JP2003140521A - 画像流れ物質除去方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像流れ物質除去方法及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003140521A
JP2003140521A JP2001340064A JP2001340064A JP2003140521A JP 2003140521 A JP2003140521 A JP 2003140521A JP 2001340064 A JP2001340064 A JP 2001340064A JP 2001340064 A JP2001340064 A JP 2001340064A JP 2003140521 A JP2003140521 A JP 2003140521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
sheet
forming apparatus
removal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001340064A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nakano
徹 仲野
Yoshino Noguchi
愛乃 野口
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Hiromitsu Takagaki
高垣  博光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001340064A priority Critical patent/JP2003140521A/ja
Publication of JP2003140521A publication Critical patent/JP2003140521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラによって像担持体を帯電し、その
帯電後の像担持体を露光して静電潜像を形成し、その潜
像を現像装置によってトナー像として可視像化し、その
トナー像を中間転写体上に転写する画像形成装置におい
て、像担持体に付着した画像流れ物質を効率よく除去す
る。 【解決手段】 除去シート給送装置42から除去シート
Sを送り出し、その除去シートSを中間転写体2に巻き
付けて像担持体1Y,1M,1C,1BKに送り込み、
除去シートSを像担持体表面に摺擦させて像担持体上の
画像流れ物質を除去する除去モードを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体に付着し
た画像流れ物質を除去する画像流れ物質除去方法と、像
担持体を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ或いは
これらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとし
て構成される画像形成装置においては、像担持体のまわ
りに、作動時に放電を伴う装置が設けられているため、
その放電により窒素酸化物が発生し、これが空気中の物
質と結合して硝酸化合物が生成される。かかる放電生成
物が像担持体表面に付着し、その付着量が多くなると、
その放電生成物が、高湿時に空気中の水分を吸収して低
抵抗化し、像担持体表面の抵抗を低下させる。これによ
って像担持体上に画像流れ、或いは画像ぼけなどと称せ
られている異常画像が発生するおそれがある。このよう
な異常画像の発生原因となる放電生成物が画像流れ物質
である。
【0003】上述した異常画像の発生を防止するため、
像担持体表面に付着した画像流れ物質を除去するための
構成が従来より各種提案されている。例えば、像担持体
表面に水を塗布する水塗布部材と、像担持体表面から水
を除去する水除去部材とを有する流れ物質除去装置がそ
の一例である(特開昭60−49352号公報参照)。
この流れ物質除去装置は、像担持体表面に生成された画
像流れ物質が水に溶ける性質を利用したもので、画像流
れ物質を比較的効果的に除去できる利点を有している。
【0004】ところで、画像形成装置の像担持体のまわ
りには、帯電装置や現像装置や転写装置などの多数の装
置が配設されているが、上述の流れ物質除去装置を採用
すると、像担持体のまわりに上記各装置のほかに水塗布
部材と水除去部材とを設ける必要がある。このため、像
担持体のまわりに配設される要素の数が一層増大し、画
像形成装置の設計自由度が狭められる欠点を免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の提案
に係る構成の欠点を回避しつつ、異常画像の発生を防止
し、ないしはその発生を効果的に抑制できる画像流れ物
質除去方法と画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画像流れ物質を除去するための除去シート
を像担持体に送り込み、該除去シートを像担持体表面に
摺擦させて像担持体上の画像流れ物質を除去することを
特徴とする画像流れ物質除去方法を提案する(請求項
1)。
【0007】また、本発明は、像担持体と、該像担持体
を帯電する帯電装置と、該帯電装置により帯電された像
担持体を露光して該像担持体に静電潜像を形成する露光
装置と、該静電潜像をトナー像として可視像化する現像
装置と、該トナー像を転写位置において転写材に転写す
る転写装置とを有する画像形成装置において、画像流れ
物質を除去するための除去シートを前記転写位置に送り
込み、該除去シートを像担持体表面に摺擦させて像担持
体上の画像流れ物質を除去する除去モードを設定したこ
とを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
【0008】その際、前記除去モード時に、前記像担持
体を回転させ、かつ前記除去シートを像担持体表面の線
速とは異なる速さで搬送するか、又は該除去シートを停
止させて当該除去シートを像担持体表面に摺擦させるよ
うに構成すると有利である(請求項3)。
【0009】また、上記請求項2又は3に記載の画像形
成装置において、前記除去シートが、極性吸着剤を含む
シートより成ると有利である(請求項4)。
【0010】さらに、上記請求項4に記載の画像形成装
置において、前記極性吸着剤は、ゼオライト、シリカア
ルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミナゲル、活性アル
ミナ、活性白土のうちの少なくとも1つより成ると有利
である(請求項5)。
【0011】また、上記請求項4に記載の画像形成装置
において、前記極性吸着剤はゼオライトより成り、該ゼ
オライトの分子構造の酸素環が6員環以上であると有利
である(請求項6)。
【0012】さらに、上記請求項2又は3に記載の画像
形成装置において、前記除去シートが、画像形成可能な
用紙より成ると有利である(請求項7)。
【0013】また、上記請求項2乃至7のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記転写位置に送り込まれ
る除去シートを収容し、該除去シートを1枚ずつ送り出
す除去シート給送装置を具備していると有利である(請
求項8)。
【0014】さらに、上記請求項8に記載の画像形成装
置において、前記除去シートを加湿する加湿手段を前記
除去シート給送装置に設けると有利である(請求項
9)。
【0015】また、上記請求項9に記載の画像形成装置
において、前記除去シート給送装置に、除去シートの含
水分率を検知するための温湿度センサを設け、該温湿度
センサの検知結果に基づいて前記加湿手段を制御するよ
うに構成すると有利である(請求項10)。
【0016】さらに、上記請求項10に記載の画像形成
装置において、前記除去シートの含水分率が7%以上と
なるように前記加湿手段を制御すると有利である(請求
項11)。
【0017】また、上記請求項2乃至11のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記転写位置に向けて送
られつつある除去シートを加湿する加湿手段を設けると
有利である(請求項12)。
【0018】さらに、上記た請求項2乃至12のいずれ
かに記載の画像形成装置において、前記転写位置を通過
した除去シートを像担持体表面から剥離する除去シート
剥離手段を設けると有利である(請求項13)。
【0019】また、上記請求項2乃至13のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記転写位置を通過した
除去シートを画像形成装置本体外に排出させる除去シー
ト専用のシート排出口を設けると有利である(請求項1
4)。
【0020】さらに、上記請求項2乃至14のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記転写材が、前記像
担持体からトナー像を転写される中間転写体より成り、
前記除去シートを中間転写体上に担持して該除去シート
を前記転写位置に送り込むように構成すると有利である
(請求項15)。
【0021】また、上記請求項15に記載の画像形成装
置において、前記除去シートを前記中間転写体表面に取
り付けるための除去シート装着手段を有していると有利
である(請求項16)。
【0022】さらに、上記請求項15又は16に記載の
画像形成装置において、前記転写位置を通過した除去シ
ートを前記中間転写体から剥離する除去シート分離手段
を設けると有利である(請求項17)。
【0023】また、上記請求項2乃至17のいずれかに
記載の画像形成装置において、画像形成動作の停止時間
を計測する計測手段を具備し、該計測手段によって画像
形成動作の停止時間が所定時間以上となったことが計測
されたとき、次の画像形成動作の開始前に前記除去モー
ドを実行するように構成されていると有利である(請求
項18)。
【0024】さらに、上記請求項2乃至18のいずれか
に記載の画像形成装置において、画像形成動作が連続し
て行われるとき、その動作回数又はその動作時間を計測
する計測手段を具備し、該計測手段によって前記動作回
数又は動作時間が所定値以上となったことが計測された
とき、前記除去モードを実行するように構成されている
と有利である(請求項19)。
【0025】また、上記請求項2乃至19のいずれかに
記載の画像形成装置において、画像形成装置本体内に湿
度センサを設け、該湿度センサによって画像形成装置本
体内の湿度が所定値以上となったことが検知されたと
き、前記除去モードを実行するように構成されていると
有利である(請求項20)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明する。
【0027】本発明は、1つの像担持体を有する画像形
成装置や、単色画像を形成する画像形成装置などにも広
く適用できるものであるが、図1は、画像形成装置本体
100内に第1乃至第4の複数の像担持体1Y,1M,
1C,1BKを有するカラープリンタとして構成された
画像形成装置の一例を示す。本例の画像形成装置におい
ては、その各像担持体1Y,1M,1C,1BK上にイ
エロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及
びブラックトナー像がそれぞれ形成され、その各色のト
ナー像が、後述するように、第1乃至第4の像担持体に
対向して配置された中間転写体2上に転写される。中間
転写体2は、像担持体からトナー像が転写される転写材
の一例を構成する。
【0028】図1に示した各像担持体1Y乃至1BKは
矢印A方向に回転駆動されるドラム状の感光体として構
成されているが、複数の支持ローラに巻き掛けられて回
転駆動される無端ベルト状の感光体を用いることもでき
る。同様に、図1に示した中間転写体2は複数の支持ロ
ーラ3,4,5,6に巻き掛けられて矢印B方向に回転
駆動される無端ベルトより成るが、回転駆動されるドラ
ム状の中間転写体を用いることもできる。
【0029】第1乃至第4の像担持体1Y,1M,1
C,1BK上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間
転写体2に転写する構成とその作用は実質的に全て同一
であるため、第1の像担持体1Y上にトナー像を形成
し、これを中間転写体2上に転写する構成と作用だけを
説明する。
【0030】図2は、第1の像担持体1Yと、そのまわ
りに配設された作像要素の拡大図である。画像形成動作
時に像担持体1Yは矢印A方向に回転駆動されるが、こ
のとき像担持体表面には除電ランプ50からの光が照射
されて該像担持体が除電作用を受け、その表面電位が初
期化される。また像担持体1Yに対向して帯電装置の一
例である帯電ローラ14が配置され、かかる帯電装置に
よって像担持体1Yが所定の極性に一様に帯電される。
ここに示した帯電ローラ14は、導電性の芯金15と、
そのまわりに積層された抵抗層16と、さらにそのまわ
りに積層された表層17とを有し、図3に示すように、
その表層17の長手方向各端部領域に薄いテープより成
るスペーサ部材18が接着されている。抵抗層16は、
例えば厚さ200μm以上の樹脂より成り、スペーサ部
材18は、例えば絶縁性の樹脂テープから成り、その厚
さは例えば35μm、このスペーサ部材18を帯電ロー
ラ14に接着する接着剤の厚さは例えば25μm程度で
ある。
【0031】また図3に示したように、芯金15の長手
方向各端部は軸受19にそれぞれ回転自在に支持され、
その各軸受19は、支持部材23の各側板23Aに形成
された孔20に、像担持体1Yに対して接近または離隔
する方向に摺動自在に嵌合し、圧縮ばね21によって像
担持体1Yの表面に向けて加圧されている。これによ
り、スペーサ部材18が、像担持体1Yの非画像領域の
感光層表面に圧接し、両スペーサ部材18の間の帯電ロ
ーラ部分が像担持体表面に対して例えば5〜150μ
m、好ましくは20〜80μmの微小ギャップGをあけて
いる。
【0032】画像形成動作時に、帯電ローラ14は像担
持体1Yの回転に従動して図1に矢印で示した方向に回
転し、このとき、帯電ローラ14の導電性の芯金15が
図示していない電源に電気的に接続され、当該帯電ロー
ラ14に直流電圧又は直流電圧に交流電圧を重畳した所
定の帯電電圧が印加される。これにより、帯電ローラ1
4と像担持体表面との間の空隙に放電が生ぜしめられ、
スペーサ部材18の間の帯電ローラ部分に対向した像担
持体1Yの領域Xが所定の極性に、たとえば−900V
に一様に帯電される。図3における符号Zは、像担持体
1Yの感光層が設けられた領域を示している。帯電部材
14を回転させずに静止させるように構成してもよい。
【0033】帯電ローラ14を像担持体表面に圧接させ
た帯電装置や、像担持体1Yの表面から離間して配置さ
れて帯電電圧が印加されるコロナワイヤを有する帯電チ
ャージャや、像担持体表面に当接して帯電電圧を印加さ
れる帯電ブラシ又は帯電ブレードより成る帯電装置、或
いは像担持体に電荷を注入する電荷注入型の帯電装置な
どを用いることもできる。
【0034】上述のようにして帯電された像担持体1Y
の表面には、露光装置の一例であるレーザ書き込み装置
51(図1)から出射する光変調されたレーザ光Lが照
射され、これによって像担持体表面に画信号に対応した
静電潜像が形成される。レーザ光を照射された像担持体
表面の電位は、例えば−150Vとなり、ここが静電潜
像、すなわち画像部となり、レーザ光の照射されない像
担持体表面部分の電位はほぼ−900Vに維持され、こ
こが地肌部となる。LEDを有する露光装置などを用い
ることもできる。このように、帯電後の像担持体を露光
して静電潜像を形成するのである。
【0035】静電潜像は、これが図2に示した現像装置
8を通るとき、その現像装置8によってイエロートナー
像として可視像化される。ここに一例として示した現像
装置8は、イエロー色のトナーとキャリアを有する乾式
の二成分系現像剤Dを収容した現像ケース9と、像担持
体1Yに対向配置されて回転する現像ローラ10と、そ
の現像ローラ10に所定のギャップをあけて対向対置さ
れたドクターブレード11と、回転しながら現像剤Dを
撹拌するスクリュー12,13とを有している。トナー
は、キャリアとの摩擦によって所定の極性、図の例では
マイナス極性に帯電され、かかるトナーを含む現像剤D
は現像ローラ10の周面に担持されて搬送され、ドクタ
ーブレード11によって量を規制された現像剤が現像ロ
ーラ10と像担持体1Yとの間の現像領域に運ばれる。
このとき、現像ローラ10には、所定の現像バイアス
(例えば−600Vの電圧)が印加され、これによって
現像領域に運ばれて磁気ブラシ状となった現像剤中のト
ナーが像担持体1Yに形成された静電潜像、すなわち画
像部に静電的に移行し、その静電潜像がトナー像として
可視像化される。このように図1及び図2に例示した現
像装置8は反転現像により、静電潜像をトナー像として
可視像化するように構成されているが、正規現像により
トナー像を形成する現像装置を用いることもできる。ま
たキャリアを含まない粉体状の一成分系現像剤や、液状
の現像剤などを用いる現像装置を採用することもでき
る。現像ローラ10に印加する現像バイアスは、直流電
圧のみであってもよいが、直流電圧に交流電圧を重畳し
た現像バイアスを印加してもよい。
【0036】一方、各像担持体1Y乃至1BKに対向配
置された中間転写体2は、矢印B方向に回転駆動される
が、かかる中間転写体2を挟んで像担持体1Yにほぼ対
向する位置に、転写装置の一例である転写ローラ24が
配置され、この転写ローラ24は中間転写体2の裏面に
圧接しながら矢印方向に回転駆動される。かかる転写ロ
ーラ24には、像担持体1Y上のトナー像のトナーと逆
極性、図示した例ではプラスの転写電圧が印加され、こ
れにより、第1の像担持体1Y上に形成されたイエロー
トナー像が、その像担持体1Yに接触しながら該像担持
体1Yに同期して移動する中間転写体表面に転写され
る。無端ベルトより成る中間転写体2は、例えばポリイ
ミドを主材料とし、体積抵抗率が例えば10Ωcm程の
ベルト材から構成されている。転写ローラ24に代え
て、例えば転写チャージャ、転写ブラシ、又は転写ブレ
ードなどから成る転写装置を用いることもできる。
【0037】上述のようにトナー像の転写が行われる転
写位置を通過した像担持体1Yの表面に付着している転
写残トナーは、クリーニング装置25により除去され
る。このクリーニング装置25としても、それ自体周知
な適宜な装置を用いることができるが、図1及び図2に
一例として示したクリーニング装置25は、クリーニン
グケース26と、そのケース26に基端部が支持され、
先端エッジ部が像担持体表面に圧接したゴムなどの弾性
体より成るクリーニングブレード27と、像担持体表面
に摺擦しながら回転するファーブラシ28と、そのファ
ーブラシ28に接触しながら回転するトナー回収ローラ
29と、トナー排出スクリュー30とを有している。像
担持体1Y上に付着した転写残トナーは、ファーブラシ
28によって掻き落され、そのファーブラシ28を通過
した転写残トナーはクリーニングブレード27によって
掻き取られる。ファーブラシ28に付着したトナーは、
トナー回収ローラ29に静電的に移行し、その回収ロー
ラ29に付着したトナーは、その表面に圧接するスクレ
ーパ31によって掻き落される。このようにして、像担
持体1Yから除去されたトナーは、回転するトナー排出
スクリュー30によってクリーニングケース外に排出さ
れる。
【0038】中間転写体2の移動方向に関し、第1の像
担持体1Yよりも下流側に配置された第2乃至第4の像
担持体1M,1C,1BK上には、上述したところと全
く同様にしてマゼンタトナー像、シアントナー像及びブ
ラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像
が、イエロートナー像の転写された中間転写体2の表面
に順次重ね合わせて転写される。このようにして、中間
転写体上には4色の重ね合わせトナー像が形成される。
【0039】一方、図1に示すように中間転写体2の下
方には複数の支持ローラ32,33に巻き掛けられて矢
印C方向に回転駆動される搬送ベルト34が配置され、
この搬送ベルト34のさらに下方には、給紙装置35が
設けられている。この給紙装置35は転写紙又は樹脂シ
ートなどから成る記録媒体Pを収容した給紙カセット3
6と、最上位の記録媒体を1枚ずつ送り出す給紙ローラ
37を有している。
【0040】給紙ローラ37の回転により矢印E方向に
送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対38の回
転により、所定のタイミングで中間転写体2と搬送ベル
ト34との接触部に送り込まれる。このとき、搬送ベル
ト34を支持した一方の支持ローラ32には、中間転写
体2上のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧
が印加され、これによって中間転写体2上の4色の重ね
合わせトナー像が記録媒体P上に静電的に転写される。
トナー像を転写された記録媒体は、搬送ベルト34上に
担持されて搬送され、次いで定着装置39を通過する。
このとき熱と圧力の作用によってトナー像が記録媒体上
に定着される。定着装置39を通過した記録媒体Pは引
き続き画像形成装置本体100外に排出され、排紙トレ
イ40上にスタックされる。記録媒体Pに転写されずに
中間転写体2上に付着している転写残トナーは、クリー
ニング装置41により中間転写体表面から除去される。
【0041】以上のように、本例の画像形成装置は、像
担持体と、該像担持体を帯電する帯電装置と、その帯電
装置によって帯電された像担持体を露光して像担持体に
静電潜像を形成する露光装置と、該静電潜像をトナー像
として可視像化する現像装置と、該トナー像を転写材に
転写する転写装置と、トナー像の転写が行われる転写位
置を通過した像担持体表面に付着している転写残トナー
を除去するクリーニング装置とを具備している。クリー
ニング装置を省き、転写残トナーを、例えば現像装置に
よって像担持体表面から除去するように構成することも
できる。また、図1乃至図3に示した画像形成装置にお
いては、転写材が、像担持体からトナー像を転写される
中間転写体2より成り、その中間転写体2上に転写され
たトナー像が最終転写材としての記録媒体Pに転写され
るように構成されているが、中間転写体を有しておら
ず、像担持体上に形成されたトナー像を直に記録媒体上
に転写する形式の画像形成装置においては、その記録媒
体が、像担持体からトナー像を転写される転写材を構成
する。かかる画像形成装置の具体例は後述する。
【0042】上記形式の画像形成装置においては、帯電
装置、図1乃至図3に示した例では帯電ローラ14に所
定の帯電電圧を印加し、このときの放電によって像担持
体表面を帯電させるものであるが、その放電時にオゾン
や窒素酸化物(NOx)が発生し、窒素酸化物が空気中
の物質などと結合して硝酸アンモニウムが生成され、か
かる放電生成物が像担持体表面に付着する。このように
して、像担持体表面に付着した放電生成物は、水溶性で
あるため、高湿時に空気中の水分を吸収して像担持体表
面の抵抗値を低下させる。従ってかかる放電生成物を放
置したとすれば、高湿時に例えば画像がぼけた状態、な
いしは白抜け状態となる異常画像が発生する。かかる放
電生成物より成る画像流れ物質が像担持体表面に付着す
る現象は、帯電ローラ以外の帯電装置を用いた場合でも
同様に発生する。
【0043】像担持体としては、各種構成の担持体を用
いることができるが、図示した例では当該像担持体とし
て硬質感光体が用いられている。具体的にはアモルファ
スシリコン系表面層を有する感光体、或いはフィラーを
分散した表面層を有する感光体が用いられ、そのフィラ
ーとしては例えば0.1μm以下のアルミナ粉などが用
いられる。かかる硬質感光体を用いると、その表面の硬
度が高いため、クリーニングブレードなどによって像担
持体表面が削られず、或いは削られ難くなるので、像担
持体の寿命を大きく伸ばすことができる。ところが、こ
のように構成すると、クリーニングブレードによって像
担持体表面が削られ難くなるだけでなく、その表面に付
着した放電生成物、すなわち画像流れ物質もクリーニン
グブレードによって除去し難くなり、これを放置したと
すると、上述の異常画像の発生が著しくなる。
【0044】そこで本例の画像形成装置においては、前
述の画像形成動作時以外の適時に、像担持体上に付着し
た画像流れ物質を除去するための除去シートを像担持体
1Y,1M,1C,1BKに送り込み、その除去シート
を像担持体表面に摺擦させて像担持体上の画像流れ物質
を除去することができるように構成されている。すなわ
ち、通常の画像形成モードのほかに、画像流れ物質を除
去するための除去シートを、像担持体から転写材(図1
乃至図3の例では中間転写体2)にトナー像を転写する
転写位置に送り込み、その除去シートを像担持体表面に
摺擦させて像担持体上の画像流れ物質を除去する除去モ
ードが設定されているのである。かかる除去モードを実
行することによって、像担持体に付着した画像流れ物質
の全体又はその一部を除去することができ、異常画像の
発生を阻止し、ないしはその発生を効果的に低減するこ
とができる。また、像担持体に除去シートを送り込んで
画像流れ物質を除去するので、像担持体のまわりに水塗
布部材や水除去部材を設ける必要がなく、これによって
像担持体のまわりに配設される要素の数の増大を押さ
え、画像形成装置の設計自由度の低下を阻止することが
できる。
【0045】より具体的に示すと、図1に示した給紙装
置35の下方に除去シート給送装置42が設けられ、こ
の装置42は、積載された除去シートSを収容するシー
トカセット43と、最上位の除去シートSに圧接して回
転することにより、その除去シートSを矢印F方向に送
り出す給送ローラ44と、これらを収容するケース62
とを有している。除去シートSの好ましい具体例は後に
詳しく説明する。
【0046】除去モード時には、各像担持体1Y乃至1
BKと中間転写体2と搬送ベルト34はそれぞれ矢印
A,B,C方向に回転駆動されるが、各像担持体のまわ
りに設けられた作像要素の作像動作は停止する。一方、
給送ローラ44の回転により最上位の除去シートSが矢
印F方向に送り出されるが、その除去シートSは、記録
媒体の搬送経路を搬送され、回転するレジストローラ対
38によって中間転写体2と搬送ベルト34の間に送り
込まれ、その中間転写体2の表面に巻き付けられる。こ
のようにして除去シートSは中間転写体2上に担持され
て搬送される。除去シートSを中間転写体2の表面に巻
き付けて装着するための構成例は後述する。
【0047】一方、前述のように第1の像担持体1Yか
ら中間転写体2にトナー像が転写される転写位置より
も、中間転写体2の移動方向上流側には、図2に示すよ
うにセンサ45が設けられ、中間転写体2上に担持され
て搬送される除去シートSの先端がセンサ45により検
知された時点から所定時間を経過して除去シートSが像
担持体1Yと中間転写体2の間に挟まれた状態になる
と、像担持体1Yはそのまま回転を続けるが、中間転写
体2は停止するか、又は像担持体表面の線速とは異なる
線速で回転する。これにより、中間転写体2上に担持さ
れた除去シートSは、像担持体表面の線速とは異なる速
さで搬送されるか、又は停止する。この状態で、像担持
体1Yはその表面が除去シートSに接触したまま回転す
るので、除去シートSが像担持体表面に摺擦する。この
摺擦は、像担持体1Yが少なくとも1回転する間行われ
る。かかる摺擦によって、像担持体1Y上に付着した画
像流れ物質が除去シートSに移行して、像担持体1Y上
の画像流れ物質の全て又はその一部が除去される。
【0048】上述の摺擦が終了すると、中間転写体2は
再び通常の速さ、すなわち像担持体1Yの表面線速とほ
ぼ同一の速さで矢印B方向に回転駆動され、引き続き、
他の像担持体1M,1C,1BKから中間転写体2にト
ナー像が転写される各転写位置において、上述したとこ
ろと全く同様にして、除去シートSが各像担持体1M,
1C,1BKの表面に対して摺擦し、各像担持体上の画
像流れ物質が除去される。
【0049】各転写位置を通過した除去シートSは、中
間転写体2から剥離され、その除去シート専用のシート
排出口46(図1)を通して画像形成装置本体100の
外部に排出され、トレイ47上にスタックされる。
【0050】上述のように、除去モード時に、像担持体
を回転させ、かつ除去シートを像担持体表面の線速とは
異なる速さで搬送するか、又は該除去シートを停止させ
て当該除去シートを像担持体表面に摺擦させるので、像
担持体上の画像流れ物質に対して掻き取り作用を与え、
その画像流れ物質を効率よく除去することができる。
【0051】中間転写体2を通常の画像形成動作時の速
さと同一の速さで駆動し、像担持体を通常の画像形成動
作時よりも高速又は低速で回転駆動することにより、そ
の像担持体表面と、中間転写体2上に担持された除去シ
ートSとに線速差をもたせ、除去シートSを像担持体表
面に摺擦させるように構成することもできるが、前述の
ように、像担持体を画像形成動作時と同じ速さで回転駆
動し、中間転写体2の速さを通常の画像形成動作時の速
さとは異なった速さで駆動するか、又はその中間転写体
2を停止させる構成を採用する方が有利である。その理
由は、以下のとおりである。
【0052】先ず、像担持体は画像形成動作時に高い精
度で回転駆動する必要があるが、この像担持体の回転速
度を、画像形成モードと除去モードとで異ならせるよう
に構成すると、画像形成動作時の像担持体の回転精度が
低下するおそれがある。また、画像形成動作時に、中間
転写体2上には4色のトナー像が重ね合わせ転写される
が、その色ずれを防止するために、中間転写体2の移動
速さを制御するステッピングモータなどが設けられてい
るのが普通である。従ってかかるステッピングモータを
用いることにより、中間転写体2の速さを容易に変更制
御することができる。
【0053】その際、中間転写体2の速さを画像形成動
作時の速さよりも速くすることにより、像担持体と除去
シートSの線速を変えるように構成することもできる
が、このようにすると、中間転写体2を駆動するために
高速のモータが必要となり、画像形成装置のコストが上
昇するおそれがある。従って、中間転写体2の速さを画
像形成動作時の速さよりも遅くして除去シートSを像担
持体表面に摺擦させることが好ましい。
【0054】除去シートSは、図3に示した帯電ローラ
14により帯電される像担持体の領域Xを覆うことがで
きる幅Wを有している。画像流れ物質は、主として像担
持体の帯電領域Xに付着し、この領域内に画像が形成さ
れるので、除去シートSをこの領域Xの全幅に亘って摺
擦させ、その画像流れ物質を除去することにより、異常
画像の発生を効果的に防止することができる。このよう
にして、表面が高硬度の像担持体を用いてその寿命を伸
ばすことができると共に、異常画像の発生を阻止するこ
とができる。
【0055】除去シートSとしては適宜なシート材を用
いることができるが、その除去シートSが、極性吸着材
を含むシートより成ると有利である。例えば、紙、布、
ゴムシート、樹脂シートなどに極性吸着材を担持して除
去シートSを構成するのである。
【0056】極性吸着剤としては、ゼオライト、シリカ
アルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミナゲル、活性ア
ルミナ、活性白土などを用いることができるが、特にゼ
オライトを用いることが好ましい。以下、ゼオライトを
用いて像担持体表面に付着した画像流れ物質を除去する
作用を説明する。
【0057】一般にゼオライト結晶はアルミノケイ酸塩
の3次元骨組み構造を持つ縮合アニオンの大きな空洞に
水分子と交換性のカチオンが含まれている。カチオンの
種類と数によって多様な構造をとっている。従って、ゼ
オライトの性質としては、結晶内の酸素による環状構造
の空洞による分子ふるい作用(分子ふるい作用)、可逆
的なイオン交換作用を示し(イオン交換作用)、さら
に、分子ふるい作用やカチオンの作用による分子の形状
および寸法に応じて、あるいは双極子、四極子、不飽和
結合を有する物質及び分極性の強い物質などを吸着分離
する作用を示す(吸着分離作用)。また、結晶を構成す
る空洞内の電子ポテンシャルエネルギー場の中を物質が
移動することができる(空洞内拡散)。結晶内の空洞径
が、現時点で最も小さい3A型ゼオライト(約3Åの空
洞径)でも、水分を吸着することなどにより乾燥作用を
持っている(乾燥作用)と共にアンモニア、水素、メタ
ノールなども吸着する。ゼオライトの1種であるモレキ
ュラーシーブ(商品名)などは結晶内にカチオンを持っ
ているためこのカチオンとの静電引力による極性分子に
対して活性アルミナやシリカゲルよりも強い親和性を示
す(イオン親和性作用)。さらに、各種の化学反応を引
起す触媒作用も示す(触媒作用)。
【0058】以上のような一般的性能を持つゼオライト
を紙、布、プラスチックス、ゴムなどに担持させ、これ
をシート状にして除去シートSを構成し、これを像担持
体表面に接触させることにより、異常画像の原因物質で
ある画像流れ物質を効果的に除去することができる。
【0059】異常画像の原因物質の除去に対してゼオラ
イトが効果を示す理由については詳しいことは不明であ
るが、次のように考えられる。
【0060】空気中の水分を吸湿した硝酸アンモニウム
はイオン化している(このイオン化が像担持体表面の低
抵抗化を引起し画像流れの発生となる)。水分でイオン
化した硝酸アンモニウムに、ゼオライトが接触すると、
ゼオライトのイオン交換作用、吸着分離作用、空洞内拡
散などによりアンモニウムカチオンがゼオライトに吸着
し、残った硝酸イオンは水分と共に硝酸となる。しか
し、ゼオライトの乾燥作用により硝酸は脱水されること
になる。脱水された硝酸は光や熱で分解する性質があ
り、最終的に二酸化窒素に分解し空気中に飛散していっ
たり、或いは水分を含んだ硝酸はゼオライトの担持体に
吸着されることも考えられる。いずれにせよ、ゼオライ
トとの接触でゼオライトの各作用が複合的に作用するこ
とによって、硝酸アンモニウムは除去され、像担持体表
面からは画像ぼけないしは画像流れの原因物質である画
像流れ物質が除去される。
【0061】活性炭などの非極性吸着剤を担持した除去
シートSを用いることもできるが、非極性吸着剤は分子
を吸収する能力を有しているものの、放電生成物を静電
的に吸着することはできず、従って極性吸着剤を含む除
去シートSを用いることが有利である。ゼオライトを初
めとする極性吸着剤を像担持体表面に接触させることに
より、画像流れ物質を効率よく吸着して、画像流れ物質
を像担持体表面から効果的に除去することができるので
ある。
【0062】画像流れ物質を吸着する極性吸着剤として
は、ゼオライト、シリカアルミナ系吸着剤、シリカゲ
ル、アルミナゲル、活性アルミナ、活性白土のうちの少
なくとも1つを用いることができるが、特にゼオライト
は、上述のように、その空洞に画像流れ物質を静電的に
吸着でき、その除去効果を高めることができる。ゼオラ
イトの分子構造の酸素環は、3、4、5、6、8、1
0、12、18の8種類が存在し、いずれの酸素環のゼ
オライトも採用できるが、当該酸素環が6員環以上、特
に8員環以上であると、その空洞の入口径が大きいた
め、画像流れ物質を効果的に吸着させることができ、特
に好ましい。
【0063】また、除去シートSとして、一般に記録媒
体として使用されている画像形成可能な用紙を用いるこ
ともできる。かかる用紙を除去シートSとして用いれ
ば、極性吸着剤を含むシートより成る専用の除去シート
を用いるよりもコストの低減を達成できる。除去シート
Sとして通常の用紙を用いる場合には、後述するよう
に、その除去シートの含水分率を高めることが好まし
い。
【0064】図1に示した画像形成装置においては、転
写位置に送り込まれる除去シートを収容し、該除去シー
トを1枚ずつ送り出す除去シート給送装置42が設けら
れているので、除去シートSとして、通常の用紙を用い
たときも、また専用のシートを用いた場合にも、その除
去シートSを自動的に像担持体へ送り込んでその表面に
付着した画像流れ物質の除去動作を行うことができる
が、この除去シートSを記録媒体P用の給紙装置35
や、図示していない手差し給紙装置などから像担持体に
送り込むように構成することもできる。
【0065】ここで、除去シートSとして通常の用紙
や、専用のシートのいずれのシート材を用いたときも、
その含水分率が高いほうが像担持体上の画像流れ物質の
除去効率を高めることができる。本発明者は、除去シー
トの含水分率の違いと、環境の相違とによる画像流れ物
質の除去効率の効果の違いを調べるため、次の実験を行
った。
【0066】この実験では、除去シートとして通常の用
紙を用いた。そして、先ず、図1に示した画像形成装置
の像担持体と、これを帯電する帯電ローラと、除電ラン
プだけを用い、その像担持体への帯電と除去を繰り返し
ながら、該像担持体を5000枚の記録媒体の通紙に相
当する時間だけ回転させた。
【0067】このときの帯電条件は次のとおりである。 帯電ローラへの印加バイアス:DC成分−900V、A
C成分Vpp(ピーク間電圧)2.2KV、周波数1.4
KHz、波形は正弦波。 帯電ローラの構成:導電性樹脂の抵抗層を有する図2に
示した構成の帯電ローラ。 微小ギャップの保持方法:帯電ローラの両端部に樹脂製
のテープを貼着した。接着剤を含めたテープの厚さは5
0μmであった。
【0068】次いで、上述の像担持体を温度30℃、湿
度90%の環境下において調湿した後、当該像担持体を
図1に示した画像形成装置に組み付け、通常の記録用紙
より成る除去シートを前述のように像担持体に送り込ん
で像担持体上の画像流れ物質を除去する除去動作を行っ
た。使用した除去シートSは、(株)リコー製 RIC
OPY PPC用紙 TYPE6200 4A T目で
ある。
【0069】次に、画像流れ物質除去後の4本の像担持
体を組み付けた図1に示した画像形成装置によって、前
述の帯電条件で画像形成動作を行い、ハーフトーン画像
を出力し、その画像から異常画像(画像流れ)ありと、
画像流れなしを判定した。
【0070】上述した実験を、含水分率が3.5%、
5.6%、7.0%、8.2%に調整した除去シートに
つきそれぞれ行い、画像流れ物質除去後の画像形成動作
については、温度10℃、湿度15%と、温度23℃、
湿度65%と、温度30℃、湿度90%の各環境下でそ
れぞれ行った。除去シートの含水分率の調整は、温湿度
の調整可能な恒温層を条件の異なる数だけ用意し、各々
2時間に亘って調湿することにより行った。その結果
は、表1に示すとおりであった。表1中の○は異常画像
(画像流れ)が発生しなかったことを、×はその異常画
像が発生したことを示している。
【0071】
【表1】
【0072】表1から、画像形成動作時の環境がいかな
る時も、含水分率が7%以上の除去シートにより像担持
体上の画像流れ物質を除去すれば、画像流れ物質に起因
する異常画像の発生を防止できることを理解できる。3
0℃、90%の環境下では、像担持体まわりが高温高湿
状態にあるため、含水分率の低い除去シートによっても
高い効率で像担持体から画像流れ物質を除去できるた
め、異常画像の発生を防止できるものと考えられる。
【0073】上述の実験結果が示す事実に鑑みて、図1
に示した画像形成装置においては、除去シートSを加湿
する加湿手段48が除去シート給送装置42に設けられ
ている。この加湿手段48により、シートカセット43
に収容された除去シートSを加湿し、その含水分率を高
め、かかる高い含水分率の除去シートSを前述のように
転写位置に給送して除去モードを実行することにより、
像担持体上の画像流れ物質の除去効率を一層高めること
ができる。
【0074】また、加湿手段48と共にヒータ49を設
け、これらによって除去シートSの含水分率をより正確
に調整できるように構成することもできる。
【0075】さらに、図1に示した画像形成装置におい
ては、除去シート給送装置42に、除去シートSの含水
分率を検知するための温湿度センサ52が設けられ、そ
の温湿度センサ52の検知結果に基づいて加湿手段48
を制御し、ヒータ49が設けられているときは、このヒ
ータをも制御して、除去シートSの含水分率が高く保た
れるように、好ましくはその含水分率が7%以上となる
ように構成されている。このように除去シートSの含水
分率を7%以上に調整し、かかる除去シートSを像担持
体に送り込んで、その除去シートSを像担持体表面に摺
擦させることにより、効率よく画像流れ物質を除去でき
ることは、先の実験からも明らかである。
【0076】また、上述のように除去シート給送装置4
2に加湿手段を設ける代りに、或いはこれを設けると共
に、上述の転写位置に向けて送られつつある除去シート
Sを加湿する加湿手段53を設け、例えば通風可能なス
リット(図示せず)を通して高温の風を除去シートSの
搬送経路に流し、搬送中の除去シートSの含水分率を高
めるように構成しても、画像流れ物質の除去効率を高め
ることができる。図1に示した例では、除去シートSの
搬送経路に設けられたレジストローラ対38の上流側の
部位に加湿手段53が設けられている。
【0077】除去シート給送装置42が大型化した場
合、ここに設けた加湿手段48によって、その給送装置
42の全体の湿度を高めるようにすると大きなエネルギ
ーが必要となる。このような場合には、この加湿手段4
8の代りに、除去シートSの搬送経路中に沿って加湿手
段53を設けることが好ましい。これによって小さなエ
ネルギーで除去シートSの含水分率を高めることが可能
となる。除去シートSの搬送経路に沿って、加湿手段5
3のほかにヒータを設け、これらにより除去シートSの
含水分率を調整するとより効果的である。
【0078】上述のように除去シートSを加湿手段によ
り加湿した場合、その除去シートSが像担持体表面に摺
擦したとき、除去シートSに含まれた水分が、非常にわ
ずかではあるが像担持体表面に移行することがある。こ
のようになると、画像流れ物質は水溶性であるため、像
担持体上の画像流れ物質の除去むらが発生するおそれが
ある。従って、この場合には、図2を参照して先に説明
したように、クリーニングブレード27を有するクリー
ニング装置25を用い、そのブレード27によって像担
持体上の水分のむらをなくし、画像流れ物質の除去むら
が発生しないようにすることが好ましい。またかかるク
リーニングブレードを用いると、水に溶けた画像流れ物
質を、そのクリーニングブレードによっても除去するこ
とが可能となる。
【0079】また、前述の除去モード実行時に、転写位
置を通過した除去シートSが、像担持体に張り付いて巻
き付いてしまうと、除去シートSを正しく搬送できなく
なる。そこで、図2に示すように、転写位置を通過した
除去シートSを像担持体1Yの表面から剥離する除去シ
ート剥離手段54を設け、これにより除去シートSを像
担持体1Yから確実に分離できるように構成することが
好ましい。他の像担持体1M,1C,1BKにも、同様
な剥離手段を設け、除去シートSがその各像担持体から
剥離する。図2に示した除去シート剥離手段54は、像
担持体1Yの表面に先端が軽く接触する分離爪により構
成されている。
【0080】また、図1に示した画像形成装置において
は、前述のように、転写位置を通過した除去シートSを
画像形成装置本体100外に排出させる除去シート専用
のシート排出口46が設けられている。かかる排出口4
6を設けると、画像形成動作時に画像形成装置本体10
0から記録媒体Pが排出される個所とは異なる個所から
除去シートSが排出されるので、ユーザが記録媒体Pと
除去シートSとを明確に区別することができ、操作性の
低下を防止することができる。
【0081】また、図1及び図2に示した画像形成装置
においては、転写材が、像担持体からトナー像を転写さ
れる中間転写体2より成り、除去シートSを中間転写体
上に担持して該除去シートSを転写位置に送り込むよう
に構成されているが、この場合、除去シートSを中間転
写体2の表面に取り付けるための除去シート装着手段を
設けると有利である。例えば図4に示すように、中間転
写体2の表面の近傍にクランパ55より成る除去シート
装着手段を設け、除去シートSの先端部がこれに含まれ
た水分によって中間転写体2の表面に張り付いた時、そ
の除去シートSをクランパ55によって案内しながら当
該除去シートSを中間転写体2の表面に装着する。
【0082】また、図1に示すように、中間転写体2の
表面に近接して除去シート保持部材56を設け、中間転
写体2の表面に取り付いた除去シートSが中間転写体2
から外れようとしたとき、除去シート保持部材56によ
ってその除去シートSを下から支えて再びその除去シー
トSが中間転写体2の表面に付着するように構成するこ
ともできる。
【0083】転写位置を通過した除去シートSを、シー
ト排出口46の近傍で、中間転写体2の湾曲部を利用し
て中間転写体2から分離することもできるが、転写位置
を通過した除去シートSを中間転写体2から剥離する除
去シート分離手段を設け、除去シートSをより確実に中
間転写体2から分離するように構成することもできる。
具体的には、シート排出口46の近傍に中間転写体2の
表面に接離可能な分離ブレード57より成る除去シート
分離手段を設け、除去モード時に、この分離ブレード5
7の先端を中間転写体2の表面に当接させて除去シート
Sを中間転写体2から分離する。画像形成モード時に
は、分離ブレード57は中間転写体2の表面から離間し
ている。
【0084】また、図1に示した画像形成装置のよう
に、複数の像担持体1Y乃至1BKを設けた場合、中間
転写体2の同一平面(図1の例では中間転写体2の水平
な上辺)上に複数の像担持体が位置するように構成する
ことが好ましい。これにより、各像担持体を順次通過す
る除去シートSが中間転写体表面から浮き上がることな
く、確実に各像担持体を通過することができる。
【0085】ところで、前述の除去モードは適宜な時期
に実行できるが、画像形成動作が長期に亘って行われな
かったとき、像担持体表面には異物の付着を含めて、画
像流れ物質が多量に付着する。従って、この状態のま
ま、画像形成動作を開始すると異常画像が発生するおそ
れがある。
【0086】そこで、画像形成動作の停止時間を計測す
る計測手段、例えばタイマーを設け、その計測手段によ
って画像形成動作の停止時間が所定時間以上となったこ
とが計測されたとき、次の画像形成動作の開始前に除去
モードを実行するように構成すると、上述の不具合の発
生を防止できる。
【0087】また、画像形成動作が連続して行われる
と、像担持体への画像流れ物質の付着量が増大する。そ
こで、画像形成動作が連続して行われるとき、その動作
回数又はその動作時間を計測する計測手段、例えばカウ
ンタないしはタイマーを設け、その計測手段によって画
像形成動作回数又はその動作時間が所定値以上となった
ことが計測されたとき、除去モードを実行するように構
成することが好ましい。例えば、画像形成動作が連続し
て所定回数以上行われたとき、その一連の画像形成動作
が終了したとき、除去モードを実行するか、或いはその
一連の画像形成動作の途中に除去モードを割り込ませて
実行し、しかる後、残りの画像形成動作を継続するよう
に構成する。これにより、上述した不具合も除去するこ
とができる。
【0088】さらに、像担持体まわりの湿度が高いと、
像担持体に付着した画像流れ物質が低抵抗化して異常画
像が発生しやすくなる。そこで、画像形成装置本体10
0内、特に像担持体の近傍に湿度センサ58を設け、そ
の湿度センサ58によって画像形成装置本体100内の
湿度が所定値以上となったことが検知されたとき、除去
モードを実行するように構成すれば、異常画像の発生を
未然に防ぐことが可能となる。
【0089】また、以上説明した各構成は、像担持体が
1つだけ設けられる画像形成装置にも適用できる。図5
及び図6はかかる画像形成装置の例を示し、これらの画
像形成装置は1つの像担持体1を有し、その表面に図2
を参照して先に説明したところと全く同様にして例えば
ブラックトナー像が形成される。像担持体1のまわりに
設けられた作像要素には、図2と同一の符号を付してあ
る。そして、レジストローラ対38の回転によって所定
のタイミングで給送された記録媒体P上に像担持体1上
のトナー像が転写される。その際、図5に示した画像形
成装置の場合には、転写ローラ59より成る転写装置に
転写電圧が印加されて、記録媒体上にトナー像が転写さ
れ、図6に示した画像形成装置の場合には、記録媒体P
は搬送ベルト60に担持されて搬送され、その搬送ベル
ト60の裏面側に配置されたバイアスローラ61より成
る転写装置に転写電圧が印加され、これによって像担持
体1上のトナー像が記録媒体P上に転写される。これら
の画像形成装置の場合には、記録媒体Pが、転写位置に
おいて像担持体からトナー像を転写される転写材を構成
する。
【0090】上述の如き画像形成装置においても、前述
した例の画像形成装置の場合と同様に、除去モード時に
除去シートを転写位置に給送し、その除去シートを像担
持体表面に摺擦させて像担持体上の画像流れ物質を除去
する。図5及び図6に示した画像形成装置には中間転写
体が設けられていないので、除去シート給送装置から送
り出された除去シートは直に転写位置に送り込まれる。
その際、像担持体1を画像形成動作時と同じ速さで回転
駆動すると共に、除去シートをレジストローラ対38に
銜え込ませたまま、そのレジストローラ対38を停止さ
せるか、その回転速度を通常の画像形成動作時よりも低
速にして、除去シートを像担持体表面に摺擦させること
ができる。或いは、搬送ベルト60の速さを、画像形成
動作時よりも低速にして、画像形成動作時と同じ速さで
回転する像担持体1と除去シートとを摺擦させることも
できる。図5及び図6に示した画像形成装置にも、前述
の各構成をそれぞれ採用することができる。
【0091】本発明は、プリンタのほかに、複写機、フ
ァクシミリ、或いはこれらの複合機などにも広く適用で
きるものである。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、像担持体のまわりの要
素の数の増大を抑えつつ、像担持体上に付着した画像流
れ物質を効率よく取り、異常画像の発生をなくし、或い
はその発生を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】転写ローラを図2の矢印III方向に見た図であ
る。
【図4】クランパを示す図である。
【図5】画像形成装置の他の例を示す概略断面図であ
る。
【図6】画像形成装置のさらに他の例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
1 像担持体 1Y 像担持体 1M 像担持体 1C 像担持体 1BK 像担持体 2 中間転写体 8 現像装置 42 除去シート給送装置 46 シート排出口 48 加湿手段 52 温湿度センサ 53 加湿手段 54 除去シート剥離手段 58 湿度センサ S 除去シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 谷川 清 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高垣 博光 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H068 FA16 FC01 FC05 FC08 FC11 FC20 2H134 GA01 GB02 GB06 GB08 HF07 HF14 KA28 KA30 KB06 KB08 KB14 KB20 KC10 KD03 KD09 KD11 KF02 KF04 KF05 KG01 KG03 KG04 KG07 KG08 KH01 KH11

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像流れ物質を除去するための除去シー
    トを像担持体に送り込み、該除去シートを像担持体表面
    に摺擦させて像担持体上の画像流れ物質を除去すること
    を特徴とする画像流れ物質除去方法。
  2. 【請求項2】 像担持体と、該像担持体を帯電する帯電
    装置と、該帯電装置により帯電された像担持体を露光し
    て該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、該静電
    潜像をトナー像として可視像化する現像装置と、該トナ
    ー像を転写位置において転写材に転写する転写装置とを
    有する画像形成装置において、画像流れ物質を除去する
    ための除去シートを前記転写位置に送り込み、該除去シ
    ートを像担持体表面に摺擦させて像担持体上の画像流れ
    物質を除去する除去モードを設定したことを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除去モード時に、前記像担持体を回
    転させ、かつ前記除去シートを像担持体表面の線速とは
    異なる速さで搬送するか、又は該除去シートを停止させ
    て当該除去シートを像担持体表面に摺擦させる請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記除去シートが、極性吸着剤を含むシ
    ートより成る請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記極性吸着剤は、ゼオライト、シリカ
    アルミナ系吸着剤、シリカゲル、アルミナゲル、活性ア
    ルミナ、活性白土のうちの少なくとも1つより成る請求
    項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記極性吸着剤はゼオライトより成り、
    該ゼオライトの分子構造の酸素環が6員環以上である請
    求項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記除去シートが、画像形成可能な用紙
    より成る請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写位置に送り込まれる除去シート
    を収容し、該除去シートを1枚ずつ送り出す除去シート
    給送装置を具備する請求項2乃至7のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記除去シートを加湿する加湿手段を前
    記除去シート給送装置に設けた請求項8に記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 前記除去シート給送装置に、除去シー
    トの含水分率を検知するための温湿度センサを設け、該
    温湿度センサの検知結果に基づいて前記加湿手段を制御
    する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記除去シートの含水分率が7%以上
    となるように前記加湿手段を制御する請求項10に記載
    の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記転写位置に向けて送られつつある
    除去シートを加湿する加湿手段を設けた請求項2乃至1
    1のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記転写位置を通過した除去シートを
    像担持体表面から剥離する除去シート剥離手段を設けた
    請求項2乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記転写位置を通過した除去シートを
    画像形成装置本体外に排出させる除去シート専用のシー
    ト排出口を設けた請求項2乃至13のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記転写材が、前記像担持体からトナ
    ー像を転写される中間転写体より成り、前記除去シート
    を中間転写体上に担持して該除去シートを前記転写位置
    に送り込む請求項2乃至14のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  16. 【請求項16】 前記除去シートを前記中間転写体表面
    に取り付けるための除去シート装着手段を有する請求項
    15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記転写位置を通過した除去シートを
    前記中間転写体から剥離する除去シート分離手段を設け
    た請求項15又は16に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 画像形成動作の停止時間を計測する計
    測手段を具備し、該計測手段によって画像形成動作の停
    止時間が所定時間以上となったことが計測されたとき、
    次の画像形成動作の開始前に前記除去モードを実行する
    請求項2乃至17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 画像形成動作が連続して行われると
    き、その動作回数又はその動作時間を計測する計測手段
    を具備し、該計測手段によって前記動作回数又は動作時
    間が所定値以上となったことが計測されたとき、前記除
    去モードを実行する請求項2乃至18のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 画像形成装置本体内に湿度センサを設
    け、該湿度センサによって画像形成装置本体内の湿度が
    所定値以上となったことが検知されたとき、前記除去モ
    ードを実行する請求項2乃至19のいずれかに記載の画
    像形成装置。
JP2001340064A 2001-11-05 2001-11-05 画像流れ物質除去方法及び画像形成装置 Pending JP2003140521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340064A JP2003140521A (ja) 2001-11-05 2001-11-05 画像流れ物質除去方法及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340064A JP2003140521A (ja) 2001-11-05 2001-11-05 画像流れ物質除去方法及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003140521A true JP2003140521A (ja) 2003-05-16

Family

ID=19154321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001340064A Pending JP2003140521A (ja) 2001-11-05 2001-11-05 画像流れ物質除去方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003140521A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100458586C (zh) * 2005-10-27 2009-02-04 夏普株式会社 感光体的清洁方法及图像形成装置以及程序、存储介质
JP2010032909A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2010224395A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2018060103A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100458586C (zh) * 2005-10-27 2009-02-04 夏普株式会社 感光体的清洁方法及图像形成装置以及程序、存储介质
JP2010032909A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2010224395A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2018060103A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003043894A (ja) 画像形成装置
JP4436660B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2003140521A (ja) 画像流れ物質除去方法及び画像形成装置
JP2002304045A (ja) 放電生成物除去方法、帯電装置及び画像形成装置
JP2009092783A (ja) 画像形成装置
JP2002244522A (ja) 放電生成物除去方法及び画像形成装置
JP4325830B2 (ja) 放電生成物除去方法及び画像形成装置
JP2002258667A (ja) 画像流れ物質除去方法、画像流れ物質除去装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4637384B2 (ja) 画像形成装置
JP2890054B2 (ja) 画像形成装置
JP2003091223A (ja) 画像形成方法及びその装置
JP3337577B2 (ja) 転写搬送装置
JP2667562B2 (ja) 画像形成装置
JP2002244520A (ja) 放電生成物除去方法、及びその装置、並びに画像形成装置
JP2002268454A (ja) 画像流れ物質除去方法、画像流れ物質除去装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003122187A (ja) 画像形成装置
JP2003270906A (ja) 帯電装置、画像形成方法、画像形成装置及び作像ユニット
JP2003029587A (ja) 放電生成物除去方法及び画像形成装置
JP2003029593A (ja) 画像形成方法及びその装置
JP2002268488A (ja) 放電生成物除去方法、その装置、画像形成装置、及びブラシ部材
JPH01221764A (ja) 画像形成装置
JP2005114755A (ja) 画像形成装置
JP2003058007A (ja) 画像形成装置
JPS60120376A (ja) 現像装置と集塵装置
JP3875640B2 (ja) 現像装置