方向、即ち、中間転写体20の移動方向であり、縞Bk及びBk+M+Cはそれぞれ一様な画素値の濃度データに基づいた露光を行って形成されたベタ画像である。
図3(b)の画像は画像形成部M、C、Bkにおいて、それぞれマゼンタトナー像、シアントナー像及び黒トナー像を形成し、転写装置5M、5C、5Bkによりこれら単色トナー像を中間転写体20に転写することにより形成されたものであり、4個の低濃度画像Bkと3個の高濃度画像Bk+M+Cとからなり、副走査方向に低濃度画像Bkと高濃度画像Bk+M+Cとが隣接し、各低能度画像Bk及び高濃度画像Bk+M+Cは副走査方向に対して交叉する(図示の例では直角)エッジを有する。
る。
トナー像の中間転写体20への転写はY、M、C、Bkの順に行われるので、高濃度画像Bk+M+Cは、まず、中間転写体20にマゼンタトナー像とシアントナー像を転写した後に、M+Cの上に黒トナー像を転写し、重ね合わせることにより形成される。低濃度画像Bkは中間転写体20に黒トナー像を転写することにより形成される。
画質制御においては、中間転写体上に形成されたトナー像は転写されることなく、濃度センサDS及びクリーニング装置6Aへと移動し、クリーニング装置6Aによりクリーニングされ中間転写体から除去される。
濃度検知手段としての濃度センサDSは、クリーニング装置6Aの上流部で、中間転写体20上のトナー像の濃度を検知する。図3(a)は濃度センサDSにより図3(b)の画像を検知した結果を示す。図3(a)から明らかなように、低濃度レベルLBkと高濃度レベルH(Bk+M+C)が交互に並ぶが、高濃度レベルH(Bk+M+C)に隣接する低濃度レベルLBkには、極低濃度レベルXLが形成される。
極低濃度レベルXLは、転写抜けと呼ばれる現象によるものであり、図4(a)に示すような転写電界ET1、ET2が原因で生じたものと考えられる。即ち、転写されるトナー像として、高いトナー像高H1と低いトナー像高H2が隣接するトナー像の転写を行う場合、高いトナー像高H1により、トナー像高H1のトナー像の周囲にGPで示す間隙が転写体TRと像担持体ZTとの間に形成される。間隙GPにより極低濃度レベルXLを示す転写不良が発生する。トナー像高H1が高くなる程ギャプGPが広くなって転写不良が顕著になる。
転写条件はラチチュードをもって設定されるので、通常は、図3(b)に示すような濃淡トナー像の転写においても、画質を低下させるような転写抜けは生じない。しかしながら、トナーが劣化して、その帯電量が低下した場合には、転写抜けによる画質の劣化が起きやすくなる。
特にカラー画像形成においては、前記に説明した濃淡画像における転写抜けが起きやすくなる。即ち、図4(b)に示すように、一次転写により、トナー像が形成されている中間転写体20上に感光体1からトナー像の転写を行う場合には、トナー像TAが形成されている中間転写体20上にトナー像TBを重ねるために、トナー像TAが存在する位置におけるトナー像高H1が高くなって転写抜けが起きやすくなる。
本発明においては、以下に説明するように、劣化したトナーを新しいトナーに入れ替えることにより、狭くなった転写条件のラチチュードを拡大し、転写抜けを防止することに成功した。
制御手段CRは図3(a)に示す出力を濃度センサDSから読み取った場合に、露光装置3Y、3M、3C、3Bkを高濃度画像データで駆動し、感光体1Y、1M、1C、1Bk上に潜像を形成し、現像により高濃度ベタ画像のトナー像を感光体1Y、1M、1C、1Bk上に形成して、現像装置4Y、4M、4C、4Bkからトナーを排出させる。
次に、制御手段CRはトナー補給装置TSY、TSM、TSC、TSBkを制御して、排出した量に対応した量の新トナーを現像装置4Y、4M、4C、4Bkに供給して排出分を補給する。
なお、現像装置4Y、4M、4C、4Bkから排出され、感光体1Y、1M、1C、1Bk上にベタ画像として堆積したトナーはクリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkにより回収されるか又は転写装置5Y、5M、5C、5Bkにより中間転写体20に転写された後にクリーニング装置6Aにより回収される。或いは、中間転写体20上のトナーを記録材に転写してもよい。
このようなトナーの入れ替えにより、現像装置4Y、4M、4C、4Bkは常に、劣化度が所定限度内にあるトナーを用いて現像を行う。その結果、中間転写体20への転写は常に、所定限度内の劣化度ののトナーからなるトナー像に対して行われ、転写抜けが防止される。
制御手段CRによる転写抜け防止制御は種々の態様で行うことができる。たとえば、極低濃度レベルXLの濃度値に応じて、トナーの排出量及び補給量を決定し、排出・補給を実行するという方法や極低濃度レベルXLを閾値を用いて判断し、所定の閾値を超えた場合に所定量のトナーを排出し、補給する等の態様がある。
実験によれば、高濃度画像におけるトナー付着量と低濃度画像におけるトナー付着量の差が5g/cm2以上のときに、転写抜けが発生しやすいことが判明した。従って、画質制御において、例えば、図3(b)に示す高濃度画像Bk+M+Cと低濃度画像Bkとにおけるトナー付着量の差を5g/cm2以上となるように縞状画像を形成して画質制御を行うことが好ましい。
図1に示す画像形成装置を用い、次の条件で画像形成を行った。
・プロセス速度(感光体1Y、1M、1C、1Bk及び中間転写体20の線速度):220mm/sec
・感光体1Y、1M、1C、1Bk:負帯電性のOPC感光体
・現像剤:二成分現像剤
・現像装置中のトナー濃度制御:透磁率センサを用いた制御
・濃度センサDS:LED(発光素子)とフォトダイオード(受光素子)からなる反射型センサ
・一次転写手段:半導電性のNBRスポンジゴム、抵抗値:107Ω、外径:20φmm、硬度:25°
<画質制御>
・縞状画像の形成:マゼンタトナーによって、100mm(主走査方向)×5mm(副走査方向)、トナー付着量4g/cm2の画像を30mm間隔でマゼンタトナー像の縞を3本形成した。
シアントナーによって、100mm(主走査方向)×5mm(副走査方向)、トナー付着量4g/cm2の画像を30mm間隔でマゼンタトナー像の上にシアントナー像の縞を3本形成した。
黒トナーによって、100mm(主走査方向)×110mm(副走査方向)、トナー付着量2g/cm2の黒トナー像をマゼンタトナー像及びシアントナー像の上に形成した。
図3はこのようにして形成したトナー像を示す。
・トナー排出制御:濃度センサDSにより中間転写体20上の縞状画像の濃度を検知し、極低濃度レベルXL{図3(b)参照}における濃度差を検知した濃度センサDSの出力が3.5V以下になったときに、現像装置4Y、4M、4C、4Bkからそれぞれ15gのトナーを排出させ、同量の新しいトナーを補給した。
なお、比較例としてトナー排出制御を行わないで画像形成を行った。
実施例及び比較例の画像評価の結果を表1に示す。
Figure 2006195233
表1に示すように、実施例においては、転写抜けがなかったが、比較例においては、試験初期においては、転写抜けがないが、100kp(100000枚)以上では転写抜けが発生した。
本発明の実施の形態の一例であるカラー画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図である。 縞状画像及びその濃度レベルを示す図である。 転写抜けを説明する図である。
符号の説明
1、1Y、1M、1C、1Bk 感光体
2Y、2M、2C、2Bk 帯電装置
3Y、3M、3C、3Bk 露光装置
4Y、4M、4C、4Bk 現像装置
5Y、5M、5C、5Bk 転写装置
Y、M、C、Bk 画像形成部
CR 制御手段
DS 濃度センサ

Claims (4)

  1. 像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及びトナー像を転写体に転写する転写手段を有する画像形成装置において、
    前記転写体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段及び制御手段を有し、該制御手段は、次の画質制御を行うことを特徴とする画像形成装置、
    a.前記潜像形成手段を制御して、前記転写体上に、前記転写体の移動方向に交叉するエッジを有する高濃度画像と低濃度画像とを前記移動方向に、これら画像が隣接するように形成する、
    b.前記濃度検知手段が検知した前記高濃度画像と前記低濃度画像との隣接部の濃度に基づいて、前記現像手段からトナーを排出させ、前記現像手段へトナーを補給する。
  2. 中間転写体並びに、
    像担持体、該像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段及びトナー像を前記中間転写体に転写する一次転写手段を有する画像形成部を複数備えた画像形成装置において、
    前記中間転写体上のトナー像の濃度を検知する濃度検知手段及び制御手段を有し、該制御手段は、次の画質制御を行うことを特徴とする画像形成装置、
    a.前記潜像形成手段を制御して、前記中間転写体上に、前記中間転写体の移動方向に交叉するエッジを有する高濃度画像と低濃度画像とを前記移動方向に、これら画像が隣接するように形成する、
    b.前記濃度検知手段が検知した前記高濃度画像と前記低濃度画像との隣接部の濃度に基づいて、前記現像手段からトナーを排出させ、前記現像手段へトナーを補給する。
  3. 前記制御手段は、複数の前記画像形成部のうちの上流側の前記画像形成部において、形成されたトナー像により前記高濃度画像の少なくとも一部が形成され、前記低濃度画像の少なくとも一部が下流側の前記画像形成部において形成されるように、前記潜像形成手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記画質制御において、前記高濃度画像におけるトナー付着量と前記低濃度画像におけるトナー付着量との差が5g/cm2以上となるように前記潜像形成手段を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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