JP3843868B2 - 鋼板コイルの巻き緩み防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼板コイルをコイルカーに載置する際に、巻き取られた鋼板の後端部を押えて、鋼板コイルの巻き緩みを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に圧延(すなわち熱間圧延あるいは冷間圧延)設備においては、帯状の鋼板を圧延した後、 圧延設備の出側で鋼板をコイル状に巻き取って鋼板コイルとする。次いで、鋼板コイルをコイルカーに載置し、後工程に送給する。
鋼板は重量物であるので、鋼板コイルをコイルカーに載置する際に、鋼板コイルに巻き緩みが生じるのは避けられない。このような巻き緩みが生じると、コイルカーとの摩擦によって、鋼板の後端部に疵が発生して歩留り低下の原因になる。
【0003】
そこで、鋼板コイルをコイルカーに載置する際に、鋼板の後端部を押えることによって巻き緩みを防止する装置が種々実用化されている。
図3は、従来から知られている巻き緩み防止装置の例を模式的に示す側面図である。 図3において、鋼板コイル1は、ベルトラッパー2で巻きとられた後、 コイルカー3に載置される。鋼板コイル1がベルトラッパー2からコイルカー3へ移動する間に、鋼板コイル1の巻き緩みが生じる。そこで巻き緩み防止装置を用いて、鋼板の後端部を押えてコイルカー3に載置する。
【0004】
図3に示す巻き緩み防止装置では、片ロッドシリンダー4がシリンダー架台8に固定される。この片ロッドシリンダー4のロッド11の先端部には押えロール10が回転可能に配設されており、ロッド11が適宜伸縮することによって、押えロール10が鋼板コイル1に巻き取られた鋼板の後端部を押える。しかも押えロール10は鋼板コイル1の移動に伴って回転するので、押えロール10と鋼板コイル1との間の摩擦を防止できる。
【0005】
図4は、従来から知られている巻き緩み防止装置の他の例を模式的に示す側面図である。 図4に示す巻き緩み防止装置では旋回軸を中心にして待機位置と作動位置との間を旋回する旋回アーム5の先端に押えロール10が旋回可能に配設されている。この旋回アーム5が適宜旋回することによって、押えロール10が鋼板コイル1に巻き取られた鋼板の後端部を押える。しかも押えロール10は鋼板コイル1の動きに合わせて回転するので、押えロール10と鋼板コイル1との間の摩擦を防止できる。
【0006】
また特開昭59-33044号公報には、巻取機におけるストリップ端末保持装置が開示されている。この装置は、押えローラを支持する2本の平行なスイングアームが回転支点を中心にして回動することによって、コイルに巻き取られたストリップの端末部を下側から保持するものである。
しかしながらこれらの技術は、いずれも、鋼板コイルの直径が大きくなるにつれて、コイルカーに載置した鋼板コイルと押えロールとの接触位置が、コイルカーから遠くなる。その結果、 直径の大きい鋼板コイルでは、巻き緩みを防止する効果は十分ではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題を解消し、 鋼板コイルの直径が変化した場合でも安定して鋼板の後端部を押えることができ、鋼板コイルの巻き緩みを防止できる装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、種々の直径の鋼板コイルをコイルカーに載置する際に、鋼板コイルと押えロールとの接触位置が巻き緩みに及ぼす影響を調査した。 その結果、 鋼板コイルをベルトラッパーからコイルカーへ移動させる間に、 鋼板の後端部が重力によって垂れ下がることが巻き緩みの主な原因であることを見出した。そしてさらに、 巻き緩みを防止するためには、鋼板コイルと押えロールとの接触位置が下記の (1),(2) の条件を満たす必要があるとの知見を得た。
(1) 鋼板コイルの下側から押えロールを接触させる。
(2) コイルカーに近い位置で押えロールを鋼板コイルに接触させる。
【0009】
本発明は、これらの知見に基づいてなされたものである。
本発明は、圧延設備の出側で鋼板を巻き取った鋼板コイルをコイルカーに載置するにあたって鋼板コイルの巻き緩みを防止する装置であって、シリンダー架台に回動可能に配設された両ロッドシリンダーと、両ロッドシリンダーの一方のロッドの先端部に回転可能に配設された押えロールと、両ロッドシリンダーの他方のロッドの先端部に配設されてガイドフレームに沿って移動する移動部材とを有する鋼板コイルの巻き緩み防止装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の装置の例を模式的に示す説明図である。図1に示すように本発明では、両ロッドシリンダー6が回動軸13を介してシリンダー架台8に回動可能に配設される。なお両ロッドシリンダー6には、2本のロッド11,12が互いに独立して伸縮できるように取付けられる。
【0011】
一方のロッド11の先端部には押えロール10が回転可能に配設される。このロッド10が伸縮することによって、種々の直径の鋼板コイル11がコイルカー3に載置される際に、押えロール10が鋼板コイル1を下側から押えて巻き緩みを防止する。しかも押えロール10は鋼板コイル1の移動に伴って回転するので、押えロール10と鋼板コイル1との間で摩擦は生じない。
【0012】
他方のロッド12の先端部に配設された移動部材7は、ガイドフレーム9に沿って移動する。このとき両ロッドシリンダー6の回動軸13とロッド12の移動部材7との距離は変化するが、ロッド12が伸縮するので、移動部材7は支障なく移動できる。
なおロッド12の移動部材7は、ガイドフレーム9に沿って移動できる構成にすれば良いのであるから、ロールやライナー等の従来から知られているものが使用できる。
【0013】
このようにしてロッド12の移動部材7がガイドフレーム9に沿って移動することによって、両ロッドシリンダー6が回動軸13を中心にして回動する。その結果、 ロッド11の先端部に配設された押えロール10の位置が変化する。 しかし押えロール10を有するロッド11は、他方のロッド12に対して独立に伸縮するので、押えロール10が鋼板コイル1に巻き取られた鋼板の後端部を押える状態を維持できる。
【0014】
移動部材7の移動に伴って押えロール10の位置が変化する軌跡を図2に示す。なお図2中の符号1L は大型の鋼板コイル(直径DL )を示し、符号1S は小型の鋼板コイル(直径DS )を示す。また図2中のコイルカー3は、小型の鋼板コイル1S を載置した状態である。大型の鋼板コイル1L を載置する場合には、コイルカー3は下方に変位する。
【0015】
図2に示した押えロール10の軌跡から明らかなように、鋼板コイル1の直径が変化しても、押えロール10はコイルカー3に近い位置でしかも鋼板コイル1の下側から鋼板の後端部を押える。したがって本発明の巻き緩み防止装置を用いると、ベルトラッパー2からコイルカー3へ鋼板コイル1を移動させる間に発生する巻き緩みを、効果的に防止できる。
【0016】
【実施例】
熱間圧延設備で鋼板を巻き取って鋼板コイル1とした後、 図1に示す両ロッドシリンダー6をシリンダー架台8に回動可能に配設した装置を用いて、鋼板コイル1の巻き緩みを防止しながらコイルカー3に載置して、後工程に送給した。これを発明例とする。
【0017】
一方、比較例として、図3に示すような、片ロッドシリンダー4をシリンダー架台8に固定した装置を用いて、鋼板コイル1の巻き緩みを防止しながらコイルカー3に載置して、後工程に送給した。
発明例と比較例について、各鋼板コイル1の外周を目視で観察して、疵の発生状況を調査した。その結果、疵が発生したコイルの比率は、 比較例に対し、発明例で半減した。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、鋼板コイルの直径が変化した場合でも巻き緩みを防止できるので、鋼板の後端部に疵が発生するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻き緩み防止装置の例を模式的に示す側面図である。
【図2】本発明の巻き緩み防止装置における押えロールの軌跡を示す説明図である。
【図3】従来の巻き緩み防止装置の例を模式的に示す側面図である。
【図4】従来の巻き緩み防止装置の他の例を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 鋼板コイル
2 ベルトラッパー
3 コイルカー
4 片ロッドシリンダー
5 旋回アーム
6 両ロッドシリンダー
7 移動部材
8 シリンダー架台
9 ガイドフレーム
10 押えロール
11 ロッド
12 ロッド
13 回動軸

Claims (1)

  1. 圧延設備の出側で鋼板を巻き取った鋼板コイルをコイルカーに載置するにあたって前記鋼板コイルの巻き緩みを防止する装置であって、シリンダー架台に回動可能に配設された両ロッドシリンダーと、前記両ロッドシリンダーの一方のロッドの先端部に回転可能に配設された押えロールと、前記両ロッドシリンダーの他方のロッドの先端部に配設されてガイドフレームに沿って移動する移動部材とを有することを特徴とする鋼板コイルの巻き緩み防止装置。
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