JP2003270906A - 帯電装置、画像形成方法、画像形成装置及び作像ユニット - Google Patents

帯電装置、画像形成方法、画像形成装置及び作像ユニット

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JP2003270906A
JP2003270906A JP2002070693A JP2002070693A JP2003270906A JP 2003270906 A JP2003270906 A JP 2003270906A JP 2002070693 A JP2002070693 A JP 2002070693A JP 2002070693 A JP2002070693 A JP 2002070693A JP 2003270906 A JP2003270906 A JP 2003270906A
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image
forming apparatus
air
charging
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JP2002070693A
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English (en)
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Hiromitsu Takagaki
高垣  博光
Osamu Naruse
修 成瀬
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
Toru Nakano
徹 仲野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電装置によって像担持体を帯電し、その帯
電面を露光することにより形成した静電潜像を、現像装
置によってトナー像として可視像化し、そのトナー像を
転写材に転写する画像形成装置において、帯電装置の放
電によって生じる画像流れ物質が像担持体表面に付着し
て異常画像が発生することを防止する。 【解決手段】 帯電ローラ4とこれを保持する保持部材
21を有する帯電装置3の内部に、通気性の基材に極性
吸着剤を担持させたフィルタ39を通して空気を流入さ
せ、その空気を像担持体1の軸線方向に流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電装置、画像形
成方法、画像形成装置及び作像ユニットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】像担持体上に可視像を形成する画像形成
装置は従来より周知であり、複写機、ファクシミリ、プ
リンタ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複
合機などとして構成される。かかる画像形成装置におい
ては、像担持体のまわりに、作動時に放電を伴う装置が
設けられているため、その放電に基因して発生した画像
流れ物質が像担持体表面に付着し、その付着量が多くな
ると、その画像流れ物質が、高湿時に空気中の水分を吸
収して低抵抗化し、像担持体表面の抵抗を低下させる。
これによって像担持体上に画像流れ、或いは画像ぼけな
どと称せられている異常画像が発生するおそれがある。
【0003】上述した欠点を除去し、ないしは抑制する
ため、従来より各種の構成が提案されている。例えば、
像担持体表面に水を塗布する水塗布部材と、像担持体表
面から水を除去する水除去部材とを有する画像流れ物質
除去装置がその一例である(特開昭60−49352号
公報参照)。この画像流れ物質除去装置は、像担持体表
面に付着した画像流れ物質が水に溶ける性質を利用した
ものである。
【0004】ところが、像担持体表面は一般に疎水性を
有しているので、かかる像担持体表面に水を塗布する
と、その水は、像担持体表面の疎水性によって、まばら
な水滴となって像担持体表面に付着する。従って、像担
持体表面に水を塗布したとき、画像流れ物質がその水に
溶け込んだとしても、画像流れ物質を含んだ水溶液が水
滴となって像担持体表面にまばらな状態で付着する。こ
のような水滴が拭き取られるのであるが、その拭き取り
時に、像担持体表面の水滴はまばらな状態で存在するの
で、水滴の付着している像担持体表面部分と、水滴の存
在しない像担持体表面部分とで、画像流れ物質の除去効
果に相違が生じ、拭き取り後の像担持体表面の特性が不
均一となるおそれがある。
【0005】また、ヒータによって像担持体を加熱して
水分を蒸発させることにより異常画像の発生を抑えた画
像形成装置も提案されているが、この構成によると、像
担持体を加熱するので、トナーのブロッキングが発生し
やすくなる欠点を免れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の提案に係る構成の欠点を回避しつつ、異常画像の発生
を防止し、ないしはその発生を効果的に抑制できる帯電
装置、画像形成方法、画像形成装置及び作像ユニットを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気が
帯電部材を流通し得るように構成したことを特徴とする
帯電装置を提案する(請求項1)。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、帯電部材を流通する空気が接触し得る位置に、極性
吸着剤を含んだ部材を配置したことを特徴とする帯電装
置を提案する(請求項2)。
【0009】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、帯電部材を通過した後の空気が接触し得る位置に、
極性吸着剤を含んだ部材を配置したことを特徴とする帯
電装置を提案する(請求項3)。
【0010】また、上記請求項1乃至3のいずれかに記
載の帯電装置において、極性吸着剤を含んだ部材が、空
気の流通を許容するフィルタにより構成されていると有
利である(請求項4)。
【0011】さらに、上記請求項1乃至4のいずれかに
記載の帯電装置において、帯電部材を保持する保持部材
を有し、極性吸着剤を含んだ部材が前記保持部材に固定
されたシートにより構成されていると有利である(請求
項5)。
【0012】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気が流通する
画像形成装置本体内にて、像担持体を帯電し、その帯電
後の像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像をトナー
像として可視像化し、該トナー像を転写材に転写するこ
とを特徴とする画像形成方法を提案する(請求項6)。
【0013】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、像担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置とを有
する画像形成装置において、極性吸着剤を含んだ部材を
通過した空気が、画像形成装置本体内を流通し得るよう
に構成したことを特徴とする画像形成装置を提案する
(請求項7)。
【0014】その際、前記帯電装置が、請求項1乃至5
のいずれかに記載の帯電装置であると有利である(請求
項8)。
【0015】また、上記請求項7又は8に記載の画像形
成装置において、空気を流通させるための送風装置を設
けると有利である(請求項9)。
【0016】さらに、上記請求項7乃至9のいずれかに
記載の画像形成装置において、極性吸着剤を含んだ部材
を、画像形成装置の交換可能な要素と共に着脱可能に画
像形成装置本体内に装着すると有利である(請求項1
0)。
【0017】また、上記請求項7乃至10のいずれかに
記載の画像形成装置において、画像形成装置本体の開閉
カバーを開くことにより、極性吸着剤を含んだ部材の着
脱を行えるように構成すると有利である(請求項1
1)。
【0018】さらに、上記請求項7乃至11のいずれか
に記載の画像形成装置において、帯電装置に送り込まれ
る空気を案内する送風ダクトを画像形成装置本体の開閉
カバーに設けると有利である(請求項12)。
【0019】また、上記請求項12に記載の画像形成装
置において、極性吸着剤を含んだ部材が、空気の流通を
許容するフィルタより成り、該フィルタを前記送風ダク
トに着脱可能に設けると有利である(請求項13)。
【0020】さらに、上記請求項7乃至13のいずれか
に記載の画像形成装置において、極性吸着剤を含んだ部
材を、画像形成装置本体の開閉カバーに着脱可能に設け
ると有利である(請求項14)。
【0021】また、上記請求項7乃至14のいずれかに
記載の画像形成装置において、少なくとも前記像担持体
と帯電装置とをユニットケースに組み付けて一体的な作
像ユニットを構成すると共に、極性吸着剤を含んだ部材
を通過した空気が、帯電装置の内部以外のユニットケー
ス内部分を流通するように構成すると有利である(請求
項15)。
【0022】さらに、上記請求項15に記載の画像形成
装置において、前記ユニットケース内に流入した空気
が、前記像担持体の表面に向けて流れるように該空気を
案内する案内部材を設けると有利である(請求項1
6)。
【0023】また、上記請求項15又は16に記載の画
像形成装置において、前記ユニットケース内に流入した
空気が接触し得るユニットケース内の位置に、極性吸着
剤を含んだ部材を設けると有利である(請求項17)。
【0024】さらに、上記請求項7乃至17のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記空気が前記像担持
体の軸線方向に流通するように構成すると有利である
(請求項18)。
【0025】また、上記請求項7乃至17のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記空気が、前記像担持
体と帯電部材との間を、該像担持体の表面移動方向上流
側から下流側へ向けて流通するように構成すると有利で
ある(請求項19)。
【0026】さらに、上記請求項7乃至17のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記空気が、前記像担
持体と帯電部材との間を、該像担持体の表面移動方向下
流側から上流側へ向けて流通するように構成すると有利
である(請求項20)。
【0027】また、上記請求項19又は20に記載の画
像形成装置において、前記像担持体と帯電部材との間を
流通した後の空気が接触し得る位置に、極性吸着剤を含
んだ部材を配置すると有利である(請求項21)。
【0028】さらに、上記請求項9乃至21のいずれか
に記載の画像形成装置において、画像形成装置本体内の
湿度を検知する湿度検知手段を設け、画像形成装置本体
内の湿度が所定値以上となったことが前記湿度検知手段
により検知されたとき、前記送風装置を作動させると有
利である(請求項22)。
【0029】また、上記請求項9乃至22のいずれかに
記載の画像形成装置において、帯電装置の帯電動作を終
了した時点から所定時間経過するまで、前記送風装置を
作動させると有利である(請求項23)。
【0030】さらに、上記請求項9乃至23のいずれか
に記載の画像形成装置において、画像形成装置のメイン
スイッチをオフした時点から所定時間経過するまで、前
記送風装置を作動させると有利である(請求項24)。
【0031】また、上記請求項7乃至24のいずれかに
記載の画像形成装置において、画像形成装置本体の内面
に、極性吸着剤を含んだ部材を設けると有利である(請
求項25)。
【0032】さらに、上記請求項7乃至25のいずれか
に記載の画像形成装置において、極性吸着剤を含んだ画
像流れ物質除去部材を像担持体に当接させると有利であ
る(請求項26)。
【0033】また、上記請求項7乃至26のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記極性吸着剤は、ゼオ
ライト、シリカアルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミ
ナゲル、活性アルミナ、活性白土のうちの少なくとも1
つであると有利である(請求項27)。
【0034】さらに、上記請求項27に記載の画像形成
装置において、前記ゼオライトの分子構造の酸素環が6
員環以上であると有利である(請求項28)。
【0035】また、上記請求項7乃至28のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記像担持体がアモルフ
ァスシリコン感光体より成ると有利である(請求項2
9)。
【0036】さらに、上記請求項7乃至28のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記像担持体が表面に
フィラーを分散した層を有する感光体より成ると有利で
ある(請求項30)。
【0037】また、上記請求項7乃至30のいずれかに
記載の画像形成装置において、互いに異なる色のトナー
像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各像担持体
をそれぞれ帯電する帯電装置とを有すると有利である
(請求項31)。
【0038】さらに、本発明は、上記目的を達成するた
め、少なくとも、像担持体と、該像担持体を帯電する帯
電装置とがユニットケースに組み付けられて一体的に構
成された作像ユニットにおいて、前記帯電装置が、請求
項1乃至5のいずれかに記載された帯電装置であること
を特徴とする作像ユニットを提案する(請求項32)。
【0039】その際、極性吸着剤を含んだ部材を通過し
た空気が、ユニットケース内を流通し得るように構成す
ると有利である(請求項33)。
【0040】また、上記請求項33に記載の作像ユニッ
トにおいて、前記ユニットケース内に流入した空気が、
前記像担持体の表面に向けて流れるように該空気を案内
する案内部材を設けると有利である(請求項34)。
【0041】さらに、上記請求項33又は34に記載の
作像ユニットにおいて、前記ユニットケース内に流入し
た空気が接触し得るユニットケース内の位置に、極性吸
着剤を含んだ部材を設けると有利である(請求項3
5)。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明する。
【0043】図1は画像形成装置の一例を示す部分断面
概略図である。ここに示した画像形成装置は、その本体
20内に設けられたドラム状の感光体として構成された
像担持体1を有し、画像形成動作の開始に伴って、像担
持体1は図1における時計方向(矢印A方向)に回転駆
動される。このとき像担持体表面には除電ランプ2から
の光が照射されて該像担持体表面が除電作用を受け、そ
の表面電位が初期化される。一方、像担持体1には帯電
装置3が対向配置され、図1に例示した帯電装置3は、
帯電部材の一例である帯電ローラ4と、その帯電ローラ
4を回転自在に保持する保持部材21とを有している。
この帯電ローラ4に帯電電圧が印加され、これにより生
じる放電によって、初期化された像担持体表面が所定の
極性に、例えば−900Vに一様に帯電される。帯電装
置3と除電ランプ2との間には遮光部材28が設けられ
ている。
【0044】ドラム状の感光体に代え、複数のローラに
巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の感光体よ
り成る像担持体、或いは誘電体より成る像担持体などを
用いることもできる。いずれの場合も、像担持体はその
表面が移動するように支持される。
【0045】上述のようにして帯電された像担持体表面
には、潜像形成手段の一例であるレーザ書き込み装置5
から出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、これ
によって像担持体に画信号に対応した静電潜像が形成さ
れる。レーザ光を照射された像担持体表面の電位は、例
えば−150Vとなり、ここが静電潜像、すなわち画像
部となり、レーザ光の照射されない像担持体表面部分の
電位はほぼ−900Vに維持され、ここが地肌部とな
る。LEDを有する潜像形成手段などを用いることもで
きる。このように、帯電後の像担持体を露光して静電潜
像を形成するのである。
【0046】静電潜像は、これが現像装置6を通ると
き、トナー像として可視像化される。ここに一例として
示した現像装置6は、トナーとキャリアを有する乾式の
二成分系現像剤Dを収容した現像ケース7と、像担持体
1に対向配置されて回転する現像ローラ8と、回転しな
がら現像剤Dを撹拌するスクリュー9,10とを有して
いる。トナーは、キャリアとの摩擦によって所定の極
性、図の例ではマイナス極性に帯電され、かかるトナー
を含む現像剤Dは現像ローラ8の周面に担持されて搬送
され、現像ローラ8と像担持体1との間の現像領域に運
ばれる。このとき、現像ローラ8には、所定の現像バイ
アス(例えば−600Vの電圧)が印加され、これによ
って現像領域に運ばれて磁気ブラシ状となった現像剤中
のトナーが像担持体1に形成された静電潜像、すなわち
画像部に静電的に移行し、その静電潜像がトナー像とし
て可視像化される。キャリアを含まない粉体状の一成分
系の現像剤や、液状の現像剤などを用いる現像装置を採
用することもできる。
【0047】また、像担持体1には、転写装置の一例で
ある転写ローラ11が対置され、この転写ローラ11は
像担持体表面に当接しながら図1における反時計方向に
回転駆動される。さらに、画像形成装置本体20の下部
には給紙装置22が設けられ、この給紙装置22の給紙
カセット23,24には転写材Pが収容され、いずれか
の給紙カセット23又は24から矢印B方向に給送され
た転写材Pは、レジストローラ対12の回転によって所
定タイミングで矢印C方向に送り出され、転写ローラ1
1と像担持体1との間を通過する。このとき転写ローラ
11には、像担持体上のトナー像のトナーと逆極性、本
例ではプラスの転写電圧が印加されている。これにより
像担持体表面に形成されたトナー像に整合できるタイミ
ングで送り出された転写材P上に、そのトナー像が転写
される。
【0048】転写ローラ11と像担持体1の間を通った
転写材Pは、分離爪13により像担持体1から分離され
て定着装置25を通過し、このとき、熱と圧力の作用に
よって、転写されたトナー像が転写材上に定着される。
次いでこの転写材Pは、排紙ローラ対26によって画像
形成装置本体外の排紙トレー27上に排出される。転写
ローラ11に代えて、例えば転写チャージャ、転写ブラ
シ又は転写ブレード、又はこれらと転写ベルトを有する
転写装置などを用いることもできる。
【0049】図1に示した画像形成装置においては、転
写材Pとして、例えば紙、樹脂シート又は樹脂フィルム
などから成る記録媒体が用いられる。これに対し、無端
ベルト状又はドラム状の中間転写体より成る転写材を用
い、像担持体上のトナー像をその中間転写体より成る転
写材に一次転写し、次いでその中間転写体上のトナー像
を紙や樹脂シートなどから成る記録媒体に二次転写し、
その二次転写されたトナー像を定着装置により定着する
ように構成することもできる。このように、像担持体上
に形成されたトナー像を、記録媒体又は中間転写体より
成る転写材に転写して画像形成を行うのである。
【0050】上述のようにトナー像の転写が行われる転
写位置を通過した像担持体表面に付着しているトナー
は、クリーニング装置14により除去される。図1に一
例として示したクリーニング装置14は、クリーニング
ケース16と、そのケース16に基端部が支持され、先
端部が像担持体表面に圧接したゴムなどの弾性体より成
るクリーニングブレード17と、トナー排出スクリュー
18とを有し、そのクリーニングブレード17によって
像担持体上のトナーが掻き取り除去される。除去された
トナーは、回転するトナー排出スクリュー18によって
クリーニングケース外に排出される。このようにして、
転写材に転写されずに像担持体表面に残された転写残ト
ナーが像担持体表面から除去される。クリーニングブレ
ード17は、像担持体表面に当接して、その表面に付着
したトナーを除去するクリーニング手段の一例を構成し
ている。図示した形式のクリーニング装置以外の各種形
態のクリーニング装置を採用してもよいことは当然であ
る。
【0051】図1に符号15で示したものは、必要に応
じて設けられる画像流れ物質除去部材であるが、これに
ついては後に説明する。
【0052】以上説明した画像形成用の各要素は、排紙
トレー27を除いて全て画像形成装置本体20内に配置
されている。しかも、本例の画像形成装置においては、
像担持体1、除電ランプ2、遮光部材28、帯電装置
3、現像装置6、クリーニング装置14、及び画像流れ
物質除去部材15は、ユニットケース29に組み付けら
れ、図2にも示すように、これらの要素によって一体的
な作像ユニット30が構成されている。像担持体1は、
ユニットケース29に回転自在に支持され(図5参
照)、そのユニットケース29に形成された像担持体用
の開口61を通して外部に露出し、転写ローラ11に当
接する。上述した要素の一部を省略し、或いは他の要素
を追加して作像ユニットを構成することもできる。要
は、作像ユニットは、少なくとも、像担持体と、その像
担持体を帯電する帯電装置がユニットケースに組み付け
られて一体的に構成されるものである。
【0053】また、画像形成装置本体20の前面側は、
図3に示すように、他の画像形成装置本体部分に対して
矢印E,E1方向に開閉自在に支持された開閉カバー3
1として構成され、その開閉カバー31を開くことによ
り、上述の作像ユニット30を、画像形成装置本体20
に固設された図示していないガイドレールによって案内
しながら、図3に鎖線矢印Fで示すように画像形成装置
の手前側に引き出すことができる。逆に作像ユニットを
ガイドレールによって案内しながら画像形成装置本体の
奥側へ押し込んでセットすることができる。このように
作像ユニット30が寿命となったとき、これを容易に交
換することができる。
【0054】図1に示した画像形成装置においては、像
担持体の表面を帯電する帯電装置として、像担持体表面
から離間して配置された帯電ローラ4と、これを保持す
る保持部材21を有する帯電装置が用いられているが、
これ以外の帯電装置を用いてもよいことは当然である。
例えば、チャージワイヤ、帯電ブレード又は帯電ブラシ
から成る帯電部材と、これらをそれぞれ保持する保持部
材を有する帯電装置などを用いることもできる。チャー
ジワイヤを有する帯電装置は、そのチャージワイヤがケ
ース状に形成された保持部材に取り付けられ、そのチャ
ージワイヤに帯電電圧を印加することにより生じる放電
によって、像担持体を所定の極性に帯電するものであ
る。かかる帯電装置は、一般にコロナ放電器或いはコロ
ナチャージャと称せられているものである。
【0055】以上のように、画像形成装置は、像担持体
と、該像担持体を帯電する帯電装置と、その帯電装置に
より帯電された像担持体に静電潜像を形成する潜像形成
手段と、該静電潜像をトナー像として可視像化する現像
装置と、該トナー像を転写材に転写する転写装置と、ト
ナー像の転写が行われる転写位置を通過した像担持体表
面に付着しているトナーを除去するクリーニング装置と
を具備する。クリーニング装置を省くこともでき、この
場合には、転写残トナーを、例えば現像装置によって像
担持体表面から除去するように構成することができる。
以上説明した画像形成装置の構成は、後述する各構成の
画像形成装置に共通するものである。
【0056】上述した形式の画像形成装置においては、
帯電装置の帯電部材、図1に示した例では帯電ローラ4
に所定の帯電電圧を印加し、このとき生じる放電によっ
て像担持体を帯電させるものであるが、その放電によっ
て画像流れ物質が生成される。このため、従来の画像形
成装置においては、その画像流れ物質が像担持体表面に
多量に付着して、異常画像が発生するおそれを免れなか
った。これは、帯電ローラ以外の帯電部材を有する帯電
装置の場合も同様である。
【0057】異常画像を発生させる画像流れ物質とし
て、各種の物質が存在するものと考えられるが、本発明
者は、その画像流れ物質を特定すべく鋭意工夫を行った
結果、その主成分として硝酸アンモニウムを見出した。
この硝酸アンモニウムは次のようにして生成されるもの
と考えられる。
【0058】先ず、放電で発生したNOと水(H
O)とが反応して硝酸(HNO)が生成され、さら
に空気中のアンモニアガス(NH)と硝酸(HN
)が反応して硝酸アンモニウム(NHNO)が
生成される(次式参照)。 水とNOとの反応 4NO+O+2HO→4HNO 硝酸アンモニウムの生成反応 NH+HNO→NHNO
【0059】硝酸アンモニウムは、ほとんどが空気中で
微粒子として生成され、その後、像担持体に付着するも
のと考えられる。このようにして、像担持体表面に付着
した画像流れ物質は、水溶性であるため、高湿時に空気
中の水分を吸収して像担持体表面の抵抗値を低下させ
る。従ってかかる画像流れ物質が、像担持体表面の画像
部と地肌部にまたがって多量に付着したとき、これを放
置したとすれば、高湿時に例えば画像がぼけた状態、な
いしは白抜け状態となる異常画像、すなわち画像流れが
発生する。
【0060】クリーニング装置のクリーニングブレード
によって像担持体表面に付着した画像流れ物質を掻き取
ることもできるが、全ての画像流れ物質を除去すること
は困難であり、クリーニングブレードによる画像流れ物
質の除去だけでは、画像形成装置の動作時間が経過する
に従って像担持体上に画像流れ物質が蓄積して異常画像
が発生するおそれを免れない。特に、像担持体の寿命を
伸ばすべく、表面硬度の高い像担持体を用いたり、転写
残トナーの除去効率が極端に低下しない程度に像担持体
表面へのクリーニングブレードの当接圧を弱めた場合、
クリーニングブレードによって、像担持体表面に付着し
た画像流れ物質を除去できる量も少なくなるので、異常
画像が発生しやすくなる。像担持体表面に対する当接圧
がクリーニングブレードよりも弱いクリーニングブラシ
を用いたクリーニング装置や、同じく像担持体に対する
当接圧の弱いクリーニング剤を用いたクリーニング装置
を採用したり、クリーニング装置を用いない場合も同様
である。
【0061】そこで、本例の帯電装置3は、極性吸着剤
を含んだ部材を通過した空気が帯電部材を流通し得るよ
うに構成されている。空気中には、異常画像の発生原因
となるアンモニアガスなどの汚染物質が含まれている
が、かかる汚染物質と水分を極性吸着剤に吸着させるこ
とにより、異常画像の発生を防止するのである。以下、
その具体的構成例を帯電装置のより詳細な構成を説明し
ながら明らかにする。
【0062】図4は、画像形成装置本体20内の作像ユ
ニット30を上方から見たときの部分断面概略図であ
り、図5は図4のV−V線断面図である。図5から明ら
かなように、帯電ローラ4は金属などの導電性材料より
成る芯軸32と、そのまわりに固定された抵抗層33と
を有し、かかる帯電ローラ4は像担持体1の表面に対向
配置されている。この帯電ローラ4の抵抗層33を像担
持体1の表面に当接させてもよいが、図示した例では、
帯電ローラ4の抵抗層長手方向各端部領域に粘着剤付き
のフィルム状テープより成るギャップ維持部材34が固
定され、そのギャップ維持部材34が像担持体表面に当
接し、これによって帯電ローラ4の抵抗層33が像担持
体表面から微小ギャップGをあけて位置している。
【0063】保持部材21は、像担持体1を向いた側が
開放された箱状に形成され、その長手方向各端部領域の
壁部35にそれぞれ形成された孔36に芯軸32の各端
部が、軸受を介して回転自在に、しかも像担持体表面に
対して接離する方向に移動可能に嵌合し、しかもその芯
軸32は、上記各孔36に設けられた圧縮ばね37によ
って像担持体表面に向けて加圧されている。帯電ローラ
4がこのように保持部材21に組み付けられて保持さ
れ、ギャップ維持部材34が像担持体表面に圧接しなが
ら、該帯電ローラ4が像担持体1の回転に従動して矢印
I方向(図1)に連れ回りする。像担持体1と帯電ロー
ラ4にそれぞれ同心状に設けたギア(図示せず)を噛み
合わせ、像担持体1の回転を帯電ローラ4に伝えて、そ
の帯電ローラ4を矢印I方向に回転駆動することもでき
る。
【0064】帯電ローラ4と像担持体1との間の微小ギ
ャップGは100μm以下、好ましくは20乃至80μ
m、特に好ましくは40乃至50μmに設定され、かか
る状態で芯軸32に帯電電圧が印加され、これにより生
じる放電によって像担持体1が帯電される。
【0065】保持部材21は、ユニットケース29の内
部に設けられた図示していないガイドレールによってユ
ニットケース29に支持され、しかもユニットケース2
9の画像形成装置本体手前側の壁部に形成された開口3
8を通して、帯電装置3の全体を画像形成装置本体20
の手前側、すなわち矢印F方向に引き出すことができる
ように、当該帯電装置3がユニットケース29に支持さ
れている。保持部材21の画像形成装置本体奥側の端部
は、ユニットケース29の奥側の壁部に形成された開口
71に嵌合している。
【0066】また、保持部材21の画像形成装置本体手
前側の端部に形成された入口開口40にはフィルタ39
が固定されている。このフィルタ39は、極性吸着剤を
含んだ部材の一構成例をなすものであり、空気の流通を
許容する基材、例えばスポンジに、極性吸着剤が担持さ
れた部材である。かかるフィルタ39のまわりには、例
えばゴムより成る弾性部材41が固定され、その弾性部
材41が入口開口38に嵌着固定されている。極性吸着
剤としては、後述するように例えばゼオライトが用いら
れる。
【0067】また、ユニットケース29の外部には、送
風ダクト45が配置され、その空気流出口43は、フィ
ルタ39に整合して位置する。この送風ダクト45は、
図4に示すように画像形成装置本体20の開閉カバー3
1の内側面に固定されていると共に、その開閉カバー3
1に沿って延び、その先端の空気流入口42に対向し
て、開閉カバー31以外の画像形成装置本体部分に支持
されたファンより成る送風装置44が設けられている。
送風ダクト45の空気流出口43の側の端部は、弾性部
材41に圧接している。
【0068】送風装置44の作動によって、外部の空気
が、図4に矢印H1で示すように送風ダクト45内に導
入され、次いでその空気は図4及び図5に矢印H2で示
すようにフィルタ39を通って帯電装置3の保持部材2
1内に流入する。流入した空気は、帯電ローラ4に沿っ
て流れ、その帯電ローラ4と像担持体1との間の放電領
域を流通し、図5に矢印H3で示すように、保持部材2
1の奥側端部に形成された出口開口70を通して保持部
材21及びユニットケース29の外部に流出する。ユニ
ットケース29外に排出された空気は画像形成装置本体
内で循環し、最終的に画像形成装置本体外に排出され
る。ユニットケース29外に出た空気を即座に画像形成
装置外に排出させるように構成してもよい。
【0069】また、図5に示すように、画像形成装置本
体20に固定された出口側の送風ダクト50を出口開口
70に整合させて設け、その送風ダクト50中にファン
より成る送風装置46を設け、この送風装置46によっ
ても空気を矢印H3方向に付勢するように構成すること
もできる。これにより空気をより確実に流通させること
ができるが、両送風装置44,46のいずれか一方を設
けるだけであってもよい。
【0070】上述のように、外部から取り入れられた空
気がフィルタ39を通過するとき、そのフィルタ39の
極性吸着剤に、空気中に含まれるアンモニアガスなどの
汚染物質や水分が吸着され、アンモニア濃度と湿度の低
下した空気が帯電装置3の内部を流通する。
【0071】また、図5に示す如く、極性吸着剤を含ん
だ部材を、例えば樹脂や紙又はゴムなどのシート状の基
材に極性吸着剤を担持させたシート47により構成する
と共に、帯電装置3内の空気の流れ方向に関し、帯電ロ
ーラ4よりも上流側の保持部材21内に空気流路48を
構成し、その内壁面に上記シート47を固定することも
できる。これによっても、空気流路48を通過する空気
がシート47に接触し、その空気に含まれたアンモニア
ガスなどの汚染物質と水分が極性吸着剤に吸着される。
この構成によると、空気が長い空気流路48を流通する
間に、その空気をシート47に接触させるので、汚染物
質と水分の吸着効率を高めることができる。
【0072】上述の如く、極性吸着剤を含んだ部材(こ
の例ではフィルタ39とシート47)を通過した空気が
帯電部材(この例では帯電ローラ4)を流通するように
構成することにより、放電によって窒素酸化物が発生し
ても、帯電ローラ4のまわり、特に放電領域に汚染物質
と水分の少ない空気が存在するので、画像流れ物質の生
成が効果的に抑制され、像担持体上に異常画像が発生す
ることを阻止することができる。
【0073】上述した例では、極性吸着剤を含んだ部材
を通過した後の空気を帯電ローラ4に沿って流通させた
が、帯電ローラ4に沿って流通しつつある空気を、極性
吸着剤を含んだ部材に接触させることもできる。例え
ば、図5に示すように、前述のシート47と同じく構成
されたシート47Aを、帯電ローラ4に対向した保持部
材29の部分の内壁面に固定する。このように帯電部材
を流通する空気が接触し得る位置に、極性吸着剤を含ん
だ部材を配置するのである。この構成によっても上述し
たところと同じ作用効果を奏することができる。また帯
電装置3に沿って流れる空気中の、既に生成された硝酸
アンモニウムをもシート47Aの極性吸着剤に吸着させ
ることが可能である。
【0074】さらに、図5に示すように空気の流通方向
に関して帯電ローラ4よりも下流側の保持部材内壁面に
上述のシート47と同じく構成されたシート47Bを固
定し、或いは同じく帯電ローラ4よりも空気の流通方向
下流側の保持部材部分によって形成された空気流路に前
述のフィルタ39と同じく構成されたフィルタ39Aを
設け、帯電ローラ4を通過した後の空気をシート47B
に接触させ、またフィルタ39Aを通過させて、アンモ
ニアガスなどの汚染物質や水分を極性吸着剤に吸着させ
ることもできる。このように、帯電部材を通過した後の
空気が接触し得る位置に、極性吸着剤を含んだ部材を配
置することにより、帯電装置3を通過した空気が画像形
成装置本体内で循環して再び帯電装置3に流れてきたと
きに、その空気中の汚染物質や水分の量が少なくなって
いるので、放電による画像流れ物質の発生を抑え、像担
持体上に異常画像が発生することを防止することができ
る。
【0075】図5に示した例では、フィルタ39Aを送
風装置46よりも空気流れ方向上流側に設けたが、この
送風装置46よりも下流側などの適宜な位置にフィルタ
39Aを設けることもできる。
【0076】上述した各例では、極性吸着剤を含んだ部
材が、空気の流通を許容するフィルタ39,39A、又
は帯電部材を保持する保持部材21に固定されたシート
47,47A,47Bより成るので、簡単に当該部材を
構成できるが、極性吸着剤を含んだ部材を他の適宜な形
態に構成することもできる。
【0077】上述した各構成は、これを単独で、又はそ
の複数を組み合せて採用できるものである。
【0078】ここで、前述の極性吸着剤としては、ゼオ
ライト、シリカアルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミ
ナゲル、活性アルミナ、活性白土などを用いることがで
きるが、特にゼオライトを用いることが好ましい。以
下、ゼオライトの機能を説明する。
【0079】一般にゼオライト結晶はアルミノケイ酸塩
の3次元骨組み構造を持つ縮合アニオンの大きな空洞に
水分子と交換性のカチオンが含まれている。カチオンの
種類と数によって多様な構造をとっている。従って、ゼ
オライトの性質としては、結晶内の酸素による環状構造
の空洞による分子ふるい作用、可逆的なイオン交換作用
を示す。さらに、分子ふるい作用やカチオンの作用によ
る分子の形状および寸法に応じて、あるいは双極子、四
極子、不飽和結合を有する物質及び分極性の強い物質な
どを吸着分離する作用を示す(吸着分離作用)。また、
結晶を構成する空洞内の電子ポテンシャルエネルギー場
の中を物質が移動することができる(空洞内拡散)。結
晶内の空洞径が、現時点で最も小さい3A型ゼオライト
(約3Åの空洞径)でも、水分を吸着することなどによ
り乾燥作用を持っていると共にアンモニア、水素、メタ
ノールなども吸着する。ゼオライトの1種であるモレキ
ュラーシーブ(商品名)などは結晶内にカチオンを持っ
ているためこのカチオンとの静電引力による極性分子に
対して活性アルミナやシリカゲルよりも強い親和性を示
す(イオン親和性作用)。さらに、各種の化学反応を引
起す触媒作用も示す。
【0080】以上のような一般的性能を持つゼオライト
をスポンジ、ブラシ、紙、布、フェルト、プラスチック
ス、ゴムなどの基材に担持させ、これをシート状、ロー
ラ状、板状、スティック状、ハニカムなどの形態にして
極性吸着剤を含んだ部材を構成することにより、前述の
如く空気中のアンモニアガスなどの汚染物質や水分を除
去することができる。
【0081】上述のように、極性吸着剤としては、ゼオ
ライト、シリカアルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミ
ナゲル、活性アルミナ、活性白土のうちの少なくとも1
つを用いることができるが、特にゼオライトは、その空
洞に画像流れ物質を静電的に吸着でき、その除去効果を
高めることができる。ゼオライトの分子構造の酸素環
は、3、4、5、6、8、10、12、18の8種類が
存在し、いずれの酸素環のゼオライトも採用可能である
が、当該酸素環が6員環以上、特に8員環以上である
と、その空洞の入口径が大きいため、画像流れ物質を効
果的に吸着させることができる。
【0082】ところで、極性吸着剤を含んだ部材は、フ
ィルタ39,39Aやシート47,47A,47Bなど
として構成されるが、かかる部材を長時間使用すると、
アンモニアガスなどの汚染物質に対する吸着機能が低下
する。従って、極性吸着剤を含んだ部材を新しい部材と
交換できるように構成する必要がある。その際、その部
材を画像形成装置本体に対して単独で着脱できるように
構成することもできるが、このようにすると画像形成装
置全体の構成が複雑化する。そこで、極性吸着剤を含ん
だ部材を、画像形成装置の交換可能な要素と共に着脱可
能に画像形成装置本体内に装着することが好ましい。
【0083】図示した例では、フィルタ39,39Aと
シート47,47A,47Bが帯電装置3の保持部材2
1に一体的に組み付けられ、その帯電装置3を着脱する
ことによってフィルタ39,39Aとシート47,47
A,47Bも一緒に着脱できるように構成されている。
すなわち、画像形成装置本体20の開閉カバー31を図
3及び図5に矢印Eで示すように回動させてこれを開い
た上で、帯電装置3を手前側に引き出し、又はこれを奥
側に押し込むことによって当該帯電装置3を画像形成装
置本体20に対して着脱できるが、このときフィルタ3
9,39A及びシート47,47A,47Bも一緒に画
像形成装置本体20に対して着脱される。このように極
性吸着剤を含んだ部材を容易に交換でき、その高い吸着
能力を常に維持することが可能である。
【0084】極性吸着剤を含んだ部材を帯電装置以外の
部材、例えば像担持体1や、作像ユニット30と共に画
像形成装置本体20に対して着脱できるように構成する
こともできる。
【0085】また、上述したところから判るように、本
例の画像形成装置においては、画像形成装置本体20の
開閉カバー31を開くことによって、極性吸着剤を含ん
だ部材の着脱を行えるように構成されているので、その
着脱作業を楽に行うことができる。また、この開閉カバ
ー31を開くことにより、作像ユニット30などの要素
も着脱できる。このように作像ユニット30を着脱する
側と同じ画像形成装置本体側から、像担持体を含んだ部
材の着脱を行えるので、ユーザは戸惑うことなく、その
いずれをも容易に着脱することができ、その操作性を高
めることができる。
【0086】また、先にも説明したように、帯電装置3
に送り込まれる空気を案内する送風ダクト45が、画像
形成装置本体20の開閉カバー31の内側面に固定され
て設けられている。このため、開閉カバー31を開けれ
ば、送風ダクト45を帯電装置3の手前側の部位から退
避させることができるので、帯電装置3と共に、極性吸
着剤を含んだ部材を画像形成装置本体20に対して容易
に着脱することができる。しかも送風ダクト45を開閉
カバー31に設けることにより、送風ダクト45の形態
を簡素化することも可能である。
【0087】開閉カバー31を閉じると、これに固定さ
れた送風ダクト45の空気流出口側端部が弾性部材41
に圧接するので、両者間のシール性が高められ、両者の
間から送風ダクト外に空気が漏出することを防止でき
る。またこの弾性部材41にも極性吸着剤を担持させ、
この部材を、極性吸着剤を含んだ部材として構成し、こ
れによって空気中の汚染物質や水分を吸着することもで
きる。
【0088】さらに、図4及び図5に示すように、送風
ダクト45の空気流出口側の端部に、前述のフィルタ3
9と同じく構成されたフィルタ39Bを着脱可能に設け
ることもできる。フィルタ39Bの寿命と、他の交換部
品、例えば帯電装置3の寿命とは異なっていることが多
く、従ってフィルタと他の部品、例えば帯電装置3とを
一体的に構成し、これらを一緒に交換するように構成す
ると、その一方が寿命となっていない状態で両者を交換
してしまう事態が発生し、これによって経済的なロスが
発生する。これに対し、フィルタ39Bを帯電装置3な
どの部品とは別の送風ダクト45に設ければ、そのフィ
ルタ39Bと帯電装置3とを別々に交換できるので、上
述した経済的なロスの発生を阻止できる。このように、
極性吸着剤を含んだ部材を、空気の流通を許容するフィ
ルタ39Bにより構成し、そのフィルタ39Bを送風ダ
クト45に着脱可能に設けることにより、経済的ロスの
発生を防止でき、しかもそのフィルタ39Bの着脱時の
操作性を高めることができる。また複数のフィルタ3
9,39A,39Bを設ければ、極性吸着剤の効率をよ
り一層高めることができる。
【0089】上述のフィルタ39Bなどの極性吸着剤を
含んだ部材を、上述のように、画像形成装置本体20の
開閉カバー31に着脱可能に設けると、その開閉カバー
31を開くことにより容易にその部材の交換を行うこと
ができ、その作業性を高めることができる。
【0090】ところで、本例の画像形成装置において
は、前述のように、少なくとも像担持体1と帯電装置3
とがユニットケース29に組み付けられて一体的な作像
ユニット30が構成されているが、その際、極性吸着剤
を含んだ部材を通過した空気が、帯電装置3の内部以外
のユニットケース29内部分をも流通し得るように構成
することが好ましい。例えば図2に示すように、ユニッ
トケース29の手前側の壁部に形成した貫通孔51に、
前述のフィルタ39と同じく構成されたフィルタ39C
を嵌着固定し、図2には示していない送風装置を作動さ
せることにより、外部の空気を、フィルタ39Cを通し
てユニットケース29内の帯電装置3の内部以外の部分
に送り込む。これにより、アンモニアガスなどの汚染物
質や水分がフィルタ39Cの極性吸着剤によって吸着さ
れた後の空気が、帯電装置3の内部以外のユニットケー
ス内部分にも流通するので、その部分に浮遊する画像流
れ物質などを拡散させ、像担持体表面に画像流れ物質が
付着することを防止することができる。
【0091】図2に示すように、ユニットケース29の
奥側の壁部にも貫通孔51Aを形成し、ここに、フィル
タ39と同じく構成されたフィルタ39Dを嵌着固定
し、上述のようにユニットケース29内に流入した空気
を、奥側のフィルタ39Dを通してユニットケース外に
流出させるように構成することもできる。このようにす
れば、空気中の汚染物質や、画像流れ物質などがそのま
まユニットケース外に流出することを防止できる。
【0092】また、図6に示すように、図2に示したフ
ィルタ39Cを通してユニットケース内に流入した空気
が、像担持体1の表面に向けて流れるように、その空気
を案内する案内部材60をユニットケース29内に設け
ると、像担持体1の表面に画像流れ物質が付着すること
をより一層効果的に防止することができる。図6に示し
た案内部材60は、像担持体1に沿って長く延び、その
像担持体1に対向した部分に空気流出口60Aが形成さ
れ、フィルタ39C(図2)を通して案内部材60に流
入した空気が、その流れ方向上流側から順次、空気流出
口60Aを通して像担持体表面に向けて流出する。この
ようにして、像担持体1の軸線方向全体に亘って、アン
モニアガス濃度が低下し、かつ含水量の少ない空気を像
担持体表面に吹き当てることができる。
【0093】放電生成物は帯電装置3の近傍で発生する
ので、像担持体表面移動方向に関し、帯電装置3よりも
下流側であって、現像装置6よりも上流側の像担持体表
面部分に画像流れ物質が最も付着しやすい。かかる観点
から、図6に示した案内部材60は、帯電装置3と現像
装置6の間に設けられ、帯電装置3よりも像担持体表面
移動方向下流側であって、現像装置6よりも上流側の像
担持体表面部分に案内部材60から流出する空気を吹き
当てるように構成されている。このように、画像流れ物
質が最も付着しやすい像担持体表面部分に汚染物質濃度
が低く、かつ水分の少ない空気を吹き当てることによ
り、像担持体上に画像流れ物質が付着することを一層効
果的に防止することができる。
【0094】また、図2に示したユニットケース29の
奥側の貫通孔51Aを形成せず、フィルタ39Cの取り
付けられた貫通孔51と、像担持体1を外部に露出させ
るための像担持体用の開口61(図1)だけをユニット
ケース29に形成し、その他のユニットケース部分を密
閉状態にすれば、フィルタ39Cから流入した空気は、
像担持体1のまわりを通って像担持体用の開口61から
外部に流出するので、図6に示した案内部材60を設け
なくとも、ユニットケース29に流入した空気を像担持
体1へ向けて案内することができ、案内部材60を設け
た場合と同じ効果を奏することができる。
【0095】さらに、図2に示したフィルタ39Cを通
してユニットケース29内に流入した空気が接触し得る
ユニットケース内の位置に、極性吸着剤を含んだ部材を
設けることもできる。例えば、図5に示すように、ユニ
ットケース29の内壁面や、保持部材21の外壁面など
に、前述のシート47と同じく構成されたシート47C
を固定する。或いは、図6に示すように案内部材60の
内壁面に、シート47と同じく構成されたシート47D
を固定する。かかる構成によれば、ユニットケース29
内の空気がシート47C,47Dに接触して、その空気
に含まれる汚染物質や水分などをシート47C,47D
の極性吸着剤に吸着させることができ、異常画像の発生
を効果的に防止することができる。
【0096】なお、貫通孔51に嵌着されたフィルタ3
9Cに向けて空気を送る送風装置と、その空気をフィル
タ39Cに案内する送風ダクトは、図4に示した送風装
置44及び送風ダクト45を同様に構成することができ
る。これは図7乃至図9に示す後述する例の送風装置と
送風ダクトの場合も同様である。
【0097】ところで、図5に示した画像形成装置にお
いては、ユニットケース29の開口38からそのケース
29内に流入した空気が、像担持体1の軸線方向に流れ
てユニットケース29外に流出する。このように、空気
が像担持体の軸線方向に流通するように構成されている
と、その気流の乱れを抑え、当該空気を放電領域全体に
亘って流すことができるので、像担持体1のまわりに汚
染物質や画像流れ物質が滞留することなく、これらを効
率よく像担持体まわりから排出させることができる。
【0098】これに対し、空気を次のように流通させる
ことによっても、汚染物質や画像流れ物質の排出効果を
高めることができる。
【0099】図7及び図8に示したユニットケース29
の上壁部には、帯電装置3の長手方向に沿って伸びるエ
アガイド部材52が固着され、このエアガイド部材52
の下部はユニットケース29の内部に位置し、その下端
部には、その全長に亘ってエア出口53が形成されてい
る。このエア出口53は、像担持体1の表面移動方向A
に関して、帯電装置3の帯電ローラ4よりも上流側の部
位において帯電ローラ4と像担持体1との間の領域、す
なわち放電領域に向けて開口している。
【0100】またエアガイド部材52の長手方向一端側
のエア入口には、前述のフィルタ39と同じく構成され
たフィルタ39Eが取り付けられ、図示していない送風
装置によってそのフィルタ39Eを通して外部の空気が
エアガイド部材52の内部に送り込まれる。エアガイド
部材52内に流入した空気は、図8に示すように帯電ロ
ーラ4の長手方向に沿って長く延びたエア出口53の空
気流れ方向上流側から順次帯電ローラ4と像担持体1と
の間の微小ギャップGに向けて流出し、その微小ギャッ
プGを、像担持体1の表面移動方向上流側から下流側へ
向けて流れる。このように、フィルタ39Eを通過する
ことにより、汚染物質濃度が低く、しかも水分の少ない
空気が、帯電ローラ4と像担持体1との間の放電領域を
通過するので、放電により窒素酸化物が発生しているの
もかかわらず、画像流れ物質が生成されることが抑制さ
れる。しかも、像担持体1と帯電ローラ4との間の空気
は、像担持体1の回転によってもその表面移動方向に付
勢されているので、その空気の流れ方向と同じ方向にエ
アガイド部材52から流出した空気の流速が高められ
る。このため、放電領域に存在する汚染物質や画像流れ
物質が効率よく拡散し、画像流れ物質が像担持体表面に
付着することを防ぎ、像担持体上に異常画像が発生する
ことを防止することができる。
【0101】また、図9に示した例では、図7及び図8
に示したエアガイド部材52と同じく構成されたエアガ
イド部材52Aが、帯電ローラ4よりも像担持体表面移
動方向下流側に配置され、そのエア出口53Aから流出
する空気が像担持体1と帯電ローラ4との間を、像担持
体1の表面移動方向下流側から上流側へ流れる。このよ
うに、像担持体表面の移動方向と逆方向に空気を流すこ
とにより、像担持体表面に大きな外力を与え、像担持体
1の表面に付着した画像流れ物質を剥離して除去する効
果も期待できる。
【0102】上述のように、空気が、像担持体と帯電部
材との間を、該像担持体の表面移動方向上流側から下流
側へ向けて流通するように構成し、或いは当該空気が、
像担持体と帯電部材との間を、該像担持体の表面移動方
向下流側から上流側へ向けて流通するように構成するこ
とによって、異常画像の発生を効果的に防止することが
できる。
【0103】その際、図8及び図9に示すように、像担
持体1と帯電部材との間を流通した後の空気が接触し得
る位置に、極性吸着剤を含んだ部材、例えば前述のシー
ト47と同じく構成されたシート47Eを配置して、そ
の空気中の汚染物質や画像流れ物質などをそのシート4
7Eの極性吸着剤に吸着させるように構成することもで
きる。また、図9に示すように、除電ランプ2の光が帯
電装置3に当ることを防止する遮光部材28に、極性吸
着剤を含んだ部材47Gを設けても同じ効果を奏するこ
とができる。
【0104】以上説明した画像形成装置には、画像形成
装置本体内で確実に空気の流れを作り出せるように、空
気を流通させるための送風装置が設けられている。その
際、画像形成動作を行っている間中、その送風装置を作
動させて、画像形成装置本体内で空気を流動させるよう
にしてもよい。これに対し、画像形成装置本体内の湿度
が高ければ高いほど、像担持体表面に付着した画像流れ
物質によって異常画像が発生しやすくなるので、画像形
成装置本体内の適所、例えば図1に示すように、ユニッ
トケース29内に、画像形成装置本体内の湿度を検知す
る例えば温湿度センサより成る湿度検知手段54を設
け、画像形成装置本体内の湿度が所定値以上となったこ
とが湿度検知手段54により検知されたとき、送風装置
を作動させるように構成することもできる。このように
すれば、必要なときにだけ送風装置を作動させて、画像
流れ物質が像担持体表面に付着することを防止すること
ができ、送風装置を常時作動させておく場合よりもエネ
ルギーの消費量を減少させることができる。
【0105】また、帯電装置3の帯電動作中、或いはそ
の帯電動作中とその開始前の時期に送風装置を作動させ
て画像形成装置本体内に空気を流通させることができる
が、帯電装置3が作動を停止した後も、画像形成装置本
体内、特に像担持体のまわりには、汚染物質や画像流れ
物質などが浮遊しているので、帯電装置3の帯電動作停
止と同時に送風装置の作動を停止させると、帯電装置3
の帯電動作停止後に多量の画像流れ物質が像担持体表面
に付着し、次の画像形成動作時に異常画像が発生するお
それがある。
【0106】そこで、帯電装置3の帯電動作を終了した
時点から所定時間経過するまで、送風装置を作動させる
ように構成することが好ましい。このようにすれば、帯
電装置3の帯電動作終了後も、画像形成装置本体内に浮
遊している汚染物質や画像流れ物質を拡散させることが
できるので、次の画像形成時に異常画像が発生する不具
合を阻止できる。
【0107】また、上述のように構成しても、画像形成
終了と同時にユーザが画像形成装置のメインスイッチを
オフしてしまったとすると、送風装置が作動を停止して
しまい、上記効果を奏することができなくなる。そこ
で、画像形成装置のメインスイッチをオフした時点から
所定時間経過するまで、前記送風装置を作動させるよう
に構成することが好ましい。例えば画像形成装置のバッ
クアップ電源によって、電源スイッチオフ後も所定時間
だけ、送風装置を作動させて画像形成装置本体内に空気
を流通させるのである。これにより、画像形成終了と同
時に電源スイッチが切られたときも、次の画像形成時に
異常画像が発生する不具合を阻止することができる。
【0108】極性吸着剤を含んだ部材を、上述した各例
に示した個所以外の適宜な個所に配置することもでき、
要は画像形成装置本体内であればいずれの個所にもこの
部材を設けることができる。例えば、図1に示すよう
に、前述のシート47と同じく構成されたシート47F
より成る極性吸着剤を含んだ部材を画像形成装置本体2
0の内面に設け、その画像形成装置本体内を流れる空気
の汚染物質濃度と湿度を下げることにより、異常画像の
発生を防止することが可能となる。そのほか、現像装置
6の現像ケース外面や、クリーニング装置14のクリー
ニングケース外面などにも、極性吸着剤を含んだ部材を
設けることもできる。その際、画像形成装置本体20に
設けたファンより成る送風装置72によって、画像形成
装置本体の空気を積極的に流動させることもできる。
【0109】以上のように、本例の画像形成装置におい
ては、極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気が流通す
る画像形成装置本体内にて、像担持体を帯電し、その帯
電後の像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像をトナ
ー像として可視像化し、該トナー像を転写材に転写する
ことにより、異常画像の発生を阻止し、高品質な画像を
形成することができる。像担持体と、該像担持体を帯電
する帯電装置とを有する画像形成装置において、極性吸
着剤を含んだ部材を通過した空気が、画像形成装置本体
内を流通し得るように構成するのである。
【0110】ところで、先に図1を参照して説明したよ
うに、本例の画像形成装置には、極性吸着剤を含んだ画
像流れ物質除去部材15が設けられている。この画像流
れ物質除去部材15は、例えば図示する如きブラシロー
ラや、スポンジローラ又はその他のローラ、或いは回転
しないシート、スポンジブロック体などから成る基材に
極性吸着剤を担持させたものである。かかる画像流れ物
質除去部材15を像担持体表面に当接させて、その極性
吸着剤を像担持体表面に接触させ、像担持体表面に付着
した画像流れ物質を極性吸着剤に吸着させる。この極性
吸着剤としても、先に例示したものを用いることがで
き、特に分子構造の酸素環が6員環以上のゼオライトを
用いることが好ましい。
【0111】極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気を
画像形成装置本体内、特に像担持体のまわりに流通させ
る先に説明した構成は、主として、空気中の汚染物質の
濃度や湿度を低下させることにより、像担持体のまわり
での画像流れ物質の発生を抑えるものであるが、画像流
れ物質除去部材15は、像担持体表面に付着した画像流
れ物質を積極的に除去するものである。前述の構成と、
画像流れ物質除去部材15とを共に採用することによっ
て、異常画像の発生をより一層確実に防止することがで
きる。
【0112】基材にゼオライトより成る極性吸着剤を担
持させて構成した画像流れ物質除去部材15によって、
像担持体上に付着した画像流れ物質を除去できる理由に
ついても詳しいことは不明であるが、次のように考えら
れる。
【0113】空気中の水分を吸湿した硝酸アンモニウム
はイオン化している(このイオン化が像担持体表面の低
抵抗化を引起し画像流れの発生となる)。水分でイオン
化した硝酸アンモニウムに、画像流れ物質除去部材15
の基材に担持されたゼオライトが接触すると、ゼオライ
トのイオン交換作用、吸着分離作用、空洞内拡散などに
よりアンモニウムカチオンがゼオライトに吸着し、残っ
た硝酸イオンは水分と共に硝酸となる。しかし、ゼオラ
イトの乾燥作用により硝酸は脱水されることになる。脱
水された硝酸は光や熱で分解する性質があり、最終的に
二酸化窒素に分解し空気中に飛散していったり、或いは
水分を含んだ硝酸はゼオライトの担持体に吸着されるこ
とも考えられる。いずれにせよ、ゼオライトとの接触で
ゼオライトの各作用が複合的に作用することによって、
硝酸アンモニウムは除去され、像担持体表面からは画像
流れの原因物質である画像流れ物質が除去される。
【0114】極性吸着剤を基材に担持させる形態として
は各種採用でき、例えば極性吸着剤を基材に固着して該
極性吸着剤を基材に担持させてもよいし、粒子状の極性
吸着剤を用い、その極性吸着剤を基材に離脱自在に担持
させることもでき、また極性吸着剤を基材に固着すると
共に、粒子状の極性吸着剤を基材に離脱自在に担持させ
てもよい。
【0115】ところで、以上説明した画像形成装置の像
担持体1としては各種形式のものを用いることができる
が、特にアモルファスシリコン感光体を用いると、その
表面の硬度が高いため、クリーニングブレード17の圧
接した像担持体表面の摩耗を抑え、その像担持体の寿命
を大きく伸ばすことができる。表面に、例えば0.3μ
m以下のアルミナ粉などからなるフィラーを分散した層
を有する感光体を像担持体として用いた場合も同様であ
る。このように表面の硬度が高く、その摩耗量の少ない
像担持体を用いると、その表面に付着した画像流れ物質
をクリーニングブレードによって効率よく除去できない
ため、異常画像が発生しやすくなるが、前述の各構成を
採用することによって、表面硬度の高い像担持体を用い
ても、異常画像の発生を阻止できる。像担持体の長寿命
化と、画質の向上を共に達成することができるのであ
る。
【0116】なお、図1に示した画像形成装置の場合、
画像流れ物質除去部材15も作像ユニット30の一要素
として構成されているが、この画像流れ物質除去部材1
5をユニットケース29に着脱可能に組み付け、画像流
れ物質除去部材15が寿命となったとき、これを容易に
交換できるように構成することが好ましい。その際、画
像流れ物質除去部材15を単独で交換できるようにして
もよいが、当該画像流れ物質除去部材15と他の要素、
例えば帯電装置3とを一体的に着脱できるように構成す
ることもできる。
【0117】以上、単色画像を形成する画像形成装置に
ついて説明したが、上述した各構成は、互いに異なる色
のトナー像がそれぞれ形成される複数の像担持体と、各
像担持体をそれぞれ帯電する帯電装置とを有する画像形
成装置にも適用できるものである。図10はかかる画像
形成装置の一例を示す概略図であり、ここに示した画像
形成装置は、前述の作像ユニット30と同様に構成され
た複数の作像ユニット30Y,39M,30C,30B
Kを有している。これらの作像ユニットの各像担持体に
はそれそれ符号1Y,1M,1C,1BKを付してあ
る。これらの作像ユニットの上方には潜像形成手段の一
例であるレーザ書き込みユニット5が配置されている。
【0118】各像担持体1Y乃至1BKには、前述した
画像形成装置の場合と同様にして、イエロートナー像、
マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー
像がそれぞれ形成される。その各トナー像は、像担持体
1Y乃至1BKに対向して配置され、矢印方向に回転駆
動される無端ベルト状の中間転写体62より成る転写材
上に重ねて転写され、その重ね合わせトナー像は、最終
転写材P上に一括して転写される。転写材Pに転写され
たトナー像は図示していない定着装置によって定着され
る。
【0119】上述した画像形成装置に対して、前述の各
構成をそれぞれ採用でき、例えば、図11に示すよう
に、各作像ユニット30Y,30M,30C,30BK
の帯電装置に空気を送り込むために、画像形成装置本体
20の開閉カバー31の内側面に送風ダクト45を固定
する。そして送風装置44の作動によって送風ダクト4
5内に取り入れられた空気を、送風ダクト45の分岐管
45Y,45M,45C,45BKを通して各帯電装置
に送り込む。開閉カバー31を開くことによっていずれ
の作像ユニットの帯電装置をも着脱することができる。
また各分岐管45Y,45M,45C,45BKに、フ
ィルタ39Bをそれぞれ着脱可能に装着することもでき
る。また、極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気が、
各作像ユニット30Y,30M,30C,30BKのユ
ニットケース内を流通し得るように構成したり、その各
ユニットケース内に流入した空気が、各像担持体の表面
に向けて流れるように該空気を案内する案内部材を設
け、さらにはユニットケース内に流入した空気が接触し
得るユニットケース内の位置に、極性吸着剤を含んだ部
材を設けるなど、先に説明した各構成を適宜、図10に
示した画像形成装置に採用することができる。
【0120】以上、帯電ローラ4とこれを保持する保持
部材21とを有する帯電装置3を備えた画像形成装置の
具体例を説明したが、他の形式の帯電装置、例えばチャ
ージワイヤより成る帯電部材とこれを保持するケース状
の保持部材を有する帯電装置を備えた画像形成装置など
についても、前述したところと同様に構成することがで
きる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、像担持体表面に画像流
れ物質が付着することを抑え、画像流れ物質に基因する
異常画像の発生を防止し、ないしはその発生を効果的に
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の垂直断面図である。
【図2】作像ユニットの外観斜視図である。
【図3】画像形成装置の外観斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う概略水平断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】空気をガイドする案内部材を設けた作像ユニッ
トの断面図である。
【図7】作像ユニットの他の例を示す外観斜視図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図8とは異なった例を示す、図8と同様の断面
図である。
【図10】複数の作像ユニットを有するカラー画像形成
装置の概略図である。
【図11】図10に示した画像形成装置の作像ユニット
を上方から見たときの概略水平断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体 1Y 像担持体 1M 像担持体 1C 像担持体 1BK 像担持体 3 帯電装置 15 画像流れ物質除去部材 20 画像形成装置本体 21 保持部材 29 ユニットケース 30 作像ユニット 31 開閉カバー 39 フィルタ 39A フィルタ 39B フィルタ 39C フィルタ 39D フィルタ 39E フィルタ 44 送風装置 45 送風ダクト 46 送風装置 47 シート 47A シート 47B シート 47C シート 47D シート 47E シート 47F シート 47G シート 54 湿度検知手段 60 案内部材 72 送風装置 P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 G03G 15/00 550 15/01 15/01 M 111 111A (72)発明者 矢野 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 仲野 徹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA14 DA38 EA18 EB04 EC06 EC20 ED03 EE04 EE07 EF09 JA01 2H068 AA04 AA06 CA33 DA00 FA03 FB13 2H171 FA09 FA11 GA01 GA20 GA24 JA02 JA04 KA03 LA03 NA04 NA05 QA04 QB03 QB15 SA07 UA02 2H200 FA01 FA02 GA12 GA18 GA23 HA03 HA28 HB12 LA02 LA12 LB21 LB24 LB26 LB29 PB28 PB35 2H300 EA05 EB04 EB12 EG02 EG04 EG17 EJ09 GG36 GG37 KK02 KK12 MM30 QQ16 RR45

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気
    が帯電部材を流通し得るように構成したことを特徴とす
    る帯電装置。
  2. 【請求項2】 帯電部材を流通する空気が接触し得る位
    置に、極性吸着剤を含んだ部材を配置したことを特徴と
    する帯電装置。
  3. 【請求項3】 帯電部材を通過した後の空気が接触し得
    る位置に、極性吸着剤を含んだ部材を配置したことを特
    徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】 極性吸着剤を含んだ部材が、空気の流通
    を許容するフィルタにより構成されている請求項1乃至3
    のいずれかに記載の帯電装置。
  5. 【請求項5】 帯電部材を保持する保持部材を有し、極
    性吸着剤を含んだ部材が前記保持部材に固定されたシー
    トにより構成されている請求項1乃至4のいずれかに記
    載の帯電装置。
  6. 【請求項6】 極性吸着剤を含んだ部材を通過した空気
    が流通する画像形成装置本体内にて、像担持体を帯電
    し、その帯電後の像担持体に静電潜像を形成し、該静電
    潜像をトナー像として可視像化し、該トナー像を転写材
    に転写することを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    装置とを有する画像形成装置において、極性吸着剤を含
    んだ部材を通過した空気が、画像形成装置本体内を流通
    し得るように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電装置が、請求項1乃至5のいず
    れかに記載の帯電装置である請求項7に記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 空気を流通させるための送風装置を設け
    た請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 極性吸着剤を含んだ部材を、画像形成
    装置の交換可能な要素と共に着脱可能に画像形成装置本
    体内に装着した請求項7乃至9のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 画像形成装置本体の開閉カバーを開く
    ことにより、極性吸着剤を含んだ部材の着脱を行えるよ
    うに構成した請求項7乃至10のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 帯電装置に送り込まれる空気を案内す
    る送風ダクトを画像形成装置本体の開閉カバーに設けた
    請求項7乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 極性吸着剤を含んだ部材が、空気の流
    通を許容するフィルタより成り、該フィルタを前記送風
    ダクトに着脱可能に設けた請求項12に記載の画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 極性吸着剤を含んだ部材を、画像形成
    装置本体の開閉カバーに着脱可能に設けた請求項7乃至
    13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも前記像担持体と帯電装置と
    をユニットケースに組み付けて一体的な作像ユニットを
    構成すると共に、極性吸着剤を含んだ部材を通過した空
    気が、帯電装置の内部以外のユニットケース内部分を流
    通するように構成した請求項7乃至14のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記ユニットケース内に流入した空気
    が、前記像担持体の表面に向けて流れるように該空気を
    案内する案内部材を設けた請求項15に記載の画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】 前記ユニットケース内に流入した空気
    が接触し得るユニットケース内の位置に、極性吸着剤を
    含んだ部材を設けた請求項15又は16に記載の画像形
    成装置。
  18. 【請求項18】 前記空気が前記像担持体の軸線方向に
    流通するように構成した請求項7乃至17のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記空気が、前記像担持体と帯電部材
    との間を、該像担持体の表面移動方向上流側から下流側
    へ向けて流通するように構成した請求項7乃至17のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記空気が、前記像担持体と帯電部材
    との間を、該像担持体の表面移動方向下流側から上流側
    へ向けて流通するように構成した請求項7乃至17のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記像担持体と帯電部材との間を流通
    した後の空気が接触し得る位置に、極性吸着剤を含んだ
    部材を配置した請求項19又は20に記載の画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 画像形成装置本体内の湿度を検知する
    湿度検知手段を設け、画像形成装置本体内の湿度が所定
    値以上となったことが前記湿度検知手段により検知され
    たとき、前記送風装置を作動させる請求項9乃至21の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 帯電装置の帯電動作を終了した時点か
    ら所定時間経過するまで、前記送風装置を作動させる請
    求項9乃至22のいずれかに記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 画像形成装置のメインスイッチをオフ
    した時点から所定時間経過するまで、前記送風装置を作
    動させる請求項9乃至23のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  25. 【請求項25】 画像形成装置本体の内面に、極性吸着
    剤を含んだ部材を設けた請求項7乃至24のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 極性吸着剤を含んだ画像流れ物質除去
    部材を像担持体に当接させた請求項7乃至25のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記極性吸着剤は、ゼオライト、シリ
    カアルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミナゲル、活性
    アルミナ、活性白土のうちの少なくとも1つである請求
    項7乃至26のいずれかに記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記ゼオライトの分子構造の酸素環が
    6員環以上である請求項27に記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記像担持体がアモルファスシリコン
    感光体より成る請求項7乃至28のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記像担持体が表面にフィラーを分散
    した層を有する感光体より成る請求項7乃至28のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 互いに異なる色のトナー像がそれぞれ
    形成される複数の像担持体と、各像担持体をそれぞれ帯
    電する帯電装置とを有する請求項7乃至30のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 少なくとも、像担持体と、該像担持体
    を帯電する帯電装置とがユニットケースに組み付けられ
    て一体的に構成された作像ユニットにおいて、前記帯電
    装置が、請求項1乃至5のいずれかに記載された帯電装
    置であることを特徴とする作像ユニット。
  33. 【請求項33】 極性吸着剤を含んだ部材を通過した空
    気が、ユニットケース内を流通し得るように構成した請
    求項32に記載の作像ユニット
  34. 【請求項34】 前記ユニットケース内に流入した空気
    が、前記像担持体の表面に向けて流れるように該空気を
    案内する案内部材を設けた請求項33に記載の作像ユニ
    ット。
  35. 【請求項35】 前記ユニットケース内に流入した空気
    が接触し得るユニットケース内の位置に、極性吸着剤を
    含んだ部材を設けた請求項33又は34に記載の作像ユ
    ニット。
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