JPH0622488Y2 - コイルの支持装置 - Google Patents

コイルの支持装置

Info

Publication number
JPH0622488Y2
JPH0622488Y2 JP3376288U JP3376288U JPH0622488Y2 JP H0622488 Y2 JPH0622488 Y2 JP H0622488Y2 JP 3376288 U JP3376288 U JP 3376288U JP 3376288 U JP3376288 U JP 3376288U JP H0622488 Y2 JPH0622488 Y2 JP H0622488Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
belt
loose
support base
supporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3376288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01139921U (ja
Inventor
豊 成瀬
明之 岩谷
孝之 直井
輝幸 西出
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社 filed Critical 川崎製鉄株式会社
Priority to JP3376288U priority Critical patent/JPH0622488Y2/ja
Publication of JPH01139921U publication Critical patent/JPH01139921U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622488Y2 publication Critical patent/JPH0622488Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、捲きが緩い金属ストリップコイル(以下ルー
ズコイルと呼ぶ)を、捲き形状を真円に保った状態で、
コイルの軸が水平な姿勢(以下ダウンエンドと呼ぶ)に
支持することができる支持装置に関する。
<従来の技術> ルーズコイルは、ダウンエンドの姿勢では捲き形状が崩
れるため、通常コイルの軸が垂直な姿勢(以下アップエ
ンドと呼ぶ)で取扱われる。
一方、一般の金属ストリップ処理設備では、例えばコイ
ルを捲き戻す際のように、コイルはダウンエンドの姿勢
で処理されるので、ルーズコイルを捲きが固いコイル
(以下タイトコイルと呼ぶ)に捲き直したり、特別なコ
イル受け台で運ぶ対策がとられていた。
従来、緩みの度合いが大きいルーズコイルをタイトコイ
ルに捲き直すには、第4図に示すような捲戻し・捲取り
機を使用していた。これは、アップエンドの姿勢で捲戻
しテーブル16上に設置されたルーズコイル2を、金属ス
トリップ17にサポートロール18で張力を付加しながら、
捲取りテーブル19上でスナバロール20で押さえタイトコ
イル21に捲き直すものである。この方式は、捲取りテー
ブル19上のタイトコイル21を、ダウンエンドの姿勢に反
転する装置が更に必要であり、建設費が高くなる欠点が
あった。
これに対しアップエンドの姿勢のルーズコイルを直接ダ
ウンエンドの姿勢のタイトコイルに捲き直す装置があ
る。これは、アップエンドの姿勢で捲戻しテーブル上に
載置したルーズコイルを、金属ストリップを途中で反転
させ、ブライドルロールで張力を付加しながら、捲取り
機により直接ダウンエンドの姿勢でタイトコイルに捲き
直すものである。この装置は、設備が大がかりとなり、
広いスペースが必要であり、実用上問題があった。
また、緩みの度合いが大きくないルーズコイル(例えば
焼鈍分離材を塗ってBOX焼鈍を行い、焼鈍分離材が収縮
してルーズ化したコイル)に対しては、改めて捲き直し
てタイトコイルにせず、第5図のように、コイル22の外
周を支持するコイル置き台23を用い、更に22の捲き形状
が崩れるのを防ぐために、コイル22の内径部に万棒24を
入れていた。
しかし、コイルの径は様々なので、コイル外周の支持部
が固定されたこのようなコイル置き台は不都合なので、
第6図のようなコイル受け台が使用されている。第6図
のコイル受け台は、ストリップ処理設備の捲戻し機にコ
イルを装着する場合などに使用されるものであり、走行
台車25のコイル積載面26にコイル22を積載し、コイル22
を両側から開度調節自在の腕27によって支持し、コイル
をできるだけ真円に保つようにしたものである。
このようなコイル受け台の構造としては、例えば実開昭
55−165612号公報が知られている。
<考案が解決しようとする課題> しかし、第6図に示すようなコイル受け台にルーズコイ
ルを積載すると、ルーズコイルは腕27のコイル支持面の
形状及びコイル積載面26の形状にならうため、コイル受
け台をどのように調整しても、多角形となったり、コイ
ルの上半分が落ち込んで、コイルの捲き形状が真円を保
つことができなかった。このようなコイルをストリップ
処理設備の捲戻し機に装着する場合には、捲戻し機のマ
ンドレルに装入不能等の問題が発生した。
本考案は、上記の問題を解消したルーズコイルの支持装
置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案は、金属ストリップコイルをダウンエンドの姿勢
で支持する支持台と、前記支持台上の金属ストリップコ
イルの外周面を捲き締めるベルトと、上記ベルトを支え
るローラを先端部に持ち、他端部が前記支持台の両側を
支点として開度調節可能に軸支された1対の把持腕と、
前記ベルトの長さ調節装置と、前記把持腕の開度を調節
させるための駆動装置とを備えたものである。
<作用> 1対の把持腕3、3を閉じ、ベルト長さ調節装置8によ
りベルト4の長さを調節して、コイル2の外周面をベル
ト4で捲き締めることにより、コイル2の外周面はベル
ト4により支持されるので、コイル2の捲き形状が変形
するのを防止することができる。
<実施例> 本考案の1実施例を第1図に基づいて説明する。1は、
ルーズコイル2をダウンエンドの姿勢で支持する支持台
である。支持台1はルーズコイル2のコイル径に応じて
昇降装置(図示せず)により、支持位置を調節するよう
にすれば便利であるが、これは特に必要ではない。
3は、支持台1上のルーズコイル2の外周面を捲き締め
るベルト4を支えるローラ5を先端部に持ち、他端部が
支持台1の両側に設けられた軸6を支点として開度調節
可能に軸支された1対の把持腕である。7は、把持腕3
の開度を調節するための例えば油圧シリンダ等の駆動装
置であり、両方の把持腕3、3を同期して開閉させるた
めの機構を備えている。
8は、ベルト4の長さを調節して、ベルト4をルーズコ
イル2の外周に捲き締めるためのベルト長さ調節装置で
ある。ベルト長さ調節装置8は、例えば図のようにシリ
ンダー9と動滑車10等により構成する機構が考えられる
が、ベルト4を巻取る機構にしてもよく、その機構を限
定しない。ベルト4は、支持台1とベルト長さ調節装置
8の間にローラ5を介して設けられており、その材質
は、スチールベルトでもゴムベルトでもよく、ベルトの
代わりにワイヤーを使用することも可能である。
次にこの装置の動作を説明する。第1図において2点鎖
線は、この装置によるルーズコイル2の保持が完了した
状態を示す。
先ず、支持台1上に積載されたコイル径に応じて支持台
1を昇降させて、コイル2の支持位置を調節する。
次に、駆動装置7によりローラ5がコイル2の外周面に
接触するまで把持腕3、3を閉じ、ベルト長さ調節装置
8によりベルト4の長さを調節して、コイル2の外周面
をベルト4で捲き締める。これにより、コイル2の外周
面はベルト4により支持されるので、コイル2の捲き形
状が変形するのを防止することができる。
次に、第2、3図は本考案の第2の実施例を示した図で
あり、金属ストリップの処理設備のコイル捲戻し機11と
コイル積載位置Aの間を往復するコイルカー12に本考案
のコイルの支持装置を装備した例である。
図において、13はコイル積載位置Aで例えばリフマグか
ら吊るされたコイルをアップエンドの姿勢で受け、捲戻
し機11のマンドレル14に装着するために、ダウンエンド
の姿勢に90度反転するダウンエンダーである。
15は本考案のコイル支持装置であり、ダウンエンダー13
に設置してある。
これにより、アップエンドの姿勢でダウンエンダー13に
積載したルーズコイル2を、本考案のコイル支持装置15
によりルーズコイル2の捲き形状を真円に保った状態
で、ダウンエンドの姿勢に反転することができる。
<考案の効果> 本考案によれば、ルーズコイルをダウンエンドの姿勢に
した際、コイルの捲き形状の変形(つぶれ)がなくなる
ため、コイル内径に万棒を入れる必要がなくなり、万棒
を出し入れする作業を無くすことができ、また、ダウン
エンダーを持ったコイルカーに装備することにより、ル
ーズコイルの捲戻し機のマンドレルへの挿入作業におけ
るトラブルを防止することができる。更に、コイルの捲
き形状が変形することによるコイル層間のスリップを防
止することができるので、金属ストリップ表面の疵の発
生を防ぐことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の正面図、第2、3図は本考
案の他の実施例を示す図であり、第2図は側面図、第3
図は第2図のI−I線矢視図である。第4図は従来のル
ーズコイルとタイトコイルに捲き直す装置の平面図、第
5図は従来のコイル置き台の斜視図、第6図は従来の他
のコイル置き台の正面図である。 1…支持台、2…ルーズコイル、 3…把持腕、4…ベルト、 5…ローラ、6…軸、 7…駆動装置、8…ベルト長さ調節装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西出 輝幸 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 実開 昭60−15417(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ストリップコイルをダウンエンドの姿
    勢で支持する支持台と、前記支持台上の金属ストリップ
    コイルの外周面を捲き締めるベルトと、上記ベルトを支
    えるローラを先端部に持ち、他端部が前記支持台の両側
    を支点として開度調節可能に軸支された1対の把持腕
    と、前記ベルトの長さ調節装置と、前記把持腕の開度を
    調節させるための駆動装置とを備えてなるコイルの支持
    装置。
JP3376288U 1988-03-16 1988-03-16 コイルの支持装置 Expired - Lifetime JPH0622488Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3376288U JPH0622488Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 コイルの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3376288U JPH0622488Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 コイルの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01139921U JPH01139921U (ja) 1989-09-25
JPH0622488Y2 true JPH0622488Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31260457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3376288U Expired - Lifetime JPH0622488Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 コイルの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622488Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101242800B1 (ko) * 2011-11-18 2013-03-12 주식회사 포스코 코일형 스크랩 인출장치
KR20160001357A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 현대제철 주식회사 권취 코일 교정 장치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5740936B2 (ja) * 2010-11-25 2015-07-01 Jfeスチール株式会社 コイル支持装置
EP2945890B1 (de) * 2013-01-18 2017-06-21 AMOVA GmbH System mit einem bund und einer fördervorrichtung für den bund

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101242800B1 (ko) * 2011-11-18 2013-03-12 주식회사 포스코 코일형 스크랩 인출장치
KR20160001357A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 현대제철 주식회사 권취 코일 교정 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01139921U (ja) 1989-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5275345A (en) Strip coiler
JP3295693B2 (ja) アンコイラー設備におけるコイル移動台車
JPH0622488Y2 (ja) コイルの支持装置
JP3336373B2 (ja) コイル線自動巻線装置及び方法
JPH1099915A (ja) 鋼帯コイルのテレスコープ矯正方法およびその装置
US4484714A (en) Beam mounted core enveloper
JPH026686B2 (ja)
US3463410A (en) Coil handling apparatus
JPH0585511A (ja) 金属コイルの側板及び外周当金装着装置
JPH072084Y2 (ja) 金属ストリップのルーズコイル用コイルカー
JP2502021Y2 (ja) 金属帯の巻取時における巻シワ及び巻緩み防止装置
JPS62158623A (ja) 円筒物端面包装装置
JP3285800B2 (ja) キャップ装着装置
JPH087928Y2 (ja) コイル支持装置
JP2898571B2 (ja) コイルの巻取り積み重ね装置
JPH0226828Y2 (ja)
JPH11123455A (ja) コイル巻き不揃い修正方法および装置
JPH05138248A (ja) コイル転回装置
JP2507286Y2 (ja) 線材処理装置
JP2693110B2 (ja) 金属コイル包装内周面の防水シールを可能とするテープ貼付け装置
JPS625773Y2 (ja)
JPH1171045A (ja) 原反ウエブロール装着装置
JPH0428645Y2 (ja)
JP3089131B2 (ja) スプ−ル巻ワイヤ支持装置
JPH07291218A (ja) 金属板コイル梱包におけるコーナプロテクタ装着方法ならびにその装置