JP2011203335A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成の複雑化に伴う装置の大型化やコストアップを招くことなく、像保持体の転写領域外の電荷を除去することを可能とした画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体層が形成された像保持体と、直流電圧のみを印加することにより前記像保持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像保持体を画素毎に発光することにより画像露光を施す画像露光手段と、前記画像露光手段によって前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像する現像手段と、前記像保持体に形成されたトナー像を被転写媒体上に転写する転写手段とを備え、前記画像露光手段は、前記像保持体の軸方向に沿った前記転写手段の長さよりも長く設定されており、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、前記画像露光手段によって露光することにより除電するように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】感光体層が形成された像保持体と、直流電圧のみを印加することにより前記像保持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像保持体を画素毎に発光することにより画像露光を施す画像露光手段と、前記画像露光手段によって前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像する現像手段と、前記像保持体に形成されたトナー像を被転写媒体上に転写する転写手段とを備え、前記画像露光手段は、前記像保持体の軸方向に沿った前記転写手段の長さよりも長く設定されており、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、前記画像露光手段によって露光することにより除電するように構成した。
【選択図】図1
Description
この発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、上記画像形成装置において、トナー像転写領域か否かにかかわらず、感光体ドラムの表面における残留トナーの除去を目的とした技術としては、例えば、特開2002−296990号公報や特開2001−66860号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開2002−296990号公報に係る画像形成装置は、反転現像によって表面にトナー像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム表面上のトナー像を用紙に転写させる転写手段と、この転写手段によるトナー像転写後に感光体ドラム表面上に残留するトナーを除去するクリーニング手段と、前記感光体ドラムの回転方向において前記転写手段よりも下流側であって前記クリーニング手段よりも上流側に配置され、感光体ドラム表面を除電する除電手段とを有する画像形成装置において、前記除電手段による前記感光体ドラム表面の除電範囲を、感光体ドラムの回転軸方向において、トナー像転写が可能な最大の用紙幅から感光体ドラム端部までの領域としたものである。
また、上記特開2002−296990号公報に係る露光装置及び画像形成装置は、感光体からなる像担持体表面を帯電手段によって現像剤と同極性に帯電させた後、画像信号に応じて光を走査する光走査手段によって前記像担持体表面を露光する事により該像担持体表面に潜像を形成し、該潜像の電位に対して前記現像剤に電界を作用させて該現像剤による像を静電的に像担持体表面に現像した後、前記像を転写手段により転写材上に像を転写させ、転写後の前記像担持体表面を再び帯電させて同様の工程を繰り返す画像形成装置において、前記光走査手段の光走査範囲が画像形成範囲より広く、画像形成に使用しない範囲の走査光を光学系を介して前記潜像形成を行う領域と別の像担持体表面に導くとともに露光面積を少なくとも前記潜像形成に必要な走査領域の幅まで拡大させて露光する事により、前記像担持体表面を所望の電位に安定させるように構成したものである。
ところで、この発明が解決しようとする課題は、構成の複雑化に伴う装置の大型化やコストアップを招くことなく、像保持体の転写領域外の電荷を除去することを可能とした画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、感光体層が形成された像保持体と、
直流電圧のみを印加することにより前記像保持体を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像保持体を画素毎に発光することにより画像露光を施す画像露光手段と、
前記画像露光手段によって前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像する現像手段と、
前記像保持体に形成されたトナー像を被転写媒体上に転写する転写手段とを備え、
前記画像露光手段は、前記像保持体の軸方向に沿った前記転写手段の長さよりも長く設定されており、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、前記画像露光手段によって露光することにより除電することを特徴とする画像形成装置である。
直流電圧のみを印加することにより前記像保持体を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像保持体を画素毎に発光することにより画像露光を施す画像露光手段と、
前記画像露光手段によって前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像する現像手段と、
前記像保持体に形成されたトナー像を被転写媒体上に転写する転写手段とを備え、
前記画像露光手段は、前記像保持体の軸方向に沿った前記転写手段の長さよりも長く設定されており、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、前記画像露光手段によって露光することにより除電することを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記画像露光手段は、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を露光する際の露光強度が、画像部の露光強度よりも弱く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記画像露光手段は、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、予め定められたタイミングでのみ露光することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、構成の複雑化に伴う装置の大型化やコストアップを招くことなく、像保持体の転写領域外の電荷を除去することができる。
また、請求項2に記載された発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、像保持体の電位を過剰に低下させることを防止することができる。
さらに、請求項3に記載された発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、像保持体の帯電による劣化を抑制することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のカラープリンタを示す構成図である。また、図3は同カラープリンタの画像形成部を示す構成図である。
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のカラープリンタを示す構成図である。また、図3は同カラープリンタの画像形成部を示す構成図である。
このカラープリンタは、図2に示すように、パーソナルコンピュータや図示しない画像読取装置等から出力される画像データ、あるいは電話回線やLAN等を介して送られてくる画像データに応じて、フルカラーやモノクロの画像を出力するものである。
上記カラープリンタ本体1の内部には、図2に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)2や図示しない画像読取装置等から送られてくる画像データに対して、必要に応じて、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の予め定められた画像処理を施す画像処理部3が配設されているとともに、カラープリンタ全体の動作を制御する制御部4が配設されている。上記制御部4は、後述する画像露光装置7によって画像露光を施す領域や画像露光量なども制御するように構成されている。
そして、上記の如く画像処理部3で予め定められた画像処理が施された画像データは、同じく画像処理部3によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の画像データに変換され、次に述べるように、カラープリンタ本体1の内部に設けられた画像出力部5によってフルカラー画像やモノクロ画像として出力される。
上記画像処理部3によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の画像データに変換された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの画像露光装置7Y、7M、7C、7Kに送られ、これらの画像露光装置7Y、7M、7C、7Kでは、対応する色の画像データに応じてLED発光素子アレイから出射される光によって画像露光が行われる。
上記カラープリンタ本体1の内部には、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット(画像形成部)6Y、6M、6C、6Kが、第1色目のイエロー(Y)の画像形成ユニット6Yが相対的に高く、最終色の黒(K)の画像形成ユニット6Kが相対的に低くなるように、水平方向に対して予め定められた角度(例えば、約10度)だけ傾斜した状態で一定の間隔を隔てて並列的に配置されている。なお、上記画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの傾斜角度は、約10度に限定されるものではなく、これよりも大きな角度であっても小さな角度であっても良いことは勿論である。
このように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kを、予め定められた角度だけ傾斜した状態で配置することにより、これら4つの画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kを水平に配置した場合と比較して、画像形成ユニット6Y、6M、6C、6K間の距離を短く設定することができ、カラープリンタ本体1の幅を小さくしてより一層の小型化が可能となる。
これらの4つの画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kは、基本的に、形成する画像の色以外は同様に構成されており、図2及び図3に示すように、大別して、図示しない駆動手段により矢印A方向に沿って予め定められた速度で回転駆動される像保持体としての感光体ドラム8と、この感光体ドラム8の表面を負極性に帯電する一次帯電用の帯電ロール9(帯電手段)と、当該感光体ドラム8の表面に予め定められた色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するLEDプリントヘッドからなる画像露光装置7(画像露光手段)と、感光体ドラム8上に形成された静電潜像を予め定められた色の負帯電のトナーで反転現像する現像装置10(現像手段)と、感光体ドラム8上に現像されたトナー像を被転写媒体としての後述する中間転写ベルト12上に一次転写する正極性の電圧が印加される一次転写ロール13(転写手段)と、感光体ドラム8の表面を清掃するクリーニング装置11とから構成されている。
上記感光体ドラム8としては、例えば、直径30mm程度のドラム状に形成され、表面に有機光導電体(OPC)等からなる感光体層を被覆したものが用いられ、図示しない駆動モータにより矢印A方向に沿って予め定められた速度で回転駆動される。
また、上記帯電ロール9としては、例えば、芯金の表面に合成樹脂や合成ゴムからなり電気抵抗を調整した導電層を被覆したロール状の帯電器が用いられ、この帯電ロール9の芯金には、予め定められた帯電バイアス電圧、本実施の形態では、予め定められた値の直流電圧のみが印加される。
上記画像露光装置7は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット6Y、6M、6C、6K毎にそれぞれ個別に配置されており、各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kに設けられた画像露光装置7としては、LED発光素子を予め定められた画素の大きさに対応したピッチ(例えば、600dpi〜1200dpi)で感光体ドラム8の軸方向に沿って直線状に配置したLED発光素子アレイと、当該LED発光素子アレイの各LED発光素子から出射された光を感光体ドラム8上にスポット状に結像するロッドレンズアレイとを備えたものが用いられる。また、上記画像露光装置7は、図2及び図3に示すように、下方から感光体ドラム8上に画像を走査露光するように構成されている。
図4は上記画像露光装置としてのLEDプリントヘッドを示す構成図である。
このLEDアレイプリントヘッド7は、図4に示すように、感光体ドラム8の軸方向に沿って長尺に形成されたハウジング71を備えており、当該ハウジング71の表面には、LED回路基板72が装着されている。また、このLED回路基板72の表面には、図5に示すように、発光素子アレイとしての複数の自己走査型発光素子アレイチップ73が、長手方向に沿って一部が重なるように直線状に配列されており、これらの自己走査型発光素子アレイチップ73から出射された光束は、図4に示すように、ロッドレンズアレイ74によって絞られ、感光体ドラム8の表面に予め定められた直径を有するドット形状に露光される。上記ロッドレンズアレイ74は、ホルダー75に装着されており、当該ホルダー75を介して板バネ76によってプリントヘッド7のハウジング71に取り付けられている。
また、上記LED回路基板72には、図5に示すように、複数の自己走査型発光素子アレイチップ73を画像情報に応じて発光させるための駆動回路76と、画像データを記憶する記憶素子77と、複数の自己走査型発光素子アレイチップ73に通電する電源回路78とが、自己走査型発光素子アレイチップ73の一端部に設けられている。さらに、上記LED回路基板72には、制御部5から画像データや制御信号が送られるワイヤーハーネス79が接続されている。そして、上記LEDアレイプリントヘッド7は、画像データに基づいて複数の自己走査型発光素子アレイチップ73の各画素の発光が制御されるとともに、その両端部に位置する非画像部の画素の発光強度が制御される。
そして、上記画像処理部3からは、図2に示すように、上述したように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kに個別に設けられた画像露光装置7Y、7M、7C、7Kに、対応する色の画像データが順次出力され、これらの画像露光装置7Y、7M、7C、7Kから画像データに応じて出射された光束は、対応する感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kの表面の画像領域に露光され、画像データに応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム8Y、8M、8C、8K上に形成された静電潜像は、現像装置10Y、10M、10C、10Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム8Y、8M、8C、8K上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの上方にわたって傾斜した状態で配置された無端ベルト状の中間転写体(被転写媒体)としての中間転写ベルト12上に、転写手段としての4つの一次転写ロール13Y、13M、13C、13Kによって順次多重に一次転写される。
なお、上記各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム8Y、8M、8C、8K上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、中間転写ベルト12を介さずに、記録媒体搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に、転写ロールによって順次多重に直接的に転写するように構成しても良い。
この中間転写ベルト12は、複数のロールによって張架された無端ベルト状部材であって、当該ベルト状部材の下辺走行領域が、その走行方向に沿った下流側が相対的に低く、且つ上流側が相対的に高くなるように、水平方向に対して傾斜した状態で配置されている。
即ち、上記中間転写ベルト12は、図2に示すように、二次転写部の背面支持ロールとしての機能を兼ね備えた駆動ロール15と、従動ロール14との間に予め定められた張力で掛け回されており、図示しない定速性に優れた駆動モータによって回転駆動される駆動ロール15により、矢印B方向に沿って予め定められた速度で循環駆動される。上記中間転写ベルト12としては、例えば、可撓性を有するポリイミドやポリアミドイミド等の合成樹脂フィルムによって無端ベルト状に形成したものが用いられる。上記中間転写ベルト12は、その下辺走行領域において、各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kに接触するように配置されている。
また、上記中間転写ベルト12には、図2に示すように、当該中間転写ベルト12の走行領域の低位側端部に配置され、中間転写ベルト12上に一次転写されたトナー像を記録媒体16上に二次転写する二次転写手段としての二次転写ロール17が、駆動ロール15によって張架された中間転写ベルト12の表面に接触するように配置されている。
上記中間転写ベルト12上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、駆動ロール15に中間転写ベルト12を介して接触する二次転写ロール17によって、記録媒体としての記録用紙16上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙16は、鉛直方向の上方に位置する定着装置18へと搬送される。上記二次転写ロール17は、駆動ロール15の側方に中間転写ベルト12を介して圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送される記録用紙16上に、各色のトナー像を一括して二次転写するようになっている。
上記二次転写ロール17としては、例えば、ステンレス等の金属からなる芯金の外周に、導電剤を添加した合成ゴム材料等の導電性弾性体からなる弾性体層を予め定められた厚さに被覆したものが用いられる。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙16は、定着装置18の加熱ロール19及び加圧ベルト(又は加圧ロール)20によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール21によってプリンタ本体1の上端部に設けられた排出トレイ22上に画像面を下にした状態で排出される。
上記記録用紙16は、図2に示すように、プリンタ本体1内の底部に配置された給紙トレイ23から予め定められたサイズ及び材質のものが、給紙ロール24及び用紙分離ロール25により一枚ずつ分離された状態で給紙され、レジストロール26まで一旦搬送されて停止される。そして、上記給紙トレイ23から供給された記録用紙16は、中間転写ベルト12上のトナー像と同期して回転駆動されるレジストロール26によって中間転写ベルト12の二次転写位置へと送り出される。上記記録用紙16としては、普通紙以外にも、表面又は表裏両面にコーティング処理が施されたコート紙等の厚紙なども供給可能となっており、コート紙からなる記録用紙16には、写真画像なども出力される。
なお、トナー像の一次転写工程が終了した感光体ドラム8の表面は、図2及び図3に示すように、クリーニング装置11によって残留トナーが除去されて、次の画像形成工程に備える。また、トナー像の二次転写工程が終了した中間転写ベルト12の表面は、図2に示すように、駆動ロール15の下流側の近傍に設けられたベルトクリーニング装置27によって残留トナー等が除去されて、次の画像形成工程に備える。
ところで、この実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラープリンタでは、図2及び図3に示すように、各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kの表面を、対応する帯電ロール9Y、9M、9C、9Kによって帯電した後、当該感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kの表面に画像露光装置7Y、7M、7C、7Kにより画像露光を施して画像データに応じた静電潜像を形成し、感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kの表面に形成された静電潜像を対応する色の現像装置10Y、10M、10C、10Kにより現像してトナー像とし、これらの感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kの表面に形成された各色のトナー像を、一次転写ロール13Y、13M、13C、13Kによって中間転写ベルト12上に順次多重に一次転写するように構成されている。
このとき、上記感光体ドラム8の感光体層の軸方向に沿った長さL1は、プリンタで画像を形成する最大サイズの記録用紙16の通紙領域よりも長い、両端部に非画像領域であり、且つ非通紙領域を備えた分だけ長く形成されている。
また、帯電ロール9は、感光体ドラム8の軸方向に沿った長さL1よりも若干短いL2に設定されており、感光体ドラム8の両端部に位置する非通紙領域をも帯電するようになっている。さらに、現像装置10の現像ロール10aは、その長さが帯電ロール9よりも若干短いL3に設定されているが、当該現像ロール10aの現像領域の長さL4は、感光体ドラム8の通紙領域と略等しい長さか、又は感光体ドラム8の通紙領域よりも僅かに短く設定されている。また、上記一次転写ロール13は、最も短く、現像ロール10aの現像領域の長さL4と等しい長さL5に設定されている。
一方、上記画像露光装置7は、通常、感光体ドラム8の通紙領域に画像を露光するものであり、感光体ドラム8の通紙領域と同程度、あるいは現像ロール10aの現像領域の長さL4と等しい長さに設定されている。
ところで、この実施の形態では、図1に示すように、上記画像露光装置7の感光体ドラム8の軸方向に沿った長さL6が、帯電ロール9と同じか又は帯電ロール9の長さよりも短く、且つ感光体ドラム8の通紙領域、あるいは現像ロール10aの現像領域よりも長い予め定められた長さに設定されており、感光体ドラム8の両端部に位置する非通紙領域をも含めて露光を施すことが可能となっている。
また、この実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラープリンタでは、図2及び図3に示すように、各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム8Y、8M、8C、8Kの表面を除電する除電手段を備えておらず、所謂イレースレスのシステムを構成している。
このカラープリンタでは、図1に示すように、感光体ドラム8の表面を帯電ロール9によって帯電する際に、帯電ロール9の長さL2が感光体ドラム8の非通紙領域よりも長く設定されているため、感光体ドラム8の表面を帯電ロール9によって帯電する際に、感光体ドラム8の非通紙領域も帯電ロール9によって帯電される。
ところで、上記感光体ドラム8の通紙領域は、画像露光が施されて静電潜像が形成され、当該静電潜像が現像されたトナーが中間転写ベルト12に転写される際に、一次転写ロール13によって感光体ドラム8の帯電極性と逆極性の正極性の帯電を受けるため、感光体ドラム8の通紙領域の表面電位は、画像部及び非画像部を含めて、初期の帯電電位よりも大幅に低下し、次の画像形成工程において、帯電ロール9によって予め定められた電位に再度帯電される。
ただし、上記感光体ドラム8の最大サイズの記録用紙16の非通紙領域は、帯電ロール9によって負極性に帯電されるにもかかわらず、一次転写ロール13による転写電界を受けないため、感光体ドラム8の非通紙領域の表面電位は、画像形成工程を連続して繰り返すと、その度に帯電ロール9による負極性の帯電を受けて電荷が蓄積し、表面電位が順次上昇することになる。
このように、上記感光体ドラム8の非通紙領域の表面電位が上昇すると、図6に示すように、当該感光体ドラム8の非通紙領域が現像装置10を通過する際に、表面にトナーとキャリアとからなる二成分現像剤の磁気ブラシが形成された現像ロール10aと対向すると、当該二成分現像剤中のプラスに帯電したキャリアが、感光体ドラム8の表面電位が上昇した非通紙領域と接触して電荷が注入され、感光体ドラム8表面の非通紙領域にキャリアが付着する所謂BCOを呼ばれる現象が発生することが、本発明者の研究によって判った。
また、上記感光体ドラム8表面の非通紙領域にキャリアが付着すると、現像装置10の現像ロール10a表面に保持された磁気ブラシ中のキャリアが減少し、キャリアは磁性粉等からなりトナーと比較して粒径が大きく、現像剤中に占める体積も大きいため、磁気ブラシ中のキャリアが減少すると、現像装置10中の現像剤量が減少して、トナーの帯電安定性が阻害される。
さらに、現像工程において、上記感光体ドラム8表面の非通紙領域にキャリアが付着すると、図6に示すように、当該感光体ドラム8の表面に付着したキャリアがクリーニング装置11を通過する際に、キャリアは、トナーと比較して粒径及び硬度が大幅に大きいため、感光体ドラム8の非通紙領域に位置するクリーニング装置11のクリーニングブレード11aが損傷されるという虞れもある。
そこで、この実施の形態では、かかる不具合を解消するため、前記画像露光手段は、前記像保持体の軸方向に沿った前記転写手段の長さよりも長く設定されており、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体の表面を、前記画像露光手段によって露光することにより除電するように構成されている。
また、この実施の形態では、画像露光装置によって感光体ドラムの非通紙領域に露光するタイミングが、各画像形成工程毎ではなく、予め定められた枚数だけ記録用紙に連続して画像を形成する毎に行うように設定されている。
以上の構成において、この実施の形態に係るカラープリンタでは、次のようにして、構成の複雑化に伴う装置の大型化やコストアップを招くことなく、感光体ドラム表面の転写領域以外の電荷を除去することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るカラープリンタでは、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kにおいて、感光体ドラム8の表面が帯電ロール9によって負極性の予め定められた電位に帯電された後、画像露光装置7によって画像データに応じた画像露光が施され、感光体ドラム8の表面には、画像データに応じた静電潜像が形成される。その後、上記感光体ドラム8の表面に形成された静電潜像は、現像装置10によって対応する色のトナーによって現像されてトナー像となり、当該感光体ドラム8上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト12上に正極性の電圧が印加される一次転写ロール13によって順次多重に一次転写された後、二次転写位置において中間転写ベルト12上から記録用紙16に一括して二次転写され、記録用紙16上にトナー像が定着されて、プリンタ本体1の上部に設けられた排出トレイ22上に排出される。
その際、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各画像形成ユニット6Y、6M、6C、6Kでは、図1、図6及び図7に示すように、感光体ドラム8の表面を帯電する帯電ロール9が、感光体ドラム8の通紙領域よりも長く設定されており、感光体ドラム8の両端部に位置する非通紙領域も、通紙領域と同様に帯電ロール9によって帯電される。
ところで、上記感光体ドラム8の通紙領域は、図1及び図7に示すように、記録用紙16の通紙幅にかかわらず、一次転写ロール13による正極性の帯電を受けるため、表面電位が低下する。これに対して、上記感光体ドラム8の非通紙領域は、図1及び図7に示すように、一次転写ロール13の転写領域以外にあるため、一次転写ロール13による正極性の帯電を受けずに、画像形成動作を繰り返す毎に、帯電ロール9による負極性の電荷が蓄積して、図9に示すように、徐々に電位が上昇する。
そして、上記感光体ドラム8の表面電位が予め定められた帯電電位VHをある程度(例えば、150V)以上上昇すると、前述したようにBCOといった障害が発生する虞れがある。
そこで、この実施の形態では、図1及び図7に示すように、感光体ドラム8の非通紙領域であって、転写ロール13の軸方向に沿った両端部に位置する非転写領域に、画像露光装置7によって予め定められたタイミングで一様な露光を施して、図9に示すように、除電するようになっている。
このとき、上記画像露光装置7による露光強度は、画像領域の画像部と等しく設定すると、感光体ドラム8の表面電位が帯電電位VHより下がってしまい、マイナスに帯電しているトナーが付着し易くなる。そこで、この実施の形態では、上記画像露光装置7による露光強度を、画像領域の画像部を露光する際よりも相対的に弱い強度に設定させて、BCOが発生し難い表面電位である画像形成部の帯電電位VHと近い電位となるようにしている。すなわち、図9に示すように、感光体ドラム8の表面電位がBCOが発生する虞れがある帯電電位(例えば、帯電電位VHプラス150V)を越える前に、画像露光装置7によって画像領域の画像部を露光する際の露光強度よりも相対的に弱い強度で感光体ドラム8を露光して、感光体ドラム8の表面電位を画像形成部の帯電電位VHと近い電位となるように除電する。また、この際の感光体ドラム8の表面電位は、画像形成部の帯電電位VHよりも若干高めの近い電位とした方が好ましい。
また、上記画像露光装置7によって露光を施すタイミングは、各記録用紙16に画像を形成する度ではなく、連続して4枚以上の記録用紙16に画像を形成する場合に、4枚の記録用紙16に画像を形成する毎に、露光を施すように構成されている。この画像露光装置7による非転写領域の露光は、画像形成工程終了後の後回転等のタイミングを利用して、感光体ドラム8の1周分にわたって行なわれる。
なお、上記画像露光装置7によって露光を施すタイミングは、記録用紙16の4枚毎に限るものではないことは勿論であり、これよりも少なくても多くても良いことは勿論である。また、記録用紙16の枚数ではなく、感光体ドラム8の連続した回転数に応じて実行しても良い。
また、1〜3枚程度の記録用紙16にのみ画像を形成する場合には、図9に示すように、画像露光装置7による露光は実行しなくとも良い。
7:画像露光装置、8:感光体ドラム、9:帯電ロール、10a:現像ロール、13:一次転写ロール。
Claims (3)
- 感光体層が形成された像保持体と、
直流電圧のみを印加することにより前記像保持体を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像保持体を画素毎に発光することにより画像露光を施す画像露光手段と、
前記画像露光手段によって前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像する現像手段と、
前記像保持体に形成されたトナー像を被転写媒体上に転写する転写手段とを備え、
前記画像露光手段は、前記像保持体の軸方向に沿った前記転写手段の長さよりも長く設定されており、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、前記画像露光手段によって露光することにより除電することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像露光手段は、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を露光する際の露光強度が、画像部の露光強度よりも弱く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像露光手段は、前記転写手段の転写領域の外側に位置する前記像保持体を、予め定められたタイミングでのみ露光することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2010068318A JP2011203335A (ja) | 2010-03-24 | 2010-03-24 | 画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013140334A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-07-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2013214047A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-10-17 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2017058433A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-24 JP JP2010068318A patent/JP2011203335A/ja not_active Withdrawn
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