JP2003267823A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Abstract
焼け後の色素沈着・しみ・ソバカス等の予防及び改善に
有効で、皮膚美白効果の高い皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 冬中夏草を超臨界流体又は亜臨界
流体により抽出して得られる抽出物と、L−アスコルビ
ン酸及びその塩又はその誘導体、リポ酸及びその誘導体
並びにそれらの塩、レゾルシン及びその誘導体、グラブ
リジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチ
ン、グルタチオン、エラグ酸及びその誘導体並びにそれ
らの塩、ハイドロキノン及びその誘導体、システイン及
びその誘導体、グルコサミン及びその誘導体、アゼライ
ン酸及びその誘導体、ヒノキチオール及びその誘導体、
胎盤抽出物及びチロシナーゼ阻害活性を有する植物又は
藻類からの抽出物より選択される美白剤の1種または2
種以上を併用して皮膚外用剤に配合する。
Description
沈着・しみ・ソバカス等の予防及び改善に有効で、皮膚
美白効果の高い皮膚外用剤に関する。
シミ,ソバカスといった皮膚の色素沈着を防止又は改善
するため、メラニン産生を阻害したり、生成したメラニ
ン色素を還元する作用を有する成分がスクリーニングさ
れ、皮膚外用剤に配合されてきた。例えば、アスコルビ
ン酸,システイン,ハイドロキノン,胎盤抽出物,2−
ヒドロキシ酸及びこれらの誘導体、植物,藻類よりの抽
出物などが利用されている。
ン,ハイドロキノンは、酸化還元反応を受けやすく不安
定であり、2−ヒドロキシ酸は有効量を配合すると皮膚
刺激性を生じる場合があり、胎盤抽出物や植物,藻類よ
りの抽出物は有効量を配合すると皮膚外用剤に好ましく
ない臭いや色を付与しかねない、等の問題点があった。
記のような問題点を解決し、日焼け後の色素沈着・しみ
・ソバカス等の予防及び改善に有効で、皮膚美白効果の
高い皮膚外用剤を得ることを目的とした。
たり、種々検討を行ったところ、冬中夏草を超臨界流体
又は亜臨界流体により抽出して得られる抽出物と美白剤
を併用することにより、美白効果が相乗的に増強され、
しかも安定で、皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全性
上の問題もない皮膚外用剤が得られることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
及び鞘翅目の昆虫またはその幼虫に寄生してその体内に
菌核を形成し、夏季に宿主である昆虫またはその幼虫の
体表面に形成される子実体である。冬虫夏草は、世界に
およそ400種が知られており、古くから人体に対して
全く毒性が無く、様々な効果を示すために漢方薬として
経口投与される物質であり、今日では中国の漢方薬に関
する書物である「中草葯学」や「中葯大辞典」などに収
載され、本邦においても「新訂和漢薬」その他多数の漢
方書に記載されている。
冬虫夏草は特に制限はなく、一般に知られている蝶蛾類
鱗翅目および鞘翅日の昆虫又はその幼虫に寄生してその
体内の菌核を形成し、夏季に宿主である昆虫又はその幼
虫の体表面に形成される子実体であればよい。本発明に
おいては特に好ましく使用可能な冬虫夏草としては、コ
ウモリ蛾科の幼虫(Hepialus armoricanus Ober.)に寄
生してその体内に菌核を形成し、夏季に頭部から根棒状
の子実体を形成するコルダイセプシネンシス(Cordycep
s sinensis)が挙げられる。また、コルダイセプシネン
シス以外の冬虫夏草で生薬として薬効のあるものとして
はセミタケ(Cordyceps sobolifera B.)やサナギタケ
(Cordyceps militaris Link)、ミミカキタケ(Cordyc
eps nutans Pat.)などが知られており、これらも本発
明において好ましく使用できるものである。本発明にか
かる方法により、これらの冬虫夏草であって、有効成分
を産生するものであればいずれの場合も抽出可能であ
る。また、本発明にかかる方法を用いることにより、子
実体又は被子体の区別なく抽出可能であるが、特に高収
量で得るためには、コルダイセプシネンシスの子実体か
らの抽出が好ましい。
に、超臨界流体又は亜臨界流体を用いて抽出する方法に
ついて説明する。超臨界(又は亜臨界)流体抽出装置に
冬虫夏草の全草又は子実体又は被子体の1又は2以上の
箇所を生のまま若しくは乾燥させたもの、あるいは、
水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソ
ブタノール、n-ヘキサノール、メチルアミルアルコー
ル、2-エチルブタノール、n-オクチルアルコール等の1
価アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレン
グリコール、1,3-ブチレングリコール、へキシレングリ
コール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル
-n-プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イ
ソプロピル等のエステル類、エチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、n-ブチルエーテル等のエーテル類、スク
ワラン、ワセリン、パラフィンワックス、パラフィン油
などの炭化水素類、オリーブ油、小麦胚芽油、米油、ゴ
マ油、マカダミアンナッツ油、アルモンド油、ヤシ油等
の植物油脂、牛脂、豚脂、鯨油等の動物油脂、リン酸緩
衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒、界面活
性剤を添加した溶媒などを用いて予め抽出した抽出物を
濃縮した後に減圧乾燥させた成分を投入し、超臨界流体
又は亜臨界流体によって抽出する。
用いる抽出剤には特に制限はなく、例えば、水、二酸化
炭素、エチレン、プロピレン、エタン、プロパン、一酸
化二窒素、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオ
ロメタン、キセノン、アンモニア、メタノール、エタノ
ールなどを使用することができるが、最終製品が食品や
医薬品または化粧品や医薬部外品であるときには、取り
扱い上において、あるいは安全性、製品への混入による
毒性の問題などを考慮すると、二酸化炭素を使用するこ
とが好ましい。抽出圧力は、使用する抽出剤の臨界圧力
に応じて適宜選定することができるが、通常は3〜70
MPaであることが好ましく、特に二酸化炭素を使用す
るときは4〜60MPa、好ましくは5〜40MPa、
最も好ましくは6〜20MPaである。抽出温度は、使
用する抽出剤の臨界温度に応じて適宜選定することがで
きるが、通常は10〜700℃であることが好ましく、
特に抽出剤として二酸化炭素を使用するときは15〜2
00℃、好ましくは20〜150℃、最も好ましくは2
5〜100℃である。
に限定されないが、冬虫夏草1に対して溶媒0.1〜1
000重量倍、特に抽出操作、効率の点で、0.5〜1
00重量倍が好ましい。また、抽出時間は抽出条件など
により異なるが2時間〜2週間の範囲とするのが好まし
い。
エントレーナを用いることもできる。エントレーナとし
ては、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、トル
エン等の溶媒が挙げられるが、特に限定されない。
み合わせてエントレーナとして用いる。特にエントレー
ナとして、水、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールなどを用いた場合、エントレーナ濃度と
して好ましくは、0.000001〜30.0%、より
好ましくは、0.00001〜10.0%、最も好まし
くは、0.0001〜1.0%である。これらのエント
レーナを用いることで炭酸ガス中への有効成分の溶解度
を向上させる効果が高く、抽出率も高くなる。
は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その効果
を失わない範囲で、脱臭、脱色、濃縮などの精製操作を
加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなどを用
いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や精製
物、分画物は、これらから溶媒を除去することによって
乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなどの溶
媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いることが
できる。
体により抽出して得られる抽出物の皮膚外用剤への配合
量は、特に限定されないが、あまり多量に配合しても、
その効果に変化はなく、固形分として0.0001〜5
重量%、さらには0.001〜1重量%の範囲とするこ
とが好ましい。
界流体又は亜臨界流体により抽出して得られる抽出物と
美白剤を併用して用いる。係る美白剤としては、通常皮
膚外用剤に使用し得るものであれば特に限定されない
が、その効果の点から、L−アスコルビン酸及びその塩
又はその誘導体、リポ酸及びその誘導体並びにそれらの
塩、レゾルシン及びその誘導体、グラブリジン、グラブ
レン、リクイリチン、イソリクイリチン、グルタチオ
ン、エラグ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、ハイド
ロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、
グルコサミン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘
導体、ヒノキチオール及びその誘導体、胎盤抽出物、マ
ンサク属,ユキノシタ属,ジンコウ属,ツバキ属,トチ
ノキ属,タデ属,セイヨウヤマハッカ属,イブキジャコ
ウソウ属,ヨモギ属,ノコギリソウ属,ヒヨドリバナ
属,シナノキ属,オトギリソウ属,イワユキノシタ属,
ジンチョウゲ属,ガンピ属,ミツマタ属,ボタン属,カ
ンゾウ属,クワ属,エンジュ属に属する1種又は2種以
上の植物の抽出物及び、カイメンソウ属,サンゴモ属,
ヤハズグサ属,アミジグサ属,ヒジキ属,ソゾ属,フシ
ツナギ属,イワヒゲ属,ダルス属,ホンダワラ属,イシ
モズク属に属する1種又は2種以上の藻類の抽出物より
成る群から1種又は2種以上を選択して用いることが好
ましい。
その塩又はその誘導体としては、例えばL−アスコルビ
ン酸モノステアレート,L−アスコルビン酸モノパルミ
テート,L−アスコルビン酸モノオレエート等のアスコ
ルビン酸モノアルキル若しくはモノアルケニルエステル
類、L−アスコルビン酸モノリン酸エステル,L−アス
コルビン酸-2-硫酸エステル等のアスコルビン酸モノエ
ステル誘導体、L−アスコルビン酸ジステアレート,L
−アスコルビン酸ジパルミテート,L−アスコルビン酸
ジオレエート等のL−アスコルビン酸ジアルキル若しく
はジアルケニルエステル誘導体、L−アスコルビン酸ト
リステアレート,L−アスコルビン酸トリパルミテー
ト,L−アスコルビン酸トリオレエート等のL−アスコ
ルビン酸トリアルキル若しくはトリアルケニルエステル
誘導体、L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等のL
−アスコルビン酸トリエステル誘導体等を挙げることが
出来る。これらのL−アスコルビン酸及びその塩又はそ
の誘導体のうち、特に好ましいものは、L−アスコルビ
ン酸,L−アスコルビン酸リン酸エステル及びこれらの
塩である。
びにそれらの塩としては、特に限定されないが、例えは
リポ酸、リポ酸のナトリウム塩、カリウム塩、アルキル
エステル、アルケニルエステル、アミド類、及び還元体
のジヒドロリポ酸、ジヒドロリポアミド等が挙げられ
る。
体は、従来より抗菌剤として認知されており、また、メ
ラニン産生抑制作用や色素沈着症改善効果を有すること
も確認されている(特開平4−1116号公報、特開平
10−194951号公報)。本発明では、特に限定さ
れないが、例えば、レゾルシン配糖体などが好ましい。
ンは、天然には、甘草の一種であるGlycyrrhiza glabra
Lin.(通称ロシア・アフガン・トルコカンゾウ)に微
量含まれている。グラブリジンについては、抗菌作用、
抗酸化作用、抗う蝕作用、抗プラスミン作用等の薬理作
用を有することが確認されており、さらに、メラニン生
成抑制作用を有することも知られている(特開平1−3
11011号公報)。
イリチンは、甘草中に含有される化合物である。原料で
ある甘草はマメ科の薬用植物であり、その粉末は古くか
ら去痰、消炎、鎮痙薬として用いられていた。また甘草
エキスは経口投与剤として鎮咳、去痰、胃炎、胃腸機能
調整、湿疹等の治療薬として日本薬局方にも掲載されて
いる。
皮膚外用剤に用いられるもので、従来より日焼けなどに
より生じる皮膚の黒色化防止、シミやそばかすなどの色
素沈着の予防あるいはこれらの治療を目的とした化粧料
が開発されている。グルタチオンは生体内に存在し、グ
ルタチオンを化粧料あるいは外用剤に配合することは知
られており、グルタチオン誘導体の化粧料への配合も種
々知られている(特公昭48−1505号公報、特公昭
48−29139号公報、WO86/05783、 Ge
r. Offen.2245903)。
並びにそれらの塩は、従来より、美白効果を有すること
が知られており、動物、ヒトレベルでの効果が確認され
ている(特公平5−52806号公報)。
誘導体としては、特に限定されないが、ハイドロキノン
配糖体が好ましく用いられ、例えば、ハイドロキノン−
α−D−グルコース,ハイドロキノン−β−D−グルコ
ース,ハイドロキノン−α−L−グルコース,ハイドロ
キノン−β−L−グルコース,ハイドロキノン−α−D
−ガラクトース,ハイドロキノン−β−D−ガラクトー
ス,ハイドロキノン−α−L−ガラクトース,ハイドロ
キノン−β−L−ガラクトース等の六炭糖配糖体、ハイ
ドロキノン−α−D−リボース,ハイドロキノン−β−
D−リボース,ハイドロキノン−α−L−リボース,ハ
イドロキノン−β−L−リボース,ハイドロキノン−α
−D−アラビノース,ハイドロキノン−β−D−アラビ
ノース,ハイドロキノン−α−L−アラビノース,ハイ
ドロキノン−β−L−アラビノース等の五炭糖配糖体、
ハイドロキノン−α−D−グルコサミン,ハイドロキノ
ン−β−D−グルコサミン,ハイドロキノン−α−L−
グルコサミン,ハイドロキノン−β−L−グルコサミ
ン,ハイドロキノン−α−D−ガラクトサミン,ハイド
ロキノン−β−D−ガラクトサミン,ハイドロキノン−
α−L−ガラクトサミン,ハイドロキノン−β−L−ガ
ラクトサミン等のアミノ糖配糖体、ハイドロキノン−α
−D−グルクロン酸,ハイドロキノン−β−D−グルク
ロン酸,ハイドロキノン−α−L−グルクロン酸,ハイ
ドロキノン−β−L−グルクロン酸,ハイドロキノン−
α−D−ガラクツロン酸,ハイドロキノン−β−D−ガ
ラクツロン酸,ハイドロキノン−α−L−ガラクツロン
酸,ハイドロキノン−β−L−ガラクツロン酸等のウロ
ン酸配糖体等を挙げることができる。またその誘導体と
しては、アセチル化物等のエステル体、メチル化物など
のエーテル体等を挙げることができ、これらの中でもハ
イドロキノン−β−D−グルコースが本発明の効果の面
から最も好ましい。
体としては、特に限定されないが、例えばシステイン、
システインのリン脂質エステル、スフィンゴシン及びそ
の誘導体のエステル、糖脂質エステル、糖エステル、ス
テロールエステル及び炭素数8から20のアルキル若し
くはアルケニルエステル等が挙げられる。
導体としては、特に限定されないが、例えばグルコサミ
ン、アセチルグルコサミン等のグルコサミンエステル
類、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミンエー
テル類等が挙げられる。
導体としては、特に限定されないが、例えばアゼライン
酸、アゼライン酸モノアルキルエステル等のアゼライン
酸モノエステル類、アゼライン酸ジアルキルエステル等
のアゼライン酸ジエステル類等が挙げられる。
の誘導体としては、特に限定されず、ヒノキチオール,
ヒノキチオール亜鉛錯体,ヒノキチオール配糖体等が例
示される。
常の皮膚外用剤に用いられるものであれば、特にその基
原は問わない。
としては、マンサク(Hamamelis japonica Sieb. et Zu
cc.),シナマンサク(Hamamelis mollis Oliv.),ハ
マメリス(Hamamelis virginiana L.)等のマンサク属
植物、ホシツヅリ(Saxifragaaizoon Jacq.),シコタ
ンソウ(Saxifraga cherlerioides D. Don var. rebuns
hirensis (Engl. et Irmsch.) Hara),ジンジソウ(Sa
xifraga cortusaefoliaSieb. et Zucc.),ダイモンジ
ソウ(Saxifraga fortunei Hook. f. var. incisolobat
a (Engl. et Irmsch.) Nakai),ハルユキノシタ(Saxi
fraga nipponicaMakino),センダイソウ(Saxifraga s
endaica Maxim.),ユキノシタ(Saxifraga stolonifer
a Meerb.),フキユキノシタ(Saxifraga japonica Boi
ss.),クロクモソウ(Saxifraga fusca Maxim.),ク
モマグサ(Saxifraga merkii Fish. var. laciniata Na
kai),クモマユキノシタ(Saxifraga laciniata Nakai
et Takeda),シコタンソウ(Saxifraga bronchialali
s L.),ムカゴユキノシタ(Saxifraga cernua L.),
ヤマハナソウ(Saxifraga sachalinensis Fr. Schm.)
等のユキノシタ属植物、ジンコウ(Aquilaria agalloch
a Roxb.)に代表されるジンコウ属植物、ツバキ(Camel
lia japonica L.)及びその変種,チャ(Camellia sine
nsis (L.) O. Kuntze)及びその変種等のツバキ属植
物、ベニバナトチノキ(Aesculus carnea Hayne),シ
ナトチノキ(Aesculus chinensis Bunge),セイヨウト
チノキ(Aesculus hippocastanum L.),トチノキ(Aes
culus turbinata Bl.)等のトチノキ属植物、イタドリ
(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.),ハチジョ
ウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc. va
r. hachidyoense Ohwi),オオイタドリ(Polygonum sa
chalinense Fr. Schm.)等のタデ属植物、メリッサ(Me
lissa officinalis L.)に代表されるセイヨウヤマハッ
カ属植物、イブキジャコウソウ(Thymus serphyllum L.
subsp. quinquecostatus (Aelak.) Kitamura),タイ
ム(Thymus vulgaris L.)等のイブキジャコウソウ属植
物、ニガヨモギ(Artemisia absinthium L.),クソニ
ンジン(Artemisiaannua L.),カワラニンジン(Artem
isia apiacea Hance),カワラヨモギ(Artemisia capi
llaris Thunb.),シナヨモギ(Artemisia cina Ber
g.),タラゴン(Artemisia dracunculus L.),オトコ
ヨモギ(Artemisia japonica Thunb.),ミブヨモギ(A
rtemisia maritima L.),ヨモギ(Artemisia princeps
Pamp.)等のヨモギ属植物、ノコギリソウ(Achillea a
lpina L.),セイヨウノコギリソウ(Achillea milleif
olium L.),ジャコウノコギリソウ(Achillea moschat
a Jacq.)等のノコギリソウ属植物、フジバカマ(Eupat
orium japonicum Thunb.),サワヒヨドリ(Eupatorium
lindleyanum DC.),ヒヨドリバナ(Eupatorium chine
nse L. var. oppositifolium (Koidz.) Murata et H. K
oyama)等のヒヨドリバナ属植物、アメリカシナノキ(T
ilia americana L.),フユボダイジュ(Tilia cordata
Mill.),セイヨウシナノキ(Tilia europaea L.),
シナノキ(Tilia japonica (Miq.) Simonk.),ボダイ
ジュ(Tilia miqueliana Maxim.),ナツボダイジュ(T
ilia platyphyllos Scop.)等のシナノキ属植物、トモ
エソウ(Hypericum ascyron L.),オトギリソウ(Hype
ricum erectum Thunb.),ヒメオトギリソウ(Hypericu
m japonicum Thunb.),セイヨウオトギリソウ(Hyperi
cum perforatum L.)等のオトギリソウ属植物、イワユ
キノシタ(Tanakaea radicans Fr. et Sav.)に代表さ
れるイワユキノシタ属植物、サツマフジ(Daphnegenkwa
Sieb. et Zucc.),コショウノキ(Daphne kiusiana M
iq.),コウシュジンチョウゲ(Daphne mezereum
L.),ジンチョウゲ(Daphne odora Thunb.),オニシ
バリ(Daphne opseud-mezereum A. Gray),ナニワズ
(Daphne kamtchatica Maxim. var. yezoensis Ohw
i),カラスシキミ(Daphne miyabeana Makino)等のジ
ンチョウゲ属植物、オオシマガンピ(Diplomorpha phym
atoglossa (Koidz.) Nakai),ガンピ(Diplomorpha si
kokiana (Fr. et Sav.) Honda ),キガンピ(Diplomor
pha trichotoma (Thunb.) Nakai)等のガンピ属植物、
ミツマタ(Edgeworthia chrysantha Lindl.)に代表さ
れるミツマタ属植物、シャクヤク(Paeonia lactiflora
Pall.),オランダシャクヤク(Paeonia officinalis
L.),ボタン(Paeonia suffruticosa Andr.)等のボタ
ン属植物,スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra
L.),キカンゾウ(Glycyrrhiza kansuensis Chang etP
eng),カンゾウ(Glycyrrhiza urarensis Fisch.)等
のカンゾウ属植物、クワ(Morus alba L.)に代表され
るクワ属植物、クララ(Sophora flavescens Ait.),
エンジュ(Sophora japonica L.)等のエンジュ属植
物、カイメンソウ(Ceratodictyon spongiosum)に代表
されるカイメンソウ属藻類、無節サンゴモ(Corallina
sp.),サンゴモ(Corallina officinalis),ピリヒバ
(Corallina pilurifera)等のサンゴモ属藻類、ヤハズ
グサ(Dictyopteris latiuscula),シワヤハズ(Dicty
opteris undulata),ヘラヤハズ(Dictyopteris proli
fera),スジヤハズ(Dictyopteris plagiogramma),
ヒメヤハズ(Dictyopteris repens),エゾヤハズ(Dic
tyopteris divaricata),ウラボシヤハズ(Dictyopter
is polypodioides)等のヤハズグサ属藻類、ハリアミジ
(Dictyota spinulosa)に代表されるアミジグサ属藻
類、ヒジキ(Hizikia fusiformis)に代表されるヒジキ
属藻類、ソゾsp.(Laurencia sp.),クロソゾ(Lauren
cia intermedia),ミツデソゾ(Laurencia okamura
i),ソゾノハナ(Laurencia grevilleana),オオソゾ
(Laurencia glandulifera),ハネソゾ(Laurencia pi
nnata),コブソゾ(Laurencia undulata)等のソゾ属
藻類、フシツナギ(Lomentaria catenata),コスジフ
シツナギ(Lomentaria hakodatensis)等のフシツナギ
属藻類、イワヒゲ(Myelophycus caespitosus)に代表
されるイワヒゲ属藻類、ダルス(Palmaria palmata)に
代表されるダルス属藻類、ホンダワラ(Sargassum fulv
ellum),エンドウモク(Sargassum yendoi),マメタ
ワラ(Sargassum piluriferum),ヤツマタモク(Sargas
sum patens),アカモク(Sargassum horneri),ノコ
ギリモク(Sargassum serratifolium),オオバノコギ
リモク(Sargassum giganteifolium),ヨレモク(Sarg
assum tortile),ヤナギモク(オオバモク:Sargassum
ringgoldianum),ネジモク(Sargassum sagamianu
m),ハハキモク(Sargassum kjellmanianum),ウミト
ラノオ(Sargassum thunbergii),フシスジモク(Sarg
assum confusum),イソモク(Sargassum hemiphyllu
m),ナラサモ(Sargassum nigrifolium),トゲモク
(Sargassum micracanthum),タマナシモク(Sargassu
m nipponicum),ジンメソウ(Sargassum vulgare),
フタエモク(ヒイラギモク:Sargassum duplicatum),
エゾノネジモク(Sargassum yezoense)等のホンダワラ
属藻類、イシモズク(Sphaerotrichia divaricata)に
代表されるイシモズク属藻類等が例示される。
ス(Hamamelis virginiana L.),ユキノシタ(Saxifra
ga stolonifera Meerb.),ジンコウ(Aquilaria agall
ocha Roxb.),チャ(Camellia sinensis (L.) O. Kunt
ze)及びその変種,イタドリ(Polygonum cuspidatum S
ieb. et Zucc.),メリッサ(Melissa officinalis
L.),タイム(Thymus vulgaris L.),カワラヨモギ
(Artemisia capillarisThunb.),セイヨウノコギリソ
ウ(Achillea milleifolium L.),オトギリソウ(Hype
ricum erectum Thunb.),セイヨウオトギリソウ(Hype
ricum perforatumL.),シャクヤク(Paeonia lactiflo
ra Pall.),ボタン(Paeonia suffruticosa Andr.),
スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra L.),カンゾ
ウ(Glycyrrhiza urarensis Fisch.),クワ(Morus al
ba L.),クララ(Sophora flavescens Ait.),ヘラヤ
ハズ(Dictyopteris prolifera),ハリアミジ(Dictyo
ta spinulosa),ヒジキ(Hizikia fusiformis),ソゾ
sp.(Laurencia sp.),フシツナギ(Lomentaria caten
ata),イワヒゲ(Myelophycus caespitosus),ダルス
(Palmaria palmata),ヤナギモク(オオバモク:Sarg
assum ringgoldianum),エゾノネジモク(Sargassum y
ezoense),フシスジモク(Sargassum confusum),イ
シモズク(Sphaerotrichia divaricata)から選択され
る1種又は2種以上の植物,藻類が好ましく用いられ
る。
種の全草又はその葉,樹皮,根,花,枝等の1又は2以
上の箇所を生のまま若しくは乾燥させて使用する。抽出
溶媒としては特に限定されず、水、エタノール,メタノ
ール,イソプロパノール,イソブタノール,n-ヘキサノ
ール,メチルアミルアルコール,2-エチルブタノール,
n-オクチルアルコール等の1価アルコール類、グリセリ
ン,エチレングリコール,エチレングリコールモノメチ
ルエーテル,プロピレングリコール,プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノエ
チルエーテル,トリエチレングリコール,1,3-ブチレン
グリコール,へキシレングリコール等の多価アルコール
又はその誘導体、アセトン,メチルエチルケトン,メチ
ルイソブチルケトン,メチル-n-プロピルケトン等のケ
トン類、酢酸エチル,酢酸イソプロピル等のエステル
類、エチルエーテル,イソプロピルエーテル,n-ブチル
エーテル等のエーテル類、スクワラン,ワセリン,パラ
フィンワックス,パラフィン油などの炭化水素類、オリ
ーブ油,小麦胚芽油,米油,ゴマ油,マカダミアンナッ
ツ油,アルモンド油,ヤシ油等の植物油脂、牛脂,豚
脂,鯨油等の動物油脂などが例示される。また、リン酸
緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒、界面
活性剤を添加した溶媒を用いることもでき、特に限定さ
れない。
加熱した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気蒸留な
どの蒸留法を用いて抽出する方法、植物又は藻類を圧搾
して抽出物を得る圧搾法などが例示され、これらの方法
を単独で、又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
特に限定されないが、植物又は藻類1に対して溶媒0.
1〜1000重量倍、特に抽出操作,効率の点で、0.
5〜100重量倍が好ましい。また抽出圧力及び抽出温
度は常圧下で0℃から溶媒の沸点以下の範囲とするのが
便利であり、抽出時間は抽出温度などにより異なるが2
時間〜2週間の範囲とするのが好ましい。
出物は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その
効果を失わない範囲で、脱臭,脱色,濃縮などの精製操
作を加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなど
を用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や
精製物,分画物は、これらから溶媒を除去することによ
って乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなど
の溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いるこ
とができる。
分としては、ハマメリスの葉に多く含まれるハマメリタ
ンニン、甘草の油溶性抽出成分に含まれるフラボノイド
類,特にグラブリジン,ヒスパグラブリジン、タデ属植
物抽出物中に含まれる(-)-エピカテキン等が例示され
る。
を有する成分の皮膚外用剤への配合量は、その効果や添
加した際の臭い,色調の点から考え、0.0001〜1
0重量%の濃度範囲とすることが望ましい。
通常医薬品,医薬部外品,皮膚化粧料,毛髪用化粧料及
び洗浄料に配合される、油脂,保湿剤,粉体,色素,乳
化剤,可溶化剤,洗浄剤,紫外線吸収剤,増粘剤,薬
剤,香料,樹脂,アルコール類等を適宜配合することが
できる。また、本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であ
り、例えば化粧水などの可溶化系,クリーム,乳液など
の乳化系,カラミンローション等の分散系として、提供
することもでき、また噴射剤と共に充填したエアゾール
の剤型をとってもよい。
詳細に説明する。まず、本発明で用いる、冬中夏草の超
臨界流体抽出物、及び美白剤として配合する胎盤抽出
物,植物,藻類抽出物の調製例を示す。
(Cordyceps sinensis)粉末50gを500mLの熱水
で5時間抽出した後、抽出残試料を乾燥粉砕する。エン
トレーナとして0.003%のエタノールを加えた後、
40℃において15MPaの二酸化炭素を分離槽出口で
の大気圧下での二酸化炭素の流量が700リットル/時
間となるように調節しながら超臨界状態の二酸化炭素を
供給した。その後、抽出槽の圧力を減圧し抽出物を取り
出した。
センタエキス(ニチレイ社製)を用いた。
cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎550gを乾燥,
粉砕し、50容量%エタノール水溶液1,500ml中
にて25℃で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ
過し、ろ液をイタドリ抽出物とした。
num cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎の乾燥粉末2
00gを50容量%エタノール水溶液2,000ml中
に浸漬し、室温で7日間抽出した。次いで、抽出液をろ
過し、ろ液を減圧濃縮し、30容量%エタノール水溶液
800mlに溶解して、DIAION MCI Gel
HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にかけ、4
0容量%エタノール水溶液にて溶出される画分を回収し
た。次いで前記画分をシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ーにてクロロホルム・メタノール混合物(容量比=5:
1)を展開溶媒として用いて分画した。得られた画分の
うち、(-)-エピカテキンを含む画分を掻き取り、50容
量%エタノール50mlに溶解してイタドリ抽出分画物
とした。
lis virginiana L.)の葉500gを乾燥,粉砕し、5
0容量%エタノール水溶液1,000ml中にて25℃
で5日間撹拌抽出した。次いで抽出液をろ過し、ろ液を
回収してハマメリス抽出物とした。
mamelis virginiana L.)の葉及び樹皮計500gを細
切し、熱水1,500ml中にて5時間撹拌抽出した。
ついで抽出液をろ過し、ろ液をDIAION MCI
Gel HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にか
け、エタノール・水混合溶媒で溶出し、ハマメリタンニ
ン含量が50重量%以上の画分を回収してハマメリス抽
出分画物とした。
オトギリソウ(Hypericum perforatum L.)の開花期の
全草350gを細切し、オリーブ油1,000ml中に
て20℃で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過して
ろ液を回収してセイヨウオトギリソウ抽出物とした。
arensis Fisch.)の根及び根茎500gを乾燥,粉砕
し、無水エタノール水溶液1,000ml中にて25℃
で24時間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収
し、減圧濃縮した後、凍結乾燥により乾固させる。乾固
物を酢酸エチル1,000ml中にて20℃で2日間撹
拌抽出した。抽出後、減圧乾燥して甘草エキスとした。
agallocha Roxb.)の枝及び幹,計300gを乾燥,粉
砕し、エタノール1,000中にて20℃で10日間浸
漬した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を1/10容量
まで濃縮してジンコウ抽出物とした。
inensis L. var. viridis Szkzyl.)の葉440gを乾
燥,粉砕し、精製水1,000ml中にて50℃で24
時間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を1/5容量
まで濃縮してウーロン茶抽出物とした。
ficinalis L.)の葉300gを粉砕し、1,3-ブチレング
リコール1,000ml中にて25℃で5日間撹拌抽出
した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してメリッサ抽出物
とした。
s L.)の全草450gを乾燥,粉砕し、50容量%グリ
セリン水溶液1,500ml中にて25℃で5日間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してタイム抽出
物とした。
ticosa Andr.)の根皮300gを乾燥,粉砕し、95容
量%エタノール水溶液1,000ml中にて25℃で5
日間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してボ
タン抽出物とした。
根皮350gを細切し、1,3-ブチレングリコール1,0
00ml中にて20℃で7日間浸漬して抽出した。抽出
液をろ過してろ液を回収してクワ抽出物とした。
ノコギリソウ(Achillea milleifolium L.)の花320
gを生理食塩水2,000ml中にて10℃にてホモジ
ナイズし、さらに4時間撹拌抽出した。抽出液をろ過
し、ろ液を回収してセイヨウノコギリソウ抽出物とし
た。
物],[ソゾsp.抽出物],[ダルス抽出物] 海から採取した、ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifer
a),ハリアミジ(Dictyota spinulosa),ソゾsp.(La
urencia sp.),ダルス(Palmaria palmata)の全藻を
水洗した後細切し、等量のリン酸緩衝生理食塩水(pH
7.4)に分散後、ブレンダーミルで3時間撹拌抽出し
た。抽出液をろ過し、ろ液を回収して上記各抽出物とし
た。
実施例9及び比較例1〜比較例10について、色素沈着
症状の改善効果の評価を行った。色素沈着症状の改善効
果は、顕著なシミ,ソバカス等の色素沈着症状を有する
女性パネラー20名を一群とし、各群に実施例又は比較
例をそれぞれブラインドにて1日2回ずつ1ヶ月間使用
させ、1ヶ月後の皮膚の色素沈着の状態を観察して使用
前と比較して評価した。色素沈着の状態は、表3に示す
判定基準に従って評価し、20名の平均値を算出して表
4に示した。
施例使用群では、全群で顕著な色素沈着症状の改善が認
められており、使用試験終了後には、軽度若しくはわず
かな色素沈着が認められるにすぎない程度まで症状が改
善されていた。特に、冬中夏草の超臨界流体抽出物と、
L−アスコルビルリン酸マグネシウムを併用した実施例
1,イタドリ抽出分画物を併用した実施例8,ハマメリ
ス抽出分画物を併用した実施例9使用群において、良好
な改善が見られていた。これに対し、冬中夏草の超臨界
流体抽出物のみを配合した比較例1においては、全く色
素沈着症状の改善は認められなかった。また、チロシナ
ーゼ活性阻害作用を有する物質を単独で配合した比較例
2〜比較例10使用群においては、色素沈着症状の改善
は認められるものの、それぞれ対応する実施例使用群に
比べ、改善の程度は明らかに小さいものであった。
ては、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,凝
集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られな
かった。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性反
応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存在しなかっ
た。
分をそれぞれ混合均一化して75℃に加熱する。水性成
分に油性成分を添加して乳化し、撹拌しながら冷却す
る。
て溶解,均一化する。一方、(7)〜(9)の水相成分を混
合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を添加し
てホモミキサーにて均一に乳化し、(10)を加えてpHを
調整する。冷却後40℃にて(11)〜(13)を添加,混合す
る。
解し、70℃に保つ。一方、(7)〜(9)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化した後冷却
し、40℃で(10),(11)の成分を添加する。
し、次いで(4)を加えて増粘させ、(5)〜(6)を添加し
て均一に混合する。
加熱する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。次いで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化する。
し、75℃に加熱する。一方、(6)を(7)に溶解して7
5℃にて加熱溶解し、これに前記油相成分を添加して乳
化する。
解する。
て均一とする。一方、(6)〜(8)の成分を混合し、75
℃に加熱,溶解して均一とし、これに(9)〜(11)の顔料
を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させ水相成分と
する。この水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキ
サーにて乳化した後冷却し、40℃にて(12),(13)の成
分を添加,混合する。
て均一とする。一方、(7)〜(9)の水相成分を混合し、
75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(14)の
顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。油
相成分を添加して乳化した後冷却し、40℃にて(15),
(16)の成分を添加,混合する。
加熱する。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、水相成分に油相成分を添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化す
る。
(1),(2)を添加して溶解させ、(4)〜(7)を添加して
可溶化する。
次添加,溶解,均一化する。
℃とする。一方、(9)〜(11)の水相成分を混合して加熱
溶解し、70℃とする。この水相成分に油相成分を徐々
に添加して予備乳化し、次いでホモミキサーにて均一に
乳化後冷却し、40℃で(12)の成分を添加する。
色素沈着症状の改善効果の評価を行ったところ、全ての
実施例において、良好な色素沈着症状の改善効果が認め
られた。
焼け後の色素沈着・しみ・ソバカス等の予防及び改善に
有効で、皮膚美白効果の高い皮膚外用剤を得ることが出
来た。
Claims (2)
- 【請求項1】 冬中夏草を超臨界流体又は亜臨界流体に
より抽出して得られる抽出物と、美白剤を含有する皮膚
外用剤。 - 【請求項2】 美白剤が、L−アスコルビン酸及びその
塩又はその誘導体、リポ酸及びその誘導体並びにそれら
の塩、レゾルシン及びその誘導体、グラブリジン、グラ
ブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、グルタチオ
ン、エラグ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、ハイド
ロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、
グルコサミン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘
導体、ヒノキチオール及びその誘導体、胎盤抽出物、マ
ンサク属,ユキノシタ属,ジンコウ属,ツバキ属,トチ
ノキ属,タデ属,セイヨウヤマハッカ属,イブキジャコ
ウソウ属,ヨモギ属,ノコギリソウ属,ヒヨドリバナ
属,シナノキ属,オトギリソウ属,イワユキノシタ属,
ジンチョウゲ属,ガンピ属,ミツマタ属,ボタン属,カ
ンゾウ属,クワ属,エンジュ属に属する1種又は2種以
上の植物の抽出物及び、カイメンソウ属,サンゴモ属,
ヤハズグサ属,アミジグサ属,ヒジキ属,ソゾ属,フシ
ツナギ属,イワヒゲ属,ダルス属,ホンダワラ属,イシ
モズク属に属する1種又は2種以上の藻類の抽出物より
成る群から選択される1種又は2種以上である、請求項
1に記載の皮膚外用剤。
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