JP2003269352A - ロータリコンプレッサ - Google Patents
ロータリコンプレッサInfo
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/356—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
- F04C18/3562—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation
- F04C18/3564—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation the surfaces of the inner and outer member, forming the working space, being surfaces of revolution
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/001—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids of similar working principle
-
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- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベーンと案内溝間に円滑に潤滑油を供給し、
且つ、シリンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するため
のベーンを極めて円滑に往復動させることができるロー
タリコンプレッサを提供する。 【解決手段】 ロータリコンプレッサは、密閉容器内に
電動要素と、該電動要素にて駆動される回転圧縮要素と
を備える。回転圧縮要素を構成するためのシリンダ38
及び電動要素の回転軸に形成された偏心部42に嵌合さ
れてシリンダ38内で偏心回転するローラ46を有す
る。ローラ46に当接してシリンダ38内を低圧室側8
6と高圧室側84に区画するベーン50を設ける。ベー
ン50を収納するための案内溝70をシリンダ38に形
成する。シリンダ38にシリンダの外面から案内溝70
の内面に至る給油孔88を形成する。
且つ、シリンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するため
のベーンを極めて円滑に往復動させることができるロー
タリコンプレッサを提供する。 【解決手段】 ロータリコンプレッサは、密閉容器内に
電動要素と、該電動要素にて駆動される回転圧縮要素と
を備える。回転圧縮要素を構成するためのシリンダ38
及び電動要素の回転軸に形成された偏心部42に嵌合さ
れてシリンダ38内で偏心回転するローラ46を有す
る。ローラ46に当接してシリンダ38内を低圧室側8
6と高圧室側84に区画するベーン50を設ける。ベー
ン50を収納するための案内溝70をシリンダ38に形
成する。シリンダ38にシリンダの外面から案内溝70
の内面に至る給油孔88を形成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉容器内に電動
要素と、この電動要素にて駆動される回転圧縮要素とを
備えて成るロータリコンプレッサに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来よりこの種ロータリコンプレッサ、
例えば内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサ
は、第1の回転圧縮要素の吸込ポートからシリンダの低
圧室側にガス(冷媒ガス)が吸入され、ローラとベーン
の動作により圧縮されて中間圧となり、シリンダの高圧
室側より吐出ポート、吐出消音室を経て密閉容器内に吐
出される。そして、この密閉容器内の中間圧のガスは第
2の回転圧縮要素の吸込ポートからシリンダの低圧室側
に吸入され、ローラとベーンの動作により2段目の圧縮
が行なわれて高温高圧のガスとなり、高圧室側より吐出
ポート、吐出消音室を経て吐出される構成とされてい
る。 【0003】そして、ロータリコンプレッサから吐出さ
れたガスは冷媒回路の放熱器に流入し、放熱した後、膨
張弁などの減圧装置で絞られて蒸発器で蒸発し、吸熱し
て再び第1の回転圧縮要素に吸入されるサイクルを繰り
返す。 【0004】一方、上記ロータリコンプレッサの例えば
第2の回転圧縮要素は、図4、図5に示すように偏心部
242に係合されて偏心回転するローラ246と、この
ローラ246に当接し往復動し、シリンダ238内を低
圧室側284と高圧室側286に区画するベーン250
などから構成されている。シリンダ238には、ベーン
250を摺動自在に収納するための案内溝270と、こ
の案内溝270の外側(シリンダ外周側)に配置された
スプリング276が設けられており、このスプリング2
76は収納部278内のベーン250の外側端部に当接
して常時ベーン250をローラ246側に付勢してい
る。尚、238Aは、シリンダ238の外面に設けられ
ている切欠であり、ここを通って図示しない密閉容器内
上部に吹き上げられたオイルは密閉容器内底部のオイル
溜めに流下する。 【0005】そして、密閉容器内の中間圧の冷媒ガス
は、吸込ポート258からシリンダ238の低圧室側2
84に吸入される。吸入された中間圧の冷媒ガスは、シ
リンダ238のローラ246とベーン250の動作によ
り圧縮が行なわれて高温高圧の冷媒ガスとなり、高圧室
側286から吐出ポート260を通り図示しない吐出消
音室、冷媒吐出管を経由して外部に接続されたガスクー
ラなどに流入する。冷媒として二酸化炭素を使用した場
合、このときの冷媒温度は略+100℃まで上昇してお
り、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱して、例えば貯湯タ
ンク内の水を加熱し、約+90℃の温水を生成する。そ
して、図示しないがガスクーラにおいて冷媒自体は冷却
され、膨張弁で減圧された後、蒸発器に流入して蒸発
し、アキュムレータを経て冷媒導入管から回転圧縮要素
内に吸い込まれるサイクルを繰り返す。 【0006】他方、案内溝270とベーン250との間
にはクリアランスを設けて案内溝270内でベーン25
0を摺動させるものであるが、案内溝270とベーン2
50とのクリアランスが大きいと、その隙間からシリン
ダ238内の圧縮ガスが漏れて圧縮効率が低下し、入力
が上昇してしまう。そのため、案内溝270の表面を研
磨することでベーン250とのクリアランスを詰め、圧
縮ガスの漏れを防止して圧縮効率を向上させ、入力の低
減を図っていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、案内溝
とベーンとのクリアランスを詰めると(隙間を狭くす
る)と、案内溝とベーンとの隙間内にベーンを円滑に摺
動させるためのオイルが浸入し難くなってしまう。その
ため、案内溝とベーン間にオイルの膜が作れなくなり、
コンプレッサ始動時にベーンが案内溝に貼り付いて摺動
性が悪化し、騒音や始動性に悪影響を及ぼしてしまう問
題があった。 【0008】また、案内溝とベーン間に好適な量のオイ
ルが供給されないと案内溝及びベーンが摩耗し、ベーン
と案内溝間のクリアランスが広くなってしまう。このた
め、摩耗した案内溝とベーン間の隙間から冷媒ガスが漏
れ圧縮効率が低下してしまう問題もあった。 【0009】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、ベーンと案内溝間に円滑に
オイルを供給し、且つ、シリンダ内を低圧室側と高圧室
側に区画するためのベーンを極めて円滑に往復動させる
ことができるロータリコンプレッサを提供することを目
的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、密閉
容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される回転
圧縮要素とを備えて成るロータリコンプレッサにおい
て、回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び電動要
素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内
で偏心回転するローラと、このローラに当接してシリン
ダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、シリン
ダに形成され、ベーンを収納するための案内溝と、シリ
ンダに形成され、このシリンダの外面から案内溝の内面
に至る給油孔とを備えたので、シリンダ外の密閉容器内
に貯溜されたオイルを給油孔から案内溝とベーン間に円
滑に供給することができるようになる。 【0011】これにより、案内溝とベーン間にオイルの
膜が作れなくなる不都合を未然に解消することが可能と
なる。従って、案内溝とベーン間のクリアランスからシ
リンダ内の冷媒ガスが漏れて圧縮効率が低下する不都合
を防止しながら、ベーンが案内溝に貼り付いてベーンの
摺動性が悪化し、騒音や始動性が悪化してしまう不都合
を未然に防止することが可能となる。また、案内溝及び
ベーンが摩耗し、ベーンと案内溝間のクリアランスが広
くなってしまうのを未然に防止することができるので、
これによっても圧縮効率の低下による入力の上昇を防止
することが可能となるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のロータリコンプレッサ
10の実施例として、第1及び第2の回転圧縮要素3
2、34を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロ
ータリコンプレッサ10の縦断面図を示している。 【0013】この図において、10は内部中間圧型多段
圧縮式のロータリコンプレッサで、このロータリコンプ
レッサ10は鋼板からなる円筒状の密閉容器12と、こ
の密閉容器12の内部空間の上側に配置収納された電動
要素14及びこの電動要素14の下側に配置され、電動
要素14の回転軸16により駆動される第1の回転圧縮
要素32(1段目)及び第2の回転圧縮要素34(2段
目)からなる回転圧縮機構部18にて構成されている。 【0014】尚、実施例のロータリコンプレッサ10の
第2の回転圧縮要素34の排除容積は、第1の回転圧縮
要素32の排除容積よりも小さく設定されている。 【0015】密閉容器12は底部をオイル溜80とし、
電動要素14と回転圧縮機構部18を収納する容器本体
12Aと、この容器本体12Aの上部開口を閉塞する略
椀状のエンドキャップ(蓋体)12Bとで構成され、且
つ、このエンドキャップ12Bの上面には電動要素14
に電力を供給するためのターミナル(配線を省略)20
が取り付けられている。 【0016】電動要素14は、密閉容器12の上部空間
の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ22
と、このステータ22の内側に若干の間隙を設けて挿入
配置されたロータ24とからなる。このロータ24は中
心を通り鉛直方向に延びる回転軸16に固定されてい
る。 【0017】ステータ22は、ドーナッツ状の電磁鋼板
を積層した積層体26と、この積層体26の歯部に直巻
き(集中巻き)方式により巻装されたステータコイル2
8を有している。また、ロータ24もステータ22と同
様に電磁鋼板の積層体30で形成され、この積層体30
内に永久磁石MGを挿入して構成されている。 【0018】回転圧縮機構部18の第1の回転圧縮要素
32と第2の回転圧縮要素34との間には中間仕切板3
6が挟持されている。そして、第1の回転圧縮要素32
と第2の回転圧縮要素34は、中間仕切板36と、この
中間仕切板36の上下に配置された上シリンダ38、下
シリンダ40と、この上下シリンダ38、40内に位置
して180度の位相差を有して回転軸16に設けられた
上下偏心部42、44と、上シリンダ38の上側の開口
面、及び、下シリンダ40の下側の開口面を閉塞して回
転軸16の軸受けを兼用する支持部材としての上部支持
部材54及び下部支持部材56にて構成されている。 【0019】第1及び第2の回転圧縮要素32、34に
は、上下偏心部42、44に係合されて偏心回転する上
下ローラ46、48と、この上下ローラ46、48に当
接し往復動して上下シリンダ、38、40内を低圧室側
84、85と高圧室側86、87に区画するベーン5
0、52とが設けられている。両シリンダ38,40に
はベーン52、52を摺動自在に収納するための案内溝
70、72(図2)と、この案内溝70、72の外側に
配置されてスプリング76、77が設けられており、こ
のスプリング76、77は収納部78、79内に挿入さ
れ、ベーン50、52の外側端部に当接して常時ベーン
50、52を上ローラ46及び下ローラ48側に付勢す
る。 【0020】そして、両スプリング76、77の密閉容
器12側の収納部78、79内には金属製のプラグ13
7、139が設けられ、スプリング76、77の抜け止
めの役目を果たす。また、両ベーン50、52が摺動す
る案内溝70、72に対応して上下シリンダ38、40
内には、当該上下シリンダ38、40の外面から案内溝
70、72の内面70A、72Aに至る給油孔88、9
0を形成されている。この給油孔88、90は上下シリ
ンダ38、40の外面の密閉容器12内と案内溝70、
72内とを連通している。 【0021】各シリンダ38、40と密閉容器12との
間となる両シリンダ38、40の外面には後述する切欠
38A、40Aが凹陥形成されている。この切欠38
A、40Aは、密閉容器12内の摺動部に供給され、摺
動部を潤滑したオイルが、密閉容器12内底部のオイル
溜80に帰還する通路となるものである。そして、各給
油孔88、90は、上下シリンダ38、40の外面と案
内溝70、72内とを連通し、上下シリンダ38、40
外面のオイル溜80内、若しくは、オイル溜80に帰還
するオイルを案内溝70、72内に供給できるように構
成されている。 【0022】一方、ロータリコンプレッサ10には、回
転軸16の電動要素14と反対側端部にオイルポンプ8
2が設けられている。このオイルポンプ82の下端に油
吸込管82Aが設けられ、油吸込管82Aは前記オイル
溜80に溜まったオイル内に延在している。また、図示
しないが回転軸16の密閉容器12上部にオイル吐出配
管が取り付けられている。 【0023】そして、回転軸16の回転によってオイル
ポンプ82が回転すると、油吸込管82Aからオイル溜
80内のオイルを吸引する。オイルポンプ82で吸引さ
れたオイルは、回転軸16内を通り、上部支持部材54
及び下部支持部材56の摺動部に供給されて摺動部を潤
滑すると共に、各シリンダ38、40内の摺動部に供給
されて摺動部を潤滑する。両シリンダ38、40の外径
部分には図3に示す如き切欠(シリンダ38、40と密
閉容器12との間)38A、40Aが設けられており、
各摺動部を潤滑したオイルは、この切欠38A、40A
を通って密閉容器12下端のオイル溜80に帰還し、再
びオイルポンプ82で吸引される循環を繰り返す。 【0024】即ち、両ベーン50、52が摺動する案内
溝70、72には、シリンダ38、40の外面から案内
溝70、72の内面70A、72Aに至る給油孔88、
90を設けているので、オイル溜80内のオイルが、若
しくは、そこまでオイルレベルが無い場合にはオイルが
切欠38A、40Aを帰還する過程で、シリンダ38、
40外面から案内溝70、72の内面70A、72Aま
で設けた給油孔88、90内に流入する。これにより、
シリンダ38、40外面にあるオイルを案内溝70、7
2内に供給でき、両ベーン50、52と案内溝70、7
2間を潤滑することができるようになる。 【0025】ここで、入力を低減するために案内溝7
0、72とベーン50、52間のクリアランスを詰める
と、案内溝70、72とベーン50、52間にオイルが
浸入し難くなり、案内溝70、72とベーン50、52
間にオイルの膜切れが起ってしまう。また、ベーン5
0、52が案内溝70、72に貼り付く。本発明ではシ
リンダ38、40の外面から案内溝70、72の内面7
0A、72Aまで連通する給油孔88、90を設け、こ
れらの給油孔88、90からシリンダ38、40外面の
切欠38A、40Aにあるオイルを、案内溝70、72
とベーン50、52間に供給して、案内溝70、72と
ベーン50、52間のオイルの膜切れを防止するように
構成している。 【0026】他方、上部支持部材54および下部支持部
材56には、凹陥した吐出消音室62、64が形成され
ると共に、これら両吐出消音室62、64の開口部はそ
れぞれカバーにより閉塞される。即ち、吐出消音室62
はカバーとしての上部カバー66、吐出消音室64はカ
バーとしての下部カバー68にて閉塞される。 【0027】尚、吐出消音室64と密閉容器12内にお
ける上部カバー66の電動要素14側は、上下シリンダ
38、40や中間仕切板36を貫通して密閉容器12内
に開口する図示しない連通路にて連通されている。 【0028】密閉容器12の容器本体12Aの側面に
は、上部支持部材54と下部支持部材56、吐出消音室
62及び上部カバー66の上側(電動要素14の下端に
略対応する位置)に対応する位置に、スリーブ141、
142、143及び144がそれぞれ溶接固定されてい
る。スリーブ141と142は上下に隣接すると共に、
スリーブ143はスリーブ141の略対角線上にある。
また、スリーブ144はスリーブ141と略90度ずれ
た位置にある。 【0029】そして、スリーブ141内には上シリンダ
38に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管92の一端
が挿入接続され、この冷媒導入管92の一端は上シリン
ダ38の吸込通路に連通される。この冷媒導入管92は
密閉容器12の上側を通過してスリーブ144に至り、
他端はスリーブ144内に挿入接続されて密閉容器12
内に連通する。 【0030】また、スリーブ142内には下シリンダ4
0に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管94の一端が
挿入接続され、この冷媒導入管94の一端は下シリンダ
40の吸込通路に連通される。この冷媒導入管94の他
端は図示しないアキュムレータの下端に接続されてい
る。また、スリーブ143内には冷媒吐出管96が挿入
接続され、この冷媒吐出管96の一端は吐出消音室62
に連通される。尚、147は上記アキュムレータを保持
するためのブラケットである。 【0031】尚、冷媒としては自然冷媒である二酸化炭
素を使用し、オイルとしては鉱物油(ミネラルオイ
ル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、
PAG(ポリアルキルグリコ−ル)などが所定量密閉容
器12内に封入されて使用される。 【0032】以上の構成で次に動作を説明する。ターミ
ナル20および図示されない配線を介して電動要素14
のステータコイル28に通電されると、電動要素14が
起動してロータ24が回転する。この回転により回転軸
16と一体に設けられ下偏心部44に係合されたローラ
48が偏心回転を行ない、下偏心部44に係合されたロ
ーラ48は下シリンダ40内を偏心回転する。 【0033】これにより、冷媒導入管94および下部支
持部材56に形成された吸込通路を経由して、吸込ポー
ト59から下シリンダ40の低圧室側85に吸入された
低圧(一段目吸入圧LP:4MPaG)の冷媒ガスは、
ローラ48とベーン52の動作により圧縮されて中間圧
(MP1:8MPaG)となり下シリンダ40の高圧室
側87より吐出ポート61、下部支持部材56に形成さ
れた吐出消音室64から前記連通路を経て密閉容器12
内に吐出される。これによって密閉容器12内は中間圧
(MP1)となる。 【0034】そして、回転軸16の回転によってオイル
ポンプ82が回転すると、オイルポンプ82は油吸込管
82Aからオイル溜80内のオイルを吸引し、吸引され
たオイルは、回転軸16内を通り、上下部支持部材5
4、56および両シリンダ38、40内の摺動部に供給
される。そして、各摺動部を潤滑したオイルは、両シリ
ンダ38、40の外径部分に設けられた切欠38A、4
0Aを通って密閉容器12下端のオイル溜80に帰還す
る過程で、或いは、オイル溜80内にあるオイルが切欠
38A、40Aから給油孔88、90内を通り、案内溝
70、72の内面70A、72Aに流入し、オイルは案
内溝70、72とベーン50、52間を潤滑する。 【0035】そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガ
スは、スリーブ144から出て冷媒導入管92及び上部
支持部材54に形成された吸込通路を経由して吸込ポー
ト58から上シリンダ38の低圧室側84に吸入され
る。吸入された中間圧の冷媒ガスは、上シリンダ38の
ローラ46とベーン50の動作により2段目の圧縮が行
なわれて高温高圧の冷媒ガスとなり(2段目吐出圧H
P:12MPaG)、高圧室側86から吐出ポート60
を通り上部支持部材54に形成された吐出消音室62、
冷媒吐出管96を経由して外部に吐出される。吐出され
た冷媒は、例えばガスクーラなどに流入する。このとき
の冷媒温度は略+100℃まで上昇しており、係る高温
高圧の冷媒ガスは放熱して、例えば貯湯タンク内の水を
加熱し、約+90℃の温水を生成する。 【0036】一方、ガスクーラにおいて冷媒自体は冷却
され、ガスクーラを出る。そして、図示しない膨張弁で
減圧された後、これも図示しない蒸発器に流入して蒸発
し、前述したアキュムレータを経て冷媒導入管94から
第1の回転圧縮要素32内に吸い込まれるサイクルを繰
り返す。 【0037】このように、シリンダ38(40)の外面
から案内溝70(72)の内面70A(72A)まで至
る給油孔88、90を設けているので、例えば、シリン
ダ38(40)外面に流通しているオイルを給油孔8
8、90から案内溝70(72)とベーン50(52)
間に供給することができるようになる。 【0038】これにより、案内溝70(72)とベーン
50(52)間がオイル膜切れとなってしまう不都合を
未然に解消することが可能となる。従って、案内溝70
(72)とベーン50(52)間の隙間からシリンダ3
8(40)内の冷媒ガスが漏れてしまうのを確実に防止
することができて、ロータリコンプレッサ10の圧縮効
率を大幅に向上させることができるようになる。 【0039】また、給油孔88、90から案内溝70
(72)とベーン50(52)間にオイルを供給するこ
とにより、案内溝70(72)とベーン50(52)間
のオイルの膜切れを解消することができるようになるの
で、ベーン50(52)が案内溝70(72)に貼り付
いてベーン50(52)の摺動性が悪化してしまうなど
の不都合を未然に防止することが可能となる。 【0040】これにより、案内溝70(72)或いはベ
ーン50(52)が擦れて摩耗し、ベーン50(52)
と案内溝70(72)間の隙間が広くなってしまう不都
合を未然に防止することができるようになるので、案内
溝70(72)とベーン50(52)間のオイルの膜切
れによるロータリコンプレッサ10の始動時の騒音を極
めて軽減することができ、ロータリコンプレッサ10の
始動性を大幅に向上させることができるようになる。 【0041】尚、実施例では内部中間圧型の多段圧縮式
ロータリコンプレッサ10に本発明を適用したが、それ
に限らず、通常の単一シリンダ型のロータリコンプレッ
サに本発明を適用しても有効である。 【0042】 【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、密閉
容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される回転
圧縮要素とを備えて成るロータリコンプレッサにおい
て、回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び電動要
素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内
で偏心回転するローラと、このローラに当接してシリン
ダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、シリン
ダに形成され、ベーンを収納するための案内溝と、シリ
ンダに形成され、このシリンダの外面から案内溝の内面
に至る給油孔とを備えたので、シリンダ外の密閉容器内
に貯溜されたオイルを給油孔から案内溝とベーン間に円
滑に供給することができるようになる。 【0043】これにより、案内溝とベーン間にオイルの
膜が作れなくなる不都合を未然に解消することが可能と
なる。従って、案内溝とベーン間のクリアランスからシ
リンダ内の冷媒ガスが漏れて圧縮効率が低下する不都合
を防止しながら、ベーンが案内溝に貼り付いてベーンの
摺動性が悪化し、騒音や始動性が悪化してしまう不都合
を未然に防止することが可能となる。また、案内溝及び
ベーンが摩耗し、ベーンと案内溝間のクリアランスが広
くなってしまうのを未然に防止することができるので、
これによっても圧縮効率の低下による入力の上昇を防止
することが可能となるものである。
要素と、この電動要素にて駆動される回転圧縮要素とを
備えて成るロータリコンプレッサに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来よりこの種ロータリコンプレッサ、
例えば内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサ
は、第1の回転圧縮要素の吸込ポートからシリンダの低
圧室側にガス(冷媒ガス)が吸入され、ローラとベーン
の動作により圧縮されて中間圧となり、シリンダの高圧
室側より吐出ポート、吐出消音室を経て密閉容器内に吐
出される。そして、この密閉容器内の中間圧のガスは第
2の回転圧縮要素の吸込ポートからシリンダの低圧室側
に吸入され、ローラとベーンの動作により2段目の圧縮
が行なわれて高温高圧のガスとなり、高圧室側より吐出
ポート、吐出消音室を経て吐出される構成とされてい
る。 【0003】そして、ロータリコンプレッサから吐出さ
れたガスは冷媒回路の放熱器に流入し、放熱した後、膨
張弁などの減圧装置で絞られて蒸発器で蒸発し、吸熱し
て再び第1の回転圧縮要素に吸入されるサイクルを繰り
返す。 【0004】一方、上記ロータリコンプレッサの例えば
第2の回転圧縮要素は、図4、図5に示すように偏心部
242に係合されて偏心回転するローラ246と、この
ローラ246に当接し往復動し、シリンダ238内を低
圧室側284と高圧室側286に区画するベーン250
などから構成されている。シリンダ238には、ベーン
250を摺動自在に収納するための案内溝270と、こ
の案内溝270の外側(シリンダ外周側)に配置された
スプリング276が設けられており、このスプリング2
76は収納部278内のベーン250の外側端部に当接
して常時ベーン250をローラ246側に付勢してい
る。尚、238Aは、シリンダ238の外面に設けられ
ている切欠であり、ここを通って図示しない密閉容器内
上部に吹き上げられたオイルは密閉容器内底部のオイル
溜めに流下する。 【0005】そして、密閉容器内の中間圧の冷媒ガス
は、吸込ポート258からシリンダ238の低圧室側2
84に吸入される。吸入された中間圧の冷媒ガスは、シ
リンダ238のローラ246とベーン250の動作によ
り圧縮が行なわれて高温高圧の冷媒ガスとなり、高圧室
側286から吐出ポート260を通り図示しない吐出消
音室、冷媒吐出管を経由して外部に接続されたガスクー
ラなどに流入する。冷媒として二酸化炭素を使用した場
合、このときの冷媒温度は略+100℃まで上昇してお
り、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱して、例えば貯湯タ
ンク内の水を加熱し、約+90℃の温水を生成する。そ
して、図示しないがガスクーラにおいて冷媒自体は冷却
され、膨張弁で減圧された後、蒸発器に流入して蒸発
し、アキュムレータを経て冷媒導入管から回転圧縮要素
内に吸い込まれるサイクルを繰り返す。 【0006】他方、案内溝270とベーン250との間
にはクリアランスを設けて案内溝270内でベーン25
0を摺動させるものであるが、案内溝270とベーン2
50とのクリアランスが大きいと、その隙間からシリン
ダ238内の圧縮ガスが漏れて圧縮効率が低下し、入力
が上昇してしまう。そのため、案内溝270の表面を研
磨することでベーン250とのクリアランスを詰め、圧
縮ガスの漏れを防止して圧縮効率を向上させ、入力の低
減を図っていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、案内溝
とベーンとのクリアランスを詰めると(隙間を狭くす
る)と、案内溝とベーンとの隙間内にベーンを円滑に摺
動させるためのオイルが浸入し難くなってしまう。その
ため、案内溝とベーン間にオイルの膜が作れなくなり、
コンプレッサ始動時にベーンが案内溝に貼り付いて摺動
性が悪化し、騒音や始動性に悪影響を及ぼしてしまう問
題があった。 【0008】また、案内溝とベーン間に好適な量のオイ
ルが供給されないと案内溝及びベーンが摩耗し、ベーン
と案内溝間のクリアランスが広くなってしまう。このた
め、摩耗した案内溝とベーン間の隙間から冷媒ガスが漏
れ圧縮効率が低下してしまう問題もあった。 【0009】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、ベーンと案内溝間に円滑に
オイルを供給し、且つ、シリンダ内を低圧室側と高圧室
側に区画するためのベーンを極めて円滑に往復動させる
ことができるロータリコンプレッサを提供することを目
的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、密閉
容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される回転
圧縮要素とを備えて成るロータリコンプレッサにおい
て、回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び電動要
素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内
で偏心回転するローラと、このローラに当接してシリン
ダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、シリン
ダに形成され、ベーンを収納するための案内溝と、シリ
ンダに形成され、このシリンダの外面から案内溝の内面
に至る給油孔とを備えたので、シリンダ外の密閉容器内
に貯溜されたオイルを給油孔から案内溝とベーン間に円
滑に供給することができるようになる。 【0011】これにより、案内溝とベーン間にオイルの
膜が作れなくなる不都合を未然に解消することが可能と
なる。従って、案内溝とベーン間のクリアランスからシ
リンダ内の冷媒ガスが漏れて圧縮効率が低下する不都合
を防止しながら、ベーンが案内溝に貼り付いてベーンの
摺動性が悪化し、騒音や始動性が悪化してしまう不都合
を未然に防止することが可能となる。また、案内溝及び
ベーンが摩耗し、ベーンと案内溝間のクリアランスが広
くなってしまうのを未然に防止することができるので、
これによっても圧縮効率の低下による入力の上昇を防止
することが可能となるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明のロータリコンプレッサ
10の実施例として、第1及び第2の回転圧縮要素3
2、34を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式のロ
ータリコンプレッサ10の縦断面図を示している。 【0013】この図において、10は内部中間圧型多段
圧縮式のロータリコンプレッサで、このロータリコンプ
レッサ10は鋼板からなる円筒状の密閉容器12と、こ
の密閉容器12の内部空間の上側に配置収納された電動
要素14及びこの電動要素14の下側に配置され、電動
要素14の回転軸16により駆動される第1の回転圧縮
要素32(1段目)及び第2の回転圧縮要素34(2段
目)からなる回転圧縮機構部18にて構成されている。 【0014】尚、実施例のロータリコンプレッサ10の
第2の回転圧縮要素34の排除容積は、第1の回転圧縮
要素32の排除容積よりも小さく設定されている。 【0015】密閉容器12は底部をオイル溜80とし、
電動要素14と回転圧縮機構部18を収納する容器本体
12Aと、この容器本体12Aの上部開口を閉塞する略
椀状のエンドキャップ(蓋体)12Bとで構成され、且
つ、このエンドキャップ12Bの上面には電動要素14
に電力を供給するためのターミナル(配線を省略)20
が取り付けられている。 【0016】電動要素14は、密閉容器12の上部空間
の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ22
と、このステータ22の内側に若干の間隙を設けて挿入
配置されたロータ24とからなる。このロータ24は中
心を通り鉛直方向に延びる回転軸16に固定されてい
る。 【0017】ステータ22は、ドーナッツ状の電磁鋼板
を積層した積層体26と、この積層体26の歯部に直巻
き(集中巻き)方式により巻装されたステータコイル2
8を有している。また、ロータ24もステータ22と同
様に電磁鋼板の積層体30で形成され、この積層体30
内に永久磁石MGを挿入して構成されている。 【0018】回転圧縮機構部18の第1の回転圧縮要素
32と第2の回転圧縮要素34との間には中間仕切板3
6が挟持されている。そして、第1の回転圧縮要素32
と第2の回転圧縮要素34は、中間仕切板36と、この
中間仕切板36の上下に配置された上シリンダ38、下
シリンダ40と、この上下シリンダ38、40内に位置
して180度の位相差を有して回転軸16に設けられた
上下偏心部42、44と、上シリンダ38の上側の開口
面、及び、下シリンダ40の下側の開口面を閉塞して回
転軸16の軸受けを兼用する支持部材としての上部支持
部材54及び下部支持部材56にて構成されている。 【0019】第1及び第2の回転圧縮要素32、34に
は、上下偏心部42、44に係合されて偏心回転する上
下ローラ46、48と、この上下ローラ46、48に当
接し往復動して上下シリンダ、38、40内を低圧室側
84、85と高圧室側86、87に区画するベーン5
0、52とが設けられている。両シリンダ38,40に
はベーン52、52を摺動自在に収納するための案内溝
70、72(図2)と、この案内溝70、72の外側に
配置されてスプリング76、77が設けられており、こ
のスプリング76、77は収納部78、79内に挿入さ
れ、ベーン50、52の外側端部に当接して常時ベーン
50、52を上ローラ46及び下ローラ48側に付勢す
る。 【0020】そして、両スプリング76、77の密閉容
器12側の収納部78、79内には金属製のプラグ13
7、139が設けられ、スプリング76、77の抜け止
めの役目を果たす。また、両ベーン50、52が摺動す
る案内溝70、72に対応して上下シリンダ38、40
内には、当該上下シリンダ38、40の外面から案内溝
70、72の内面70A、72Aに至る給油孔88、9
0を形成されている。この給油孔88、90は上下シリ
ンダ38、40の外面の密閉容器12内と案内溝70、
72内とを連通している。 【0021】各シリンダ38、40と密閉容器12との
間となる両シリンダ38、40の外面には後述する切欠
38A、40Aが凹陥形成されている。この切欠38
A、40Aは、密閉容器12内の摺動部に供給され、摺
動部を潤滑したオイルが、密閉容器12内底部のオイル
溜80に帰還する通路となるものである。そして、各給
油孔88、90は、上下シリンダ38、40の外面と案
内溝70、72内とを連通し、上下シリンダ38、40
外面のオイル溜80内、若しくは、オイル溜80に帰還
するオイルを案内溝70、72内に供給できるように構
成されている。 【0022】一方、ロータリコンプレッサ10には、回
転軸16の電動要素14と反対側端部にオイルポンプ8
2が設けられている。このオイルポンプ82の下端に油
吸込管82Aが設けられ、油吸込管82Aは前記オイル
溜80に溜まったオイル内に延在している。また、図示
しないが回転軸16の密閉容器12上部にオイル吐出配
管が取り付けられている。 【0023】そして、回転軸16の回転によってオイル
ポンプ82が回転すると、油吸込管82Aからオイル溜
80内のオイルを吸引する。オイルポンプ82で吸引さ
れたオイルは、回転軸16内を通り、上部支持部材54
及び下部支持部材56の摺動部に供給されて摺動部を潤
滑すると共に、各シリンダ38、40内の摺動部に供給
されて摺動部を潤滑する。両シリンダ38、40の外径
部分には図3に示す如き切欠(シリンダ38、40と密
閉容器12との間)38A、40Aが設けられており、
各摺動部を潤滑したオイルは、この切欠38A、40A
を通って密閉容器12下端のオイル溜80に帰還し、再
びオイルポンプ82で吸引される循環を繰り返す。 【0024】即ち、両ベーン50、52が摺動する案内
溝70、72には、シリンダ38、40の外面から案内
溝70、72の内面70A、72Aに至る給油孔88、
90を設けているので、オイル溜80内のオイルが、若
しくは、そこまでオイルレベルが無い場合にはオイルが
切欠38A、40Aを帰還する過程で、シリンダ38、
40外面から案内溝70、72の内面70A、72Aま
で設けた給油孔88、90内に流入する。これにより、
シリンダ38、40外面にあるオイルを案内溝70、7
2内に供給でき、両ベーン50、52と案内溝70、7
2間を潤滑することができるようになる。 【0025】ここで、入力を低減するために案内溝7
0、72とベーン50、52間のクリアランスを詰める
と、案内溝70、72とベーン50、52間にオイルが
浸入し難くなり、案内溝70、72とベーン50、52
間にオイルの膜切れが起ってしまう。また、ベーン5
0、52が案内溝70、72に貼り付く。本発明ではシ
リンダ38、40の外面から案内溝70、72の内面7
0A、72Aまで連通する給油孔88、90を設け、こ
れらの給油孔88、90からシリンダ38、40外面の
切欠38A、40Aにあるオイルを、案内溝70、72
とベーン50、52間に供給して、案内溝70、72と
ベーン50、52間のオイルの膜切れを防止するように
構成している。 【0026】他方、上部支持部材54および下部支持部
材56には、凹陥した吐出消音室62、64が形成され
ると共に、これら両吐出消音室62、64の開口部はそ
れぞれカバーにより閉塞される。即ち、吐出消音室62
はカバーとしての上部カバー66、吐出消音室64はカ
バーとしての下部カバー68にて閉塞される。 【0027】尚、吐出消音室64と密閉容器12内にお
ける上部カバー66の電動要素14側は、上下シリンダ
38、40や中間仕切板36を貫通して密閉容器12内
に開口する図示しない連通路にて連通されている。 【0028】密閉容器12の容器本体12Aの側面に
は、上部支持部材54と下部支持部材56、吐出消音室
62及び上部カバー66の上側(電動要素14の下端に
略対応する位置)に対応する位置に、スリーブ141、
142、143及び144がそれぞれ溶接固定されてい
る。スリーブ141と142は上下に隣接すると共に、
スリーブ143はスリーブ141の略対角線上にある。
また、スリーブ144はスリーブ141と略90度ずれ
た位置にある。 【0029】そして、スリーブ141内には上シリンダ
38に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管92の一端
が挿入接続され、この冷媒導入管92の一端は上シリン
ダ38の吸込通路に連通される。この冷媒導入管92は
密閉容器12の上側を通過してスリーブ144に至り、
他端はスリーブ144内に挿入接続されて密閉容器12
内に連通する。 【0030】また、スリーブ142内には下シリンダ4
0に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管94の一端が
挿入接続され、この冷媒導入管94の一端は下シリンダ
40の吸込通路に連通される。この冷媒導入管94の他
端は図示しないアキュムレータの下端に接続されてい
る。また、スリーブ143内には冷媒吐出管96が挿入
接続され、この冷媒吐出管96の一端は吐出消音室62
に連通される。尚、147は上記アキュムレータを保持
するためのブラケットである。 【0031】尚、冷媒としては自然冷媒である二酸化炭
素を使用し、オイルとしては鉱物油(ミネラルオイ
ル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、
PAG(ポリアルキルグリコ−ル)などが所定量密閉容
器12内に封入されて使用される。 【0032】以上の構成で次に動作を説明する。ターミ
ナル20および図示されない配線を介して電動要素14
のステータコイル28に通電されると、電動要素14が
起動してロータ24が回転する。この回転により回転軸
16と一体に設けられ下偏心部44に係合されたローラ
48が偏心回転を行ない、下偏心部44に係合されたロ
ーラ48は下シリンダ40内を偏心回転する。 【0033】これにより、冷媒導入管94および下部支
持部材56に形成された吸込通路を経由して、吸込ポー
ト59から下シリンダ40の低圧室側85に吸入された
低圧(一段目吸入圧LP:4MPaG)の冷媒ガスは、
ローラ48とベーン52の動作により圧縮されて中間圧
(MP1:8MPaG)となり下シリンダ40の高圧室
側87より吐出ポート61、下部支持部材56に形成さ
れた吐出消音室64から前記連通路を経て密閉容器12
内に吐出される。これによって密閉容器12内は中間圧
(MP1)となる。 【0034】そして、回転軸16の回転によってオイル
ポンプ82が回転すると、オイルポンプ82は油吸込管
82Aからオイル溜80内のオイルを吸引し、吸引され
たオイルは、回転軸16内を通り、上下部支持部材5
4、56および両シリンダ38、40内の摺動部に供給
される。そして、各摺動部を潤滑したオイルは、両シリ
ンダ38、40の外径部分に設けられた切欠38A、4
0Aを通って密閉容器12下端のオイル溜80に帰還す
る過程で、或いは、オイル溜80内にあるオイルが切欠
38A、40Aから給油孔88、90内を通り、案内溝
70、72の内面70A、72Aに流入し、オイルは案
内溝70、72とベーン50、52間を潤滑する。 【0035】そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガ
スは、スリーブ144から出て冷媒導入管92及び上部
支持部材54に形成された吸込通路を経由して吸込ポー
ト58から上シリンダ38の低圧室側84に吸入され
る。吸入された中間圧の冷媒ガスは、上シリンダ38の
ローラ46とベーン50の動作により2段目の圧縮が行
なわれて高温高圧の冷媒ガスとなり(2段目吐出圧H
P:12MPaG)、高圧室側86から吐出ポート60
を通り上部支持部材54に形成された吐出消音室62、
冷媒吐出管96を経由して外部に吐出される。吐出され
た冷媒は、例えばガスクーラなどに流入する。このとき
の冷媒温度は略+100℃まで上昇しており、係る高温
高圧の冷媒ガスは放熱して、例えば貯湯タンク内の水を
加熱し、約+90℃の温水を生成する。 【0036】一方、ガスクーラにおいて冷媒自体は冷却
され、ガスクーラを出る。そして、図示しない膨張弁で
減圧された後、これも図示しない蒸発器に流入して蒸発
し、前述したアキュムレータを経て冷媒導入管94から
第1の回転圧縮要素32内に吸い込まれるサイクルを繰
り返す。 【0037】このように、シリンダ38(40)の外面
から案内溝70(72)の内面70A(72A)まで至
る給油孔88、90を設けているので、例えば、シリン
ダ38(40)外面に流通しているオイルを給油孔8
8、90から案内溝70(72)とベーン50(52)
間に供給することができるようになる。 【0038】これにより、案内溝70(72)とベーン
50(52)間がオイル膜切れとなってしまう不都合を
未然に解消することが可能となる。従って、案内溝70
(72)とベーン50(52)間の隙間からシリンダ3
8(40)内の冷媒ガスが漏れてしまうのを確実に防止
することができて、ロータリコンプレッサ10の圧縮効
率を大幅に向上させることができるようになる。 【0039】また、給油孔88、90から案内溝70
(72)とベーン50(52)間にオイルを供給するこ
とにより、案内溝70(72)とベーン50(52)間
のオイルの膜切れを解消することができるようになるの
で、ベーン50(52)が案内溝70(72)に貼り付
いてベーン50(52)の摺動性が悪化してしまうなど
の不都合を未然に防止することが可能となる。 【0040】これにより、案内溝70(72)或いはベ
ーン50(52)が擦れて摩耗し、ベーン50(52)
と案内溝70(72)間の隙間が広くなってしまう不都
合を未然に防止することができるようになるので、案内
溝70(72)とベーン50(52)間のオイルの膜切
れによるロータリコンプレッサ10の始動時の騒音を極
めて軽減することができ、ロータリコンプレッサ10の
始動性を大幅に向上させることができるようになる。 【0041】尚、実施例では内部中間圧型の多段圧縮式
ロータリコンプレッサ10に本発明を適用したが、それ
に限らず、通常の単一シリンダ型のロータリコンプレッ
サに本発明を適用しても有効である。 【0042】 【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、密閉
容器内に電動要素と、この電動要素にて駆動される回転
圧縮要素とを備えて成るロータリコンプレッサにおい
て、回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び電動要
素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されてシリンダ内
で偏心回転するローラと、このローラに当接してシリン
ダ内を低圧室側と高圧室側に区画するベーンと、シリン
ダに形成され、ベーンを収納するための案内溝と、シリ
ンダに形成され、このシリンダの外面から案内溝の内面
に至る給油孔とを備えたので、シリンダ外の密閉容器内
に貯溜されたオイルを給油孔から案内溝とベーン間に円
滑に供給することができるようになる。 【0043】これにより、案内溝とベーン間にオイルの
膜が作れなくなる不都合を未然に解消することが可能と
なる。従って、案内溝とベーン間のクリアランスからシ
リンダ内の冷媒ガスが漏れて圧縮効率が低下する不都合
を防止しながら、ベーンが案内溝に貼り付いてベーンの
摺動性が悪化し、騒音や始動性が悪化してしまう不都合
を未然に防止することが可能となる。また、案内溝及び
ベーンが摩耗し、ベーンと案内溝間のクリアランスが広
くなってしまうのを未然に防止することができるので、
これによっても圧縮効率の低下による入力の上昇を防止
することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のロータリコンプレッサの縦断
面図である。 【図2】シリンダの圧縮行程の概念図である。 【図3】本発明の給油孔を備えたシリンダの縦断側面図
である。 【図4】従来のロータリコンプレッサのシリンダの縦断
側面図である。 【図5】図4のロータリコンプレッサのシリンダの圧縮
行程の概念図である。 【符号の説明】 10 ロータリコンプレッサ 12 密閉容器 14 電動要素 16 回転軸 18 回転圧縮機構部 24 ロータ 32 第1の回転圧縮要素 34 第2の回転圧縮要素 36 中間仕切板 38、40 シリンダ 42 偏心部 46 ローラ 50、52 ベーン 54 上部支持部材 56 下部支持部材 62 吐出消音室 64 吐出消音室 70、72 案内溝 70A 内面 80 オイル溜 82 オイルポンプ 82A 油吸込管 84 低圧室側 86 高圧室側 88 給油孔
面図である。 【図2】シリンダの圧縮行程の概念図である。 【図3】本発明の給油孔を備えたシリンダの縦断側面図
である。 【図4】従来のロータリコンプレッサのシリンダの縦断
側面図である。 【図5】図4のロータリコンプレッサのシリンダの圧縮
行程の概念図である。 【符号の説明】 10 ロータリコンプレッサ 12 密閉容器 14 電動要素 16 回転軸 18 回転圧縮機構部 24 ロータ 32 第1の回転圧縮要素 34 第2の回転圧縮要素 36 中間仕切板 38、40 シリンダ 42 偏心部 46 ローラ 50、52 ベーン 54 上部支持部材 56 下部支持部材 62 吐出消音室 64 吐出消音室 70、72 案内溝 70A 内面 80 オイル溜 82 オイルポンプ 82A 油吸込管 84 低圧室側 86 高圧室側 88 給油孔
─────────────────────────────────────────────────────
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(72)発明者 横田 勇
大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三
洋電機株式会社内
Fターム(参考) 3H029 AA04 AA09 AA13 AB03 AB08
BB01 BB10 BB44 CC03 CC32
CC55
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 密閉容器内に電動要素と、該電動要素に
て駆動される回転圧縮要素とを備えて成るロータリコン
プレッサにおいて、 前記回転圧縮要素を構成するためのシリンダ及び前記電
動要素の回転軸に形成された偏心部に嵌合されて前記シ
リンダ内で偏心回転するローラと、 該ローラに当接して前記シリンダ内を低圧室側と高圧室
側に区画するベーンと、 前記シリンダに形成され、前記ベーンを収納するための
案内溝と、 前記シリンダに形成され、該シリンダの外面から前記案
内溝の内面に至る給油孔とを備えたことを特徴とするロ
ータリコンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074779A JP2003269352A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | ロータリコンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074779A JP2003269352A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | ロータリコンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003269352A true JP2003269352A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29204089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002074779A Pending JP2003269352A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | ロータリコンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003269352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100404867C (zh) * | 2005-03-24 | 2008-07-23 | 松下电器产业株式会社 | 转子式密闭压缩机 |
CN107288880A (zh) * | 2016-04-13 | 2017-10-24 | 富士通将军股份有限公司 | 旋转式压缩机 |
KR20180091148A (ko) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | 엘지전자 주식회사 | 로터리 압축기 |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002074779A patent/JP2003269352A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100404867C (zh) * | 2005-03-24 | 2008-07-23 | 松下电器产业株式会社 | 转子式密闭压缩机 |
CN107288880A (zh) * | 2016-04-13 | 2017-10-24 | 富士通将军股份有限公司 | 旋转式压缩机 |
CN107288880B (zh) * | 2016-04-13 | 2020-02-14 | 富士通将军股份有限公司 | 旋转式压缩机 |
KR20180091148A (ko) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | 엘지전자 주식회사 | 로터리 압축기 |
KR102653975B1 (ko) * | 2017-02-06 | 2024-04-04 | 엘지전자 주식회사 | 로터리 압축기 |
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