JPWO2017135445A1 - 負荷工数見積装置、負荷工数見積方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

見積条件情報記録部(19)は、生産過程における各工程の作業実績が記憶されている各生産品目の品目名から抽出されたキーワードと、生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び各工程に要した作業時間と、を対応付けて含む見積条件情報を見積条件情報記憶部(13)に記録する。取得部(21)は、新規生産品目の品目名からキーワードを抽出し、抽出したキーワードに一致するキーワードに対応付けられた工程経路及び作業時間を見積条件情報記憶部(13)に記憶された見積条件情報から取得する。見積部(23)は、取得された工程経路及び各工程の作業時間に基づいて、新規生産品目の生産に要する負荷工数を見積もる。

Description

本発明は、負荷工数見積装置、負荷工数見積方法、及び、プログラムに関する。
工場の生産ラインは生産計画に従って稼働する。生産計画は負荷工数の積み上げにより作成される。従って、生産ラインを効率良く稼働させるためには、負荷工数を高精度で見積る必要がある。このため、負荷工数を、各生産品目の実際の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路や各工程に要する作業時間等に基づいて設定することが行われている。
ただし、新規生産品目については、生産実績が存在しないため、工程管理部門の担当者が、個人の知見もしくは工作部門に確認して、手作業で工程経路や作業時間の設定を行っている。しかし、工作部門との相談及び手作業による設定は担当者にかかる負荷が大きく、特に、多品種少量生産を行う工場等においては、担当者に過剰な負担がかかる。そこで、担当者に過剰な負担をかけることなく、新規生産品目に対して、工程経路や作業時間を設定する技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1は、新規生産品目と部品構成と部品点数が類似する品目(類似品目)を過去の生産品目の中から抽出し、抽出した品目に係る実績データに基づいて新規生産品目の組立作業時間を予測する組立作業時間予測装置を開示する。
特開平7−164267号公報
部品構成や部品点数が類似する生産品目であっても、工程経路や各工程の所要作業時間が類似するとは限らない。工程経路や各工程の所要作業時間が類似しない場合、たとえ他の生産品目での実績を流用して新規生産品目に係る工程経路や作業時間を設定したとしても、実際のものと大きく乖離してしまう。これでは、積み上がった負荷工数も実際の負荷工数と乖離してしまい、生産計画の見直しが度々必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、新規生産品目の負荷工数を精度良く小負担で見積もることができる負荷工数見積装置、負荷工数見積方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の負荷工数見積装置は、見積条件情報記憶部と、受付部と、取得部と、見積部と、を備える。見積条件情報記憶部は、各生産品目の品目名から抽出されたキーワードと、生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び各工程に要した作業時間とを対応付けて含む見積条件情報を記憶する。受付部は、負荷工数を見積もる対象の新規生産品目の品目名を受け付ける。取得部は、受付部が受け付けた品目名からキーワードを抽出し、抽出したキーワードに一致するキーワードに対応付けられた工程経路及び作業時間を見積条件情報記憶部に記憶された見積条件情報から取得する。見積部は、取得された工程経路及び作業時間に基づいて、新規生産品目の負荷工数を見積もる。
本発明によれば、生産実績がある生産品目にかかる工程経路及び作業時間を新規生産品目にかかる工程経路及び作業時間として流用することにより、新規生産品目の負荷工数を精度良く小負担で見積もることができる。
本発明の実施の形態にかかる負荷工数見積システムの構成図 実施の形態に係る生産計画立案処理のフロー図 段取作業開始時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 サーバ装置が記憶する作業実績マスタのフォーマット図 段取作業中断時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 サーバ装置が記憶する作業中断管理マスタのフォーマット図 段取作業再開時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 段取作業終了時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 工作開始時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 工作終了時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 工作中断時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 工作再開時にバーコードリーダからサーバ装置に送信される読取データのフォーマット図 実施の形態にかかる負荷工数見積装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態にかかる負荷工数見積装置の機能構成を示す図 負荷工数見積装置が記憶する工程マスタのフォーマット図 負荷工数見積装置が記憶する工程更新管理マスタのフォーマット図 負荷工数見積装置が記憶する作業時間マスタのフォーマット図 負荷工数見積装置が記憶するサマリ品目番号なしの見積マスタのフォーマット図 負荷工数見積装置が記憶するサマリ品目番号ありの見積マスタのフォーマット図 実施の形態にかかる見積条件情報記録処理のフローチャート 実施の形態にかかる負荷工数見積処理のフローチャート 実施の形態にかかるマスタ修正処理のフローチャート
以下、本発明の実施の形態に係る負荷工数見積システムを説明する。
この実施の形態の負荷工数見積システムは、生産している品目の生産過程における各工程の作業実績に基づいて、負荷工数を積み上げて工程別・日別の負荷工数を見積もる。負荷工数とは、指定の工程の作業を完遂するために必要な工数である。しかし、新規生産品目については、作業実績が存在しないため、類似する生産品目の作業実績を流用して、負荷工数を求める。ただし、新規生産品目と部品構成や部品点数が類似する生産品目の作業実績を単純に流用するだけでは、十分な見積精度が得られない。そこで、本実施の形態の負荷工数見積システムは、流用する作業実績の選択の仕方を工夫している。
図1に示すように、この実施の形態に係る負荷工数見積システム100は、負荷工数見積装置1と、工作現場で使用される複数のバーコードリーダ2と、複数のバーコードリーダ2から送信されてきたデータを蓄積するサーバ装置3と、から構成される。
複数のバーコードリーダ2は、工作作業を効率化するための情報処理装置であり、ハンディターミナルなどから構成される。各バーコードリーダ2は、生産現場の作業者が所持し、生産計画に基づいて生産現場に投入された作業指示伝票に記録されたバーコードを読み取り、読み取った各種情報に作業内容と時刻とを対応付けて、サーバ装置3に送信する。作業内容は、作業の開始、中断、中断の終了、作業の終了等を含む。
サーバ装置3は、バーコードリーダ2から受信した情報を蓄積する装置であり、作業実績マスタDB(データベース)101と作業中断管理マスタDB102を備える。作業実績マスタDB101は、生産対象品目と、作業工程と、作業の開始時刻と終了時刻、作業の実施時間とを対応付けて蓄積する。作業中断管理マスタDB102は、各作業の中断開始時刻と、中断終了時刻と、総中断時間とを蓄積する。
負荷工数見積装置1は、サーバ装置3の作業実績マスタDB101に蓄積されている生産品目別の作業実績を参照して、新規生産品目の負荷工数を積み上げて工程別及び日別に負荷工数を見積もる。
次に、負荷工数見積装置1の負荷工数見積動作の前提となる作業実績データをサーバ装置3に生成する処理を、図2に示す作業フローを参照して説明する。
工程管理部門は、確定した受注の生産品目と納期を表す受注情報141と、受注予定の見込みの生産品目と見込みの納期を表す内示情報142とに基づいて、生産品目ごとの生産量、生産時期等の予定を表す生産計画を立案する(ステップS1)。
生産計画を立案すると、工程管理部門は、生産計画に基づいて複数の作業指示伝票を工作投入指示として作成する(ステップS2)。作業指示伝票には、生産対象品目の品目番号、品目名等を示す二次元バーコードと、生産対象品目を生産するにあたってどのように機械、設備等を順に使用するかを表す工程経路が表示あるいは印刷されている。
工作現場の作業者は、作業指示伝票を参照して最初の工程(第1工程)を特定し、第1工程を実施する作業者(以下、第1工程作業者と言う。)に作業指示伝票を渡す。作業指示伝票を受け取った第1工程作業者は、生産の第1工程を開始する。この処理を工作投入とする(ステップS3)。
第1工程作業者は、工作の前準備として必要な段取作業を開始する(ステップS4)。この際、第1工程作業者は、第1工程を実施する場所に設置されているバーコードリーダ2を作業指示伝票に表示されたバーコードにかざして、印刷されているバーコードを読み取る。バーコードリーダ2は、バーコードから読み取った品目番号と品目名に、第1工程の工程名と内蔵タイマ等から読み取ったバーコード読取時刻を付加する。ここで、第1工程の工程名とは、最初に実施される工程の名称であり、バーコードリーダ2の内蔵メモリにバーコードと対応付けて予め登録されている。
続いて、第1工程作業者は、作業指示伝票に表示された工程経路を構成する全工程のうち、取掛中の工程と実施が完了した工程との総数を取掛済工程数としてバーコードリーダ2の入力部に入力する。取掛済工程数は、これから実施しようとしている工程が第1工程ならば1、第2工程ならば2・・・である。各工程でどの値を入力するかは、作業指示伝票に記録されている。
バーコードリーダ2は、読取データを生成し、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介してサーバ装置3に送信する。生成する読取データは、図3Aに示すように、入力された品目番号と、品目名と、第1工程の工程名と、取掛済工程数と、バーコード読取時刻、即ち段取開始時刻と、を含む。サーバ装置3は、バーコードリーダ2から送信された読取データを受信し、自動採番された番号に対応付けて、作業実績マスタDB101に作業実績として記録する(ステップS5)。具体的には、サーバ装置3は、図3Bに示すように、行IDと、品目番号と、品目名と、工程名と、工程順序と、段取開始時刻と、段取終了時刻と、段取時間と、工作開始時刻と、工作終了時刻と、工作時間とを項目として含む新規レコードを作業実績マスタDB101に生成する。新規レコードの行IDと、品目番号と、品目名と、工程名と、工程順序と、段取開始時刻には、それぞれ、自動採番された番号と、受信した読取データに含まれていた品目番号と、品目名と、工程名と、取掛済工程数と、バーコード読取時刻とを登録する。なお、この段取開始段階では、段取終了時刻、段取時間、工作開始時刻、工作終了時刻、工作時間の項目はNULLとする。
上記手順により、サーバ装置3は、第1工程における段取作業の開始を、作業実績として作業実績マスタDB101に記録する。なお、サーバ装置3は、段取作業が存在しない作業工程又は生産品目については、工作が開始されるまで、作業実績マスタDB101への作業実績の記録を行わない。この段階では、第1工程作業者が、段取作業が存在しない旨をバーコードリーダ2に入力するにとどまる。その場合、サーバ装置3は、作業実績マスタDB101のレコード上の段取開始時刻、段取終了時刻および段取時間には、例えば、NULLを設定する。
次に、第1工程作業者が、諸事情により、段取作業を途中で中断したとする。作業が中断された時間は段取作業にかかる時間から差し引かれることが望ましい。従って、作業が中断された時刻と作業が再開された時刻も作業実績として記録対象に含めるべきである。
そこで、第1工程作業者は、作業を中断すると、バーコードリーダ2で作業指示伝票上のバーコードを読み取り、更に、バーコードリーダ2の入力部を操作して、段取作業中断を示す段取中断フラグをバーコードリーダ2に入力する。そして、バーコードリーダ2が具備する送信ボタンを操作する。この一連の操作に応答し、バーコードリーダ2は、読取データを生成し、サーバ装置3に送信する(ステップS6)。生成する読取データは、図3Cに示すように、バーコードから読み取った品目番号と、第1工程の工程名と、内部タイマから取得したバーコード読取時刻、即ち、中断開始時刻と、入力された段取中断フラグとを含む。
サーバ装置3は、バーコードリーダ2の読取データを受信する。サーバ装置3は、受信した読取データ中に段取中断フラグが含まれていると判別し、作業中断管理マスタDB102に受信したデータを記録する。具体的には、サーバ装置3は、図3Dに示すように、行IDと、品目番号と、工程名と、作業実績マスタDB101上の対応するレコードの行IDと、段取中断開始時刻と、段取中断終了時刻と、段取中断時間と、工作中断開始時刻と、工作中断終了時刻と、工作中断時間との各項目を含む新規レコードを作業中断管理マスタDB102に生成する。新規レコードの行IDと、品目番号と、工程名と、段取中断開始時刻には、それぞれ、自動採番された番号と、受信した読取データに含まれていた品目番号と、工程名と、バーコード読取時刻とを登録する。更に、作業実績マスタDB101上のレコードと作業中断管理マスタDB102上のレコードを対応付けるため、作業実績マスタDB101上の対応するレコードの行IDを、作業中断管理マスタDB102上の対応するレコードの「作業実績マスタの行ID」に登録する(ステップS7)。その他の項目は、この段階ではNULLとする。
中断していた作業を再開した場合、作業者が作業中断開始時と同様の操作を行うことによって、バーコードリーダ2は、読取データを生成し、サーバ装置3に送信する(ステップS6)。生成する読取データは、図3Eに示すように、品目番号と、工程名と、バーコード読取時刻、即ち、中断終了時刻と、段取再開フラグとを含む。サーバ装置3は、受信したバーコード読取時刻を、図3Dに示す作業中断管理マスタDB102上の対応するレコードの「段取中断終了時刻」に登録する(ステップS7)。
サーバ装置3は、段取中断終了時刻の登録が完了すると、段取中断終了時刻から段取中断開始時刻を差し引くことにより段取作業の中断時間を求める。そして、求めた中断時間を、図3Dに示す作業中断管理マスタDB102上の対応するレコードの「段取中断時間」に登録する(ステップS7)。
複数回中断が発生した場合には、バーコードリーダ2は、その都度中断開始と中断終了を示すデータを送信する。サーバ装置3は、複数回分の中断開始時刻と中断終了時刻とを含むレコードを個別に登録し、段取中断時間には、それぞれの中断時間を記録する。
段取作業が終了すると、バーコードリーダ2は、作業者の操作によって、図4Aに示すバーコード読取時刻、即ち、段取作業終了時刻と、段取作業終了を示す段取終了フラグとを含む読取データを生成し、サーバ装置3に送信する(ステップS8)。サーバ装置3は、受信データに含まれているバーコード読取時刻を、作業実績マスタDB101上の対応するレコードの「段取終了時刻」に登録する(ステップS9)。
段取終了時刻の記録の完了に応答し、サーバ装置3は、図3Bに示す作業実績マスタDB101に登録されているレコード上の段取終了時刻から段取開始時刻を差し引き、仮段取時間を求める。そして、求めた仮段取時間から、作業中断管理マスタDB102の図3Dに示す対応レコードに登録されている段取中断時間を差し引くことにより段取作業に要した時間を求める。その際、作業中断管理マスタDB102に対応するレコードが複数登録されている場合は、それらのレコードの段取中断時間を合計した時間を差し引く。そして、求めた時間を、作業実績マスタDB101上の対応するレコードの「段取時間」に登録する(ステップS9)。
第1工程作業者は、段取作業を終了し、工作を開始すると、段取作業開始時と同様の操作を行う。これにより、バーコードリーダ2は、工作開始を示す工作開始フラグを含む図4Bに示す読取データをサーバ装置3に送信する(ステップS4)。サーバ装置3は、バーコードリーダ2からの読取データを受信し、受信した読取データに工作開始フラグが含まれていることを判別する。この判別に応答して、サーバ装置3は、読取データに含まれているバーコード読取時刻を、図3Bに示す作業実績マスタDB101上の対応するレコードの「工作開始時刻」に登録する(ステップS5)。また、工作が終了すると、バーコードリーダ2は、工作終了を示す工作終了フラグを含む図4Cに示す読取データをサーバ装置3に送信する(ステップS8)。サーバ装置3は、受信した読取データに工作終了フラグが含まれていることを判別する。この判別に応答して、サーバ装置3は、読取データに含まれているバーコード読取時刻を、図3Bに示す作業実績マスタDB101上の対応するレコードの「工作終了時刻」に登録する(ステップS9)。
また、第1工程作業者が工作中に作業を中断した場合には、段取作業中断時と同様の操作を行う。これにより、バーコードリーダ2は、工作中断を示す工作中断フラグを含む図4Dに示す読取データをサーバ装置3に送信する(ステップS6)。サーバ装置3は、読取データに工作中断フラグが含まれている場合、読取データに含まれているバーコード読取時刻を、図3Dに示す作業中断管理マスタDB102上の対応するレコードの「工作中断開始時刻」に登録する(ステップS7)。また、工作を再開した場合には、バーコードリーダ2は、工作再開を示す工作再開フラグを含む図4Eに示す読取データをサーバ装置3に送信する(ステップS6)。サーバ装置3は、受信した読取データに工作再開フラグが含まれている場合、読取データに含まれているバーコード読取時刻を、図3Dに示す作業中断管理マスタDB102上の対応するレコードの「工作中断終了時刻」に登録する(ステップS7)。
工作中断終了時刻の登録が完了すると、サーバ装置3は、工作中断終了時刻から工作中断開始時刻を差し引くことにより工作が中断された時間を求める。そして、求めた時間を工作中断時間として、図3Dに示す作業中断管理マスタDB102の対応するレコードに記録又は更新する。
工作中に複数回中断が発生した場合には、段取作業と同様に、バーコードリーダ2は、その都度中断開始と中断終了を示すデータを送信する。サーバ装置3は、複数回分の中断開始時刻と中断終了時刻とを含むレコードを個別に登録し、工作中断時間には、それぞれの中断時間を記録する。
また、工作終了時刻の記録が完了すると、サーバ装置3は、工作終了時刻から工作開始時刻を差し引くことにより仮工作時間を求める。そして、仮工作時間から上記工作中断時間を差し引くことにより工作に要した時間を求める。その際、作業中断管理マスタDB102に対応するレコードが複数登録されている場合は、それらのレコードの工作中断時間を合計した時間を差し引く。そして、求めた時間を、図3Bに示す作業実績マスタDB101上の対応するレコードの「工作時間」に登録する。
第1工程における作業実績の記録が終了すると、第1工程作業者は、第2工程作業者に作業指示伝票を渡す。作業指示伝票を受け取った第2工程作業者は、第2工程が実施される場所に設置されたバーコードリーダ2を使用して第2工程における作業実績の記録を開始する。そして、第2工程、第3工程・・・という具合に、各工程における作業実績が作業実績マスタDB101に記録される(ステップS4、S6、S8/ステップS7、S9)。全工程における作業実績の記録が終了すると、作業指示伝票が生産を指示する生産品目について作業実績の記録が終了したことになる。なお、作業実績の記録は生産計画に基づいて工作投入指示があった全生産品目について実行される。
このようにして、日々の工作の作業実績がサーバ装置3に蓄積される。この蓄積された作業実績に基づいて負荷工数見積装置1は作業実績の存在しない新規品目の負荷工数を見積もる。
以下、図5を参照して、負荷工数見積装置1のハードウェア構成を説明する。
負荷工数見積装置1は、ROM(Read Only Memory)1−1と、RAM(Random Access Memory)1−2と、CPU(Central Processing Unit)1−3と、記憶装置1−4と、通信装置1−5と、入力装置1−6と、を備える。
ROM1−1は、CPU1−3が実行する基本動作プログラムを記憶する非一時的な記憶媒体である。
RAM1−2は、CPU1−3のワークエリアとなる一時的な記憶媒体である。
CPU1−3は、ROM1−1または記憶装置1−4に記憶されたプログラムをRAM1−2に読み出し、読み出したプログラムに従って種々の処理を実行する。
記憶装置1−4は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の非一時的な記憶媒体である。
通信装置1−5は、NIC(Network Interface Card)を備え、サーバ装置3と各種データを通信する。
入力装置1−6は、キーボード、マウス等の入力インタフェースである。ユーザは、入力装置1−6を操作することによりCPU1−3に指示を与えることができる。
次に、図6を参照して、負荷工数見積装置1の機能構成を説明する。
CPU1−3は、ROM1−1に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、負荷工数見積装置1を、図6に示す各機能部として機能させる。具体的には、CPU1−3は、負荷工数見積装置1を、作業実績記憶部10、工程情報記憶部11、作業時間情報記憶部12、見積条件情報記憶部13、実績反映部14、抽出部15、レコード取得部16、総数算出部17、平均値算出部18、見積条件情報記録部19、受付部20、取得部21、工程・作業時間記録部22、見積部23、修正部24として機能させる。なお、作業実績記憶部10、工程情報記憶部11、作業時間情報記憶部12、見積条件情報記憶部13は、負荷工数見積装置1が内蔵する記憶装置1−4に構築される。
作業実績記憶部10は、作業実績マスタDB101と、作業中断管理マスタDB102と、を備える。
工程情報記憶部11は、工程マスタDB111と、工程更新管理マスタDB112と、を備える。工程マスタDB111は、生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路情報を含む。具体的には、図7Aに示すように、工程マスタDB111は、品目番号に対応付けて、品目名、サマリ品目番号、工程名、工程順序を含む。なお、全生産品目は、共通の特徴を有する生産品目の複数のグループ、例えば、電機部品のグループ、センサのグループ、ディスプレイのグループに分類されている。サマリ品目番号は、生産品目がいずれのグループに属しているのかを示す。また、サマリ品目番号は、品目番号からオプション番号が削除された番号、例えば、品目番号の上位3桁の番号である。オプション番号は、生産品目のバージョンの違い等、同グループに属する生産品目間の軽微な差異を表す。工程名は工程の名称を示す。工程順序は、全工程のうち何番目に実行される工程かを示す。工程更新管理マスタDB112は、図7Bに示すように、品目番号と工程順序の組合せごとに工程名の更新履歴を含む。
作業時間情報記憶部12は、作業時間マスタDB121を記憶する。以下、作業実績に基づいて求められた段取時間と標準時間をそれぞれ、実績ベース段取時間、実績ベース標準時間とする。また、他品目の作業実績の流用により求められた段取時間と標準時間をそれぞれ、流用段取時間、流用標準時間とする。さらに、工程管理部門により修正された段取時間と標準時間をそれぞれ、レーティング後段取時間、レーティング後標準時間とする。
作業時間マスタDB121は、生産品目と工程の組合せごとに、実績ベース段取時間と、実績ベース標準時間と、流用段取時間と、流用標準時間と、レーティング後段取時間と、レーティング後標準時間とを含む。
また、実績ベース段取時間とは、実績反映部14により作業実績マスタDB101から抽出された生産品目と工程が同じ複数のレコードに含まれる段取時間の平均値である。また、実績ベース標準時間とは、実績反映部14により作業実績マスタDB101から抽出された生産品目と工程が同じ複数のレコードに含まれる工作時間の平均値である。また、流用段取時間とは、新規生産品目については作業実績が存在しないので、見積部23が新規生産品目の作業実績として流用するために作業実績マスタDB101から取得した他の生産品目にかかる段取時間である。また、流用標準時間とは、同様の目的で、見積部23が作業実績マスタDB101から取得した他の生産品目にかかる工作時間である。また、レーティング後段取時間及びレーティング後標準時間とは、工程管理部門の担当者が、実績ベース段取時間及び実績ベース標準時間、流用段取時間及び流用標準時間等の妥当性を評価した上で修正が必要と判断した場合に設定する段取時間及び標準時間である。
作業時間マスタDB121に含まれる情報をより具体的に説明する。作業時間マスタDB121は、図7Cに示すように、品目番号と工程順序とに対応付けて、品目名、サマリ品目番号、工程名、実績ベース段取時間、実績ベース標準時間、流用段取時間、流用標準時間、レーティング後段取時間、レーティング後標準時間を蓄積する。
図6に示す見積条件情報記憶部13は、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131と、見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132と、を記憶する。見積マスタDB131と132はいずれも新規生産品目の負荷工数の見積に流用される作業実績の候補が記憶されているという点で共通するが、見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132には作業実績にサマリ品目番号が割り当てられており、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131には作業実績にサマリ品目番号が割り当てられていないという点で異なる。新規生産品目に対する作業実績の流用にあたり、新規生産品目に割り当てられたサマリ品目番号と一致するサマリ品目番号が割り当てられた作業実績が流用されることが望ましい。したがって、通常は見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132が作業実績の流用に用いられる。しかし、サマリ品目番号が割り当てられていない新規生産品目も存在する。そのような場合でも作業実績の流用に支障をきたさないよう、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131が見積条件情報記憶部13に格納されている。なお、見積マスタDB131と132に含まれる情報の詳細は、見積条件情報記録部19についての説明と共に後述する。
実績反映部14は、作業実績マスタDB101に記録されている最新の作業実績を工程マスタDB111と作業時間マスタDB121に反映させる。具体的には、作業実績マスタDB101に作業実績が記録されている生産品目のうち、工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に記録されていない生産品目が存在する場合には、その生産品目を工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に登録する。また、実績反映部14は、工程マスタDB111に記録されている工程経路と最新の作業実績における工程経路との間に差異があれば、工程マスタDB111に記録されている工程経路を最新の工程経路に更新するよう工程管理部門にアラート(以下、工程経路見直しアラートとする)を通知する。更に、実績反映部14は、最新の作業実績に基づいて実績ベース段取時間及び実績ベース標準時間を求め、作業時間マスタDB121に記録されている実績ベース段取時間及び実績ベース標準時間を、求めた実績ベース段取時間及び実績ベース標準時間に更新する。
具体的には、実績反映部14は、品目番号mと第n工程とに対応付けて作業時間マスタDB121に記録されている実績ベース段取時間及び実績ベース標準時間を更新しようとする場合、工程更新管理マスタDB112に記録されている品目番号mに対する第n工程の工程名の更新履歴を参照する。
そして、実績反映部14は、更新履歴に含まれる品目番号mに対する第n工程の工程名のうち、前回更新日から現在日(更新処理日)まで第n工程の工程名であった工程名sを取得する。次に、実績反映部14は、品目番号mと、第n工程と、工程名sと、を含むレコードを作業実績マスタDB101から取得する。そして、実績反映部14は、取得したレコードが複数ある場合、複数あるレコードの中から規定のルールに従って、実績ベース段取時間と実績ベース標準時間を取得する。例えば、取得したレコードの総数X(Xは自然数)を4で割り、取得したレコードに含まれる実績ベース段取時間の中でX/4番目に小さい値を取得する。また、取得したレコードに含まれる実績ベース標準時間の中でX/4番目に小さい値を取得する。なお、X/4の値が小数であれば小数点以下は切り上げられる。実績反映部14は、品目番号mと第n工程とに対応付けて作業時間マスタDB121に記録されている実績ベース段取時間と実績ベース標準時間を、上記手順で作業実績マスタDB101から取得した実績ベース段取時間と実績ベース標準時間に更新する。
なお、品目番号mと、第n工程と、工程名sと、を含むレコードが作業実績マスタDB101に存在しない場合、前々回更新日から前回更新日まで品目番号mに対する第n工程の工程名であった工程名tを工程マスタDB111から取得する。更に、品目番号mと、第n工程と、工程名tと、を含むレコードが作業実績マスタDB101に存在しない場合、前々回更新日の更に1つ前の更新日から前々回更新日まで品目番号mに対する第n工程の工程名であった工程名qを工程マスタDB111から取得する。このように、実績反映部14は、作業実績マスタDB101から所望のレコードが取得できるまで又は更新履歴の先頭まで時間を遡りこれ以上時間を遡れなくなるまで、更新履歴における時間を遡り工程名の取得を試みる。
また、実績反映部14は、アラートを種々の方法で通知して良い。例えば、負荷工数見積装置1が備える画面にアラートを表示させても良いし、負荷工数見積装置1から印刷装置にデータを送信してアラートが記載された通知を印刷装置に発行させても良い。
抽出部15は、実績反映部14により最新の作業実績が反映された工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121の全レコードを対象に、各レコードからサマリ品目番号及び1又は複数のキーワードを抽出する。なお、抽出部15は、各レコードに含まれる品目名に形態素解析を実施することにより、キーワードを抽出する。
レコード取得部16は、抽出部15により抽出された1又は複数のキーワードから1つのキーワードを選択する。そして、レコード取得部16は、選択したキーワードに少なくとも部分一致する品目名を含むレコード群を、第1流用候補レコード群として工程マスタDB111から取得する。なお、取得の条件は、部分一致ではなく、完全一致としても良い。
総数算出部17は、第1流用候補レコード群のうち第k工程(kは処理中の工程順序であり、最初はk=1)の工程名が同じレコードの総数を工程名ごとに算出又は計数する。そして、(a)総数算出部17は、レコードの総数が最大となるレコード群(以下、第1レコード群と言う。)に含まれる工程名を取得する。次に、(b)総数算出部17は、第1流用候補レコード群に含まれるレコードの総数に対する、第1レコード群に含まれるレコードの総数の割合を確率として算出する。
平均値算出部18は、レコード取得部16により選択されたキーワードに少なくとも部分一致する品目名と、総数算出部17により取得された工程名に一致する工程名と、を含むレコード群を作業時間マスタDB121から取得する。そして、(c)平均値算出部18は、取得したレコード群に含まれるレーティング後段取時間の平均値を算出し、レーティング後標準時間の平均値を算出する。
見積条件情報記録部19は、図7Dに示すように、レコード取得部16により選択されたキーワードと、処理中の工程順序(第k工程)との組合せに対応付けて、上記(a)から(c)の処理において取得された工程名と、算出された確率、レーティング後段取時間の平均値、レーティング後標準時間の平均値とをそれぞれ、工程名、確率、段取時間、標準時間として見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131に記録する。
ここで、第1流用候補レコード群に含まれる各レコードが有する工程順序の最大値が第N工程であるとすると、総数算出部17及び平均値算出部18は、上記(a)から(c)の処理、すなわち、工程名を取得し、確率、レーティング後段取時間の平均値およびレーティング後標準時間の平均値を算出する第k工程の処理を、第1工程から第N工程まで実行する。そして、見積条件情報記録部19は、第1工程から第N工程までの各工程について取得された工程名と、算出された確率、レーティング後段取時間の平均値、レーティング後標準時間の平均値とを、レコード取得部16により選択されたキーワードと工程順序に対応付けて見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131に記録する。
また、レコード取得部16は、抽出部15により抽出されたキーワードに未選択のキーワードが存在する場合、その未選択のキーワードの中から1つを選択する。そして、レコード取得部16により新たなキーワードが選択されると、上記説明した手順と同様の手順で、第1流用候補レコード群の取得、工程名の取得、確率、レーティング後段取時間の平均値及びレーティング後標準時間の算出、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131への記録が行われる。
また、レコード取得部16は、抽出部15により抽出されたサマリ品目番号とキーワードをそれぞれ1つ選択する。そして、レコード取得部16は、選択したサマリ品目番号に一致するサマリ品目番号と、選択したキーワードに少なくとも部分一致する品目名と、を含むレコード群を第2流用候補レコード群として工程マスタDB111から取得する。
総数算出部17は、第2流用候補レコード群のうち第1工程の工程名が同じレコードの総数を工程名ごとに算出する。そして、(d)総数算出部17は、レコードの総数が最大となるレコード群(以下、第2レコード群と言う。)に含まれる工程名を取得する。次に、(e)総数算出部17は、第2流用候補レコード群に含まれるレコードの総数に対する、第2レコード群の総数の割合を確率として算出する。
平均値算出部18は、レコード取得部16により選択されたサマリ品目番号に一致するサマリ品目番号と、レコード取得部16により選択されたキーワードに少なくとも部分一致する品目名と、総数算出部17により取得された工程名に一致する工程名と、を含むレコード群を作業時間マスタDB121から取得する。そして、(f)平均値算出部18は、取得したレコード群に含まれるレーティング後段取時間の平均値を求め、レーティング後標準時間の平均値を算出する。
見積条件情報記録部19は、図7Eに示すように、レコード取得部16により選択されたサマリ品目番号と、キーワードと、処理中の工程順序(第k工程)と、の組合せに対応付けて、上記(d)から(f)の処理において取得された工程名と、算出された確率、レーティング後段取時間の平均値、レーティング後標準時間の平均値をそれぞれ、工程名、確率、段取時間、標準時間として見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に記録する。
ここで、第2流用候補レコード群に含まれる各レコードが有する工程順序の最大値が第N工程であるとすると、総数算出部17及び平均値算出部18は、上記(d)から(f)の処理、すなわち、工程名を取得し、確率、レーティング後段取時間の平均値およびレーティング後標準時間の平均値を算出する第k工程の処理を、第1工程から第N工程まで実行する。そして、見積条件情報記録部19は、第1工程から第N工程までの各工程について取得された工程名と、算出された確率、レーティング後段取時間の平均値、レーティング後標準時間の平均値を、レコード取得部16により選択されたサマリ品目番号と、キーワードと、工程順序と、の組合せに対応付けて見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に記録する。
見積マスタDB131,132は、新規生産品目の負荷工数の見積に用いられる。負荷工数の見積対象が過去に生産された実績がある生産品目(以下、既存品目と言う。)であれば、負荷工数の見積に必要な工程経路や標準時間が工程マスタDB111や作業時間マスタDB121に記録されている。しかし、新規生産品目はそうではないので、新規生産品目に類似する既存品目にかかる作業実績の流用が負荷工数の見積に欠かせない。見積マスタDB131,132はこのような事情から作成されるものであり、流用の候補となる作業実績が記録されている。
なお、新規生産品目とサマリ品目番号が一致する既存品目が存在する場合としない場合がある。存在する場合は、見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に記録された既存品目にかかる作業実績が、新規生産品目の作業実績として流用される。一方、存在しない場合は、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131に記録された既存品目にかかる作業実績が、新規生産品目の作業実績として流用される。
受付部20は、外部装置から供給された又は直接入力された受注情報141及び内示情報142を受け付ける。受注情報141には、品目番号、品目名、生産数、納期等が、生産予定の生産品目のリストとして列記されている。内示情報142には、品目番号、品目名、見込生産数、見込納期等が、生産予定の生産品目のリストとして列記されている。
取得部21は、受注情報141及び内示情報142から品目番号と品目名を取得し、取得した品目番号が作業実績マスタDB101に存在するか否かを判別する。品目番号が作業実績マスタDB101に存在する場合、品目番号により識別される生産品目は既存品目である。一方、品目番号が作業実績マスタDB101に存在しない場合、品目番号により識別される生産品目は新規生産品目である。
新規生産品目については、負荷工数の見積がなされたことがないので、工程マスタDB111、作業時間マスタDB121には、負荷工数の見積に必要となる工程経路、標準時間等の情報が存在しない。そこで、取得部21及び工程・作業時間記録部22は、新規生産品目に対して工程経路、標準時間等を設定する。
具体的には、取得部21は、品目番号により識別される生産品目が新規生産品目であると判別すると、品目番号からオプション番号を除外したサマリ品目番号を取得する。次に、取得部21は、品目名に形態素解析を実施して1又は複数のキーワードを取得する。
工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得されたサマリ品目番号とキーワードとの組合せごとに、サマリ品目番号とキーワードとの組合せが見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に存在するか否かを判別する。そして、組合せが存在すると判別した場合には、工程・作業時間記録部22は、その組合せを構成するサマリ品目番号及びキーワードを含むレコード群を見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得する。次に、工程・作業時間記録部22は、取得したレコード群から同じ工程順序を含むレコード群を工程順序ごとに取得し、それぞれのレコード群の中で最も高い確率(総数算出部17により算出された確率)を含むレコードを取得する。そして、最も高い確率を含む各レコードから工程名、段取時間、標準時間を取得する。なお、サマリ品目番号の一致が作業実績の流用の条件となる分、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131からの作業実績の流用より見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132からの作業実績の流用の方が新規生産品目の負荷工数見積精度が高くなる。従って、新規生産品目とサマリ品目番号が一致する既存品目が存在するのであれば、見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132からの作業実績の流用が望ましい。
一方、工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得されたサマリ品目番号とキーワードとの組合せが見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に存在しないと判別した場合、そのキーワードを含むレコード群を見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131から取得する。次に、取得したレコード群から同じ工程順序を含むレコード群を工程順序ごとに取得し、それぞれのレコード群の中で最も高い確率を含むレコードを取得する。そして、最も高い確率を含む各レコードから工程名、段取時間、標準時間を取得する。新規生産品目とサマリ品目番号が一致する既存品目が存在しない場合がある。その場合には、サマリ品目番号の一致が作業実績流用の条件とならない見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131からの作業実績の流用が行われる。この場合でも、キーワードの一致が作業実績流用の条件となっているので、新規生産品目についての負荷工数の見積に関し、一定程度の見積精度が確保される。
また、工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得された品目番号、品目名、サマリ品目番号に、見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得した工程順序、工程名を対応付けて工程マスタDB111に記録する。更に、取得部21により取得された品目番号、品目名、サマリ品目番号に、見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得した工程順序、工程名、段取時間、標準時間を対応付けて作業時間マスタDB121に記録する。
なお、取得部21は、取得した品目番号により識別される生産品目が既存品目であると判別した場合には、取得した品目番号に対応付けられた工程名、工程順序を既存品目についての見積用工程情報として工程マスタDB111から取得する。また、取得部21は、作業時間マスタDB121において、取得した品目番号に対応付けられたレーティング後段取時間及びレーティング後標準時間に値が設定されているか否かを判別する。値が設定されていると判別した場合には、取得部21は、レーティング後段取時間及びレーティング後標準時間を既存品目についての見積用作業時間情報として作業時間マスタDB121から取得する。一方、値が設定されていないと判別した場合には、取得部21は、実績ベース段取時間及び実績ベース標準時間を既存品目についての見積用作業時間情報として作業時間マスタDB121から取得する。
見積部23は、取得部21により取得された新規生産品目についての見積用工程情報及び見積用作業時間情報、既存品目についての見積用工程情報及び見積用作業時間情報に基づいて、工程別・日別の負荷工数見積結果を作成する。
修正部24は、CPU1−3と入力装置1−6とが協働することにより実現される。修正部24は、ユーザが入力装置1−6を介して指示を修正部24に入力すると、入力された指示に従って種々の処理を実行する。例えば、工程経路見直しアラートを受けた工程管理部門の担当者が、マスタ修正指示を修正部24に入力する。そうすると、修正部24は、入力されたマスタ修正指示に従って、工程マスタDB111の内容、作業時間マスタDB121に記録されているレーティング後段取時間およびレーティング後標準時間を修正する。
次に、図8を参照して、負荷工数見積装置1が実行する見積条件情報記録処理を説明する。
[見積条件情報記録処理]
本処理は定期的に実行されるようプログラムされている。本処理が開始されると、実績反映部14は、作業実績マスタDB101から品目番号を1つ取得する(ステップS100)。そして、実績反映部14は、取得した品目番号が工程マスタDB111に登録済か否かを判別する(ステップS101)。ここで、品目番号が登録済であると判別した場合(ステップS101;Yes)、実績反映部14は、工程マスタDB111において登録済の品目番号に対応付けられて第1工程が登録済か否かを判別する(ステップS102)。そして、第1工程が登録済であると判別した場合(ステップS102;Yes)、実績反映部14は、ステップS101で取得した品目番号に対応付けられた工程名及び工程順序を作業実績マスタDB101から取得する。次に、実績反映部14は、取得した工程名及び工程順序が表す工程経路と、ステップS101で取得した品目番号に対応付けられて工程マスタDB111に記録されている工程経路と、を対比し、両者の工程経路に差異が存在するか否かを判別する(ステップS103)。なお、この判別は、両者の工程経路の差異の有無から工程マスタDB111に記録されている工程経路が最新の工程経路か否かを明らかにしようとするものである。ここで、実績反映部14は、両者の工程経路に差異が存在しないと判別したとする(ステップS103;Yes)。この場合、工程マスタDB111に記録された工程経路が最新であり修正の必要がないということになるので、実績反映部14は、工程マスタDB111の修正を実施せず、ステップS107へ処理を移す。
なお、実績反映部14は、ステップS101において、品目番号が工程マスタDB111に登録されていないと判別した場合(ステップS101;No)、作業実績マスタDB101からステップS101で取得した品目番号に対応付けられた品目名、工程名、工程順序を取得する。そして、実績反映部14は、品目番号を工程マスタDB111に記録する(ステップS104)。更に、実績反映部14は、記録した品目番号に対応付けて、品目番号からオプション番号を除外したサマリ品目番号、取得した工程名、工程順序を工程マスタDB111に記録する(ステップS105)。
また、実績反映部14は、ステップS103において、両者の工程経路に差異が存在すると判別した場合(ステップS103;No)、工程マスタDB111に記録されている工程経路の見直しをするよう促すアラート(工程経路見直しアラート)を工程管理部門に対して行う(ステップS106)。
ステップS107へ処理が移ると、実績反映部14は、ステップS101で取得した品目番号が作業時間マスタDB121に登録済か否かを判別する(ステップS107)。そして、実績反映部14は、品目番号が登録済であると判別した場合(ステップS107;Yes)、ステップS101で取得した品目番号に対応付けられた工程順序、段取時間、工作時間を取得する(ステップ108)。
なお、実績反映部14は、ステップS107において、品目番号が登録されていないと判別した場合には(ステップS107;No)、ステップS101で取得した品目番号を作業時間マスタDB121に記録する(ステップS109)。それから、実績反映部14は、ステップS108の処理を実行する。
次に、実績反映部14は、ステップS101で取得した品目番号と、ステップS108で取得した工程順序と、の組合せごとに、サマリ品目番号、段取時間、工作時間を対応付けて、サマリ品目番号、実績ベース段取時間、実績ベース工作時間として作業時間マスタDB121に記録する(ステップS110)。そして、実績反映部14は、作業実績マスタDB101に未取得の品目番号が存在するか否かを判別する(ステップS111)。実績反映部14は、未取得の品目番号が存在すると判別した場合(ステップS111;Yes)、作業実績マスタDB101から全品目番号を取得するまで、ステップS100からステップS110までの各処理を繰り返し実行する。一方、実績反映部14は、未取得の品目番号が存在しないと判別した場合(ステップS111;No)、ステップS112に処理を移す。
ステップS101からステップS111までの各処理により、最新の作業実績が工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に反映された。次は、最新の工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に基づき、負荷工数の見積に必要となる見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132、見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131に対して更新処理が開始される。
まず、抽出部15は、工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121の全レコードを対象に、各レコードからサマリ品目番号及び1又は複数のキーワードを抽出する(ステップS112)。上述したように、キーワードは、品目名に対する形態素解析により抽出される。レコード取得部16は、抽出した1又は複数のキーワードから1つを選択する(ステップS113)。そして、レコード取得部16は、選択したキーワードに少なくとも部分一致する品目名を含むレコード群を、第1流用候補レコード群として工程マスタDB111から取得する(ステップS114)。
総数算出部17は、第1流用候補レコード群のうち第i(最初はi=1)工程の工程名が同じレコードの総数を工程名ごとに算出する(ステップS115)。そして、総数算出部17は、総数が最大となるレコードに含まれる工程名を取得する(ステップS116)。
次に、総数算出部17は、第1流用候補レコード群に含まれるレコードの総数に対する、第1流用候補レコード群のうちステップS115で取得した工程名を含むレコードの総数の割合を、確率として算出する。(ステップS117)。
平均値算出部18は、レコード取得部16により選択されたキーワードに少なくとも部分一致する品目名と、総数算出部17により取得された工程名に一致する工程名と、を含むレコード群を作業時間マスタDB121から取得する。そして、平均値算出部18は、取得したレコード群に含まれるレーティング後段取時間の平均値とレーティング後標準時間の平均値とを算出する(ステップS118)。
見積条件情報記録部19は、レコード取得部16により選択されたキーワードと工程順序(第i工程)と、の組合せに対応付けて、ステップS116からステップS118までの各ステップにおいて取得された工程名と、算出された確率、レーティング後段取時間の平均値、レーティング後標準時間の平均値をそれぞれ、工程名、確率、段取時間、標準時間として見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131に記録する(ステップS119)。
ここで、第1流用候補レコード群に含まれる各レコードが有する工程順序の最大値が第N工程(Nは自然数)であるとする。見積条件情報記録部19は、ステップS119の処理が完了すると、第i工程が第N工程未満か否かを判別する(ステップS120)。そして、見積条件情報記録部19は、第i工程が第N工程未満であると判別した場合(ステップS120;Yes)、iに1を加算し(ステップS121)、ステップS115からS119までの各処理を第i工程が第N工程未満でなくなるまで繰り返し実行する。一方、見積条件情報記録部19は、第i工程が第N工程未満ではないと判別した場合(ステップS120;No)、抽出部15により抽出されたキーワードに未選択のキーワードが存在するか否かを判別する(ステップS122)。
見積条件情報記録部19は、未選択のキーワードが存在すると判別した場合(ステップS122;Yes)、ステップS113からS120までの各処理を未選択のキーワードが存在しなくなるまで繰り返し実行する。一方、見積条件情報記録部19は、未選択のキーワードが存在しないと判別した場合(ステップS122;No)、ステップS123に処理を移す。
次に、レコード取得部16は、抽出部15により抽出されたサマリ品目番号とキーワードをそれぞれ1つ選択する(ステップS123)。そして、レコード取得部16は、選択したサマリ品目番号に完全一致するサマリ品目番号と、選択したキーワードに少なくとも部分一致する品目名と、を含むレコード群を第2流用候補レコード群として工程マスタDB111から取得する(ステップS124)。
総数算出部17は、第2流用候補レコード群のうち第j(最初はj=1)工程の工程名が同じレコードの総数を工程名ごとに算出する(ステップS125)。そして、総数算出部17は、総数が最大となるレコードに含まれる工程名を取得する(ステップS126)。
次に、総数算出部17は、第2流用候補レコード群に含まれるレコードの総数に対する、第2流用候補レコード群のうちステップS126で取得した工程名を含むレコードの総数の割合を、確率として算出する。(ステップS127)。
平均値算出部18は、レコード取得部16により選択されたサマリ品目番号に完全一致するサマリ品目番号と、レコード取得部16により選択されたキーワードに少なくとも部分一致する品目名と、総数算出部17により取得された工程名に一致する工程名と、を含むレコード群を作業時間マスタDB121から取得する。そして、平均値算出部18は、取得したレコード群に含まれるレーティング後段取時間の平均値とレーティング後標準時間の平均値とを算出する(ステップS128)。
見積条件情報記録部19は、レコード取得部16により選択されたサマリ品目番号、キーワード、工程順序(第j工程)と、の組合せに対応付けて、ステップS126からステップS128までの各ステップにおいて取得された工程名と、算出された確率、レーティング後段取時間の平均値、レーティング後標準時間の平均値をそれぞれ、工程名、確率、段取時間、標準時間として見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に記録する(ステップS129)。
ここで、第2流用候補レコード群に含まれる各レコードが有する工程順序の最大値が第N工程(Nは自然数)であるとする。見積条件情報記録部19は、ステップS129の処理が完了すると、第j工程が第N工程未満か否かを判別する(ステップS130)。そして、見積条件情報記録部19は、第j工程が第N工程未満であると判別した場合(ステップS130;Yes)、jに1を加算し(ステップS131)、ステップS125からS129までの各処理を第j工程が第N工程未満でなくなるまで繰り返し実行する。一方、見積条件情報記録部19は、第j工程が第N工程未満ではないと判別した場合(ステップS130;No)、抽出部15により抽出されたサマリ品目番号とキーワードとの組合せのうち未選択の組合せが存在するか否かを判別する(ステップS132)。
見積条件情報記録部19は、未選択の組合せが存在すると判別した場合(ステップS132;Yes)、ステップS123からS130までの各処理を未選択の組合せが存在しなくなるまで繰り返し実行する。一方、見積条件情報記録部19は、未選択の組合せが存在しないと判別した場合(ステップS132;No)、見積条件情報記録処理を終了する。
次に、図9を参照して、負荷工数見積装置1が実行する負荷工数見積処理を説明する。
[負荷工数見積処理]
本処理は、外部装置から供給された受注情報141及び内示情報142を受付部20が受け付けたことに応じて開始される。本処理が開始されると、取得部21は、受注情報141及び内示情報142から品目番号と品目名を取得する(ステップS200)。そして、取得部21は、取得した品目番号が工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に存在するか否かを判別する(ステップS201)。取得部21は、品目番号が存在しないと判別した場合(ステップS201;No)、品目番号からオプション番号を除外したサマリ品目番号を取得する(ステップS202)。次に、取得部21は、品目名に形態素解析を実施して1又は複数のキーワードを取得する(ステップS203)。ステップS203は、新規生産品目の品目名からキーワードを抽出する抽出ステップとして機能する。
工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得されたサマリ品目番号とキーワードとの組合せごとに、サマリ品目番号とキーワードとの組合せが見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に存在するか否かを判別する(ステップS204)。そして、工程・作業時間記録部22は、組合せが存在すると判別した場合(ステップS204;Yes)、その組合せを構成するサマリ品目番号及びキーワードを含むレコード群を見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得する。次に、工程・作業時間記録部22は、取得したレコード群から同じ工程順序を含むレコード群を工程順序ごとに取得する。工程・作業時間記録部22は、取得した同じ工程順序を含むレコード群のそれぞれからレコード群の中で最も高い確率(総数算出部17により算出された確率)を含むレコードを取得する。
そして、工程・作業時間記録部22は、最も高い確率を含むレコードから工程名、段取時間、標準時間を取得する(ステップS205)。
次に、工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得された品目番号、品目名、サマリ品目番号に、ステップS205で見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得した工程順序と工程名のペアを対応付けて工程マスタDB111に記録する(ステップS207)。更に、工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得された品目番号、品目名、サマリ品目番号に対応付けて、ステップS205で見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得した工程順序、段取時間、標準時間をそれぞれ工程順序、流用段取時間、流用標準時間として作業時間マスタDB121に記録する(ステップS208)。
一方、工程・作業時間記録部22は、ステップS204において取得部21により取得されたサマリ品目番号とキーワードとの組合せが見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132に存在しないと判別した場合(ステップS204;No)、そのキーワードを含むレコード群を見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131から取得する。次に、工程・作業時間記録部22は、取得したレコード群から同じ工程順序を含むレコード群を工程順序ごとに取得する。工程・作業時間記録部22は、取得した同じ工程順序を含むレコード群のそれぞれからレコード群の中で最も高い確率を含むレコードを取得する。そして、工程・作業時間記録部22は、最も高い確率を含むレコードから工程名、段取時間、標準時間を取得する(ステップS206)。
ステップS205またはステップS206は、各生産品目の品目名から抽出されたキーワードと、当該生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び各工程の作業時間とを対応付けているデータから、抽出ステップ(ステップS203)で抽出されたキーワードに一致するキーワードに対応付けられた工程経路及び作業時間を取得する取得ステップとして機能する。
次に、工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得された品目番号、品目名、サマリ品目番号に、ステップS206で見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131から取得した工程順序と工程名のペアを対応付けて工程マスタDB111に記録する(ステップS207)。更に、工程・作業時間記録部22は、取得部21により取得された品目番号、品目名、サマリ品目番号に対応付けて、ステップS206で見積マスタDB(サマリ品目番号なし)131から取得した工程順序、段取時間、標準時間をそれぞれ工程順序、流用段取時間、流用標準時間として作業時間マスタDB121に記録する(ステップS208)。
そして、記録を終えた工程・作業時間記録部22は、受注情報141及び内示情報142に未取得の品目番号が存在するか否かを判別する(ステップS209)。工程・作業時間記録部22は、未取得の品目番号が存在すると判別した場合には(ステップS209;Yes)、工程マスタDB111から全品目番号を取得するまでステップS200からステップS208までの各処理を実行する。
なお、ステップS200において受注情報141及び内示情報142から取得された品目番号により識別される生産品目が、過去に生産された実績がある既存品目である場合、ステップS200において取得された品目番号は工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に登録されているはずである。従って、この場合、取得部21は、ステップS201において、品目番号が工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に存在すると判別する(ステップS201;Yes)。
品目番号が存在すると判別した場合、取得部21は、品目番号に対応付けて記録されている工程名、工程順序を工程マスタDB111から取得する(ステップS212)。また、取得部21は、品目番号と、ステップS212で取得した工程順序と、の組合せごとに、レーティング後段取時間とレーティング後標準時間が作業時間マスタDB121に記録されているか否かを判別する(ステップS213)。そして、レーティング後段取時間及びレーティング後標準時間が記録されていると判別された組合せについては(ステップS213;Yes)、取得部21は、レーティング後段取時間、レーティング後標準時間をそれぞれ段取時間、標準時間として作業時間マスタDB121から取得し(ステップS214)、ステップS209に処理を移す。一方、レーティング後段取時間及びレーティング後標準時間が記録されていないと判別された組合せについては(ステップS213;No)、取得部21は、実績ベース段取時間、実績ベース標準時間をそれぞれ段取時間、標準時間として作業時間マスタDB121から取得し(ステップS215)、ステップS209に処理を移す。
ステップS209に処理が移り、未取得の品目番号が存在しないと判別された場合には(ステップS209;No)、見積部23は、工作現場(工場)の稼働と休日を特定するカレンダマスタ、生産品目別の生産リードタイムの基準を示す基準日程マスタを外部装置等から取得する(ステップS210)。そして、見積部23は、取得したカレンダマスタ、基準日程マスタと、ステップS205、ステップS206、ステップS214、ステップS215において取得された工程名、工程順序、段取時間、標準時間と、に基づいて日別、工程別の負荷工数を見積もる(ステップS211)。ステップS211は、取得ステップ(S205またはステップS206)で取得した工程経路と作業時間とに基づいて、新規生産品目の生産に要する負荷工数を見積もる見積ステップとして機能する。
負荷工数の見積が終了すると、負荷工数見積処理も終了する。なお、負荷工数の見積結果は、工程管理部門により生産計画立案に使用される。また、負荷工数は、工作投入から客先輸送までのリードタイム分が納期からバックワードされた工作予定日を基準に積み上げられる。
なお、工程管理部門は、ステップS106において工程経路見直しアラートが通知された場合、工程マスタDB111及び作業時間マスタDB121に記録された内容を見直して修正が必要か検討する。そして、修正が必要であれば修正部24にマスタ修正指示を入力する。修正部24は、マスタ修正指示の入力に応じて、図10に示すマスタ修正処理を開始する。
[マスタ修正処理]
マスタ修正処理が開始されると、修正部24は、工程に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれているか否かを判別する(ステップS301)。そして、修正部24は、工程に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれていると判別した場合(ステップS301;Yes)、マスタ修正指示に従って工程マスタDB111の内容を修正する(ステップS302)。
次に、修正部24は、レーティング後段取時間に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれているか否かを判別する(ステップS303)。そして、修正部24は、レーティング後段取時間に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれていると判別した場合(ステップS303;Yes)、マスタ修正指示に従って作業時間マスタDB121に記録されているレーティング後段取時間を修正する(ステップS304)。次に、修正部24は、レーティング後標準時間に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれているか否かを判別する(ステップS305)。そして、修正部24は、レーティング後標準時間に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれていると判別した場合(ステップS305;Yes)、マスタ修正指示に従って作業時間マスタDB121に記録されているレーティング後標準時間を修正する(ステップS306)。
なお、修正部24は、ステップS301において、工程に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれていないと判別した場合(ステップS301;No)、ステップS302をスキップしてステップS303の処理に移る。また、修正部24は、ステップS303において、レーティング後段取時間に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれていないと判別した場合(ステップS303;No)、ステップS304をスキップしてステップS305の処理に移る。
また、修正部24は、ステップS305において、レーティング後標準時間に対する修正指示がマスタ修正指示に含まれていないと判別した場合(ステップS305;No)、ステップS306をスキップしてマスタ修正処理を終了する。
以上説明したように、負荷工数見積装置1は、サマリ品目番号の一致及びキーワードの一致を作業実績の流用の条件とし、条件を満たす既存品目にかかる作業実績を新規生産品目にかかる作業実績として流用する。従って、部品構成や部品点数の一致が作業実績流用の適否についての判断基準として不適当な場合でも、実施の形態にかかる負荷工数見積装置1は、新規生産品目について作業実績の流用を行いつつ、精度良く小負担で負荷工数を見積もることができる。
(変形例)
以上に本発明の実施の形態について説明したが、上記実施の形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。即ち、本発明の実施の形態は種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、取得部21は、新規生産品目について、第1工程から第N工程までの工程ごとに、流用する工程を見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132から取得したが、流用する工程の取得を全工程一括で行っても良い。この方が、工程の流用に要する時間は短縮され、CPUの負荷も減る。もちろん、新規生産品目に対し適切な工程が流用される可能性は全工程一括の場合より工程ごとの場合のほうが高いが、全工程一括の場合でも少なくともキーワードの一致が工程流用の条件に含まれているので、流用された工程が新規生産品目にかかる現実の工程と大きく乖離することはない。従って、負荷工数の高い見積精度は維持される。なお、この場合の見積マスタDB(サマリ品目番号あり)132は、取得部21がサマリ品目番号とキーワードとをキーに新規生産品目に対し流用する工程を全工程一括で取得できるように、サマリ品目番号とキーワードと工程順序との組合せではなく、サマリ品目番号とキーワードとの組合せごとに、工程名を対応付けて記憶する。
なお、本実施の形態では、品目番号が生産品目を識別する品目識別情報の役割を果たしていたが、品目識別情報は生産品目を識別可能なものであれば品目番号のように数字の組合せではなくても良い。例えば、記号の組合せでもアルファベットの組合せでも良い。同様に、本実施の形態では、サマリ品目番号が共通の特徴を有する生産品目のグループを識別するサマリ品目識別情報の役割を果たしていたが、サマリ品目識別情報は共通の特徴を有する生産品目のグループを識別可能なものであれば、記号の組合せでもアルファベットの組合せでも良い。
同様の機能を実現できれば、システム構成、プログラム構成、データ構造、レコード構成、処理手順などは任意に変更可能である。
なお、本発明にかかる機能を実現するための構成を予め備えた負荷工数見積装置1として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等を、本発明にかかる負荷工数見積装置1として機能させることもできる。即ち、上記実施の形態で例示した負荷工数見積装置1による各機能構成を実現させるためのプログラムを、既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等を制御するCPU等が実行できるように適用することで、本発明にかかる負荷工数見積装置1として機能させることができる。また、本発明にかかる負荷工数見積方法は、負荷工数見積装置1を用いて実施できる。
また、このようなプログラムの適用方法は任意である。プログラムを、例えば、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体[CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical disc)等]に格納して適用できる他、インターネット等のネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより適用することもできる。
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。即ち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2016年2月5日に出願された、日本国特許出願特願2016−021298号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2016−021298号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1 負荷工数見積装置、2 バーコードリーダ、3 サーバ装置、1−1 ROM、1−2 RAM、1−3 CPU、1−4 記憶装置、1−5 通信装置、1−6 入力装置、10 作業実績記憶部、11 工程情報記憶部、12 作業時間情報記憶部、13 見積条件情報記憶部、14 実績反映部、15 抽出部、16 レコード取得部、17 総数算出部、18 平均値算出部、19 見積条件情報記録部、20 受付部、21 取得部、22 工程・作業時間記録部、23 見積部、24 修正部、100 負荷工数見積システム、101 作業実績マスタDB(データベース)、102 作業中断管理マスタDB、111 工程マスタDB、112 工程更新管理マスタDB、121 作業時間マスタDB、131 見積マスタDB(サマリ品目番号なし)、132 見積マスタDB(サマリ品目番号あり)、141 受注情報、142 内示情報
上記目的を達成するために、本発明の負荷工数見積装置は、見積条件情報記憶部と、受付部と、取得部と、見積部と、を備える。見積条件情報記憶部は、各生産品目の品目名から形態素解析により抽出されたキーワードと、生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び各工程に要した作業時間とを対応付けて記憶する。受付部は、負荷工数を見積もる対象の新規生産品目の品目名を受け付ける。取得部は、受付部が受け付けた新規生産品目の品目名から形態素解析によりキーワードを抽出し、抽出したキーワードに一致するキーワードに対応付けられた工程経路及び作業時間を見積条件情報記憶部から取得する。見積部は、取得された工程経路及び作業時間に基づいて、新規生産品目の負荷工数を見積もる。

Claims (9)

  1. 各生産品目の品目名から抽出されたキーワードと、当該生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び当該各工程に要した作業時間とを対応付けて含む見積条件情報を記憶する見積条件情報記憶部と、
    生産に要する負荷工数を見積もる対象の新規生産品目の品目名を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記品目名からキーワードを抽出し、前記抽出したキーワードに一致するキーワードに対応付けられた前記工程経路及び前記作業時間を前記見積条件情報記憶部に記憶された前記見積条件情報から取得する取得部と、
    前記取得された前記工程経路及び前記作業時間に基づいて、前記新規生産品目の前記負荷工数を見積もる見積部と、
    を備える負荷工数見積装置。
  2. 各生産品目の品目識別情報と、当該生産品目の品目名と、当該生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路と、をそれぞれ含むレコードから構成された工程情報を記憶する工程情報記憶部と、
    前記品目識別情報と前記生産品目の生産過程における前記工程との組合せごとに、前記品目名と前記作業時間とを対応付けて含む作業時間情報を記憶する作業時間情報記憶部と、
    前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報に含まれる前記品目名及び前記作業時間情報記憶部に記憶された前記作業時間情報に含まれる前記品目名から、形態素解析により、複数のキーワードを抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記キーワードごとに、当該キーワードに少なくとも部分一致する前記品目名を含むレコードを第1流用候補レコード群として前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報から取得するレコード取得部と、
    前記第1流用候補レコード群のうち前記工程経路が同じレコードの総数を前記工程経路ごとに算出する総数算出部と、
    前記レコードの総数が最大となる前記第1流用候補レコード群から前記品目識別情報を重複を省いて取得し、前記取得した前記品目識別情報ごとに対応付けられている前記作業時間を前記作業時間情報記憶部に記憶された前記作業時間情報から取得し、前記工程経路ごとに前記作業時間の平均値を算出する平均値算出部と、
    前記レコードの総数が最大となる前記第1流用候補レコード群に含まれる前記工程経路と、前記算出された前記平均値と、を前記第1流用候補レコード群の取得に用いられた前記キーワードに対応付けて含む前記見積条件情報を前記見積条件情報記憶部に記録する見積条件情報記録部と、
    を備える請求項1に記載の負荷工数見積装置。
  3. 前記工程経路は、生産過程において第1工程から第N工程(Nは自然数)までの各工程が前記第1工程から順に実行されることを示し、
    前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報は、工程名と、前記第1工程から前記第N工程までの実行順を示す工程順序とを含み、
    前記総数算出部は、前記第1流用候補レコード群のうち前記第1工程の前記工程名が同じレコードの総数を前記工程名ごとに算出し、
    前記平均値算出部は、前記レコードの総数が最大となる前記第1流用候補レコード群から前記品目識別情報を重複を省いて取得し、前記取得した前記品目識別情報ごとに対応付けられている前記作業時間を前記作業時間情報記憶部に記憶された前記作業時間情報から取得し、前記取得した前記作業時間の平均値を算出し、
    前記見積条件情報記録部は、前記レコードの総数が最大となる前記第1流用候補レコード群に含まれる前記工程名と、前記工程順序と、前記平均値算出部によって算出された前記平均値と、を前記第1流用候補レコード群の取得に用いられた前記キーワードに対応付けて含む前記見積条件情報を前記見積条件情報記憶部に記録し、
    前記総数算出部及び前記平均値算出部による前記算出と、前記見積条件情報記録部による前記記録とは、前記第1工程から前記第N工程までの各工程に対して実行される、
    請求項2に記載の負荷工数見積装置。
  4. 前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報の全生産品目は、共通の特徴を有する生産品目のグループに分類されており、
    前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報は、各生産品目が属する前記グループを示すサマリ品目識別情報を含み、
    前記レコード取得部は、前記抽出部により抽出された前記キーワードと前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報に含まれる前記サマリ品目識別情報との組合せごとに、当該サマリ品目識別情報と一致する前記サマリ品目識別情報及び当該キーワードに少なくとも部分一致する前記品目名を含むレコードを第2流用候補レコード群として前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報から取得し、
    前記総数算出部は、前記第2流用候補レコード群のうち前記工程経路が同じレコードの総数を前記工程経路ごとに算出し、
    前記平均値算出部は、前記総数算出部が算出した前記レコードの総数に基づいて前記工程経路ごとに前記作業時間の平均値を算出し、
    前記見積条件情報記録部は、前記レコードの総数が最大となる前記第2流用候補レコード群に含まれる前記工程経路と、前記平均値算出部によって算出された前記作業時間の平均値と、を前記第2流用候補レコード群の取得に用いられた前記サマリ品目識別情報及び前記キーワードに対応付けて、前記見積条件情報として前記見積条件情報記憶部に記録する、
    請求項2に記載の負荷工数見積装置。
  5. 前記工程情報記憶部に記憶された前記工程情報は、工程名と、第1工程から第N工程(Nは自然数)までの実行順を示す工程順序とを含み、
    前記総数算出部は、前記第2流用候補レコード群のうち前記第1工程の前記工程名が同じレコードの総数を前記工程名ごとに算出し、
    前記平均値算出部は、前記総数算出部による総数算出結果に基づいて前記第1工程に要する前記作業時間の平均値を算出し、
    前記見積条件情報記録部は、前記レコードの総数が最大となるレコード群に含まれる工程名と、前記工程順序と、前記平均値算出部によって算出された前記作業時間の平均値と、を前記第2流用候補レコード群の取得に用いられた前記サマリ品目識別情報及び前記キーワードに対応付けて、前記見積条件情報として前記見積条件情報記憶部に記録し、
    前記総数算出部及び前記平均値算出部による前記算出と、前記見積条件情報記録部による前記記録とは、前記第1工程から前記第N工程までの各工程に対して実行される、
    請求項4に記載の負荷工数見積装置。
  6. 前記受付部は、前記負荷工数を見積もる対象の前記新規生産品目の前記品目識別情報を受け付け、
    前記取得部は、前記受付部が受け付けた前記品目識別情報に対応付けられた前記工程経路及び各工程に要した作業時間を前記工程情報記憶部及び前記作業時間情報記憶部から取得し、
    前記見積部は、前記取得部が取得した前記工程経路及び前記作業時間に基づいて、前記生産品目の前記負荷工数を見積もる、
    請求項2に記載の負荷工数見積装置。
  7. 新規生産品目の品目名からキーワードを抽出する抽出ステップと、
    各生産品目の品目名から抽出されたキーワードと、当該生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び各工程の作業時間とを対応付けているデータから、前記抽出ステップで抽出された前記キーワードに一致するキーワードに対応付けられた前記工程経路及び前記作業時間を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記工程経路と前記作業時間とに基づいて、前記新規生産品目の生産に要する負荷工数を見積もる見積ステップと、
    を備える負荷工数見積方法。
  8. コンピュータに、
    新規生産品目の品目名からキーワードを抽出し、
    各生産品目の品目名から抽出されたキーワードと、当該生産品目の生産過程における各工程の実行順序を示す工程経路及び各工程の作業時間とを対応付けているデータから、前記新規生産品目の品目名から抽出されたキーワードに一致するキーワードに対応付けられた前記工程経路及び前記作業時間を取得し、
    前記取得した前記工程経路と前記作業時間とに基づいて、前記新規生産品目の生産に要する負荷工数を見積もる、
    処理を実行させるプログラム。
  9. コンピュータに、
    記憶されている生産品目の品目識別情報に対応付けられた工程経路及び作業時間を取得し、
    取得した前記工程経路と前記作業時間とに基づいて、前記生産品目の前記負荷工数を見積もる、
    処理をさらに実行させる請求項8に記載のプログラム。
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