JP5775389B2 - レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置 - Google Patents

レンズアレイ、レンズユニット、ledヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置 Download PDF

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本発明は、レンズアレイ、レンズユニット、LEDヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置に関する。
従来のレンズアレイは、複数のLED(発光ダイオード)を直線状に配列したLEDヘッドを用いた電子写真方式の画像形成装置や複数の受光素子を直線状に配列した受光部に読取り原稿の像を結像させるスキャナやファクシミリ等の読取装置に物体の正立等倍像をライン状に形成することができる光学系として用いられている。
このレンズアレイには、物体の正立等倍像を形成するように複数のマイクロレンズを略直線状に2列に配列し、列間で隣接する二つのマイクロレンズの配列間隔をマイクロレンズの配列方向で隣接する二つのマイクロレンズの配列間隔より小さくなるようにして高い解像度の結像を形成する光学系として構成するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−92006号公報(段落「0031」〜段落「0037」、図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、画像形成装置の解像度を向上させるため、マイクロレンズの配列間隔に合わせてLEDヘッドのLED素子を縮小し、実装密度を高める必要があり、LED素子を縮小するとLED素子の発光光量が低下するため、光学系の光量を増加させる必要があるという問題があり、また読取装置では原稿を照明する照明装置の消費電力を低く抑えるために光学系の光量を増加させる必要があるという問題
がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、光学系の光量を増加させることを目的とする。
そのため、本発明は、複数のレンズが2列に配列され、発光部からの光線を入射し結像を形成し、1200DPIの解像度を有する前記発光部と対になって使用されるレンズアレイにおいて、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であることを特徴とする。
このようにした本発明は、光学系の光量を増加させることができるという効果が得られる。
第1の実施例におけるレンズユニットの分解斜視図 第1の実施例におけるプリンタの構成を示す概略図 第1の実施例におけるLEDヘッドの概略側面図 第1の実施例におけるLEDヘッドの断面図 第1の実施例における第1のレンズ板の平面図 第1の実施例における遮光板の平面図 第1の実施例におけるレンズユニットの断面図 第1の実施例におけるレンズユニットの断面図 第2の実施例における読取装置の構成を示す概略図 第2の実施例における読取装置の読取ヘッドの構成を示す概略図 第2の実施例における読取装置の読取ヘッドの構成を示す概略図
以下、図面を参照して本発明によるレンズアレイ、レンズユニット、LEDヘッド、露光装置、画像形成装置および読取装置の実施例を説明する。
本実施例の画像形成装置としてのプリンタを図2の第1の実施例におけるプリンタの構成を示す概略図に基づいて説明する。
図2において、プリンタ100は、色材としての顔料を含む樹脂からなるトナーにより、画像データをもとに印字媒体上に画像を形成する。
プリンタ100には、印字媒体としての用紙101を貯留する給紙カセット60が装着され、用紙101を給紙カセット60から取り出す給紙ローラ61を備え、用紙101を給紙して搬送する搬送ローラ62、63が配置される。
本実施例におけるプリンタ100は、カラー電子写真方式であり、プリンタ100内には画像形成部としてイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する静電潜像担持体としての感光体ドラム41、その感光体ドラム41に形成された静電潜像をトナーにより現像し、トナー像を形成する現像器5、その現像器5にトナーを供給するトナーカートリッジ51が用紙101の搬送路に沿って並べて配置されている。
また、感光体ドラム41の表面に電荷を供給して帯電させる帯電ローラ42、光学ヘッドとしてのLEDヘッド3が、感光体ドラム41の表面に対向するように配置され、LEDヘッド3は帯電ローラ42で帯電された感光体ドラム41の表面に画像データをもとに選択的に光を照射して静電画像を形成する。
さらに、感光体ドラム41上に形成され、トナーにより静電潜像を可視化した像であるトナー像を用紙101上に転写する転写ローラ80が、転写部で用紙101を搬送する転写ベルト81を挟むように感光体ドラム41に対向して配置され、また用紙101が転写部を通過した後の感光体ドラム41の表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレード43が感光体ドラム41の表面に接触して配置されている。
転写部の下流には用紙101上に形成されたトナー像を熱および圧力で定着させる定着器9が配置され、その定着器9を通過した用紙101を搬送する搬送ローラ64、その搬送ローラ64により搬送され、画像が形成された用紙101を貯留する排出部7へ排出する排出ローラ65が配置される。
また、帯電ローラ42および転写ローラ80には図示しない電源により所定の電圧が印加される。そして、転写ベルト81、感光体ドラム41および各ローラはそれぞれ図示しないモータと図示しない駆動を伝達するギアにより回転駆動される。さらに、現像器5、LEDヘッド3、定着器9、および図示しない各モータには、それぞれ電源および制御装置が接続されている。
プリンタ100は、外部装置から印刷データを受信する外部インターフェースを有し、その外部インターフェースで受信した印刷データをもとに印字媒体上に画像を形成する。
このように構成されたプリンタ100は、制御プログラムをメモリ等の記憶部に記憶し、その制御プログラムに基づいて全体を制御する制御手段および演算手段としての制御部を備えている。
図3は第1の実施例におけるLEDヘッドの概略側面図である。
図3において、露光装置としてのLEDヘッド3にはレンズユニット1が配置される。レンズユニット1はホルダ34によりLEDヘッド3に固定されている。LED素子30は発光部であり、複数のLED素子30が略直線に配列され、LEDアレイ300を構成している。LED素子30の配列方向はY軸方向(図3における水平方向)である。レンズユニット1は長尺であり、レンズユニット1の長手方向がLEDアレイ300と平行になるようにY軸方向(図3における水平方向)に配置されている。
41は静電潜像が形成される感光体ドラムであり、AXRは感光体ドラム41の回転軸である。この感光体ドラム41の回転軸AXRが、LEDアレイ300およびレンズユニット1の長手方向と平行になるようにY軸方向(図3における水平方向)に配置されている。
レンズユニット1には、複数のマイクロレンズが配置されており、レンズユニット1のマイクロレンズの光軸はZ方向(図3における鉛直方向)となるように配置されている。
図4は第1の実施例におけるLEDヘッドの断面図である。なお、図4は図3における直線AAでの断面図である。
図4において、レンズユニット1の長手方向およびレンズユニット1のマイクロレンズの光軸方向の両方に直交する方向をレンズユニット1の幅方向とすると、レンズユニット1の幅方向はX軸方向(図4における水平方向)となるように配置される。レンズユニット1の幅方向におけるレンズユニット1の中心をCLとすると、中心CLを外挿した直線上にLED素子30および感光体ドラム41の回転軸AXRが配置される。
また、レンズユニット1のマイクロレンズの光軸はZ方向(図4における鉛直方向)となるように配置される。LED素子30およびドライバIC31は配線基板33上に配置される。LED素子30およびドライバIC31はワイヤ32により結線されている。
本実施例においては、LEDヘッド3は1200dpi(dot per inch)の解像度であり、LEDアレイ300のLED素子30は1インチ当たり(1インチは約25.4mm)1200個配置されている。すなわち、LED素子30の配列ピッチPDは0.02117mmである。
図1は第1の実施例におけるレンズユニットの分解斜視図である。
図1において、レンズユニット1は、2枚のレンズアレイと遮光部材とからなる。11aは、物体面側のレンズアレイとしての第1のレンズ板であり、11bは、結像側のレンズアレイとしての第2のレンズ板である。また、21は遮光部材としての遮光板である。
第1のレンズ板11aと第2のレンズ板11bとが、遮光板21を挟んで対向して配置される。第1のレンズ板11aには、第1のマイクロレンズ12aが第1のレンズ列13aおよび第2のレンズ列14aとして2列に配列され、また第2のレンズ板11bには、第2のマイクロレンズ12bが第1のレンズ列13bおよび第2のレンズ列14bとして2列に配列されている。第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bの光軸AXLはZ方向(図5における鉛直方向)となるように配置される。
遮光板21には、絞りとしての開口部22が形成され、その開口部22はレンズユニット1の長手方向に沿って配列されている。
第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bの配列間隔は同じであり、それぞれの光軸AXLが一致するように配置される。
このようにレンズユニット1は、光軸が一致するように配置された2枚のマイクロレンズ(第1のレンズ板11aと第2のレンズ板11b)と絞り(遮光板21)とからなるレンズ群を光軸に対して直交する方向に略直線に配置した構成となっている。
図5は第1の実施例における第1のレンズ板の平面図であり、図中Y軸方向が(図中鉛直方向)がレンズ板の長手方向となっている。
図5において、第1のレンズ板11aには、複数の第1のマイクロレンズ12aが2列に、千鳥状に配置されている。第1のレンズ板11aに配列された、一方の第1のマイクロレンズ12aの列を第1のレンズ列13a、他方の第1のマイクロレンズ12aの列を第2のレンズ列14aとすると、第1のレンズ列13a内および第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aの配列方向は、第1のレンズ板11aの長手方向である。
第1のレンズ列13a内の第1のマイクロレンズ12aと、第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aとの間には第1の境界領域15が形成され、また第1のレンズ列13aおよび第2のレンズ列14aのそれぞれの列内で隣接する第1のマイクロレンズ12a間には第2の境界領域16が形成されている。
第1のレンズ列13a内の第1のマイクロレンズ12aと、第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aとは、第1の境界領域15で連続し、また第1のレンズ列13aおよび第2のレンズ列14aのそれぞれの列内で隣接する第1のマイクロレンズ12aは第2の境界領域16で連続している。
第1のマイクロレンズ12aの光軸AXLは第1の境界領域15内に配置され、好ましくは、レンズユニット1の幅方向(図中X軸方向)の略中心線CL上に配置される。なお、本実施例では、第1のマイクロレンズ12aの光軸AXLはレンズユニット1の幅方向(図中X軸方向)の中心線CL上に配置されるものとして説明する。
第1のレンズ列13a内の第1のマイクロレンズ12aの配列間隔(光軸AXLの間隔)は、(2×PY)となっており、また第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aの配列間隔は、(2×PY)となっている。
また、隣接する第1のレンズ列13a内の第1のマイクロレンズ12aと第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aとの配列間隔はPYとなっている。
第1のマイクロレンズ12aは、隣接する第1のマイクロレンズ12aと境界で接し、隙間なく連続して配置されている。つまり、第1のマイクロレンズ12aの配列方向の半径RLYはレンズ配列間隔PYと等しくなっている。
また、第1のマイクロレンズ12aの半径は、マイクロレンズの配列方向がRLY、レンズユニット1の幅方向(図中X軸方向:図中水平方向)はRLXである。このとき、半径RLX>半径RLYとなっている。
第1のレンズ列13a内の第1のマイクロレンズ12aと、第2のレンズ列14a内の第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aとは、第1のレンズ列13a内の第1のマイクロレンズ12aを、第2のレンズ列14a内の第1のマイクロレンズ12aの光軸AXLを回転軸として180度回転させた構成となっている。
なお、図1に示す第2のレンズ板11bの構成は、上述した第1のレンズ板11aと同様の構成であり、第1のマイクロレンズ12aを第2のマイクロレンズ12bに置き換えたものと同等である。
また、第1のレンズ板11aおよび第2のレンズ板11bは、発光部の光線を透過する素材により構成されている。本実施例の第1のレンズ板11aおよび第2のレンズ板11bは、シクロオレフィン系樹脂である光学樹脂(日本ゼオン社製、商品名;ZEONEX(ゼオネックス)(登録商標)E48R)を使用し、射出成型法により複数のマイクロレンズを一体に成形した。
第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bの各曲面は数式1で表される回転対称高次非球面で構成することにより、高い解像度を得ることができる。
Figure 0005775389
関数Z(r)は、第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bの各曲面の頂点を原点とし、レンズユニット1の物体面から結像面へ向かう方向を正の数で表す。また、rは、マイクロレンズの光軸に平行な方向を軸とし、半径方向の座標を示し、各図面に示したX軸、Y軸方向の各座標に対し、数式2の関係がある。
Figure 0005775389
数式1において、Cnmは曲率半径、Anmは非球面係数4次の係数、Bnmは非球面係数6次の係数を示し、nおよびmは1または2であり、n=1が第1のマイクロレンズ12a、n=2が第2のマイクロレンズ12bであることを示し、m=1が物体面側のレンズ面、m=2が結像面側のレンズ面であることを示す。
図6は第1の実施例における遮光板の平面図である。図中のY軸方向(鉛直方向)が遮光板21の長手方向であり、図中のX軸方向(水平方向)が遮光板21の長手方向と直交する方向となっている。
図6において、CLは、遮光板21のレンズユニット幅方向(図中X軸方向)における中心線を示している。遮光板21には、マイクロレンズに入射する光線を通過させる複数の開口部22が形成されている。
開口部22のマイクロレンズ配列方向の間隔は、図5に示す第1のレンズ12aの配列間隔に一致し、開口部22のマイクロレンズ配列方向の位置(図中Y軸方向の座標)は、図5に示す第1のマイクロレンズ12aのマイクロレンズ配列方向の位置(図中Y軸方向の座標)に一致する。
開口部22は、半径RAXの円を、レンズユニットの幅方向(図中X軸方向)に平行で半径RAXの円の中心(AXL)から距離RAYにある直線で切断し、マイクロレンズの配列方向(図中Y軸方向)と平行で半径RAXの円の中心(AXL)から距離(TB/2)にある直線で切断した形状となっている。このとき、半径RAX>距離RAYとなっている。
開口部22のマイクロレンズの配列方向の位置(図中Y軸方向の座標)は、光軸AXLと一致するように配置される。その光軸AXLは、遮光板21の中心線CL上に配置される。つまり、光軸AXLは開口部22と一致しないため、物体から発せられ、光軸AXLに一致する光線は、遮光板21により遮光される。
したがって、遮光板21は、図5に示す第1の領域15および第2の領域16を遮光するように形成されている。
遮光板21は、発光部の光線を遮光する素材により形成され、本実施例ではポリカーボネートを用いて射出成型法により作成した。
次に、レンズユニットの詳細について図7を用いて説明する。
図7は第1の実施例におけるレンズユニットの断面図、すなわちレンズユニット1および物体面OPと結像面IPの、マイクロレンズの配列方向と直交し、光軸AXLを含む平面による断面図であり、図5および図6における直線AAによるレンズユニット1の断面図である。なお、図7におけるX軸方向(水平方向)はレンズユニット1のマイクロレンズの配列方向(長手方向)に直交する方向(幅方向)であり、Z軸方向(鉛直方向)は光軸AXLの方向である。
図7において、物体面OP上で、レンズユニット1の幅方向の中心線CLを外挿した位置に物体30aとしてのLEDアレイ300(図3参照)が配置される。物体面OPから距離LO離れた位置に第1のマイクロレンズ12aが配置される。さらに、第2のマイクロレンズ12bが第1のマイクロレンズ12aと光軸AXLが一致するように対向し、距離LSを隔てて配置される。レンズユニット1の結像面IPは第2のマイクロレンズ12bから光軸AXL方向に距離LI隔てた位置である。そして、第1のマイクロレンズ12aは、厚さがLT1であり、第2のマイクロレンズ12bは厚さがLT2である。
第1のマイクロレンズ12aは、光軸AXL方向に距離LO1の位置にある物体30aの結像としての中間像30bを光軸AXL方向に距離LI1離れた中間像面IMP上に形成する。第2のマイクロレンズ12bは、距離LO2の位置にある中間像30bの結像30cを光軸AXL方向にLI2隔てた結像面IP上に結像する。このとき、結像30cは物体30aの正立等倍像になっている。
レンズユニット1の物体面OPから第1のマイクロレンズ12aまでの距離LOは距離LO1と等しく設定され、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bとの間隔LSは(距離LI1+距離LO2)に設定され、第2のマイクロレンズ12bからレンズユニット1の結像面IPまでの距離LIは距離LI2と等しく設定される。
第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bを同じ構成のレンズとすることができる。このとき、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bは、ともに厚さがLT1であり、第1のマイクロレンズ12aの物体面側の曲面と同じ形状の面が第2のマイクロレンズ12bの結像面側の曲面となるように形成し、対向して配置され、距離LO1と距離LI2とは等しく設定され、距離LOは距離LIと等しく設定される。さらに、距離LO2は距離LI1と等しく設定され、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクレンズ12bとの間隔LSは、(2×距離LI1)に設定される。
上述した構成の作用について説明する。
まず、プリンタ100の動作を図2に基づいて説明する。
プリンタ100の感光体ドラム41表面は、図示しない電源装置により電圧が印加された帯電ローラ42により帯電される。続いて、感光体ドラム41が回転することによって帯電された感光体ドラム41表面がLEDヘッド3の付近に到達するとLEDヘッド3によって露光され、感光体ドラム41表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器5により現像され、感光体ドラム41の表面にトナー像が形成される。
一方、給紙カセット60にセットされた用紙101が給紙ローラ61によって給紙カセット60から取り出され、搬送ローラ62、63により、転写ローラ80および転写ベルト81の付近に搬送される。
感光体ドラム41が回転することにより、現像によって得られた感光体ドラム41表面上のトナー像が転写ローラ80および転写ベルト81の付近に到達すると図示しない電源装置により電圧が印加されている転写ローラ80および転写ベルト81によって、感光体ドラム41表面上のトナー像は用紙101上に転写される。
続いて、表面にトナー像が形成された用紙101は、転写ベルト81の回転により定着器9へ搬送され、用紙101上のトナー像はその定着器9により加圧されながら加熱されることにより溶解し、用紙101上に固定される。トナー像が固定された用紙101は、搬送ローラ64および排出ローラ65により排出部7に排出されてプリンタ100の動作が終了する。
次に、露光装置としてのLEDヘッド3の動作を図4に基づいて説明する。
画像データをもとにプリンタ100の制御部によりLEDヘッド3の制御信号が発信されるとドライバIC31はその制御信号に基づき任意の光量でLED素子30を発光させる。そのLED素子30からの光線はレンズユニット1に入射し、感光体ドラム41上に結像が形成される。
次に、レンズユニット1の動作の概要を図7に基づいて説明する。
第1のマイクロレンズ12aにより、物体30aの倒立縮小像が中間像面IMP上に中間像30bとして形成される。そして、第2のマイクロレンズ12bによって中間像30bの拡大倒立像が結像面IP上に結像30cとして形成される。結像30cは物体30aの正立等倍像となっており、物体面OP上の矢印の方向(+X方向)は、結像面IP上の矢印の方向(+X方向)となっている。また、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bとの間では物体面OP上の各点からの主光線が平行である、いわゆるテレセントリックになっている。さらに、物体30aからの光線のうち、結像に寄与しない光線は遮光板21により遮断される。
一方、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bを同じ構成のレンズとした場合にも、物体30aの倒立縮小像が中間像面IMP上に中間像30bとして形成され、第2のマイクロレンズ12bによって中間像30bの拡大倒立像が結像面IP上に結像30cとして形成され、結像30cは物体30aの正立等倍像となっており、物体面OP上の矢印の方向(+X方向)は、結像面IP上の矢印の方向(+X方向)となっている。また、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bとの間では物体面OP上の各点からの主光線が平行である、いわゆるテレセントリックになっている。さらに、物体30aからの光線のうち、結像に寄与しない光線は遮光板21により遮断される。
遮光板21の開口部22(絞り)は、第1のレンズ板11aの第1のマイクロレンズ12aから出射された光線を透過し、第2のレンズ板11bの第2のマイクロレンズ12bに入射するように配置され、第1のレンズ板11aの第1のマイクロレンズ12aは物体30aの倒立縮小像を形成し、第2のレンズ板11bの第2のマイクロレンズ12bはその倒立縮小像の倒立拡大像を形成して物体30aの正立等倍像を形成する。
次に、レンズユニット1の動作の詳細を図7および図8に基づいて説明する。
図7において、中間像30bを通り、光軸AXLと平行な直線をAXL´とし、直線AXL´と物体面OPの交点を30a´、直線AXL´と結像面IPの交点を30c´とする。
図8は、図7におけるレンズユニット1および物体面OPと結像面IPの、直線AXL´を含みマイクロレンズの配列方向と平行な平面による断面図である。
図8において、第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bの配列方向は図中Y軸方向(図中水平方向)であり、光軸AXLは図中Z軸方向(図中鉛直方向)となるように配置されている。
物体30aの倒立縮小像が中間像面IMP上に中間像30bとして形成される。図8においては、物体30aの光線は点30a´から発せられたように見える。そして、第2のマイクロレンズ12bによって中間像30bの拡大倒立像が結像面IP上に結像30cとして形成される。図8においては、結像30cは点30c´に形成されたように見える。
結像30cは物体30aの正立等倍像となっており、物体面OP上の矢印の方向(+Y軸方向)は結像面IP上の矢印の方向(+Y軸方向)となっており、また第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bとの間では、物体面OP上の各点からの主光線が平行である、いわゆるテレセントリックになっている。さらに、物体30aからの光線のうち、結像に寄与しない光線は遮光板21により遮断される。
また、第1のマイクロレンズ12aと第2のマイクロレンズ12bを同じ構成のレンズとした場合も同様に、物体30aの結像30cが形成され、結像30cは物体30aの正立等倍像になっている。
レンズ光軸の位置のずれと、結像の形成される位置に変位は一致するため、レンズ光軸の直線CLからの位置のずれを、レンズユニットによって結像を形成しようとする物体の画素の配列間隔の半分程度に抑えることが望ましい。
すなわち、物体の解像度が1200dpi(1インチに1200個の画素が配列)である場合、画素の配列間隔はPD≒0.021mmであるので、レンズ光軸の直線からの位置のずれは、D3=(1/2)×PD=0.0105mm以下にすることが望ましい。
つまり、レンズ板11aを形成する短手方向に隣り合うレンズ同士は、図5に示すレンズ板11aの長手方向に伸びる略直線状の第1の境界領域15内で連続しているため、第1の境界領域15のレンズ板11aの短手方向における幅D1は、画素の配列間隔PD=0.021mm以下とすることが好ましい。
また、レンズ板11aを形成する長手方向に隣り合うレンズ同士は、図5に示すレンズ板11aの短手方向に伸びる略直線状の第2の境界領域16内で連続している。第2の境界領域16の幅D2は、図6に示す遮光板21の長手方向における遮光板21の開口部22の配列幅(図6中のY軸方向に隣り合う開口部22の内壁の間隔)をPY2としたとき、幅D2は((1/2)×PY2)以下の範囲内であれば良い。
同様に、第1の境界領域15のレンズ板11aの短手方向における幅D1は、図6に示す遮光板21の短手方向における遮光板21の開口部22の配列幅(図6中のX軸方向に隣り合う開口部22の内壁の間隔)をTBとしたとき、幅D1は((1/2)×TB)以下の範囲内であれば良い。
ここで、図5に示す第1の境界領域15はレンズ板11aの長手方向に延在し、第2の境界領域16はレンズ板11aの短手方向に延在し、その第1の境界領域15が延在する方向と第2の境界領域16が延在する方向とは略垂直となっている。このように、第1の境界領域15をレンズ板11aの長手方向に延在させ、第2の境界領域16をレンズ板11aの短手方向に延在させることにより、各レンズの有効範囲を最大に取ることが可能となり、これによって光量を増加させることができる。
一般に、レンズから物体へ向かう方向とレンズの光軸とが成す角をθとすると、そのレンズによって形成される物体の結像の明るさは、COSθに比例する(コサイン4乗則)。
したがって、物体がレンズの光軸上に存在するとき、そのレンズによって形成される結像の明るさが最も明るくなる。レンズを1列の直線に配列し、直線状の物体(図3に示すLEDアレイ300)に対向して配置することにより、物体が複数のレンズの光軸上に存在する構成となるが、1列のレンズを配置したレンズアレイでは、レンズの光軸付近の結像は明るく、隣接する2つのレンズの境界付近の結像は暗くなり、レンズの配列間隔に応じた光量の周期的な変化が大きくなる。
1列のレンズを配置したレンズアレイでもレンズの配列間隔を小さくするほど、レンズの配列間隔に応じた光量の変化を小さくすることができるが、レンズの配列間隔を小さくすることにより、レンズアレイや遮光部材の形成が困難となり、また両者を組み合わせるとき、高い精度が必要になる。
そこで、本実施例の構成のように、2列のレンズを配列したレンズアレイの光軸を1列に配置することにより、各光軸の間隔は小さくなるため、明るい結像が形成でき、かつ光量の周期的な変化を抑制することができるようになる。
また、同一列内で隣接する2つのレンズの間の境界を直線状に連続させて形成することにより、同一列内で隣接する2つのレンズ面の高さが一致し、光軸方向の段差が生じないため、レンズ面を精度良く形成することができる。さらに、同一列内で隣接する2つのレンズの間の境界で、光線が乱反射して結像のコントラストを低下させる迷光の発生を抑制することができる。
また、遮光部材の絞り(開口部)の配列方向と直交する方向における略中心に、光線が入射しない領域が形成され、光軸が異なるレンズから入射するクロストーク光を遮光するため、レンズアレイのレンズ配列方向と直交する方向における略中心に、隣接するレンズの境界を配置しても光学特性は変化せず、結像の明るさやコントラストは低下しない。
さらに、同一列内でも隣接する2つのレンズの間に、光線が入射しない領域が形成され、光軸が異なるレンズから入射するクロストーク光を遮光するため、結像の明るさやコントラストは低下しない。
なお、本実施例では、レンズの光量を増加させるために、レンズ板(図1に示す第1のレンズ板11aおよび第2のレンズ板11b)を形成するレンズの光軸を第1の境界領域内に配置するものとしたが、レンズ板を複数枚用いてレンズユニットを構成する場合においては、第1の境界領域および第2の境界領域を遮蔽板によって遮蔽する構成とすることにより、光量を増加させつつ、複数のレンズ板間に発生するクロストーク光を防止することが可能になる。
また、図7および図8に示す第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bを非球面で構成するようにしたが、球面で構成するようにしても良い。
さらに、第1のマイクロレンズ12aおよび第2のマイクロレンズ12bをアナモフィック非球面やXY多項式や放物面、楕円面、双曲面、コーニック面等の曲面に形成しても良い。
さらに、第1のレンズ板および第2のレンズ板は金型成型により形成するようにしたが、樹脂を型に用いた型成型法でもよく、切削加工により形成するようにしても良い。
またさらに、第1のレンズ板および第2のレンズ板の素材は樹脂を用いているが、ガラスを用いても良い。
また、遮光板はポリカーボネートを用いて射出成型法により作成したが、これに限られることなく、切削加工により作成しても良く、金属をエッチングするなどして作成しても良い。
またさらに、発光部として図3に示すLED素子30を複数配置したLEDアレイ300を用いたが、例えば有機ELを発光部にしても良く、またレーザーを用いた露光装置でも良い。
以上説明したように、第1の実施例では、2列のレンズを配列したレンズアレイの光軸を第1の境界領域内に配置することにより、光源からの光量を多く取り込み、明るい結像を形成することができるという効果が得られる。したがって、露光装置の光源の光量が低下しても、十分な明るさの結像を形成することができるという効果が得られる。
第1の実施例では、本発明によるレンズユニットを画像形成装置としてのプリンタに適用したものとして説明したが、第2の実施例では読取装置に適用した例を説明する。
第2の実施例の構成を図9の第2の実施例における読取装置の構成を示す概略図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9において、500は、原稿を読取って画像データとしての電子データを生成する読取装置としてのスキャナである。
スキャナ500は、読取ヘッド400、ランプ501、原稿台502、レール503、駆動ベルト505、モータ506等で構成されている。
読取ヘッド400は、照明装置としてのランプ501により照射され、原稿の表面で反射した光線を取り込み電子データに変換するものである。ランプ501は、照射した光が原稿の表面で反射し、読取ヘッド400内に取り込まれるように配置されている。
原稿台502は、電子データが生成される原稿507を載置するものであり、可視光線を透過する素材で形成されている。
レール503は、原稿台502の下方に配置され、読取ヘッド400を移動可能にするものであり、読取ヘッド400は、その一部が複数の滑車504により張架された駆動ベルト505に接続され、モータ506で駆動された駆動ベルト505によりレール503上を移動可能に構成されている。
次に、読取ヘッド400の構成を図10の第2の実施例における読取装置の読取りヘッドの構成を示す概略図に基づいて説明する。
図10において、読取ヘッド400は、レンズユニット1、ラインセンサ401およびミラー402で構成されている。
ミラー402は、原稿507で反射された光線の光路を折り曲げてその光線をレンズユニット1に入射させるものである。
ラインセンサ401は、複数の受光素子が略直線に配置されており、レンズユニット1により形成された原稿画像の結像を電気信号に変換するものである。
また、図11は本実施例の読取ヘッド400の構成および物体面OP(原稿507)と結像面IPとの位置関係を示している。本実施例では、レンズユニット1の物体面OPが原稿507となるように、結像面IPがラインセンサ401となるように配置される。なお、本実施例のレンズユニット1の構成は第1の実施例と同様である。
上述した構成の作用について説明する。
まず、読取装置の動作を図9に基づいて説明する。
ランプ501が点灯し、原稿507の表面を照射することにより、原稿507の表面で反射した光線が読取ヘッド400内に取り込まれる。モータ506により、駆動ベルト505が駆動して読取ヘッド400とランプ501が図9における左右方向に移動し、読取ヘッド400は原稿507の全面から反射した光線を取り込む。
次に、読取ヘッド400の動作を図10に基づいて説明する。
原稿507で反射された光線は、原稿台502を透過し、ミラー402で光路が折り曲げられ、レンズユニット1に入射する。レンズユニット1により結像された原稿507の結像はラインセンサ401上に形成され、ラインセンサ401は形成された原稿507の結像を電気信号に変換して電子データを生成する。
本実施例による読取装置を用いて原稿から画像データを形成したところ、原稿と同一の良好な画像データが得られた。
なお、本実施例においては、原稿画像を電子データに変換する読取装置としてスキャナを例に説明したが、光学的信号を電気信号に変換するセンサやスイッチ、およびそれらを用いた入出力装置、生体認証装置、通信装置、寸法測定器等であってもよい。
以上説明したように、第2の実施例では、読取装置において照明装置の光量を抑制しても十分な明るさの結像を形成することができるという効果が得られる。
1 レンズユニット
3 LEDヘッド
5 現像器
7 排出部
9 定着器
11a 第1のレンズ板
11b 第2のレンズ板
12a 第1のマイクロレンズ
12b 第2のマイクロレンズ
13a、13b 第1のレンズ列
14a、14b 第2のレンズ列
15 第1の境界領域
16 第2の境界領域
21 遮光板
22 開口部
30 LED素子
31 ドライバIC
32 ワイヤ
33 配線基板
34 ホルダ
41 感光体ドラム
42 帯電ローラ
43 クリーニングブレード
51 トナーカートリッジ
60 給紙カセット
61 給紙ローラ
62、63、64 搬送ローラ
65 排出ローラ
80 転写ローラ
81 転写ベルト

Claims (20)

  1. 複数のレンズが2列に配列され、発光部からの光線を入射し結像を形成し、1200DPIの解像度を有する前記発光部と対になって使用されるレンズアレイにおいて、
    長手方向に隣り合う複数のレンズと、
    短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、
    前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、
    前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、
    前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であることを特徴とするレンズアレイ。
  2. 請求項1に記載のレンズアレイにおいて、
    前記それぞれのレンズの光軸は、該レンズアレイの短手方向の中心線上に配置されていることを特徴とするレンズアレイ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレンズアレイにおいて、
    前記長手方向に隣り合うレンズは、短手方向に延在する第2の境界領域で連続することを特徴とするレンズアレイ。
  4. 請求項3に記載のレンズアレイにおいて、
    前記第1の境界領域が延在する方向と前記第2の境界領域が延在する方向とは、略直交していることを特徴とするレンズアレイ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレンズアレイにおいて、
    前記それぞれのレンズは、前記レンズアレイの短手方向における略中心に光軸を有することを特徴とするレンズアレイ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレンズアレイにおいて、
    前記複数のレンズは、千鳥状に配置されていることを特徴とするレンズアレイ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレンズアレイにおいて、
    前記それぞれのレンズは、前記短手方向の半径が前記長手方向の半径より大きく形成されていることを特徴とするレンズアレイ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレンズアレイにおいて、
    前記複数のレンズは光軸に直交する長手方向に2列で配列され、一方のレンズ列のレンズは、他方のレンズ列のレンズを前記光軸方向の回転軸で180度回転させた形状であることを特徴とするレンズアレイ。
  9. 複数のレンズが2列に配列され、発光部からの光線を入射し結像を形成し、1200DPIの解像度を有する前記発光部と対になって使用され、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイと、
    前記第1の境界領域を遮光する遮光部材とを有することを特徴とするレンズユニット。
  10. 請求項3に記載のレンズアレイと、
    前記第1の境界領域および前記第2の境界領域を遮光する遮光部材とを有することを特徴とするレンズユニット。
  11. 第1のレンズアレイと、
    第2のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとの間に配置され、複数の絞りが長手方向に配列された遮光部材とを有し、
    前記絞りは、前記第1のレンズアレイのレンズから出射された光線を透過し、前記第2のレンズアレイのレンズに入射するように配置され、
    前記第1のレンズアレイのレンズは物体の倒立縮小像を形成し、前記第2のレンズアレイのレンズは前記倒立縮小像の倒立拡大像を形成して前記物体の正立等倍像を形成し、
    前記第1のレンズアレイまたは前記第2のレンズアレイの少なくとも一方が、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のレンズアレイであることを特徴とするレンズユニット。
  12. 請求項11に記載のレンズユニットにおいて、
    前記第1のレンズアレイのレンズの光軸と一致する物体からの光線が、前記遮光部材により遮光されることを特徴とするレンズユニット。
  13. 請求項11または請求項12に記載のレンズユニットにおいて、
    前記第1の境界領域の短手方向における幅は、前記遮光部材の短手方向において隣り合う前記絞りの内壁の間隔の2分の1以下であることを特徴とするレンズユニット。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のレンズユニットにおいて、
    前記レンズアレイの長手方向に隣り合うレンズは、短手方向に延在する第2の境界領域で連続し、
    前記第2の境界領域の前記レンズアレイの長手方向における幅は、前記遮光部材の長手方向において隣り合う前記絞りの内壁の間隔の2分の1以下であることを特徴とするレンズユニット。
  15. 複数のレンズが2列に配列され、1200DPIの解像度を有する発光部からの光線を入射して結像を形成し、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイを備えたことを特徴とするLEDヘッド。
  16. 複数のレンズが2列に配列され、1200DPIの解像度を有する発光部からの光線を入射して結像を形成し、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイと、
    前記第1の境界領域を遮光する遮光部材とを有するレンズユニットを備えたことを特徴とするLEDヘッド。
  17. 複数のレンズが2列に配列され、1200DPIの解像度を有する発光部からの光線を入射して結像を形成し、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイと、
    前記第1の境界領域を遮光する遮光部材とを有するレンズユニットを備えたことを特徴とする露光装置。
  18. 複数のレンズが2列に配列され、1200DPIの解像度を有する発光部からの光線を入射して結像を形成し、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイと、
    前記第1の境界領域を遮光する遮光部材とを有するレンズユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  19. 複数のレンズが2列に配列され、1200DPIの解像度を有する発光部からの光線を入射して結像を形成し、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイを具備するLEDヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  20. 複数のレンズが2列に配列され、1200DPIの解像度を有する発光部からの光線を入射して結像を形成し、長手方向に隣り合う複数のレンズと、短手方向に隣り合う複数のレンズとを有し、前記短手方向に隣り合うレンズは、長手方向に延在する第1の境界領域で連続し、前記それぞれのレンズは、前記第1の境界領域内に光軸を有し、前記第1の境界領域の短手方向における幅は、0.021mm以下であるレンズアレイと、
    前記第1の境界領域を遮光する遮光部材とを有するレンズユニットとを備えたことを特徴とする読取装置。
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