JP2003268107A - オクタシロキサンポリマーおよびその製法 - Google Patents
オクタシロキサンポリマーおよびその製法Info
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Abstract
3,9.15,15.17,13]オクタシロキサン化合物の八つ
の頂点にあるケイ素上に光架橋性(光二量化性)官能基
を有する置換基を導入した化合物に、光を照射して得ら
れる三次元的構造を持ったペンタシクロ[9.5.1.
13,9.15,15.17,13]オクタシロキサンポリマーお
よびその製法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17,13]オクタシロキサンのケイ素上に光二量化
性官能基を含む置換基を有する化合物に光照射すること
により得られるオクタシロキサンポリマー、およびペン
タシクロ[9.5.1.13,9.15,15.17,13]オク
タシロキサンのケイ素上に光二量化性官能基を含む置換
基を有する化合物に光照射することを特徴とするオクタ
シロキサンポリマーの製造方法に関する。
Description
を持つペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,1 5.1
7,13]オクタシロキサン骨格を含む有機無機複合体ポリ
マーおよびその製法に関する。
るポリシロキサン類は、シリコンオイル等として多くの
ものが実用化、製品化されている。また、ケイ素と酸素
からなる無機物であるシリカゲルは乾燥剤や吸着剤とし
て幅広く利用されている。一方、近年、ケイ素と酸素の
化合物(無機物)と有機物とのナノレベルでの複合体
(有機無機複合体)が新しい機能を発現できるものとし
て注目され、活発に研究され始めている。その研究の一
つとして、ケイ素−酸素−ケイ素結合で疑似正六面体構
造を作るペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,15.
17,13]オクタシロキサン化合物を無機部分として用
い、それに有機基部分を導入した化合物を合成すること
が報告されている。例えば、オクタシロキサンの八つの
ケイ素にビニル基が置換したもの(Si−CH=C
H2)と、ヒドロシリル基(Si−H)を有する化合物
を反応させて得られる複合体ポリマーが、いち早く報告
されている(C.Zhangら、J.Am.Chem.
Soc.,1998年、vol.120、8380頁.
N.Aunerら、Chem.Mater.2000
年、vol.12、3402頁.)。最近、オクタシロ
キサンのケイ素上の置換基にエポキシ基を導入した化合
物とアミンとの重合反応も見いだされている(J.Ch
oiら、J.Am.Chem.Soc.,2001年、
vol.123、11420頁)。また、Si−H結合
を持ったペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,1 5.
17,13]オクタシロキサン化合物とアルケン、アルキン
化合物とを反応させることによる有機無機複合体ポリマ
ーの合成も報告されている(特開平09−296043
号公報、特開平09−296044号公報、特開200
0−154252号公報、特開2000−212285
号公報)。
3,9.15,15.17,13]オクタシロキサン化合物)を結
合させてポリマーにするこれらの方法は、ケイ素−水素
結合をアルケン等の炭素−炭素多重結合に付加させるヒ
ドロシリル化反応が用いられ、触媒として主に白金系錯
体が用いられる。しかしながら、この方法では、反応部
位近傍に触媒が存在しないと反応が進行しなくなる問題
がある。特に、反応の進行と共に、ポリマーがゲル化、
固体化する場合は、触媒の反応部位近傍への拡散が阻害
され、反応が進行しなくなることが想定される。
ロ[9.5.1.13,9.15,15.17,13]オクタシロ
キサン化合物の八つの頂点にあるケイ素上に光架橋性
(光二量化性)官能基を有する置換基を導入した化合物
に、光を照射して得られる三次元的構造を持ったペンタ
シクロ[9.5.1.13,9.15,15.17,13]オクタ
シロキサンポリマーおよびその製法を提供することを目
的とする。
ン、ラジカル重合反応では、反応点は反応系において限
定的にしか存在しないが、光照射による二量化反応で
は、触媒等を必要とせず、また反応点も限定されない反
応であり、全反応系において反応は同時進行的に起こ
る。
用い、光二量化する性質を持つ官能基であるクマリン誘
導体を導入したペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17,13]オクタシロキサン誘導体を、クマリン部
分の光二量化による架橋を用いて重合させて光重合有機
無機複合体ポリマーを製造することに成功し、本発明を
完成するに至った。
5.1.13,9.15,15.17,13]オクタシロキサンの
ケイ素上に光二量化性官能基を含む置換基を有する化合
物(以下、モノマーと呼ぶ)に光照射することにより得
られるオクタシロキサンポリマー、およびモノマーに光
照射することを特徴とするオクタシロキサンポリマーの
製造方法を提供する。
及びモノマー 本発明のオクタシロキサンポリマーの原料であるモノマ
ーにおける光二量化性官能基としては、例えば、クマリ
ン等が挙げられる。
般式[II]:
数を表す)で示される化合物が挙げられる。
げられる。
例としては、例えば、一般式[I]:
示される化合物が挙げられる。すなわち、化合物[I]
は、化合物[II]のクマリン部分の二重結合が分子内
又は分子間で光[2+2]付加環化した化合物である。
化合物[I]には、クマリン部分がヘッド・ツー・ヘッ
ド(head to head)で二量化したsyn−H,H体及び
anti−H,H体、並びにヘッド・ツー・テイル(he
ad to tail)で二量化したsyn−H,H体及びant
i−H,H体も含まれる。
げられる。
の存在下又は非存在下、光照射することにより製造する
ことができる。具体的には、本発明のオクタシロキサン
ポリマーとして化合物[I]が、モノマーとして化合物
[II]が挙げられる。
ず、波長が310nm以上の紫外線を吸収しないものな
らば特に限定されないが、有機塩素系溶媒が好ましい。
例えば、ジクロロメタン、四塩化炭素、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン等が挙げられる。特に、ジクロ
ロメタンが好ましい。
ランプ、定圧水銀ランプ、ブラックライト、重水素ラン
プ、高圧キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、タングス
テンランプ等が挙げられる。このうち、高圧水銀ランプ
が好ましい。光源ランプは耐熱性硬質ガラスジャケット
で覆い、310nm以下の短波長紫外線を除去すること
が好ましい。
0.05〜2.0M程度が好ましく、特に0.1〜0.
5M程度が好ましい。本反応は、モノマーを溶媒に溶解
させず、固体に光照射してもよいが、反応系の均一性を
考慮すると上記程度の濃度のモノマー溶液に光照射する
ことが好ましい。照射時間は特に限定されないが、6〜
10時間程度が望ましい。
ェノン、フルオレン、アセトフェノン、ビフェニル、フ
ェナントレン、ピレン、アセトン、エオシン等を加えて
も良い。光増感剤の添加量は、特に限定されないが、モ
ノマーに対して0.1〜10mol%程度がよい。
330nmの吸収の減少でモニターし、反応の進行が進
まなくなったところ(吸収の減少が終了したところ)で
終了すればよい。
[III]:
示される化合物及び一般式[IV]:
示される化合物を、溶媒中、触媒の存在下反応させるこ
とにより製造することができる。
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、ヘキ
サン、ジクロロメタン、クロロホルム等が挙げられる。
特に、トルエン、キシレンが好ましい。化合物[IV]
の使用量としては、化合物[III]に対して、例え
ば、8〜9等量が好ましく、特に、8〜8.5等量が好
ましい。触媒としては、例えば、白金−1,3−ジビニ
ル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体、
白金−2,4,6,8−テトラメチル−2,4,6,8
−テトラビニル−シクロテトラシロキサン錯体、塩化白
金酸、活性炭担持白金、アルミナ担持白金等の白金触
媒、ウィルキンソン錯体(RhCl(PPh3)3)、活性炭担持
ロジウム、アルミナ担持ロジウム等のロジウム触媒、テ
トラキストリフェニルホスフィンパラジウム、活性炭担
持パラジウム等のパラジウム触媒等が挙げられる。該触
媒の使用量は、化合物[III]に対して、例えば、
0.005〜0.5mol%であればよく、好ましくは
0.02〜0.1mol%である。反応温度は、例え
ば、0〜80℃程度であればよく、好ましくは、25〜
30℃である。反応時間は、例えば、4〜24時間程度
であればよく、好ましくは10〜15時間程度である。
の合成 原料化合物[III]のうち、Aが−O−である1,
3,5,7,9,11,13,15−オクタキス(ジメ
チルシリロキシ)ペンタシクロ[9.5.1.1 3,9.
15,15.17,13]オクタシロキサン(化合物[III−
1])は市販(カタログNo.47654−4,アルド
リッチ社製)されている。
は、例えば、1,3,5,7,9,11,13,15−
オクタビニルペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17 ,13]オクタシロキサン(カタログNo.47
542−4,アルドリッチ社製)と1,4−ビス(ジメ
チルシリル)ベンゼンを、上記(iii)モノマー化合
物[II]の合成と同様に処理することにより製造する
ことができる。
塩基の存在下、7−ヒドロキシクマリンと式:
離基を表す)で示される化合物を反応させることにより
製造することができる。
エチルケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等が
挙げられる。特に、アセトンが好ましい。塩基として
は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化カリウム、炭酸セシウム、ナトリ
ウムメトキシド、カリウム−t−ブトキシド等が挙げら
れる。塩基の使用量は、例えば、7−ヒドロキシクマリ
ンに対し、1〜3等量であればよい。反応温度は、例え
ば、40〜100℃程度であればよく、好ましくは、6
0〜80℃である。反応時間は、例えば、3〜24時間
程度である。
ヨウ素等のハロゲン原子、p−トルエンスルホニルオキ
シ基、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタン
スルホニルオキシ基等が挙げられる。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
l)のアセトン溶液(100mL)に、無水炭酸カリウ
ム4.15g(30mmol)を加え(不溶)、次いで
臭化アリル6.05g(50mmol)を加えた。この
混合溶液を70℃で12時間反応させ、不溶物をろ別の
後、反応液を減圧蒸留し、残査4.02g(粗収率:9
9%)を得た。この固体をエタノールで再結晶すること
により、標題化合物3.85g(収率:95%)を得
た。得られた化合物の分析データを示す。1 H NMR(400MHz):4.60(d、2
H)、5.49(dd、1H)、6.0〜6.08
(m、1H)、6.24(d、1H)、6.85(d、
1H)、6.86(dd、1H)、7.38(d、1
H)、7.64(d、1H).赤外線スペクトル(主要
な吸収):3082、1726、1615、1285、
1228、1128、1127、998、843c
m-1. (2)1,3,5,7,9,11,13,15−オクタ
キス[3−(7−クマリロキシ)プロピルジメチルシリ
ロキシ]ペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,15.
17,13]オクタシロキサン 上記(1)で得られた7−アリロキシクマリン3.24
g(16mmol)と市販の1,3,5,7,9,1
1,13,15−オクタキス(ジメチルシリロキシ)ペ
ンタシクロ[9.5.1.13,9.15,15.17,13]オ
クタシロキサン2.04g(2mmol)のトルエン溶
液(50mL)に、約10分、乾燥窒素を激しくバブリ
ングした後、これに市販の白金−1,3−ジビニル−
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体の溶液
をトルエンで希釈して2mMにした触媒溶液を0.5m
L加え、室温で20時間反応させた。溶媒を減圧留去の
後、得られた白色固体にジエチルエーテルを100mL
加え、可溶物を固体から抽出した。この作業を3回し、
標題化合物4.82g(1.83mmol、収率91
%)を白色固体として得た。得られた化合物の分析デー
タを示す。1 H NMR(400MHz):0.24(s、48
H)、0.70〜0.80(m、16H)、1.80〜
1.92(m、16H)、3.85〜3.95(m、1
6H)、6.19(d、8H)、6.62〜6.70
(m、8H)、6.73〜6.80(m、8H)、7.
28〜7.36(m、8H)、7.55〜7.63
(m、8H).赤外線スペクトル(主要な吸収):29
56、1736、1616、1092、841cm-1. (3)1,3,5,7,9,11,13,15−オクタ
キス[3−(7−クマリロキシ)プロピルジメチルシリ
ロキシ]ペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,15.
17,13]オクタシロキサンの光重合反応 上記(2)で得られた化合物0.79g(0.30mm
ol)をジクロロメタン3mLに溶解し、室温で、耐熱
性硬質ガラスジャケットで310nm以下の短波長の紫
外線を除いた高圧水銀ランプで照射した。反応を随時、
紫外線吸収スペクトルでモニターし、約320nmの吸
収の減少が止まったところで反応を終了させた。反応の
進行とともに溶媒に不溶な固体が析出した。反応終了
後、この固体をろ別し、十分に乾燥させ、重合物0.1
92g(収率24%)を得た。得られた化合物の分析デ
ータを示す。
3、2956、1760、1628、1510、116
4、1091、843cm-1。
15−オクタ(2−{4−[3−(7−クマリロキシ)
プロピルジメチルシリル]フェニルジメチルシリル}エ
チル)ペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,15.1
7,13]オクタシロキサンの合成 市販の1,3,5,7,9,11,13,15−オクタ
ビニルペンタシクロ[9.5.1.13,9.15,15.1
7,13]オクタシロキサン0.32g(0.5mmol)
と1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン0.86g
(4.4mmol)とをトルエン20mLに溶かし、そ
の溶液に約10分間窒素を激しくバブリングした。この
液に上記(2)で用いた白金錯体の溶液0.1mLを加
え、室温で20時間反応させた。この溶液を1H NM
Rで、原料の全てのビニル基がヒドロシリル化された化
合物、1,3,5,7,9,11,13,15−オクタ
{2−[4−(ジメチルシリル)フェニルジメチルシリ
ル]エチル}ペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17,13]オクタシロキサンが生成したことを確認
した。次いで、この溶液に、上記(1)で得られた7−
アリロキシクマリン0.89g(4.4mmol)を加
え、さらに24時間反応した。反応溶液の溶媒を減圧留
去し、上記の3つの化合物が結合した標題化合物1.8
5g(97%)を得た。得られた化合物の分析データを
示す。1 H NMR(400MHz):0.10〜0.30
(m、32H)、0.31(s、96H)、0.85〜
0.95(m、16H)、1.75〜1.85(m、1
6H)、3.85〜4.00(d、16H)、6.23
(d、8H)、6.75〜6.85(m、16H)、
7.34(d、8H)、7.62(d、8H).赤外線
スペクトル(主要な吸収):2946、1731、16
15、1123、836cm-1. (5)1,3,5,7,9,11,13,15−オクタ
(2−{4−[3−(7−クマリロキシ)プロピルジメ
チルシリル]フェニルジメチルシリル}エチル)ペンタ
シクロ[9.5.1.13,9.15,15.17,13]オクタ
シロキサンの光重合反応 上記(4)で得られた化合物0.38g(0.1mmo
l)を、光増感剤としてのベンゾフェノン0.018g
(0.01mmol)と共にジクロロメタン1mLに溶
解させ、その溶液に(3)と同様の方法で高圧水銀ラン
プで6時間、紫外線照射した。反応の進行とともに溶媒
に不溶な固体が析出した。反応終了後、この固体をろ別
し、十分に乾燥させ、重合物0.114g(収率30
%)を得た。得られた化合物の分析データを示す。
1772、1628、1511、1252、1122、
843cm-1。
サンポリマーは、例えば以下のような用途に用い得る。
キサン部位から構成される微細細孔(ミクロ孔)によ
り、水素やメタン等のガス状物質を吸収・吸蔵する機能
を有すると考えられる。有機無機複合体の持つ高安定性
や柔軟性より、各種の構造材料や電気工学、電子工学用
材料の用途、また光応答性硬化樹脂等の用途への応用が
期待される。
Claims (6)
- 【請求項1】 ペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17,13]オクタシロキサンのケイ素上に光二量化
性官能基を含む置換基を有する化合物に、光照射するこ
とにより得られるオクタシロキサンポリマー。 - 【請求項2】 ペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17,13]オクタシロキサンのケイ素上に光二量化
性官能基を含む置換基を有する化合物が、一般式[I
I]: 【化1】 (式中、Aは−O−または式: 【化2】 で示される置換基を表し、nは1〜6の整数を表す)で
示される化合物である請求項1に記載のオクタシロキサ
ンポリマー。 - 【請求項3】 一般式[I]: 【化3】 (式中、Aは−O−または式: 【化4】 で示される置換基を表し、nは1〜6の整数を表す)で
示されるオクタシロキサンポリマー。 - 【請求項4】 ペンタシクロ[9.5.1.13,9.1
5,15.17,13]オクタシロキサンのケイ素上に光二量化
性官能基を含む置換基を有する化合物に、光照射するこ
とを特徴とするオクタシロキサンポリマーの製造方法。 - 【請求項5】 一般式[II]: 【化5】 (式中、Aは−O−または式: 【化6】 で示される置換基を表し、nは1〜6の整数を表す)で
示される化合物。 - 【請求項6】 一般式[III]: 【化7】 (式中、Aは−O−または式: 【化8】 で示される置換基を表す)で示される化合物および、一
般式[IV]: 【化9】 (式中、nは1〜6の整数を表す)で示される化合物
を、触媒の存在下反応させることを特徴とする、一般式
[II]: 【化10】 (但し、記号は前記と同一意味を表す)で示される化合
物の製法。
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-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002071066A patent/JP3721398B2/ja not_active Expired - Lifetime
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