JP2003268766A - アンカーの補修用治具及びアンカーの補修方法 - Google Patents

アンカーの補修用治具及びアンカーの補修方法

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JP2003268766A JP2002074790A JP2002074790A JP2003268766A JP 2003268766 A JP2003268766 A JP 2003268766A JP 2002074790 A JP2002074790 A JP 2002074790A JP 2002074790 A JP2002074790 A JP 2002074790A JP 2003268766 A JP2003268766 A JP 2003268766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカーケーブルの緊張力を除去し、アンカ
ーの各部のメンテナンスを可能とする。 【解決手段】 アンカーケーブル21の先端部を除荷用
クサビ7によって掴持し、ジャッキ12により除荷用ク
サビ7を介してアンカーケーブル21に荷重を加え、定
着クサビ22をアンカーヘッド23から離間させてアン
カーケーブル21から取り外す。この後、除荷用クサビ
7とアンカーヘッド23との間にシャッターを挿入し、
ジャッキ12によるアンカーケーブル21に対する荷重
を除去し、除荷用クサビ7の先端をシャッターに当接さ
せ、除荷用クサビ7をアンカーケーブル21から取り外
す。アンカーケーブル21の緊張力を除去できるので、
アンカーの各部のメンテナンスが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山留め工事や斜面
安定工事、構造体の安定工事等において、PC鋼撚り線
等からなるアンカーケーブルを用いて施工されるアンカ
ーの補修に有効なアンカーの補修用治具及びアンカーの
補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山留工事等においては、地中に穴を掘削
し、その穴内にアンカーケーブルを挿入してグラウト材
で固定し、このアンカーケーブルにジャッキ等により緊
張力を与え、この状態でアンカーケーブルの先端部を地
表に位置したアンカーヘッドに定着クサビを介して定着
させ、工事箇所を補強することが行われている。
【0003】この場合、定着クサビは、その外周面をア
ンカーヘッドに設けた係合孔内に係合させることで、内
周側のクサビ歯をアンカーケーブルの周面に食い込ま
せ、アンカーケーブルの先端部を掴持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成のアンカーにあっては、各部の補修のために
アンカーケーブルの緊張力を除去しようとする場合に、
アンカーケーブルの先端部を掴持している定着クサビが
アンカーヘッドの係合孔内に没入しているため、取り外
すことが困難であり、アンカーケーブルの緊張力を除去
することができない。
【0005】この場合、定着クサビから僅かに突出して
いるアンカーケーブルの部分を除荷用のクサビで掴持
し、除荷用のクサビを介してアンカーケーブルに荷重を
加え、定着クサビをアンカーヘッドの係合孔から離脱さ
せることにより、定着クサビをアンカーケーブルから取
り外すことはできるものである。
【0006】しかしながら、このような方法を採った場
合には、定着クサビを取り外した後に、除荷用のクサビ
を取り外す作業が必要となり、その作業においてはアン
カーケーブルの荷重が完全にゼロにならなければならな
いが、そのような条件にアンカーケーブルがなることは
殆どあり得ないため、除荷用のクサビを取り外すことが
困難となり、アンカーケーブルの緊張力を除去すること
ができない。
【0007】本発明は、前記のような従来の問題に鑑み
なされたものであって、アンカーケーブルの緊張力を除
去してアンカーの各部の補修を行う場合に、アンカーケ
ーブルをアンカーヘッドに定着させている定着クサビを
容易にかつ確実に取り外すことができ、これによりアン
カーケーブルの緊張力を容易にかつ確実に除去すること
ができるアンカーの補修用治具及びアンカーの補修方法
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、以下のような手段を採用してい
る。すなわち、請求項1に係る発明は、アンカーケーブ
ルの先端部をアンカーヘッドに定着クサビを介して定着
させるアンカーの補修用治具であって、テーパ面を有す
る孔を備えたカプラーと、該カプラーの前記テーパ面に
係合可能、かつその先端部が該カプラーの端面から突出
するように配置された前記アンカーケーブルの先端部を
掴持する除荷用クサビと、該除荷用クサビを介して前記
アンカーケーブルに荷重を加え、前記定着クサビを前記
アンカーヘッドから離間させて前記アンカーケーブルか
ら取り外し可能とするジャッキと、前記アンカーヘッド
と前記除荷用クサビとの間に挿脱可能であるとともに、
挿入時に前記除荷用クサビの先端を当接させて前記除荷
用クサビを前記アンカーケーブルから取り外し可能とす
るシャッターとを備えたことを特徴とする。
【0009】この発明によるアンカーの補修用治具によ
れば、アンカーケーブルの先端部を除荷用クサビで掴持
し、ジャッキにより除荷用クサビを介してアンカーケー
ブルに荷重を加えることにより、定着クサビがアンカー
ヘッドから離間してアンカーケーブルから取り外し可能
となる。そして、定着クサビをアンカーヘッドから取り
外した後に、アンカーヘッドと除荷用クサビとの間にシ
ャッターを挿入し、ジャッキによるアンカーケーブルに
対する荷重を除去することにより、除荷用クサビがアン
カーヘッドの方向に移動し、その先端がシャッターに当
接して除荷用クサビの掴持力が弱められ、除荷用クサビ
がアンカーケーブルから取り外し可能となる。そして、
除荷用クサビをアンカーケーブルから取り外すことによ
り、アンカーケーブルの緊張力が除去され、アンカーの
各部の補修が可能となる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
アンカーの補修用治具であって、前記除荷用クサビは周
方向に3又は4つに分割され、その分割片の先端面が前
記シャッターに当接可能としたことを特徴とする。
【0011】この発明によるアンカーの補修用治具によ
れば、ジャッキによるアンカーケーブルに対する荷重を
除去することにより、除荷用クサビがアンカーヘッドの
方向に移動し、3又は4つの分割されている除荷用クサ
ビの分割片の先端面がシャッターに当接し、除荷用クサ
ビのアンカーケーブルに対する掴持力が弱められ、除荷
用クサビがアンカーケーブルから取り外し可能となる。
そして除荷用クサビをアンカーケーブルから取り外すこ
とにより、アンカーケーブルの緊張力が除去され、アン
カーの各部の補修が可能となる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載のアンカー補修用治具であって、対象となる前記アン
カーケーブルが、その周方向回りに、隣接する素線外端
を通る辺により仮想偶数多角形状が形成される複数の素
線を備えた構成のものとされ、前記シャッターが、その
先端部に前記アンカーケーブルを挿通させるU字状の溝
を備えるとともに、該溝の周辺部が前記除荷用クサビ先
端面の当接面とされた構成とされ、前記溝の幅寸法が、
前記多角形状の対向する略二辺間の寸法とされているこ
とを特徴とする。
【0013】この発明によるアンカー補修用治具によれ
ば、シャッターの溝内にアンカーケーブルを相対的に挿
入させた際に、シャッター壁面とアンカーケーブルとの
間隙を微少なものとすることができ、除荷用クサビの先
端部がこれらシャッター壁面とアンカーケーブルとの間
に落ち込む等の不都合が回避される。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項3記載のア
ンカーの補修用治具であって、前記シャッターに当接さ
せる前記除荷用クサビの先端面の厚み寸法が3mmから
4mmの範囲内に設定されていることを特徴とする。
【0015】この発明によるアンカーの補修用治具によ
れば、除荷用クサビ、カプラーの大型化を招くことがな
く、しかも除荷用クサビの先端面が確実にシャッターに
当接し、当該除荷用クサビの先端部がシャッター壁面と
アンカーケーブルとの間の落ち込む等の不都合が回避さ
れる。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項3又は4記
載のアンカー補修用治具であって、前記当接面が、前記
各素線外端に接して前記アンカーケーブルの周方向をめ
ぐる周長の1/2以上の領域を占めるように形成されて
いることを特徴とする。
【0017】この発明によるアンカーの補修用治具によ
れば、除荷用クサビが3又は4つに分割されていても、
該除荷用クサビがシャッターに確実に当接し、該除荷用
クサビのシャッターからの脱落が防止される。
【0018】請求項6に係る発明は、アンカーケーブル
の先端部をアンカーヘッドに定着クサビを介して定着さ
せるアンカーの補修方法であって、前記アンカーケーブ
ルの先端部を除荷用クサビによって掴持し、この状態で
ジャッキにより除荷用クサビを介して前記アンカーケー
ブルに荷重を加え、前記定着クサビを前記アンカーヘッ
ドから離間させて前記アンカーケーブルから取り外し、
この後、前記除荷用クサビと前記アンカーヘッドとの間
にシャッターを挿入して前記ジャッキによる前記アンカ
ーケーブルに対する荷重を除去し、前記除荷用クサビの
先端を前記シャッターに当接させて前記除荷用クサビを
前記アンカーケーブルから取り外すことを特徴とする。
【0019】この発明によるアンカーの補修方法によれ
ば、アンカーケーブルの先端部を除荷用クサビによって
掴持し、この状態でジャッキにより除荷用クサビを介し
てアンカーケーブルに荷重を加えることにより、定着ク
サビがアンカーヘッドから離間し、アンカーケーブルか
ら取り外し可能となる。そして、定着クサビをアンカー
ケーブルから取り外した後に、除荷用クサビとアンカー
ヘッドとの間にシャッターを挿入し、ジャッキによるア
ンカーケーブルに対する荷重を除去することにより、除
荷用クサビがアンカーヘッドの方向に移動してその先端
がシャッターに当接し、除荷用クサビのアンカーケーブ
ルに対する掴持力が弱められ、除荷用クサビがアンカー
ケーブルから取り外し可能となる。そして、除荷用クサ
ビをアンカーケーブルから取り外すことにより、アンカ
ーケーブルの緊張力が除去され、アンカーの各部の補修
が可能となる。
【0020】請求項7に係る発明は、請求項6に記載の
アンカーの補修方法であって、前記除荷用クサビは軸方
向に3又は4つに分割され、そのうちの少なくとも1つ
の分割片の先端面が前記シャッターに当接可能としたこ
とを特徴とする。この発明によるアンカーの補修方法に
よれば、ジャッキによるアンカーケーブルに対する荷重
を除去することにより、除荷用クサビがアンカーヘッド
の方向に移動し、3又は4つの分割されている除荷用ク
サビの少なくとも1つの分割片の先端面がシャッターに
当接し、除荷用クサビのアンカーケーブルに対する掴持
力が弱められ、除荷用クサビがアンカーケーブルから取
り外され、アンカーケーブルの緊張力が除去されること
になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態について説明する。図1から図9には、本発明によ
るアンカーの補修用治具の一実施の形態が示されてい
て、このアンカーの補修用治具1は、山留め工事、斜面
安定工事、構造体の安定工事等において、アンカー工法
によって施工されたアンカーの補修に有効に用いられる
ものである。
【0022】すなわち、アンカーは、図1、図2に示す
ように、地中又は構造体中にアンカー孔(図示せず)を
掘削し、このアンカー孔内に複数本(この実施の形態に
おいては6本)のアンカーケーブル21を挿入し、この
状態でアンカー孔内にモルタル等のグラウト材を充填し
て硬化させて、アンカーケーブル21を地中又は構造体
中に固定したものである。なお、この実施の形態では、
アンカーケーブル21として、図7に示すように7本の
PC鋼撚り線(以下素線という)21aを備えたものが
補修の対象とされる。
【0023】そして、地表又は構造体の表面に円板状の
アンカーヘッド23を位置させ、このアンカーヘッド2
3の同心円上に設けた係合孔24内に各アンカーケーブ
ル21の先端部を挿通させ、各アンカーケーブル21の
先端部に3つ割りに形成した定着クサビ22を取り付
け、ジャッキ等(図示せず)により各アンカーケーブル
21に荷重を加えて緊張力を付加し、この状態でジャッ
キによる荷重を除去して各定着クサビ22を各係合孔2
4内に係合させ、各アンカーケーブル21を緊張力を付
加した状態で定着させる。
【0024】上記のように構成したアンカーの補修に用
いられる本発明の一実施の形態のアンカー補修用治具1
は、ジャッキチェアー2と、ジャッキチェアー2内に設
けられるカプラー4と、カプラー4に装着される除荷用
クサビ7と、除荷用クサビ7に荷重を加えるジャッキ1
2と、除荷用クサビ7とアンカーヘッド23との間に挿
脱可能な図3に示すシャッター13とを備えている。
【0025】ジャッキチェアー2は、筒状をなすもので
あって、一端部の内周側にアンカーヘッド23の外周側
を嵌合させることで、アンカーヘッド23側に取り付け
られるようになっている。
【0026】ジャッキチェアー2の周面の一部には内外
を貫通する開口部3が設けられ、この開口部3を介して
ジャッキチェアー2の内部に後述するシャッター13が
挿脱可能となっている。
【0027】ジャッキチェアー2の内部にカプラー4が
軸方向に移動可能に設けられている。カプラー4は、筒
状をなすものであって、その孔5の長手方向の一端部が
所定の角度のテーパ面5aとされ、このテーパ面5aに
除荷用クサビ7が係合可能に装着されるようになってい
る。
【0028】カプラー4の中心は、図2に示すように、
ジャッキチェアー2の中心から偏心した位置に位置する
ようになっている。すなわち、ジャッキチェアー2は、
アンカー補修時に、その中心を6本のアンカーケーブル
21の中心に合致させて設置されるが、その際カプラー
4の中心は、6本のアンカーケーブル21について順次
作業が行えるように、ジャッキチェアー2の中心から偏
心して位置するようになっている。
【0029】除荷用クサビ7は、筒状をなすものであっ
て、外周面はカプラー4の一端部内周面のテーパ面5a
と合致するテーパ面8に形成されている。除荷用クサビ
7の小径側の先端部は、図3に示すようにカプラー4の
軸方向の端面から所定の長さLl(この実施の形態では
5mm程度)突出するようになっている。この除荷用ク
サビ7は、図8、図9に示すように周方向に3つに分割
され、各分割片7aの内周面には軸線と直交する方向を
向くクサビ歯(図示せず)が軸方向に沿って所定の間隔
ごとに設けられている。除荷用クサビ7の小径側の端面
は肉厚L2が3〜4mm程度に形成されている。ジャッ
キチェアー2をアンカーヘッド21に取り付けた際に、
除荷用クサビ7の内周側に任意のアンカーケーブル21
の先端部が挿通するようになっている。
【0030】カプラー4の長手方向の他端部の内周面
は、所定の角度のテーパ面6に形成され、この部分に荷
重付加用クサビ9が係合可能に装着されるようになって
いる。荷重付加用クサビ9は、筒状をなすものであっ
て、外周面はカプラー4の他端部内周面のテーパ面6と
合致するテーパ面10が形成されている。荷重付加用ク
サビ9は、除荷用クサビ7と同様に周方向に3つに分割
され、各分割片の内周面には軸線と直交する方向を向く
クサビ歯(図示せず)が軸方向に沿って所定の間隔ごと
に設けられている。荷重付加用クサビ9の内周側には荷
重付加用ケーブル11の先端部が挿通するようになって
いる。
【0031】カプラー4の長手方向の他端部にはジャッ
キ12が装着され、このジャッキ12の作動により荷重
付加用ケーブル11、荷重付加用クサビ9、カプラー
4、及び除荷用クサビ7を介してアンカーケーブル21
に荷重を加えることができるようになっている。
【0032】シャッター13は、図4に示すように、先
端部にアンカーケーブル21を挿通させるU字型の溝1
4を有する板状をなすものであって、この溝14の幅は
アンカーケーブル21の2面幅とほぼ同一寸法に形成さ
れるようになっている。すなわち、この実施の形態で
は、補修の対象となるアンカーケーブル21は、図7に
示すように素線21aを7本有するものであり、中心に
位置する1本の素線の周囲に6本の素線21aが等間隔
環状配置された構成であり、アンカーケーブル21の周
方向回りに、隣接する素線21a、21aの外端を通る
辺100により仮想六角形101(仮想偶数多角形)が
形成される構成となっている。
【0033】そして、シャッター13は、前述したよう
に、その先端部にアンカーケーブル21を挿通させるU
字状の溝14を備えるとともに、該溝14の周辺部が除
荷用クサビ7の先端面の当接面13aとされ、溝14の
幅寸法L4が、アンカーケーブル21の最大外形寸法L
3より小寸法である前記仮想六角形101の対向する略
二辺間の寸法(同二辺間寸歩より僅かに大きい寸法)と
されている。
【0034】また、このシャッター13は、当接面13
aが、各素線21a外端に接してアンカーケーブル21
の周方向をめぐる周長の1/2以上の領域103を占め
るように形成されており、この実施の形態では同周長の
1/2+αの領域を占めるように形成されている。
【0035】従って、上記の構成においては、シャッタ
ー13の溝14を形成する壁面とアンカーケーブル21
との間の間隙を極僅かとなり、除荷用クサビ7の3つの
分割片7aの端面の肉厚が3〜4mmに設定されている
ことと相まって、同除荷用クサビ7の分割片7aの端面
がシャッター13の当接面aに確実に当接できることに
なる。
【0036】また、当接面13aが、上記のようにアン
カーケーブル21の周長の1/2+αの領域を占めるよ
うに形成されているので、除荷用クサビ7の向きにかか
わらず、常に2つの分割片7aの端面を確実にシャッタ
ー13の当接面13aに当接させることができるもので
ある。
【0037】そして、上記のように構成したこの実施の
形態によるアンカーの補修用治具1を用いて本発明によ
るアンカーの補修方法を実施するには、まず、図1に示
すように、ジャッキチェアー2をアンカーヘッド23に
装着し、カプラー4の中心をアンカーケーブル21の中
心に一致させ、アンカーケーブル21の定着クサビ22
の端面から突出している部分に除荷用クサビ7を取り付
ける。
【0038】そして、図3及び図4に示すように、ジャ
ッキ12を作動させてカプラー4、除荷用クサビ7を介
してアンカーケーブル21に緊張する方向への荷重を加
え、定着クサビ22をアンカーヘッド23から離間さ
せ、定着クサビ22をアンカーケーブル21から取り外
す。
【0039】そして、この状態で除荷用クサビ7とアン
カーヘッド23との間にジャッキチェアー2の開口部3
からシャッター13を挿入し、シャッター13の溝14
内にアンカーケーブル21を挿通させる。
【0040】そして、図5及び図6に示すように、ジャ
ッキ12の作動を停止させてジャッキ12によるアンカ
ーケーブル21に対する荷重を除去し、アンカーケーブ
ル21の復元力によりカプラー4と一体に除荷用クサビ
7をアンカーヘッド23の方向に移動させ、カプラー4
の軸方向の端面及び除荷用クサビ7の軸方向の端面をシ
ャッター13の側面に当接させる。この場合、ジャッキ
12は、ダンパーの役目をすることになるので、アンカ
ーケーブル21の移動速度は危険なものとはならず、ま
た一気にアンカーケーブル21が弾けることでアンカー
ケーブル21の定着長が破壊されることもない。
【0041】そして、カプラー4の軸方向の端面及び除
荷用クサビ7の軸方向の端面がシャッター13の側面に
当接することにより、除荷用クサビ7のカプラー4に対
する係合力が弱まる。すなわち、この場合、除荷用クサ
ビ7は、その先端部がシャッター13に当接する前の状
態において、図3に示すようにカプラー4の端面から寸
法L1だけ突出しており、同先端部がシャッター13に
当接した時点で、カプラー4に対しジャッキ12側へ相
対移動する。したがって、除荷用クサビ7のクサビ歯の
アンカーケーブル21に対する食い込みが弱まり、クサ
ビ効果が消滅し、除荷用クサビ7の内周側においてアン
カーケーブル21にスリップが生じ、アンカーケーブル
21の緊張力が除去される。なお、アンカーケーブル2
1がスリップし始めるタイミングによっては除荷用クサ
ビ7のクサビ歯が摩耗することがあるが、実用上、特に
問題になるものではない。
【0042】また、上記の補修作業において、シャッタ
ー13の溝14の幅寸法L4をアンカーケーブル21の
周方向回りに形成される仮想六角形101の対向する略
二辺間の寸法としたので、除荷用クサビ7の先端部がシ
ャッター13とアンカーケーブル21との間に落ち込む
等の不都合を回避することができる。この場合、除荷用
クサビ7の先端部端面の肉厚L2が3〜4mmに設定さ
れているので、上記の不都合の回避をより確実なものと
するとともに、除荷用クサビ7、カプラー4の大型化を
回避して、狭隘なスペースでの複数のアンカーケーブル
21の補修作業が可能となる。
【0043】また、シャッター13の当接面13aが、
アンカーケーブル21の周長の1/2+αの領域を占め
るように形成されているので、除荷用クサビ7の向きに
かかわらず、常に2つの分割片7aの端面を確実にシャ
ッター13の当接面13aに当接させることができ、上
記の補修作業を常に安定して行うことができる。
【0044】上記のように構成したこの実施の形態によ
るアンカーの補修用治具1にあっては、除荷用クサビ7
を用いて定着クサビ22をアンカーケーブル21の先端
部から容易にかつ確実に取り外すことができるととも
に、定着クサビ22の取り外しに用いた除荷用クサビ7
をシャッター13を用いて容易にかつ確実に取り外すこ
とができることになる。従って、従来は困難であったア
ンカーケーブル21の緊張力の除去を容易にかつ確実に
行うことができ、アンカーの各部の補修等のメンテナン
スを行うことができ、アンカーとしての機能を長期的に
発揮させることができることになる。
【0045】なお、前記の説明においては、除荷用クサ
ビ7及び荷重付加用クサビ9を周方向に3つに分割した
が、これを4つに分割しても上記と同様に作業を良好に
行うことができる。また、シャッター13の当接面13
aは、アンカーケーブル21の周長の1/2の領域を占
めるように形成されていれば、除荷用クサビ7の向きに
かかわらず、上記と同様に、常に2つの分割片7aの端
面を確実にシャッター13の当接面13aに当接させる
ことができ、上記の補修作業を安定して行うことができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明による請
求項1に記載のアンカーの補修用治具によれば、除去用
クサビを用いてアンカーケーブルをアンカーヘッドに定
着させている定着クサビを容易にかつ確実に取り外すこ
とができるとともに、シャッターを用いて除荷用クサビ
を容易にかつ確実に取り外すことができることになる。
従って、アンカーケーブルの緊張力を容易にかつ確実に
除去できるので、アンカーの各部の補修等のメンテナン
スを行うことが可能となり、アンカーとしての機能を長
期的に発揮することができ、工事箇所を長期的に補強す
ることができることになる。
【0047】また、請求項2に記載のアンカーの補修用
治具によれば、除荷用クサビは周方向に3又は4つに分
割され、これら分割された分割片の端面がシャッターに
当接可能となるので、シャッターを用いて除荷用クサビ
を取り外す場合に、除荷用クサビによるクサビ効果を確
実に弱めることができ、確実に除荷用クサビを取り外す
ことができることになる。
【0048】また、請求項3に記載のアンカーの補修用
治具によれば、シャッターの溝内にアンカーケーブルを
相対的に挿入させた際に、シャッター壁面とアンカーケ
ーブルとの間隙を微少なものとすることができ、除荷用
クサビの先端部がこれらシャッター壁面とアンカーケー
ブルとの間に落ち込む等の不都合を回避することがで
き、補修作業を安定して行うことができる。
【0049】また、請求項4に記載のアンカーの補修用
治具によれば、除荷用クサビ、カプラーの大型化を招く
ことがなく、狭隘なスペースでの複数のアンカーケーブ
ルの補修作業を行うことができ、しかも除荷用クサビの
先端面が確実にシャッターに当接させることができ、ア
ンカーケーブルの補修作業を安定して行うことができ
る。
【0050】また、請求項5に記載のアンカーの補修用
治具によれば、除荷用クサビが3又は4つに分割されて
いても、該除荷用クサビがシャッターに確実に当接し、
該除荷用クサビのシャッターからの脱落を防止し得てア
ンカーケーブルの補修作業を安定して行うことができ
る。
【0051】さらに、請求項6に記載のアンカーの補修
方法によれば、アンカーケーブルの先端部を除荷用クサ
ビによって掴持し、この状態でジャッキにより除荷用ク
サビを介してアンカーケーブルに荷重を加え、定着クサ
ビをアンカーヘッドから離間させることにより、定着ク
サビをアンカーケーブルから取り外することができるこ
とになる。そして、この後、除荷用クサビとアンカーヘ
ッドとの間にシャッターを挿入し、ジャッキによるアン
カーケーブルに対する荷重を除去することにより、除荷
用クサビの先端がシャッターに当接し、除荷用クサビに
よるクサビ効果が弱められ、除荷用クサビをアンカーケ
ーブルから取り外すことができることになる。従って、
定着クサビ及び除荷用クサビを容易にかつ確実に取り外
すことができるので、アンカーケーブルの緊張力を容易
にかつ確実に除去できることになり、アンカーの各部の
補修等のメンテナンスを行うことが可能となり、アンカ
ーとしての機能を長期的に発揮することができ、工事箇
所を長期的に補強することができることになる。
【0052】さらに、請求項7に記載のアンカーの補修
方法によれば、除荷用クサビは周方向に3または4つに
分割され、これらの分割片の端面がシャッターに当接可
能となるので、シャッターを用いて除荷用クサビを取り
外す場合に、除荷用クサビによるクサビ効果を確実に弱
めることができ、確実に除荷用クサビを取り外すことが
できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアンカーの補修用治具の一実施
の形態を示した概略断面図であって、アンカーケーブル
に除荷用クサビを取り付けた状態を示した説明図であ
る。
【図2】 図1の側断面図である。
【図3】 本発明によるアンカーの補修用治具の一実施
の形態を示した概略断面図であって、除荷用クサビとア
ンカーヘッドとの間にシャッターを挿入した状態を示し
た説明図である。
【図4】 図3のA−A線に沿って見た概略断面図であ
る。
【図5】 本発明によるアンカーの補修用治具の一実施
の形態を示した概略断面図であって、カプラー及び除荷
用クサビの端面をシャッターに当接させて、除荷用クサ
ビを取り外し可能とした状態を示した説明図である。
【図6】 図5のB−B線に沿って見た概略断面図であ
る。
【図7】 本発明によるアンカーの補修用治具の一実施
の形態において、アンカーケーブルとシャッターとの位
置関係を示す説明図である。
【図8】 本発明によるアンカーの補修用治具の一実施
の形態における除化用クサビの平面図である。
【図9】 本発明によるアンカーの補修用治具の一実施
の形態における除荷用クサビの正断面図である。
【符号の説明】
1 アンカー補修用治具 4 カプラー 5 孔 5a テーパ面 7 除荷用クサビ 7a 分割片 12 ジャッキ 13 シャッター 13a 当接面 21 アンカーケーブル 21a 素線 22 定着クサビ 23 アンカーヘッド 100 辺 101 仮想偶数多角形

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーケーブルの先端部をアンカーヘ
    ッドに定着クサビを介して定着させるアンカーの補修用
    治具であって、テーパ面を有する孔を備えたカプラー
    と、該カプラーの前記テーパ面に係合可能、かつその先
    端部が該カプラーの端面から突出するように配置された
    前記アンカーケーブルの先端部を掴持する除荷用クサビ
    と、該除荷用クサビを介して前記アンカーケーブルに荷
    重を加え、前記定着クサビを前記アンカーヘッドから離
    間させて前記アンカーケーブルから取り外し可能とする
    ジャッキと、前記アンカーヘッドと前記除荷用クサビと
    の間に挿脱可能であるとともに、挿入時に前記除荷用ク
    サビの先端を当接させて前記除荷用クサビを前記アンカ
    ーケーブルから取り外し可能とするシャッターとを備え
    たことを特徴とするアンカーの補修用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンカーの補修用治具
    であって、 前記除荷用クサビは周方向に3又は4つに分割され、そ
    の分割片の先端面が前記シャッターに当接可能としたこ
    とを特徴とするアンカーの補修用治具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のアンカー補修用治
    具であって、 対象となる前記アンカーケーブルが、その周方向回りに
    隣接する素線外端を通る辺により仮想偶数多角形状が形
    成される複数の素線を備えた構成のものとされ、 前記シャッターが、その先端部に前記アンカーケーブル
    を挿通させるU字状の溝を備えるとともに、該溝の周辺
    部が前記除荷用クサビ先端面の当接面とされた構成とさ
    れ、 前記溝の幅寸法が、前記多角形状の対向する略二辺間の
    寸法とされていることを特徴とするアンカーの補修用治
    具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアンカーの補修用治具で
    あって、 前記シャッターに当接させる前記除荷用クサビの先端面
    の厚み寸法が3mmから4mmの範囲内に設定されてい
    ることを特徴とするアンカーの補修用治具。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のアンカー補修用治
    具であって、 前記当接面が、前記各素線外端に接して前記アンカーケ
    ーブルの周方向をめぐる周長の1/2以上の領域を占め
    るように形成されていることを特徴とするアンカー補修
    用治具。
  6. 【請求項6】 アンカーケーブルの先端部をアンカーヘ
    ッドに定着クサビを介して定着させるアンカーの補修方
    法であって、前記アンカーケーブルの先端部を除荷用ク
    サビによって掴持し、この状態でジャッキにより除荷用
    クサビを介して前記アンカーケーブルに荷重を加え、前
    記定着クサビを前記アンカーヘッドから離間させて前記
    アンカーケーブルから取り外し、この後、前記除荷用ク
    サビと前記アンカーヘッドとの間にシャッターを挿入し
    て前記ジャッキによる前記アンカーケーブルに対する荷
    重を除去し、前記除荷用クサビの先端を前記シャッター
    に当接させて前記除荷用クサビを前記アンカーケーブル
    から取り外すことを特徴とするアンカーの補修方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のアンカーの補修方法で
    あって、 前記除荷用クサビは周方向に3又は4つに分割され、そ
    のうちの少なくとも1つの分割片の先端面が前記シャッ
    ターに当接可能としたことを特徴とするアンカーの補修
    方法。
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