JP2003266120A - 鋼板コイルの巻き緩み防止装置 - Google Patents

鋼板コイルの巻き緩み防止装置

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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 鋼板コイルの直径が変化した場合でも安定
して鋼板の後端部を押えることができ、鋼板コイルの巻
き緩みを防止できる装置を提供する。 【解決手段】 圧延設備の出側で鋼板を巻き取った鋼板
コイルをコイルカーに載置するにあたって鋼板コイルの
巻き緩みを防止する装置であって、シリンダー架台に回
動可能に配設された両ロッドシリンダーと、両ロッドシ
リンダーの一方のロッドの先端部に回転可能に配設され
た押えロールと、両ロッドシリンダーの他方のロッドの
先端部に配設されてガイドフレームに沿って移動する移
動部材とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板コイルをコイ
ルカーに載置する際に、巻き取られた鋼板の後端部を押
えて、鋼板コイルの巻き緩みを防止する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に圧延(すなわち熱間圧延あるいは
冷間圧延)設備においては、帯状の鋼板を圧延した後、
圧延設備の出側で鋼板をコイル状に巻き取って鋼板コイ
ルとする。次いで、鋼板コイルをコイルカーに載置し、
後工程に送給する。鋼板は重量物であるので、鋼板コイ
ルをコイルカーに載置する際に、鋼板コイルに巻き緩み
が生じるのは避けられない。このような巻き緩みが生じ
ると、コイルカーとの摩擦によって、鋼板の後端部に疵
が発生して歩留り低下の原因になる。 【0003】そこで、鋼板コイルをコイルカーに載置す
る際に、鋼板の後端部を押えることによって巻き緩みを
防止する装置が種々実用化されている。図3は、従来か
ら知られている巻き緩み防止装置の例を模式的に示す側
面図である。 図3において、鋼板コイル1は、ベルトラ
ッパー2で巻きとられた後、 コイルカー3に載置され
る。鋼板コイル1がベルトラッパー2からコイルカー3
へ移動する間に、鋼板コイル1の巻き緩みが生じる。そ
こで巻き緩み防止装置を用いて、鋼板の後端部を押えて
コイルカー3に載置する。 【0004】図3に示す巻き緩み防止装置では、片ロッ
ドシリンダー4がシリンダー架台8に固定される。この
片ロッドシリンダー4のロッド11の先端部には押えロー
ル10が回転可能に配設されており、ロッド11が適宜伸縮
することによって、押えロール10が鋼板コイル1に巻き
取られた鋼板の後端部を押える。しかも押えロール10は
鋼板コイル1の移動に伴って回転するので、押えロール
10と鋼板コイル1との間の摩擦を防止できる。 【0005】図4は、従来から知られている巻き緩み防
止装置の他の例を模式的に示す側面図である。 図4に示
す巻き緩み防止装置では旋回軸を中心にして待機位置と
作動位置との間を旋回する旋回アーム5の先端に押えロ
ール10が旋回可能に配設されている。この旋回アーム5
が適宜旋回することによって、押えロール10が鋼板コイ
ル1に巻き取られた鋼板の後端部を押える。しかも押え
ロール10は鋼板コイル1の動きに合わせて回転するの
で、押えロール10と鋼板コイル1との間の摩擦を防止で
きる。 【0006】また特開昭59-33044号公報には、巻取機に
おけるストリップ端末保持装置が開示されている。この
装置は、押えローラを支持する2本の平行なスイングア
ームが回転支点を中心にして回動することによって、コ
イルに巻き取られたストリップの端末部を下側から保持
するものである。しかしながらこれらの技術は、いずれ
も、鋼板コイルの直径が大きくなるにつれて、コイルカ
ーに載置した鋼板コイルと押えロールとの接触位置が、
コイルカーから遠くなる。その結果、 直径の大きい鋼板
コイルでは、巻き緩みを防止する効果は十分ではなかっ
た。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解消し、 鋼板コイルの直径が変化した場合でも
安定して鋼板の後端部を押えることができ、鋼板コイル
の巻き緩みを防止できる装置を提供することを目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の直
径の鋼板コイルをコイルカーに載置する際に、鋼板コイ
ルと押えロールとの接触位置が巻き緩みに及ぼす影響を
調査した。 その結果、鋼板コイルをベルトラッパーから
コイルカーへ移動させる間に、 鋼板の後端部が重力によ
って垂れ下がることが巻き緩みの主な原因であることを
見出した。そしてさらに、 巻き緩みを防止するために
は、鋼板コイルと押えロールとの接触位置が下記の
(1),(2) の条件を満たす必要があるとの知見を得た。 (1) 鋼板コイルの下側から押えロールを接触させる。 (2) コイルカーに近い位置で押えロールを鋼板コイルに
接触させる。 【0009】本発明は、これらの知見に基づいてなされ
たものである。本発明は、圧延設備の出側で鋼板を巻き
取った鋼板コイルをコイルカーに載置するにあたって鋼
板コイルの巻き緩みを防止する装置であって、シリンダ
ー架台に回動可能に配設された両ロッドシリンダーと、
両ロッドシリンダーの一方のロッドの先端部に回転可能
に配設された押えロールと、両ロッドシリンダーの他方
のロッドの先端部に配設されてガイドフレームに沿って
移動する移動部材とを有する鋼板コイルの巻き緩み防止
装置である。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の装置の例を模式
的に示す説明図である。図1に示すように本発明では、
両ロッドシリンダー6が回動軸13を介してシリンダー架
台8に回動可能に配設される。なお両ロッドシリンダー
6には、2本のロッド11,12が互いに独立して伸縮でき
るように取付けられる。 【0011】一方のロッド11の先端部には押えロール10
が回転可能に配設される。このロッド10が伸縮すること
によって、種々の直径の鋼板コイル11がコイルカー3に
載置される際に、押えロール10が鋼板コイル1を下側か
ら押えて巻き緩みを防止する。しかも押えロール10は鋼
板コイル1の移動に伴って回転するので、押えロール10
と鋼板コイル1との間で摩擦は生じない。 【0012】他方のロッド12の先端部に配設された移動
部材7は、ガイドフレーム9に沿って移動する。このと
き両ロッドシリンダー6の回動軸13とロッド12の移動部
材7との距離は変化するが、ロッド12が伸縮するので、
移動部材7は支障なく移動できる。なおロッド12の移動
部材7は、ガイドフレーム9に沿って移動できる構成に
すれば良いのであるから、ロールやライナー等の従来か
ら知られているものが使用できる。 【0013】このようにしてロッド12の移動部材7がガ
イドフレーム9に沿って移動することによって、両ロッ
ドシリンダー6が回動軸13を中心にして回動する。その
結果、 ロッド11の先端部に配設された押えロール10の位
置が変化する。 しかし押えロール10を有するロッド11
は、他方のロッド12に対して独立に伸縮するので、押え
ロール10が鋼板コイル1に巻き取られた鋼板の後端部を
押える状態を維持できる。 【0014】移動部材7の移動に伴って押えロール10の
位置が変化する軌跡を図2に示す。なお図2中の符号1
L は大型の鋼板コイル(直径DL )を示し、符号1S
小型の鋼板コイル(直径DS )を示す。また図2中のコ
イルカー3は、小型の鋼板コイル1S を載置した状態で
ある。大型の鋼板コイル1L を載置する場合には、コイ
ルカー3は下方に変位する。 【0015】図2に示した押えロール10の軌跡から明ら
かなように、鋼板コイル1の直径が変化しても、押えロ
ール10はコイルカー3に近い位置でしかも鋼板コイル1
の下側から鋼板の後端部を押える。したがって本発明の
巻き緩み防止装置を用いると、ベルトラッパー2からコ
イルカー3へ鋼板コイル1を移動させる間に発生する巻
き緩みを、効果的に防止できる。 【0016】 【実施例】熱間圧延設備で鋼板を巻き取って鋼板コイル
1とした後、 図1に示す両ロッドシリンダー6をシリン
ダー架台8に回動可能に配設した装置を用いて、鋼板コ
イル1の巻き緩みを防止しながらコイルカー3に載置し
て、後工程に送給した。これを発明例とする。 【0017】一方、比較例として、図3に示すような、
片ロッドシリンダー4をシリンダー架台8に固定した装
置を用いて、鋼板コイル1の巻き緩みを防止しながらコ
イルカー3に載置して、後工程に送給した。発明例と比
較例について、各鋼板コイル1の外周を目視で観察し
て、疵の発生状況を調査した。その結果、疵が発生した
コイルの比率は、 比較例に対し、発明例で半減した。 【0018】 【発明の効果】本発明によれば、鋼板コイルの直径が変
化した場合でも巻き緩みを防止できるので、鋼板の後端
部に疵が発生するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の巻き緩み防止装置の例を模式的に示す
側面図である。 【図2】本発明の巻き緩み防止装置における押えロール
の軌跡を示す説明図である。 【図3】従来の巻き緩み防止装置の例を模式的に示す側
面図である。 【図4】従来の巻き緩み防止装置の他の例を模式的に示
す側面図である。 【符号の説明】 1 鋼板コイル 2 ベルトラッパー 3 コイルカー 4 片ロッドシリンダー 5 旋回アーム 6 両ロッドシリンダー 7 移動部材 8 シリンダー架台 9 ガイドフレーム 10 押えロール 11 ロッド 12 ロッド 13 回動軸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧延設備の出側で鋼板を巻き取った鋼板
    コイルをコイルカーに載置するにあたって前記鋼板コイ
    ルの巻き緩みを防止する装置であって、シリンダー架台
    に回動可能に配設された両ロッドシリンダーと、前記両
    ロッドシリンダーの一方のロッドの先端部に回転可能に
    配設された押えロールと、前記両ロッドシリンダーの他
    方のロッドの先端部に配設されてガイドフレームに沿っ
    て移動する移動部材とを有することを特徴とする鋼板コ
    イルの巻き緩み防止装置。
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