JP2003270978A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2003270978A
JP2003270978A JP2002075453A JP2002075453A JP2003270978A JP 2003270978 A JP2003270978 A JP 2003270978A JP 2002075453 A JP2002075453 A JP 2002075453A JP 2002075453 A JP2002075453 A JP 2002075453A JP 2003270978 A JP2003270978 A JP 2003270978A
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pressure
pressure roller
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Hiroshi Fuma
宏史 夫馬
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー画像の定着不良を防止し、また記録材の
詰まり処理作業を短時間に、かつ容易に行なうことが可
能である。 【解決手段】加圧ローラ241,242の間で記録材P
を圧着搬送し、記録材P上のトナー画像を定着する定着
装置24、または加圧ローラ241,242の間で、定
着ベルトと記録材Pを圧着搬送し、記録材P上のトナー
画像を定着する定着装置であって、加圧ローラ242の
回転により移動するスペーサ246により、加圧ローラ
242の圧着が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、定着装置及び定
着装置を備える電子写真複写機、プリンタ、ファクシミ
リ、これらの複数の機能を有する複合機や印刷機等の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような定着装置には、加圧ローラの
間で記録材を圧着搬送し、記録材上のトナー画像を定着
し、また加圧ローラの間で、定着ベルトと記録材を圧着
搬送し、記録材上のトナー画像を定着するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような定着装置で
は、記録材が順次連続的に搬送されて記録材上のトナー
画像の定着が行なわれるが、搬送される記録材の間で
は、加圧ローラ同士が直接接着し、また加圧ローラと定
着ベルトとが直接接着し、加熱側から非加熱側ヘ熱流出
するため、熱効率が低下する。この熱効率の低下で、ト
ナー画像の定着不良が生じる。
【0004】また、加圧ローラの間で記録材が詰まった
り、また加圧ローラと定着ベルトとの間で記録材が詰ま
ることがあると、圧着を解除して記録材の取り出しを行
なっているが、この記録材の詰まり発生時の圧着手段解
除距離を大きくすると、圧着解除動作に時問がかかり、
小さくすると記録材の詰まり処理作業がしにくくなる。
【0005】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、トナー画像の定着不良を防止し、また記録材の
詰まり処理作業を短時間に、かつ容易に行なうことが可
能な定着装置及び画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、加圧ローラの間
で記録材を圧着搬送し、前記記録材上のトナー画像を定
着する定着装置であって、前記加圧ローラの回転により
移動するスペーサにより、前記加圧ローラの圧着が解除
されることを特徴とする定着装置である。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、搬送
される記録材間ごとに、加圧ローラの圧着が解除され、
加熱側から非加熱側ヘ熱流出することを軽減でき、熱効
率の低下を抑えることで、トナー画像の定着性が向上す
る。
【0009】また、通常の解除機構では追従が困難なの
に対し、加圧ローラの回転により移動するスペーサによ
る簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。ま
た、ローラ変形防止などのための非画像形成動作時圧着
解除も、簡易な構成で可能となる。
【0010】請求項2に記載の発明は、加圧ローラの間
で、定着ベルトと記録材を圧着搬送し、前記記録材上の
トナー画像を定着する定着装置であって、前記加圧ロー
ラの回転により移動するスペーサにより、前記加圧ロー
ラの圧着が解除されることを特徴とする定着装置であ
る。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、搬送
される記録材間ごとに、加圧ローラの圧着が解除され、
定着ベルトの加熱側から加圧ローラの非加熱側ヘ熱流出
することを軽減でき、熱効率の低下を抑えることで、ト
ナー画像の定着性が向上する。
【0012】また、通常の解除機構では追従が困難なの
に対し、加圧ローラの回転により移動するスペーサによ
る簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。ま
た、ローラ変形防止などのための非画像形成動作時圧着
解除も、簡易な構成で可能となる。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記スペーサが
前記加圧ローラのうちいずれか1本の加圧ローラの軸の
周りを回転移動することを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の定着装置である。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、スペ
ーサが加圧ローラの軸の周りを回転移動し、簡単な構造
で圧着を解除することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記スペーサに
より、所定の間隔で前記加圧ローラ間に前記記録材が送
り込まれる画像形成動作中の、前記記録材と前記記録材
の間で、前記加圧ローラの圧着を解除することを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の定着装置である。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、スペ
ーサにより、所定の間隔で加圧ローラ間に記録材が送り
込まれる画像形成動作中の記録材と記録材の間で、加圧
ローラの圧着を解除し、迅速な定着が可能である。
【0017】請求項5に記載の発明は、記録材上のトナ
ー画像を加圧定着する加圧ローラと、この加圧ローラの
回転により加圧ローラの加圧のための付勢を解除するス
ペーサとを備え、前記スペーサを同軸に支持している加
圧ローラと対向する加圧ローラの当接部と解除動作時に
接するスペーサの面が、スペーサ進行方向となす角度を
θとしたとき、前記スペーサと前記スペーサを同軸に支
持している加圧ローラとの接触面の摩擦係数μが、下式
を満たすことを特徴とする定着装置である。
【0018】μ>tanθ この請求項5に記載の発明によれば、スペーサとスペー
サを同軸に支持している加圧ローラとの接触面の摩擦係
数μが、μ>tanθの式を満たし、スペーサを軸受部
に進入・自己排除させることで、簡易な機構で追従性の
向上を図ることができる。
【0019】請求項6に記載の発明は、記録材上のトナ
ー画像を加圧定着する加圧ローラと、この加圧ローラの
回転により加圧ローラの加圧のための付勢を解除するス
ペーサとを備え、前記スペーサが当接する部分、もしく
は前記スペーサの前記加圧ローラが当接する部分の少な
くとも一方に、弾性層を設けたことを特徴とする定着装
置である。
【0020】この請求項6に記載の発明によれば、スペ
ーサが当接する部分、もしくはスペーサの加圧ローラが
当接する部分の少なくとも一方に、弾性層を設けること
で、圧着解除音を低減することができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、前記加圧ローラ
の加圧のための付勢を解除するスペーサが、前記加圧ロ
ーラの回転軸と概ね垂直をなす回転軸に保持されている
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の定着
装置である。
【0022】この請求項7に記載の発明によれば、スペ
ーサが、加圧ローラの回転軸と概ね垂直をなす回転軸に
保持することで、スペーサを軸受部に進入・自己排除さ
せることで、簡易な機構で追従性の向上を図ることがで
きる。
【0023】請求項8に記載の発明は、前記スペーサの
前記加圧ローラの当接部と解除動作時に接する面が、ス
ペーサ進行方向となす角度をθとしたとき、前記スペー
サと前記加圧ローラとの接触面の摩擦係数μが、下式を
満たすことを特徴とする請求項7の定着装置である。
【0024】μ>tanθ この請求項8に記載の発明によれば、スペーサと加圧ロ
ーラとの接触面の摩擦係数μが、μ>tanθの式を満
たし、スペーサを軸受部に進入・自己排除させること
で、簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。
【0025】請求項9に記載の発明は、記録材上のトナ
ー画像を加圧定着する加圧ローラと、この加圧ローラの
両端に加圧のための付勢を解除するスペーサとを備え、
前記左右のスペーサが時間差をもって、前記加圧ローラ
の圧着解除動作を行うことを特徴とする定着装置であ
る。
【0026】この請求項9に記載の発明によれば、左右
のスペーサが時間差をもって、加圧ローラの圧着解除動
作を行うことで、加圧ローラは全域が一度に接触するの
ではなく、一方の端から連続的に接触することになり、
再圧着時に、加圧ローラ間の当接部が衝突することによ
る音や、負荷変動による速度変動を軽減することができ
る。
【0027】請求項10に記載の発明は、記録材上のト
ナー画像を加圧定着する加圧ローラと、この加圧ローラ
の両端に加圧のための付勢を解除するスペーサとを備
え、時間差をもって解除動作する前記スペーサのうち左
右いずれのスペーサを先行圧着解除させるかを、所定解
除動作数ごとに替えることを特徴とする定着装置であ
る。
【0028】この請求項10に記載の発明によれば、時
間差をもって解除動作するスペーサのうち左右いずれの
スペーサを先行圧着解除させるかを、所定解除動作数ご
とに替えることで、圧着開始される端部の方が他端より
も加圧ローラに対する負荷が大きい場合、ソレノイド等
の動作タイミングを合わせることができる。
【0029】請求項11に記載の発明は、記録材上のト
ナー画像を加圧定着する加圧ローラと、この加圧ローラ
の回転により加圧ローラの加圧のための付勢を解除する
スペーサとを備え、前記スペーサが前記加圧ローラの圧
着を解除した位置で、前記加圧ローラが解除されたこと
ことを検知し、検知したことを画像形成装置制御部に知
らせる信号を出力する手段を設け、前記信号に基づい
て、前記加圧ローラヘの駆動入力を遮断することを特徴
とする定着装置である。
【0030】この請求項11に記載の発明によれば、加
圧ローラの解除を検知し、検知したことを画像形成装置
制御部に知らせる信号を出力し、この信号に基づいて加
圧ローラヘの駆動入力を遮断することで、スペーサが加
圧ローラ間からはずれたりすることなく、確実に解除状
態で停止することができる。
【0031】請求項12に記載の発明は、前記加圧ロー
ラの解除検知時には、前記加圧ローラの駆動速度を小さ
くすることを特徴とする請求項10に記載の定着装置で
ある。
【0032】この請求項12に記載の発明によれば、加
圧ローラの解除検知時には、加圧ローラの駆動速度を小
さくすることで、スペーサが加圧ローラ間からはずれた
りすることなく、確実に解除状態で停止することができ
る。
【0033】請求項13に記載の発明は、前記スペーサ
により前記加圧ローラが解除される前記スペーサの加圧
ローラ当接範囲内で、前記加圧ローラの解除距離が少な
くとも一つの極小値を持つことを特徴とする請求項11
に記載の定着装置である。
【0034】この請求項13に記載の発明によれば、加
圧ローラの解除距離が少なくとも一つの極小値を持つこ
とで、さらに確実かつ振動などの影響も受けない安定し
た解除が可能になる。
【0035】請求項14に記載の発明は、記録材上のト
ナー画像を加圧加熱して定着ベルトにより定着する定着
装置を備えた定着装置であって、少なくとも2段階の圧
力手段解除位置を有することを特徴とする定着装置であ
る。
【0036】この請求項14に記載の発明によれば、少
なくとも2段階の圧力手段解除位置を選択することで、
圧着解除動作に時間がかかることなく、記録材の詰まり
処理作業が容易にできる。
【0037】請求項15に記載の発明は、前記定着ベル
トが金属基体を有することを特徴とする請求項14に記
載の定着装置である。
【0038】この請求項15に記載の発明によれば、定
着ベルトが金属基体を有し、記録材詰まり時の自動解除
及び大解除の距離で、わずかな外力が加わっただけで、
しわとして基体の変形が残るため、特に有効である。
【0039】請求項16に記載の発明は、記録材上のト
ナー画像を加圧加熱して定着する定着装置を備えた定着
装置であって、少なくとも2段階の圧力手段解除位置を
有し、記録材詰まり発生時には、自動的に前記2段階の
圧力解除位置のうち、解除距離の大きな解除位置に移動
することを特徴とする定着装置である。
【0040】この請求項16に記載の発明によれば、記
録材詰まり発生時には、自動的に2段階の圧力解除位置
のうち、解除距離の大きな解除位置に移動することで、
圧着解除動作に時間がかかることなく、記録材の詰まり
処理作業が容易にできる。
【0041】請求項17に記載の発明は、記録材上のト
ナー画像を定着する定着ベルトを備えることを特徴とす
る請求項16に記載の定着装置である。
【0042】この請求項17に記載の発明によれば、定
着ベルトにより記録材上にトナー画像を定着すること
で、例えば定着ベルトに適量のオイルが塗布されている
ため、トナー画像は適度な光沢を持ち、また定着後、紙
は安定して定着ベルトから分離することができる。
【0043】請求項18に記載の発明は、前記定着ベル
トが金属基体を有することを特徴とする請求項17に記
載の定着装置である。
【0044】この請求項18に記載の発明によれば、定
着ベルトが金属基体を有し、記録材詰まり時の自動解除
及び大解除の距離で、わずかな外力が加わっただけで、
しわとして基体の変形が残るため、特に有効である。
【0045】請求項19に記載の発明は、請求項1乃至
請求項18のいずれか1項に記載の定着装置を備えるこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0046】この請求項19に記載の発明によれば、ト
ナー画像の定着不良を防止し、また記録材の詰まり処理
作業を短時間に、かつ容易に行なうことが可能である。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、この発明の定着装置及び画
像形成装置の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載
は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものでは
ない。また、以下の、この発明の実施の形態における断
定的な説明は、ベストモードを示すものであって、この
発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではな
い。
【0048】この発明の定着装置を備える画像形成装置
の一実施形態の画像形成プロセス及び各機構について、
図1及び図2を用いて説明する。図1は、この発明の定
着装置を備える画像形成装置の一実施の形態を示すカラ
ー画像形成装置の概要断面構成図であり、図2は、定着
装置の一例を示す概要断面構成図である。
【0049】図1において、画像形成装置GSは、装置
本体GHと画像読取装置YSとから構成される。装置本
体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられる
もので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、
10Kと、ベルト状の中間転写体6と給紙搬送手段及び
定着装置24とからなる。
【0050】イエロー(Y)色の画像を形成する画像形
成部10Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yの周
囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像器4
Y及びクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ(M)
色の画像を形成する画像形成部10Mは、像坦持体とし
ての感光体ドラム1M、帯電手段2M、露光手段3M、
現像器4M及びクリ―ニング手段8Mを有する。シアン
(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、像担持
体としての感光体ドラム1C、帯電手段2C、露光手段
3C、現像器4C及びクリーニング手段8Cを有する。
黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、像担
持体としての感光体ドラム1K、帯電手段2K、露光手
段3K、現像器4K及びクリーニング手段8Kを有す
る。帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光
手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C及び帯電手段2
Kと露光装置3Kとは、潜像形成手段を構成する。
【0051】中間転写体6は、複数のローラにより巻回
され、回動可能に支持されている。画像形成部10Y、
10M、10C及び10Kより形成された各色の画像
は、回動する中間転写体6上に転写手段7Y、7M、7
C及び7Kにより逐次転写されて(1次転写)、合成さ
れたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収
容された記録材Pは、給紙手段21により給紙され、給
紙ローラ22A、22B、22C、レジストローラ23
等を経て、転写手段7Aに搬送され、記録材P上にカラ
ー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写さ
れた記録材Pは、定着装置24により定着処理され、排
紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載
置される。
【0052】一方、転写手段7Aにより記録紙Pにカラ
ー画像を転写した後、記録材Pを曲率分離した中間転写
体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去
される。
【0053】4Y、4M、4C、4Kは、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)
の、小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を
内包する現像器であり、5Y、5M、5C、5Kは、現
像器4Y、4M、4C、4Kにそれぞれ新規のトナーを
補給するトナー補給手段である。
【0054】装置本体GHの上部には、自動原稿送り装
置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読
取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201
の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送さ
れ、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の
片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセ
ンサCCDに読み込まれる。
【0055】ラインイメージセンサCCDにより光電変
換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部(露光手段)3Y、3
M、3C、3Kに信号を送る。
【0056】自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬
送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は、
原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、
連続して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積することが可
能であるから(電子RDH機能)、複写機能により多数
枚の原稿内容を複写する揚合、或いはファクシミリ機能
により多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用さ
れる。
【0057】なお、装置本体GHの内部には、環境条件
を検出するための環境条件検出手段としての温湿度セン
サTSが設けられる。また、現像制御部に接続されるコ
ピー枚数をカウントするための枚数カウンタが装置本体
GHに設けられる。
【0058】このように、画像形成装置GSでは、感光
体ドラム1Y,1M,1C,1K上に帯電、露光、現像
によりトナー像を形成し、中間転写体6の転写ベルト上
で各色を重ね合わせ、一括して記録材に転写し、定着装
置24で加圧加熱により定着する。トナー像を記録材に
転移させた後の感光体ドラム1Y,1M,1C,1K
は、クリーニング手段8Y,8M,8C,8Kで転写時
に感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに残されたトナ
ーを清掃した後、帯電、露光、現像のサイクルに入り、
次の像形成が行われる。
【0059】次に、図2乃至図8を用いて定着装置につ
いて以下に説明する。この実施の形態の定着装置24
は、金属基体もしくは耐熱樹脂基体とシリコンゴムをベ
ルト状に成型した定着ベルト240と、これを支持搬送
し、記録材Pと定着ベルト240を間に挟んで加圧加熱
定着する加圧ローラ241、これと対向する加圧ローラ
242、定着ベルト240を支持搬送するヒータ243
を内蔵した加熱ローラ244よりなる。加熱ローラ24
4の温度は、温度センサS1の温度情報に基づいて制御
される。
【0060】定着ベルト240は、加圧ローラ241及
び加熱ローラ244に所定の張力で張架されている。定
着ベルト240は加圧ローラ241の回転により駆動さ
れている。この定着ベルト240の駆動速度の設計値
は、記録材Pの搬送速度と同一である。
【0061】定着ベルト240の予熱時には、加圧ロー
ラ242は解除されている。加熱ローラ244に内蔵さ
れたヒータ243により、定着ベルト240は所定の温
度まで加熱される。トナー画像を保持した記録材Pが進
入ガイド245等により、定着領域に搬送されてくるの
に合わせて、定着ベルト240の外側に配置された加圧
ローラ242が上昇して、記録材Pと定着ベルト240
を挟んで加圧する。定着ベルト240の持つ熱と加圧ロ
ーラ242との間の圧力によって、トナー画像は記録材
Pに定着される。
【0062】トナー画像には、定着ベルト240のシリ
コンゴムが当接されるため、シリコンゴムが変形して記
録材Pやトナー画像の凹凸に追従して、均一に接触し、
光沢むらなどのない均一な定着が行われる。また定着
後、記録材Pは安定して定着ベルト240から分離す
る。
【0063】記録材P間では、通常の圧着解除とは別の
機構で、加圧ローラ242の圧着解除が行われる。記録
材P間では、上下の加圧ローラ241,242の両端軸
受部241a,242aの間に、スペーサ246が送り
込まれる。スペーサ246はストッパ247で移動が規
制されており、このストッパ247がソレノイド等によ
って解除されて、同軸で支持された下側の加圧ローラ2
42の軸からの摩擦により移動を始める。
【0064】スペーサ246は、図3に示すように、下
側の加圧ローラ242と同軸で、回転可能に支持されて
おり、ローラ回転によって記録材Pが送られるのと同方
向に移動する。スペーサ246は上側の加圧ローラ24
1と同軸に設置しても良く、ストッパ247の設置等と
の関係で、適宜選択する。このスペーサ246によっ
て、上下の加圧ローラ軸241,242間距離が大きく
なり、上下の加圧ローラ241,242の圧着は解除さ
れ、記録材P間での上側の加圧ローラ241から下側の
加圧ローラ242ヘの熱の移動が抑止される。
【0065】スペーサ246が、ローラ間を抜けると上
下の加圧ローラ241,242間の圧着が回復される。
加圧ローラ241,242間を抜けたスペーサ246
は、ニップ進入側まで回転移動され、ストッパ247で
止まり、次の記録材P間まで保持される。スペーサ24
6を進入させる時刻は、供給制御信号と時計の組み合わ
せ、搬送経路に設けられた検出センサS2からの信号等
によって決められる。
【0066】加圧ローラ241,242の加圧に抗して
加圧ローラ241,242間に進入させるため、図4に
示すように、次式を満足するようスペーサ246を摩擦
駆動する加圧ローラ241とスペーサ246の接触面の
材料とスペーサ進入側の斜面の傾斜θを選択する。
【0067】μはスペーサ・ローラ間の摩擦係数であ
り、μ>tanθである。
【0068】確実に動作させるため、μ》tanθが望
ましいことは言うまでもない。
【0069】この実施例では、スペーサ側接触面は金属
(鉄)そのままとし、ローラ側接触面に耐熱シリコンゴ
ムを貼り付け、θ=30°とし上式を満足させた。
【0070】スペーサ246の大きさ(幅・厚み・長
さ)は、記録材P間の長さ・時間・線速度・圧力等によ
り適宜選択される。
【0071】実施例では、220mm/sの線速度で、
約50mmの記録材P間に対応するため、全長40m
m、最大解除量1mmの区間を30mmとなし、圧着音
を軽減するため、スペーサ後端側にも傾斜を持たせた。
【0072】圧着解除音を低減するため、スペーサ24
6の当接するローラ表面を弾性層(ゴムなどの樹脂)で
被覆した。スペーサ246の表層を被覆しても同様の効
果が得られるが、弾性層の耐久上、ローラ側に弾性層を
設ける方が望ましい。
【0073】また、進入斜面に弾性層を設けることは、
支持されていない加圧ローラ241とスペーサ246の
間の摩擦力を大きくし、確実に上下の加圧ローラ24
1,242間へ進入させるためにも、有効である。記録
材Pが通過すると、この実施例の圧着解除機構とは別の
機構により加圧ローラ242の加圧は解除される。加圧
ローラ242等の圧着時に生じた定着ベルト240のし
わや寄り、速度差による伸び縮みは、加圧ローラ242
が解除されることによって解消される。
【0074】スペーサ246を加圧ローラ242と同軸
とせず、図5に示すように、上下の加圧ローラ241,
242の軸を含む平面内の加圧ローラ軸と垂直な線をス
ペーサ回転軸246aとしても良い。平面内及び垂直と
の多少のずれは、問題にならない。
【0075】図2、図5いずれの例でも、加圧ローラ2
42の圧着解除は加圧ローラ242の両端部で行うが、
図6に示すように、スペーサ246を動作させるタイミ
ング、もしくはスペーサ246の位相を両端でずらして
おくようにしてもよい。
【0076】これにより、加圧ローラ242は全域が一
度に接触するのではなく、一方の端から連続的に接触す
ることになり、再圧着時に、上下の加圧ローラ241,
242間の当接部が衝突することによる音や、負荷変動
による速度変動を軽減することができる。
【0077】また、特に加圧ローラ241,242間に
定着ベルト240を挟持する場合は、定着ベルト240
の片寄りを避けるため、両側の解除時間は等しくなるよ
うにする。また、圧着開始される端部の方が他端よりも
加圧ローラ241,242に対する負荷が大きいため、
ソレノイド等の動作タイミングを変える等して、所定解
除動作数ごとに先行して動作するスペーサ246を変更
する。
【0078】スペーサ246が加圧ローラ241,24
2間に入り込んだ位置で、信号を出力するアクチエータ
250を設け、画像形成動作を終了する場合には、スペ
ーサ246を加圧ローラ241,242間に送り込む信
号を制御部251から出力した後、スペーサ246から
の解除信号が制御部251に送られた時点で、クラッチ
252等により加圧ローラ242ヘの駆動入力がある場
合には加圧ローラ242ヘの駆動入力を遮断する。
【0079】確実に解除中に停止させるため、画像形成
動作終了時には、加圧ローラ242の駆動速度を小さく
しておく。例えば70mm/sにしておけば、解除時間
は180msから570msとなり、駆動系の慣性力も
小さくなるため、スペーサ246が加圧ローラ241,
242間からはずれたりすることなく、確実に解除状態
で停止することができる。
【0080】スペーサ246による加圧ローラ解除距離
が、図8に示すように、途中で極小値を持つように、ス
ペーサ中間部246aに、スペーサ246の厚みの極小
を設ければ、さらに確実かつ振動などの影響も受けない
安定した解除が可能になる。
【0081】画像を形成するトナーとしては、下側の加
圧ローラ242が室温で十分な定着性能を得るため、軟
化点が低いトナー(例えば100〜110℃)と組み合
わせると特に有効である。
【0082】この発明の構成をとることによって、極小
さな記録材P間でも、簡易な構成で加圧ローラ241,
242の解除が可能になり、下側の加圧ローラ242ヘ
の熱流出を抑制し、熱効率を高めることができる。ま
た、簡易な構成で、画像形成終了時に加圧ローラ242
を解除できるため、非画像形成時の圧着によるローラ変
形なども回避できる。
【0083】次に、図9乃至図11を用いて他の実施の
形態の定着装置について以下に説明する。図9は定着装
置の圧着状態を示す図、図10は定着装置の第1の解除
状態を示す図、図11は定着装置の第2の解除状態を示
す図である。この実施の形態の定着装置24には、加圧
ローラ242の圧着解除機構としては、カムやギヤの組
み合わせなど既知の機構が利用できる。
【0084】この実施の形態の圧着解除機構は、駆動カ
ム260が回転可能に備えられている。この駆動カム2
60には、圧着カム部260a、第1の解除カム部26
0b、第2の解除カム部260cが形成されている。加
圧ローラ242の軸部242cは、付勢部材261を介
して駆動カム260に支持されている。
【0085】非定着動作時には、加圧ローラ242の永
久変形を防止するため、図10に示すように、駆動カム
260の第1の解除カム部260bが付勢部材261に
当接し、加圧ローラ242は第1の位置に解除されてい
る。この実施例では、定着ベルト240と加圧ローラ2
42間の距離D1がl〜1.5mmになるよう設定し
た。
【0086】加熱ローラ244に内蔵されたヒータ24
3により、定着ベルト240は所定の温度まで加熱され
る。
【0087】トナー画像を保持した記録材Pが進入ガイ
ド245等により、定着領域に搬送されてくるのに合わ
せて、駆動カム260が回転して圧着カム部260aが
付勢部材261を介して定着ベルト240の外側に配置
された加圧ローラ242を上昇させ、図9に示すよう
に、記録材Pと定着ベルト240を挟んで加圧する。
【0088】定着ベルト240の持つ熱と加圧ローラ2
42による圧力によって、トナー画像は記録材Pに定着
される。トナー画像には、定着ベルト240のシリコン
ゴムが当接されるため、シリコンゴムが変形して記録材
Pやトナー画像の凹凸に追従して、均一に接触し、光沢
むらなどのない均一な定着が行われる。また定着後、記
録材Pは安定して定着ベルト240から分離する。
【0089】記録材Pの詰まり発生時、例えば定着装置
24からの記録材Pの排出を検知するセンサが、所定の
時刻までに記録材Pの到達を検知できなかった場合等に
は、ヒータ243ヘの通電や加熱ローラ244ヘの駆動
供給を停止し、駆動カム260を駆動し、第2の解除カ
ム部260cが保持ダンパ部材261を支持し、図11
に示すように、加圧ローラ242の圧着解除を行う。
【0090】記録材Pの詰まり時の解除を自動で行うこ
とにより、ユーザが詰まった記録材Pを無理に引き出し
て、定着ベルト240や加圧ローラ242を傷つけるこ
とを防止できる。このとき、図10に示す通常の圧着解
除に比べ、定着ベルト240と加圧ローラ242間の距
離D1がより大きくなる第2の位置まで加圧ローラ24
2を解除する。この実施例の第2の解除状態では、定着
ベルト240と加圧ローラ242間の距離D1が3〜5
mmになるよう設定した。
【0091】このように第2の解除状態では、大きな解
除距離とすることで、加圧ローラ242、加熱ローラ2
44や定着ベルト240周辺の記録材Pの処理が容易に
なり、処理時間の短縮が可能になるとともに、引き出す
記録材Pと定着ベルト240等が擦れて定着ベルト24
0等に傷が付いたり、高温の加熱ローラ244等で負傷
するおそれも軽減される。記録材Pの詰まり時の自動解
除及び大解除距離は、定着ベルト240が金属基体を有
している場合は、わずかな外力が加わっただけで、しわ
として基体の変形が残るため、特に有効である。
【0092】この実施例では、定着ベルト240の外側
の加圧ローラ242の位置を変えて圧着解除したが、定
着ベルト240の内側の加圧ローラ241もしくは、両
方の加圧ローラ241,242の位置を変えて圧着解除
を行ってもよいことはいうまでもない。また、例えば、
通常は定着ベルト240の外側の加圧ローラ242のみ
を圧着解除し、記録材Pの詰まり発生時にはこれと合わ
せて、定着ベルト240の内側の加圧ローラ241も解
除動作させれば、各加圧ローラ241,242の移動距
離が小さくでき、圧着解除機構を簡易なものにできる。
【0093】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、搬送される記録材間ごとに、加圧ローラの圧着が
解除され、加熱側から非加熱側ヘ熱流出することを軽減
でき、熱効率の低下を抑えることで、トナー画像の定着
性が向上する。
【0094】また、通常の解除機構では追従が困難なの
に対し、加圧ローラの回転により移動するスペーサによ
る簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。ま
た、ローラ変形防止などのための非画像形成動作時圧着
解除も、簡易な構成で可能となる。
【0095】請求項2に記載の発明では、搬送される記
録材間ごとに、加圧ローラの圧着が解除され、定着ベル
トの加熱側から加圧ローラの非加熱側ヘ熱流出すること
を軽減でき、熱効率の低下を抑えることで、トナー画像
の定着性が向上する。
【0096】また、通常の解除機構では追従が困難なの
に対し、加圧ローラの回転により移動するスペーサによ
る簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。ま
た、ローラ変形防止などのための非画像形成動作時圧着
解除も、簡易な構成で可能となる。
【0097】請求項3に記載の発明では、スペーサが加
圧ローラの軸の周りを回転移動し、簡単な構造で圧着を
解除することができる。
【0098】請求項4に記載の発明では、スペーサによ
り、所定の間隔で加圧ローラ間に記録材が送り込まれる
画像形成動作中の記録材と記録材の間で、加圧ローラの
圧着を解除し、迅速な定着が可能である。
【0099】請求項5に記載の発明では、スペーサとス
ペーサを同軸に支持している加圧ローラとの接触面の摩
擦係数μが、μ>tanθの式を満たし、スペーサを軸
受部に進入・自己排除させることで、簡易な機構で追従
性の向上を図ることができる。
【0100】請求項6に記載の発明では、スペーサが当
接する部分、もしくはスペーサの加圧ローラが当接する
部分の少なくとも一方に、弾性層を設けることで、圧着
解除音を低減することができる。
【0101】請求項7に記載の発明では、スペーサが、
加圧ローラの回転軸と概ね垂直をなす回転軸に保持する
ことで、スペーサを軸受部に進入・自己排除させること
で、簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。
【0102】請求項8に記載の発明では、スペーサと加
圧ローラとの接触面の摩擦係数μが、μ>tanθの式
を満たし、スペーサを軸受部に進入・自己排除させるこ
とで、簡易な機構で追従性の向上を図ることができる。
【0103】請求項9に記載の発明では、左右のスペー
サが時間差をもって、加圧ローラの圧着解除動作を行う
ことで、加圧ローラは全域が一度に接触するのではな
く、一方の端から連続的に接触することになり、再圧着
時に、加圧ローラ間の当接部が衝突することによる音を
軽減することができる。
【0104】請求項10に記載の発明では、時間差をも
って解除動作するスペーサのうち左右いずれのスペーサ
を先行圧着解除させるかを、所定解除動作数ごとに替え
ることで、圧着開始される端部の方が他端よりも加圧ロ
ーラに対する負荷が大きい場合、ソレノイド等の動作タ
イミングを合わせることができる。
【0105】請求項11に記載の発明では、加圧ローラ
の解除を検知し、検知したことを画像形成装置制御部に
知らせる信号を出力し、この信号に基づいて加圧ローラ
ヘの駆動入力を遮断することで、スペーサが加圧ローラ
間からはずれたりすることなく、確実に解除状態で停止
することができる。
【0106】請求項12に記載の発明では、加圧ローラ
の解除検知時には、加圧ローラの駆動速度を小さくする
ことで、スペーサが加圧ローラ間からはずれたりするこ
となく、確実に解除状態で停止することができる。
【0107】請求項13に記載の発明では、加圧ローラ
の解除距離が少なくとも一つの極小値を持つことで、さ
らに確実かつ振動などの影響も受けない安定した解除が
可能になる。
【0108】請求項14に記載の発明では、少なくとも
2段階の圧力手段解除位置を選択することで、圧着解除
動作に時間がかかることなく、記録材の詰まり処理作業
が容易にできる。
【0109】請求項15に記載の発明では、定着ベルト
が金属基体を有し、記録材詰まり時の自動解除及び大解
除の距離で、わずかな外力が加わっただけで、しわとし
て基体の変形が残るため、特に有効である。
【0110】請求項16に記載の発明では、記録材詰ま
り発生時には、自動的に2段階の圧力解除位置のうち、
解除距離の大きな解除位置に移動することで、圧着解除
動作に時間がかかることなく、記録材の詰まり処理作業
が容易にできる。
【0111】請求項17に記載の発明では、定着ベルト
により記録材上にトナー画像を定着することで、例えば
定着ベルトに適量のオイルが塗布されているため、トナ
ー画像は適度な光沢を持ち、また定着後、紙は安定して
定着ベルトから分離することができる。
【0112】請求項18に記載の発明では、定着ベルト
が金属基体を有し、記録材詰まり時の自動解除及び大解
除の距離で、わずかな外力が加わっただけで、しわとし
て基体の変形が残るため、特に有効である。
【0113】請求項19に記載の発明では、トナー画像
の定着不良を防止し、また記録材の詰まり処理作業を短
時間に、かつ容易に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置を備える画像形成装置の一実施の形態
を示すカラー画像形成装置の概要断面構成図である。
【図2】定着装置の一例を示す概要構成図である。
【図3】定着装置の一例を示す概要構成図である。
【図4】スペーサを摩擦駆動する加圧ローラとスペーサ
の接触面の材料とスペーサ進入側の斜面の傾斜を選択す
る実施の形態を説明する図である。
【図5】定着装置の一例を示す概要構成図である。
【図6】定着装置の一例を示す概要側面図である。
【図7】定着装置の一例を示す概要構成図である。
【図8】定着装置の一例を示すスペーサの概要構成図で
ある。
【図9】定着装置の圧着状態を示す図である。
【図10】定着装置の第1の解除状態を示す図である。
【図11】定着装置の第2の解除状態を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 A 装置本体 2 画像処理部 24 定着装置 240 定着ベルト 241,241 加圧ローラ 243 ヒータ 244 加熱ローラ 246 スペーサ 247 ストッパ P 記録材

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧ローラの間で記録材を圧着搬送し、前
    記記録材上のトナー画像を定着する定着装置であって、 前記加圧ローラの回転により移動するスペーサにより、
    前記加圧ローラの圧着が解除されることを特徴とする定
    着装置。
  2. 【請求項2】加圧ローラの間で、定着ベルトと記録材を
    圧着搬送し、前記記録材上のトナー画像を定着する定着
    装置であって、 前記加圧ローラの回転により移動するスペーサにより、
    前記加圧ローラの圧着が解除されることを特徴とする定
    着装置。
  3. 【請求項3】前記スペーサが前記加圧ローラのうちいず
    れか1本の加圧ローラの軸の周りを回転移動することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】前記スペーサにより、所定の間隔で前記加
    圧ローラ間に前記記録材が送り込まれる画像形成動作中
    の、前記記録材と前記記録材の間で、前記加圧ローラの
    圧着を解除することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】記録材上のトナー画像を加圧定着する加圧
    ローラと、この加圧ローラの回転により加圧ローラの加
    圧のための付勢を解除するスペーサとを備え、 前記スペーサを同軸に支持している加圧ローラと対向す
    る加圧ローラの当接部と解除動作時に接するスペーサの
    面が、スペーサ進行方向となす角度をθとしたとき、前
    記スペーサと前記スペーサを同軸に支持している加圧ロ
    ーラとの接触面の摩擦係数μが、下式を満たすことを特
    徴とする定着装置。 μ>tanθ
  6. 【請求項6】記録材上のトナー画像を加圧定着する加圧
    ローラと、この加圧ローラの回転により加圧ローラの加
    圧のための付勢を解除するスペーサとを備え、 前記スペーサが当接する部分、もしくは前記スペーサの
    前記加圧ローラが当接する部分の少なくとも一方に、弾
    性層を設けたことを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】前記加圧ローラの加圧のための付勢を解除
    するスペーサが、前記加圧ローラの回転軸と概ね垂直を
    なす回転軸に保持されていることを特徴とする請求項5
    または請求項6に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】前記スペーサの前記加圧ローラの当接部と
    解除動作時に接する面が、スペーサ進行方向となす角度
    をθとしたとき、前記スペーサと前記加圧ローラとの接
    触面の摩擦係数μが、下式を満たすことを特徴とする請
    求項7の定着装置。 μ>tanθ
  9. 【請求項9】記録材上のトナー画像を加圧定着する加圧
    ローラと、この加圧ローラの両端に加圧のための付勢を
    解除するスペーサとを備え、 前記左右のスペーサが時間差をもって、前記加圧ローラ
    の圧着解除動作を行うことを特徴とする定着装置。
  10. 【請求項10】記録材上のトナー画像を加圧定着する加
    圧ローラと、この加圧ローラの両端に加圧のための付勢
    を解除するスペーサとを備え、 時間差をもって解除動作する前記スペーサのうち左右い
    ずれのスペーサを先行圧着解除させるかを、所定解除動
    作数ごとに替えることを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】記録材上のトナー画像を加圧定着する加
    圧ローラと、この加圧ローラの回転により加圧ローラの
    加圧のための付勢を解除するスペーサとを備え、 前記スペーサが前記加圧ローラの圧着を解除した位置
    で、前記加圧ローラが解除されたことことを検知し、検
    知したことを画像形成装置制御部に知らせる信号を出力
    する手段を設け、 前記信号に基づいて、前記加圧ローラヘの駆動入力を遮
    断することを特徴とする定着装置。
  12. 【請求項12】前記加圧ローラの解除検知時には、前記
    加圧ローラの駆動速度を小さくすることを特徴とする請
    求項10に記載の定着装置。
  13. 【請求項13】前記スペーサにより前記加圧ローラが解
    除される前記スペーサの加圧ローラ当接範囲内で、前記
    加圧ローラの解除距離が少なくとも一つの極小値を持つ
    ことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  14. 【請求項14】記録材上のトナー画像を加圧加熱して定
    着ベルトにより定着する定着装置を備えた定着装置であ
    って、 少なくとも2段階の圧力手段解除位置を有することを特
    徴とする定着装置。
  15. 【請求項15】前記定着ベルトが金属基体を有すること
    を特徴とする請求項14に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】記録材上のトナー画像を加圧加熱して定
    着する定着装置を備えた定着装置であって、 少なくとも2段階の圧力手段解除位置を有し、記録材詰
    まり発生時には、自動的に前記2段階の圧力解除位置の
    うち、解除距離の大きな解除位置に移動することを特徴
    とする定着装置。
  17. 【請求項17】記録材上のトナー画像を定着する定着ベ
    ルトを備えることを特徴とする請求項16に記載の定着
    装置。
  18. 【請求項18】前記定着ベルトが金属基体を有すること
    を特徴とする請求項17に記載の定着装置。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項18のいずれか1項
    に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008299247A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009058896A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7653321B2 (en) 2006-08-03 2010-01-26 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus, fixing device, and image forming method

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