JP2003263216A - 工程設計方法及びその装置 - Google Patents

工程設計方法及びその装置

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JP2003263216A
JP2003263216A JP2002065856A JP2002065856A JP2003263216A JP 2003263216 A JP2003263216 A JP 2003263216A JP 2002065856 A JP2002065856 A JP 2002065856A JP 2002065856 A JP2002065856 A JP 2002065856A JP 2003263216 A JP2003263216 A JP 2003263216A
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JP2002065856A
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Naomi Sugiyama
尚美 杉山
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Toshiba Corp
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】過去に製造した製品と類似性のある製品仕様で
あれば、その工程フローを利用して新規の製品の工程フ
ローを作成できると共に、類似性のある製品仕様がなく
ても標準の工程フローを用いて新規の製品の工程フロー
を作成すること。 【解決手段】新規受注された製品毎に付されている製品
分類コードに基づいて当該製品に類似する製品の工程フ
ローを類似工程データベース3から検索し、この検索さ
れた工程フローの工数などを修正して新規受注した製品
の工程フローを作成したり、又は新規受注した製品に類
似する製品がなければ、標準の製造工程フローを標準工
程データベース4から検索し、この検索された標準工程
フローを新規受注した製品の仕様に応じて編集し、工数
などを修正して新規受注した製品の工程フローを作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の工程設計に
係り、特に新規に受注された製品の仕様に応じて自動的
に製品製造の工程フローを作成する工程設計方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新規に受注された製品の工程設計では、
工程設計担当者が製品の仕様が書かれた図面を基に、発
生する加工部位を読み取って製造工程フロー(以下、工
程フローと省略する)を作成したり、或いは直接現場の
作業者に図面を渡し、この作業者が図面を見て工程フロ
ーを作成している。
【0003】又、新規に受注された製品の工程設計は、
製品の仕様が書かれた図面やCAD(Computer Aided D
esign)データから加工部位を抽出し、これら加工部位
に材質や寸法、部品構成などの情報を合せて加工工程、
例えば板金工程の場合には抜き、曲げ、溶接、塗装など
とその加工順序とからなる工程フローを決定し、これと
共に加工要素、例えば材質や展開長さ、穴数などの個数
と工数原単位表から得た値とを工数計算式に代入して工
数を算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
工程設計では、製品が多品種になるほど工程設計に要す
る工数が増加したり、又現場において工程フローの見直
しが生じることになる。このため、工程設計の業務の負
担が増加し、この負担を負担を軽減することが望まれて
いる。
【0005】後者の工程設計では、新規に受注された製
品でなく、過去に作成した製品と類似している製品につ
いても同様な手順に従って工程設計を行なって工程フロ
ーを作成する必要がある。この場合、過去に作成した製
品の工程フローを再利用することはなく、新規に受注さ
れた製品の工程フローの作成と全く同様な手順で工程フ
ローを作成している。
【0006】すなわち、過去に製造した製品と類似性の
ある製品仕様であっても、新たに加工要素の抽出、加工
工程の決定、工数の見積りを全て新規の製品の工程フロ
ーの作成と同様の手順で行なわなければならず、一度作
成した工程フローと似通った工程フローがあったとして
も、それを基に新規の工程フローを作成することはな
い。
【0007】そこで本発明は、過去に製造した製品と類
似性のある製品仕様であれば、その工程フローを利用し
て新規の製品の工程フローを作成できると共に、類似性
のある製品仕様がなくても標準の工程フローを用いて新
規の製品の工程フローを作成できる工程設計方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、製品毎に付さ
れている製品分類コードに基づいて当該製品に類似する
製品を製造する工程フローを検索する第1の工程と、こ
の検索された工程フローを修正して製品の工程フローを
作成する第2の工程と、製品に類似する製品がなけれ
ば、標準の工程フローを検索する第3の工程と、この検
索された標準の工程フローを製品の仕様に応じて編集す
る第4の工程とを有することを特徴とする工程設計方法
である。
【0009】本発明は、上記工程設計方法において、第
2の工程により作成された工程フロー、及び第4の工程
により作成された工程フローをそれぞれ類似させる工程
フローとして追加登録する工程を有する。
【0010】本発明は、上記工程設計方法において、製
品に類似するものとして登録されている複数の工程フロ
ーのうち互いに類似する工程フローを抽出して標準工程
フローとして追加登録する工程を有する。
【0011】本発明は、上記工程設計方法において、製
品は、新規に受注されたものである。
【0012】本発明は、上記工程設計方法において、製
品分類コードは、製品仕様に基づいてグルーピングさ
れ、製品仕様の少なくとも加工要素により複数層に分け
た階層構造をなしている。
【0013】本発明は、上記工程設計方法において、第
2の工程は、製品仕様に基づいて工程フローの工数を修
正する。
【0014】本発明は、上記工程設計方法において、第
4の工程は、標準工程フローを編集すると共に、製品仕
様に基づいて工程フローの工数を修正する。
【0015】本発明は、製品に付されている製品分類コ
ード毎に製品を製造する工程フローが記憶された第1の
データベースと、製品に対する標準の工程フローが記憶
された第2のデータベースと、製品に付されている製品
分類コードに基づいて当該製品に類似する製品の工程フ
ローを第1のデータベースから検索する第1の検索手段
と、この第1の検索手段により検索された工程フローを
修正して製品の工程フローを作成する第1の工程フロー
作成手段と、第1の検索手段により検索した結果製品に
類似する製品がなければ、当該製品に類似する標準工程
フローを第2のデータベースから検索する第2の検索手
段と、この第2の検索手段により検索された標準工程フ
ローを製品に応じて編集して工程フローを作成する第2
の工程フロー作成手段とを具備したことを特徴とする工
程設計装置である。
【0016】本発明は、上記工程設計装置において、第
1及び第2の工程フロー作成手段によりそれぞれ作成さ
れた製品の工程フローを第1のデータベースに追加登録
する登録手段を備えた。
【0017】本発明は、上記工程設計装置において、第
1のデータベースに登録されている複数の製品の工程フ
ローのうち互いに類似する工程フローを抽出して標準工
程フローとして第2のデータベースに追加登録する標準
工程登録手段を備えた。
【0018】本発明は、上記工程設計装置において、第
1のデータベースには、製品仕様に基づいてグルーピン
グされ、製品仕様の少なくとも加工要素により複数層に
分けた階層構造を成している製品分類コードが記憶され
ている。
【0019】本発明は、上記工程設計装置において、第
1の工程フロー作成手段は、製品仕様に基づいて工程フ
ローの工数を修正する。
【0020】本発明は、上記工程設計装置において、第
2の工程フロー作成手段は、標準工程フローを編集する
と共に、製品仕様に基づいて工程フローの工数を修正す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0022】図1は工程設計装置のブロック構成図であ
る。主制御部1は、CPU及びRAM、ROMからなる
もので、この主制御部1には、キーボード及びマウスな
どを備えた入力部2と、類似工程データベース(第1の
データベース)3と、標準工程データベース(第2のデ
ータベース)4とが接続されている。
【0023】入力部2からは、新規に受注した製品仕様
と、この製品仕様の特徴で分類される製品分類コードと
などが入力される。製品分類コードは、各製品個々に付
されている。
【0024】類似工程データベース3には、各製品個々
に付されている製品分類コード毎の工程フローが記憶さ
れている。図2は類似工程データベース3の模式図であ
って、類似工程データベース3には、類似工程フロー管
理テーブル5と、工程フローテーブル6とが記憶されて
いる。
【0025】類似工程フロー管理テーブル5には、製品
仕様に基づいてグルーピングされ、かつ製品仕様の少な
くとも加工要素、例えば曲げ形状や穴形状などの値など
で分岐するコードを持って複数層に分けた階層構造を成
している製品分類コードが記憶されている。例えば図2
に示すように製品分類コードに対してその付属コード、
工程フローNo(ナンバー)が記憶されている。
【0026】図3は製品分類コードの階層構造を示す。
例えば製品分類コード「a1101」「b1101」が
付された各製品があり、これら製品分類コードには、そ
れぞれ付属コードが付加されている。なお、製品分類コ
ードに付属コードを付して製品分類コードと称する。
【0027】製品分類コード「a1101」の製品の下
層には、材質が軟鋼とSUSとあり、このうち軟鋼には
製品分類コード「a1101N」が付され、SUSには
製品分類コード「a1101S」が付されている。軟鋼
の下層には、曲げ種類の標準の製品があり、これに製品
分類コード「a1101NS」が付されている。さら
に、曲げ種類の標準の製品の下層には、穴形状が丸穴と
長穴と角穴の各製品があり、このうち丸穴の製品には製
品分類コード「a1101NS01」が付され、長穴の
製品には製品分類コード「a1101NS02」が付さ
れ、角穴の製品には製品分類コード「a1101NS0
3」が付されている。以下、同様に下層の製品に製品分
類コードが付されている。
【0028】製品分類コード「b1101」の製品につ
いても製品分類コード「a1101」の製品と同様に階
層構造なし、各層の各製品に各製品分類コードが付され
ている。
【0029】工程フローテーブル6には、類似工程フロ
ー管理テーブル5の工程フローNoに対する工程順、工
程名、工数が記憶されている。例えば、工程フローNo
「001」は、製品分類コード「a1101NS」の製
品であり、この製品は、工程フロー「切断」→「曲げ」
と、工数「10」「8」とが定義される。
【0030】標準工程データベース4には、各製品に対
する複数の標準工程フローが記憶されている。図4は標
準工程データベース4の模式図であって、複数の工程パ
ターンに対する標準工程フローが記憶されている。これ
ら標準工程フローは、製品を製造する上での最低限必要
とされるもので、例えば工程パターン「1」には工程フ
ローとして「抜き」→「バリ取り」→「曲げ」→「溶
接」→「塗装」が記憶され、工程パターン「2」には
「抜き」→「バリ取り」→「溶接」→「塗装」が記憶さ
れている。
【0031】主制御部1は、図5及び図6に示す工程フ
ロー作成フローチャートに従って工程フロー作成全体の
流れを制御するもので、類似工程検索部(第1の検索手
段)7と、第1の工程フロー作成部8と、標準工程検索
部(第2の検索手段)9と、第2の工程フロー作成部1
0と、類似工程登録部(登録手段)11と、標準工程登
録部12と、出力部13とにそれぞれ指令を発して動作
制御する。
【0032】類似工程検索部7は、入力部2から入力さ
れた受注製品に付されている製品分類コードに基づいて
当該製品に類似する製品の工程フローを類似工程データ
ベース3から検索する機能を有する。
【0033】第1の工程フロー作成部8は、類似工程検
索部7により検索された工程フローを修正、すなわち製
品の仕様に基づいて工程フローの工数を修正し、新規受
注した製品の工程フローを作成する機能を有する。
【0034】標準工程検索部9は、類似工程検索部7の
検索により受注した製品に類似する製品が類似工程デー
タベース3に記憶されていなければ、当該製品に類似す
る標準工程フローを標準工程データベース4から検索す
る機能を有する。この場合、新規受注した製品仕様から
加工要素や材質、部品構成などを基に標準工程フローを
検索する。
【0035】第2の工程フロー作成部10は、標準工程
検索部9により検索された標準工程フローを、入力部2
から入力された新規受注製品の仕様に応じて編集、すな
わち製品仕様から不足している工程を読み取り、この工
程を追加として編集し、新規受注製品の工程フローを作
成する機能を有する。この第2の工程フロー作成部10
は、標準工程フローを編集すると共に、製品仕様に基づ
いて標準工程フローの工数を修正する機能を有する。
【0036】上記第1及び第2の工程フロー作成部8、
10は、それぞれ工程フローの工数を修正する機能を有
するが、この工数の修正は次のように行われる。すなわ
ち、製品仕様により加工部位の大きさや部品点数が異な
る場合には、製品仕様に合せて工数を算出する。
【0037】工数を算出方法には、工数表を用いる方法
と、工数見積り式を用いる方法とがある。工数表を用い
る方法は、例えば図7(a)に示すような穴あけ工数表を
用いるもので、この穴あけ工数表には、穴数と穴径とに
対応する各工数が記憶されている。例えば、穴数が3個
で穴径がφ24であれば、工数は0.004である。
【0038】工数見積り式を用いる方法は、図7(b)に
示すように工数見積り式、例えば 工数=ナット個数×0.05 を用い、例えばナット個数が4個であれば、工数0.2
が算出される。
【0039】類似工程登録部11は、第1及び第2の工
程フロー作成部8、10によりそれぞれ作成された製品
の工程フローを類似工程データベース3に追加登録する
機能を有する。
【0040】標準工程登録部12は、類似工程データベ
ース3に登録されている複数の製品の工程フローのうち
互いに類似する工程フロー、例えば工程順と工程とが同
じであるが工数が異なる複数の工程フロー、又は同じ工
程が多く含まれる複数の工程フローを抽出し、これら工
程フローから共通の工程順や工程、工数からなる新たな
標準工程フローを作成し、この標準工程フローを標準工
程データベース4に追加登録する機能を有する。
【0041】出力部13は、第1及び第2の工程フロー
作成部8、10によりそれぞれ作成された受注製品の工
程フローなどをディスプレイ14に表示したり、プリン
タ15でプリントアウトする機能を有する。
【0042】次に、上記の如く構成された装置の動作に
ついて図5に示す工程フロー作成フローチャート及び図
6に示す標準工程登録フローチャートに従って説明す
る。
【0043】新規の製品受注を受けると、入力部2は、
ステップ#1において、新規の製品の図面などの製品仕
様とその製品仕様の特徴で分類される製品分類コードと
を入力する。
【0044】次に、類似工程検索部7は、ステップ#2
において、入力部2から入力された新規受注の製品に付
された製品分類コードをキーとして、当該製品に類似す
る製品の工程フローを類似工程データベース3から検索
する。
【0045】次に、類似工程検索部7は、ステップ#3
において、類似工程データベース3への検索の結果から
新規受注の製品の製品分類コードに一致する製品分類コ
ードがあるか否かを判断する。
【0046】この検索の結果、新規受注の製品の製品分
類コードに一致する製品分類コードがあれば、類似工程
検索部7は、ステップ#4に移り、図3に示す製品分類
コードの階層構造を下層に向って辿りながら当該製品分
類コードに属するコードを加工要素やその値であてはめ
て検索し、最も下位であてはまる製品分類コードを選択
し、この製品分類コードに対応する工程フローを図2に
示す工程フローテーブル6から取得する。
【0047】例えば、製品分類コード「a1101」で
製品仕様が軟鋼、標準曲げ、丸穴である場合、この製品
に適合する付属コードは、「N」、「NS」、「NS0
1」であるが、この場合は、最下層の「NS01」が選
択される。
【0048】従って、製品分類コード「a1101」で
付属コードが「NS01」であれば、その工程フローN
oは図2に示す類似工程フロー管理テーブル5から「0
02」であり、この工程フローNo「002」に対応す
る工程フローは、図2に示す工程フローテーブル6から
「切断」→「曲げ」→「穴あけ」が取得される。これと
共に、この工程フローの工数「10」「8」「5」が取
得される。
【0049】次に、第1の工程フロー作成部8は、ステ
ップ#5に移り、類似工程検索部7により検索された工
程フローの工数に修正があるか否かを判断し、工程フロ
ーの工数が異なるのであれば、ステップ#6に移って工
数の修正を行なう。この工数の修正は、製品仕様から加
工要素の内容や部品構成の値を得て入力すると、適切な
工数を算出してその工数値で工数を修正する。
【0050】すなわち、工数の修正は、上記説明したよ
うに、図7(a)に示す工数表を用いる方法又は上記図7
(b)に示す工数見積り式を用いる方法により工数が算出
され、この工数に工程フローの工数が修正される。工程
フローの工数が「10」「8」「5」から例えば「8」
「6」「5」に修正される。
【0051】この結果、第1の工程フロー作成部8は、
新規受注の製品の工程フローとして「切断」→「曲げ」
→「穴あけ」を取得すると共に、その工数「8」「6」
「5」を取得する。
【0052】工数の修正が行われると、類似工程登録部
11は、第1の工程フロー作成部8により作成された新
規受注の製品の工程フロー「切断」→「曲げ」→「穴あ
け」及びその工数「8」「6」「5」を図2に示す類似
工程フロー管理テーブル5及び工程フローテーブル6に
例えば工程フローNo「003」として追加登録する。
【0053】一方、上記ステップ#3における判断の結
果、新規受注の製品の製品分類コードに一致する製品分
類コードがなければ、標準工程検索部9は、ステップ#
7に移り、新規受注の製品に類似する標準の工程フロー
を図4に示す標準工程データベース4から検索する。こ
の場合、新規受注の製品仕様から加工要素や材質、部品
構成などを基に、標準の工程フローを検索する。
【0054】標準工程データベース4には、図4に示す
ように複数の工程パターン「1」「2」「3」……に対
する工程フローが記憶されており、標準工程検索部9
は、ステップ#8において例えば工程パターン「1」の
標準工程フロー「抜き」→「バリ取り」→「曲げ」→
「溶接」→「塗装」を選択する。
【0055】次に、第2の工程フロー作成部10は、標
準工程検索部9により検索された標準の工程フローを、
工程設計者の操作によって新規受注した製品に応じて編
集する。例えば、図8に示すように標準工程フロー「抜
き」→「バリ取り」→「曲げ」→「溶接」→「塗装」に
対して追加する工程群として「成形」「ドリル穴あけ」
「タップ立て」「ナット溶接」「シルク印刷」がある
が、このうち「ドリル穴あけ」「タップ立て」「シルク
印刷」が標準工程フローに追加される。
【0056】この結果、工程追加後の工程フローは、
「抜き」→「バリ取り」→「ドリル穴あけ」→「タップ
立て」→「曲げ」→「溶接」→「シルク印刷」→「塗
装」になる。
【0057】又、第2の工程フロー作成部10は、標準
の工程フローの編集と共に、新規受注の製品仕様に基づ
いて工程フローの工数を修正する。この工数の修正は、
上記説明したように、図7(a)に示す工数表を用いる方
法又は上記図7(b)に示す工数見積り式を用いる方法に
より工数が算出され、この工数に工程フローの工数が修
正される。
【0058】次に、類似工程登録部11は、ステップ#
10において、第2の工程フロー作成部8により作成さ
れた新規受注の製品の工程フロー「抜き」→「バリ取
り」→「ドリル穴あけ」→「タップ立て」→「曲げ」→
「溶接」→「シルク印刷」→「塗装」及びその工数を図
2に示す類似工程フロー管理テーブル5及び工程フロー
テーブル6に例えば工程フローNo「004」として上
記同様に追加登録する。
【0059】出力部13は、第1及び第2の工程フロー
作成部8、10によりそれぞれ作成された受注製品の工
程フローなどをディスプレイ14に表示したり、プリン
タ15でプリントアウトする。
【0060】ここで、標準工程フローの新規追加につい
て図6に示す標準工程登録フローチャートに従って説明
する。
【0061】標準工程登録部12は、ステップ#20に
おいて、類似工程データベース3に記憶されている複数
の製品の工程フローを検索し、次のステップ#21にお
いて、複数の工程フローのうち互いに類似する工程フロ
ー、例えば工程順と工程とが同じであるが工数が異なる
複数の工程フロー、又は同じ工程が多く含まれる複数の
工程フローがあるか否かを判断する。
【0062】この判断の結果、複数の工程フローのうち
互いに類似する工程フローがあると、標準工程登録部1
2は、ステップ#22に移り、複数の工程フローのうち
互いに類似する工程フローを抽出し、これら工程フロー
から共通の工程順や工程、工数からなる新たな標準工程
フローを作成する。
【0063】次に、標準工程登録部12は、ステップ#
23において、新たに作成した標準工程フローを標準工
程データベース4に登録する。
【0064】このように上記一実施の形態においては、
新規受注された製品毎に付されている製品分類コードに
基づいて当該製品に類似する製品の工程フローを検索
し、この検索された工程フローの工数などを修正して新
規受注した製品の工程フローを作成したり、又は新規受
注した製品に類似する製品がなければ、標準の製造工程
フローを検索し、この検索された標準工程フローを新規
受注した製品の仕様に応じて編集し、工数などを修正し
て新規受注した製品の工程フローを作成するので、既存
の工程フローを利用して、短時間で半自動的に新規受注
した製品の工程フローを作成できる。
【0065】これにより、新規受注した製品が過去に作
成した製品仕様と類似性のある製品であれば、通常の工
程設計に比較して短時間で工程フローを作成でき、工程
設計の工数を削減できる。従って、製品が多品種になっ
ても工程設計に要する工数を少なくでき、工程設計の業
務の負担を軽減できる。又、現場において工程フローの
見直しが生じるための工程設計の業務の負担を軽減でき
る。
【0066】又、新規受注した製品の工程フローを作成
するのに限らず、設計変更した製品の工程フローを作成
するのにも適用できることは言うまでもない。
【0067】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0068】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0069】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、過
去に製造した製品と類似性のある製品仕様であれば、そ
の工程フローを利用して新規の製品の工程フローを作成
できると共に、類似性のある製品仕様がなくても標準の
工程フローを用いて新規の製品の工程フローを作成でき
る工程設計方法及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態を
示すブロック構成図。
【図2】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける類似工程データベースの模式図。
【図3】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける製品分類コードの階層構造を示す図。
【図4】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける標準工程データベースの模式図。
【図5】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける工程フロー作成フローチャート。
【図6】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける標準工程登録フローチャート。
【図7】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける工数算出方法を説明するための図。
【図8】本発明に係わる工程設計装置の一実施の形態に
おける標準工程フローの編集を示す図。
【符号の説明】
1:主制御部 2:入力部 3:類似工程データベース 4:標準工程データベース 5:類似工程フロー管理テーブル 6:工程フローテーブル 7:類似工程検索部 8:第1の工程フロー作成部 9:標準工程検索部 10:第2の工程フロー作成部 11:類似工程登録部 12:標準工程登録部 13:出力部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品毎に付されている製品分類コードに
    基づいて当該製品に類似する製品を製造する工程フロー
    を検索する第1の工程と、 この検索された前記工程フローを修正して前記製品の工
    程フローを作成する第2の工程と、 前記製品に類似する製品がなければ、標準の工程フロー
    を検索する第3の工程と、 この検索された前記標準の工程フローを前記製品の仕様
    に応じて編集する第4の工程と、を有することを特徴と
    する工程設計方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程により作成された前記工
    程フロー、及び前記第4の工程により作成された前記工
    程フローをそれぞれ類似させる工程フローとして追加登
    録する工程を有することを特徴とする請求項1記載の工
    程設計方法。
  3. 【請求項3】 前記製品に類似するものとして登録され
    ている複数の前記工程フローのうち互いに類似する工程
    フローを抽出して前記標準工程フローとして追加登録す
    る工程を有することを特徴とする請求項1記載の工程設
    計方法。
  4. 【請求項4】 前記製品分類コードは、前記製品仕様に
    基づいてグルーピングされ、前記製品仕様の少なくとも
    加工要素により複数層に分けた階層構造をなしているこ
    とを特徴とする請求項1記載の工程設計方法。
  5. 【請求項5】 製品に付されている製品分類コード毎に
    前記製品を製造する工程フローが記憶された第1のデー
    タベースと、 前記製品に対する標準の工程フローが記憶された第2の
    データベースと、 前記製品に付されている前記製品分類コードに基づいて
    当該製品に類似する製品の前記工程フローを前記第1の
    データベースから検索する第1の検索手段と、 この第1の検索手段により検索された前記工程フローを
    修正して前記製品の工程フローを作成する第1の工程フ
    ロー作成手段と、 前記第1の検索手段により検索した結果前記製品に類似
    する製品がなければ、当該製品に類似する前記標準工程
    フローを前記第2のデータベースから検索する第2の検
    索手段と、 この第2の検索手段により検索された前記標準工程フロ
    ーを前記製品に応じて編集して工程フローを作成する第
    2の工程フロー作成手段と、を具備したことを特徴とす
    る工程設計装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の工程フロー作成手段
    によりそれぞれ作成された前記製品の前記工程フローを
    前記第1のデータベースに追加登録する登録手段を備え
    たことを特徴とする請求項5記載の工程設計装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のデータベースに登録されてい
    る複数の前記製品の工程フローのうち互いに類似する前
    記工程フローを抽出して前記標準工程フローとして前記
    第2のデータベースに追加登録する標準工程登録手段を
    備えたことを特徴とする請求項5記載の工程設計装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のデータベースには、前記製品
    仕様に基づいてグルーピングされ、前記製品仕様の少な
    くとも加工要素により複数層に分けた階層構造を成して
    いる前記製品分類コードが記憶されていることを特徴と
    する請求項5記載の工程設計装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の工程フロー作成手段は、前記
    製品仕様に基づいて前記工程フローの工数を修正するこ
    とを特徴とする請求項5記載の工程設計装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の工程フロー作成手段は、前
    記標準工程フローを編集すると共に、前記製品仕様に基
    づいて前記工程フローの工数を修正することを特徴とす
    る請求項5記載の工程設計装置。
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