JP2003265034A - 野菜の栽培方法および野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法 - Google Patents

野菜の栽培方法および野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法

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JP2003265034A JP2002072770A JP2002072770A JP2003265034A JP 2003265034 A JP2003265034 A JP 2003265034A JP 2002072770 A JP2002072770 A JP 2002072770A JP 2002072770 A JP2002072770 A JP 2002072770A JP 2003265034 A JP2003265034 A JP 2003265034A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】本発明の野菜の栽培方法および野菜の萎黄
病・萎凋病の発生防止方法は、被覆材料が用いられてい
る栽培施設でのトマト以外の野菜の栽培方法または被覆
材料が用いられるトマト以外の野菜のトンネル栽培方法
において、光を透過させたときの波長400〜700n
mの光合成有効光量子束の透過率が70%以上であり、
かつ、波長300〜2200nmの熱線透過率が90%
以下である被覆材料下で、トマト以外の野菜を栽培する
ことを特徴としている。 【効果】本発明によれば、比較的高温な時期に遮光資材
を使用せずに野菜を栽培しても、萎黄病・萎凋病の発生
を防止して収穫した野菜の良品率を高めることができる
トマト以外の野菜の栽培方法およびトマト以外の野菜の
萎黄病・萎凋病の発生防止方法を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、トマト以外の野菜の栽培
方法およびトマト以外の野菜の萎黄病・萎凋病の発生防
止方法に関し、さらに詳しくは、被覆材料が用いられて
いる栽培施設でのトマト以外の野菜特に軟弱野菜の栽培
方法または被覆材料が用いられるトマト以外の野菜特に
軟弱野菜のトンネル栽培法において、比較的高温な時期
に遮光資材を使用せずに野菜を栽培しても、萎黄病・萎
凋病の発生を防止して収穫した野菜の良品率を高めるこ
とができるトマト以外の野菜の栽培方法およびトマト以
外の野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】軟弱野菜たとえば、ほうれんそ
う、大根、小松菜、チンゲンサイ、春菊、白菜、葉ネ
ギ、キャベツ、カブなどを、たとえば5月から9月頃の
比較的高温な時期に栽培しようとすると、その他の比較
的低温な時期に比べて発芽率低下や生育遅延、病害発生
たとえば大根、小松菜、キャベツ、カブ等の萎黄病、ほ
うれんそう、葉ネギ等の萎凋病が避けられず、収穫した
野菜の良品率も低下するという問題が生じる。
【0003】したがって、従来は、上記の問題を解決す
るために、高温時期は栽培を休止するか、あるいはトン
ネルやハウスの透明フィルム資材(農業用ビニルフィル
ム)や農業用ポリオレフィン系フィルム)の外側に、寒
冷紗、遮光ネット、遮光幕、割繊維不織布などの遮光資
材を重ねがけして軟弱野菜を栽培する方法が採用されて
いる。
【0004】しかしながら、これらの遮光資材を使用す
る方法では、光線量不足に基づく生育不良や品質低下が
問題となっており、また、遮光資材の被覆、取り外しに
関わる作業負担増が問題になっていた。したがって、比
較的高温な時期に遮光資材を使用せずに野菜を栽培して
も、萎黄病・萎凋病の発生を防止して収穫した野菜の良
品率を高めることができるトマト以外の野菜の栽培方法
およびトマト以外の野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方
法の出現が望まれている。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、被覆材料が用い
られている栽培施設でのトマト以外の野菜の栽培方法ま
たは被覆材料が用いられるトマト以外の野菜のトンネル
栽培法において、比較的高温な時期に遮光資材を使用せ
ずに野菜を栽培しても、萎黄病・萎凋病の発生を防止し
て収穫した野菜の良品率を高めることができるトマト以
外の野菜の栽培方法およびトマト以外の野菜の萎黄病・
萎凋病の発生防止方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る野菜の栽培方法は、被覆材
料が用いられている栽培施設でのトマト以外の野菜の栽
培方法または被覆材料が用いられるトマト以外の野菜の
トンネル栽培法において、光を透過させたときの波長4
00〜700nmの光合成有効光量子束(PPF)の透
過率が70%以上であり、かつ、波長300〜2200
nmの熱線透過率(Te)が90%以下である被覆材料
下で、トマト以外の野菜を栽培することを特徴としてい
る。
【0007】前記被覆材料は、樹脂フィルム、樹脂シー
ト、樹脂板およびガラスのいずれかであることが望まし
い。中でも、好ましい被覆材料は、少なくとも1種の下
記一般式[1]で表わされるナフタロシアニン化合物を
含有する、樹脂フィルム、樹脂シートもしくは樹脂板、
または、少なくとも1種の下記一般式[1]で表わされ
るナフタロシアニン化合物を含有する塗料が少なくとも
片面に塗布された、樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板
もしくはガラスである。
【0008】
【化3】
【0009】[式中、A1 〜A24は、それぞれ独立に、
水素原子またはハロゲン原子を表わし、Mは2個の水素
原子、2価の金属原子、3価または4価の置換金属原
子、あるいはオキシ金属を表わす。]。また、本発明に
係る野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法は、被覆材料
が用いられている栽培施設でのトマト以外の野菜の栽培
方法または被覆材料が用いられるトマト以外の野菜のト
ンネル栽培法において、光を透過させたときの波長40
0〜700nmの光合成有効光量子束(PPF)の透過
率が70%以上であり、かつ、波長300〜2200n
mの熱線透過率(Te)が90%以下である被覆材料下
で、トマト以外の野菜を栽培することを特徴としてい
る。
【0010】前記被覆材料は、樹脂フィルム、樹脂シー
ト、樹脂板およびガラスのいずれかであることが望まし
い。中でも、好ましい被覆材料は、少なくとも1種の前
記一般式[1]で表わされるナフタロシアニン化合物を
含有する、樹脂フィルム、樹脂シートもしくは樹脂板、
または、少なくとも1種の前記一般式[1]で表わされ
るナフタロシアニン化合物を含有する塗料が少なくとも
片面に塗布された、樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板
もしくはガラスである。
【0011】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る野菜の栽培方
法および野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法について
具体的に説明する。本発明に係る野菜の栽培方法および
野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法では、被覆材料が
用いられている栽培施設でのトマト以外の野菜の栽培方
法または被覆材料が用いられるトマト以外の野菜のトン
ネル栽培法において、被覆材料として、光を透過させた
ときの波長400〜700nmの光合成有効光量子束
(PPF)の透過率が70%以上、通常は72%以上、
好ましくは75%以上であり、かつ、波長300〜22
00nmの熱線透過率(Te)が90%以下、通常は8
5%以下、好ましくは80%以下である被覆材料が用い
られる。
【0012】本明細書中の熱線透過率の「熱線」とは、
近赤外線であり、熱線透過率(Te)は、JIS−R−
3106に従って、たとえば(株)日立製作所製分光光
度計(品番U−4100)で測定される。また、上記光
合成有効光量子束(PPF)の透過率は、定法に従い、
分光光度計にて積分球を用いて透過率を測定後、各波長
における標準光源D65の光量子パラメーターをかけて
算出した。上記の透過させる光は、太陽光(自然光)も
しくは人工光源である。
【0013】上記のような被覆材料を使用することによ
り、比較的高温な時期に遮光資材を使用せずにトマト以
外の野菜を栽培しても、萎黄病・萎凋病の発生を防止し
て収穫した野菜の良品率を高めることができる。被覆材
料の熱線透過率(Te)が90%を超えると、地温、植
物体温、気温が上昇するために、発芽不良や生育障害を
起こすと共に萎黄病や萎凋病などの土壌伝染性病害の発
生が増加する。また、被覆材料のPPF透過率が70%
未満であると、光線量不足により生育不良を来す。
【0014】萎黄病は、大根、キャベツなどの土壌病害
で、土の中にいるフザリウム菌によって発生する。被害
株の葉は緑色を失って黄色に変わり、生育が止まってや
がて枯死する。萎凋病は、ほうれんそうなどの土壌病害
でフザリウム菌によって発病する。ほうれんそうの被害
株は次第に下葉から黄化して萎凋し生育不良となって枯
死する。
【0015】
【化4】
【0016】式[1]において、A1〜A24は、それぞ
れ独立に、水素原子またはハロゲン原子を表わし、M
は、2個の水素原子、2価の金属原子、3価または4価
の置換金属原子、あるいはオキシ金属を表わす。A1
24で表わされるハロゲン原子の具体例としては、フッ
素、塩素、臭素あるいはヨウ素などの原子が挙げられ
る。これらの原子は混在していてもよい。
【0017】Mで表わされる2価の金属原子の具体例と
しては、Cu(II)、Zn(II)、Fe(II)、Co
(II)、Ni(II)、Ru(II)、Rh(II)、Pd
(II)、Pt(II)、Mn(II)、Mg(II)、Ti
(II)、Be(II)、Ca(II)、Ba(II)、Cd
(II)、Hg(II)、Pb(II)、Sn(II)などが挙
げられる。
【0018】また、Mで表わされる1置換の3価金属原
子の具体例としては、AlCl、AlBr、AlF、A
lI、GaCl、GaF、GaI、GaBr、InC
l、InBr、InI、InF、TlCl、TlBr、
TlI、TlF、FeCl、RuCl、Al−C
65 、Al−C64(CH3 )、In−C65 、In
−C64(CH3 )、In−C65 、Mn(OH)、
Mn(OC65 )、Mn〔OSi(CH3 )3 〕などが
挙げられる。
【0019】また、Mで表わされる2置換の4価金属原
子の具体例としては、CrCl2、SiCl2、SiBr
2、SiF2、SiI2、ZrCl2、GeCl2、GeB
2、GeI2、GeF2、SnCl2、SnBr2、Sn
2、TiCl2、TiBr2、TiF2、Si(OH)2
Ge(OH)2、Zr(OH)2、Mn(OH)2、Sn(O
H)2、TiR2、CrR2、SiR2、SnR2、GeR2
[式中のRは、アルキル基、フェニル基、ナフチル基、
およびその誘導体を表わす。]、Si(OR’) 2、Sn
(OR’)2、Ge(OR’)2、Ti(OR’)2、Cr(O
R’)2[R’は、アルキル基、フェニル基、ナフチル
基、トリアルキルシリル基、ジアルキルアルコキシシリ
ル基、およびその誘導体を表わす。]、Sn(S
R”)2、Ge(SR”)2[R”は、アルキル基、フェニ
ル基、ナフチル基、およびその誘導体を表わす。]など
が挙げられる。
【0020】オキシ金属の具体例としては、VO、Mn
O、TiOなどが挙げられる。これらの中で、より好ま
しいMとしては、2個の水素原子、Cu、Pd、Pb、
AlCl、InCl、TiOまたはVOが挙げられる。
さらに好ましいMとしてはVOが挙げられる。上記一般
式[1]で表わされるナフタロシアニン化合物は、近赤
外線を吸収する性質を有する。ナフタロシアニン化合物
としては、具体的には、A1〜A24が水素原子であり、
MがVOである化合物、A1〜A24が水素原子であり、
MがTiOである化合物、A1〜A24のうち、A3
4、A9、A10、A15、A16、A21、A22が臭素原子で
あり、他のAが水素原子であり、MがVOである化合
物、A1〜A24が水素原子であり、MがCuである化合
物、A1〜A24が水素原子であり、MがPbである化合
物、A1〜A24が臭素原子であり、MがCuである化合
物、A1〜A24が水素原子であり、MがInClである
化合物、A1〜A24が水素原子であり、MがPdである
化合物、A1〜A24が水素原子であり、Mが2個の水素
原子である化合物などが挙げられる。
【0021】なお、上記式[I]で表わされるナフタロ
シアニン化合物は、特開平9−263658号公報で開
示されている。本発明で用いられる被覆材料は、このよ
うなナフタロシアニン化合物を、樹脂フィルム、樹脂シ
ート、樹脂板もしくはガラスを形成している樹脂あるい
はガラス中に含有されているか、または、樹脂フィル
ム、樹脂シート、樹脂板もしくはガラスの少なくとも片
面に、好ましくは栽培施設の内側にくる表面にコーティ
ングされている。本発明においては、ナフタロシアニン
化合物は、樹脂中もしくはガラス中に含有されているこ
とが好ましい。
【0022】上記の樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板
を調製するに際に用いられるナフタロシアニン化合物含
有の樹脂組成物は、基材樹脂のパウダーあるいはペレッ
トとナフタロシアニン化合物とを加熱混練して、色素を
均一に分散させることにより得られる。この加熱混練の
際に、基材樹脂およびナフタロシアニン化合物に、必要
に応じて、既存の紫外線吸収剤、可塑剤、光安定剤、防
曇剤、保温剤、防霧剤等の添加剤を加えてもよい。混練
温度は、使用する樹脂によって異なるが、通常100〜
300℃である。ナフタロシアニン化合物の含有量は、
目的の熱線(近赤外線)領域の吸収量によって異なる
が、フィルム、シート、板、ガラス等の単位面積当た
り、通常0.1×10-1g/m2〜5×10-1g/m2
好ましくは0.2×10-1g/m2〜4×10-1g/
2、さらに好ましくは0.3×10-1g/m2〜3×1
-1g/m2である。ナフタロシアニン化合物含有量が
上記範囲内にあると、光を透過させたときの波長400
〜700nmの光合成有効光量子束(PPF)の透過率
が70%以上であり、かつ、波長300〜2200nm
の熱線透過率(Te)が90%以下である被覆材料が得
られる。
【0023】上記基材樹脂としては、ナフタロシアニン
化合物を充分に分散させることができる樹脂であれば特
に限定されないが、できるだけ透明性の高い樹脂が好ま
しい。このような基材樹脂としては、具体的には、ポリ
エチレン;ポリスチレン、ポリアクリル酸、ポリアクリ
ル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル等のビニル化合
物およびビニル化合物の付加重合体;ポリメタクリル
酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリフッ化ビニリデン、ポリシアン化ビニリデン、フッ
化ビニリデン・トリフルオロエチレン共重合体、フッ化
ビニリデン・テトラフルオロエチレン共重合体、シアン
化ビニリデン・酢酸ビニル共重合体等のビニル化合物ま
たはフッ素系化合物の共重合体;ポリトリフルオロエチ
レン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオ
ロプロピレン等のフッ素を含む化合物;ナイロン6、ナ
イロン66等のポリアミド;ポリイミド;ポリウレタ
ン;ポリペプチド;ポリエチレンテレフタレート等のポ
リエステル;ポリカーボネート;ポリオキシメチレン、
ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポ
リエーテル;エポキシ樹脂;ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラールなどを挙げることができる。
【0024】特に本発明で用いられるナフタロシアニン
化合物と相性が良く、うまく分散できるのは、軟質樹脂
であり、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレ
ン、酢酸ビニル・エチレンの共重合体などが挙げられ
る。本発明で被覆材料として用いられる樹脂フィルム、
樹脂シート、樹脂板、ガラスは、従来公知の方法により
製造することができる。
【0025】また、被覆材料として用いられる表面にナ
フタロシアニン化合物がコーティングされた、樹脂フィ
ルム、樹脂シート、樹脂板もしくはガラスは、その表面
に、たとえば前記のナフタロシアニン化合物含有の樹脂
組成物を、バーコーター、ブレードコーター、スピンコ
ーター、リバースコーター、ダイコーターあるいはスプ
レー等を用いてコーティングすることにより作製するこ
とができる。
【0026】また、上記のナフタロシアニン化合物含有
の樹脂組成物を溶媒に溶解させて調製した印刷インキあ
るいは塗料で、樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板もし
くはガラスの表面に任意の模様を形成してもよい。溶媒
としては、たとえば、クロロホルム、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、トルエン、キ
シレン、ジブチルエーテル、ジメチルホルムアミド、エ
タノール、イソプロパノール等の溶媒、あるいはそれら
の混合溶媒が挙げられる。
【0027】上記被覆材料が用いられる栽培施設として
は、たとえば、図1に示すような丸屋根型の構築物1、
図2に示すような両屋根型(切妻型)の構築物1、また
は図3に示すような側壁部が地面までない雨よけハウス
型の構築物1であって、少なくとも天井部2とその両側
に位置する側部の全体または一部に側壁部3を有してい
る構築物、さらには、図1、図2、図3に示す構築物に
おいて、側壁部3を全く有しない構築物などが挙げられ
る。図1、図2および図3における符号a1は、側壁部
の接地部を示し、符号a2は、他方の側壁部の接地部を
示し、符号bは、天井部の頂部を示す。
【0028】上記被覆材料を栽培施設に適用する方法と
しては、被覆材料で植物体の周囲全面、あるいは太陽光
が入射してくる少なくとも一面を覆うことができる方法
であれば、特に制限されるものではない。たとえば被覆
材料としてナフタロシアニン化合物含有の樹脂板あるい
はガラスからなるハウスを構築する方法、被覆材料とし
てナフタロシアニン化合物含有の樹脂フィルムないし樹
脂シートをパイプハウス、ビニルハウスの外張りおよび
/または内張りに用いる方法、この樹脂フィルムないし
樹脂シートをトンネルハウス、マルチングハウスに用い
る方法などがある。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、被覆材料が用いられて
いる栽培施設でのトマト以外の野菜の栽培方法または被
覆材料が用いられるトマト以外の野菜のトンネル栽培法
において、比較的高温な時期に遮光資材を使用せずに野
菜を栽培しても、萎黄病・萎凋病の発生を防止して収穫
した野菜の良品率を高めることができるトマト以外の野
菜の栽培方法およびトマト以外の野菜の萎黄病・萎凋病
の発生防止方法を提供することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に何ら限定されるものではない。
【0031】
【参考例1】[ナフタロシアニン化合物含有ポリエチレ
ン製多層フィルムの製造]エチレン・1-ヘキセン共重合
体[商品名 エボリュー SP0540、三井化学
(株)製、密度(ASTM D1505)=0.905g/m3
MFR(ASTM D1238、190℃、2.16kg荷重)=4.0g
/10分]100重量部と、下記の式で表わされるナフ
タロシアニン化合物0.56重量部と、ヒンダードアミ
ン系耐候安定剤[商品名 キマソーブ119、チバスペ
シャリティケミカルズ製]0.4重量部と、紫外線吸収
剤[商品名 チヌビン326、チバスペシャリティケミ
カルズ製]0.06重量部とを二軸スクリュー押出機を
用いて、190℃にて溶融混練、ペレット化することに
より、ナフタロシアニン化合物含有ポリエチレン樹脂組
成物Aを調製した。
【0032】
【化5】
【0033】また、エチレン・1-ヘキセン共重合体[商
品名 エボリュー SP2520、三井化学(株)製、
密度(ASTM D1505)=0.927g/m3、MFR(AST
M D1238、190℃、2.16kg荷重)=1.7g/10分]1
00重量部と、ヒンダードアミン系耐候安定剤[商品名
キマソーブ119、チバスペシャリティケミカルズ
製]0.4重量部と、紫外線吸収剤[商品名 チヌビン
326、チバスペシャリティケミカルズ製]0.06重
量部とを二軸スクリュー押出機を用いて、190℃にて
溶融混練、ペレット化することにより、ポリエチレン樹
脂組成物Bを調製した。
【0034】次に、三層インフレーションダイを有する
多層インフレーション成形装置を使用して、成形温度1
90℃にて、内層および外層が上記樹脂組成物Bで形成
され、中間層が上記樹脂組成物Aから形成された厚みが
100μmの多層フィルムを得た。この多層フィルムの
各層の厚みは、外層が30μm、中間層が40μm、内
層が30μmである。ここに、外層とは、この多層フィ
ルムを被覆材料として使用した場合に、大気側に位置す
る表面層を指し、内層とは、地面側に位置する表面層を
指す。
【0035】上記のようにして得られた多層フィルム
は、光合成有効光量子束(PPF)透過率が73%、か
つ、熱線透過率(Te)が67%であった。
【0036】
【実施例1および比較例1】参考例1で得られたポリエ
チレン製フィルム[光合成有効光量子束(PPF)透過
率=73%、熱線透過率(Te)=67%、厚み=10
0μm、上記式で表わされるナフタロシアニン化合物含
有量=0.2g/m2]で天井部を被覆し、その天井部
の両側に位置する長手方向の側壁部および間口側の両壁
部を、PPF透過率が90.5%、かつ、Teが90%
である一般の農業用ポリオレフィン系フィルム(三井化
学プラテック(株)製、商品名 イク育、厚み=100
μm)で被覆したパイプハウス(A)内において、ほう
れんそうの試験栽培を下記の条件で実施した(実施例
1)。
【0037】また、PPF透過率が90.5%、かつ、
Teが90%である一般の農業用ポリオレフィン系フィ
ルム(三井化学プラテック(株)製、商品名 イク育、
厚み=100μm)で天井部およびその天井部の両側に
位置する長手方向の側壁部および間口側の両壁部を被覆
した、パイプハウス(A)と同型の隣接したパイプハウ
ス(B)内において、ほうれんそうの試験栽培を下記の
条件で実施した(比較例1)。
【0038】パイプハウス(B)の外側には、播種から
発芽後2日目まで遮光幕シルバー(商品名;SH−7
0、(株)誠和製、遮光率70%)を重ねがけした。こ
の場合の農業用ポリオレフィン系フィルムと遮光幕シル
バーとの被覆材料全体のPPF透過率は、約27%〔=
0.905×(1−0.70)×100〕であり、熱線
透過率(Te)は、27%〔=0.90×(1−0.7
0)×100〕である。また、発芽後3日目以降は、遮
光幕シルバーの代わりに寒冷紗ES3000(東洋紡
(株)製、遮光率27%)を重ねがけした。この場合の
農業用ポリオレフィン系フィルムと寒冷紗ES3000
との被覆材料全体のPPF透過率は、約66%〔=0.
905×(1−0.27)×100〕であり、熱線透過
率(Te)は、約66%〔=0.90×(1−0.2
7)×100〕である。
【0039】一方、パイプハウス(A)では、これらの
副資材は一切使用しなかった。 <栽培の条件> 場所:岩手県岩手郡西根町 パイプハウス(A)、(B):図1に示すような丸屋根
型構築物、間口5.4m、奥行き36m、南北棟 野菜:ほうれんそう(品種:アクティブ) 播種:2001年7月18日 収穫:8月17日 <試験結果>パイプハウス(A)から収穫したほうれん
そうには、萎凋病の発生はなく、ホウレンソウの収穫量
は205kg(41ケース)であった。一方、パイプハ
ウス(B)から収穫したほうれんそうも、萎凋病の発生
はなく、ホウレンソウの収穫量は160kg(32ケー
ス)であった。
【0040】
【参考例2】[ナフタロシアニン化合物含有ポリエチレ
ン製多層フィルムの製造]エチレン・1-ヘキセン共重合
体[商品名 エボリュー SP0540、三井化学
(株)製、密度(ASTM D1505)=0.905g/m3
MFR(ASTM D1238、190℃、2.16kg荷重)=4.0g
/10分]100重量部と、参考例1の前記式で表わさ
れるナフタロシアニン化合物0.14重量部と、ヒンダ
ードアミン系耐候安定剤[商品名 キマソーブ119、
チバスペシャリティケミカルズ製]0.4重量部と、紫
外線吸収剤[商品名 チヌビン326、チバスペシャリ
ティケミカルズ製]0.06重量部とを二軸スクリュー
押出機を用いて、190℃にて溶融混練、ペレット化す
ることにより、ナフタロシアニン化合物含有ポリエチレ
ン樹脂組成物Cを調製した。
【0041】次に、三層インフレーションダイを有する
多層インフレーション成形装置を使用して、成形温度1
90℃にて、内層および外層が参考例1に示したポリエ
チレン樹脂組成物Bで形成され、中間層が上記樹脂組成
物Cから形成された厚みが75μmの多層フィルムを得
た。この多層フィルムの各層の厚みは、外層が20μ
m、中間層が35μm、内層が20μmである。
【0042】上記のようにして得られた多層フィルム
は、光合成有効光量子束(PPF)透過率が86%、か
つ、熱線透過率(Te)が81%であった。
【0043】
【実施例2および比較例2】参考例2で得られたポリエ
チレン製フィルム[光合成有効光量子束(PPF)透過
率=86%、熱線透過率(Te)=81%、厚み=75
μm、上記式で表わされるナフタロシアニン化合物含有
量=0.06g/m2]で天井部を被覆した雨よけパイ
プハウス(A)内において、ほうれんそうの試験栽培を
下記の条件で実施した(実施例2)。
【0044】また、PPF透過率が90.7%、かつ、
Teが91%である一般の農業用ポリオレフィン系フィ
ルム(三井化学プラテック(株)製、商品名 イク育、
厚み=75μm)で天井部を被覆した、雨よけパイプハ
ウス(A)と同型の隣接した雨よけパイプハウス(B)
内において、ほうれんそうの試験栽培を下記の条件で実
施した(比較例2)。
【0045】雨よけパイプハウス(B)の外側には、播
種から全生育期間を通じてワリフシルバー(商品名;日
本石油化学(株)製、遮光率38%)を重ねがけした。
この場合の農業用ポリオレフィン系フィルムとワリフシ
ルバーとの被覆材料全体のPPF透過率は、約56%
〔=0.907×(1−0.38)×100〕約56%
であり、熱線透過率(Te)は、約56%〔=0.91
×(1−0.38)×100〕である。
【0046】一方、雨よけパイプハウス(A)では、こ
れらの副資材は一切使用しなかった。 <栽培の条件> 場所:岐阜県大野郡丹生川村 雨よけパイプハウス(A)、(B):間口5.4m、奥
行き50m、南北棟 野菜:ほうれんそう(品種:ミストラル) 播種:2001年8月17日 調査:9月26日 <試験結果>雨よけパイプハウス(A)でサンプリング
したほうれんそう5株の平均葉枚数は27.6枚であっ
た。また、パイプハウス(A)内の2ヶ所でサンプリン
グしたほうれんそう20株の総重量は各1450gおよ
び1270gであった。サンプリングしたほうれんそう
には、萎凋病の発生はなかった。
【0047】一方、雨よけパイプハウス(B)のほうれ
んそうは、一部に萎凋病が発生した。萎凋病の発生して
いないほうれんそう5株の平均葉枚数は21.2枚であ
った。また、パイプハウス(B)内の2ヶ所でサンプリ
ングしたほうれんそう20株の総重量は各980gおよ
び910gであった。すなわち、雨よけパイプハウス
(B)でのほうれんそうの生育は、雨よけパイプハウス
(A)の場合と比べ悪かった。
【0048】
【参考例3】[ナフタロシアニン化合物含有ポリエチレ
ン製多層フィルムの製造]エチレン・1-ヘキセン共重合
体[商品名 エボリュー SP0540、三井化学
(株)製、密度(ASTM D1505)=0.905g/m3
MFR(ASTM D1238、190℃、2.16kg荷重)=4.0g
/10分]100重量部と、参考例1の前記式で表わさ
れるナフタロシアニン化合物0.24重量部と、ヒンダ
ードアミン系耐候安定剤[商品名 キマソーブ119、
チバスペシャリティケミカルズ製]0.4重量部と、紫
外線吸収剤[商品名 チヌビン326、チバスペシャリ
ティケミカルズ製]0.06重量部とを二軸スクリュー
押出機を用いて、190℃にて溶融混練、ペレット化す
ることにより、ナフタロシアニン化合物含有ポリエチレ
ン樹脂組成物Dを調製した。
【0049】次に、三層インフレーションダイを有する
多層インフレーション成形装置を使用して、成形温度1
90℃にて、内層および外層が参考例1に示したポリエ
チレン樹脂組成物Bで形成され、中間層が上記樹脂組成
物Dから形成された厚みが50μmの多層フィルムを得
た。この多層フィルムの各層の厚みは、外層が10μ
m、中間層が30μm、内層が10μmである。
【0050】上記のようにして得られた多層フィルム
は、光合成有効光量子束(PPF)透過率が79%、か
つ、熱線透過率(Te)が74%であった。
【0051】
【実施例3および比較例3】条間45cm、株間30c
mの有孔シルバーマルチで被覆した長さ40mの畝で大
根を下記の条件で試験栽培した。畝の長さ30m部分
は、地表面からの高さ1mの位置に、参考例3で得られ
たポリエチレン製フィルム[光合成有効光量子束(PP
F)透過率=79%、熱線透過率(Te)=74%、厚
み=50μm、上記式で表わされるナフタロシアニン化
合物含有量=0.13g/m2]でトンネル被覆した試
験区域(中央最高部高さ=1.4m)とし、残りの10
m部分は被覆せずに対照区域とした。 <栽培の条件> 場所:栃木県壬生町 野菜:大根(品種:献夏37号) 播種:2001年8月9日 <試験結果>トンネル被覆しない対照区域では、収穫し
た大根の45%が萎黄病で欠株になったが、トンネル被
覆した試験区域では、萎黄病の発生は無く9月28日に
全量収穫し出荷した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る野菜の栽培方法または萎
黄病・萎凋病の発生防止方法で使用される栽培施設の一
例である丸屋根型構築物の模式斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る野菜の栽培方法または萎
黄病・萎凋病の発生防止方法で使用される栽培施設の一
例である両屋根型(切妻型)構築物の模式斜視図であ
る。
【図3】図3は、本発明に係る野菜の栽培方法または萎
黄病・萎凋病の発生防止方法で使用される栽培施設の一
例である雨よけハウス型構築物の模式斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・・ 構築物 2 ・・・・・・ 天井部 3 ・・・・・・ 側壁部 a1 ・・・・ 側壁部の接地部 a2 ・・・・ 他方の側壁部の接地部 b ・・・・ 天井部の頂部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/18 CEZ C08J 5/18 CEZ C08K 5/3417 C08K 5/3417 C08L 101/00 C08L 101/00 Fターム(参考) 2B022 AA01 AB11 AB13 DA17 2B024 DA04 DB01 DB07 2B029 EB01 EC03 EC09 EC13 4F071 AA15 AC12 AE22 AF30 AH01 BC01 4J002 AD001 BB031 BC031 BD031 BD101 BD131 BD141 BD151 BD161 BE021 BE061 BF031 BG011 BG041 BG051 BG101 CD001 CF001 CG001 CH021 CK021 CL001 CM041 EU026 FD206 GA00 GA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆材料が用いられている栽培施設でのト
    マト以外の野菜の栽培方法または被覆材料が用いられる
    トマト以外の野菜のトンネル栽培法において、 光を透過させたときの波長400〜700nmの光合成
    有効光量子束(PPF)の透過率が70%以上であり、
    かつ、波長300〜2200nmの熱線透過率(Te)
    が90%以下である被覆材料下で、トマト以外の野菜を
    栽培することを特徴とする野菜の栽培方法。
  2. 【請求項2】前記被覆材料が、樹脂フィルム、樹脂シー
    ト、樹脂板およびガラスのいずれかであることを特徴と
    する請求項1に記載の野菜の栽培方法。
  3. 【請求項3】前記被覆材料が、少なくとも1種の下記一
    般式[1]で表わされるナフタロシアニン化合物を含有
    する、樹脂フィルム、樹脂シートもしくは樹脂板、また
    は、少なくとも1種の下記一般式[1]で表わされるナ
    フタロシアニン化合物を含有する塗料が少なくとも片面
    に塗布された、樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板もし
    くはガラスであることを特徴とする請求項2に記載の野
    菜の栽培方法; 【化1】 [式中、A1 〜A24は、それぞれ独立に、水素原子また
    はハロゲン原子を表わし、Mは2個の水素原子、2価の
    金属原子、3価または4価の置換金属原子、あるいはオ
    キシ金属を表わす。]。
  4. 【請求項4】前記野菜が軟弱野菜であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の野菜の栽培方法。
  5. 【請求項5】被覆材料が用いられている栽培施設でのト
    マト以外の野菜の栽培方法または被覆材料が用いられる
    トマト以外の野菜のトンネル栽培法において、 光を透過させたときの波長400〜700nmの光合成
    有効光量子束(PPF)の透過率が70%以上であり、
    かつ、波長300〜2200nmの熱線透過率(Te)
    が90%以下である被覆材料下で、トマト以外の野菜を
    栽培することを特徴とする野菜の萎黄病・萎凋病の発生
    防止方法。
  6. 【請求項6】前記被覆材料が、樹脂フィルム、樹脂シー
    ト、樹脂板およびガラスのいずれかであることを特徴と
    する請求項5に記載の野菜の萎黄病・萎凋病の発生防止
    方法。
  7. 【請求項7】前記被覆材料が、少なくとも1種の下記一
    般式[1]で表わされるナフタロシアニン化合物を含有
    する、樹脂フィルム、樹脂シートもしくは樹脂板、また
    は、少なくとも1種の下記一般式[1]で表わされるナ
    フタロシアニン化合物を含有する塗料が少なくとも片面
    に塗布された、樹脂フィルム、樹脂シート、樹脂板もし
    くはガラスであることを特徴とする請求項6に記載の野
    菜の萎黄病・萎凋病の発生防止方法; 【化2】 [式中、A1 〜A24は、それぞれ独立に、水素原子また
    はハロゲン原子を表わし、Mは2個の水素原子、2価の
    金属原子、3価または4価の置換金属原子、あるいはオ
    キシ金属を表わす。]。
  8. 【請求項8】前記野菜が軟弱野菜であることを特徴とす
    る請求項5〜7のいずれかに記載の野菜の萎黄病・萎凋
    病の発生防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008105380A1 (ja) 2007-02-28 2008-09-04 Kuraray Co., Ltd. フィルム及びそれからなる合わせガラス用中間膜

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WO2008105380A1 (ja) 2007-02-28 2008-09-04 Kuraray Co., Ltd. フィルム及びそれからなる合わせガラス用中間膜

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