以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図28は、本発明の第1実施形態を示す図である。図1は、本発明の第1実施形態に係る営業支援システムのネットワーク構成図であり、コンピュータシステムである営業支援システム100は、営業員を管理する上司等の管理者が操作する営業管理者端末200及び営業員が操作する営業員端末300が接続する営業管理サーバ110とDBサーバ120を含み、営業管理サーバ110が各端末200、300に営業支援管理機能を提供する。営業支援システム100の形態としては、例えば、クライアントサーバ(C/S)、Webシステム(Web)等を適用することができ、端末200、300は、営業管理サーバ110にLAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット等のネットワークNを通じて接続することができる。
本実施形態の営業支援システム100は、上述のように商品やサービス、顧客、案件の内容に応じた様々なアプローチの営業活動を個別体系的に支援及び管理する営業支援管理機能を提供する。
営業支援システム100は、営業活動の様々なアプローチに対し、営業案件を発掘して案件化するまでの案件化前段階と、案件化された営業案件を受注するまでの案件化後段階に区分する。さらに、案件化前段階の営業活動を2つの営業アプローチに区分する。このため、営業案件を発掘し、発掘した案件を受注するまでの営業活動を複数に区分した活動区分を用い、案件化前段階の営業活動としての顧客活動及びマーケット活動と、案件化後段階の営業活動として案件活動との3つの営業活動に区分する。
顧客活動(活動区分:顧客)は、商品やサービスの受注に繋がる可能性のある新規顧客や既存顧客(従来から付き合いのある顧客や取引をしたことのある顧客等)との深耕を深め、新たな案件を発掘するための顧客軸での長期的な営業活動である。
マーケット活動(活動区分:マーケット)は、商品やサービスの拡販活動(電話勧誘、セミナー・展示会でのPR、ダイレクトメールの発送等)を通じて特定の顧客及び不特定の顧客との接点を持つことで顧客活動に繋げたり、顧客活動を介しない新たな案件を発掘するためのマーケット軸での営業活動である。
案件活動(活動区分:案件)は、案件化前段階の顧客活動及びマーケット活動によって発掘されて案件化された後の案件を受注に繋げるための営業活動であり、案件化後段階の活動である。例えば、顧客活動やマーケット活動の結果、深耕度の深い顧客や商品やサービスの受注見込みのある顧客に対し、商品やサービスを紹介したり、顧客先の要望(課題、予算)をヒアリングして顧客に合った商品やサービスを提案するなど、発掘した案件を案件受注軸で行う営業活動である。
営業員を管理する管理者は、営業員管理者端末200から営業員が登録した活動計画や活動実績を閲覧可能であり、進捗状況の把握、各営業員の活動計画や活動実績に対する指導コメント入力を通じた営業員とのコミュニケーションを行うことができ、各営業員の営業活動を活動区分別に管理することができる。
<活動計画テンプレート>
上述のように営業活動を顧客活動、マーケット活動、案件活動の3つの営業活動に区分し、各々の活動区分に対して、活動計画の作成及び登録、活動実績の登録、進捗管理等が行われる。そこで、営業管理サーバ110は、案件化前段階及び案件化後段階、各段階における営業活動(又は営業手法)別の活動計画の雛形として、活動区分別に登録された活動計画テンプレートを提供し、営業員は、活動区分別の活動計画テンプレートを用いて顧客活動、マーケット活動、案件活動の3つ各活動計画を作成し、登録することができる。
図4に示すように、企業等の営業員が商品やサービスの受注に繋がる可能性のある案件を発掘し、案件の引き合いから受注までの営業活動は、複数の営業活動情報(営業活動行為)が含まれる。本実施形態の営業管理サーバ110は、これらの複数の営業活動情報を活動分類情報として予め記憶し、記憶(登録)された複数の営業活動情報の中から選択された営業活動情報の集合を活動計画テンプレートとして登録することができる。活動計画テンプレートは、活動区分別に作成及び登録することができ、活動計画テンプレート情報DBに格納される。図4の例では、活動区分「顧客」に関連付けられた顧客活動計画テンプレート、活動区分「マーケット」に関連付けられたマーケット活動計画テンプレート、活動区分「案件」に関連付けられた案件活動計画テンプレートの、3つの活動計画テンプレートが作成及び登録される。
なお、活動計画テンプレートは、営業員を管理する管理者や営業員自ら作成することができ、任意のタイミングで作成及び登録することができる。また、活動計画テンプレートの使用制限を設定することもできる。例えば、組織、部門、特定顧客等の使用制限項目を設定したり、使用期限を設定することもできる。この使用制限は、活動計画テンプレートの登録時に活動計画テンプレートの属性情報として組織ID、部門ID、又は顧客IDを登録し、営業員の組織ID、部門ID等の属性情報や活動対象の顧客の顧客IDを用いて、使用可能な活動計画テンプレートを制限することができる。
<顧客活動>
図3に示すように、営業員又は管理者は、その端末装置200、300を通じて活動区分別に活動計画テンプレート(顧客活動計画テンプレート)を作成し、登録することができる(S101)。顧客活動を行う営業員は、顧客情報マスタDB1201から顧客活動を行う顧客情報を選択し、選択した顧客に対する顧客活動の活動計画を作成する(S102)。
ステップS102において、営業員は、顧客活動計画テンプレートを適用して活動計画を登録することができる。登録される活動計画情報は、活動区分として「顧客」が割り当てられるとともに、所定の活動計画識別情報が付され、複数の営業活動情報で構成された当該営業員の顧客活動の活動計画情報として活動計画DB1206に記憶される。また、活動計画の登録処理に伴って、顧客活動の活動案件情報を識別する識別子を含む顧客活動案件情報が生成され、活動区分「顧客」と関連付けられて活動案件情報DB1208に記憶される。
営業員は、日々の活動計画に則した顧客活動を実施し、その活動実績を登録する。営業員は、活動実績を登録した活動計画(各活動情報)別に、例えば、活動開始日時、活動終了日時、進捗(進捗コード)を入力し、活動実績情報として活動実績DB1207に登録する(S103)。
また、顧客活動の活動計画及び活動実績を用いて、活動計画立案時に設定された目標値(標準活動期間等)及びそれに対応する実績値が比較され、目標値と実績値との差分に基づく遅延や停滞などの進捗情報が生成され、営業員の進捗管理に用いられる。また、営業員は、活動実績の登録とともに、顧客活動の活動実績の進捗度合いの尺度として、顧客情報マスタDB1201の顧客情報に含まれる深耕度を更新する。
そして、顧客への顧客活動の結果、営業員は新たに案件を発掘した場合、営業員は、案件化後段階の案件受注軸での案件活動を行う。
<マーケット活動>
図3に示すように、営業員又は管理者は、その端末装置200、300を通じて活動区分別に活動計画テンプレート(マーケット活動計画テンプレート)を作成し、登録することができる(S201)。営業員は、既に顧客情報マスタDB1201に登録されている顧客を含めた不特定多数の顧客に対する営業活動、言い換えれば、特定の顧客を対象としないマーケット軸での営業活動を行う場合、商品やサービスの拡販活動情報(電話勧誘、セミナー・展示会でのPR、ダイレクトメールの発送等のマーケット活動案件情報)とともに、当該マーケット活動の活動計画を登録する(S202)。
ステップS202において、営業員は、マーケット活動計画テンプレートを適用して活動計画を登録することができる。登録される活動計画情報は、活動区分として「マーケット」が割り当てられるとともに、所定の活動計画識別情報が付され、複数の営業活動情報で構成された当該営業員のマーケット活動の活動計画情報として活動計画DB1206に記憶される。また、活動計画の登録処理に伴って、マーケット活動の活動案件情報を識別する識別子を含むマーケット活動案件情報が生成され、活動区分「マーケット」と関連付けられて活動案件情報DB1208に記憶される。
営業員は、活動計画に則したマーケット活動を実施し、その活動実績を登録する。営業員は、活動実績を登録した活動計画(各営業活動情報)別に登録し、例えば、活動開始日時、活動終了日時、進捗(進捗コード)を入力し、活動履歴情報として活動実績DB1207に記憶させる(S203)。
また、マーケット活動の活動計画及び活動実績を用いて、活動計画立案時に設定された目標値(標準活動期間等)及びそれに対応する実績値が比較され、目標値と実績値との差分に基づく遅延や停滞などの進捗情報が生成され、営業員の進捗管理に用いられる。
マーケット活動は、不特定多数の顧客に対するマーケット軸での営業活動であるので、マーケット活動の結果に基づいて営業員は、顧客活動及び案件活動の2つの営業活動段階に進むことになる。1つ目は、マーケット活動の結果、顧客との接点を持つことができた顧客に対して上述した顧客活動を行う。この場合、接点を持つことができた顧客の顧客情報を顧客情報マスタDB1201に登録し、上述の顧客活動を行う。
2つ目は、マーケット活動の結果、顧客活動を行わずに発掘された案件、例えば、展示会において商品やサービスの受注見込みのある顧客からの折衝があり、直接新たに案件を発掘した場合、マーケット活動において直接新たに案件を発掘した顧客に対して案件受注軸での案件活動を行う。
<案件活動>
図3に示すように、営業員又は管理者は、その端末装置200、300を通じて活動区分別に活動計画テンプレート(案件活動計画テンプレート)を作成し、登録することができる(S301)。顧客活動又はマーケット活動の案件化前段階の営業活動の結果、営業員は新たに発掘した案件を案件情報として活動案件情報DBに登録し(S302)、案件化後段階の案件活動を行う。
案件活動を行う営業員は、活動案件情報DB1208に登録された案件情報に基づく案件活動の活動計画を作成する(S303)。
ステップS303において、営業員は、案件活動計画テンプレートを適用して活動計画を登録することができる。登録される活動計画情報は、活動区分として「案件」が割り当てられるとともに、所定の活動計画識別情報が付され、複数の営業活動情報で構成された当該営業員の案件活動の活動計画情報として活動計画DB1206に記憶される。
営業員は、活動計画に則した案件活動を実施し、その活動実績を登録する。営業員は、活動実績を登録した活動計画(各営業活動情報)別に登録し、例えば、活動開始日時、活動終了日時、進捗(進捗コード)を入力し、活動履歴情報として活動実績DB1207に記憶させる(S304)。また、営業員は、活動実績の登録とともに、案件活動の活動実績の進捗度合いの尺度として、活動案件情報マスタDB1208の案件情報に含まれる案件熟度(案件進捗)を更新したり、案件計数見込みや案件計数実績の登録、受注ランクや売上ランクの更新等を行う(S305〜S307)。
また、案件活動の活動計画及び活動実績を用いて、活動計画立案時に設定された目標値(標準活動期間等)及びそれに対応する実績値が比較され、目標値と実績値との差分に基づく遅延や停滞などの進捗情報が生成され、営業員の進捗管理に用いられる。
<システム構成及び機能説明>
図2は、本実施形態の営業支援システム100の構成ブロック図である。営業管理サーバ110は、営業員端末300や営業員管理者端末200との間での接続制御及びデータ送受信制御を遂行する通信制御部111を介したデータ送受信や、営業支援管理機能の各種支援及び管理を実行するための各種データの管理処理等を遂行する。
また、営業管理サーバ110は、DBサーバ120から各種データを取得したり、営業管理サーバ110で生成したデータをDBサーバ120に出力する処理部としての機能を遂行する。
営業管理サーバ110は、営業管理サーバ110全体の制御を司るCPU(制御部)1101が営業支援プログラムを実行することにより、活動計画テンプレート作成登録制御を遂行する活動計画テンプレート登録部1102、営業活動計画の作成制御を遂行する活動計画作成部1103、活動実績の登録制御を遂行する活動実績登録部1104、各営業活動の活動案件情報の登録制御を遂行する活動案件情報登録部1105、活動計画/活動実績表を生成する活動計画/活動実績出力部1106、活動計画の目標値と活動実績の実績値の差分(開始遅延日数や完了遅延日数、停滞日数等)を算出したり、営業員端末300からの情報閲覧要求に応じた各種情報を生成して出力する営業管理制御部1107、顧客活動、マーケット活動及び案件活動の活動計画に適用された活動計画テンプレートを分析する活動計画テンプレート分析部1108として機能する。また、営業管理サーバ110は、営業支援管理機能を使用する営業員や管理者に対して認証処理を遂行する認証処理部として機能することもできる。
DBサーバ120は、顧客情報マスタDB1201、営業員情報DB1202、活動分類マスタDB1203、活動計画テンプレート情報DB1204、活動計画テンプレート明細情報DB1205、活動計画DB1206、活動実績DB1207、活動案件情報DB1208、及び画面情報DB1209を含んで構成される。
営業管理サーバ110は、営業員端末300から送信されるログイン要求を受信した場合に、認証処理を遂行する。営業管理サーバ110は、所定の認証画面のログインID入力欄に入力された営業員IDとパスワード入力欄に入力されたパスワード情報とを、営業員による「ログイン」ボタンの選択をトリガーに受信して営業員情報DB1202を参照し、該当の営業員IDが存在しかつ営業員IDに関連付けられたパスワード情報が一致するか否かを判別する認証処理を遂行する。認証処理の結果、営業員ID及びパスワード情報が一致する場合には、図13に示すようなトップページSc1をログインした営業員端末300に伝送する。
このとき、営業管理サーバ110は、認証された営業員IDを用いて活動案件情報DB1208を参照し、当該営業員が活動している活動案件情報を検索し、抽出された営業活動情報を活動表示欄(ToDo一覧)に表示したトップページSc1に表示する表示処理を遂行することができる。図13の例のように、案件活動、顧客活動(お客様活動)、マーケット活動の各活動区分がデフォルトで全て選択されており(チェックボックスがON)、営業管理サーバ110は、全ての活動区分をキーに営業員IDと関連付けられた営業活動情報を抽出し、活動表示欄(ToDo一覧)に表示する。
なお、営業員は、トップページSc1の案件活動、顧客活動、マーケット活動の各活動区におけるチェックボックスのON/OFFを選択して活動区分別に活動案件情報を参照することができる。営業管理サーバ110は、営業員端末300から受信する活動案件参照要求に含まれるチェックボックスがONされた活動区分と営業員IDを条件として活動案件情報DB1208を検索し、該当の活動区分の活動案件情報を抽出し、活動表示欄(ToDo一覧)に表示することができる。また、営業管理サーバ110は、他の営業員や管理者からの業務通知情報やお知らせ情報等をトップページSc1に表示させる表示処理を遂行することもできる。
また、トップページSc1には、共通ヘッダ表示欄Hが含まれ、共通ヘッダ表示欄Hは、「お客様」、「案件」、「活動」、「見込・実績」、「マーケット」、「新規登録」、「活動チャート」、「設定」等の各種コマンドボタンを含んでおり、トップページSc1以外の他の画面において共通して表示される。また、各画面には、データの「検索」、「登録」、「編集(修正、削除)」、「参照(閲覧)」、「出力」等の各種コマンドボタンが含まれ、営業管理サーバ110は、営業員端末300を通じた営業員による各コマンドボタンの選択をトリガーに、各画面を通じて入力又は選択された情報を含む各種要求を受信し、検索処理、登録処理、編集(更新)処理、表示処理等の各種処理を遂行する。
図5(a)は、顧客情報マスタDB1201の顧客情報マスタテーブルの一例を示す図であり、営業管理サーバ110は、顧客情報の検索表示処理、新規登録処理、編集処理等を遂行する。営業管理サーバ110は、営業員端末300に表示された画面の共通ヘッダ部Hの「お客様」ボタンが選択されると、受信した画面表示要求に基づいて画面情報DB1209から図14に示すお客様登録編集画面情報を抽出し、営業員端末300に伝送する。営業員端末300において登録ボタンTが選択された場合、営業員端末300は、お客様登録編集画面Sc2に入力された顧客情報を含む登録指示を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、お客様登録編集画面Sc2に入力された顧客情報を含む登録指示を受信した場合に顧客情報マスタテーブルの記憶領域に、顧客情報を記憶する。営業管理サーバ110は、受信した顧客情報に顧客を一意に識別する顧客IDを所定のルールで割り当て、顧客情報テーブルの記憶領域に、顧客ID、顧客名(漢字)、顧客名(カナ)、深耕度、電話番号、郵便番号、代表住所等の各情報を記憶させる。
また、営業管理サーバ110は、所定の画面に含まれる検索条件入力欄に入力された検索条件、例えば、顧客IDや顧客名等の検索キーを含む検索要求を営業員端末300から受信した場合、顧客情報マスタDB1201を検索して該当する顧客情報を所定の顧客情報表示欄に表示する処理を遂行することができる。また、営業員は、検索表示された顧客情報に対して顧客情報の更新を行うことができる。営業管理サーバ110は、更新ボタン等のコマンドボタンが選択されると、顧客情報更新情報を含む更新要求を受信し、顧客情報更新情報を顧客情報マスタDB1201に反映させる更新処理を遂行することができる。
なお、営業員は、活動実績の登録とともに、顧客活動の活動実績の進捗度合いの尺度として、顧客情報の深耕度を更新する。深耕度は、顧客活動や案件活動、受注後の製品・サービス等の納品などお客様との接触する業務の結果に対して築かれた顧客との関係性を指し示す指標であり、深耕度:1(未)、2:(低)、3:(中)、4:(高)の中から、営業員が選択して顧客情報の深耕度を更新する。この深耕度は、顧客活動全体の進捗管理の指標、又は案件の発掘し易さ、案件受注し易さなどの指標として用いられる。
図5(b)は、営業員情報DB1202の営業員情報テーブルの一例を示す図であり、営業管理サーバ110は、営業員情報の検索表示処理、新規登録処理、編集処理等を遂行する。営業管理サーバ110は、営業員管理者端末200又はシステム管理者の端末から送信される新規登録要求(例えば、「営業員新規登録」ボタンの選択)に応答し、営業員登録処理を遂行する。営業管理サーバ110は、営業員端末300から送信される画面表示要求を受信した場合、画面情報DB1209から所定の営業員登録画面情報を抽出し、営業員管理者端末200やシステム管理者の端末に送信する。営業員端末300は、登録ボタン等のコマンドボタンが選択された場合、営業員登録画面に入力又は選択された営業員情報を含む登録指示を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、営業員登録画面に入力又は選択された営業員情報を含む登録指示を受信した場合に、営業員情報テーブルの記憶領域に、営業員ID、営業員名、組織名、組織コード、部門名、部門コード等の各情報を営業員情報として記憶する。
図6は、活動分類マスタDB1203の活動区分テーブルの一例を示す図、図7は、活動分類マスタDB1203の活動分類マスタテーブルの一例を示す図である。営業管理サーバ110は、システム管理者や営業員管理者等の端末からのマスタメンテナンス要求に応答し、活動区分及び活動分類マスタの登録、修正、削除等の処理を遂行する。
営業管理サーバ110は、システム管理者や営業員管理者等の端末からの画面表示要求を受信した場合、画面情報DB1209から不図示の活動区分登録画面情報を抽出し、システム管理者や営業員管理者等の端末に送信する。システム管理者や営業員管理者等の端末は、登録ボタン等のコマンドボタンが選択された場合、営業管理サーバ110に活動区分登録画面に入力された活動区分、活動名、当該活動区分の説明等の情報を含む登録指示を送信する。営業管理サーバ110は、活動区分登録画面に入力された活動区分、活動名、当該活動区分の説明等の情報を含む登録指示した場合に、活動分類マスタDB1203の活動区分テーブルの記憶領域に、活動区分(活動区分コード)、活動区分名、説明情報等を記憶する。
本実施形態では、営業活動の複数の各段階の活動を特定する情報として活動区分コードが設定され、案件活動(活動区分コード1)、顧客活動(活動区分コード2)、マーケット活動(活動区分コード3)の3つの活動区分コードが登録される。
また、営業管理サーバ110は、システム管理者や営業員管理者等の端末からの画面表示要求を受信した場合、画面情報DB1209から不図示の活動分類マスタ登録画面情報を抽出し、システム管理者や営業員管理者等の端末に送信する。システム管理者や営業員管理者等の端末は、登録ボタン等のコマンドボタンが選択された場合、営業管理サーバ110に活動分類マスタ登録画面に入力された活動分類情報を含む登録指示を送信する。営業管理サーバ110は、営業管理サーバ110に活動分類マスタ登録画面に入力された活動分類情報を含む登録指示を受信した場合、受信した活動分類情報を一意に識別する活動分類コードを所定のルールで割り当て、割り当てられた活動分類コードを含む活動分類情報を活動分類マスタテーブルの記憶領域に記憶する。
活動分類情報は、活動区分テーブルに記憶された活動区分別に関連付けられて登録され、システム管理者や営業員管理者等は、活動分類マスタ登録画面の活動区分選択欄から登録する活動分類情報が属する活動区分を選択し、活動分類情報を登録する。活動分類マスタテーブルの記憶領域には、活動分類コード、活動区分、活動分類名、活動順、標準活動期間(日数)、自動熟度設定フラグ、自動熟度コード(完了)、自動熟度名(完了)等の各情報が記憶される。
また、営業管理サーバ110は、所定の画面の検索条件入力欄に入力された検索条件、例えば、活動区分や活動分類コード等を検索キーとして含む検索指示を受信した場合、活動分類マスタDB1203を検索して該当する活動区分や活動分類情報を所定の表示欄に表示する処理を遂行することができる。システム管理者や営業員管理者等は、検索表示された活動区分や活動分類情報に対して編集(更新、削除等)を行うことができる。営業管理サーバ110は、決定ボタン等のコマンドボタンが選択されると、マスタ情報編集情報を含む更新要求を受信し、活動分類マスタDB1203に反映させる編集処理を遂行することができる。
図8は、活動計画テンプレート情報DB1204の活動計画テンプレート情報テーブルの一例を示す図であり、図9は、活動計画テンプレート情報DB1204の活動計画テンプレート明細情報テーブルの一例である。
本実施形態では、活動分類マスタDB1203に登録された複数の活動分類情報、すなわち、複数の営業活動情報(例えば、図4の営業案件の発掘から受注までの全営業活動行為)を任意に選択し、1つ又は複数の営業活動情報で構成された活動計画テンプレート(活動計画の雛形)を活動区分別に作成(登録)し、営業員の活動計画作成及び登録に活用させることができる。
営業管理サーバ110は、活動計画テンプレートの検索表示処理、登録処理、編集処理等を遂行する。営業管理サーバ110は、営業員端末300又は営業員管理者200からの画面表示要求を受信した場合、画面情報DB1209から図15に示す活動計画テンプレート管理画面Sc3を抽出して営業員端末300に伝送する。活動計画テンプレート管理画面Sc3には、検索条件入力欄、登録された活動計画テンプレート一覧表示欄、登録された活動計画テンプレートのテンプレート明細情報(活動分類情報)を表示する登録済み活動分類情報表示欄、活動分類マスタテーブルに記憶されている活動分類情報を表示する活動分類マスタ表示欄が含まれる。
営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート管理画面のテンプレート一覧表示欄の追加ボタンAが選択された場合に、活動計画テンプレート登録処理を遂行する。営業管理サーバ110は、営業員端末300から追加ボタンAの選択情報を含む活動計画テンプレート作成要求を受信した場合、テンプレート一覧表示欄に新規テンプレート行を表示する表示処理を遂行する。新規テンプレート行は、テンプレート名入力欄、種別(活動区分)選択欄、利用区分(組織ID、営業員ID、顧客ID)選択欄、商品名(商品ID)入力欄、作成者(営業員ID、営業員管理者ID)選択欄等の入力選択欄である。
営業員は営業員端末300から新規テンプレート行に各種情報を入力等するとともに、新規テンプレート行において作成する活動計画テンプレートの種別として活動区分を選択する。営業管理サーバ110は、新規テンプレート行において選択された活動区分を特定する情報、例えば、営業員端末300から新規テンプレート行の種別選択欄の活動区分コードの選択情報を受信すると、活動分類マスタDB1203の活動分類マスタテーブルから該当の活動区分コードに紐付く活動分類情報を抽出し、活動分類マスタ情報表示欄に表示する。
営業員は、活動分類マスタ情報表示欄に表示された各活動分類情報に対応して設けられたチェックボックスC2を選択し、活動分類マスタ情報表示欄と登録済み活動分類表示欄との間に設けられた移動ボタン(←(左へ移動)ボタンM1、→(右へ移動)ボタンM2)を操作し、選択した活動分類情報を登録済み活動分類表示欄に移動させることができる。つまり、営業員は、新規テンプレートに属する活動分類情報(営業活動情報)の関連付けを行い、営業管理サーバ110は、登録済み活動分類表示欄に活動分類マスタ情報表示欄で選択された活動分類情報を移動表示する処理を遂行する。
また、営業員は、登録済み活動分類表示欄に表示(追加)された活動分類情報を順に並び替えすることができ、登録済み活動分類表示欄に表示された各活動分類情報に対応して設けられたチェックボックスC1を選択し、「上へ移動」ボタンM3、「下へ移動」ボタンM4を操作することで、選択した分類活動情報の順序を並び替えすることができる。登録済み活動分類表示欄に表示された各活動分類情報の順序は、活動計画テンプレートに含まれる複数の営業活動情報の活動順を考慮した順序であり、登録済み活動分類表示欄の上から順に活動順1、2・・・が設定されており、活動計画テンプレートの各活動分類情報の活動順情報として用いられる。
営業員は、新規テンプレート行への入力等、活動分類情報の選択後に、不図示の決定ボタンを選択して活動計画テンプレートを登録する。営業員端末300は、決定ボタンが選択されると、新規テンプレート行に入力された情報、選択された情報、及び活動登録済み活動分類表示欄の分類活動情報(活動分類コード)、活動登録済み活動分類表示欄に整列表示された分類活動情報の活動順情報を含む活動計画テンプレート登録要求を営業管理サーバ110に送信する。
営業管理サーバ110は、営業員端末300から活動計画テンプレート登録要求を受信すると、活動計画テンプレートを一意に識別するテンプレート番号を割り当てて、活動計画テンプレート情報DB1204の活動計画テンプレート情報テーブルの記憶領域に、テンプレート番号、テンプレート名、活動区分、利用区分(組織ID、営業員ID、顧客ID、商品ID等の情報を記憶する。また、営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート情報DB1204の活動計画テンプレート明細情報テーブルに、テンプレート番号に紐付く活動分類情報の明細情報を記憶する。営業管理サーバ110は、活動計画テンプレートの活動分類情報を一意に識別する活動計画テンプレート明細番号、活動計画テンプレートのテンプレート番号、活動分類コード、順序(活動順序)、活動名、活動期間(日数)等の情報を含む活動計画テンプレート明細情報を生成し、活動計画テンプレート明細情報テーブルの記憶領域に記憶する。活動計画テンプレートテーブルと活動計画テンプレート明細情報テーブルは、登録される活動計画テンプレートのテンプレート番号によってリレーショナルに関連付けられている。
また、営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート検索処理を遂行する。営業員端末300は、検索ボタンSが選択されると、活動計画テンプレート管理画面Sc3の検索条件欄に入力された検索条件を含む検索指示を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、検索条件入力欄に入力された検索条件、例えば、種別(活動区分コード)、利用区分(顧客ID等)、テンプレート名称、組織(組織ID)、商品・サービス(商品ID)等を検索キーとして含む検索指示を受信した場合、活動計画テンプレートDB1204を検索して該当する活動計画テンプレート情報を抽出して活動計画テンプレート一覧表示欄に表示する処理を遂行する。また、活動計画テンプレート一覧表示欄に表示された活動計画テンプレート情報が選択された場合、営業員端末300は選択された活動計画テンプレート情報のテンプレート番号を含む活動分類情報表示要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、選択された活動計画テンプレート情報のテンプレート番号を含む活動分類情報表示要求を受信した場合、活動計画テンプレート情報DB1204の活動計画テンプレート明細情報テーブルからテンプレート番号が一致する活動計画テンプレート明細情報を検索し、該当する活動計画テンプレート明細情報を登録済み活動分類情報表示欄に表示する処理を遂行する。
また、営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート編集処理を遂行する。営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート一覧表示欄に表示された活動計画テンプレートの選択情報を営業員端末300から受信すると、選択された活動計画テンプレート情報のテンプレート番号を用いて活動計画テンプレート情報DB1204の活動分類情報テーブルを参照し、テンプレート番号に該当する活動分類情報を抽出し、登録済み活動分類情報表示欄に表示する。また、編集作業用に活動分類マスタDB1203の活動分類情報テーブルに記憶されている活動分類情報を活動分類マスタ情報表示欄に表示する。
登録済み活動分類情報表示欄に表示された活動分類情報は、チェックボックスC1で選択することができ、営業員は、このチェックボックスをON/OFFすることで登録した活動計画テンプレートの活動分類情報を選択することができる。また、チェックボックスをONにした活動分類情報の活動順を「上へ移動」ボタンM3又は「下に移動」ボタンM4を操作して変更することができる。また、新規に活動計画テンプレートを作成する場合と同様に、活動分類マスタ情報表示欄と登録済み活動分類表示欄との間に設けられた移動ボタンM1、M2を操作し、チェックボックスをONにして選択した活動分類情報を登録済み活動分類表示欄に移動させて活動計画テンプレートに活動分類情報を追加したり、登録済み活動分類表示欄に表示された活動分類情報を活動分類マスタ情報表示欄に移動させて、当該活動計画テンプレートから選択された活動分類情報を削除することができる。
また、営業員は、活動計画テンプレート一覧表示欄において、選択した活動計画テンプレートのテンプレート名称、種別(活動区分)、利用区分等を変更することができる。
営業員端末300は、編集ボタンEが選択されると、活動計画テンプレート一覧表示欄における活動計画テンプレートの編集情報、及び登録済み活動分類表示欄の分類活動情報(活動分類コード)、活動登録済み活動分類表示欄に整列表示された分類活動情報の活動順情報を含む活動計画テンプレート編集要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート編集要求を受信した場合、当該要求に含まれる編集情報を活動計画テンプレート情報DB1204に反映させる更新処理を遂行する。
図10は、活動案件情報DB1208に記憶される活動案件情報の一例を示す図であり、図10(a)は、マーケット活動案件情報テーブル、図10(b)は、顧客活動案件情報テーブル、図10(c)は、案件活動の案件情報テーブルの一例である。
営業管理サーバ110は、各営業活動の活動計画の登録時又は、活動計画の登録処理とは個別に、活動案件情報登録処理を遂行する。以下、活動計画登録処理と合わせて説明する。図11は、活動計画DB1206の活動計画情報テーブルの一例である。
営業員端末300は、任意の画面の共通ヘッダ表示部Hの「お客様」ボタンが選択されると、「お客様」ボタンの選択情報を含む画面表示要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、画面表示要求に基づいて画面情報DB1209から不図示の検索条件欄を含むお客様検索画面を営業員端末300に伝送する。営業管理サーバ110は、検索条件欄に入力された検索条件、例えば、顧客IDや顧客名等を検索キーとして含む検索指示を受信した場合、例えば、顧客IDや顧客名等を検索キーとして顧客情報マスタDB1201を検索し、該当する顧客情報を表示する顧客情報表示欄及び当該顧客に関連する顧客活動、マーケット活動、案件活動の各営業活動に関する情報を表示する表示選択欄を含む顧客情報表示画面を営業員端末300に送信する。
図16は、顧客情報表示画面Sc4の一例であり、検索された顧客の顧客情報表示欄、「お客様活動」選択表示欄、「案件」選択表示欄、「マーケット活動」選択表示欄を含んでいる。営業員によって「お客様活動」選択表示欄が選択されると、お客様活動選択表示欄がスライド伸張表示され、計画一覧登録・編集ボタンR1が表示される。
営業員は、検索された顧客に対する顧客活動を行う場合、計画一覧登録・編集ボタンR1ボタンを選択して、顧客活動計画の作成及び登録を行うことができる。営業管理サーバ110は、「計画一覧登録・編集」ボタンの選択情報を受信すると、画面情報DB1209から図17に示す活動計画作成登録画面情報を抽出し、営業員端末300に伝送する。
図17に示すように、活動計画作成登録画面Sc5は、図16に示した「お客様活動」選択表示欄の表示領域に含まれて表示され、活動計画入力選択欄と、「テンプレート適用」ボタンTemp、「追加」ボタンA、「削除」ボタンD、「登録」ボタンR、及び「キャンセル」ボタンCの各コマンドボタンとを含む。
営業員端末300は、「テンプレート適用」ボタンTempが選択された場合、活動区分コード(顧客)を含むテンプレート適用要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、テンプレート適用要求を受信した場合に、図18に示す活動計画テンプレート検索画面Sc6を画面情報DB1209から抽出し、営業員端末300に伝送する。営業員は、活動計画テンプレート検索画面から適用したい活動計画テンプレートを検索する。このとき、営業管理サーバ110は、活動計画作成登録の対象営業活動が活動区分:顧客であることから、図18に示すように、検索欄の「種別」がデフォルトで「顧客」が固定表示され、営業員が活動区分として「マーケット」及び「案件」を選択できない活動計画テンプレート検索画面Sc6を営業員端末300に送信する。また、活動計画テンプレートの他の属性、例えば、上述のように活動計画テンプレートに利用区分が指定されている場合には、検索する営業員の営業員IDに対応する利用区分の組織ID、営業員ID、顧客ID、商品ID等の属性を有する活動計画テンプレートが検索されるように、自動的にデフォルトでこれらの属性が検索条件として含まれるようにすることもできる。
営業員端末300は、「検索」ボタンSが選択されると、検索欄に入力された少なくとも活動区分:顧客を含む検索指示を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、例えば、テンプレート名称が検索指示に含まれる場合、活動区分:顧客でかつ入力されたテンプレート名称と一致する活動計画テンプレートを活動計画テンプレート情報DB1204から抽出し、テンプレート一覧表示欄に表示する。
営業管理サーバ110は、テンプレート一覧表示欄において、活動計画テンプレートが選択された場合、営業員端末300から選択された活動計画テンプレートのテンプレート番号を含む選択情報を受信する。営業管理サーバ110は、活動計画テンプレート明細情報DB1205を参照し、選択された活動計画テンプレートのテンプレート番号に紐付く明細情報(活動分類情報)を抽出して活動分類一覧表示欄に表示する。
営業員は、テンプレート一覧表示欄のチェックボックスC1をON/OFFすることで活動計画テンプレートを選択し、選択した活動計画テンプレートの活動分類情報を活動分類一覧表示欄のチェックボックスC2をON/OFFすることで、複数又は全部の活動分類情報を選択することができる。営業員端末300は、「反映」ボタンHが選択されると、チェックボックスC1がONされた活動計画テンプレートのテンプレート番号とチェックボックスC2がONされた活動分類情報の活動計画テンプレート明細番号とを含む活動計画テンプレート反映要求を営業員端末300に送信する。
営業管理サーバ110は、活動分類テンプレート明細情報DB1205を参照し、受信した活動計画テンプレート反映要求に含まれる活動計画テンプレート明細番号と一致する活動計画テンプレート明細情報を抽出する。そして、抽出した活動計画テンプレート明細情報を図17に示す活動計画作成登録画面Sc5の活動計画欄に表示する。
なお、活動計画テンプレート検索画面Sc6において活動計画テンプレートのみが選択された場合、選択された活動計画テンプレートのテンプレート番号に紐付く全ての活動分類情報を活動計画テンプレート明細情報DB1205から抽出し、活動計画欄に表示する。また、活動分類一覧表示欄で任意の活動分類情報が選択されている場合には、該当の活動計画テンプレート明細番号の活動分類情報を活動計画テンプレート明細情報DB1205から抽出し、活動計画欄に表示する。また、活動計画テンプレートを適用した場合に活動計画欄に表示される活動分類情報は、各活動分類情報に含まれる活動期間等のデフォルト値が活動計画欄に表示される。
営業員は、活動計画欄に表示された各活動分類情報(営業活動情報)の開始予定日等を入力し、活動計画を作成することができる。このとき、開始予定日の入力に対し、営業員端末300は、適用した活動計画テンプレートにおいて設定された標準活動期間に基づいて終了予定日を算出し、終了予定日を該当の入力欄に自動的に表示させることができる。なお、終了予定日は、営業員が直接入力することもできる。営業員端末300は、「登録」ボタンRが選択されると、図17に示す活動計画作成登録画面Sc5の各活動分類情報の活動分類コード別の入力情報、選択情報、活動区分(顧客)、活動名、予定開始日時、予定終了日時、活動進捗コード、顧客ID、活動計画テンプレート明細番号等の活動計画情報を含む活動計画登録要求を、営業管理サーバ110に送信する。
営業管理サーバ110は、活動計画登録要求を受信すると、活動案件情報登録処理及び活動計画登録処理を遂行する。営業管理サーバ110は、受信した活動区分、顧客IDを用いて、顧客活動案件情報を一意に識別する活動IDを割り当て、活動ID、活動区分、顧客ID等を含む顧客活動案件情報を生成し、顧客活動案件情報テーブルの記憶領域に記憶する活動案件情報登録処理を遂行する。
なお、活動IDは、顧客活動、マーケット活動、案件活動の各々を識別することができる識別番号が用いられ、例えば、顧客活動の活動IDは、3から始まる5桁の数字、マーケット活動の活動IDは、4から始まる5桁の数字、案件活動の活動IDは、2から始まる5桁の数字を用いることができ、文字列の先頭番号で活動IDの種別(活動区分)を識別できるようにしている。
また、営業管理サーバ110は、受信した活動計画登録要求に対して活動計画を一意に識別する活動計画Noを割り当て、活動計画No、活動区分(顧客)、活動分類コード、活動名、活動ID、予定開始日時、予定終了日時、活動進捗コード、顧客ID,適用テンプレート明細番号、適用テンプレート明細順序等を含む活動計画情報を生成し、活動計画情報テーブルの記憶領域に記憶する活動計画登録処理を遂行する。
なお、営業管理サーバ110は、活動計画作成登録画面において作成された活動計画が登録される際に、活動案件情報登録処理を遂行し、顧客活動案件情報テーブルの記憶領域に顧客活動案件情報を記憶しているが、顧客活動に対する活動計画登録処理と個別に活動案件情報登録処理を遂行して顧客活動案件情報を生成するようにしてもよい。
また、営業員は、テンプレート適用せずに活動分類マスタテーブルの活動分類情報の中から任意の活動分類情報を選択して活動計画を作成することができる。営業員端末300は、図17に示す活動計画作成登録画面Sc5の「追加」ボタンAが選択されると、「追加」ボタンAの選択情報を含む活動分類情報追加要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動分類情報追加要求を受信すると、図19に示す活動分類検索欄、活動分類一覧表示欄を含む活動分類検索画面Sc7を画面情報DB1209から抽出し、営業員端末300に伝送する。営業員端末300は、活動分類検索欄の検索ボタンSが選択されると、活動種別(活動分類コード)を含む検索指示を営業管理サーバ110に送信する。なお、営業管理サーバ110は、活動計画テンプレートの検索処理と同様に、活動計画作成登録の対象営業活動が活動区分:顧客であることから、活動分類検索欄の「種別」がデフォルトで「顧客」が固定表示され、営業員が活動区分として「マーケット」及び「案件」を選択できない活動分類検索画面Sc7を営業員端末300に送信する。
営業管理サーバ110は、検索指示を受信すると、活動分類検索欄に入力された検索条件、例えば、活動分類名を検索条件として入力した場合、活動区分:顧客でかつ入力された活動分類名と一致する活動分類情報を活動分類マスタテーブルから抽出し、活動分類一覧表示欄に表示する。
営業員は、活動分類一覧表示欄に表示される活動分類情報の各々に対応付けられて設けられるチェックボックスCをON/OFFすることで、任意の活動分類情報を選択することができる。営業員端末300は、活動分類検索画面Sc7の反映ボタンHが選択されると、チェックボックスCがONされた活動分類情報の活動分類コードを含む活動分類情報反映要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、受信した活動分類情報反映要求に含まれる活動分類コードと一致する活動分類情報を活動分類マスタテーブルから抽出し、図17に示す活動計画作成登録画面Sc5の活動計画欄に表示する。
営業員は、図17に示す活動計画欄に表示された各活動分類情報の開始予定日や終了予定日を入力し、活動計画を作成することができる。営業員端末300は、「登録」ボタンRが選択されると、活動計画作成登録画面Sc5の各活動分類情報の活動分類コード別の入力情報、選択情報、活動区分(顧客)、活動名、予定開始日時、予定終了日時、活動進捗コード、顧客ID等の活動計画情報を含む活動計画登録要求を、営業管理サーバ110に送信する。
営業管理サーバ110は、活動計画登録要求を受信すると、活動計画テンプレートを適用した際と同様に上述の活動案件情報登録処理及び活動計画登録処理を遂行する。なお、営業管理サーバ110は、活動計画登録処理において、活動計画テンプレートを適用していないので、受信する活動計画登録要求に活動計画テンプレート明細番号が含まれていない。このため、営業管理サーバ110は、受信した活動計画登録要求に対して活動計画を一意に識別する活動計画Noを割り当て、活動計画No、活動区分、活動分類コード、活動名、活動ID、予定開始日時、予定終了日時、活動進捗コード、顧客ID等を含む活動計画情報を生成し、活動計画情報テーブルの記憶領域に記憶する活動計画登録処理を遂行する。
また、営業管理サーバ110は、登録された活動計画の活動計画編集処理を遂行する。営業員は、登録された活動計画が表示された活動計画作成登録画面Sc5の活動計画欄の各活動分類情報(営業活動情報)の開始予定日や終了予定日を修正したり、「追加」ボタンA、「削除」ボタンDを選択することで登録された活動計画に対して活動分類情報を追加、削除することができる。営業員端末300は、「登録」ボタンRが選択されると、活動計画の編集情報(例えば、活動分類情報別の追加情報、削除情報、開始予定日や終了予定日等の情報)を含む活動計画編集要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画編集要求に含まれる活動計画Noと一致する活動計画情報を受信した編集情報を用いて更新し、また、活動分類情報の追加情報を含む場合には、新たに割り当てられた活動計画Noを含む活動計画情報を生成し、活動計画情報テーブルに記憶する。活動分類情報の削除情報を含む場合には、削除対象の活動計画Noと一致する活動計画情報を活動計画情報テーブルの記憶領域から削除する。
なお、活動計画テンプレートを用いて、登録した活動計画を編集することも可能である。この場合、上述した活動計画テンプレートを用いた活動計画の登録と同様の処理が遂行される。
このように、本実施形態では、活動区分別に活動計画テンプレートを用意(登録)し、各営業員は、活動計画の作成において選択した活動計画テンプレートに含まれる全ての営業活動情報を活動計画として一括して登録したり、選択した活動計画テンプレートに含まれる任意の営業活動情報を選択して活動計画を登録することもできる。また、活動計画テンプレートに含まれていない営業活動情報を追加した活動計画、言い換えれば、活動計画テンプレートを使用せずに営業員が独自に活動計画を立案して登録することもできる。
図20は、マーケット情報登録編集画面の一例を示す図であり、マーケット情報登録編集画面Sc8は、マーケット情報入力欄、マーケット活動の対象商品・サービス入力欄、担当者入力欄、マーケット活動計画作成登録欄等を含んでいる。図21は、マーケット活動計画作成登録画面Sc10を含むマーケット情報表示画面Sc9の一例を示す図であり、マーケット活動計画作成登録画面Sc10は、図17の活動計画作成登録画面Sc5と同様の構成となっている。
営業員端末300は、マーケット情報登録編集画面Sc8の登録ボタンRが選択されると、活動区分(マーケット)を含む活動計画登録要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画登録要求を受信すると、上述した顧客活動の活動計画登録処理及び活動案件情報登録処理と同様の、マーケット活動における活動案件情報登録処理及び活動計画登録処理を遂行する。
営業管理サーバ110は、受信した活動計画登録要求に含まれる活動区分、マーケット名(物件名)商品名(商品ID)、マーケット活動開始日、マーケット活動終了日を用いて、マーケット活動案件情報を一意に識別する活動IDを割り当て、活動ID、活動区分、マーケット名(物件名)商品名(商品ID)、マーケット活動開始日、マーケット活動終了日、担当者(営業員ID)等を含むマーケット活動案件情報を生成し、活動案件情報DB1208におけるマーケット活動案件情報テーブルの記憶領域に記憶する活動案件情報登録処理を遂行する。
また、営業管理サーバ110は、受信した活動計画登録要求に対して活動計画を一意に識別する活動計画Noを割り当て、活動計画No、活動区分(マーケット)、活動分類コード、活動名、活動ID(マーケット活動案件情報の活動ID)、予定開始日時、予定終了日時、活動進捗コード、適用テンプレート明細番号、適用テンプレート明細順序等を含む活動計画情報を生成し、活動計画情報テーブルの記憶領域に記憶する活動計画登録処理を遂行する。
なお、マーケット活動の活動計画も、マーケット活動計画作成登録画面Sc10を通じて上述した顧客活動と同様に活動計画テンプレートを適用して活動計画を作成することができ、また活動計画テンプレートを適用しないで活動計画を作成することができる。詳細については、上述した顧客活動における活動計画作成登録処理と同様であるので、説明を省略する。
案件活動は、上述のように顧客活動又はマーケット活動の案件化前段階の営業活動の結果、営業員は新たに案件を発掘した後に行う、営業案件を受注に繋げるための営業活動である(案件化後段階の営業活動)。このため、営業員は、案件活動の活動案件情報を活動案件情報DB1208に登録し、活動案件情報DB1208に登録された案件情報に基づいて活動計画を登録する。
営業員は、任意の画面の共通ヘッダ表示部Hの「案件」ボタンから「案件登録編集」が選択することができ、営業員端末300は、「案件登録編集」ボタンの選択情報を含む画面表示要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、画面表示要求に基づいて画面情報DB1209から図22の案件活動の案件基本情報入力欄を含む案件登録編集画面Sc11を営業員端末300に伝送する。営業管理サーバ110は、案件活動の案件基本情報入力欄に入力された情報(案件名、案件状況(熟度コード)、顧客ID、受注ランク、売り上げランク等)と活動区分(案件)とを含む案件情報登録要求を受信した場合、受信した顧客活動案件情報を一意に識別する活動IDを割り当て、活動ID、活動区分(案件)、顧客ID、物件名(案件名)、案件状況(案件進捗)、受注ランク、売上ランク等を含む案件活動の活動案件情報を生成し、案件活動の活動案件情報テーブルの記憶領域に記憶する活動案件情報登録処理を遂行する。
なお、図10(c)に示すように、案件活動の活動案件情報テーブルの記憶領域には、元活動ID、元活動実績Noが設けられている。元活動ID、元活動実績NOは、顧客活動、マーケット活動、案件活動の各営業活動の関連を示す情報であり、本実施形態では、活動区分別に各営業活動が、顧客活動から案件活動、マーケット活動から案件活動、マーケット活動から顧客活動を経て案件活動の3つの関連付けを持つことになる。このため、案件活動の活動案件情報は、顧客活動及び/又はマーケット活動の活動IDとその活動実績が「元」として関連付けられた元活動ID、元活動実績NOを含む。
このため、案件登録編集画面Sc11の案件基本情報入力欄に、顧客活動案件情報又はマーケット活動案件情報の活動IDを選択又は入力する案件化前段階活動選択欄を設けることができ、営業員端末300は、顧客活動案件情報又はマーケット活動案件情報の活動IDを含む案件情報登録要求を営業管理サーバ110に送信し、営業管理サーバ110は、受信した活動IDを活動案件情報テーブルの元活動IDの記憶領域に記憶する。また、元活動実績Noは、元活動IDに対応する顧客活動又はマーケット活動の活動実績情報の識別Noであり、例えば、元活動IDに一致する活動実績情報のうち、最新の活動実績(顧客活動又はマーケット活動において一番最後に実施した活動計画の活動実績)を活動実績DB1207から取得して、案件活動の活動案件情報に含ませることができる。
また、案件登録編集画面Sc11の案件基本情報入力欄に案件化前段階活動選択欄を設ける以外にも、例えば、顧客活動やマーケット活動の活動実績登録画面、顧客活動案件情報やマーケット活動案件情報の閲覧画面に不図示の「案件化」ボタンを設けることができる。この場合、「案件化」ボタンの選択情報を受信した営業管理サーバ110が、図22に示す案件活動の案件基本情報入力欄を含む案件登録編集画面Sc11を営業員端末300に伝送して、案件活動の活動案件情報の登録処理を遂行することができる。このとき、顧客活動やマーケット活動の活動実績登録画面等に設けられた「案件化」ボタンから案件活動の活動案件情報を登録するので、営業員端末300は、「案件化」ボタンが選択された場合、「案件化」ボタンが選択された画面において表示処理された顧客活動又はマーケット活動の活動案件情報に含まれる活動IDを保持しておき、案件情報登録要求に含ませて営業管理サーバ110に送信することができる。
また、顧客活動においてもマーケット活動段階を経て行われる場合もあり、顧客活動案件情報も図10(b)に示すように、マーケット活動案件情報の活動IDとその活動実績Noが「元」として関連付けられて顧客活動情報テーブルに記憶される。
このように営業管理サーバ110は、営業員端末300からマーケット活動案件情報の活動IDを含む顧客活動の活動案件情報に対する案件情報登録要求を受信した場合、マーケット活動案件情報の活動IDを含む活動案件情報を生成して活動案件情報DB1208に記憶するとともに、営業員端末300から顧客活動案件情報又はマーケット活動案件情報の活動IDを含む案件活動の活動案件情報に対する案件情報登録要求を受信した場合、顧客活動案件情報又はマーケット活動案件情報の活動IDを含む活動案件情報を生成して活動案件情報DB1208に記憶する。
なお、営業員は、案件活動の活動実績の登録とともに、案件活動の活動実績の進捗度合いの尺度として、案件熟度、受注ランク、売上ランクを更新する。案件熟度は、案件活動の結果、受注までの活動プロセスの進捗度合いを指し示す指標であり、案件熟度:0(案件発掘)、1:(キーマン)、2:(予算用概算)、3:(予算化確認)、4:(RFP受領)、5:(提案)、6:(正式見積、入札)、7:(競合状況)、8:(意思決定P、技術審査)、9:(内示)の中から、営業員が選択して案件活動の活動案件情報を更新したり、又は案件活動の完了実績に応じて自動で更新する。また、受注ランク及び売上ランクは、当該案件を受注する見込みと売上計上する見込みの確かさ(確率)を指し示す指標であり、確度高、確度中高、確度中、確度低中、確度低等の中から営業員が選択して案件活動の活動案件情報を更新する。
図23は、案件活動計画作成登録画面Sc13を含む案件情報表示画面Sc12の一例を示す図であり、案件活動計画作成登録画面Sc13は、図17に示した活動計画作成登録画面Sc5と同様の構成である。営業員端末300は、活動計画作成登録画面Sc13の登録ボタンRが選択されると、活動区分(案件)を含む活動計画登録要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画登録要求を受信すると、上述した顧客活動の活動計画登録処理と同様の、案件活動における活動計画登録処理を遂行する。
なお、案件活動の活動計画も、上述した顧客活動と同様に活動計画テンプレートを適用して活動計画を作成することができ、また活動計画テンプレートを適用しないで活動計画を作成することができる。詳細については、上述した顧客活動における活動計画作成登録処理と同様であるので、説明を省略する。
図12は、活動実績DB1207の活動実績情報テーブルの一例を示す図であり、活動実績情報テーブルの記憶領域に、活動実績No、活動計画NO、済フラグ、活動区分コード、活動名、結果概要、活動ID、開始日時、終了日時、活動進捗コード、顧客IDを記憶する。
営業員端末300は、任意の画面の共通ヘッダ表示部Hの「お客様」ボタンが選択されると、「お客様」ボタンの選択情報を含む画面表示要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、画面表示要求に基づいて画面情報DB1209から不図示の検索条件欄を含むお客様検索画面を営業員端末300に伝送する。営業管理サーバ110は、検索条件欄に入力された検索条件、例えば、顧客IDや顧客名等を検索キーとして含む検索指示を受信した場合、例えば、顧客IDや顧客名等を検索キーとして顧客情報マスタDB1201を検索し、該当する顧客情報を表示する顧客情報表示欄及び当該顧客に関連する顧客活動、マーケット活動、案件活動の各営業活動に関する情報を表示する表示選択欄を含む顧客情報表示画面を営業員端末300に送信する。
図24は、顧客情報表示画面Sc14の一例であり、検索された顧客の顧客情報表示欄、「お客様活動」選択表示欄、「案件」選択表示欄、「マーケット活動」選択表示欄を含んでいる。営業員によって「お客様活動」選択表示欄が選択されると、お客様活動選択表示欄がスライド伸張表示され、当該顧客を対象として顧客活動の登録済み活動計画情報が表示される。営業員端末300は、「お客様活動」選択表示欄が選択されると、顧客IDを含む「お客様活動」選択表示欄の選択情報を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画DB1206を参照し、受信した選択情報に含まれる顧客IDと一致する活動計画情報を検索する。そして、抽出された活動計画情報を含み、各活動計画No別の活動実績入力選択欄を含む活動実績登録編集画面Sc15を、営業員端末300に送信する。また、活動実績登録編集画面Sc15には、計画なし実績追加ボタンP1、実績追加ボタンP2、削除ボタンD、登録ボタンR、キャンセルボタンCが表示される。
営業員は、登録した活動計画に対してその活動実績を登録する。営業員は、登録した活動計画情報の活動計画No毎に対応する活動実績入力選択項目に、活動実績(開始日、終了日、済みフラグ(済、未)、活動進捗(未、活動中、完了)等)を入力する。営業員端末300は、活動実績登録編集画面Sc15の登録ボタンRが選択されると、活動計画No別に開始日、終了日、済みフラグ(済、未)、活動進捗(未、活動中、完了)を含む活動実績登録要求を営業管理サーバ110に送信する。
営業管理サーバ110は、活動実績登録要求を受信すると、活動計画No別に活動実績情報を一意に識別する活動実績Noを割り当て、活動実績No、活動計画No、済みフラグ、活動区分(顧客)、活動分類コード、活動名、結果概要、活動ID、開始日時、終了日時、活動進捗、顧客IDを含む活動実績情報を生成し、活動実績情報テーブルの記憶領域に記憶する活動実績登録処理を遂行する。
なお、営業管理サーバ110は、活動実績登録処理において、受信した活動実績登録要求に含まれる活動計画Noと一致する活動計画DB1206の活動計画情報をから、活動区分(顧客)、活動分類コード、活動名、活動ID、顧客IDを抽出し、活動実績情報を生成することができる。
また、営業員は、活動実績登録編集画面Sc15を通じて登録した活動実績を編集することができる。営業員は、登録された活動実績が表示された活動実績登録編集画面Sc15の活動実績入力選択欄の各活動分類情報(営業活動情報)の開始予定日や終了予定日を修正することができる。営業員端末300は、「登録」ボタンRが選択されると、活動実績の編集情報(例えば、活動実績情報の開始予定日や終了予定日等の情報)を含む活動実績編集要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動実績編集要求に含まれる活動実績Noと一致する活動実績情報を受信した編集情報を用いて更新する。
図25は、マーケット活動の活動実績登録編集画面Sc17を含むマーケット活動情報表示画面Sc16の一例を示す図であり、活動実績登録編集画面Sc17は、図24に示した活動実績登録編集画面Sc15と同様の構成である。営業員端末300は、活動実績登録編集画面Sc15の登録ボタンRが選択されると、活動計画No別に開始日、終了日、済みフラグ(済、未)、活動進捗(未、活動中、完了)を含む活動実績登録要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画登録要求を受信すると、上述した顧客活動の活動実績登録処理と同様の、マーケット活動における活動実績登録処理を遂行する。
図26は、案件活動の活動実績登録編集画面Sc19を含む案件活動情報表示画面Sc18の一例を示す図であり、案件活動の活動実績登録編集画面Sc19は、図24に示した活動実績登録編集画面Sc15と同様の構成である。営業員端末300は、活動実績登録編集画面Sc19の登録ボタンRが選択されると、活動計画No別に開始日、終了日、済みフラグ(済、未)、活動進捗(未、活動中、完了)を含む活動実績登録要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、活動計画登録要求を受信すると、上述した顧客活動の活動実績登録処理と同様の、案件活動における活動実績登録処理を遂行する。
図27、図28は、本実施形態の活動計画/活動実績出力処理を説明するための図であり、図27は、活動計画/活動実績出力画面(活動予実チャート出力画面)Sc20である。
営業員端末300は、任意の画面の共通ヘッダ表示部Hの「活動チャート」ボタンが選択されると、「活動チャート」ボタンの選択情報を含む画面表示要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、画面表示要求に基づいて画面情報DB1209から図27に示す抽出条件欄(基本条件欄、案件抽出条件欄、マーケット抽出条件欄)を含む活動計画/活動実績出力画面Sc20を営業員端末300に伝送する。営業管理サーバ110は、抽出条件欄に入力された抽出条件、例えば、活動区分(対象活動)、顧客ID等を抽出キーとして含む抽出指示を受信した場合、活動計画/活動実績出力処理を遂行する。営業管理サーバ110は、受信した抽出指示に含まれる活動区分と顧客IDを検索キーとして活動計画DB1206を参照し、活動区分及び顧客IDに一致する活動計画情報を抽出する。さらに、営業管理サーバ110は、抽出した活動計画情報の活動計画Noを参照し、活動計画Noに一致する活動実績情報を活動実績DB1207から抽出する。また、営業管理サーバ110は、顧客IDと一致する顧客情報を顧客情報マスタDB1201から抽出する。
営業管理サーバ110は、営業員端末300から送信される活動計画/活動実績出力画面Sc20の「画面表示」ボタン選択情報を受信すると、活動区分毎に、抽出した活動計画情報及び活動実績情報を活動計画No別に対応させて整列した活動計画/活動実績表を生成し、抽出した顧客情報を含んだ活動計画/活動実績表を営業員端末300に送信する。
図28は、営業員端末300に表示された活動計画/活動実績表を含む活動計画/活動実績チャート画面の一例である。図28に示すように、営業管理サーバ110は、図27で指定した抽出条件に基づいて抽出した結果情報を用い、活動区分(活動項目)毎に活動計画及び活動実績を表示するとともに、各活動区分の複数の活動分類情報別に活動計画Noに紐付く活動計画と活動実績とを上下セットに整列させた活動計画/活動実績表を生成する。図28の例では、顧客に対して行われているマーケット活動及び案件活動の各活動計画及び活動実績が、活動区分毎にチャート形式で生成されている。
このように、本実施形態の活動計画/活動実績表は、抽出条件として各活動区分(マーケット活動、顧客活動、案件活動)に対して各々個別に、又は各活動情報を一括して一画面で表示するとともに、各活動区分の活動分類情報別の活動計画/活動実績のタイムチャートが左右方向に日付順に表示される。したがって、活動区分に応じた体系別に活動計画及び活動実績の管理ができるとともに、所定の顧客への顧客活動及び案件活動の活動計画/活動実績を一括して管理することができる。
なお、営業管理サーバ110は、営業員端末300に表示された活動計画/活動実績表の各活動計画情報及び活動実績情報の日付スケールB1の表示位置に関する情報を保持することができ、活動計画/活動実績表から活動計画及び活動実績を変更することも可能である。例えば、営業員は、営業端末300に表示された活動計画情報又は活動実績情報の各日付(期間)に対応して表示される日付スケール(日付バー)B1をスライド操作して活動計画及び活動実績を変更することも可能である。このとき、営業員端末300は、「計画変更」ボタンが選択されると、日付スケールB1のスライド操作によって変更された日付スケールB1の表示位置情報とこの日付スケールB1に対応する活動計画又は活動実績の識別情報とを含む計画(実績)変更要求を営業管理サーバ110に送信する。営業管理サーバ110は、受信した活動計画又は活動実績の識別情報を用いて変更対象の活動計画又は活動実績を特定し、かつ表示位置情報に含まれる変更後の日付スケールB1の表示位置と、変更前の日付スケールB1の表示位置との差分を算出し、差分に基づく日数等の計画(実績)変更情報を生成する。そして、活動計画DB1206又は/及び活動実績DB1207に対して変更情報に基づく活動計画情報/活動実績情報の更新処理を遂行する。
また、活動計画/活動実績表に表示される各種データ(活動区分、活動分類情報、日付バーの表示位置情報等)を保持する記憶部と、活動計画/活動実績表に表示される各種データの表示制御を遂行する表示制御部とを、別途営業員端末300に備えるように構成することも可能であり、この場合、営業管理サーバ110は、営業員端末300に活動計画/活動実績表を送信する際、活動計画/活動実績表を生成するための各種元データを送信する。営業員端末300は、これらの各種元データを所定の記憶部に保持し、営業員端末300において日付スケールの変更選択がされた場合に、営業端末300の表示制御部が日付スケール変更に伴う活動計画情報又は/及び活動実績情報の変更情報を生成し、営業管理サーバ110に送信することも可能である。また、活動計画/活動実績表の表示は、営業支援システム100が提供する以外の他の表形式の表示ツール(表示制御プログラム)によって営業員端末300に表示することも可能である。
また、図28示すように、活動計画/活動実績表は、日、週、月、四半期等の表示スケールを変更することも可能である。営業員は、図28の表示変更バーB2を操作することで、チャートの表示スケールの変更を行うことができる。
営業管理サーバ110は、所定のタイミング(日時バッチ)又はリアルタイムに、登録された活動計画の目標値と活動実績の実績値の差分(開始遅延日数や完了遅延日数、停滞日数等)を算出し、活動計画DB1206を更新する営業管理制御部として機能し、営業管理情報更新処理を遂行する。営業管理サーバ110は、例えば、活動計画DB1206から活動計画Noを抽出し、活動計画Noに一致する活動実績DB1207の活動実績情報を参照する。活動計画Noに対応する活動実績DBに開始日時の実績値が登録されていない場合、システムスケジューラ等の機能を用いて、現在日時と登録された活動計画情報の開始予定日時との差分を算出し、開始遅延日数を生成する。営業管理サーバ110は、生成した開始遅延日数を活動計画DB1206の記憶領域に記憶(更新)する。
また、営業管理サーバ110は、活動計画Noに対応する活動実績DBに開始日時の実績値が登録され、かつ終了日時の実績値が登録されていない場合、システムスケジューラ等の機能を用いて、現在日時と登録された活動計画情報の完了予定日時との差分を算出し、完了遅延日数を生成する。営業管理サーバ110は、生成した完了遅延日数を活動計画DB1206の記憶領域に記憶(更新)する。
営業管理サーバ110は、営業員端末300からの情報閲覧要求に応じた各種情報を生成して出力する営業管理制御部として機能し、情報閲覧処理を遂行する。
営業管理サーバ110は、例えば、営業員端末300に表示された所定の検索画面から入力された顧客ID、活動ID(顧客活動、マーケット活動、案件活動の活動ID)を含む情報閲覧要求を受信した場合、情報閲覧処理を遂行する。営業管理サーバ110は、例えば、活動IDを含む情報閲覧要求を受信した場合、活動案件情報DB1208を参照し、活動IDに一致する活動案件情報を抽出する。このとき、抽出した活動案件情報、例えば、案件活動の活動案件情報に案件化前段階の顧客活動又はマーケット活動の元活動IDが含まれているか否かを判別する。そして、元活動IDが含まれていると判別した場合、さらに元活動IDに一致する活動案件情報を検索し、案件化前段階の顧客活動又はマーケット活動の活動案件情報と、案件化後段階の営業活動である案件活動の活動案件情報とを含む活動案件情報一覧情報を生成し、営業員端末300に表示させる処理を遂行することができる。
また、営業管理サーバ110は、例えば、顧客IDを含む情報閲覧要求を受信した場合も、活動案件情報DB1208を参照し、顧客IDに一致する活動案件情報を抽出する。そして、案件活動の活動案件情報に案件化前段階の顧客活動又はマーケット活動の元活動IDが含まれている場合には、さらに元活動IDに一致する活動案件情報を検索し、案件化前段階の顧客活動又はマーケット活動の活動案件情報と、案件化後段階の営業活動である案件活動の活動案件情報とを含む活動案件情報一覧情報を生成し、営業員端末300に表示させる処理を遂行することができる。
さらに営業管理サーバ110は、各案件活動の登録された活動計画情報又は/及び活動実績情報を含んだ活動案件情報一覧情報を生成することもできる。例えば、情報閲覧要求に含まれる活動ID、活動案件情報に含まれる元活動IDが一致する活動計画情報、活動実績情報を活動計画DB1206、活動実績DB1207から抽出し、顧客活動案件情報とそれに対応する登録された活動計画情報又は/及び登録された活動実績情報を含む情報、マーケット活動案件情報とそれに対応する登録された活動計画情報又は/及び登録された活動実績情報を含む情報、案件活動の活動案件情報とそれに対応する登録された活動計画情報又は/及び登録された活動実績情報を含む情報を各々生成し、これを所定のフォーマットで整列させた活動案件情報一覧情報を生成することもできる。
営業管理サーバ110は、所定のタイミング(日時バッチ)又はリアルタイムに、活動計画テンプレート分析処理を遂行することができる。営業管理サーバ110は、登録された活動計画テンプレートを用いて活動計画が登録されている場合、各活動計画テンプレート及び活動計画テンプレートの各活動分類情報の分析処理を遂行する。
顧客活動計画テンプレートの場合、顧客活動における深耕度の更新がなされるリードタイム(深耕度のランクアップに要した日数等)をモニタリングしたり、深耕度が高い(又は深耕度が低い)顧客に対する顧客活動の活動計画に適用された活動計画テンプレートを集計することができる。また、顧客活動計画テンプレートを適用して登録された活動計画を実施した顧客活動の結果、案件が発掘されて案件活動の活動案件情報が登録された案件化数をカウントしたり、案件が発掘されて案件活動の活動案件情報が登録されるまでの案件発生リードタイム(顧客活動の開始日時から案件活動の活動案件情報が登録されるまでの日数等)をモニタリングすることができる。
営業管理サーバ110は、このようにモニタリング、集計、カウント等の活動計画テンプレート分析情報収集処理を所定のタイミング(日時バッチ)又はリアルタイムに遂行し、所定の記憶部に記憶することができる。そして、営業管理サーバ110は、深耕度ランクアップのリードタイムが短い活動計画テンプレート、深耕度が高い(又は深耕度が低い)顧客活動の寄与した活動計画テンプレート、案件化数の多い活動計画テンプレート、案件発生リードタイムの短い活動計画テンプレート等の営業活動の成果が高い活動計画テンプレートを出力したり、逆に、営業活動の成果が低い活動計画テンプレートを出力する活動計画テンプレート分析情報出力処理を遂行することができる。
これらの分析結果は、活動計画テンプレートの作成登録に用いられ、登録された活動計画テンプレートの改善の指標として用いることができる。
また、営業管理サーバ110は、マーケット活動においても、マーケット活動計画テンプレートを適用して登録された活動計画を実施したマーケット活動の結果、案件が発掘されて案件活動の活動案件情報が登録された案件化数をカウントしたり、案件が発掘されて案件活動の活動案件情報が登録されるまでの案件発生リードタイム(マーケット活動の開始日時から案件活動の活動案件情報が登録されるまでの日数等)をモニタリングし、案件化数の多い活動計画テンプレート、案件発生リードタイムの短い活動計画テンプレート等の営業活動の成果が高い活動計画テンプレートを出力したり、逆に、営業活動の成果が低い活動計画テンプレートを出力する活動計画テンプレート分析情報出力処理を遂行する。
案件活動計画テンプレートの場合、案件活動における案件熟度や受注ランク、見込みランクの更新がなされるリードタイムをモニタリングしたり、案件熟度が高い(又は案件熟度が低い)案件活動の活動計画に適用された活動計画テンプレートを集計することができる。また、案件活動計画テンプレートを適用して登録された活動計画を実施した案件活動の結果、案件が受注された受注数(受注されなかった失注数)をカウントしたり、案件活動の活動案件情報が登録されてから受注に至るまでの受注リードタイム(案件活動の開始日時から案件熟度が受注に更新されるまでの日数等)をモニタリングすることができる。
営業管理サーバ110は、顧客活動計画テンプレートと同様に、営業活動の成果が高い案件活動計画テンプレートを出力したり、逆に、営業活動の成果が低い案件活動計画テンプレートを出力する活動計画テンプレート分析情報出力処理を遂行することができ、これらの分析結果は、活動計画テンプレートの作成登録に用いられ、登録された活動計画テンプレートの改善の指標として用いることができる。
このように本実施形態の営業支援システム100は、案件化前段階及び案件化後段階の各営業活動を個別にかつ体系的に管理することが可能であるため、活動計画テンプレートの分析処理、言い換えれば、営業案件の発掘に最も有効な営業活動(例えば、案件発掘率の高い顧客活動、マーケット活動)や営業案件の受注率が一番高い案件活動、又は営業案件の発掘から受注に至るまでに最も効率のよい営業活動(顧客活動→案件活動、マーケット活動→案件活動、マーケット活動→顧客活動→案件活動)等を活動体系別に、又は活動体系間の繋がりで分析することができる。
つまり、案件化前段階及び案件化後段階の各々の活動計画を分析し、営業活動の成果が高い活動計画を出力したり、逆に、営業活動の成果が低い活動計画を出力する分析情報出力処理を遂行することにより、案件化前段階及び案件化後段階の各々の営業活動のベストプラクティスを個別体系的に評価する分析情報を生成したり、案件化前段階の営業活動の結果に対して案件化後段階の最も受注に繋がり易い案件活動を分析し、活動体系間での繋がりのある営業活動を評価する分析情報を生成することができる。
このため、本発明の営業支援システムは、営業員端末300を通じて入力される営業員の営業活動計画と営業活動計画に基づく営業活動実績とを格納し、営業員の営業活動をコンピュータにより支援及び管理する営業支援システムとして構成され、以下を含むように構成することができる。
すなわち、営業案件の発掘から発掘された営業案件の受注までの営業活動を少なくとも案件化前段階及び案件化後段階に区分する、活動段階を特定する情報を記憶する活動分類マスタDB(活動区分記憶部)1203と、営業員端末300において入力された営業活動情報を含む活動計画登録要求を受信した場合、活動計画登録要求に含まれる案件化前段階又は案件化後段階を特定する情報(活動区分)と営業活動情報を識別する活動計画識別子(活動計画No)を含む営業活動情報とを関連付けた営業活動計画情報を生成して活動計画DB1206(活動計画記憶部)に記憶する活動計画登録部1103と、営業員端末300において入力された営業活動計画情報の営業活動情報に対応する活動実績情報を受信した場合、活動計画Noが一致する営業活動計画情報の案件化前段階又は案件化後段階を特定する情報を抽出し、抽出した案件化前段階又は案件化後段階を特定する情報と活動実績情報を識別する活動実績No(活動実績識別子)を含む活動実績情報とを関連付けた営業活動実績情報を生成して活動実績DB1207(活動実績記憶部)に記憶する活動実績登録部1104と、備える。
そして、少なくとも顧客活動の活動実績の進捗度合いの尺度としての深耕度を含む顧客情報を格納する顧客情報マスタDB1201と、営業員端末300からの深耕度更新要求に対して顧客情報マスタDB1201を参照し、顧客深耕度がランクアップされたか否かをモニタリングするとともに、当該顧客に紐付く顧客活動の活動計画情報及び活動実績情報から顧客深耕度がランクアップしたリードタイムを算出し、算出したリードタイムが短い順、又は長い順に営業員が策定した顧客活動における活動計画及びその活動実績を抽出する分析処理を遂行する活動計画分析部と、を備えるように構成することができる。
また、営業管理サーバ110は、営業案件の発掘率が高い顧客活動を分析することも可能である。例えば、営業員端末300において入力された案件化前段階又は案件化後段階の営業活動における活動案件情報を含む活動案件情報登録要求を受信した場合に、活動情報登録要求に含まれる案件化前段階又は案件化後段階を特定する情報と関連付けられた活動案件情報を識別する活動ID(活動案件識別子)を含む活動案件登録情報を生成して活動案件情報DB1208(活動案件情報記憶部)に記憶する活動案件情報登録部1105を備えるように構成し、活動案件情報登録部1105が、営業員端末300において入力された案件化後段階の営業活動(案件活動)における活動案件情報及び当該案件活動に対応する案件化前段階の営業活動(顧客活動、マーケット活動)の活動IDを含む活動案件情報登録要求を受信し、案件活動を特定する情報と関連付けられた活動案件登録情報であって、当該案件活動に対応する案件化前段階の営業活動(顧客活動、マーケット活動)の活動IDを含む活動案件情報を生成して活動案件情報DB1208に記憶するように構成する。
そして、活動案件情報登録部1105によって活動案件登録情報が生成されて活動案件情報DB1208に記憶される際(活動情報登録要求を受信した際)、当該案件活動に対応する案件化前段階の営業活動の活動実績情報を活動IDに基づいて抽出し、活動開始日から案件活動の活動案件情報が登録されるまでのリードタイムを算出したり、活動実績情報別の案件化数(営業案件として掘り起こされた数)をカウントする分析処理を遂行する活動計画分析部を備えるように構成することができる。
また、活動案件情報登録部1105が、営業員端末300において入力された活動IDと案件活動における受注有無の結果情報とを含む受注結果登録要求を受信した場合に、案件活動の活動IDに一致する活動案件登録情報に受注結果情報を関連付けて活動案件情報記憶部1208に記憶するように構成し、案件活動の活動ID別に活動計画DB1206及び活動実績DB1207を参照して受注有の案件活動情報に使用された活動計画情報、受注無の案件活動情報に関連付けられた活動計画情報を検索し、活動計画別の案件受注率を生成する活動計画分析部を、備えるように構成することができる。
このとき、活動計画分析部は、活動案件情報DB1208に案件活動に対応する案件化前段階の営業活動(顧客活動、マーケット活動)の活動IDが格納されているので、営業案件の受注に至った案件化前段階の営業活動を抽出することができ、受注に寄与する顧客活動又はマーケット活動を分析(例えば、受注率の最も高い案件活動の案件化前段階の営業活動の活動計画、活動実績を分析)する情報を生成し、出力することが可能となる。
このように本実施形態の営業支援システムは、案件化前段階及び案件化後段階に区分した各営業活動を分析評価し、活動区分別に営業活動の成果が高い活動計画を出力したり、逆に、営業活動の成果が低い活動計画を出力する分析情報出力処理を遂行するので、案件化前段階及び案件化後段階の各々の営業活動のベストプラクティスを個別体系的に分析、評価することができ、さらには、案件化前段階の営業活動の結果に対して案件化後段階の最も受注に繋がり易い案件活動を分析し、活動体系間での繋がりのある営業活動を評価する分析情報を生成することができ、企業等の営業員が商品やサービスの受注に繋がる可能性のある案件を発掘し、案件の引き合いから受注までの営業活動を、営業案件の受注への寄与の観点から体系的に支援及び管理することも可能である。
以上、本発明の営業支援システムを実施形態に則して説明したが、図13から図28に示した各画面例において、各画面に表示情報の選択例としてチェックボックスC1、C2を挙げて説明したが、これに限らず、表示情報自体(項目)を選択することも可能であり、営業員端末300は、表示情報に対する選択によりアクティブ表示となっている項目の選択情報を営業管理サーバ110に送信するように構成することもできる。
また、上述の営業員端末300は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の移動通信端末装置、パーソナルコンピュータなどの通信機能及び演算機能を備えた情報処理端末装置等が含まれ、本発明の営業支援システムが提供する各画面を表示する表示制御機能(例えば、ブラウザ)を備えることができる。また、営業員端末300は、インターネット等のネットワークNに限らず他の通信網、例えば、その他の無線通信網/有線通信網を介して本発明の営業支援システムと接続することも可能であり、専用回線網であってもよい。
また、上述のサーバ装置、端末装置は、ハードウェア構成として上述以外にも、サーバ全体(各部)の制御を司るCPU、メモリ、マウス、キーボード、タッチパネル、スキャナー等の操作入力手段、プリンタ、スピーカなどの出力手段、補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えることができる。
また、本発明の営業支援システムは、1つ又は複数の異なるサーバ装置等で実現し、ネットワーク等の回線を介して接続したシステムとして構成することもでき、各処理部及び記憶部毎に分散されたシステム構成とすることも可能である。また、本発明の営業支援システムは、1つのコンピュータ等の情報処理装置で実現することも可能である。すなわち、営業管理サーバ110としての制御部とDBサーバ120としての記憶部とを含む1つの情報処理装置として構成した営業支援装置として実現することもできる。
また、本発明の営業支援システム(営業支援の各処理)は、コンピュータで実行可能なプログラムとして実現することも可能であり、当該プログラムがインストールされたコンピュータは、本発明の処理を遂行する情報処理装置として動作することが可能である。例えば、不図示の補助記憶装置に当該プログラムが格納され、CPU等の制御部が補助記憶装置に格納されたプログラムを主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行し、コンピュータに本発明の各部の処理を動作させることができる。
また、上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された状態で、コンピュータに提供することも可能である。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM等の光ディスク、DVD−ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDメモリカード、メモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、本発明の目的のために特別に設計されて構成された集積回路(ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。
なお、本発明を好適な実施形態に則して説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で当該技術分野の技術に照らし合わせて多様に変形することが可能である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。