JP2003269364A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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JP2003269364A
JP2003269364A JP2002066793A JP2002066793A JP2003269364A JP 2003269364 A JP2003269364 A JP 2003269364A JP 2002066793 A JP2002066793 A JP 2002066793A JP 2002066793 A JP2002066793 A JP 2002066793A JP 2003269364 A JP2003269364 A JP 2003269364A
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spacer
pump
peripheral portion
fixed
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JP2002066793A
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Satoshi Okudera
智 奥寺
Tsuyoshi Kabasawa
剛志 樺澤
Toru Miwata
透 三輪田
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Edwards Japan Ltd
Original Assignee
BOC Edwards Technologies Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/541Specially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • F04D19/046Combinations of two or more different types of pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ全体のコストダウンを図るに好適な真
空ポンプを提供する。 【解決手段】 固定翼11の外周部とポンプケース1の
内周部との当接、およびスペーサ50の外周部とポンプ
ケース1の内周部との当接により、その固定翼11およ
びスペーサ50をポンプケース1の筒径方向に位置決め
する径方向位置決め構造を採用することにより、上下段
の固定翼11、11間に介在設置される上記スペーサ5
0としては、その固定翼11、11間の隙間を所定の距
離に設定するだけの機能を奏する簡単な形状のものと
し、スペーサ50の加工工数や加工コストの低減を通じ
て、真空ポンプ全体のコストダウンを図れるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置、
電子顕微鏡、表面分析装置、質量分析装置、粒子加速
器、核融合実験装置等に用いられる真空ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】高真空を得る真空ポンプとしてターボ分
子ポンプが開発された当初は、回転するロータの外周面
全体に多段にブレード状の回転翼を一体形成した翼構
造、いわゆる全翼タイプのターボ分子ポンプしかなかっ
た。しかし、この全翼タイプのターボ分子ポンプは、低
真空のように比較的高い圧力領域においては回転翼の抵
抗が大きすぎてポンプの正常運転が困難であった。そこ
で、この点を改良した真空ポンプとして、ターボ分子ポ
ンプとネジ溝ポンプを複合した真空ポンプ(以下「複合
型の真空ポンプ」という。)が開発されるに至った。
【0003】この種複合型の真空ポンプは、たとえば図
5に示したように、筒状のポンプケース1内に回転可能
に配置されたロータ9を有し、該ロータ9の略上半分が
ターボ分子ポンプとして機能し、同ロータ9の略下半分
がネジ溝ポンプとして機能するように構成されている。
【0004】上記のような複合型の真空ポンプにおい
て、ターボ分子ポンプとして機能する部位は、全翼タイ
プの真空ポンプと同様、ロータ9の外周に多段に配置さ
れた回転翼10と、その回転翼10と交互に多段に配置
された固定翼11とを備え、この構造において、上下段
の固定翼11、11は、その固定翼11、11間の隙間
が所定の距離に設定されるとともに、ポンプケース1の
筒径方向に位置決め固定されている。
【0005】ところで、上記のような固定翼11、11
間の隙間設定と固定翼11の径方向位置決めは、全翼タ
イプおよび複合型の真空ポンプの双方とも、ポンプケー
ス1の内周側に多段に段積み設置されたリング形状のス
ペーサ60を介して行なわれている。また、このスペー
サ60においては、ポンプ組立工程でのスペーサ段積み
作業時におけるスペーサ60の横ずれ防止や、上下段の
スペーサ60、60を同じようにポンプケース1の筒径
方向に位置決め可能とするために、スペーサ60を段積
み設置した状態で上下のスペーサ60、60どうしが嵌
合する構造が採用されている。具体的には、図6に示し
たように、各スペーサ60の内外両周面に段部61a、
61bを形成するとともに、上側のスペーサ内周面の段
部61aと下側のスペーサ外周面の段部61bとが互い
に嵌合する段積み嵌合構造がスペーサ60に採用されて
いる。
【0006】しかしながら、真空ポンプの構成部品の中
でもスペーサ60はその肉厚が薄い部品の一つであり変
形しやすい。特に、従来のように段部61a、61bを
有する構造のスペーサ60にあっては、肉厚の薄い部分
が多くなるので、より一層変形しやすく、加工上難易度
が高いため、ポンプ全体のコストアップの要因となって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、ポンプ全体のコストダウンを図るに好適な真空ポ
ンプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、筒状のポンプケースと、上記ポンプケー
スの内側に回転可能に配設されたロータと、上記ロータ
の上部外周に多段に配置された回転翼と、上記ポンプケ
ースの内周側に位置し、かつ上記回転翼と交互に多段に
配置された固定翼と、上記ロータの下部外周を囲む形状
に形成されたネジステータと、上記ポンプケースの内周
に沿ってリング形状に形成され、かつ上記上下段の固定
翼間に介在設置されるスペーサと、上記固定翼の外周部
と上記ポンプケースの内周部との当接、および上記スペ
ーサの外周部と上記ポンプケースの内周部との当接によ
り、その固定翼およびスペーサを上記ポンプケースの筒
径方向に位置決めする径方向位置決め構造とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明では、上記のような構成を採用した
ことにより、固定翼間の隙間を所定の距離に設定するだ
けの機能を奏する最も簡単な形状のスペーサを採用する
ことが可能となった。
【0010】上記本発明において、上記スペーサとして
は、そのリング断面が四角形のものを採用することがで
きる。
【0011】また、本発明は、筒状のポンプケースと、
上記ポンプケースの内側に回転可能に配設されたロータ
と、上記ロータの上部外周に多段に配置された回転翼
と、上記ポンプケースの内周側に位置し、かつ上記回転
翼と交互に多段に配置された固定翼と、上記ロータの下
部外周を囲む形状に形成されたネジステータと、上記ポ
ンプケースの内周に沿ってリング形状に形成され、上記
上下段の固定翼間に介在設置されるとともに、上記固定
翼の外周部との当接によりその固定翼を上記ポンプケー
スの筒径方向に位置決めするための当接部を有するスペ
ーサと、上記スペーサの外周部と上記ポンプケースの内
周部との当接により、そのスペーサを上記ポンプケース
の筒径方向に位置決めする径方向位置決め構造とを有す
ることを特徴とするものである。
【0012】本発明では、上記のような構成を採用した
ことにより、固定翼間の隙間を所定の距離に設定する機
能と、その固定翼をポンプケースの筒径方向に位置決め
する機能とを有するだけの比較的簡単な形状のスペーサ
を採用することが可能となった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る真空ポンプの
実施形態について図1ないし図3を基に詳細に説明す
る。
【0014】図1に示した真空ポンプはターボ分子ポン
プとネジ溝ポンプを複合した複合型の真空ポンプであ
り、この真空ポンプのポンプケース1は、その上面の開
口部をガス吸気口2とし、かつ下部一側部に排気口3と
なる排気パイプを突設した有底円筒形のケース構造とな
っている。
【0015】ポンプケース1の底部はエンドプレート4
で蓋され、その内底面中央にはステータコラム5が立設
されている。
【0016】ステータコラム5の中心部にはロータ軸7
が回転可能に設置されており、このロータ軸7は、ステ
ータコラム5内に設けた径方向電磁石6−1と軸方向電
磁石6−2からなる磁気軸受により、その軸方向及び径
方向にそれぞれ軸受支持されている。
【0017】ステータコラム5の内側には駆動モータ8
が配置されており、この駆動モータ8は、その固定子8
aをステータコラム5の内側に、回転子8bをロータ軸
7に配置した構造であって、ロータ軸7をその軸心回り
に回転させるように構成されている。
【0018】ポンプケース1の内側において、ロータ軸
7のステータコラム5からの上部突出端には、ステータ
コラム5の外周囲に覆い被さる断面形状のロータ9が連
結されている。
【0019】ロータ9の上部外周には回転翼10が多段
に配置固定されている一方、ポンプケース1の内周側に
は固定翼11が回転翼10と交互に多段に配置固定され
ている。
【0020】上記のような回転翼10や固定翼11は、
ポンプ軸心(ロータ軸7若しくはポンプケース4の軸
心)を中心に放射状に複数配置されている。
【0021】ここで、本実施形態においては、上記のよ
うに放射状に配置された複数の固定翼11、11…がた
とえば図4に示した通り半円弧状の内外両フランジ部1
1−1、11−2を介して一体的に連結されている構造
上、以下、固定翼10の外周部11aというときは、固
定翼10において外側フランジ部11−1と連結されて
いる部位側を意味するものとする。なお、その外側フラ
ンジ部11−1がない構造の場合も同様とする。
【0022】上記のような上下の固定翼11、11間の
隙間は、その間に介在設置される各スペーサ50によっ
て所定の距離に保たれている。
【0023】上記各スペーサ50は、専ら上下の固定翼
11、11間の隙間設定機能を有するだけの手段とする
ために、従来の段部(図6の符号61a、61b参照)
はすべて省略され、スペーサ50全体がポンプケース1
の内周に沿ってリング形状に形成されるだけのシンプル
な形状、具体的にはリング断面が四角形の形状となって
いる。
【0024】図2に示したように、上記各スペーサ5
0、50…はすべてその外周部50aがポンプケース1
の内周部1aに当接する構造となっており、この当接に
より、すべてのスペーサ50、50…がポンプケース1
の筒径方向に位置決め固定されている。
【0025】各固定翼11、11…もすべてその外周部
11aがポンプケース1の内周部1aに当接する構造と
なっており、この当接により、すべての固定翼11、1
1…がポンプケース1の筒径方向に位置決め固定されて
いる。
【0026】要するに、本実施形態では、固定翼11を
ポンプケース1の筒径方向に位置決めする径方向位置決
め構造として、ポンプケース1の内周部1aと固定翼1
1の外周部11aとが当接する構造、および、スペーサ
50をポンプケース1の筒径方向に位置決めする径方向
位置決め構造として、ポンプケース1の内周部1aとス
ペーサ50の外周部50aとが当接する構造を採用して
いる。
【0027】したがって、本実施形態の真空ポンプの場
合、上記の如くシンプル形状化されたスペーサ50を採
用しても、上記のような径方向位置決め構造により、ポ
ンプケース1内でのスペーサ50や固定翼11の径方向
位置決め精度は十分に確保されている。
【0028】上記のような回転翼10および固定翼11
の下部側において、ロータ9の外周にはネジステータ1
2が設置されている。このネジステータ12は、その外
周形状がロータ9の下部外周を囲む筒型の形状に形成さ
れ、その内周部が下方側に向けて小径化したテーパコー
ン状をなし、そのテーパ面にネジ溝13が形成されてい
る構造となっている。
【0029】なお、ポンプケース1の上縁周囲にはフラ
ンジ1bが形成されており、このフランジ1bをプロセ
スチャンバ(以下「チャンバ」という。)14の下面開
口周縁に突き当て、フランジ1bを貫通する複数の締結
ボルト15をチャンバ14にねじ込み固定することで、
このポンプケース1はチャンバ14に連結される構造と
なっている。
【0030】ところで、図1に示した真空ポンプを組み
立てるときは、予めスペーサ50と固定翼11を交互に
多段に積み上げた後に、このスペーサ50と固定翼11
の段積み構造体にポンプケース1を被せる作業を行う
が、このポンプケース装着作業時において、そのスペー
サ50と固定翼11の段積み構造体に生じる横ずれがポ
ンプケース装着作業を妨げるほど大きな問題となること
はない。これは、図1に示した真空ポンプは複合型の真
空ポンプであり、この型の真空ポンプの場合、固定翼1
1や回転翼10はロータ9の上部外周にしかなく、全翼
タイプの真空ポンプに比し、固定翼11とスペーサ50
の積み上げ段数が少ないためである。
【0031】次に、図1に示した真空ポンプの動作を説
明する。この真空ポンプの場合、先ず、排気口3に接続
される図示しない補助ポンプを作動させてチャンバ14
内をある程度の真空状態にした後、駆動モータ8を動作
させると、ロータ軸7とこれに連結したロータ9および
回転翼10が高速回転する。
【0032】そして、高速回転している最上段の回転翼
10が吸気口2から入射したガス分子に下向き方向の運
動量を付与し、この下向き方向の運動量を有するガス分
子が固定翼11に案内され、次段の回転翼10側へ送り
込まれる。以上のガス分子への運動量の付与と送り込み
動作が繰り返し多段に行われることにより、ガス吸気口
2側のガス分子がロータ2下部側のネジステータ12の
内側へ順次移行し排気される。このようなガス分子の排
気の動作が回転翼10と固定翼11との相互作用による
分子排気動作である。
【0033】さらに、上記のような分子排気動作により
ロータ9下部側のネジステータ12へ到達したガス分子
は、回転するロータ9とネジステータ12の内側に形成
されたネジ溝13との相互作用により、遷移流から粘性
流に圧縮されてガス排気口3側へ移送され、かつ、該ガ
ス排気口3から図示しない補助ポンプを通じて外部へ排
気される。
【0034】上記のような実施形態の真空ポンプによる
と、固定翼11の外周部とポンプケース1の内周部との
当接、およびスペーサ50の外周部とポンプケース1の
内周部との当接により、その固定翼11およびスペーサ
50を上記ポンプケース1の筒径方向に位置決めする径
方向位置決め構造を採用したものである。このため、上
下段の固定翼11、11間に介在設置される上記スペー
サ50としてはその固定翼11、11間の隙間を所定の
距離に設定するだけの機能を奏する簡単な形状のものを
採用することができ、スペーサ50の加工工数や加工コ
ストの低減を図れ、真空ポンプ全体のコストダウンを図
るのに好適である。
【0035】上記実施形態では、上下の固定翼11、1
1間の隙間設定機能を有するだけの最もシンプル形状化
されたスペーサ50を採用した例について説明したが、
これに代えて、図3のスペーサ50を採用することもで
きる。この図3のスペーサ50にあっては、ポンプケー
ス1の内周に沿ってリング形状に形成され、かつ上下段
の固定翼11、11間に介在設置される構造の点では図
1のスペーサ50と同様であるが、その固定翼11、1
1間の隙間設定機能のほか、さらに固定翼11をポンプ
ケース1の筒径方向に位置決めする機能を有する点が図
1のスペーサ50と異なる。
【0036】すなわち、この図3のスペーサ50は、リ
ング内周に段部51を有する形状であって、該段部51
に固定翼11が当接することにより当該固定翼11がポ
ンプケース1の筒径方向に位置決めされる構造となって
いる。このような構造からなる図3のスペーサ50を適
用する場合、固定翼11はスペーサ50によりポンプケ
ース1の筒径方向に位置決めされるので、ポンプケース
1の内周部1aとスペーサ50の外周部50aとの当接
により該スペーサ50自体をポンプケース1の筒径方向
に位置決めする径方向位置決め構造だけを採用すれば足
りる。
【0037】ところで、図3のスペーサ50によると、
これを作製する際はリング材の一面(内周面)だけに段
部を切削形成するだけでよく、リング材の他面(外周
面)に段部を切削形成する必要がないので、リング材の
変形による不良品の多発を防止できるとともに、スペー
サの加工工数や加工の手間を削減でき、真空ポンプ全体
のコストダウンを図るに好適である。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る真空ポンプにあっては、上
記の如くポンプケースの内周部と固定翼の外周部との当
接、およびスペーサの外周部とポンプケースの内周部と
の当接により、その固定翼およびスペーサをポンプケー
スの筒径方向に位置決めする径方向位置決め構造を採用
したものである。このため、上記スペーサとしては固定
翼間の隙間を所定の距離に設定するだけの機能を奏する
最も簡単な形状のものを採用することができ、スペーサ
の加工工数や加工コストの低減を図れ、真空ポンプ全体
のコストダウンを図るのに好適である。
【0039】また、本発明に係る真空ポンプにあって
は、上記の如くスペーサの外周部と上記ポンプケースの
内周部との当接により、そのスペーサをポンプケースの
筒径方向に位置決めする径方向位置決め構造を採用した
ものである。このため、上記スペーサとしては、固定翼
間の隙間を所定の距離に設定する機能と、その固定翼を
ポンプケースの筒径方向に位置決めする機能とを有する
だけの比較的簡単な形状のものを採用することができ、
スペーサの加工工数や加工コストの低減を図れ、真空ポ
ンプ全体のコストダウンを図るのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である真空ポンプの断面
図。
【図2】図1に示した真空ポンプにおけるスペーサ周辺
の拡大図。
【図3】図1に示した真空ポンプにおけるスペーサの他
の実施形態の説明図。
【図4】図4は固定翼の一体構造例の説明図であり、
(a)はその固定翼一体構造体の平面図、(b)は
(a)のA矢視図である。
【図5】従来の真空ポンプの断面図。
【図6】図5に示した従来の真空ポンプにおけるスペー
サ周辺の拡大図。
【符号の説明】
1 ポンプケース 1a ポンプケース内周部 2 吸気口 3 排気口 4 エンドプレート 5 ステータコラム 6−1 径方向電磁石 6−2 軸方向電磁石 7 ロータ軸 8 駆動モータ 9 ロータ 10 回転翼 11 固定翼 11a 固定翼外周部 12 ネジステータ 13 ネジ溝 14 チャンバ(プロセスチャンバ) 15 ボルト 50 スペーサ 50a スペーサ外周部 51 段部
フロントページの続き (72)発明者 三輪田 透 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3H031 DA01 DA02 DA07 EA06 FA03 3H034 AA01 AA02 AA12 BB01 BB08 BB11 BB16 BB17 CC03 DD01 DD22 DD26 DD30 EE05 EE14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のポンプケースと、 上記ポンプケースの内側に回転可能に配設されたロータ
    と、 上記ロータの上部外周に多段に配置された回転翼と、 上記ポンプケースの内周側に位置し、かつ上記回転翼と
    交互に多段に配置された固定翼と、 上記ロータの下部外周を囲む形状に形成されたネジステ
    ータと、 上記ポンプケースの内周に沿ってリング形状に形成さ
    れ、かつ上記上下段の固定翼間に介在設置されるスペー
    サと、 上記固定翼の外周部と上記ポンプケースの内周部との当
    接、および上記スペーサの外周部と上記ポンプケースの
    内周部との当接により、その固定翼およびスペーサを上
    記ポンプケースの筒径方向に位置決めする径方向位置決
    め構造とを有することを特徴とする真空ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記スペーサはそのリング断面が四角形
    であることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
  3. 【請求項3】 筒状のポンプケースと、 上記ポンプケースの内側に回転可能に配設されたロータ
    と、 上記ロータの上部外周に多段に配置された回転翼と、 上記ポンプケースの内周側に位置し、かつ上記回転翼と
    交互に多段に配置された固定翼と、 上記ロータの下部外周を囲む形状に形成されたネジステ
    ータと、 上記ポンプケースの内周に沿ってリング形状に形成さ
    れ、上記上下段の固定翼間に介在設置されるとともに、
    上記固定翼の外周部との当接によりその固定翼を上記ポ
    ンプケースの筒径方向に位置決めするための当接部を有
    するスペーサと、 上記スペーサの外周部と上記ポンプケースの内周部との
    当接により、そのスペーサを上記ポンプケースの筒径方
    向に位置決めする径方向位置決め構造とを有することを
    特徴とする真空ポンプ。
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