JP2003266496A - 高分子成形品のゲートカット装置及びゲートカット方法 - Google Patents

高分子成形品のゲートカット装置及びゲートカット方法

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JP2003266496A JP2002069370A JP2002069370A JP2003266496A JP 2003266496 A JP2003266496 A JP 2003266496A JP 2002069370 A JP2002069370 A JP 2002069370A JP 2002069370 A JP2002069370 A JP 2002069370A JP 2003266496 A JP2003266496 A JP 2003266496A
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cutting
blade
polymer molded
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Hiroki Shudo
弘樹 周藤
Takeyoshi Watanabe
毅義 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の寸法にバラツキがあっても、常に正
確にゲートと成形品との境界で切断できるようにする。 【解決手段】 高分子成形品1のゲート接続面3から突
出したゲート2を上刃13と下刃14とにより切断する
ゲートカット装置において、下刃14が、ゲート2に近
接する位置であってゲート接続面3に現れた高分子成形
品1の成形品表面部1aより略垂線方向に離れた待機状
態から成形品表面部1aに当たる位置合わせ状態まで、
高分子成形品1を変位させる待機変位装置22を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子成形品のゲ
ートカット装置及びゲートカット方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のゲートカット装置としては、図
8に示すように、成形品50を下方から支持するベース
52と、ベース52の上面に突設されて成形品50を左
右から挟持する一対のガイド53と、ベース52の上面
に突設されて成形品50を後方から支持する位置決めス
トッパ54と、ベース52、ガイド53、及び位置決め
ストッパ54により固定された成形品50とゲート51
とを上方と下方とから互いに接近する方向に駆動されて
切断する二つの対峙された切断刃55とからなるものが
知られている。
【0003】成形品50は、ゲート接続面50aの対面
50bを位置決めストッパ54の当接面54aに当接さ
せるとともに、一対のガイド53に左右から挟持された
状態でベース52の上面に載置される。このとき、切断
刃55の刃先から成形品50の寸法A(成形品50のゲ
ート接続面50aから対面50bまでの距離)だけ離れ
た位置に当接面54aが位置するように位置決めストッ
パ54の位置が予め調整されているため、成形品50を
ベース52の所定位置にセットすれば、後は切断刃55
を駆動するだけで成形品50とゲート51とがゲート接
続面50aの位置で切断できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のゲー
トカット装置では、ゲート接続面50aの対面50bを
基準として切断していたために、成形品50の寸法Aに
バラツキがあると、切断位置がゲート51側にずれてゲ
ート51を残してしまったり、成形品50側にずれて成
形品50を破損してしまったりするという問題があっ
た。
【0005】そこで発明の目的は、上記課題を解決し、
成形品の寸法にバラツキがあっても、常に正確にゲート
と成形品との境界で切断できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の高分子成形品のゲートカット装置は、高
分子成形品のゲート接続面から突出したゲートを少なく
とも一つの切断刃により切断するゲートカット装置にお
いて、前記切断刃が、ゲートに近接する位置であってゲ
ート接続面に現れた高分子成形品の成形品表面部より略
垂線方向に離れた待機状態から成形品表面部に当たる位
置合わせ状態となるまで、切断刃又は高分子成形品を変
位させる待機変位装置を設けたことを特徴としている。
【0007】切断刃の種類は、特に限定されないが、次
の態様を例示できる。 (1)刃先に向かって移動可能な一つの刃体を備えた態
様。 (2)刃先を対峙されて両方の刃体が刃先に向かって互
いに接近する方向に移動可能な一対の刃体を備えた態
様。 (3)刃先を対峙されて、固定された一方の刃体と該刃
体の刃先に向かって接近する方向に移動可能な他方の刃
体とを備えた態様。また、各刃体には、例えば、熱伝導
によりゲートを加熱する伝熱刃体、振動伝播によりゲー
トを内部発熱させる振動刃体等を用いてもよい。
【0008】切断刃が、ゲートよりゲート厚方向に離れ
た初期状態から待機状態となるまで、切断刃又は高分子
成形品を変位させる近接変位装置が設けられていること
が好ましい。なお、待機変位装置と近接変位装置とは、
両装置を一つの装置が兼ね備えたものでもよいし、別の
装置でもよい。
【0009】切断刃と高分子成形品との取付位置として
は、次の態様を例示できる。 (a)一体化された待機変位装置と近接変位装置に切断
刃が取付けられ、ゲートカット装置の不動部分に高分子
成形品が取付けられた態様。
【0010】(b)一体化された待機変位装置と近接変
位装置に高分子成形品が取付けられ、ゲートカット装置
の不動部分に切断刃が取付けられた態様。
【0011】(c)待機変位装置に切断刃が取付けら
れ、近接変位装置に高分子成形品が取付けられた態様。
【0012】(d)待機変位装置に高分子成形品が取付
けられ、近接変位装置に切断刃が取付けられた態様。
【0013】高分子成形品の取付手段としては、特に限
定されないが、ゲートカット装置の不動部分、待機変位
装置、近接変位装置、又は一体化された待機変位装置と
近接変位装置のいずれかに取り付けられたクランプやス
トッパ、又はそれらを備えたテーブル等を例示できる。
また、高分子成形品が待機変位装置又は近接変位装置に
より変位させられる場合は、高分子成形品は取付手段の
全体とともに変位させられるようになっていても、取付
手段の一部が待機変位装置又は近接変位装置により変位
させられることで高分子成形品が変位させられるように
なっていてもよい。
【0014】待機変位装置としては、特に限定されない
が、サーボモータやリニアモータ等の駆動源と、ベルト
とプーリ又はボールネジ等の動力伝達部材と、レールと
該レールに摺動可能に係合するスライダとからなるスラ
イドガイド機構とを用いたもの、エアシリンダとスライ
ドガイド機構とを用いたもの、又はロボットのアーム等
を例示できる。
【0015】また、待機変位装置には、切断刃と成形品
表面部とが略接触させられた時に切断刃と高分子成形品
との変位を停止させるために、駆動源のトルク変化を検
出するセンサ、切断刃と成形品表面部との接触を検出す
る圧力センサや圧力スイッチ、待機変位装置の駆動源の
負荷を検出する圧力センサや圧力スイッチ、切断刃の刃
先と成形品表面部との距離を非接触で計測するレーザ装
置、又は切断刃の刃先と成形品表面部とを撮影してそれ
らの距離を算出する撮像素子及び画像処理装置等の付帯
装置が備えられていることが好ましい。
【0016】近接変位装置としては、特に限定されない
が、サーボモータやリニアモータ等の駆動源と、ベルト
とプーリ又はボールネジ等の動力伝達部材と、レールと
該レールに摺動可能に係合するスライダとからなるスラ
イドガイド機構とを用いたものや、エアシリンダとスラ
イドガイド機構とを用いたもの、又はロボットのアーム
等を例示できる。
【0017】また、近接変位装置には、ゲートと切断刃
との距離に応じて近接変位装置を制御する自動制御装置
を設けてもよい。自動制御装置を設けずに、手動操作に
より得られた変位量で自動運転させてもよい。
【0018】本発明に係る高分子成形品のゲートカット
方法は、高分子成形品のゲート接続面から突出したゲー
トを少なくとも一つの切断刃により切断するゲートカッ
ト方法において、切断刃が、ゲートに近接する位置であ
ってゲート接続面に現れた高分子成形品の成形品表面部
より略垂線方向に離れた待機状態から成形品表面部に当
たる位置合わせ状態となるまで、切断刃又は高分子成形
品を変位させる位置合わせ工程と、切断刃をゲート厚方
向に移動させてゲートを切断する切断工程とを含むこと
を特徴としている。
【0019】位置合わせ工程の前に、切断刃が、ゲート
よりゲート厚方向に離れた初期状態から待機状態となる
まで、切断刃又は高分子成形品を変位させる近接変位工
程を含むことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を射出成形機にて成
形された高分子成形品のゲートカットを行うゲートカッ
ト装置に具体化した第一実施形態について図1〜図6を
参照して説明する。
【0021】本発明のゲートカット装置によりゲートカ
ットを行う高分子成形品1は、図1に示すように、略四
角板状に形成され、その一端にはゲート接続面3を挟ん
で略四角錘状のゲート2が突出している。ゲート2の下
側にはゲート接続面3と面一な成形品表面部1aが形成
されている。
【0022】ゲートカット装置は、底部フレーム19
と、その一端に立設されて上方に延びる縦フレーム20
と、高分子成形品1を載置する平らな上面を備えたベー
ス10と、ベース10の上面に突設されて高分子成形品
1を左右から挟持する一対のガイド11と、ベース10
の上面に突設されて高分子成形品1を後方から支持する
ストッパ12と、ベース10の斜め上方と斜め下方とに
設けられた切断刃としての上刃13及び下刃14と、下
刃14が、ゲート2に近接する位置であってゲート接続
面3に現れた高分子成形品1の成形品表面部1aより略
垂線方向に離れた待機状態から成形品表面部1aに当た
る位置合わせ状態となるまで、高分子成形品1を変位さ
せる待機変位装置22とから構成されている。
【0023】待機変位装置22は、底部フレーム19の
上面に縦フレーム20に向かって延びるように水平に取
り付けられたレール23と、ベース10の下面に固定さ
れるとともにレール23に摺動可能に係合する(図示例
では二つの)スライドガイド24と、ベース10と略同
一の高さでレール23と平行となるように底部フレーム
19の上面に取り付けられたエアシリンダ25とから構
成されている。なお、高分子成形品1の幅(図1におけ
る奥行き方向の長さ)が広い場合は、レール23とスラ
イドガイド24とを前記幅方向に複数列設してもよい。
【0024】エアシリンダ25のロッド26は、ベース
10の側面に向かって延びており、その先端に形成され
た雄ネジがベース10の側面に形成された雌ネジに螺着
されている。
【0025】また、下刃14が、ゲート2よりゲート厚
方向に離れた初期状態から待機状態となるまで、上刃1
3及び下刃14を変位させる近接変位装置31が設けら
れている。
【0026】近接変位装置31は、縦フレーム20の側
面に上下延長上に延びるように間隔をおいて設けられた
二つのレール32と、各レール32に摺動可能に係合す
る二つのスライドガイド33と、両方のスライドガイド
33が上端と下端とにそれぞれ固定されるとともに上刃
13と下刃14とを備えた近接フレーム34と、上側の
スライドガイドに貫設された雌ネジに螺合するボールネ
ジ35と、縦フレーム20から側方に突出してボールネ
ジ35の下端を回転可能に支持する軸受36と、下方に
向けた回転軸にボールネジ35の上端が結合されるとと
もに縦フレームの上端側方に取り付けられたサーボモー
タ37とから構成されている。
【0027】近接フレーム34は、スライドガイド33
が固定されて上下に延びる背部34bと、背部34bの
上端からベース10に向かって水平に延びる上片部34
aと、背部34bの下端からベース10に向かって水平
に延びる下片部34cとからなっている。
【0028】背部34bの高さ方向中間部には、レール
38が上下に延びるように設けられている。レール38
には、スライドガイド39が摺動可能に係合させられて
いる。また、スライドガイド39には、上刃13がその
すくい面側をスライドガイド39に向けて固定されてい
る。
【0029】上片部34aの下面には、エアシリンダ4
1がロッド42を下方に向けて設けられ、ロッド42の
先端に形成された雄ネジがスライドガイド39の上面に
凹設された雌ネジに螺着されている。また、スライドガ
イド39の下側には、ストッパボルト40が上刃13の
刃先と略同一の高さに下端が位置するように上方に向か
って螺着されている。
【0030】下片部34cには、ベース10に面する側
面に段付き部34dが形成され、下刃14がすくい面側
を向けて取り付けられている。また、下片部34cの上
側には、ストッパボルト43が下刃14の刃先と略同一
の高さに上端が位置するように下方に向かって螺着され
ている。
【0031】上記の構成により、上刃13と下刃14と
は、互いに刃先が上下に対峙するように向けられてお
り、エアシリンダ41に圧縮エアを送り込むことで上刃
13は下刃14に向かって真直ぐ上下に移動されるよう
になっている。このとき、ストッパボルト40とストッ
パボルト43とが当接し合うことで上刃13の刃先と下
刃14の刃先とが衝突しないようになっている。
【0032】また、近接フレーム34に取り付けられた
スライドガイド33がレール32に摺動可能に係合する
とともに、上側のスライドガイド33に形成された雌ネ
ジがサーボモータ37の回転軸に結合されたボールネジ
35に螺合しているので、サーボモータ37がボールネ
ジ35を回転させることにより近接フレーム34は上刃
13と下刃14とを伴って、上下方向に変位させられる
ようになっている。
【0033】また、ベース10に取り付けられたスライ
ドガイド24がレール23に摺動可能に係合するととも
に、エアシリンダ25のロッド26の先端が螺着されて
いることにより、エアシリンダ25に圧縮エアが送り込
まれると、ロッド26が延びて上刃13と下刃14との
間に向かってベース10が高分子成形品1とともに変位
させられるようになっている。
【0034】次に、ゲートカットの方法について説明す
る。本実施形態のゲートカットの方法は、下刃14が、
ゲート2に近接する位置であってゲート接続面3に現れ
た高分子成形品1の成形品表面部1aより略垂線方向に
離れた待機状態から成形品表面部1aに当たる位置合わ
せ状態となるまで、高分子成形品1を変位させる位置合
わせ工程と、上刃13をゲート厚方向に移動させてゲー
ト2を切断する切断工程とを含み、位置合わせ工程の前
に、下刃14が、ゲート2よりゲート厚方向に離れた初
期状態から待機状態となるまで、上刃13及び下刃14
を変位させる近接変位工程を更に含んでいる。
【0035】最初に、図3(a)、同(b)に示すよう
に、高分子成形品1は、ベース10の上面に、ゲート2
を前方に向けるとともに後端をストッパ12の前面に当
接させ、一対のガイド11の間に挟持されるように載置
される(初期状態)。この時、高分子成形品1は、対峙
し合う上刃13と下刃14との間にゲート2が位置する
ようになっている。
【0036】次に、図4(a)、同(b)に示すよう
に、サーボモータ37がボールネジ35を回転駆動し
て、下刃14の刃先と成形品表面部1aの上端とが略同
一高さとなるように、上刃13と下刃14とを備える近
接フレーム34を真直ぐ上方に変位させる(近接変位工
程)。この工程はゲート2の切断の精度に直接影響しな
いので、サーボモータ37に対するティーチング等によ
り近接フレーム34の変位量が予め設定される。
【0037】次に、図5(a)、同(b)に示すよう
に、エアシリンダ25に圧縮エアが送り込まれると、ロ
ッド26が水平方向に突出する。この時、近接変位工程
によって下刃14の刃先と成形品表面部1aの上端とが
略同一高さに変位させられているので、ベース10は成
形品表面部1aに下刃14が当接する位置まで高分子成
形品1を下刃14に向かって変位させる(位置合わせ工
程)。この時、エアシリンダ25に接続されるようにし
た圧力センサ(図示略)が、下刃14に成形品表面部1
aが当接したことによるエアシリンダ25内の圧力変動
を検出し、下刃14から成形品表面部1aが離れない程
度にエアシリンダ25内の圧力を低下させるようにして
もよい。
【0038】次に、図6(a)、同(b)に示すよう
に、エアシリンダ41に圧縮エアを送り込むことでロッ
ド42が下方に突出して、スライドガイド39とともに
上刃13が下刃14に向かって移動される。このとき、
成形品表面部1aにおいて下刃14により位置合わせさ
れた高分子成形品1は、成形品表面部1aの直上のゲー
ト接続面3の位置で上刃13が下方に切り込んでゆき、
高分子成形品1とゲート2とがゲート接続面3の位置で
切断される。
【0039】以上のようなゲートカット装置及びゲート
カット方法を実施することにより、高分子成形品1の寸
法にバラツキがあっても、ゲート接続面3と面一な成形
品表面部1aに下刃14の刃先を当接させて切断するの
で常に正確にゲート接続面3の位置で高分子成形品1と
ゲート2とを切断できる。
【0040】次に、本発明を実施したゲートカット装置
の第二実施形態について、図7(a)〜図7(c)を参
照して第一実施形態と異なる部分についてのみ説明す
る。本実施形態のゲートカット装置は、切断刃の数、切
断刃の形状、及び切断刃の駆動方法においてのみ第一実
施形態と相違するものである。
【0041】すなわち、本実施形態のゲートカット装置
は、薄厚で十分な成形品表面部1bを厚み方向に形成で
きない高分子成形品1とそのゲート2とを切断するのに
適しており、刃先中央部にゲート2よりやや広い内幅を
備える凹み刃部15aが形成された下刃15を備え、下
刃15のみを上方に駆動して高分子成形品1とゲート2
とを切断するように構成されている。
【0042】本実施形態のゲートカット装置は、近接工
程において下刃15が上方に変位させられると、ゲート
2は凹み刃部15aの内側に進入し、凹み刃部15a以
外の部分の刃先は高分子成形品1の下面よりも上方に変
位させられる。その後、待機変位装置22により高分子
成形品1が下刃15に向かって水平移動させられると、
図7(b)の斜線部分に示すように、ゲート2の左右に
広がる成形品表面部1aに下刃15の刃先及び逃げ面が
当たって位置合わせ状態にすることができるようになっ
ている。
【0043】以上のような第二実施形態のゲートカット
装置によれば、第一実施形態では対応が難しい形状に形
成された高分子成形品1及びゲート2に対しても、常に
正確にゲート接続面3の位置で高分子成形品1とゲート
2とを切断できる。
【0044】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)ゲートを把持して高分子成形品をゲート側に引張
る待機変位装置に変更すること。 (2)高分子成形品をセットするだけで待機状態となる
ように、下刃、ベース、ガイド及びストッパを構成し
て、近接変位装置及び近接変位工程を省くこと。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係るゲート
カットを伴う成形品製造方法によれば、成形品の寸法に
バラツキがあっても、常に正確にゲートと成形品との境
界で切断できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るゲートカット装置を示
す側面図である。
【図2】同ゲートカット装置を示す要部斜視図である。
【図3】同ゲートカット装置によるゲートカット方法を
示す(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】図3に続いて、ゲートカット方法を示す(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図5】図4に続いて、ゲートカット方法を示す(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図6】図5に続いて、ゲートカット方法を示す(a)
は平面図、(b)は側面図である。
【図7】本発明の第二実施形態に係るゲートカット装置
を示す(a)は要部斜視図、(b)は正面図、(c)は
側面図である。
【図8】従来例のゲートカット装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 高分子成形品 1a 成形品表面部 2 ゲート 3 ゲート接続面 13 切断刃としての上刃 14 切断刃としての下刃 22 待機変位装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子成形品のゲート接続面から突出し
    たゲートを少なくとも一つの切断刃により切断するゲー
    トカット装置において、 前記切断刃が、前記ゲートに近接する位置であって前記
    ゲート接続面に現れた高分子成形品の成形品表面部より
    略垂線方向に離れた待機状態から前記成形品表面部に当
    たる位置合わせ状態となるまで、前記切断刃又は高分子
    成形品を変位させる待機変位装置を設けたことを特徴と
    する高分子成形品のゲートカット装置。
  2. 【請求項2】 前記切断刃が、前記ゲートよりゲート厚
    方向に離れた初期状態から前記待機状態となるまで、前
    記切断刃又は高分子成形品を変位させる近接変位装置が
    設けられた請求項1記載の高分子成形品のゲートカット
    装置。
  3. 【請求項3】 高分子成形品のゲート接続面から突出し
    たゲートを少なくとも一つの切断刃により切断するゲー
    トカット方法において、 前記切断刃が、前記ゲートに近接する位置であって前記
    ゲート接続面に現れた高分子成形品の成形品表面部より
    略垂線方向に離れた待機状態から前記成形品表面部に当
    たる位置合わせ状態となるまで、前記切断刃又は高分子
    成形品を変位させる位置合わせ工程と、 前記切断刃をゲート厚方向に移動させて前記ゲートを切
    断する切断工程とを含むことを特徴とする高分子成形品
    のゲートカット方法。
  4. 【請求項4】 前記位置合わせ工程の前に、前記切断刃
    が、前記ゲートよりゲート厚方向に離れた初期状態から
    前記待機状態となるまで、前記切断刃又は高分子成形品
    を変位させる近接変位工程を含む請求項3記載の高分子
    成形品のゲートカット方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103895190A (zh) * 2012-12-29 2014-07-02 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 剪切治具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103895190A (zh) * 2012-12-29 2014-07-02 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 剪切治具

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