JP2010072557A - レンズアレイユニット、光学ヘッドおよび情報装置 - Google Patents

レンズアレイユニット、光学ヘッドおよび情報装置 Download PDF

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    • B41J2/451Special optical means therefor, e.g. lenses, mirrors, focusing means

Abstract

【課題】十分な解像度の結像を得ることができるレンズアレイユニットを提供する。
【解決手段】それぞれの光軸に直交する方向に複数のレンズが並ぶレンズアレイを有するレンズ板を備え、少なくとも2枚の前記レンズ板を前記各レンズの光軸が一致するように配置して正立等倍像を結像するレンズアレイユニットにおいて、レンズ板を取り付ける取付け部を有する支持部材を設け、前記支持部材の長手方向に、分割された複数のレンズ板を並べて配置した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置のLEDヘッドや読取装置の光学系として使用されるレンズアレイユニット、そのレンズアレイユニットを備えた光学ヘッドおよび情報装置に関する。
従来のレンズアレイユニットは、複数のLED(発光ダイオード)を直線状に配列したLEDヘッドを用いた電子写真式の画像形成装置や複数の受光素子を直線状に配列した受光部に読取り原稿の像を結像させるスキャナやファクシミリ等の読取装置にロッドレンズアレイが用いられている。このロッドレンズアレイは、物体の正立等倍像をライン状に形成することができる光学系である(例えば、特許文献1参照)。
また、マイクロレンズを直線状に配列した2個のレンズアレイを配置して物体の正立等倍像を形成する光学系を構成するようにしたものもある。このマイクロレンズのレンズアレイにおいては、プラスチック射出成型により形状精度の高いレンズアレイを効率よく作成することができ、高い解像度を得ることができるものである。
特開2000−221445号公報(段落「0017」〜段落「0023」、図2、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、マイクロレンズを直線状に配列した長尺のアレイ板を射出成型すると長手方向で金型の温度均一性が得られないこと、およびゲート位置に近い部分と遠い部分で圧力が異なることにより、射出成型されるマイクロレンズの形状が異なり、十分な解像度の結像を得ることができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、十分な解像度の結像を得ることができるレンズアレイユニットを提供することを目的とする。
そのため、本発明は、それぞれの光軸に直交する方向に複数のレンズが並ぶレンズアレイを有するレンズ板を備え、少なくとも2枚の前記レンズ板を前記各レンズの光軸が一致するように配置して正立等倍像を結像するレンズアレイユニットにおいて、レンズ板を取り付ける取付け部を有する支持部材を設け、前記支持部材の長手方向に、分割された複数のレンズ板を並べて配置したことを特徴とする。
このようにした本発明は、十分な解像度の結像を得ることができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明によるレンズアレイユニット、光学ヘッドおよび情報装置の実施例を説明する。
本実施例の情報処理装置としてのプリンタを図2の第1の実施例におけるプリンタの構成を示す概略図に基づいて説明する。
図2において、プリンタ100は、色材としての顔料を含む樹脂からなるトナーにより、画像データをもとに印字媒体上に画像を形成する。
プリンタ100には、印字媒体としての用紙101を貯留する給紙カセット60が装着され、用紙101を給紙カセット60から取り出す給紙ローラ61を備え、用紙101を給紙して搬送する。
本発明におけるプリンタ100は、カラー電子写真方式であり、プリンタ100内には画像形成部としてイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する静電潜像担持体としての感光体ドラム41、その感光体ドラム41に形成された静電潜像をトナーにより現像し、トナー像を形成する現像器5、その現像器5にトナーを供給するトナーカートリッジ51が用紙101の搬送路に沿って並べて配置されている。
また、感光体ドラム41の表面に電荷を供給して帯電させる帯電ローラ42、光学ヘッドとしてのLEDヘッド3が、感光体ドラム41の表面に対向するように配置され、LEDヘッド3は帯電ローラ42で帯電された感光体ドラム41の表面に画像データをもとに選択的に光を照射して静電画像を形成する。
さらに、感光体ドラム41上に形成されたトナー像を用紙101上に転写する転写ローラ80が、転写部で用紙101を搬送する転写ベルト81を挟むように感光体ドラム41に対向して配置され、その下流には用紙101上に形成されたトナー像を熱および圧力で定着させる定着器9が配置されている。この定着器9を通過した用紙101は排出部7へ排出される。
また、帯電ローラ42および転写ローラ80には図示しない電源により所定の電圧が印加される。そして、転写ベルト81、感光体ドラム41および各ローラはそれぞれ図示しないモータと図示しない駆動を伝達するギアにより回転駆動される。さらに、現像器5、LEDヘッド3、定着器9、および図示しない各モータには、それぞれ電源および制御装置が接続されている。
プリンタ100は、外部装置から印刷データを受信する外部インターフェースを有し、その外部インターフェースで受信した印刷データをもとに印字媒体上に画像を形成する。
このように構成されたプリンタ100は、制御プログラムをメモリ等の記憶部に記憶し、その制御プログラムに基づいて全体を制御する制御手段および演算手段としての制御部を備えている。
次に、光学ヘッドとしてのLEDヘッド3の構成を図3の第1の実施例におけるLEDヘッドの概略断面図に基づいて説明する。
LEDヘッド3には、レンズアレイユニット1が配設され、そのレンズアレイユニット1はホルダ34によりLEDヘッド3に固定されている。LED素子30およびドライバIC31は配線基板33上に配置され、LED素子30とドライバIC31はワイヤ32により結線され、LED素子30はドライバIC31により制御されて発光する。
このレンズアレイユニット1により、感光体ドラム41にLED素子30の像が結像し、感光体ドラム41の回転に合わせてLED素子30を発光させることにより感光体ドラム41上に静電潜像が形成される。
本実施例においては、LEDヘッド3は600dpi(dots per inch)の解像度であり、LED素子30が1インチ当たり(1インチは約25.4mm(ミリメートル))600個配置されている。すなわち、LED素子30が0.0423mm間隔で配列されている。
次に、レンズアレイユニット1の構成を図4の第1の実施例におけるレンズアレイユニットに使用されるレンズ板および遮光部材の平面図、図5の第1の実施例におけるレンズアレイユニットの断面図、図1の第1の実施例におけるレンズアレイユニットの側面図に基づいて説明する。なお、図4(a)はレンズ板の平面図であり、図4(b)は遮光部材の平面図である。
図4(a)において、レンズ板11は、複数のマイクロレンズ12を光軸と直交する方向に中心の間隔をPとして配列されて形成される。それぞれのマイクロレンズ12の半径RLは、間隔P/2より大きく、オーバーラップするように配設され、隣接するマイクロレンズ12と接する接合部はレンズ形状が切り欠き形状となって連結さている。
レンズ板11の端部は、最端部のマイクロレンズ12の中心からの距離Lが(間隔P/2)―10μmとなる位置に切断面Bを形成するように切断する。
なお、レンズ板11は長手方向の一方向にのみある樹脂注入口から射出成型したときは金型の樹脂注入口に近い側(長手方向)の端部に切断面Bを形成するように切断する。
図4(b)において、支持部材としての遮光部材13は、中心の間隔をPとして開口14(遮光部)が形成され、その配列間隔はレンズ板11に配列されるマイクロレンズ12の光軸の間隔に一致する。開口14の開口幅(遮光部材13の長手方向の開口幅)は2RYであり、間隔Pより小さくなるように形成されている。また、遮光部材13は、発光部の光線を遮光する黒色樹脂素材により形成される。
図5において、レンズ板11は、遮光部材13に設けられた取付け部としての穴16にレンズ板11の突起15を嵌め込むことで遮光部材13に固定される。遮光部材13は樹脂製であり、穴16の近傍を拡げてレンズ板11を嵌め込むことができ、嵌め込んだ後は、レンズ板11を固定して保持することができるようになっている。
遮光部材13に固定されるレンズ板11は、遮光部としての開口14の光の入口側と出口側にそれぞれ1枚ずつ配置され、対向する各レンズ板11のマイクロレンズ12の光軸Aが一致し、さらにその光軸Aが開口14の中心に一致するように固定される。このとき、遮光部材13の開口14の厚さによって対向する2枚のレンズ板11の間隔が、感光体ドラム41上に結像できる間隔に支持される。
図1において、遮光部材13には4枚のレンズ板11a、11b、11c、11dが固定されており、レンズ板11aとレンズ板11bは切断面Bを中央側にして配置され、またレンズ板11cとレンズ板11dはそれぞれレンズ板11aとレンズ板11bに対向し、切断面Bを中央側にして配置され、上述した遮光部材13の穴にレンズ板11a、11b、11c、11dの突起を嵌め込んで固定されている。
このようにして固定されたレンズ板11aの切断面Bとレンズ板11bの切断面Bとの間、およびレンズ板11cの切断面Bとレンズ板11dの切断面Bとの間には間隙Gが形成される。この間隙Gは、レンズ板11の端部に、最端部のマイクロレンズ12の中心からの距離L(距離L=(間隔P/2)―10μm)の位置に切断面Bが形成されているため、20μmとなる。
レンズアレイユニット1は、図1に示すように遮光部材13を挟んでレンズ板11aとレンズ板11bに対してレンズ板11cとレンズ板11dは表裏が逆となるように対向して結像面に結像できる間隔で保持されている。遮光部材13を挟んで2個のマイクロレンズ12が光軸を一致させて共役の位置に配置され、正立等倍率の光学系が形成される。このように光軸が一致する2個のマイクロレンズ12からなる光学系は、LED素子30の像を感光体ドラム41の表面に正立等倍率で結像することができる。
また、遮光部材13は、レンズ板11の間にあって光軸が一致する2個のマイクロレンズからなる光学系に他の光学系から入る迷光(一部の光)を遮断するとともに他の光学系に迷光を出さないように遮断している。
なお、本実施例では、レンズ板11はシクロオレフィン系樹脂である光学樹脂(日本ゼオン社製、商品名;ZEONEX(ゼオネックス)(登録商標)E48R)を使用し、射出成型により複数のマイクロレンズ12を一体に成型した。また、遮光部材13は、ポリカーボネートを使用し、樹脂成型により作成した。
上述した構成の作用について説明する。
まず、プリンタ100の動作を図2に基づいて説明する。
プリンタ100の感光体ドラム41表面は、図示しない電源装置により電圧が印加された帯電ローラ42により帯電される。続いて、感光体ドラム41が回転することによって帯電された感光体ドラム41表面がLEDヘッド3の付近に到達するとLEDヘッド3によって露光され、感光体ドラム41表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器5により現像され、感光体ドラム41の表面にトナー像が形成される。
一方、給紙カセット60にセットされた用紙101が給紙ローラ61によって給紙カセット60から取り出され、転写ローラ80および転写ベルト81の付近に搬送される。
感光体ドラム41が回転することにより、現像によって得られた感光体ドラム41表面上のトナー像が転写ローラ80および転写ベルト81の付近に到達すると図示しない電源装置により電圧が印加されている転写ローラ80および転写ベルト81によって、感光体ドラム41表面上のトナー像は用紙101上に転写される。
続いて、表面にトナー像が形成された用紙101は、転写ベルト81の回転により定着器9へ搬送され、用紙101上のトナー像はその定着器9により加圧されながら加熱されることにより溶解し、用紙101上に固定される。トナー像が固定された用紙101は排出部7に排出されてプリンタ100の動作が終了する。
次に、LEDヘッド3の動作を図3に基づいて説明する。
画像データをもとにプリンタ100の制御部によりLEDヘッド3の制御信号が発信されるとドライバIC31はその制御信号に基づき任意の光量でLED素子30が発光する。そのLED素子30からの光線はレンズアレイユニット1に入射し、感光体ドラム41上に結像が形成される。
次に、レンズアレイユニット1の動作を図5に基づいて説明する。
LED素子30の光線は第1のマイクロレンズ12に入射し、その第1のマイクロレンズ12によって光軸方向に隔てた位置に中間像が形成される。さらに、第2のマイクロレンズ12によってその中間像の像が形成されることにより、結像面上にLED素子30の像が形成される。
第1のマイクロレンズ12によって形成される中間像はLED素子30の倒立縮小画像であり、結像面上のLED素子30の像はその中間像の第2のマイクロレンズ12による倒立拡大画像であって、結局、LED素子30の正立等倍像が結像面上に形成される。
また、第1のマイクロレンズ12と第2のマイクロレンズ12との間では物体面上の各点からの光線の主光線が平行である、いわゆるテレセントリックになっている。
このようにしてレンズアレイユニット1はLED素子30の正立等倍像を形成する。
なお、LED素子30からの光線は、レンズアレイユニット1に配設された2つ以上の異なる光軸を有するマイクロレンズ12に入射して結像面では重なって像を形成する。
また、LED素子30からの光線は第1のマイクロレンズ12から射出された後、結像に寄与しない光線は遮光部材13により遮光される。
射出成型により形成されるレンズ板11は、長さが250mmを超えると、長手方向で金型の温度均一性が得られないこと、およびゲート位置に近い部分と遠い部分で圧力が不均一となり、マイクロレンズ12の形状が不均一となる。このため、このようなレンズ板11を固定してレンズアレイユニット1を構成したとき、十分な解像度の結像を得られなかった。
一方、長さ200mm以下で射出成型したレンズ板11は、金型の温度均一性を得ることができ、また圧力が均一となるため、各マイクロレンズ12の形状を均一に形成することができる。
ここで、レンズ板11の長さを200mm以下にする理由は、レンズ板11の長さを100mmとした場合、ゲート位置に近い部分は遠い部分より10μm程度、200mmとした場合、ゲート位置に近い部分は遠い部分より20μm程度厚くなることが分かっており、レンズ板11の厚さ精度の許容値である30μm以内にする必要があるためである。
本実施例では、長さ200mm以下で射出成型したレンズ板11を長手方向に複数並べてレンズアレイユニット1を構成するので、長さ250mm以上のレンズアレイユニット1においてもマイクロレンズ12の形状を均一にすることができる。
また、本実施例では、レンズ板11を遮光部材13に固定して配置するのでレンズ板11の長手方向の反りを補正することができる。
さらに、遮光部材13はレンズ板11と比較して図1における高さ方向に厚く、また幅が広い形状であるため、高さ方向および幅方向に剛性を出すことができ、寸法精度が高く成型することができる。
また、レンズ板11を形成する光学材料は高価であって材料の種類も限定されるが、遮光部材13は比較的安価な材料で成型され、剛性を出せる材料、例えばガラス繊維入りのポリカーボ樹脂を選択することができる。
図7は剛性の測定方法を示す説明図である。
図7において、サンプル93の剛性を測定するため、固定治具92にサンプル93の端部を挟み固定し、そのサンプル93の他方の端部に荷重変位計91の端子を当接させる。この荷重変位計91は端子の押し込み量σと端子に加える荷重Fを測定できるようになっており、端子の押し込み量σはサンプル93の変位量σであるから、サンプル93の剛性KをF/σとして簡易的に求めた。そして、サンプル93の測定長さLを200mmとし、変位σは5mmとなる荷重Fg(グラム)を測定した。
レンズ板11の光軸方向に5mm変位させる荷重は300gであり、また遮光部材13の光軸方向に5mm変位させる荷重は1000gであり、レンズ板11の剛性Kは60g/mm、遮光部材13の剛性Kは200g/mmとなる。このように遮光部材13の長手方向における光軸方向の剛性は、レンズ板11の長手方向における光軸方向の剛性に対して3倍以上あればレンズ板11が反っていても組み立て後にはその反りによる結像への影響は出なかった。
また、レンズ板11が300mm以上になるとレンズアレイユニット1では使用温度が変化したとき、レンズ板11の熱膨張係数と遮光部材13の熱膨張係数の差があるとマイクロレンズ12の位置と遮光板13の開口14の位置がずれてしまう。これにより、解像度が低下し、光量が低下する。
本実施例のレンズアレイユニット1は、複数の200mm以下のレンズ板11を並べて配設してあるので使用温度が変化しとき、レンズ板11の熱膨張係数と遮光部材13の熱膨張係数の差によってマイクロレンズ12の位置と遮光部材13の開口14の位置がずれてもそのずれる量を許容範囲内に収めることができるようになる。
また、それぞれのレンズ板11は間隙Gを確保して並べて配設しているのでレンズ板11が膨張したときに当たって変形することを防ぐことができ、これにより温度変化で解像度が低下し、光量が低下することを防ぐことができる。
なお、本実施例では、発光部としてLED素子30を複数配置したLEDアレイを用いたものとして説明したが、それに限られることなく例えば有機EL(ElectroLumnescence)を発光部とした光学ヘッドであってもよい。
以上説明したように、第1の実施例では、複数のマイクロレンズを直線状に配置したレンズ板を遮光部材の長手方向に複数並べて配置して固定することにより、レンズ板の位置精度を高くして配置することができるようになり、レンズアレイユニットの長手方向において解像度を向上させることができるという効果が得られる。
図6は第2の実施例におけるレンズアレイユニットに使用されるレンズ板および遮光部材の平面図である。なお、図6(a)はレンズ板の平面図であり、図6(b)は遮光部材の平面図である。
第2の実施例では、レンズ板21はマイクロレンズ22の光軸に直交する方向にレンズ群を2列の直線状(2本の平行する直線状)に配置して構成される。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6(a)において、レンズ板21には複数のマイクロレンズ22が平行する2列に交互に配置され、各列で並ぶそれぞれのマイクロレンズ22の間隔はPY、二つの平行する列の間隔はPXである。
それぞれのマイクロレンズ22の半径はRLであり、隣接するマイクロレンズ22の中心間を距離PNとして隣接するマイクロレンズ22にオーバーラップするように配置され、隣接するマイクロレンズ22と接する接合部はレンズ形状が切り欠き形状となって連結さている。つまり、距離PNは2RLより小さくなっている。
また、レンズ板21の切断面Bは、第1の実施例と同様にマイクロレンズ22がオーバーラップしている面に沿って、オーバーラップしている面より10μm余計に切り取っている。レンズ板21の切断には機械加工、超音波切断機、レーザ切断機が使用できる。
図6(b)において、遮光部材23には開口24がレンズ板21のマイクロレンズ22の配置に対応するように形成され、その開口24の配列間隔(中心の間隔)は各列で並ぶ間隔PY、2列の間隔はPXである。この開口24の中心の位置はマイクロレンズ22の光軸に対応し、開口24の弧の半径RAはマイクロレンズ22の半径RLより小さくなるように形成されている。
レンズアレイユニット1の組み立ては第1の実施例と同様であり、レンズ板21は、遮光部材23に設けられた穴にレンズ板21の突起を嵌め込むことで遮光部材23に固定される。遮光部材23は樹脂製であり、変形してレンズ板21を嵌め込むことができ、嵌め込んだ後は、レンズ板21を固定して保持することができるようになっている。
遮光部材23に固定されるレンズ板21は、開口24の光の入口側と出口側にそれぞれ1枚ずつ配置され、対向する各レンズ板21のマイクロレンズ22の光軸が一致するように固定される。このとき、遮光部材23の開口24の厚さによって対向する2枚のレンズ板21の間隔が、感光体ドラム41上に結像できる間隔に支持される。
このレンズ板21を複数並べて配置するのも第1の実施例と同様であり、第1のレンズ板21と隣接して並べる第2のレンズ板21は180度回転して配置され、第1のレンズ板21の切断面Bと第2のレンズ板21の切断面Bとの間には間隙Gが形成される。
また、物体面側のレンズ板21と結像面側のレンズ板21はマイクロレンズ22の光軸を一致させて反対向きに配置することは第1の実施例と同様である。
上述した構成のプリンタ100、LEDヘッド3、およびレンズユニット1の動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
第2の実施例の構成では、マイクロレンズ22が2列に配列されるため、1列に配列した場合よりLED素子30の結像面上の像は光量が均一で明るくなる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、レンズ板にマイクロレンズを2列に並べて配置するようにしたことにより、結像面上の像は光量が均一で明るくなるという効果が得られる。
なお、各実施例において、本発明によるレンズアレイユニットを用いた光学ヘッドをLEDヘッドとして説明したが、それに限られるものでなく、原稿を読取る読取装置の読取りヘッドとしてもよい。また、情報装置として複写機や複合機に利用することもできる。
第1の実施例におけるレンズアレイユニットの側面図 第1の実施例におけるプリンタの構成を示す概略図 第1の実施例におけるLEDヘッドの概略断面図 第1の実施例におけるレンズアレイユニットに使用されるレンズ板および遮光部材の平面図 第1の実施例におけるレンズアレイユニットの断面図 第2の実施例におけるレンズアレイユニットに使用されるレンズ板および遮光部材の平面図 剛性の測定方法を示す説明図
符号の説明
1 レンズアレイユニット
3 LEDヘッド
5 現像器
7 排出部
9 定着器
11、21 レンズ板
12、22 マイクロレンズ
13、23 遮光部材
14、24 開口
15 突起
16 穴
30 LED素子
31 ドライバIC
32 ワイヤ
33 配線基板
34 ホルダ
41 感光体ドラム
42 帯電ローラ
51 トナーカートリッジ
60 給紙カセット
61 給紙ローラ
80 転写ローラ
81 転写ベルト

Claims (11)

  1. それぞれの光軸に直交する方向に複数のレンズが並ぶレンズアレイを有するレンズ板を備え、少なくとも2枚の前記レンズ板を前記各レンズの光軸が一致するように配置して正立等倍像を結像するレンズアレイユニットにおいて、
    レンズ板を取り付ける取付け部を有する支持部材を備え、
    前記支持部材の長手方向に、分割された複数のレンズ板を並べて配置したことを特徴とするレンズアレイユニット。
  2. 請求項1のレンズアレイユニットにおいて、
    前記支持部材は、各レンズからの一部の光を遮光する遮光部を有することを特徴とするレンズアレイユニット。
  3. 請求項1または請求項2のレンズアレイユニットにおいて、
    前記レンズ板間に間隙を設けて配置したことを特徴とするレンズアレイユニット。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3のレンズアレイユニットにおいて、
    前記レンズ板の各レンズは、配列間隔より大きい外径を有し、隣接するレンズとの接合部を切り欠き形状としたことを特徴とするレンズアレイユニット。
  5. 請求項4のレンズアレイユニットにおいて、
    前記レンズ板の各レンズを、光軸に対して直交する方向に2列に並べて配置したことを特徴とするレンズアレイユニット。
  6. 請求項5のレンズアレイユニットにおいて、
    前記レンズ板の各レンズを、平行する2列に交互に並べて配置したことを特徴とするレンズアレイユニット。
  7. 請求項4、請求項5または請求項6のレンズアレイユニットにおいて、
    前記レンズ板は、金型成型後に前記接合部で切断されることを特徴とするレンズアレイユニット。
  8. 請求項1または請求項2のレンズアレイユニットにおいて、
    前記支持部材は、光軸方向における剛性が前記レンズ板の光軸方向における剛性の3倍以上であることを特徴とするレンズアレイユニット。
  9. 請求項1または請求項2のレンズアレイユニットにおいて、
    前記レンズ板は、金型の樹脂注入口に近い長手方向の端部を切断して形成されることを特徴とするレンズアレイユニット。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項のレンズアレイユニットを用いた光学ヘッド。
  11. 請求項10の光学ヘッドを用いた情報装置。
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