JP2003266779A - 光書き込みヘッド - Google Patents

光書き込みヘッド

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JP2003266779A
JP2003266779A JP2002076301A JP2002076301A JP2003266779A JP 2003266779 A JP2003266779 A JP 2003266779A JP 2002076301 A JP2002076301 A JP 2002076301A JP 2002076301 A JP2002076301 A JP 2002076301A JP 2003266779 A JP2003266779 A JP 2003266779A
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Masahide Wakizaka
政英 脇坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格および高品位の印字を可能にする積層
樹脂レンズアレイを搭載した光書き込みヘッドを提供す
る。 【解決手段】 ハウジング16は、開口部28を備えて
おり、開口部28の周囲には開口部側に突起を有する係
止部26が形成されている。積層樹脂レンズアレイ14
は、開口部28に収容され、開口部28の周囲に設けら
れた係止部26によりハウジング16に装着される。発
光素子アレイからの出射光は、積層樹脂レンズアレイ1
4により集光されて感光体に投影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
に搭載されて、発光素子アレイからの出射光を積層樹脂
レンズアレイにより集光して感光体に投影する光書き込
みヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プリンタでは、感光ドラムを露
光して潜像を形成し、この潜像をトナーによって現像
し、このトナーを紙に転写し、熱等によってトナーを紙
に定着させることによって印刷を行っている。
【0003】露光プロセスは、LED光学系とレーザ光
学系に2分され、LED光学系のヘッドでは、従来、L
EDの発光エネルギーは、正立等倍ロッドレンズアレイ
を介して、感光ドラムに露光する。
【0004】図1は、従来の電子写真プリンタに搭載さ
れる書き込みヘッド(光書き込みヘッド)のヘッド長手
方向に垂直な方向の断面図である。この光書き込みヘッ
ドでは、発光素子実装基板40上に、発光素子を列状に
配置した複数個のLEDチップ(発光素子アレイチッ
プ)42が、走査方向に実装され、このLEDチップ4
2の発光素子が発光する光の光軸上に、正立等倍ロッド
レンズアレイ44が、ハウジング(樹脂カバー)46に
より固定され、さらに、正立等倍ロッドレンズアレイ4
4上には、感光ドラム48が設けられている。また、発
光素子実装基板40の長手方向に対して直交する方向の
外縁部は、ハウジング46の脚部先端に係合している。
さらに、発光素子実装基板40の下地にはLEDチップ
42の熱を放出するためのヒートシンク50が設けら
れ、ハウジング46とヒートシンク50は、発光素子実
装基板40を間に挟んで止め金具52により固定されて
いる。
【0005】正立等倍ロッドレンズアレイ44は、LE
Dチップ42の発光素子の光を集光し、感光ドラム48
を露光して感光ドラムの表面に潜像を形成する。
【0006】このロッドレンズアレイは、解像度および
レンズピッチの周期光量ムラが発生し易いために、特開
2000−221445号公報に開示されているよう
に、樹脂レンズアレイを積層させて、解像度を向上させ
たレンズアレイが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、積層樹脂レン
ズアレイは剛性が低く、自己形状保持性が弱い。したが
って、積層樹脂レンズアレイの位置精度を出すために
は、ハウジング等の基準面に沿わせて位置固定する必要
があるが、積層樹脂レンズアレイに採用される材料は、
一般的に線膨張係数が高いため、剛性のある材料で構成
されるハウジングに接着固定した場合、温度変化によ
り、両者間の歪み量差に起因するバイメタル効果のよう
な作用が働き、発光点とレンズアレイ間の距離が変化
し、または積層樹脂レンズアレイ間の接着界面剥離によ
る積層位置ズレが発生し、画像品位を著しく低下させて
しまう。
【0008】レンズ等の光学部品に用いられる樹脂は、
線膨張係数が6×10-5/℃程度である。ハウジング成
形に適する樹脂材料として、寸法安定性、強度、剛性の
優れるポリフェニレンスルフィドにガラス繊維を添加さ
せた樹脂材料がある。この樹脂材料の線膨張係数が、
2.5×10-5/℃であることにより、例えば、A3サ
イズの光書き込みヘッドの場合は、20℃から45℃に
温度変化すると、 露光長=310mm 温度差=45−20=25℃ 熱膨張係数差=(6−2.5)×10-5/℃=3.5×
10-5/℃ 部材間の歪み差=310×3.5×10-5×25=0.
27mm となり、レンズアレイとハウジング間の歪み差は0.2
7mmとなる。この応力は、ハウジングおよびレンズア
レイを変形させてしまうことがある。また、積層樹脂レ
ンズアレイは、層間の固定に接着剤が用いられているこ
とが一般的であるため、積層間の接着界面剥離が発生す
る。
【0009】また、積層樹脂レンズアレイは、剛性が低
く、自己形状保持性が弱いため、高い平面性を持たせて
レンズアレイを固定するためには、平坦性の高い他の部
材の基準面に沿わせて位置を固定する必要がある。その
際は、積層樹脂レンズアレイを、例えばハウジングの基
準面に取り付けて、ハウジングと積層樹脂レンズアレイ
を接着剤により固定する方法が考えられるが、ハウジン
グへ取り付けられた積層樹脂レンズアレイは、基準面に
沿って固定されるように接着剤が硬化するまで積層樹脂
レンズアレイ全体をハウジング側へ押し込んでおく必要
があり、製造工程に多大な時間を要している。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的は、低価格および高品位
の印字を可能にする積層樹脂レンズアレイを搭載した光
書き込みヘッドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光素子アレ
イを実装する基板と、前記発光素子アレイの発光素子が
発光する光の光軸上にレンズアレイを備え、さらに前記
レンズアレイを支持する支持手段を備える光書き込みヘ
ッドにおいて、前記支持手段は、開口部を備えており、
前記レンズアレイは、前記開口部に収容され、前記開口
部の周囲に設けられた、開口部側に突起を有する係止部
により前記支持手段に支持されていることを特徴とす
る。
【0012】前記係止部は、前記開口部の長手方向およ
び/または長手方向に直交する方向に形成されているこ
とが好ましく、または、前記開口部の長手方向および/
または長手方向に直交する方向に亘って連続にまたは間
欠に形成されていることが好ましく、または、前記開口
部の長手方向および/または長手方向に直交する方向に
一定のピッチまたは不規則なピッチで形成されているこ
とが好ましい。
【0013】また、前記係止部は、前記支持手段と一体
成形されていることが好ましく、または、前記係止部
は、熱膨張係数差に起因して前記支持手段と前記レンズ
アレイとの間に生じる変位差を吸収する材料で形成され
ていることが好ましい。
【0014】また、前記支持手段とレンズアレイとの間
に封止材料が塗布されていることが好ましい。
【0015】さらに、前記レンズアレイは、積層樹脂レ
ンズアレイであることが好ましく、前記発光素子アレイ
は、自己走査型発光素子アレイであることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】図2は、本発明の光書き込みヘッドの実施
の形態を示す図である。図2(a)は、光書き込みヘッ
ドの長手方向(走査方向)中央部における長手方向に対
して直交する方向の断面図であり、図2(b)は、一部
正面図である。
【0018】発光素子実装基板10上には、発光素子を
列状に配置した複数個のLEDチップ(発光素子アレイ
チップ)12が、走査方向に実装されている。このLE
Dチップ12の発光素子が発光する光の光軸上の位置に
は、積層樹脂レンズアレイ14が、ハウジング(支持手
段)16に形成された係止部により、ハウジング16に
支持されている。積層樹脂レンズアレイ14は、微小凸
レンズを所定のピッチで透明平板上に規則的に配列させ
た樹脂レンズアレイを3枚重ね合わせて構成されてい
る。
【0019】また、発光素子実装基板10の長手方向に
対して直交する方向の外縁部は、ハウジング16の脚部
先端に係合している。さらに、発光素子実装基板10の
下地にはLEDチップ12の熱を放出するためのヒート
シンク18が設けられており、ハウジング16とヒート
シンク18は、発光素子実装基板10を間に挟んで止め
金具20により固定されている。発光素子実装基板10
には、ハウジング16とヒートシンク18との間に設け
られた隙間から、電気信号を取り込むためのFPC(F
lexible Printed Circuit:フ
レキシブル基板)22が接続されている。また、ハウジ
ング16の長手方向端部には、光書き込みヘッドを電子
写真プリンタに組み込む時に感光ドラム15の位置合わ
せの基準に用いられるデータムピン24が設けられてい
る。この感光ドラム15は、積層樹脂レンズアレイ14
上に設けられる。
【0020】図3は、図2に示すハウジングと積層樹脂
レンズアレイの斜視図である。図3に示すように、ハウ
ジング16の中央には積層樹脂レンズアレイ14を収容
できる形状の開口部28が設けられており、開口部28
の周囲には、開口部28の長手方向および長手方向に直
交する方向の全領域に亘って一定のピッチにより、開口
部28側に突起を有する係止部26が形成されている。
【0021】係止部26は、樹脂によりハウジング16
と一体成形されている。積層樹脂レンズアレイ14を上
部から開口部28に挿入し、積層樹脂レンズアレイ14
の端部が、係止部26の突起に当接することによって、
積層樹脂レンズアレイ14はハウジング16に支持され
る。
【0022】なお、上述した実施の形態では、係止部2
6を、開口部28の周囲に、長手方向と長手方向に直交
する方向の双方に設けたが、長手方向または長手方向に
直交する方向だけに設けても良い。また、長手方向およ
び/または長手方向に直交する方向に亘って連続して設
けても良く、間欠に配置しても良い。さらに、一定のピ
ッチで設ける場合だけでなく、不規則なピッチで設ける
ようにしても良い。
【0023】本発明の光書き込みヘッドは、ハウジング
が、上述のように、開口部周囲に積層樹脂レンズアレイ
を係止する係止部を備えているために、積層樹脂レンズ
アレイをハウジングに軽く押し込むだけで、簡単に装着
が可能である。したがって、積層樹脂レンズアレイとハ
ウジングの組み立て時間の大幅な短縮が図れ、製造コス
トの低減化を図ることができる。
【0024】図4は、ハウジングおよび積層樹脂レンズ
アレイの長手方向端部における長手方向に沿った断面図
である。図4は、光書き込みヘッドが温度変化を受けた
ときの状態を示している。
【0025】上述した係止部26を備えたハウジング1
6に積層樹脂レンズアレイ14を搭載した状態にて温度
変化を受けると、ハウジング16と積層樹脂レンズアレ
イ14間に熱膨張係数差に起因する長さの違いが発生す
るが、係止部26は、熱膨張係数差に起因する変位差を
吸収できる材料で形成されており、係止部26の形状が
図4の破線で示すように変化することにより、変位差を
吸収できる。
【0026】ここで、発光素子実装基板10に実装され
たLEDチップ12と積層樹脂レンズアレイ14との間
の距離L0には変化を与えないので、印字品質の低下を
防止できる。
【0027】本発明の光書き込みヘッドは、温度が変化
し、ハウジングと積層樹脂レンズアレイの熱膨張歪み差
が発生しても、ハウジングの基準面に積層樹脂レンズア
レイは固定されていないため、歪み差を、係止部の位置
変化により吸収でき、ハウジングおよび積層樹脂レンズ
アレイの反り、または積層樹脂レンズアレイの破壊を防
止できる。
【0028】また、積層樹脂レンズアレイには、係止部
26に設けられた傾斜部26aによりハウジング側(発
光素子方向)へ押さえ込む荷重Fが掛かるので、発光素
子とレンズアレイ間の位置もレンズ焦点距離方向の位置
変動が無いため、光学性能に変化を生じさせない。した
がって、印字品質の低下を防止できる。
【0029】なお、この傾斜部26aは、図4に示すよ
うに傾斜面とするのが好ましい。また、係止部26は、
積層樹脂レンズアレイ14の法線方向に長く延びるよう
に設けると、支点から作用点までの距離が長くなるの
で、係止部26の変位に対する荷重を小さくすることが
できる。
【0030】図5は、図2のB−B’線に沿った断面図
である。図5は、ヘッド内部へのトナー等の異物侵入に
よる、性能低下を防止するために積層樹脂レンズアレイ
14とハウジング16部分との間に封止材料30を塗布
した状態を示している。
【0031】係止部26が設けられていない箇所は、積
層樹脂レンズアレイ14とハウジング16との間に隙間
が生じるが、シリコンコーキング等の封止材料30を塗
布することで、ヘッド内部へのトナー等の異物侵入を防
止できる。
【0032】積層樹脂レンズアレイ14は、ハウジング
16の係止部26により固定されているため、両者間を
固定する治具等は必要とせずに、封止材料30を塗布で
きるので作業性が向上する。
【0033】本発明の光書き込みヘッドは、ハウジング
の積層樹脂レンズアレイを取り付ける部分に、係止部を
設けているので、簡単に積層樹脂レンズアレイをハウジ
ングに固定でき、積層樹脂レンズアレイのハウジングへ
の取り付けは、治具を必要とせず固定できる。さらに、
積層樹脂レンズアレイ端部に封止材料を塗布する際に
も、両者間を治具により位置固定する必要がないため、
簡単にヘッドを製造できる。
【0034】なお、上述した実施の形態では、樹脂で形
成したハウジングについて説明したが、樹脂に限らず、
熱膨張係数差に起因する変位差を吸収できる材料であれ
ば金属なども使用できる。また、係止部以外を樹脂で形
成しておき、係止部だけを金属やバネで形成しても良
い。
【0035】また、上述した実施の形態において、LE
Dチップには自己走査型発光素子アレイを用いることが
できる。なお、自己走査型発光素子アレイとは、自己走
査回路を内蔵し、発光点を順次転送していく機能を有す
る発光素子アレイである。
【0036】自己走査型発光素子アレイについては、特
開平1−238962号公報、特開平2−14584号
公報、特開平2−92650号公報、特開平2−926
51号公報等により、プリンタヘッド用光源として実装
上簡便となること、発光素子間隔を細かくできること、
コンパクトなプリンタヘッドを作製できること等が示さ
れている。また、特開平2−263668号公報では、
転送素子アレイをシフト部として、発光部である発光素
子アレイと分離した構造の自己走査型発光素子アレイを
提案している。
【0037】図6に、シフト部と発光部とを分離した構
造の自己走査型発光素子アレイの等価回路図を示す。シ
フト部は、転送素子T1 ,T2 ,T3 ,…を有し、発光
部は、書込み用発光素子L1 ,L2 ,L3 ,…を有して
いる。これら転送素子および発光素子は、3端子発光サ
イリスタにより構成される。シフト部の構成は、転送素
子のゲートを互いに電気的に接続するのにダイオードD
1 ,D2 ,D3 ,…を用いている。VGKは電源(通常5
V)であり、負荷抵抗RL を経て各転送素子のゲート電
極G1 ,G2 ,G3 ,…に接続されている。また、転送
素子のゲート電極G1 ,G2 ,G3 ,…は、書込み用発
光素子のゲート電極にも接続される。転送素子T1 のゲ
ート電極にはスタートパルスφS が加えられ、転送素子
のアノード電極には、交互に転送用クロックパルスφ
1,φ2が加えられ、書込み用発光素子のアノード電極
には、書込み信号φI が加えられている。
【0038】なお、図中、R1,R2,RS ,RI は、
それぞれ電流制限抵抗を示している。
【0039】動作を簡単に説明する。まず転送用クロッ
クパルスφ1の電圧が、Hレベルで、転送素子T2 がオ
ン状態であるとする。このとき、ゲート電極G2 の電位
はV GKの5Vからほぼ零Vにまで低下する。この電位降
下の影響はダイオードD2 によってゲート電極G3 に伝
えられ、その電位を約1Vに(ダイオードD2 の順方向
立上り電圧(拡散電位に等しい))に設定する。しか
し、ダイオードD1 は逆バイアス状態であるためゲート
電極G1 への電位の接続は行われず、ゲート電極G1
電位は5Vのままとなる。発光サイリスタのオン電圧
は、ゲート電極電位+pn接合の拡散電位(約1V)で
近似されるから、次の転送用クロックパルスφ2のHレ
ベル電圧は約2V(転送素子T3 をオンさせるために必
要な電圧)以上でありかつ約4V(転送素子T5 をオン
させるために必要な電圧)以下に設定しておけば転送素
子T3 のみがオンし、これ以外の転送素子はオフのまま
にすることができる。従って2本の転送用クロックパル
スでオン状態が転送されることになる。
【0040】スタートパルスφS は、このような転送動
作を開始させるためのパルスであり、スタートパルスφ
S をHレベル(約0V)にすると同時に転送用クロック
パルスφ2をHレベル(約2〜約4V)とし、転送素子
1 をオンさせる。その後すぐ、スタートパルスφS
Hレベルに戻される。
【0041】いま、転送素子T2 がオン状態にあるとす
ると、ゲート電極G2 の電位は、ほぼ0Vとなる。した
がって、書込み信号φI の電圧が、pn接合の拡散電位
(約1V)以上であれば、発光素子L2 を発光状態とす
ることができる。
【0042】これに対し、ゲート電極G1 は約5Vであ
り、ゲート電極G3 は約1Vとなる。したがって、発光
素子L1 の書込み電圧は約6V、発光素子L3 の書込み
電圧は約2Vとなる。これから、発光素子L2 のみに書
込める書込み信号φI の電圧は、1〜2Vの範囲とな
る。発光素子L2 がオン、すなわち発光状態に入ると、
発光強度は書込み信号φI に流す電流量で決められ、任
意の強度にて画像書込みが可能となる。また、発光状態
を次の発光素子に転送するためには、書込み信号φI
インの電圧を一度0Vまでおとし、発光している発光素
子をいったんオフにしておく必要がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光書き
込みヘッドは、接着剤を用いずに、ハウジングに設けた
係止部により、積層樹脂レンズアレイをハウジングに容
易に装着できるので、製造工程が簡単になり、製造コス
トを低減できる。
【0044】また、積層樹脂レンズアレイが熱膨張して
も、ハウジングに設けた係止部により、変形を吸収で
き、積層樹脂レンズアレイとLEDチップとの距離を一
定に保つことができるので、高品位の印字を可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光書き込みヘッドのヘッド長手方向に垂
直な方向の断面図である。
【図2】本発明の光書き込みヘッドの実施の形態を示す
図である。
【図3】ハウジングと積層樹脂レンズアレイの斜視図で
ある。
【図4】ハウジングおよび積層樹脂レンズアレイの長手
方向端部における長手方向に沿った断面図である。
【図5】図2のB−B’線に沿った断面図である。
【図6】自己走査型発光素子アレイの等価回路を示す図
である。
【符号の説明】
10,40 発光素子実装基板 12,42 LEDチップ 14 積層樹脂レンズアレイ 16,46 ハウジング 18,50 ヒートシンク 20,52 止め金具 22 FPC 24 データムピン 26 係止部 26a 傾斜部 28 開口部 30 封止材料 44 正立等倍ロッドレンズアレイ 48 感光ドラム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子アレイを実装する基板と、前記発
    光素子アレイの発光素子が発光する光の光軸上にレンズ
    アレイを備え、さらに前記レンズアレイを支持する支持
    手段を備える光書き込みヘッドにおいて、 前記支持手段は、開口部を備えており、前記レンズアレ
    イは、前記開口部に収容され、前記開口部の周囲に設け
    られた、開口部側に突起を有する係止部により前記支持
    手段に支持されていることを特徴とする光書き込みヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】前記係止部は、前記開口部の長手方向およ
    び/または長手方向に直交する方向に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光書き込みヘッド。
  3. 【請求項3】前記係止部は、前記開口部の長手方向およ
    び/または長手方向に直交する方向に亘って連続にまた
    は間欠に形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の光書き込みヘッド。
  4. 【請求項4】前記係止部は、前記開口部の長手方向およ
    び/または長手方向に直交する方向に一定のピッチまた
    は不規則なピッチで形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の光書き込みヘッド。
  5. 【請求項5】前記係止部は、前記支持手段と一体成形さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の光書き込みヘッド。
  6. 【請求項6】前記係止部は、熱膨張係数差に起因して前
    記支持手段と前記レンズアレイとの間に生じる変位差を
    吸収する材料で形成されていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の光書き込みヘッド。
  7. 【請求項7】前記支持手段とレンズアレイとの間に封止
    材料が塗布されていることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の光書き込みヘッド。
  8. 【請求項8】前記レンズアレイは、積層樹脂レンズアレ
    イであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載の光書き込みヘッド。
  9. 【請求項9】前記発光素子アレイは、自己走査型発光素
    子アレイであることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載の光書き込みヘッド。
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