JP2003269380A - 遠心送風機の羽根車及びそれを用いた遠心送風機 - Google Patents
遠心送風機の羽根車及びそれを用いた遠心送風機Info
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Abstract
流を抑制する。 【解決手段】 ターボファン2の羽根車24は、主板2
5、複数の翼27、及びシュラウド28を備える。複数
の翼27は、回転軸である伝達軸23を中心として回転
可能に配置され、それぞれの一端が主板25に固定され
ている。シュラウド28は、複数の翼27の他端を結
び、内周側に開口を有する。また、主板25は、外周縁
部25aの厚みがその内側に比べて増している。
Description
主板の上下において風向が対向している遠心送風機に関
する。
て、主板の上下における風向が対向しているものがあ
る。例えば、図4に示される空気調和機の室内機1の中
央部に設けられている従来用いられていたターボファン
102において、中央上部に設けられているターボファ
ン102を駆動する駆動モータ122を冷却する冷却風
Vが流れているものがある。このとき、冷却風Vは、タ
ーボファン102の主板125の上面を中心方向に流れ
込んでいる。この冷却風Vによって駆動モータ122の
発熱が抑制されるため、駆動モータ122は、オーバー
ヒートを抑えられて連続稼動することが可能となる。
ボファン102の外周縁部の拡大図を示す。ターボファ
ン102の翼127が回転することにより、図4及び図
5に示されるような主流Xが生じる。冷却風Vは、主板
125の外周縁部において、この主流Xと流れる方向が
逆であり、対向することになる。このため、主板125
の外周縁部では、図5に示されるような乱流Rが生じる
ことになる。この乱流Rの発生により、騒音、室内機1
の内部に生じる抵抗、ファン性能の低下など様々な問題
が生じることになる。
縁部近傍に生じる乱流を抑制することにある。
風機の羽根車は、主板、複数の翼、及びシュラウドを備
える。主板は、回転軸を中心として回転する。複数の翼
は、回転軸を中心として回転可能に配置され、それぞれ
の一端が主板に固定されている。シュラウドは、複数の
翼の他端を結び、内周側に開口を有する。また、主板
は、外周縁部の厚みがその内側に比べて増している。
り、中心にある空気を翼によってその外方に押し出すこ
とにより送風する。このため、概半径方向に向かって流
れる主流が生じる。また、主板の外側(翼と反対側)に
は、主流と逆方向に流れる副流が流れている。この副流
は、たとえば遠心送風機の中央部に設けられる駆動手段
の冷却風などである。
比べて厚くなっている。これにより、主板の外周縁部の
外側近傍で生じやすい主流と副流の衝突が緩和されるた
め、乱流の発生が抑制される。よって、乱流の発生によ
り生じる騒音、送風機内の抵抗、送風機性能の低下を抑
えて、低騒音化、性能向上を図ることができる。請求項
2に記載の遠心送風機の羽根車は、請求項1に記載の遠
心送風機の羽根車であって、主板は、外周縁部が丸みを
帯びている。
主流及び副流の流れを双方滑らかに回避させることが可
能となる。よって、乱流の発生をより抑えることができ
る。請求項3に記載の遠心送風機の羽根車は、請求項1
または2に記載の遠心送風機の羽根車であって、主板の
外周縁部の翼側が膨らんでいる。ここでは、主流の流れ
を滑らかに回避させることが可能となる。よって、乱流
の発生をより抑えることができる。
請求項1または2に記載の遠心送風機の羽根車であっ
て、主板の外周縁部の翼と反対側が膨らんでいる。ここ
では、副流の流れを滑らかに回避させることが可能とな
る。よって、乱流の発生をより抑えることができる。請
求項5に記載の遠心送風機は、請求項1から4のいずれ
かに記載の羽根車、主板を回転させる駆動手段、及びシ
ュラウドの内周側の開口に対向する吸込口を備える。
乱流の発生が抑えられる羽根車を用いているため、遠心
送風機の低騒音化及び性能向上を図ることができる。
ファン2を内蔵した空気調和機の室内機1の外観斜視図
(天井は省略)を図1に示す。室内機1は、室内に設置
されており、室内の空気をターボファン2により吸込口
12からケーシング11の内部に取り込み、熱交換等の
空気調和された後、空気調和された空気を吹出口13か
らケーシング11の外部に吹き出して、室内に供給する
ものである。
ーシング11により覆われている。ケーシング11は、
略直方体形状の外形を有している。ケーシング11の外
部は、化粧パネル11a、天板11b、吸込口12、吹
出口13などが設けられている。一方、ケーシング11
の内部には、図2に示される室内機1の断面図から分か
るように、ターボファン2、ベルマウス21、熱交換器
31などが備えられている。
部に設けられている。天板11bは、ケーシング11の
上部に設けられている。吸込口12は、図1に示される
ように、化粧パネル11aの中央部に設けられており、
室内の空気を取り込む。吹出口13は、化粧パネル11
aの辺部近傍に設けられており、室内機1の内部で空気
調和された空気を吹き出す。
けられており、吸込口12からベルマウス21を経た空
気を熱交換器31を経て吹出口13から吹き出すような
空気の流れを生じさせる。ターボファン2は、駆動モー
タ22、伝達軸23、羽根車24を有している。駆動モ
ータ22は、ターボファン2の中央上部に配置されてお
り、伝達軸23を経て羽根車24を回転させる。羽根車
24は、駆動モータ22により回転されることにより、
内部の空気を外部に押し出す。羽根車24は、主板2
5、ボス26、複数の翼27、及びシュラウド28を有
している。主板25は、羽根車24の上部に設けられて
いる。また、主板25は、ボス26及び翼27と接続さ
れている(図2参照)。また、主板25の外周縁部25
aは、主板25の中央部よりも厚みが増している。この
膨らみは、主板25の上下に設けられている(図3
(a)参照)。ボス26は、伝達軸23と接続されてお
り、駆動モータ22の回転を主板25に伝達する。翼2
7は、羽根車24の外周縁部に複数設けられており、主
板25の回転によって風を起こし、羽根車24の内部の
空気を外部に押し出す。シュラウド28は、羽根車24
内部の整流を行う。シュラウド28は、翼27と接続さ
れており、その中央部が開口となっている。
根車24の下方且つ吸込口12の上方に設けられてい
る。ベルマウス21は、シュラウド28の中央部の開口
に進入しており、吸込口12からの空気を羽根車24の
内部に導く。熱交換器31は、その内部を通風する空気
と熱交換を行うことにより、空気調和を行う。熱交換器
31は、室内機1の内部でターボファン2の周囲を覆う
ように設けられている。
により、室内の空気調和を行う命令がなされると、熱交
換器31が冷却または加熱されると共に、ターボファン
2が回転することにより室内の空気を室内機1に取り込
み、空気調和を行った空気を室内に還流する。
り生じる空気の流れについて図2及び図3に基づいて説
明する。室内の空気は、吸込口12から矢印Wのように
吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ベルマウス21に
より中央部に収束され、シュラウド28の中央部から羽
根車24に進入する。羽根車24に進入した空気は、羽
根車24が回転することにより生じる圧力勾配により、
シュラウド28及び主板25の形状に従って、図3
(a)の矢印Xのようにターボファン2の外部に押し出
される。
通ることにより空気調和される。空気調和された空気
は、吹出口13から矢印Yのように室内に還流される。
上記のような空気の流れが継続されることにより、室内
の空気が空気調和される。一方、ターボファン2の外部
に押し出された空気のうちの一部は、図3(b)の矢印
Vのようにターボファン2の中央部へ流れる。この流れ
は、ターボファン2の中央部に設けられている駆動モー
タ22を冷却する流れである。
の流れと、矢印Yの流れとは、逆方向の風向となってい
る。このため、主板25の外周縁部25aの近傍にて乱
流Rが生じやすくなっている。しかし、本実施形態に係
る室内機1では、外周縁部25aにおいて厚みが増して
いる。この膨らみによって、矢印Xの流れは、羽根車2
4から外部に押し出されるときに主板25の近傍から離
れる。他方、矢印Yの流れも同様に、外周縁部25aの
付近において離れる流れとなる。これにより、外周縁部
25aの近傍における矢印Xの流れと矢印Yの流れとの
衝突が抑えられる。よって、乱流Rの発生が抑制され
る。これに従い、乱流の発生により生じる騒音が抑えら
れると共に、乱流による機内抵抗やターボファン2の性
能低下などを抑制することが可能となる。
機1では、主板25の外周縁部25aにおいて上下とも
膨らみが設けられている。しかし、外周縁部25aの近
傍において、対向する空気の流れの衝突が抑えられれば
よい。よって、図3(b)及び(c)のように外周縁部
25aの上側または下側に膨らみを生じさせても良い。
根車では、主板の外周縁部がその内側に比べて厚くなっ
ている。これにより、主板の外周縁部の外側近傍で生じ
やすい主流と副流の衝突が緩和されるため、乱流の発生
が抑制される。よって、乱流の発生により生じる騒音、
送風機内の抵抗、送風機性能の低下を抑えて、低騒音
化、性能向上を図ることができる。
車では、主板の外周縁部の外側近傍での主流及び副流の
流れを双方滑らかに回避させることが可能となる。よっ
て、乱流の発生をより抑えることができる。本発明の請
求項3に係る遠心送風機の羽根車では、主流の流れを滑
らかに回避させることが可能となる。よって、乱流の発
生をより抑えることができる。
車では、副流の流れを滑らかに回避させることが可能と
なる。よって、乱流の発生をより抑えることができる。
本発明の請求項5に係る遠心送風機の羽根車では、主板
の外周縁部の外側近傍での乱流の発生が抑えられる羽根
車を用いているため、遠心送風機の低騒音化及び性能向
上を図ることができる。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】回転軸を中心として回転する主板(25)
と、 前記回転軸を中心として回転可能に配置され、それぞれ
の一端が前記主板(25)に固定されている複数の翼
(27)と、 前記複数の翼(27)の他端を結び、内周側に開口を有
するシュラウド(28)と、を備え、 前記主板(25)は、外周縁部(25a)の厚みがその
内側に比べて増している、遠心送風機(2)の羽根車
(24)。 - 【請求項2】前記主板(25)は、前記外周縁部(25
a)が丸みを帯びている、請求項1に記載の遠心送風機
(2)の羽根車(24)。 - 【請求項3】前記主板(25)の前記外周縁部(25
a)の前記翼(27)側が膨らんでいる、請求項1また
は2に記載の遠心送風機(2)の羽根車(24)。 - 【請求項4】前記主板(25)の前記外周縁部(25
a)の前記翼(27)と反対側が膨らんでいる、請求項
1または2に記載の遠心送風機(2)の羽根車(2
4)。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の羽根車
(24)と、 前記主板(25)を回転させる駆動手段(22)と、 前記シュラウド(28)の内周側の開口に対向する吸込
口(12)と、を備える、遠心送風機(2)。
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JP2017150472A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-31 | 株式会社ノーリツ | 送風装置およびこれを備えた給湯装置 |
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- 2002-03-14 JP JP2002069662A patent/JP3812467B2/ja not_active Expired - Lifetime
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