JP2003269547A - 無段変速機用ベルト - Google Patents
無段変速機用ベルトInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/163—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with means allowing lubrication
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Abstract
くなることを抑制し、リングの局所的な摩耗を低減し得
る無段変速機用ベルトを提供する。 【解決手段】 無段変速機用ベルト20は、ベルト本体
として機能する無端状のリング30と、リングが巻き掛
けられる複数の板状のエレメント40とを有する。エレ
メントには、リング内周面33との接触面をなすサドル
面45と、リングの一方の周縁端32の近傍をサドル面
から逃がす逃げ溝47と、サドル面と逃げ溝とを接続す
るアール部48と、が形成されている。サドル面は、リ
ングの横断面で当該リングの両端部を結ぶ線分に沿う幅
方向の略中央部分が膨らんで頂点Psをなすクラウニン
グが施され、当該クラウニングの頂点からアール部のサ
ドル面側開始点Qにかけての曲率半径は、サドル面側開
始点Qに向かうにつれて小さくなるように変化してい
る。
Description
機に使用される無段変速機用ベルトに関する。
VT(Continuously Variable
Transmission)と称されるベルト式無段変
速機が多用されている。ベルト式無段変速機は、入力側
プーリおよび出力側プーリのV溝にベルトが嵌め込まれ
巻き掛けられている。エンジンの駆動力は、入力側プー
リに入力され、ベルトを介して出力側プーリに伝達さ
れ、この出力側プーリから車軸に伝達される。V溝の幅
を連続的に変えることにより、ベルトの巻き掛け位置が
変化し、各プーリにおけるベルトの巻き掛け半径が変化
する。これにより、入力側プーリと出力側プーリとの間
のプーリ比つまり変速比が無段階に変化し、入力側プー
リに入力された回転力は、無段階に変速されて出力側プ
ーリに伝達される。
状の可撓性リングを、多数重ねて環状に整列配置した板
状のエレメントに巻き掛けて構成されている(実開昭6
3−115653号公報、特開2001−214956
号公報、特開2001−280427号公報参照)。
位置するボディ部と、リングの外周側に位置するヘッド
部と、ボディ部とヘッド部とを接続する幅の狭いネック
部とを有し、ボディ部とヘッド部との間に、リングを嵌
め込むためのリング受容溝が形成されている。このリン
グ受容溝を形成するボディ部の端面は、リングとの接触
面をなすサドル面を形成している。また、ボディ部の両
側面は、プーリとの接触面をなすフランク部を形成して
いる。
を緩和するため、リングの一方の周縁端の近傍をサドル
面から逃がす逃げ溝が形成されている。この逃げ溝とサ
ドル面とは、滑らかで小さなアールからなるアール部を
介して接続されている。
を結ぶ方向を、リングおよびエレメントの幅方向とす
る。リングを幅方向に自動調芯するために、リングの内
周面およびエレメントのサドル面には、幅方向にクラウ
ニングが施されている。クラウニングの形状は、幅方向
に左右対称形状に設定されている。
用ベルトにあっては、リングは、アール部から逃げ溝に
かけて、サドル面から外れている。リングの幅方向のう
ちサドル面に接触している領域では、リングは、サドル
面から法線力を受け、サドル面に沿って変形し周長が伸
びている。一方、リングの幅方向のうちサドル面に接触
していない領域つまりアール部から逃げ溝にかけての領
域では、リングは、サドル面からの法線力を受けないた
め、サドル面に接触している領域に比べて、周長の伸び
が少なくなる。
リングがサドル面から外れる境界点の近傍では、リング
の内周面に作用する面圧が局所的に高くなり、リングの
摩耗が局所的に進行する傾向にある。
決するためになされたものであり、リングの内周面に作
用する面圧が局所的に高くなることを抑制し、リングの
局所的な摩耗を低減し得る無段変速機用ベルトを提供す
ることを目的とする。
る手段により達成される。
リングと、前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエ
レメントと、前記エレメントに形成され前記リングの内
周面との接触面をなすサドル面と、前記エレメントに形
成され前記リングの一方の周縁端の近傍を前記サドル面
から逃がす逃げ溝と、前記エレメントに形成され前記サ
ドル面と前記逃げ溝とを接続するアール部と、を有し、
前記リングが前記サドル面から受ける法線力を、前記ア
ール部に向かうにつれて徐々に小さくしてなる無段変速
機用ベルト。
リングと、前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエ
レメントと、前記エレメントに形成され前記リングの内
周面との接触面をなすサドル面と、前記エレメントに形
成され前記リングの一方の周縁端の近傍を前記サドル面
から逃がす逃げ溝と、前記エレメントに形成され前記サ
ドル面と前記逃げ溝とを接続するアール部と、を有し、
前記サドル面は、前記リングの横断面で当該リングの両
端部を結ぶ線分に沿う幅方向の略中央部分が膨らんで頂
点をなすクラウニングが施され、当該クラウニングの前
記頂点から前記アール部のサドル面側開始点にかけての
曲率半径は、前記アール部の前記サドル面側開始点に向
かうにつれて小さくなるように変化していることを特徴
とする無段変速機用ベルト。
の接触面をなすフランク部と、前記エレメントに形成さ
れ前記サドル面と前記フランク部とを接続するフランク
部側アール部と、をさらに有し、前記アール部のサドル
面側開始点は、前記フランク部側アール部のサドル面側
開始点よりも前記サドル面寄りの高い位置に設定されて
いることを特徴とする請求項2に記載の無段変速機用ベ
ルト。
リングと、前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエ
レメントと、前記エレメントに形成され前記リングの内
周面との接触面をなすサドル面と、前記エレメントに形
成され前記リングの一方の周縁端の近傍を前記サドル面
から逃がす逃げ溝と、前記エレメントに形成され前記サ
ドル面と前記逃げ溝とを接続するアール部と、を有し、
前記リングの内周面は、前記リングの横断面で当該リン
グの両端部を結ぶ線分に沿う幅方向の略中央部分が膨ら
んで頂点をなすクラウニングが施され、当該クラウニン
グの前記頂点から前記一方の周縁端にかけての曲率半径
は、前記一方の周縁端に向かうにつれて大きくなるよう
に変化していることを特徴とする無段変速機用ベルト。
リングと、前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエ
レメントと、前記エレメントに形成され前記リングの内
周面との接触面をなすサドル面と、前記エレメントに形
成され前記リングの一方の周縁端の近傍を前記サドル面
から逃がす逃げ溝と、前記エレメントに形成され前記サ
ドル面と前記逃げ溝とを接続するアール部と、を有し、
前記リングの内周面の表面は、凹凸形状に形成され、前
記リングの内周面のうち前記アール部のサドル面側開始
点に対向する領域は、単位面積当たりの凸部面積が他の
領域よりも大きいことを特徴とする無段変速機用ベル
ト。
果を奏する。
る面圧が局所的に高くなることを抑制でき、リングの局
所的な摩耗を低減することが可能となる。
参照しつつ説明する。
変速機10を示す概略構成図、図2は、プーリ13、1
4に掛け渡される無段変速機用ベルト20を示す図であ
る。
0は、エンジン11などの駆動源にクラッチ12を介し
て接続される入力側プーリ13と、車軸に接続される出
力側プーリ14と、入力側プーリ13および出力側プー
リ14に掛け渡されるベルト20と、を有している。入
力側プーリ13および出力側プーリ14のそれぞれは、
可動シーブおよび固定シーブを有している。一方のプー
リ13(14)の可動シーブおよび固定シーブは、他方
のプーリ14(13)の軸方向反対側となるように配置
されている。各可動シーブと固定シーブとの間に形成さ
れたV溝に、ベルト20が嵌め込まれ巻き掛けられてい
る。エンジン11の駆動力は、入力側プーリ13に入力
され、ベルト20を介して出力側プーリ14に伝達さ
れ、この出力側プーリ14から車軸に伝達される。
される例えばオイルポンプから吐出された作動油が背面
側に供給され、推力が加えられる。この推力によって各
可動シーブを軸方向に移動させると、V溝の幅が連続的
に変化し、ベルト20の巻き掛け位置が変化し、各プー
リ13、14におけるベルト20の巻き掛け半径が変化
する。これにより、入力側プーリ13と出力側プーリ1
4との間の変速比が無段階に変化し、入力側プーリ13
に入力された回転力は、無段階に変速されて出力側プー
リ14に伝達される。
体として機能する無端状の可撓性のリング30と、リン
グ30が巻き掛けられる複数の板状のエレメント40
と、を有している。エレメント40は、相互に接触状態
となるように多数重ねて環状に整列配置されている。
3(B)は、同図(A)に示されるエレメント40の右
側面図である。なお、図3(A)に示されるように、リ
ング30の横断面で見て当該リング30の両端部を結ぶ
方向を、リング30およびエレメント40の幅方向とす
る。
薄い環帯状部材31が複数枚積層されて形成されてい
る。
位置するボディ部41と、リング30の外周側に位置す
るヘッド部42と、ボディ部41とヘッド部42とを幅
方向中央部にて相互に接続する幅の狭いネック部43と
を有している。ボディ部41とヘッド部42との間に
は、リング30を嵌め込むためのリング受容溝44が形
成されている。リング受容溝44は、ネック部43の図
中左右両側に設けられている。リング受容溝44を形成
するボディ部41の端面(図3(A)において上面)
は、リング30の内周面との接触面をなすサドル面45
を形成している。また、ボディ部41の両側面(図3
(A)において左右両面)は、プーリ13、14との接
触面をなすテーパ形状のフランク部46を形成してい
る。
応力集中を緩和するため、サドル面45のネック部43
側に、リング30の一方の周縁端32の近傍をサドル面
45から逃がす逃げ溝47が形成されている。リング3
0の一方の周縁端32とは、図3(A)において、右側
のリング30では左端が相当し、左側のリング30では
右端が相当する。逃げ溝47とサドル面45とは、滑ら
かで小さなアールからなるアール部48を介して接続さ
れている。また、フランク部46とサドル面45とは、
滑らかで小さなアールからなるフランク部側アール部4
9を介して接続されている。
工にて母材から打ち抜き、熱処理などにより効果処理を
施した上で、バレル加工により端面のばり取りを施して
製造される。
ング30を当該リング内周面33に施されているクラウ
ニングの湾曲形状を誇張した状態で示す概念図、図4
(B)は、第1の実施形態におけるサドル面45を当該
サドル面45に施されているクラウニングの湾曲形状を
誇張した状態で示す概念図、図4(C)は、リング30
の面圧を示す図である。
0がサドル面45から受ける法線力を、アール部48に
向かうにつれて徐々に小さくしてある。
1の実施形態では、リング30の内周面33には、リン
グ30を幅方向に自動調芯するために、幅方向の略中央
部分が膨らんで頂点Prをなすクラウニングが幅方向に
施されている。リング内周面33におけるクラウニング
の頂点Prは、リング30の幅方向の略中央部分に位置
する。リング内周面33におけるクラウニングは、頂点
Prを境に左右対称であり、その曲率半径は一定に設定
されている。
は、リング30を幅方向に自動調芯するために、幅方向
の略中央部分が膨らんで頂点Psをなすクラウニングが
幅方向に施されている。サドル面45におけるクラウニ
ングの頂点Psは、サドル面45の幅方向の略中央部分
よりもネック部43寄りに位置する。サドル面45にお
けるクラウニングは、頂点Psを境に左右非対称であ
り、その曲率半径は後述するように変化されている。ア
ール部48のサドル面側開始点は点Qで表され、フラン
ク部側アール部49のサドル面側開始点は点Rで表され
る。
っては、サドル面45におけるクラウニングの頂点Ps
からアール部48のサドル面側開始点Qにかけての曲率
半径を、アール部48のサドル面側開始点Qに向かうに
つれて小さくなるように変化させてある。
て、サドル面およびリング内周面における各クラウニン
グの曲率半径を一定に形成したベルトを挙げる。図4
(B)には、対比例のサドル面45aが仮想線で示さ
れ、図4(C)には、対比例における面圧が仮想線で示
される。また、説明の便宜上、リング30の幅方向のう
ちサドル面45に接触している領域Aを、頂点Psを境
にして、ネック部43側の領域Anと、フランク部46
側の領域Afとに分けて指称することもある。
を受けて、サドル面45に倣うように変形する。リング
30は、アール部48のサドル面側開始点Qから逃げ溝
47にかけて、サドル面45から外れている。リング3
0の幅方向のうちサドル面45に接触している領域Aで
は、リング30は、サドル面45から法線力を受け、サ
ドル面45に沿って変形し周長が伸びている。一方、リ
ング30の幅方向のうちサドル面45に接触していない
領域Bつまりサドル面側開始点Qから逃げ溝47にかけ
ての領域Bでは、リング30は、サドル面45からの法
線力を受けないため、領域Aに比べて、周長の伸びが少
なくなる。
45aから受ける法線力はアール部48aのサドル面側
開始点Qaにおいて急激になくなることから、領域Aに
おけるリング周長の伸びと領域Bにおけるリング周長の
伸びとの差が比較的大きくなる。リング周長の伸びの大
きな違いに起因して、図4(C)に仮想線で示すよう
に、サドル面側開始点Qa近傍では、リング内周面33
に作用する面圧が局所的に高くなる。この結果、リング
30の摩耗が局所的に進行してしまう。
0によれば、ネック部43側の領域Anでは、サドル面
45におけるクラウニングの曲率半径がサドル面側開始
点Qにかけて徐々に小さくなるので、サドル面45に沿
うリング30の変形が少なく、リング周長の伸びが少な
くなる。換言すれば、ネック部43側の領域Anでは、
リング30がサドル面45から受ける法線力は、アール
部48に向かうにつれて徐々に小さくなる。
ネック部43側の領域Anにおけるリング周長の伸び
は、サドル面45に接触していない領域Bにおけるリン
グ周長の伸びよりも多い。しかしながら、領域Anにお
けるリング周長の伸びと領域Bにおけるリング周長の伸
びとの差は、対比例に比べて小さくなる。リング周長の
伸びの違いが小さくなるので、図4(C)に実線で示す
ように、アール部48のサドル面側開始点Q近傍でリン
グ内周面33に作用する面圧を低減できる。この結果、
リング30の局所的な摩耗を抑えることができ、ベルト
20の耐久性を向上できる。
面圧の積分値は、対比例および第1の実施形態ともに同
じであり、ネック部43側の領域Anにおける曲率半径
をサドル面側開始点Qに向けて徐々に小さく変化させて
も、無段変速機10全体の機能が損なわれることはな
い。
るクラウニングの曲率半径の下限の説明に供する説明図
である。なお、図5(A)(B)には、曲率半径を一定
に形成したサドル面45aが仮想線で示される。
おけるクラウニングの曲率半径をあまりに小さくする
と、リング30は、サドル面45から受ける法線力が小
さくなりすぎ、アール部48のサドル面側開始点Qに達
する前にサドル面45から外れてしまい、無段変速機1
0全体の機能が損なわれる虞がある。
示すように、アール部48のサドル面側開始点Qは、フ
ランク部側アール部49のサドル面側開始点Rよりもサ
ドル面45寄りの高い位置に設定するとよい。
領域Anにおける曲率半径を設定することにより、リン
グ30の局所的な摩耗を抑えつつ、サドル面45からリ
ング30が受ける法線力を十分に確保でき、アール部4
8のサドル面側開始点Qに達するまでリング30の内周
面33をサドル面45に接触させておくことができ、無
段変速機10全体の機能が損なわれることを防止でき
る。
実施形態におけるリング30を当該リング内周面33に
施されているクラウニングの湾曲形状を誇張した状態で
示す概念図、図6(B)は、第2の実施形態におけるサ
ドル面45を当該サドル面45に施されているクラウニ
ングの湾曲形状を誇張した状態で示す概念図、図6
(C)は、リング30の面圧を示す図である。
0がサドル面45から受ける法線力を、アール部48に
向かうにつれて徐々に小さくしてある点に関して、第1
の実施形態と同じである。但し、第2の実施形態では、
リング内周面33におけるクラウニングが頂点Prを境
に左右非対称であり、その曲率半径が変化されている点
で、第1の実施形態の構成と相違している。
2の実施形態では、リング内周面33におけるクラウニ
ングは、頂点Prを境に左右非対称であり、その曲率半
径は後述するように変化されている。さらに、図6
(B)に示すように、サドル面45におけるクラウニン
グも、頂点Psを境に左右非対称であり、その曲率半径
は後述するように変化されている。
っては、リング内周面33におけるクラウニングの頂点
Prから一方の周縁端32(図6(A)において左端)
にかけての曲率半径を、一方の周縁端32に向かうにつ
れて大きくなるように変化させてある。さらに、ネック
部43側の領域Anでは、サドル面45におけるクラウ
ニングの曲率半径を、第1の実施形態と同様に、アール
部48のサドル面側開始点Qに向かうにつれて小さくな
るように変化させてある。また、アール部48のサドル
面側開始点Qは、フランク部側アール部49のサドル面
側開始点Rよりもサドル面45寄りの高い位置に設定し
てある。
て、第1の実施形態と同様に、サドル面45aおよびリ
ング内周面33aにおける各クラウニングの曲率半径を
一定に形成したベルトを挙げる。図6(A)(B)に
は、対比例のリング30aおよびサドル面45aが仮想
線で示され、図6(C)には、対比例における面圧が仮
想線で示される。
ック部43側の領域Anでは、サドル面45におけるク
ラウニングの曲率半径がサドル面側開始点Qにかけて徐
々に小さくなり、かつ、リング内周面33におけるクラ
ウニングの曲率半径が一方の周縁端32にかけて徐々に
大きくなるので、サドル面45に沿うリング30の変形
が少なく、リング周長の伸びが少なくなる。換言すれ
ば、ネック部43側の領域Anでは、リング30がサド
ル面45から受ける法線力は、アール部48に向かうに
つれて徐々に小さくなる。
ネック部43側の領域Anにおけるリング周長の伸び
は、サドル面45に接触していない領域Bにおけるリン
グ周長の伸びよりも多い。しかしながら、領域Anにお
けるリング周長の伸びと領域Bにおけるリング周長の伸
びとの差は、対比例に比べて小さくなる。さらに、前記
伸びの差は、リング内周面33におけるクラウニングの
曲率半径をも変化させたことと相まって、第1の実施形
態に比べても小さい。リング周長の伸びの違いが小さく
なるので、図6(C)に実線で示すように、アール部4
8のサドル面側開始点Q近傍でリング内周面33に作用
する面圧を低減できる。この結果、リング30の局所的
な摩耗を抑えることができ、ベルト20の耐久性を向上
できる。このような効果は、第1の実施形態よりもさら
に優れたものとなる。
実施形態におけるリング30を当該リング内周面33に
施されているクラウニングの湾曲形状を誇張した状態で
示す概念図、図7(B)は、第3の実施形態におけるサ
ドル面45を当該サドル面45に施されているクラウニ
ングの湾曲形状を誇張した状態で示す概念図、図7
(C)は、リング30の面圧を示す図である。
0がサドル面45から受ける法線力を、アール部48に
向かうにつれて徐々に小さくしてある点に関して、第
1、第2の実施形態と同じである。但し、第3の実施形
態では、サドル面45におけるクラウニングが頂点Ps
を境に左右対称であり、その曲率半径が一定とされてい
る点で、第2の実施形態の構成と相違している。
2の実施形態では、リング内周面33におけるクラウニ
ングは、頂点Prを境に左右非対称であり、その曲率半
径は後述するように変化されている。一方、図7(B)
に示すように、サドル面45におけるクラウニングは、
頂点Psを境に左右対称であり、その曲率半径は一定に
設定されている。
っては、リング内周面33におけるクラウニングの頂点
Prから一方の周縁端32(図7(A)において左端)
にかけての曲率半径を、一方の周縁端32に向かうにつ
れて大きくなるように変化させてある。
て、第1、第2の実施形態と同様に、サドル面45およ
びリング内周面33aにおける各クラウニングの曲率半
径を一定に形成したベルトを挙げる。図7(A)には、
対比例のリング30aが仮想線で示され、図7(C)に
は、対比例における面圧が仮想線で示される。
ック部43側の領域Anでは、リング内周面33におけ
るクラウニングの曲率半径が一方の周縁端32にかけて
徐々に大きくなるので、サドル面45に沿うリング30
の変形が少なく、リング周長の伸びが少なくなる。換言
すれば、ネック部43側の領域Anでは、リング30が
サドル面45から受ける法線力は、アール部48に向か
うにつれて徐々に小さくなる。
ネック部43側の領域Anにおけるリング周長の伸び
は、サドル面45に接触していない領域Bにおけるリン
グ周長の伸びよりも多い。しかしながら、領域Anにお
けるリング周長の伸びと領域Bにおけるリング周長の伸
びとの差は、対比例に比べて小さくなる。リング周長の
伸びの違いが小さくなるので、図7(C)に実線で示す
ように、アール部48のサドル面側開始点Q近傍でリン
グ内周面33に作用する面圧を低減できる。この結果、
リング30の局所的な摩耗を抑えることができ、ベルト
20の耐久性を向上できる。このような効果は、第1の
実施形態とほぼ同程度となる。
実施形態におけるリング30およびサドル面45を示す
概念図、図8(B)は、第4の実施形態におけるリング
内周面33の表面の凹凸形状の端面を誇張した状態で示
す概念図である。
0がサドル面45から受ける法線力を、アール部48に
向かうにつれて徐々に小さくしてある点に関して、第1
〜第3の実施形態と同じである。但し、第4の実施形態
では、リング内周面33およびサドル面45におけるク
ラウニングの曲率半径が一定とされ、リング内周面33
の表面の凹凸形状が所定形状に設定されている点で、第
1〜第3の実施形態の構成と相違している。
では、リング内周面33におけるクラウニングの曲率半
径は一定に設定され、サドル面45におけるクラウニン
グの曲率半径も一定に設定されている。
1には、内外周面の少なくとも一方に、潤滑油保持のた
めの凹凸形状が施されている。この凹凸形状により、積
層される環帯状部材31の接触面間に適当な量の潤滑油
を保持し、環帯状部材31の焼き付きを防止している。
さらに、リング30を幅方向に自動調芯するためには、
環帯状部材31同士の間や、リング内周面33とサドル
面45との間に適当な摩擦力が安定して作用が必要であ
り、凹凸形状は、その点でも重要な役割を果たしてい
る。
方向にある程度の自由度をもって移動する。このため、
リング内周面33がアール部48のサドル面側開始点Q
に接触する点は、常に同位置とはならない。図8(A)
に符号Lで示すように、リング内周面33上の接触点
は、ある範囲内に存在する。範囲Lの長さは、リング3
0が幅方向に動き得る最大量で決まる。
範囲を中心としてリング内周面33に作用する面圧が大
きくなる部分において、リング内周面33の表面の凹凸
形状に改良を施したものである。
ング30の内周面33のうちアール部48のサドル面側
開始点Qに対向する領域Cでは、単位面積当たりの凸部
35面積を他の領域Dよりも大きく設定してある。具体
的には、領域Cにおける単位面積当たりの凸部35面積
の割合を増加させるために、凸部35の間隔つまりピッ
チp1を、他の領域Dにおけるピッチp2よりも小さく
設定してある。凸部35の1個当たりの幅寸法は、全領
域に亘って同じである。
域Cは、前記範囲Lを含んでいる限りにおいて、特に限
定されない。第4の実施形態では、リング30の一方の
周縁端32(図8(A)において左端)から範囲Lを超
えた位置までの領域Cにおいて、他の領域Dよりも凸部
35のピッチp1を小さく設定した。
33のうちアール部48のサドル面側開始点Qに対向す
る領域では、単位面積当たりの凸部35面積が他の領域
よりも大きいので、アール部48のサドル面側開始点Q
近傍でリング内周面33に作用する面圧を低減できる。
この結果、リング30の局所的な摩耗を抑えることがで
き、ベルト20の耐久性を向上できる。
るため、潤滑油の保持や適当な摩擦力の発生も従来と同
様となる。
ということは、凹部36の面積が減少することであり、
潤滑油の保持量が減少することになる。しかしながら、
単位面積当たりの凸部35面積を拡大した領域は、リン
グ30の端部に近接しており、逃げ溝47から十分な量
の潤滑油が供給されている。したがって、潤滑油の保持
量は減少するものの、潤滑油の供給量が多いことから、
何ら支障を招くことはない。
凹凸形状の改変例を示す概念図である。
面積を他の領域Dよりも大きく設定する具体的な手法
は、上述した凸部35のピッチp1、p2を変更する手
法に限られるものではない。
における単位面積当たりの凸部35面積の割合を増加さ
せるために、凸部35の幅寸法w1を、他の領域Dにお
ける幅寸法w2よりも大きく設定してもよい。
ドル面側開始点Q近傍でリング内周面33に作用する面
圧を低減できる。この結果、リング30の局所的な摩耗
を抑えることができ、ベルト20の耐久性を向上でき
る。
1や凸部35の幅寸法w1は、領域Cにおいて必ずして
一定である必要はない。例えば、領域Cにおいて、凸部
35のピッチp1をリング30の一方の周縁端32にか
けて徐々に小さくしたり、凸部35の幅寸法w1をリン
グ30の一方の周縁端32にかけて徐々に大きくしても
よい。
示されているが、実施には、凸部35と凹部36とがク
ロスした形状をなしている。また、凹凸形状は、溝形状
に限られたものではなく、ドット形状であってもよい。
ドット形状にする場合には、凸部35は、独立した柱状
に形成されている。
独立した複数の凹部が表面に形成された圧延ロールが使
用される。圧延ロール表面の凹部は、エッチングにより
形成される。エッチングされた圧延ロールにより環帯状
部材31を圧延することにより、複数の凹部に合致する
独立した複数の凸部35が環帯状部材31に転写され
る。
環帯状部材31を積層してリング30を構成した場合、
潤滑油が流れるための隙間が環帯状部材31の回転方向
に沿って平行に形成される。このため、積層した環帯状
部材31間に介在する潤滑油は、堰き止められることな
く、環帯状部材31の回転方向に円滑に移動する。した
がって、凸部35の形状を自由に変更することにより、
潤滑油が流れるための隙間の大きさや形状が変更され、
潤滑油の流量および環帯状部材31間の摩擦抵抗を所望
の値に制御することができる。
り凹部を形成すると、エッチングの性質により凹部の開
口から穴底までがほぼ同一形状となる。この凹部に合致
する凸部35が環帯状部材31上に転写されるので、凸
部35の形状は、どの高さでも断面がほぼ同一形状の柱
状に形成される。繰り返しの使用により凸部35が磨耗
した状態でも、凸部35の高さは変わるものの、この凸
部35が他の環帯状部材31と接触する面積は変わらな
い。この結果、環帯状部材31間の摩擦抵抗が変化する
ことがなく、ベルト20の回転動力伝達効率も変化する
ことがないという利点がある。
る。
示す図である。
(B)は、同図(A)に示されるエレメントの右側面図
である。
グを当該リング内周面に施されているクラウニングの湾
曲形状を誇張した状態で示す概念図、図4(B)は、第
1の実施形態におけるサドル面を当該サドル面に施され
ているクラウニングの湾曲形状を誇張した状態で示す概
念図、図4(C)は、リングの面圧を示す図である。
ウニングの曲率半径の下限の説明に供する説明図であ
る。
グを当該リング内周面に施されているクラウニングの湾
曲形状を誇張した状態で示す概念図、図6(B)は、第
2の実施形態におけるサドル面を当該サドル面に施され
ているクラウニングの湾曲形状を誇張した状態で示す概
念図、図6(C)は、リングの面圧を示す図である。
グを当該リング内周面に施されているクラウニングの湾
曲形状を誇張した状態で示す概念図、図7(B)は、第
3の実施形態におけるサドル面を当該サドル面に施され
ているクラウニングの湾曲形状を誇張した状態で示す概
念図、図7(C)は、リングの面圧を示す図である。
グおよびサドル面を示す概念図、図8(B)は、第4の
実施形態におけるリング内周面の表面の凹凸形状の端面
を誇張した状態で示す概念図、図8(C)は、リング内
周面の表面の凹凸形状の改変例を示す概念図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ベルト本体として機能する無端状のリン
グと、 前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエレメント
と、 前記エレメントに形成され前記リングの内周面との接触
面をなすサドル面と、 前記エレメントに形成され前記リングの一方の周縁端の
近傍を前記サドル面から逃がす逃げ溝と、 前記エレメントに形成され前記サドル面と前記逃げ溝と
を接続するアール部と、を有し、 前記リングが前記サドル面から受ける法線力を、前記ア
ール部に向かうにつれて徐々に小さくしてなる無段変速
機用ベルト。 - 【請求項2】 ベルト本体として機能する無端状のリン
グと、 前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエレメント
と、 前記エレメントに形成され前記リングの内周面との接触
面をなすサドル面と、 前記エレメントに形成され前記リングの一方の周縁端の
近傍を前記サドル面から逃がす逃げ溝と、 前記エレメントに形成され前記サドル面と前記逃げ溝と
を接続するアール部と、を有し、 前記サドル面は、前記リングの横断面で当該リングの両
端部を結ぶ線分に沿う幅方向の略中央部分が膨らんで頂
点をなすクラウニングが施され、 当該クラウニングの前記頂点から前記アール部のサドル
面側開始点にかけての曲率半径は、前記アール部の前記
サドル面側開始点に向かうにつれて小さくなるように変
化していることを特徴とする無段変速機用ベルト。 - 【請求項3】 前記エレメントに形成されプーリとの接
触面をなすフランク部と、 前記エレメントに形成され前記サドル面と前記フランク
部とを接続するフランク部側アール部と、をさらに有
し、 前記アール部のサドル面側開始点は、前記フランク部側
アール部のサドル面側開始点よりも前記サドル面寄りの
高い位置に設定されていることを特徴とする請求項2に
記載の無段変速機用ベルト。 - 【請求項4】 ベルト本体として機能する無端状のリン
グと、 前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエレメント
と、 前記エレメントに形成され前記リングの内周面との接触
面をなすサドル面と、 前記エレメントに形成され前記リングの一方の周縁端の
近傍を前記サドル面から逃がす逃げ溝と、 前記エレメントに形成され前記サドル面と前記逃げ溝と
を接続するアール部と、を有し、前記リングの内周面
は、前記リングの横断面で当該リングの両端部を結ぶ線
分に沿う幅方向の略中央部分が膨らんで頂点をなすクラ
ウニングが施され、 当該クラウニングの前記頂点から前記一方の周縁端にか
けての曲率半径は、前記一方の周縁端に向かうにつれて
大きくなるように変化していることを特徴とする無段変
速機用ベルト。 - 【請求項5】 ベルト本体として機能する無端状のリン
グと、 前記リングが巻き掛けられる複数の板状のエレメント
と、 前記エレメントに形成され前記リングの内周面との接触
面をなすサドル面と、 前記エレメントに形成され前記リングの一方の周縁端の
近傍を前記サドル面から逃がす逃げ溝と、 前記エレメントに形成され前記サドル面と前記逃げ溝と
を接続するアール部と、を有し、 前記リングの内周面の表面は、凹凸形状に形成され、 前記リングの内周面のうち前記アール部のサドル面側開
始点に対向する領域は、単位面積当たりの凸部面積が他
の領域よりも大きいことを特徴とする無段変速機用ベル
ト。
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