JP2003269923A - 絶対厚み測定装置 - Google Patents
絶対厚み測定装置Info
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Abstract
渉縞測定を行う装置において、波長可変レーザ光源を用
い波長走査毎に干渉縞画像を得、各干渉計の基準面とそ
れに対向する平行平面板の面との間隔の他に、基準面同
士の間隔も測定することにより、平行平面板の絶対厚み
を正確に測定可能とする。 【構成】 波長可変レーザ光源31A、31Bを搭載し
た、1対の干渉計12A、12B、被検体となる不透明
の平行平面板2を保持した、光束上に挿脱可能な被検体
保持部材14、コンピュータ16、モニタ18を備え、
1対の干渉計12A、12Bの各々により、平行平面板
2の面2a、2bと、各面2a、2bに対応する基準面
22Aa、22Baとの間隔DA、DBのみならず基準
面22Aa、22Ba同士の間隔DCを得、DC−(D
A+DB)を算出することにより平行平面板2の絶対厚
みdを得る。
Description
平面板の絶対厚みを高精度で測定するように構成された
絶対厚み測定装置に関し、詳しくは、平行平面板の両側
に各々干渉計を対じさせ、各干渉計により、その干渉計
に対応する平行平面板の面についての干渉縞情報を得る
ように構成された絶対厚み測定装置に関するものであ
る。
状を測定する手段として、光源からの可干渉光を2分割
し、一方の光線束を被検面に入射させてその反射光を物
体光とするとともに他方の光線束を基準面に入射させて
その反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の
光干渉により生じる干渉縞に基づく被検体の表面形状を
測定する干渉計装置が知られている。また、このような
干渉計を用いた平行平面板の両面形状および厚みムラ測
定装置も知られている。
被検体となる不透明の平行平面板を被検体保持部材で保
持するとともに、その両側に1対の干渉計を対向配置し
た状態で、該平行平面板の両面を被検面として干渉縞測
定を行うことにより、平行平面板の両面の表面形状の測
定を行うとともに両干渉計の干渉縞測定結果を用いて平
行平面板の厚みムラを解析的に測定するように構成され
ている。
においては、両干渉計の基準面相互の平行度が十分確保
されているとの前提で干渉縞測定が行われているが、平
行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合
には、平行平面板の両面の表面形状およびその厚みムラ
の測定結果が不正確なものとなってしまうという問題が
ある。
相互の平行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行わ
れた場合においても、平行平面板の両面の表面形状およ
びその厚みムラを正確に測定することができる両面形状
および厚みムラ測定装置を開示している(特開2000−27
5022号公報)。この装置は、被検体となる不透明の平行
平面板(例えば、セラミック板、金属板、ブロックゲー
ジ等)の両側に1対の干渉計を対向配置し、各干渉計に
より平行平面板の対向する面を被検面として干渉縞測定
を行うとともに、これと前後して基準面相互間の干渉縞
測定を行うようにしたものである。
の測定およびその厚みムラの測定を行う際、基準面相互
間の干渉縞測定結果を用いて両干渉計の基準面相互の平
行度のずれを補正することができる。
た測定装置においては、両干渉計の基準面相互の平行度
が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合にお
いても、平行平面板の両面の表面形状およびその厚みム
ラを正確に測定することができるものの、この平行平面
板の絶対厚みを測定することは困難である。
ては不透明な平行平面板の絶対厚みを非接触で高精度に
測定することへの要求は強く、その簡易な測定装置が望
まれていた。
もので、不透明な平行平面板の絶対厚みを非接触かつ高
精度に測定し得る簡易な絶対厚み測定装置を提供するこ
とを目的とするものである。
測定装置は、光源からの出射光束を2分割し、一方の光
束を被検面に入射させてその反射光を物体光とするとと
もに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参照
光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じ
る干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成さ
れた1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる不
透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備え、
前記平行平面板の両面の一面側に前記第1の干渉計を、
他面側に前記第2の干渉計を各々の出射光束が対向する
ように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面とし
て干渉測定を行うように構成された測定装置において、
前記光源を波長可変光源とするとともに、前記第1およ
び第2の干渉計の各々について該光源から出射された光
の波長を変化させつつ、所定の波長ずつ変化させる毎に
干渉縞画像を得、これら得られた複数枚の干渉縞画像に
基づき、所定の演算式を用いて前記被検面と前記基準面
間の距離を測定するようになし、前記第1の干渉計によ
り測定された、該第1の干渉計の基準面である第1基準
面とこれに対向する前記平行平面板の面までの距離DA
と、前記第2の干渉計により測定された、該第2の干渉
計の基準面である第2基準面とこれに対向する前記平行
平面板の面までの距離DBとを、前記第1または第2の
干渉計により測定された、前記第1基準面から前記第2
基準面までの距離DCから減算処理して前記平行平面板
の絶対厚みdを算出するように構成されてなることを特
徴とするものである。
光源とし、前記第1および第2の干渉計をフィゾー型干
渉計とすることが可能である。
は、光源からの出射光束を2分割し、一方の光束を被検
面に入射させてその反射光を物体光とするとともに他方
の光束を基準面に入射させてその反射光を参照光とし、
これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞
に基づいて前記被検面を測定するように構成された1対
の第1および第2の干渉計と、被検体となる不透明の平
行平面板を保持する被検体保持部材とを備え、前記平行
平面板の両面の一面側に第1の等光路長型干渉計を、他
面側に第2の等光路長型干渉計を各々の出射光束が対向
するように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面
として干渉測定を行うように構成された測定装置におい
て、前記光源を低可干渉光出力光源とするとともに、前
記平行平面板の両面に各々離間対向して、基準位置決定
面を有する透明な基準位置決定板を各々設け、前記第1
および第2の等光路長型干渉計の前記第1および第2基
準面を各々光軸方向に移動可能とするとともに、前記第
1および第2基準面各々の現在位置を読取可能な検出手
段を設け、前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準
面を移動することにより、前記平行平面板の該第1の等
光路長型干渉計側に配設された第1基準位置決定面、前
記平行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側に配設さ
れた第2基準位置決定面、および前記平行平面板の前記
第1の等光路長型干渉計側の面の各々について、干渉縞
が得られた際の、前記第1の等光路長型干渉計の前記第
1基準面の各現在位置情報に基づき、前記第1基準位置
決定面から前記平行平面板の前記第1の等光路長型干渉
計側の面までの距離DAと、前記第1基準位置決定面か
ら前記第2基準位置決定面までの距離DCを得、前記第
2の等光路長型干渉計の前記第2基準面を移動すること
により、前記第2基準位置決定面、および前記平行平面
板の前記第2の等光路長型干渉計側の面の各々につい
て、干渉縞が得られた際の前記第2の等光路長型干渉計
の前記第2基準面の各現在位置情報に基づき、前記第2
基準位置決定面から前記平行平面板の前記第2の等光路
長型干渉計側の面までの距離DBを得、前記距離DAと
前記距離DBとを、前記距離DCから減算処理して前記
平行平面板の絶対厚みを算出するように構成されてなる
ことを特徴とするものである。
面板を1対の前記干渉計の光束に対して挿脱自在とし得
るように構成することが好ましい。
前記干渉計の一方から出射された光束の一部を1対の前
記干渉計の他方の前記基準面まで到達せしめる開口部を
備えることが好ましい。
のうち前記干渉縞を観察する際に前記測定には関与しな
い干渉計から出射される光束が、前記測定に関与する干
渉計に入射することを防止する遮光部材を設けることが
好ましい。
物体光の光路長と参照光の光路長が略等しくなるように
構成された干渉計のことをいうものとする。また、上記
「低可干渉光」とは、上述した如く、この低可干渉光によ
って形成された干渉縞が現れた際の、第1および第2基
準面位置の読取精度に大きな影響を与えない程度の小さ
い可干渉距離(例えば数μm以下)を有する光をいうも
のとし、白色光が代表的な例であるが、必ずしも可視光
域全域に亘って強度を有する必要はない。
施の形態について説明する。
1の実施形態について説明する。図2は、波長可変レー
ザ光源を用いた第1の実施形態に係る絶対厚み測定装置
10を示す全体構成図である。
は、1対の干渉計12A、12Bと、被検体となる不透
明の平行平面板(例えば、セラミック板、金属板、ブロ
ックゲージ等)2を保持する被検体保持部材14と、コ
ンピュータ16と、モニタ18とを備えてなり、平行平
面板2の両側に1対の干渉計12A、12Bを対向配置
した状態で平行平面板2の両面2a、2bを被検面とし
て干渉縞測定を行うことにより、平行平面板2の絶対厚
みおよび厚みムラを測定するように構成されている。
干渉計であって、その干渉計本体20A、20Bによ
り、図示しない波長可変レーザ光源からの可干渉光を基
準板22A、22Bの基準面22Aa、22Baに入射
させ、該基準面22Aa、22Baにおいて透過光線束
と反射光線束とに2分割し、透過光線束を被検面2a、
2bに入射させてその反射光を物体光とするとともに基
準面22Aa、22Baにおける反射光を参照光とし、
これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞
を図示しないCCDカメラに取り込んで干渉縞を測定す
るようになっている。
述したように測定用光源として、波長可変レーザ光源を
用いている。これは、波長可変レーザ光源からの光の波
長を走査し、所定の波長走査毎に取り込んだ干渉縞に対
して所定の周波数解析を施すことによって光路長差を求
めることができる、という論理に基づいている。このよ
うに、本実施形態装置においては、測定用光源として光
路長差を求めることのできる波長可変レーザ光源を用い
ることにより、被検体となる平行平面板の絶対厚みおよ
び厚みムラを測定することができるようになっている。
は、具体的には以下のような手順で行われる。すなわ
ち、波長可変レーザにより、波数をk1からk2に走査
し、Δk毎に画像を取り込んだ場合には、干渉縞強度変
化I(x、y、k)は、下式(1)で表される。
0(x、y)は強度分布、γは干渉縞モジュレーション
をそれぞれ示す。このときの所定画素における干渉縞変
化がn回であったとすると、下式(2)で表される。
れる。
求めることにより、光路長差を測定することが可能とな
る。なお、上記周波数nを決定するためには、本出願人
が既に開示している特開2001−272214号公報に記載され
ているようにフーリエ変換を用いることが可能である。
縞解析が可能な位相シフト波長走査干渉法を用いてい
る。位相シフト波長走査干渉法とは、波長可変レーザ光
源を用いた干渉計において、高精度な測定を実現するた
めに、波長を走査し、所定の波長走査毎に、PZT等によ
り参照面を光軸方向に移動させ、位相シフトさせて位相
を求め、これにより各波長毎の位相を順次測定して光路
長差L(x、y)を求める手法である。位相シフト波長
走査干渉法についての詳細な説明については上述した特
開2001−272214号公報に記載されているので、ここでは
数式的な解法についての説明は省略し、それを可能とす
るための機構についての構成のみについて言及する。
板22A、22Bは、PZT駆動回路24A、24Bに
接続された複数のピエゾ素子26A、26Bを介して基
準板支持部材28A、28Bに支持されている。そし
て、各干渉計12A、12Bにおいては、波長可変レー
ザ光源による所定の波長走査毎にピエゾ素子26A、2
6Bに所定電圧を印加して該ピエゾ素子26A、26B
を駆動することにより基準板22A、22Bを光軸Ax
方向に移動させるとともに、この移動により変化する干
渉縞の画像データをコンピュータ16に出力するように
なっている。
2Bから入力された干渉縞の画像データに基づいてフリ
ンジスキャニング法を用いて干渉縞の自動解析を行い、
被検面2a、2bの形状測定(凹凸判定および立体形状
測定)を行うとともに、干渉縞あるいは立体形状の画像
データをモニタ18に表示するようになっている。な
お、ここでいうフリンジスキャニング法とは、基準面2
2Aa、22Baと被検面2a、2bとの相対距離を変
化させながら所定のフリンジスキャンステップ毎の干渉
縞画像データから被検面2a、2bの各点における干渉
縞強度を測定し、その測定結果を用いて、その波長にお
ける、各点の位相計算等の干渉縞解析を行う手法であ
る。
は、上述したように平行平面板2の両面2a、2bの表
面形状の測定を行うとともに、両干渉計12A、12B
の干渉縞測定結果を用いて平行平面板2の絶対厚みおよ
び厚みムラを解析的に測定するように構成されている。
本体20A、20Bは、図1に示す如く構成されてい
る。すなわち、各々の干渉計本体20A、20Bにおい
て、波長可変レーザ光源31A、31Bから出力された
レーザ光はレンズ32A、32Bによって発散され、ハ
ーフプリズム33A,33Bを介し、コリメータレンズ
34A、34Bによって平行光束として外部に出力され
るように構成されている。
した干渉光はハーフプリズム33A、33Bにより反射
されて、結像レンズ38A、38Bを介してCCDカメ
ラ等からなる撮像装置39A、39B内に入射するよう
に構成されている。
おいては、以下に示す手順〈1〉〜〈9〉に従い、上述し
た平行平面板2の両面2a,2bの表面形状の測定を行
うとともに、両干渉計12A,12Bの干渉縞測定結果
を用いて平行平面板2の絶対厚みおよび厚みムラを解析
的に測定するようになっている。以下、図1〜5を参照
しつつ説明する。
上から退出させる。また、後述する遮光部材30(図3
参照)を光路上に挿入する。
ザ光源31Aからレーザ光を出射するとともに、該レー
ザ光の波数をk1からk2まで走査し、Δk毎に、上述
したフリンジスキャニング法を用いて干渉縞画像を取り
込み、取込んだ干渉縞画像を解析し、上述した式(3)
を用いて干渉計12Aの基準面22Aaと干渉計12B
の基準面22Baとの間隔DCを求め、これをコンピュ
ータ16のメモリ内に記憶する。
計12Aの基準板22Aと干渉計12Bの基準板22B
との間の光路上に挿入する。また、後述する遮光部材3
0(図2参照)を光路上から退出させる。
ザ光を出射するとともに、該レーザ光の波数をk1から
k2まで走査し、Δk毎に、上述したフリンジスキャニ
ング法を用いて干渉縞画像を取り込み、取込んだ干渉縞
画像を解析し、上述した式(3)を用いて干渉計12A
の基準面22Aaと平行平面板2のA側面2a上の所定
点Pa(図示せず)との間隔DAを求めるとともに、平
行平面板2のA側表面2aの全体形状分布を求め、これ
をコンピュータ16のメモリ内に記憶する。
ザ光を出射するとともに、該レーザ光の波数をk1から
k2まで走査し、Δk毎に、上述したフリンジスキャニ
ング法を用いて干渉縞画像を取り込み、取込んだ干渉縞
画像を解析し、上述した式(3)を用いて干渉計12B
の基準面22Baと、平行平面板2のB側面2b上の上
記図示しない所定点Paと表裏の位置関係にある所定点
Pb(図示せず)との間隔DBを求めるとともに、平行
平面板2のB側表面2bの全体形状分布を求め、これを
コンピュータ16のメモリ内に記憶する。
12Aの基準面22Aaと干渉計12Bの基準面22B
aとの間隔DCから、上記手順〈4〉において求めた干
渉計12Aの基準面22Aaと平行平面板2のA側表面
2a上の所定点Paとの間隔DA、および上記手順
〈5〉において求めた干渉計12Bの基準面22Baと
平行平面板2のB側表面2b上の所定点Pbとの間隔D
Bを差し引くことで、平行平面板2の点Pa,Pb間に
おける絶対厚みdを求める。図4は、この手法を模式的
に示すものである。
いて求めた平行平面板2の点Pa,Pb間における絶対
厚みdと、上記手順〈4〉において求めた平行平面板2
のA側表面2aの形状と、上記手順〈5〉において求め
た平行平面板2のB側表面2bの形状とから、平行平面
板2全体の絶対厚みと厚みムラの分布とを求める。
すように、平行平面板2の各面2a、2bにおける各点
の光軸直交平面からの変位量Δa、Δbのデータを用
い、その差Δa−Δbを算出することにより行われる。
22Aa、22Baが完全に平行であれば、上記Δa−
Δbの値がそのまま平行平面板2の厚みムラを表わすこ
ととなるが、一般には基準面22Aa、22Baが完全
に平行ということはあり得ないので、基準面22Aa、
22Ba相互の平行度を加味して厚みムラの測定が行わ
れるようにすることが好ましい。具体的には、上記手順
〈2〉において、フリンジスキャニング法を用いて得ら
れた、複数枚干渉縞画像に基づいて両干渉計12A、1
2Bの基準面22Aa、22Ba相互の平行度を測定
し、そのずれを補正すればよい。
全体の厚みムラの分布を上述した点Pa,Pb間におけ
る絶対厚みdに加味することにより、平行平面板2全体
の絶対厚みを求めることができる。
および基準面22Aa、22Ba間の干渉縞測定ととも
に基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を行い
得るようにするため、以下のような構成が採用されてい
る。
2Aa、22Ba間の干渉縞測定の様子を示すものであ
り、図3は、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞
測定の様子を示すものである。
おいて矢印で示すように、両基準板22A、22Bの中
間において両干渉計12A、12Bの光路内の被検体測
定位置(図2に示す位置)と光路外の退避位置(図3に
示す位置)とを採り得るよう光軸直交方向に移動可能に
設けられている。そして、この被検体保持部材14は、
被検面2a、2bおよび基準面22Aa、22Ba間に
形成される干渉縞を測定する際には、被検体測定位置に
移動せしめられ、これにより各干渉計12A、12Bに
よる被検面2a、2bの形状測定を可能ならしめるよう
になっている。一方、基準面22Aa、22Ba相互間
の干渉縞を測定する際には、退避位置に移動せしめられ
るようになっている。
一方の干渉計12Bには、その光源からの可干渉光を遮
蔽し得る遮光部材30が設けられている。この遮光部材
30は、図2および図3において矢印で示すように、干
渉計本体20Bと基準面22Baとの間において光路内
の遮蔽位置(図3に示す位置)と光路外の退避位置(図
2に示す位置)とを採り得るよう光軸直交方向に移動可
能に設けられている。そして、この遮光部材30は、被
検面2a、2bおよび基準面22Aa、22Ba間に形
成される干渉縞を測定する際には、退避位置に移動せし
められた状態にあるが、基準面22Aa、22Ba相互
間に形成される干渉縞を測定する際には、遮蔽位置に移
動せしめられ、これにより干渉計12Bの光源からの可
干渉光を遮蔽した状態で、他方の干渉計12Aによる基
準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を可能なら
しめるようになっている。
対厚み測定装置10は、各干渉計12A、12Bにより
被検体保持部材14に保持された平行平面板2の各面2
a、2bを被検面として干渉縞測定を行うようになって
いるが、被検体保持部材14は1対の干渉計12A、1
2Bの光路外へ退避可能に設けられるとともに、一方の
干渉計12Bにはその光源からの可干渉光を遮断し得る
遮光部材30が設けられているので、上記干渉縞測定の
前または後に、被検体保持部材30を光路外に退避させ
るとともに遮光部材30により干渉計12Bの光源から
の可干渉光を遮断することにより、この状態で干渉計1
2Aによる基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測
定を行うことができる。
a、2bの表面形状の測定およびその厚みムラの測定を
行う際、基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定
結果を用いてその平行度のずれを補正することができ
る。
計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平
行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合
においても、平行平面板2の両面2a、2bの表面形
状、その絶対厚みおよび厚みムラを正確に測定すること
ができる。
2の実施形態について説明する。
置110を示す全体構成図である。図示のように、この
絶対厚み測定装置110は、基本的構成は図2に示す絶
対厚み測定装置10と同様であるが、被検体保持部材1
4および遮光部材30の構成が異なっている。
部材114は両干渉計12A、12Bの光路内に固定配
置されており、該被検体保持部材114には、各干渉計
12A、12Bの可干渉光の一部を他方の干渉計の基準
面まで到達させるための開口部114aが形成されてい
る。また、本実施形態における遮光部材130は、干渉
計12Bの波長可変レーザ光源31A、31Bからの可
干渉光のうち開口部114aに入射する可干渉光を遮断
するようにして固定配置されている。
設けられていない干渉計12Aにより開口部114aを
通して基準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定を
行うことができる。しかも、この基準面22Aa、22
Ba相互間の干渉縞測定と同時に、各干渉計12A、1
2Bにより平行平面板2の各面2a、2bを被検面とす
る干渉縞測定を同時に行うことができる。そして、平行
平面板2の両面2a、2bの表面形状の測定、その絶対
厚みおよび厚みムラの測定を行う際、基準面22Aa、
22Ba相互間の干渉縞測定結果を用いてその平行度の
ずれを補正することができる。
計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平
行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合
においても、平行平面板2の両面2a、2bの表面形
状、その絶対厚みおよび厚みムラを正確に測定すること
ができる。しかも、本実施形態においては、被検体保持
部材14を光路外に退避させる必要がないので、短時間
で干渉縞測定を行うことができる。
3の実施形態について説明する。
置210を示す全体構成図である。図示のように、この
絶対厚み測定装置210も、基本的構成は図2に示す絶
対厚み測定装置10と同様であるが、被検体保持部材1
4および遮光部材30の構成が異なっている。
示す被検体保持部材114と同様、被検体保持部材21
4が両干渉計12A、12Bの光路内に固定配置されて
おり、該被検体保持部材214には、各干渉計12A、
12Bの可干渉光の一部を他方の干渉計の基準面まで到
達させるための開口部214aが形成されている。
部材230A、230Bが用いられている。これら遮光
部材230A、230Bは、図2に示す遮光部材30と
同様、干渉計本体20A、20Bと基準面22Aa、2
2Baとの間において光路内の遮蔽位置と光路外の退避
位置とを採り得るよう光軸直交方向に移動可能に設けら
れている。ただし、これら遮光部材230A、230B
は、一方が遮蔽位置にあるとき、他方は退避位置にある
ように移動制御されるようになっている。
により干渉計12Bの波長可変レーザ光源31Bからの
可干渉光を遮断した状態で、干渉計12Aにより基準面
22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定および平行平面
板2の干渉計12A側の面2aを被検面とする干渉縞測
定を同時に行うことができ、また、遮光部材230Aに
より干渉計12Aの波長可変レーザ光源31Bからの可
干渉光を遮断した状態で、干渉計12Bにより基準面2
2Aa、22Ba相互間の干渉縞測定および平行平面板
2の干渉計12B側の面2bを被検面とする干渉縞測定
を同時に行うことができる。
表面形状の測定およびその厚みムラの測定を行う際、基
準面22Aa、22Ba相互間の干渉縞測定結果を用い
てその平行度のずれを補正することができる。
計12A、12Bの基準面22Aa、22Ba相互の平
行度が十分に得られないまま干渉縞測定が行われた場合
においても、平行平面板2の両面2a、2bの表面形
状、その絶対厚みおよび厚みムラを正確に測定すること
ができる。
の干渉縞測定結果は、いずれか一方の干渉計のものを用
いれば足りるが、両干渉計12A、12Bの干渉縞測定
結果を用いて開口部214aの光軸直交方向の位置ズレ
(例えば開口部214aの中心位置の位置ズレ)を比較
するようにすれば、両干渉計12A、12Bの光軸ズレ
をも測定することができる。したがって、この測定結果
を用いて、平行平面板2の両面2a、2bの表面形状の
測定、その絶対厚みおよび厚みムラの測定を行う際に光
軸ズレの補正を行うようにすれば、平行平面板2の両面
2a、2bの表面形状およびその厚みムラをより正確に
測定することができる。
計12A、12Bとしてフィゾー型の干渉計を用いたも
のについて説明しているが、他の不等光路長型干渉計や
マイケルソン型等の等光路長型干渉計を用いた場合等に
おいても、上記各実施形態と同様の構成を採用すること
により上記各実施形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
いわゆる縦型のものを用いているが、これに代え、光軸
を水平方向に配したいわゆる横型の干渉計を用いること
も可能である。
して波長可変レーザ光源を用いているが、本発明の絶対
厚み測定装置においては下記第4の実施形態に説明する
ように、光源として白色光源を用いることも可能であ
る。ただし、光源として白色光源を用いた場合には、干
渉計をマイケルソン型等の等光路長型のものによって構
成することが必要である。
係る絶対厚み測定装置500を示す全体構成図である。
図示のように、この絶対厚み測定装置500は、1対の
干渉計510A,510Bと、被検体となる平行平面板
600を2軸調整可能に保持する被検体保持部材504
と、図示せぬコンピュータおよびモニタとを備えてな
り、平行平面板600の両側に1対の干渉計510A,
510Bを対向配置した状態で平行平面板600の両面
600a,600bを被検面として干渉縞測定を行うこ
とにより、該両面600a,600bの表面形状、平行
平面板600の絶対厚みおよび厚みムラを測定するよう
に構成されている。
ソン型(トワイマングリーン型)の干渉計であって、ハ
ロゲンランプ等の白色光源511A,511B、コリメ
ータレンズ512A,512B、ハーフミラーからなる
ビームスプリッタ513A,513B、該ビームスプリ
ッタ513A,513Bによる光路長差を補正する補正
板514A,514B、反射型の基準板515A,51
5B、透明な基準位置ガラス516A,516B、集光
レンズ517A,517B、結像レンズ518A,51
8B、およびCCDカメラ等の撮像装置519A,51
9Bを備えてなる。そして、各干渉計510A、510
Bにおいては、白色光源511A,511Bから出力さ
れたコヒーレントレングスの短い白色光を、ビームスプ
リッタ513A,513Bの光束分割面513Aa、5
13Baに入射させ、該光束分割面513Aa、513
Baにおいて透過光線束と反射光線束とに2分割する。
そして、透過光線束を基準位置ガラス516A,516
Bを介して平行平面板600の被検面600a、600
bに入射させてその反射光を物体光とするとともに、反
射光線束を基準板515A,515Bの基準面515A
a,515Baに入射させてその反射光を参照光とし、
これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉縞
を撮像装置519A,519Bにより取り込んで干渉縞
を測定するようになっている。
は、フリンジスキャン解析機能を備えている。すなわ
ち、各干渉計510A,510Bの基準板515A,5
15Bは、図示せぬPZT駆動回路に接続された複数の
ピエゾ素子(不図示)を介してPZTステージ521
A,521Bに支持されている。そして、各干渉計51
0A,510Bにおいては、所定のタイミングでピエゾ
素子に所定電圧を印加して該ピエゾ素子を駆動すること
により基準板515A,515Bを光軸方向に移動させ
るとともに、この移動により変化する干渉縞の画像デー
タをコンピュータに出力するようになっている。また、
各干渉計510A,510Bにおいては、PZTステー
ジ521A,521Bは、図示せぬパルスモータ駆動回
路に接続された図示せぬパルスモータを備えてなるパル
スモータステージ522A,522Bに支持されてお
り、該パルスモータを駆動することによりPZTステー
ジ521A,521Bを基準板515A,515Bと共
に光軸方向に移動できるようになっている。
においては、以下に示す手順〈1〉〜〈13〉に従い、上
述した平行平面板600の両面600a,600bの表
面形状の測定を行うとともに、両干渉計510A,51
0Bの干渉縞測定結果を用いて平行平面板600の絶対
厚みおよび厚みムラを解析的に測定するようになってい
る。
させた状態で、干渉計510Aにおいて白色光源511
Aから白色光を照射すると共に、設計値に基づき、該基
準面515Aaと、干渉計510Bの基準位置ガラス5
16Bの基準位置決定面516Baとの、光源511A
からの光路長が等しくなる前記基準面515Aaの位置
を特定し、この位置よりもわずかに前または後にずれた
位置に、パルスモータステージ522Aにより該基準板
515Aを移動させる。
Aaと、干渉計510Bの基準位置ガラス516Bの基
準位置決定面516Baとの、光源511Aからの光路
長が等しくなる方向に、干渉計510Aの基準板515
Aをパルスモータステージ522Aにより、例えば1μ
mずつ動かしながら干渉縞画像を取り込み、干渉縞のコ
ントラストがピークとなる時の基準板515Aの位置を
求め、その位置をAB0位置としてコンピュータのメモ
リ内に記憶する。
aと、干渉計510Aの基準位置ガラス516Aの基準
位置決定面516Aaとの、光源511Aからの光路長
が等しくなる前記基準面515Aaの位置を特定し、パ
ルスモータステージ522Aにより、この位置よりもわ
ずかに前または後にずれた位置に該基準板515Aを移
動させる。
に、該基準面515Aaと、干渉計510Aの基準位置
ガラス516Aの基準位置決定面516Aaとの光路長
が等しくなる方向に、干渉計510Aの基準板515A
を動かしながら干渉縞画像を取り込み、干渉縞のコント
ラストがピークとなる時の基準板515Aの位置を求
め、その位置をAA0位置としてコンピュータ16のメ
モリ内に記憶する。このAA0位置と上記手順〈2〉に
おいて記憶したAB0位置との差DCにより、干渉計5
10Aの基準位置決定面516Aaと干渉計510Bの
基準位置決定面516Baとの間隔を求めてコンピュー
タのメモリ内に記憶する。
の基準位置ガラス516Aと干渉計510Bの基準位置
ガラス516Bとの間の光路上に挿入する。
を、平行平面板600の設計厚み値に基づいて、平行平
面板600のA側面600aとの、光源511Aからの
光路長が等しくなると思われる位置よりもわずかに前ま
たは後にずれた位置に移動させる。
Aaと、平行平面板600のA側表面600aとの、光
源511Aからの光路長が等しくなる方向に、干渉計5
10Aの基準板515Aを動かしながら干渉縞の発生を
観察し、画像の一部に干渉縞が観察されたら画像の全面
に干渉縞が現れるように平行平面板600を2軸調整す
る。
続しながら干渉縞画像を取り込み、平行平面板600の
A側表面600a上の所定点Pa(図示せず)において
干渉縞のコントラストがピークとなる時の基準板515
Aの位置を求め、その位置をAa0位置として記憶す
る。このAa0位置と上記手順〈4〉において記憶した
AA0位置との差により、干渉計510Aの基準位置決
定面516Aaと平行平面板600のA側表面600a
上の所定点Paとの間隔DAを求めてコンピュータのメ
モリ内に記憶する。
子の駆動により基準板515Aをシフトさせてフリンジ
スキャン測定を行ない、平行平面板600のA側表面6
00aの形状を求める。
手順〈2〉,〈3〉を干渉計510Bに対して行ない、干
渉計510Bの基準板515Bと干渉計510Bの基準
位置決定面516Baとの位置関係を求める。
手順〈6〉,〈8〉,〈9〉を干渉計510Bに対して行
ない、干渉計510Bの基準位置決定面516Baと平
行平面板600のB側表面600b上における上記所定
点Paに対応する点Pb(図示せず)との間隔DBと、
平行平面板600のB側表面600bの形状とを求め
る。
計510Aの基準位置決定面516Aaと干渉計510
Bの基準位置決定面516Baとの間隔DCから、上記
手順〈8〉において求めた干渉計510Aの基準位置決
定面516Aaと平行平面板600のA側表面600a
上の所定点Paとの間隔DA、および上記手順〈11〉に
おいて求めた干渉計510Bの基準位置決定面516B
aと平行平面板600のB側表面600b上の所定点P
bとの間隔DBを差し引くことで、平行平面板600の
点Pa,Pb間における絶対厚みdを求める。
平面板600の点Pa,Pb間における絶対厚みdと、
上記手順〈9〉において求めた平行平面板600のA側
表面600aの形状と、上記手順〈11〉において求めた
平行平面板600のB側表面600bの形状とから、平
行平面板600全体の絶対厚みと厚みムラの分布を求め
る。
測定におけるフリンジスキャニング法および上記手順
〈13〉の厚みムラ分布の測定手法としては、それぞれ、
上述した第1の実施形態において用いられるフリンジス
キャニング法および厚みムラ分布の測定手法と同様の手
法を用いることが可能である。
干渉計510Aの基準位置決定面516Aaと干渉計5
10Bの基準位置決定面516Baとの間隔を測定する
際に、一方の干渉計の光源511A、511Bからの白
色光が他の干渉計に入射するのを防止し得るように、第
1の実施形態装置における遮光部材を採用することが可
能である。また、基準位置決定面516Aa、516B
aの相互間の距離DCを測定する際に、平行平面板60
0を光路外へ退出させるのではなく、上述した第2およ
び第3の実施形態に示されるように、被検体保持部材5
04の一部に開口部を形成し、その開口部を通して白色
光の一部を他方の干渉計の基準位置決定面に到達させる
ようにしてもよい。この場合においても、遮光部材を、
上記第2および第3の実施形態に示されるように構成し
て用いることが可能である。
は、構成要素としての1対の干渉計として、物体光光路
および参照光光路の長さが互いに等しくなるトワイマン
グリーン型干渉計が用いられているが、これ以外のマイ
ケルソン型やマッハツェンダ型等の種々の等光路長型干
渉計を適用することが可能である。
は、上述した実施形態のものに限られるものではなく、
種々の態様の変更が可能であり、例えば、上記第1〜第
3の実施形態においては、位相シフト波長走査干渉法を
用いており、位相シフト手段として、ピエゾ素子を用い
て基準板を光軸に沿って移動させるようにしているが、
これに替え、ピエゾ素子を用いて被検体を光軸に沿って
移動させるようにしてもよいし、位相シフトを波長走査
により行なうようにしてもよい。
記1対の干渉計のうち一方を上記第1の実施形態におい
て説明した波長可変レーザ光源を搭載したものとし、他
方を上記第4の実施形態において説明した白色光出力光
源を搭載したものとすることが可能である。
は、被検体として平行平面板を挟んで1対の第1および
第2の干渉計を向かい合わせ、各干渉計に搭載された波
長可変光源からの可干渉光を用いて干渉縞を測定するよ
うにしており、波長可変光源からの光の波長を走査する
ことで、2つの面の間隔を測定可能とし、第1の干渉計
により、第1の干渉計の基準面と平行平面板の第1の干
渉計側の面との距離DAおよび2つの干渉計の基準面の
距離DCとを測定するとともに、第2の干渉計により第
2の干渉計の基準面と平行平面板の第2の干渉計側の面
との距離DBとを測定しているので、これらの3つの距
離DA、DB、DCに基づいて平行平面板の厚みを容易
に得ることができる。
被検体としての平行平面板を挟んで1対の第1および第
2の等光路長型干渉計を向かい合わせ、各干渉計に搭載
された、コヒーレンス長の短い低可干渉光出力光源から
の可干渉光を用いて物体光と参照光が等しくなったとき
にのみ干渉縞が測定されるようにしており、さらに平行
平面板の両面に各々離間対向して、基準位置決定面を有
する透明な基準位置決定板を各々設け、かつ1対の前記
干渉計の基準面を各々その光軸方向に移動可能とすると
ともに、該各々の基準面の現在位置を読取可能な検出手
段を設けるようにしているため、前記第1の干渉計によ
り、該第1の干渉計側の前記基準位置決定面である第1
基準位置決定面、前記第2の干渉計側の前記基準位置決
定面である第2基準位置決定面、および前記平行平面板
の第1の干渉計側の面の各々について干渉縞が得られた
際の前記第1の干渉計の基準面の各現在位置である、前
記検出手段の読取値は、第1基準位置決定面、第2基準
位置決定面、および前記平行平面板の第1の干渉計側の
面の相対位置を示すこととなっており、さらに、前記第
2の干渉計により、前記第2基準位置決定面、および前
記平行平面板の第2の干渉計側の面の各々について干渉
縞が得られた際の前記他方の干渉計の基準面の各現在位
置である、前記検出手段の読取値は、第2基準位置決定
面と前記平行平面板の第2の干渉計側の面の相対位置を
示すこととなっている。
平面板の第1の干渉計側の面との距離DAおよびこれら
2つの干渉計の基準面の距離DCとを測定することがで
きるとともに、第2の干渉計により第2の干渉計の基準
面と平行平面板の第2の干渉計側の面との距離DBとを
測定することができるので、これらの3つの距離DA、
DB、DCに基づいて平行平面板の厚みを容易に得るこ
とができる。
置の作用を説明するための概念図
置を示す全体構成図
渉縞測定の様子を示す図
用いて平行平面板の絶対厚みを解析的に測定する原理を
示す図
用いて平行平面板の厚みムラを解析的に測定する手順を
示す図
置を示す全体構成図
置を示す全体構成図
置の作用を説明するための概念図
面 24A、24B PZT駆動回路 26A、26B ピエゾ素子 28A、28B 基準板支持部材 30、130、230A、230B 遮光部材 31A、31B 波長可変レーザ光源 39Aa、39Ba、519A、519B 撮像装置 516A、516B 基準位置決定板 516Aa、516Bb 基準位置決定面 521A、521B PZTステージ 521A、521B パルスモータステージ Ax 光軸
Claims (7)
- 【請求項1】 光源からの出射光束を2分割し、一方の
光束を被検面に入射させてその反射光を物体光とすると
ともに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参
照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生
じる干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成
された1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる
不透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備
え、 前記平行平面板の両面の一面側に前記第1の干渉計を、
他面側に前記第2の干渉計を各々の出射光束が対向する
ように配置した状態で該平行平面板の両面を被検面とし
て干渉測定を行うように構成された測定装置において、 前記光源を波長可変光源とするとともに、前記第1およ
び第2の干渉計の各々について該光源から出射された光
の波長を変化させつつ、所定の波長ずつ変化させる毎に
干渉縞画像を得、これら得られた複数枚の干渉縞画像に
基づき、所定の演算式を用いて前記被検面と前記基準面
間の距離を測定するようになし、 前記第1の干渉計により測定された、該第1の干渉計の
基準面である第1基準面とこれに対向する前記平行平面
板の面までの距離DAと、前記第2の干渉計により測定
された、該第2の干渉計の基準面である第2基準面とこ
れに対向する前記平行平面板の面までの距離DBとを、
前記第1または第2の干渉計により測定された、前記第
1基準面から前記第2基準面までの距離DCから減算処
理して前記平行平面板の絶対厚みdを算出するように構
成されてなることを特徴とする絶対厚み測定装置。 - 【請求項2】 前記波長可変光源が波長可変レーザ光源
であり、前記第1および第2の干渉計がフィゾー型干渉
計であることを特徴とする請求項1記載の絶対厚み測定
装置。 - 【請求項3】 光源からの出射光束を2分割し、一方の
光束を被検面に入射させてその反射光を物体光とすると
ともに他方の光束を基準面に入射させてその反射光を参
照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生
じる干渉縞に基づいて前記被検面を測定するように構成
された1対の第1および第2の干渉計と、被検体となる
不透明の平行平面板を保持する被検体保持部材とを備
え、 前記平行平面板の両面の一面側に第1の等光路長型干渉
計を、他面側に第2の等光路長型干渉計を各々の出射光
束が対向するように配置した状態で該平行平面板の両面
を被検面として干渉測定を行うように構成された測定装
置において、 前記光源を低可干渉光出力光源とするとともに、前記平
行平面板の両面に各々離間対向して、基準位置決定面を
有する透明な基準位置決定板を各々設け、 前記第1および第2の等光路長型干渉計の前記第1およ
び第2基準面を各々光軸方向に移動可能とするととも
に、前記第1および第2基準面各々の現在位置を読取可
能な検出手段を設け、 前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準面を移動す
ることにより、前記平行平面板の該第1の等光路長型干
渉計側に配設された第1基準位置決定面、前記平行平面
板の前記第2の等光路長型干渉計側に配設された第2基
準位置決定面、および前記平行平面板の前記第1の等光
路長型干渉計側の面の各々について、干渉縞が得られた
際の、前記第1の等光路長型干渉計の前記第1基準面の
各現在位置情報に基づき、前記第1基準位置決定面から
前記平行平面板の前記第1の等光路長型干渉計側の面ま
での距離DAと、前記第1基準位置決定面から前記第2
基準位置決定面までの距離DCを得、 前記第2の等光路長型干渉計の前記第2基準面を移動す
ることにより、前記第2基準位置決定面、および前記平
行平面板の前記第2の等光路長型干渉計側の面の各々に
ついて、干渉縞が得られた際の前記第2の等光路長型干
渉計の前記第2基準面の各現在位置情報に基づき、前記
第2基準位置決定面から前記平行平面板の前記第2の等
光路長型干渉計側の面までの距離DBを得、 前記距離DAと前記距離DBとを、前記距離DCから減
算処理して前記平行平面板の絶対厚みを算出するように
構成されてなることを特徴とする絶対厚み測定装置。 - 【請求項4】 前記被検体保持部材は、前記平行平面板
を1対の前記干渉計の光束に対して挿脱自在とし得るよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1〜3のう
ちいずれか1項記載の絶対厚み測定装置。 - 【請求項5】 前記被検体保持部材は、1対の前記干渉
計の一方から出射された光束の一部を1対の前記干渉計
の他方の前記基準面まで到達せしめる開口部を備えたこ
とを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の
絶対厚み測定装置。 - 【請求項6】1対の前記干渉計のうち前記干渉縞を観察
する際に前記測定には関与しない干渉計から出射される
光束が、前記測定に関与する干渉計に入射することを防
止する遮光部材を設けたことを特徴とする請求項4また
は5記載の絶対厚み測定装置。 - 【請求項7】 前記干渉計が、該干渉計の基準面を該基
準面の光軸方向に微動させて該基準面と前記被検面との
相対距離を変化させることにより、前記干渉縞の解析を
行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜
6のうちいずれか1項記載の絶対厚み測定装置。
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JP2002072171A JP4100663B2 (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 絶対厚み測定装置 |
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