JP3952089B2 - ゲート切断装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はゲート切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のものとしてニッパー方式や打抜き方式の切断装置が知られている。ニッパー方式のものでは、一個のニッパーが成形パネルの複数のゲートに対応して順々に送られ、かつ切断していくもの、あるいは各ゲートにニッパーを配置して全てのゲートを一括して切断するものが知られている。打抜き方式のものでは上型の昇降動作によって下型の下刃と上型の上刃とにより全てのゲートを一括して切断するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した各切断装置においてはゲート切断箇所を良好に固定する手段が備えられていないため切断動作が不安定になり、切断跡がきれいでなかったり、あるいは切断位置がずれたりするという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、安定した切断動作が可能なゲート切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のゲート切断装置は、対をなす押さえ刃体の両刃先部によりゲートを切り込み状態で挟着固定するゲート固定手段と、一方の前記押さえ刃体に沿って移動するカッターにより前記切り込み状態の挟着箇所を切断する切断手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、ゲートが対をなす押さえ刃体により切り込み状態で挟着固定され、この切り込み状態の挟着箇所がカッターにより切断される。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を示し、エアシリンダーなどの駆動部1により上下移動する下側の押さえ刃体2を設け、この押さえ刃体2に対向して駆動部3により上下移動する上側の押さえ刃体4を配設して、両刃体2,4によりゲート5を挟着するゲート固定手段6と、駆動部7により前記刃体2,4に沿ってカッター8を移動させてゲート5の前記挟着箇所を切断する切断手段9とを備えて構成する。押さえ刃体2,4は平坦なカッター8の案内面10と傾斜面11とにより刃先部12を形成している。カッター8は市販のものを使用している。そして、図1に示すように図示しない位置決め手段によりゲート5端を前記刃先部12に対応させた状態でベース13上に成形パネル14を載置し、図2に示すように駆動部1,3の作動により上下の押さえ刃体2,4によりゲート5端を挟着固定するとともに、図3に示すように駆動部7の作動により前記案内面10に沿ってカッター8を移動してゲート5の挟着箇所を切断するものである。このように本実施例ではゲート5端を両押さえ刃体2,4により確実に固定させた状態においてこの固定した箇所をゲート切断するように構成したから安定したゲート切断動作が可能になり、所望の箇所をきれいに切断できる。また、ゲートが肉厚であったり、樹脂の材質が切断し難いものである場合には、駆動部1,3の取り付け位置を適宜な調節手段により調節することにより両押さえ刃体2,4の刃先間のクリアランスをゲート5の厚みより相当小さくすることにより両押さえ刃体2,4でゲート5に切り込みを与え、この切り込み部分をカッター8で切断することもでき、その例を第2実施例である図4に示している。この例では駆動部1,3の位置調節をネジ16と長孔17により構成している。また本実施例では押さえ刃体2,4の刃先部14およびカッター8の刃先形状をゲート5端の形状に合わせてアール形にしており、これによりゲート5端形状が直線以外のものであってもゲート5端からきれいに切断することができ切断跡の研磨処理を省略できる。また上述した切断装置は1つの切断装置を周知技術により各ゲートに対し順々に移動しかつ切断してもよく、また各ゲートに対しそれぞれ切断装置を配設して全てのゲートを一括して切断してもよい。また刃先部12の傾斜面11の角度は適宜選定でき、また刃先部は平刃等でもよい。また成形物18に対し第1実施例の様に一個のゲート5を有するものや第2実施例のように二個のゲート5を有するものに適用できる。図5乃至図7は打抜き方式に適用したゲート切断装置を示す第3実施例であり、上記実施例と同一部分に同一符号を付して説明すると、ベース13に第1の案内棒19が立設され、この案内棒19に沿って昇降基板20が上下移動可能に設けられているとともに駆動装置7により上下駆動するようになっている。ベース13には位置決め部21が設けられ、この位置決め部21によりランナー22の数カ所が位置決めされる。また、ベース13には成形パネル14の各成形物18に対応して通穴23が貫通形成されている。前記昇降基板20には第2の案内棒25が垂設され、この案内棒25に沿って基板状の押さえ部材26が上下動可能に設けられているとともにコイル状の押圧用のバネ27により下方に付勢され、ストッパー28により下限位置で保持されている。また、成形パネル14の各ゲート5に対応して前記通穴24の外縁部には下側の押さえ刃体2がネジ29により固定され、上側の押さえ刃体4が前記押さえ部材26の下面にネジ29により固定されている。この押さえ刃体2,4はゲート5端を両刃先部12により挟着するようにゲート長さ方向の位置が設定され、また各ゲート5を同時に圧着するように各ゲート5の厚みおよびランナー22に対する高さ寸法に合わせて位置が設定されている。また昇降基板20には各ゲート5に対応して市販のカッター8が前記案内面10に沿うように設定された位置で押さえ部材26の貫通穴30を通して取り付け固定されている。また両押さえ刃体2,4の刃先部12のゲート12への切り込みを可能にし、かつこの切り込み量を調節可能な切り込み調節部材である度当部31がベース1側および押さえ部材26側にそれぞれ上下位置調節可能に設けられている。上記構成において、成形パネル14を位置決め部21により位置決めした状態で下側の押さえ刃体2に載置することにより各押さえ刃体2の刃先部12上に各ゲート5の端部が当接する。駆動手段7の作動により昇降基板20を下降させると、上側の押さえ刃体4の刃先部12がゲート5の端に接する、そして昇降基板20の下降が進むに伴い押さえ部材26は度当部31で設定された下限位置までバネ27の付勢に抗して下降して各ゲート5の端部を挟着固定し、この状態でこの挟着箇所が押さえ刃板2,4の案内面10に沿って下降するカッター8によりゲート切断されるものである。このように本実施例では、成形パネル14の各ゲート5端を上下押さえ刃体2,4の両刃先部12により挟着固定し、この状態でその挟着箇所をゲート切断するから安定した切断状態でゲート5をきれいに切断できる。また押さえ刃体2,4の切り込み量を必要に応じて増すことにより刃体2,4とカッター8とでゲート切断することになりそれだけカッター8の負担が少なくなるから市販のカッターで十分耐えられ安価になる。また刃体2,4の刃先部12をゲート5に切り込ませて挟着する場合には各ゲート厚み寸法と両刃先部12間のクリアランス設定量の誤差分をこの切り込み量で吸収することが可能になり全てのゲート5を確実に固定することができる。図8及び図9はエアーニッパー式に適用したゲート切断装置を示す第4実施例であり、枢軸32により開閉可能な押さえ刃体2,4を有し、この押さえ刃体2,4の一方にニッパー状の刃先部12が、他方にバネ33により開き方向に付勢された柄部34がそれぞれ形成され、周知の駆動ユニット35により両刃先部12が所定のクリアランスを持たせて閉じることによりゲート5を挟着固定するように構成されている。そして、図8の例では駆動軸36と両柄部34とがリンクアーム37を介して枢支部38により連結されている。また、前記枢軸32にはカッター8が同軸に支持されており、カッター8の基端部と前記駆動軸36がリンクアーム39を介して枢支部38により連結されている。この場合、カッター8は両押さえ刃体2,4の案内面10に沿って移動でき、また駆動軸36の動作により刃体2,4が15度程度回転するのに対しカッター8が45度程度回転するようにリンク機構を構成している。そして、本実施例においても図9に示すように駆動ユニット35によりニッパー状の刃先部12によりゲート5が挟着固定され、同時にその挟着箇所がカッター8により切断されるものであり、上記実施例と同様な効果を有する。図中40はカッター8のストッパー、41は引きバネである。図10は別タイプのニッパー式に適用したものを示し、駆動ユニット35により移動する押さえ刃体2が保持枠42に案内され、この保持枠42に押さえ刃体4が固定されている。また駆動ユニット35によりカッター8が前記押さえ刃体2,4の外面に沿って移動するものであり、両押さえ刃体2,4で挟着された箇所をカッター8により切断するもので上記実施例と同様な効果を有する。図中43は駆動軸36と下側の押さえ刃体2との間に設けた押しバネである。なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば各実施例においてはカッターの反りを防止する案内部を適宜設けてもよい。また、ゲートの切断箇所は必ずしもゲート端である必要はなく適宜選定すればよい。また、成形物は単層成形、多層成形のものに適用可能である。
【0008】
【発明の効果】
本発明は、対をなす押さえ刃体の両刃先部によりゲートを切り込み状態で挟着固定するゲート固定手段と、一方の前記押さえ刃体に沿って移動するカッターにより前記切り込み状態の挟着箇所を切断する切断手段とを備え、安定した切断動作が可能なゲート切断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す平断面図である。
【図5】 本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図6】 本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図7】 本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図8】 本発明の第4実施例を示す正面図である。
【図9】 本発明の第4実施例を示す正面図である。
【図10】 本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2,4 押さえ刃体
5 ゲート
6 ゲート固定手段
8 カッター
9 切断手段
12 刃先部
Claims (1)
- 対をなす押さえ刃体の両刃先部によりゲートを切り込み状態で挟着固定するゲート固定手段と、一方の前記押さえ刃体に沿って移動するカッターにより前記切り込み状態の挟着箇所を切断する切断手段とを備えたことを特徴とするゲート切断装置。
Priority Applications (1)
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JP19693295A JP3952089B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | ゲート切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19693295A JP3952089B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | ゲート切断装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19693295A Expired - Fee Related JP3952089B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | ゲート切断装置 |
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- 1995-06-28 JP JP19693295A patent/JP3952089B2/ja not_active Expired - Fee Related
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