JP2003263423A - 入力信号の数学的関数として出力信号を生成するための方法及び装置 - Google Patents

入力信号の数学的関数として出力信号を生成するための方法及び装置

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JP2003263423A JP2002370530A JP2002370530A JP2003263423A JP 2003263423 A JP2003263423 A JP 2003263423A JP 2002370530 A JP2002370530 A JP 2002370530A JP 2002370530 A JP2002370530 A JP 2002370530A JP 2003263423 A JP2003263423 A JP 2003263423A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テ゛シ゛タル入力信号の数学的関数としてテ゛シ゛タル出力
信号を生成するため、関数テーフ゛ル用の記憶装置の容量が
小さく出力信号の基礎となる関数値を高精度で決定可能
なコンヒ゜ュータフ゜ロク゛ラムを提供する。 【解決手段】本発明の装置(1)は、入力信号(xLOG(k))を
増幅、減衰することで数学的関数の絞られた引数の範囲
内にある第1の中間信号(A)と入力信号(xLOG(k))の増幅、
減衰による訂正信号(shiftLOG)を生成するレヘ゛ル変更装置
(6)を含む。数学的関数のテーフ゛ル化された関数値を記憶装
置(11)の各インテ゛ックス間に記憶する。テーフ゛ル化された関数値
(B1)を第1の中間信号(A)に従い記憶装置(11)から読出
し、第2の中間信号(B)を生成する。減算器(12)にて第
2の中間信号(B)から訂正信号(shiftLOG)を減算してテ゛シ
゛タル出力信号(yLOG(k)/K)を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル入力信号
の数学的関数としてデジタル出力信号を生成するための
方法及び装置並びにこの方法を実行するためのコンピュ
ータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術の応用例として、例えば対
数を用いてスケーリングされた被制御変数を生じさせる
ために実数成分Iと虚数成分Qとからなる複素数デジタ
ル入力信号の絶対値の対数を用いなければならないもの
がある。
【0003】従来の一般的な手法は、例えば反復的方法
によって関数値を計算するか、広範囲のテーブルの中に
関数値を準備しておき、入力信号の値に従ってそれらを
検索するかのいずれかであった。
【0004】リアルタイムでの関数値の計算は非常にハ
ードウェア集約的であるので、通常は実行不可能であ
る。入力信号の可能な値の全てについて1つのテーブル
が記憶されるとすると、記憶装置の容量が大きくなる
か、あるいは、テーブルの各インデックスが非常に大き
く離れるので、得られる精度が非常に悪くなるか又はイ
ンデックス間を補間するためさらに多くのリソースの使
用による補間が必要になるかのいずれかである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような課題を解決
するためになされた本発明は、デジタル入力信号の数学
的関数としてデジタル出力信号を生成するための方法及
び装置、並びにこの方法を実行するためのコンピュータ
プログラムであって、その関数テーブル用の記憶装置の
容量は小さく、出力信号の基礎となる関数値を高精度で
決定可能なコンピュータプログラムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の発明は、コンピュータ、デ
ジタル信号処理機又は電子回路を使用してデジタル入力
信号(xLOG(k))の数学的関数としてデジタル出
力信号(yLOG(k)/K)を生成する方法であっ
て、前記デジタル入力信号(xLOG(k))を増幅又
は減衰して前記数学的関数の絞られた引数の範囲内にあ
る第1の中間信号(A)及び前記デジタル入力信号(x
LOG(k))の増幅又は減衰による訂正信号(Shi
ftLOG)をShiftLOG生成するステップと、前記第
1の中間信号(A)に従って各インデックス(xi、x
i+1、yi、yi+1)に又はその間にテーブル化された関
数値(B1)をテーブルから読み出し、当該読み出され
テーブル化された関数値(B1)に従って第2の中間信
号(B)を生成するステップと、前記訂正信号(Shi
ftLOG)で前記第2の中間信号(B)を訂正すること
によって前記デジタル出力信号(yLOG(k)/K)
を生成するステップとを含む方法である。請求項2記載
の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1の中
間信号(A)と前記各インデックス(xi、xi+1
i、yi+1)との偏差に従って補間値(B2)を生成す
るステップと、前記読み出されテーブル化された関数値
(B1)と前記補間値(B2)とを合計することによっ
て前記第2の中間信号(B)を生成するステップとをさ
らに含むことを特徴とする。請求項3記載の発明は、請
求項2記載の発明において、前記絞られた引数の範囲内
で一定である傾きmconstを用いて線形補間を行うこと
を特徴とする。請求項4記載の発明は、請求項3記載の
発明において、前記線形補間の際に生じる補間誤差が可
能な限り小さくなるように前記傾きmconstを選択する
ことを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明において、前記数学的関数が2を底とする対数
であり、前記絞られた引数の範囲が0.5と1の間であ
り、前記一定の傾きがmconst=2であることを特徴と
する。請求項6記載の発明は、請求項2記載の発明にお
いて、前記絞られた引数の範囲において範囲境界
(A1、A2)間の各区分内で一定である傾き
const.1、mc onst.2及びmconst.3を用いて線形補間
を行うことを特徴とする。請求項7記載の発明は、請求
項6記載の発明において、前記線形補間の際に生じる補
間誤差が可能な限り小さくなるように前記一定の傾きm
const.1、mconst .2、mconst.3を選択することを特徴
とする。請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明に
おいて、前記数学的関数が2を底とする対数であり、前
記絞られた引数の範囲が0.5と1の間であり、前記一
定の傾きがmconst.1=2+2-1+2-3、mconst.2=2
+2-3及びmconst.3=1+2-3であることを特徴とす
る。請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか
1項記載の発明において、前記デジタル入力信号(xL
OG(k))が、前記数学的関数を適用する前に二乗さ
れて合計される実数成分(I)と虚数成分(Q)とから
なることを特徴とする。請求項10記載の発明は、請求
項9記載の発明において、前記デジタル入力信号(xL
OG(k))の増幅又は減衰を、前記デジタル入力信号
(xLOG(k))の前記実数及び虚数成分(I、Q)
の二乗の前に少なくとも部分的に行うことを特徴とす
る。請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のいず
れか1項記載の発明において、前記数学的関数が特定の
底の対数であり、前記訂正信号(ShiftLOG)が増
幅に用いられる増幅係数(2x)の同じ底の指数(x)
を表し、前記訂正信号(ShiftLOG)を前記第2の
中間信号(B)から減算することによって前記訂正を行
うことを特徴とする。請求項12記載の発明は、デジタ
ル入力信号(xLOG(k))の数学的関数としてデジ
タル出力信号(yLOG(k)/K)を生成するための
装置(1)であって、前記デジタル入力信号(xLOG
(k))を増幅又は減衰することによって前記数学的関
数の絞られた引数の範囲内にある第1の中間信号
(A)、及び前記デジタル入力信号(xLOG(k))
の増幅又は減衰による訂正信号(ShiftLOG)を生
成するレベル変更装置(6)と、前記数学的関数のテー
ブル化された関数値が各インデックス(xi、xi+1、y
i、yi+1)に又はその間に記憶される記憶装置(20)
であって、テーブル化された関数値(B1)が前記第1
の中間信号(A)に従って前記記憶装置(20)から読
み出され、第2の中間信号(B)が前記読み出されテー
ブル化された関数値(B1)に従って生成される記憶装
置(20)と、前記訂正信号(ShiftLOG)で前記
第2の中間信号(B)を訂正することにより前記デジタ
ル出力信号(yLOG(k)/K)を生成する訂正手段
(12)とを含むものである。請求項13記載の発明
は、請求項12記載の発明において、前記第1の中間信
号(A)と前記各インデックス(xi、xi+1、yi、y
i+1)との偏差に従って補間値(B2)を生成する補間
器(30)と、前記テーブル化された関数値(B1)と
前記補間値(B2)とを合計する加算器(29)とをさ
らに含むことを特徴とする。請求項14記載の発明は、
請求項13記載の発明において、前記補間器(30)に
おいて、前記絞られた引数の範囲の各区分(I1、I2
3)内でそれぞれ一定の傾き(mconst.1
const.2、mconst.3)を用いて線形補間が行われ、前
記第1の中間信号(A)と前記各インデックス(xi
i+1、yi、yi+1)によって規定される参照位置(xi
+xi+1/2、yi+yi+1/2)との偏差に対応する乗
数(A−ADR−Δx/2)を、前記中間信号(A)が
位置する区分(I 1、I2、I3)に応じて、該当する区
分(I1、I2、I3)に属する前記一定の傾き(m
const.1、mconst.2、mconst.3)に乗算する切換え可
能な乗算装置(31)が設けられていることを特徴とす
る。請求項15記載の発明は、請求項14記載の発明に
おいて、前記切換え可能な乗算装置(31)が、前記乗
数(A−ADR−Δx/2)のビットの桁をずらすビッ
トシフタ(22、24、26)、マルチプレクサ(2
3、25)及び加算器(27、28)を含むことを特徴
とする。請求項16記載の発明は、請求項12乃至15
のいずれか1項記載の発明において、前記デジタル入力
信号(xLOG(k))の実数成分(I)及び虚数成分
(Q)を二乗し、二乗された各成分を合計する二乗生成
器(2)が設けられていることを特徴とする。請求項1
7記載の発明は、請求項16記載の発明において、前記
レベル変更装置(6)が、前記二乗生成器(2)の入力
の前段に配置された第1のレベル変更サブ装置(6a)
及び前記二乗生成器(2)の出力の後段に配置された第
2のレベル変更サブ装置(6b)を含み、前記訂正信号
(ShiftLOG)が、前記第1のレベル変更サブ装置
(6a)によって生成される第1の訂正サブ信号(Sh
iftIQ)と前記第2のレベル変更サブ装置(6b)に
よって生成される第2の訂正サブ信号(Shif
CORR)とからなることを特徴とする。請求項18記載
の発明は、請求項12乃至17のいずれか1項記載の発
明において、前記数学的関数が特定の底の対数であり、
前記訂正信号(ShiftLOG)が前記レベル変更装置
で用いられる増幅係数(2x)の同じ底の指数(x)を
表し、前記訂正要素が前記訂正信号(ShiftLOG
を前記第2の中間信号(B)から減算する減算器(1
2)であることを特徴とする。請求項19記載の発明
は、プログラムがコンピュータ又はデジタル信号処理機
において実施される場合において、請求項1乃至11の
いずれかに記載の全てのステップを実行可能にするプロ
グラムコード手段を含むコンピュータプログラムであ
る。請求項20記載の発明は、請求項1乃至11のいず
れかに記載の全てのステップを実行可能にするプログラ
ムコード手段を含むコンピュータプログラムが格納され
た機械可読のデータ媒体である。請求項21記載の発明
は、プログラムがコンピュータ又はデジタル信号処理機
において実施される場合において、請求項1乃至11の
いずれかに記載の全てのステップを実行するための機械
可読の媒体に格納されたプログラムコード手段を含むコ
ンピュータプログラム製品である。
【0007】本発明においては、数学的関数の絞られた
引数の範囲だけが用いられる。すなわち、入力信号の値
の許容される範囲に比べて、関数がテーブル化された引
数の値の範囲はかなり限定されている。この絞られた引
数の範囲内では、限られた量の記憶装置のスペースを使
用しても関数値を互いに比較的密接させてテーブル化す
ることができる。入力信号のレベルは、適切な増幅又は
減衰によって、テーブルに供給される信号が数学的関数
がテーブル化された絞られた引数の範囲内にあるように
修正される。増幅又は減衰係数は、訂正信号を生成する
ために用いられ、これによって、テーブル化され必要に
応じて補間された関数値からなる出力信号が訂正され
る。
【0008】本発明によれば、更なる有利な改良を可能
にする。すなわち、テーブル化された関数値間の線形補
間が好適に用いられる。絞られた引数の範囲全体にわた
って線形補間のために均一で一定の傾きを用いるか、又
は、絞られた引数の範囲をそれぞれの中で一定の傾きが
線形補間のために用いられるいくつかの区分に分割する
かのいずれかによってかなりの簡略化を達成することが
できる。各インデックスでの差分商に基づいて傾きが別
々に決定される線形補間に対して、上記の線形補間の実
行によってかなりの簡略化が達成される。テーブル化さ
れた関数値の許容される引数の範囲は、入力信号の値の
許容される範囲と比べて非常に狭いので、この線形補間
の簡略化に必然的に伴う精度の損失は小さい。
【0009】複素数入力信号の絶対値の二乗をまず計算
する場合、信号の絶対値を二乗する前に少なくとも部分
的に入力信号の粗雑な増幅又は減衰を行い、前述の絶対
値の二乗の後で適切な場合には細かい増幅又は減衰を行
ってそれに応じて訂正信号を調節するのが有利である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の方法を実施するための
本発明による装置1の第1の実施例を示す。
【0011】図示された実施例において、装置1は、サ
ンプル・シーケンスからなるデジタル入力信号xLOG
(k)に基づき、同様にサンプル・シーケンスからなる
デジタル出力信号yLOG(k)/Kを生成する機能を
有している。
【0012】ここで、出力信号yLOG(k)/Kのサ
ンプル値は、入力信号xLOG(k)のサンプル値の2
を底とする対数である。
【0013】2を底とする対数は10を底とする対数と
定数Kだけ異なるので、サンプル・シーケンスyLOG
(k)は、入力信号xLOG(k)のサンプル・シーケ
ンスの10を底とする対数を表す。
【0014】本発明は、任意の数学的関数、特に単調関
数に適しているもので、対数を伴う応用例に限定される
ものではない。
【0015】図1に示す実施例では、まず、二乗生成器
2において入力信号xLOG(k)の絶対値の二乗が生
成される。なお、入力信号xLOG(k)の対数が直接
決定される応用例では、この二乗生成器2を省略するこ
とができる。
【0016】二乗生成器2は、複素数入力信号xLOG
(k)の実数成分Iを二乗する第1の乗算器3及び複素
数入力信号xLOG(k)の虚数成分Qを二乗する第2
の乗算器4を含む。
【0017】第1の乗算器3及び第2の乗算器4によっ
て二乗された各成分は、加算器5において合計され、こ
れにより二乗生成器2において入力信号xLOG(k)
の絶対値の二乗|xLOG(k)|2が得られる。この
値を有するデータは、レベル変更装置6へ送られる。
【0018】レベル変更装置6は、結果として得られる
第1の中間信号Aが、数学的関数、すなわち本実施例に
おいては2を底とする対数の所定の絞られた引数の範囲
内にあるように、入力信号xLOG(k)又は本実施例
においては入力信号xLOG(k)の絶対値の二乗を増
幅する機能を有している。
【0019】この場合、底を2とする対数の絞られた引
数の範囲は、好ましくは区間[0.5,1)である。
【0020】図示された本実施例の場合、増幅は入力信
号の絶対値の二乗を表すビットの桁をずらすこと(ビッ
トシフト)によって行われる。このため、まず、決定装
置7は以下に記載される方法を用い、入力信号の絶対値
の二乗が絞られた引数の範囲[0.5,1)内に入るよ
うに、その入力信号の絶対値の二乗の桁をずらさなけれ
ばならないビットの数shiftLOGを決定する。した
がって、このシフトビットの数shiftLOGは、関数
値を後に訂正する必要のある信号である。
【0021】一般に、増幅係数は底2の奇数乗の場合も
あり得るが、その場合はビットシフトによる増幅及びそ
の後の単純な減算による訂正はできない。これに対し、
増幅がビットシフトによってなされる場合は、図1に示
すように、乗算器ではなくビットシフタ8を用いること
ができる。図中、ビットシフタ8は、累乗器9及び乗算
器10として描かれている。この場合、負の増幅(減
衰)を行うことも可能である。
【0022】レベル変更装置6から出力される第1の中
間信号Aは、第1の中間信号Aのサンプル値に対応する
数学的関数の値を第2の中間信号Bとして出力する関数
値決定装置11へ送出される。
【0023】図示された本実施例では、関数値決定装置
11は、第1の中間信号Aについて、2を底とする対数
を算出し、第2の中間信号Bとして生成する機能を有し
ている。
【0024】第2の中間信号Bは、訂正信号shift
LOGによって訂正される。このためには、本来第2の中
間信号Bと同じ数学的関数即ち2を底とする対数を用い
て訂正信号を決定しなければならない。
【0025】しかし、本実施例のように、増幅係数が底
2の整数乗である場合には、値shiftLOGは底2の
累乗となり、訂正は単に減算器(訂正手段)12におい
て第2の中間信号Bから訂正信号shiftLOGを減算
することによって行うことができる。
【0026】このような演算によって、出力信号yLO
G(k)/Kが得られる。対数ではなく別の数学的関数
を用いる場合は、減算器12の代わりに適切な別の訂正
手段を用いなければならない。
【0027】ここでは、絶対値のみが必要であり、また
対数は続いて決定されるので、決定されるのは絶対値で
はなく絶対値の二乗である。そして、対数によれば、べ
き乗は、式(1)に示されるように、一定の係数の違い
になる。
【0028】
【数1】
【0029】xLOG(k)の絶対値の二乗は、単に式
(2)に示される加算によって決定することができる。
【0030】
【数2】
【0031】対数はテーブル法によって決定される。し
かし、テーブルを用いるとyLOG(k)の近似値しか
得られない。近似による誤差は、例えば0.001dB
より小さくなければならない。テーブル法だけを用いて
対数の値の範囲全体にわたってこのような高精度を達成
するためには、非常に大きなテーブル(およそ120K
ワード)を実現することが必要となる。テーブルのサイ
ズは本発明の簡略効果によって著しく低減させることが
できる。
【0032】1つの重要な簡略化としては、テーブル入
力においてビットシフタ8を用いることがあげられる。
テーブルの入力値(絶対値の二乗の計算結果)は、入力
値(第1の中間信号A)が式(3)に示される値の範囲
内になるまで係数2で乗算される。
【0033】
【数3】
【0034】対数生成器への入力の際に行われる乗算
は、式(4)に示される出力の際の減算によって取り消
すことができる。
【0035】
【数4】
【0036】このため、テーブルは入力値の範囲[0.
5,1)だけを包含すればよい。底10を有する対数の
場合、2の累乗の対数
【0037】
【数5】
【0038】を与えるテーブルを作成しなければならな
いと思われるが、これは2を底とする対数を用いること
によって回避することができる。この関係は、式(5)
に示すとおりである。
【0039】
【数6】
【0040】これにより、2の累乗を与えるテーブルは
必要なく、シフト係数shiftLO Gを直接に減算する
ことができる。出力信号yLOG(k)においては、式
(6)に示される係数を考慮することができる。
【0041】
【数7】
【0042】図1のブロック図においては、絶対値の二
乗を計算するため、大きなワードサイズを有する2つの
乗算器3及び4が必要である。いったん絶対値の二乗が
計算されると、その結果は、対数を規定するテーブルの
範囲(絞られた引数の範囲)内になるまでシフトによっ
て増幅される。絶対値の二乗が計算される前にこの増幅
が行われると、乗算器3、4は、大きなワードサイズを
有さなくてよい。この場合には、式(7)の関係が適用
される。
【0043】
【数8】
【0044】|xLOG(k)|2が非常に大きい場合
は、絶対値の二乗を計算するためにさほど大きな乗算器
を用いる必要はない。対数が例えば0.001dBまで
で精度よく決定される場合、計算における僅かな誤差は
許容可能である。
【0045】しかし、この絶対値の二乗が小さい(つま
り入力値もまた小さい)場合は、乗算器のワードサイズ
を低減させると重要な誤差をもたらすことになる。これ
は後の増幅を乗算器の前の位置に移動させることにより
回避することができる。
【0046】なお、二乗が計算されるまではどのシフト
係数shiftLOGが得られるかがわからないという問
題がある。つまり、二乗はこのシフト係数が決定される
前に計算しなければならない。しかし、入力値自体から
シフト係数の非常に良好な推定値を計算することができ
る。絶対値の二乗の計算への入力において、入力値は、
式(8)に示されるシフト係数shiftIQによって増
幅される。
【0047】
【数9】
【0048】シフト係数shiftIQは、入力値の範囲
を最適に活用するように選択される。これは、実数又は
虚数部分のいずれか一方が以下の不等式(9)の1つを
満たす場合に適用される。
【0049】
【数10】
【0050】これら実数又は虚数部分のいずれか一方が
上記の値の範囲を出るまでは増幅を進めてはならない。
したがって、不等式(10)の関係も満たさなければな
らない。
【0051】
【数11】
【0052】これらの最初は複雑に思われる規則は、簡
単な方法で実行することができる。ビットシフトは例え
ば5つのステップで行われる。これらのステップのシフ
ト係数は、16、8、4、2及び1である。係数16に
よるシフトがまず最初に行われる。各ステップにおいて
は、そのシフトによって押し出された先頭ビット(MS
B:Most Significant Bits)の全てが同一であること
を確認しさえすればよい。
【0053】不等式(9)及び(10)から導き出され
る規則に適合していれば、絶対値の二乗の値の範囲は、
式(11)に示されるようになる。
【0054】
【数12】
【0055】不等式(3)によれば、テーブルへの入力
値は、区間[0.5,1)の間になければならない。こ
のため、不等式(12)に示される別の3段階のビット
シフタを提供しなければならない。
【0056】
【数13】
【0057】図2は、上述の2段階増幅を用いて本発明
方法を実行するための本発明装置の第2の実施例を示す
ブロック図である。以下、図1と同じ要素には同じ参照
符号を付し、重複する説明を省略する。
【0058】図2の実施例において、レベル変更装置6
は、二乗生成器2への入力の前段に配置された第1のレ
ベル変更サブ装置6aと、二乗生成器2の出力の後段に
配置された第2のレベル変更サブ装置6bを有してい
る。
【0059】訂正信号shiftLOGは、第1のレベル
変更サブ装置6aによって生成された第1の訂正サブ信
号shiftIQと、第2のレベル変更サブ装置6bによ
って生成された第2の訂正サブ信号shiftcorrとか
らなる。
【0060】ここで、第1の訂正サブ信号shiftIQ
は、乗算器として表されたビットシフタ13において不
等式(12)で定められた係数2で乗算され、その結果
が加算器14において第2の訂正サブ信号shiftc
orrに加算されて、結果として訂正信号shift
LOGが生じる。
【0061】図4は、図1及び図2の実施例で用いられ
る関数値決定装置11の詳細図である。ここで、関数値
決定装置11の入力に中間信号Aが供給される。最上位
ビットMSBのいくつか、例えば上位8ビットが、アド
レスワードADRを形成し、これがROM(読み取り専
用メモリ)などの記憶装置20へと送られる。
【0062】記憶装置20のインデックスに又は好まし
くはインデックスの間に記憶されるのは、表示される数
学的関数の値すなわち例えば実施例では2を底とする対
数である。
【0063】上述したように、第1の中間信号Aの生成
の際における入力信号の増幅又は減衰によって、第1の
中間信号Aは、確実に数学的関数の絞られた引数の範囲
内すなわち実施例では区間[0.5,1)内にあるよう
になる。
【0064】記憶装置20に対して所定の記憶容量を想
定すると、絞られた引数の範囲によってインデックスを
互いに比較的近接して置くことができ、その結果、まさ
に引数の範囲を絞ることによってインデックスに又はそ
の間にテーブル化された関数値B1がより高精度にな
る。
【0065】本実施例では、テーブル化された関数値B
1の間で線形補間すなわち一次補間を行うことよってさ
らに精度が高まる。しかし、本発明はこれに限られず、
線形補間に用いられる直線の傾きは、テーブルの各イン
デックスについて個別に、例えば差分商を生成するなど
して、考慮されることはなく、引数の範囲全体について
均一な直線の傾きが用いられたり、引数の範囲が複数の
区分に分けられ、そのそれぞれの中で直線の傾きが一定
であったりする。
【0066】図7は、この線形補間の手順を明らかにす
るための説明図である。図7に示すグラフは、第1の中
間信号Aの関数としての2を底とする対数を表してい
る。関数値B1は、記憶装置20において、インデック
スxi,xi+1の間や、インデックスxj,xj+1の間など
にそれぞれテーブル化される。線形補間はこれらのテー
ブル化された関数値の間で行われる。補間に用いられる
直線を図7に示す。この直線の傾きはインデックスの位
置とは無関係で常に一定であることが理解される。
【0067】図3は、テーブル化誤差εTAB(i)/K
について、関数値を記憶装置20において各インデック
スxiやxi+1等ではなくそれらの間の位置、すなわち例
えば(xi+xi+1)/2という位置に記憶することがよ
り有利であることを明らかにしている。このことはテー
ブル化誤差εTAB(i)/Kを半減させる。
【0068】絞られた引数の範囲全体にわたって均一で
一定の傾きmconstが線形補間に用いられ、数学的関数
が2を底とする対数であり絞られた引数の範囲が0.5
と1の間にある場合には、最大補間誤差が最小となる一
定の傾きmconstは、式(13)に示される値となるこ
とを実証可能である。
【0069】
【数14】
【0070】しかし、端数を切り捨てた一定の傾きm
const=2の方が現実的である。mcon st=2のときに生
じる出力信号yLOG(x)の誤差は、図5において第
1の中間信号Aの関数として表されている。
【0071】上述したように、補間誤差は、引数の範囲
を、各区分内では一定だが互いの区分では異なる傾きを
有する複数の区分I1、I2、I3に分けることによっ
て、よりいっそう低減させることができる。例えば、絞
られた引数の範囲[0.5,1)は、式(14)に示さ
れる区分に分けることができる。
【0072】
【数15】
【0073】図6に表すこれらの範囲の境界A1=5/
8、A2=3/4について、3種類の異なる区分I1、I
2及びI3において線形補間に用いられるべき最適な傾き
は、式(15)によって表現できることを示すことがで
きる。
【0074】
【数16】
【0075】この端数を切り捨てた値は、2の整数乗の
組み合わせとして表示でき、このため、線形補間の際に
行われる乗算の演算は、ハードウェアに非常に大きな要
求を課すことなくビットシフトによって行うことができ
る。図6の例で用いられるインデックスの幅Δxは図5
のものの4倍であったが、誤差の実質的な増加はなかっ
た。
【0076】上記の例の実現を図4に示す。図4に示す
ように、アドレスワードADRに含まれない最上位でな
いビットは、データワードA−ADRを形成し、補間器
30へ送られる。補間器30の減算器21は、データワ
ードA−ADRから、Δxを2つのインデックス間の距
離として値Δx/2を減算する。これは、関数値B1が
それぞれインデックス間にテーブル化されてこの訂正を
必要としている、図3との関連で言及した状況に対応す
る。
【0077】減算器21は、直接に、また減算器21の
出力値の価をそれぞれ1桁だけ増やすビットシフタ22
を介して第1のマルチプレクサ23に接続されている。
【0078】減算器21は、更に、減算器21の出力か
らのビットの価をそれぞれ1桁だけ減らす第2のビット
シフタ24を介して第2のマルチプレクサ25に接続さ
れ、もう一方の入力にはデータ値「0」が常に供給され
ている第2のマルチプレクサ25に接続されている。
【0079】減算器21の出力値のビットを3桁減らす
第3のビットシフタ26を介して、第1の加算器27の
第1の入力が減算器21の出力に接続されている。
【0080】第1の加算器27のもう一方の入力は、第
2のマルチプレクサ25の出力に接続されている。第2
の加算器28の第1の入力部は第1の加算器27の出力
に接続され、第2の加算器28の第2の入力は第1のマ
ルチプレクサ23の出力に接続されている。
【0081】第2の加算器28からの出力によって補間
値B2を得ることができる。そして、記憶装置20から
読み出される関数値B1及び上記補間値B2は、第3の
加算器29にそれぞれ入力される。そして、第3の加算
器29の出力によって第2の中間信号Bが得られる。
【0082】マルチプレクサ23及び25は、上記の例
示の値に従って互いに異なっているが区分内では一定で
ある傾きmconst.3、mconst.2及びmconst.1の間を切
り換える作用をする。
【0083】このため、マルチプレクサ23は、アドレ
スワードADRの8番目のビットADR(8)が「0」
となっている場合には「1」と表示された入力を出力に
接続する。そうでない場合には、「0」と表示された第
1のマルチプレクサ23の入力が出力に接続される。
【0084】第2のマルチプレクサ25は、アドレスワ
ードADRの8番目のビットADR(8)が「0」とな
っているかアドレスワードADRの7番目のビットAD
R(7)が「1」となっている場合には、「1」と表示
された入力を出力に接続する。
【0085】簡単な論理の組み合わせからわかるよう
に、このことによって、絞られた引数の範囲の種々の区
分I1、I2、I3における異なる傾きについて等式(1
5)で与えられる例示的な値が実現される。このように
して、ビットシフタ22、24、26、マルチプレクサ
23、25及び加算器27、28が切換え可能な乗算装
置31を形成する。
【0086】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、任意の数学的関数にも同様に適用すること
ができる。
【0087】また、本発明は、電子回路、特にFPGA
(フリープログラマブルゲートアレイ(free-programma
ble gate array))の形態のハードウェアとして、また
例えばデジタル信号処理機のソフトウェアとして両方の
形態で実現することができる。
【0088】本発明の好適な実施形態が図示及び記載さ
れているが、本発明の精神及び範囲から逸脱することな
く種々の変更をなし得ることが十分にわかるであろう。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、デジ
タル入力信号の数学的関数としてデジタル出力信号を生
成するための方法及び装置、並びにこの方法を実行する
ためのコンピュータプログラムであって、その関数テー
ブル用の記憶装置の容量が小さく、出力信号の基礎とな
る関数値を高精度で決定可能なコンピュータプログラム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の第1の実施例のブロック図
である。
【図2】本発明による装置の第2の実施例のブロック図
である。
【図3】数学的関数のテーブル化を明らかにするための
説明図である。
【図4】図1及び図2に示す本発明による装置の実施例
の細部の好適な実施形態を示すブロック図である。
【図5】均一で一定の傾きを用いる線形補間の場合の、
テーブルに供給された信号の関数としての計算誤差を説
明するための図である。
【図6】線形補間の場合に異なる区分において3つのそ
れぞれ一定の傾きを用いた際の、テーブルに供給された
信号の関数としての計算誤差を説明するための図であ
る。
【図7】線形補間の手順を明らかにするための図であ
る。
【符号の説明】
1 装置 2 二乗生成器 3、4、10 乗算器 5、14 加算器 6 レベル変更装置 7 決定装置 8、13 ビットシフタ 9 累乗器 11 関数値決定装置 12 減算器(訂正手段) 20 記憶装置 21 減算器 22、24、26 ビットシフタ 23、25 マルチプレクサ 27、28、29 加算器 30 補間器 31 切換え可能な乗算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーックス フライドホーフ ドイツ国 ラートハウスシュトラーセ 22 デー−82024 タウフキルヘン Fターム(参考) 5B056 BB28 BB55

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ、デジタル信号処理機又
    は電子回路を使用してデジタル入力信号(xLOG
    (k))の数学的関数としてデジタル出力信号(yLO
    G(k)/K)を生成する方法であって、 前記デジタル入力信号(xLOG(k))を増幅又は減
    衰して前記数学的関数の絞られた引数の範囲内にある第
    1の中間信号(A)及び前記デジタル入力信号(xLO
    G(k))の増幅又は減衰による訂正信号(Shift
    LOG)を生成するステップと、 前記第1の中間信号(A)に従って各インデックス(x
    i、xi+1、yi、yi+1)に又はその間にテーブル化され
    た関数値(B1)をテーブルから読み出し、当該読み出
    されテーブル化された関数値(B1)に従って第2の中
    間信号(B)を生成するステップと、 前記訂正信号(ShiftLOG)で前記第2の中間信号
    (B)を訂正することによって前記デジタル出力信号
    (yLOG(k)/K)を生成するステップとを含む方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の中間信号(A)と前記各イ
    ンデックス(xi、xi+1、yi、yi+1)との偏差に従っ
    て補間値(B2)を生成するステップと、 前記読み出されテーブル化された関数値(B1)と前記
    補間値(B2)とを合計することによって前記第2の中
    間信号(B)を生成するステップとをさらに含むことを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記絞られた引数の範囲内で一定であ
    る傾きmconstを用いて線形補間を行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記線形補間の際に生じる補間誤差が
    可能な限り小さくなるように前記傾きmconstを選択す
    ることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記数学的関数が2を底とする対数で
    あり、前記絞られた引数の範囲が0.5と1の間であ
    り、前記一定の傾きがmconst=2であることを特徴と
    する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記絞られた引数の範囲において範囲
    境界(A1、A2)間の各区分内で一定である傾きm
    const.1、mconst.2及びmconst.3を用いて線形補間を
    行うことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記線形補間の際に生じる補間誤差が
    可能な限り小さくなるように前記一定の傾き
    const.1、mconst.2、mconst.3を選択することを特
    徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記数学的関数が2を底とする対数で
    あり、前記絞られた引数の範囲が0.5と1の間であ
    り、前記一定の傾きがmconst.1=2+2-1+2-3、m
    const.2=2+2-3及びmconst.3=1+2-3であること
    を特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記デジタル入力信号(xLOG
    (k))が、前記数学的関数を適用する前に二乗されて
    合計される実数成分(I)と虚数成分(Q)とからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記デジタル入力信号(xLOG
    (k))の増幅又は減衰を、前記デジタル入力信号(x
    LOG(k))の前記実数及び虚数成分(I、Q)の二
    乗の前に少なくとも部分的に行うことを特徴とする請求
    項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記数学的関数が特定の底の対数であ
    り、前記訂正信号(ShiftLOG)が増幅に用いられ
    る増幅係数(2x)の同じ底の指数(x)を表し、前記
    訂正信号(ShiftLOG)を前記第2の中間信号
    (B)から減算することによって前記訂正を行うことを
    特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 デジタル入力信号(xLOG(k))
    の数学的関数としてデジタル出力信号(yLOG(k)
    /K)を生成するための装置(1)であって、 前記デジタル入力信号(xLOG(k))を増幅又は減
    衰することによって前記数学的関数の絞られた引数の範
    囲内にある第1の中間信号(A)、及び前記デジタル入
    力信号(xLOG(k))の増幅又は減衰による訂正信
    号(Shift LOG)を生成するレベル変更装置(6)
    と、 前記数学的関数のテーブル化された関数値が各インデッ
    クス(xi、xi+1、y i、yi+1)に又はその間に記憶さ
    れる記憶装置(20)であって、テーブル化された関数
    値(B1)が前記第1の中間信号(A)に従って前記記
    憶装置(20)から読み出され、第2の中間信号(B)
    が前記読み出されテーブル化された関数値(B1)に従
    って生成される記憶装置(20)と、 前記訂正信号(ShiftLOG)で前記第2の中間信号
    (B)を訂正することにより前記デジタル出力信号(y
    LOG(k)/K)を生成する訂正手段(12)とを含
    む装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の中間信号(A)と前記各イ
    ンデックス(xi、xi+1、yi、yi+1)との偏差に従っ
    て補間値(B2)を生成する補間器(30)と、 前記テーブル化された関数値(B1)と前記補間値(B
    2)とを合計する加算器(29)とをさらに含むことを
    特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記補間器(30)において、前記絞
    られた引数の範囲の各区分(I1、I2、I3)内でそれ
    ぞれ一定の傾き(mconst.1、mconst.2、mc onst.3
    を用いて線形補間が行われ、 前記第1の中間信号(A)と前記各インデックス
    (xi、xi+1、yi、yi+1)によって規定される参照位
    置(xi+xi+1/2、yi+yi+1/2)との偏差に対応
    する乗数(A−ADR−Δx/2)を、前記中間信号
    (A)が位置する区分(I1、I2、I3)に応じて、該
    当する区分(I1、I2、I3)に属する前記一定の傾き
    (mconst.1、mconst.2、mconst.3)に乗算する切換
    え可能な乗算装置(31)が設けられていることを特徴
    とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記切換え可能な乗算装置(31)
    が、前記乗数(A−ADR−Δx/2)のビットの桁を
    ずらすビットシフタ(22、24、26)、マルチプレ
    クサ(23、25)及び加算器(27、28)を含むこ
    とを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記デジタル入力信号(xLOG
    (k))の実数成分(I)及び虚数成分(Q)を二乗
    し、二乗された各成分を合計する二乗生成器(2)が設
    けられていることを特徴とする請求項12乃至15のい
    ずれかに記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記レベル変更装置(6)が、前記二
    乗生成器(2)の入力の前段に配置された第1のレベル
    変更サブ装置(6a)及び前記二乗生成器(2)の出力
    の後段に配置された第2のレベル変更サブ装置(6b)
    を含み、前記訂正信号(ShiftLOG)が、前記第1
    のレベル変更サブ装置(6a)によって生成される第1
    の訂正サブ信号(ShiftIQ)と前記第2のレベル変
    更サブ装置(6b)によって生成される第2の訂正サブ
    信号(ShiftCORR)とからなることを特徴とする請
    求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記数学的関数が特定の底の対数であ
    り、前記訂正信号(ShiftLOG)が前記レベル変更
    装置で用いられる増幅係数(2x)の同じ底の指数
    (x)を表し、 前記訂正要素が前記訂正信号(ShiftLOG)を前記
    第2の中間信号(B)から減算する減算器(12)であ
    ることを特徴とする請求項12乃至17のいずれかに記
    載の装置。
  19. 【請求項19】 プログラムがコンピュータ又はデジタ
    ル信号処理機において実施される場合において、請求項
    1乃至11のいずれかに記載の全てのステップを実行可
    能にするプログラムコード手段を含むコンピュータプロ
    グラム。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至11のいずれかに記載の
    全てのステップを実行可能にするプログラムコード手段
    を含むコンピュータプログラムが格納された機械可読の
    データ媒体。
  21. 【請求項21】 プログラムがコンピュータ又はデジタ
    ル信号処理機において実施される場合において、請求項
    1乃至11のいずれかに記載の全てのステップを実行す
    るための機械可読の媒体に格納されたプログラムコード
    手段を含むコンピュータプログラム製品。
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