JP2003262802A - アクチュエータ装置 - Google Patents
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Abstract
視できない程度の摩擦が発生し、規定の角度のミラー面
を常に保持することが困難であった。また、その摩擦と
共に消費電力が大きいという問題もあった。 【解決手段】 回転自在に支持された回転軸と、その回
転軸に固定され、2極に着磁された永久磁石からなるロ
ーター磁石と、該回転軸が一方向に回転した際に第1の
回転位置を規定する手段と、他方向に回転した際に第2
の回転位置を規定する手段と、該回転軸とローター磁石
を駆動するための駆動手段を備えたアクチュエータ装置
であって、前記第1の回転位置と第2の回転位置の少な
くとも片方の回転位置で、前記ローター磁石の一方の磁
極と他方の磁極が閉磁路を形成するように配したヨーク
より自己保持状態が形成された構成とした。
Description
置に関するものであり、特に光通信システム等に使用さ
れる、例えば一対の光ファイバを光軸を合わせて配し、
その隙間にミラーまたは遮蔽板を出し入れするための、
駆動型機械式光スイッチに適用可能なアクチュエータに
関するものである。
ムにおける光スイッチ装置などに応用するために、高速
に、且つ高精度な変位を得ることができるアクチュエー
タ装置が望まれている。特に、そのアクチュエータ装置
を光スイッチに応用するためには、10数ms程度の可
動速度、±1μm程度の精度を有することが必要とさ
れ、様々な方法が提案されている。それら方式の中で、
機械式光スイッチは、メカニカルスイッチによりファイ
バーやミラー(または遮蔽板)を機械駆動することによ
り、直接光の伝播方向を変えることができるため、他の
方式の光スイッチに比べてスイッチ内部における光損失
やクロストークが小さい等の利点を有し、光スイッチに
適用できる最も有望な技術として実用化が進んでいる。
術として、ミラー駆動型機械式2×2光スイッチが、特
開2001−75026号で開示されている。この従来
技術に関して、図25を用いて説明する。
イバ部について説明する。この光ファイバ部は、レンズ
の光軸対称に一対の光ファイバ101、103を配置し
た第1のコリメータレンズ組み立て105と、該コリメ
ータレンズの光軸対称に一対の光ファイバ107、10
9を配置した第2のコリメータレンズ組み立て111を
配置し、その第1及び第2のコリメータレンズ組み立て
105、111を対向させて光軸を一致させる。その際
に、第1及び第2のコリメータレンズ組み立て105,
111は、光ファイバ101と光ファイバ109、光フ
ァイバ103と光ファイバ107が互いに交差して光学
接続するように配置して整列ブロック113によって支
持されている。そして、前記第1及び第2のコリメータ
レンズ組み立て105、111はそれぞれ、図示しない
一対の光ファイバと光ファイバを支持するフェルール
と、光ファイバとフェルール端に接続される略0.25
ピッチのロッドレンズにより構成される。
置について説明する。前記整列ブロック113には、レ
ンズの光軸と平行に設けられた軸孔が設けられており、
その軸孔には、反射ミラー軸115が挿入されている。
反射ミラー117は、前記光ファイバ101,103か
ら出射される光を正確に反射させる必要があるため、整
列ブロック113には光ファイバに対し直交して反射ミ
ラー基準面119を加工し、この反射ミラー基準面11
9に反射ミラー117を面接触させて直角度を規定して
いる。この構成とすることにより、反射ミラー117の
鏡面を前記光ファイバの光軸と直交させた状態で、前記
反射ミラー軸115とともに反射ミラー117を回転可
能としている。
焦点面においてレンズの光軸に直角とし各光ファイバか
らの光を反射させる第1の位置と、透過させる第2の位
置との間を移動可能としており、その動作を駆動手段で
あるモーター(DCマイクロモーター121)により行
っている。その具体的な駆動手段は、DCマイクロモー
ター121のモーター軸に取り付けられたブッシュ12
3、及び偏心ピン125により前記反射ミラー117を
前記反射ミラー軸115を支点として第1の位置から第
2の位置を任意に移動可能としている。
記一対の光ファイバ101、103の隙間に、前記反射
ミラー117を精度良く出し入れするために、前記第1
の位置、第2の位置を規定する機構が必要となる。その
機構は、前記整列ブロック113に所定の形状で形成さ
れた切り欠き溝127(例えばV字形状)に、前記偏心
ピン125が進入する構成とし、前記モーター軸が一方
に回転して、その切り欠き溝127の端面に該偏心ピン
125が当接することで第1の位置が決まり、さらに、
他方に回転した際に該偏心ピン125が逆の端面に当接
して第2の位置が決まる構成である。さらに、整列ブロ
ック113内の反射ミラー軸115に近接した位置に永
久磁石129を埋没させておき、光ファイバからの光を
反射させる第1の位置で、この永久磁石129により磁
性体からなる反射ミラー軸115を一方向に付勢するこ
とで、微動するミラー回転軸115を常に同じ位置とす
る。これにより、光ファイバーから出射される光を正確
に反射させるとともに、反射ミラー117を目的の位置
に移動させた後に、DCモーター121に通電しなくて
も、永久磁石129の磁気吸引力によりその位置に保持
する自己保持状態として、その反射ミラー117の位置
を保つことができる。
置を、前記光ファイバー部と組合わせることで、前述の
光スイッチにおけるアクチュエータ装置の可動速度と精
度を実現し、更に繰り返し再現性がよく、振動衝撃など
の外力の影響を受けにくい小型の機械式光スイッチとし
ていた。
ス鋼などの金属製の母材に、金属の両面に硬さMHv1
800以上のTi−N被膜処理をし、さらに金(A
u)、プラチナ(Pt)などの高反射率被膜をスパッタ
リングまたは化学メッキなどにより付着させて構成した
ものである。
アクチュエータ装置は、可動速度と精度の面で優れてい
るが、下記に記載の問題点を有する。
来のアクチュエータ装置は、整列ブロック113と反射
ミラー117を面接触させて反射ミラー117の直交度
を規定し、前記光ファイバの光軸と常に直交した状態
で、光ファイバー部に反射ミラー117を出し入れして
いた。しかしながら、その反射ミラー117を第1の位
置と第2の位置の間で回転させる際、整列ブロック11
3と反射ミラー軸115の間や整列ブロック113と反
射ミラー117との間においては、面接触したままその
反射ミラー117を回転させなくてはならない。そのこ
とよって、この反射ミラー117を回転させて長期に渡
り光スイッチを機能させると、前記面接触の摩擦により
その反射ミラー117を支える反射ミラー軸115が徐
々にズレたり、反射ミラー117の直交度が損なわれる
場合があり、光ファイバーからの出射光を正確に反射さ
せることができない事が想定でき、長期信頼性の点で問
題がある。
自己保持状態とするとともに、外部衝撃による反射ミラ
ーの微変を抑えるために、慣性モーメントが大きい反射
ミラー軸115を、強い磁力の永久磁石129にて吸引
する必要がある。その永久磁石129は、反射ミラー1
17が第1の位置と第2の位置との間を移動する際も、
反射ミラー軸115を吸引したまま駆動する構成であ
る。このため、当然のことながら移動の間は、DCマイ
クロモータ121は、この永久磁石の吸引力に勝り、且
つ反射ミラー117を可動可能とするだけの力を常時発
生させる必要がある。したがって、DCマイクロモータ
ー121のトルクを十分大きくしなくてはならなくな
り、結果として消費電力が大きくなってしまう。
動しても安定した再現性が得られ、しかも、耐久性に優
れ、さらに低消費電力で駆動することが可能な小型のア
クチュエータ装置を提供することである。
成するために、基本的には、下記に記載されたような技
術構成を採用するものである。
態様は、回転自在に支持された回転軸と当該回転軸に固
定されたローター磁石とを含む回転体と、この回転体を
回転駆動するための駆動手段と、ローター磁石の磁極間
を結ぶ閉磁路を形成し、回転体を所定回転位置に自己保
持する少なくとも一つのヨークとを備える構成とする。
また、本発明の第2の態様は、回転自在に支持された回
転軸とこの回転軸に固定されたローター磁石とを含む回
転体と、回転体を第1の回転位置に規定する第1の規定
手段と、回転体を第2の回転位置に規定する第2の規定
手段と、回転体を第1の規定手段と第2の規定手段の間
で回転駆動させるための駆動手段と、第1の回転位置と
第2の回転位置の少なくとも何れか一方の回転位置にお
いてローター磁石の磁極間に閉磁路を形成し、回転体を
当該回転位置に自己保持する少なくとも一つのヨークを
備える構成とする。ここで、ローター磁石とヨークは、
少なくとも一方が永久磁石であり、他方は電磁石とし、
永久磁石の磁気力により回転体を自己保持する。
クに設ける少なくとも1つの励磁用コイル、又はロータ
ー磁石に設ける励磁用コイルを備え、何れか一方の励磁
用コイルにより、ヨークとローター磁石との間に働く磁
気吸引作用及び/又は磁気反発作用により回転軸を回転
させる。また、規定手段は、規定手段が規定する回転位
置において回転体の一部と当接又は磁気吸引による回転
位置決め部材を備える。回転位置決め部材は、回転体と
当接する場合には、突き当て部材により構成することが
できる。また、ヨークは、所定の回転位置においてロー
ター磁石の一方の磁極が当接又は磁気吸引するように配
する回転位置決め部材と、ローター磁石の他方の磁極が
当接又は磁気吸引するように配した他の回転位置決め部
材とを一体、あるいは各磁性材を組み合わせて構成する
ことができる。
交又は平行に2極に着磁され、ヨークとの間で閉磁路を
形成することにより回転体を自己保持し、また、ヨーク
との間で磁気吸引あるいは磁気反発することで回転体を
回転させ、切替を行うことができる。また、回転体と回
転位置決め部材とは、面で当接できる形状とし、これに
より自己保持力を高めることができる。また、回転体
は、この回転体の回転に伴って、少なくともその一部が
光軸を合わせた一対の光ファイバの隙間の挿脱する従動
体を備え、この従動体により光ファイバ間で光の導通を
制御する。ここで、従動体に反射面を設け、この反射面
による光を反射することで光の切替を行う。反射面は回
転軸に対し直交して形成することにより、回転軸と平行
に配置した一対の光ファイバ間の光の切替を行うことが
できる。また、ローター磁石の重心と前記回転軸の重心
が略一致、あるいは、ローター磁石と遮蔽板の重心と回
転軸の重心が略一致した構成とすることで、アクチュエ
ータに外力が加わった場合にも、回転モーメントによる
ズレを低減することができる。
をするための最良な形態におけるアクチュエータ装置の
構成を説明する。図1は、光スイッチに適用した本発明
のアクチュエータ装置の構成を説明するための装置平面
図である。なお、本図面における従来技術と同一の部材
については同じ符号をつけて説明する。
に、回転自在に支持された回転軸15と、その回転軸1
5の中央部に配置されたローター磁石17からなる回転
体7を配する。アクチュエータ部5は、ローター磁石1
7の近傍に配した第1のヨーク23を備え、このヨーク
の保持力による回転体7を第1の回転位置に自己保持す
る。また、第1のヨーク23は第1の励磁用コイル25
と共に第1の磁気回路部9を構成する。この第1の磁気
回路部9は、第1の回転位置から後段で説明する第2の
回転位置へ移行させるだけの回転力を生じさせることに
より、所定の方向に前記ローター磁石17を第2の回転
位置まで移動させることができ、一方向のスイッチング
を可能とする。つまり、第1の励磁用コイル25を第1
のヨーク23に備えた第1の磁気回路部9は、第1の回
転位置から第2の回転位置へ移行させるだけの回転力を
生じることで、回転体7を回転させて他方向へのスイッ
チングを行うと共に、第1自己保持状態から第2の自己
保持状態へ移行させる。さらに、アクチュエータ部5
は、ローター磁石17の近傍に配した第2のヨーク27
を備え、このヨークの保持力による回転体7を第2の回
転位置に自己保持する。この保持力は第1の励磁用コイ
ル25の通電を止めても、第2の自己保持状態を取るこ
とができる。また、第2の励磁用コイル29を第2のヨ
ーク27に備えた第2の磁気回路部11は、前回とは反
対方向に第2の回転位置から第1の回転位置へ移行させ
るだけの回転力を生じることで、前回の回転方向とは反
対方向に回転体7を回転させて他方向へのスイッチング
を行うと共に、第2の自己保持状態から第1の自己保持
状態へ戻す。なお、第1の励磁用コイル25と第2の励
磁用コイル29の作用は、磁気反発を利用して、反対方
向に回転させる。
て筐体1に回転自在に固定されており、第1の磁気回路
部9及び第2の磁気回路部11は筐体1にねじや接着剤
等の任意の固定手段(図示せず)で固定されている。
おいてのみラジアル方向、スラスト方向に保持される。
この回転体取付13による保持は、いずれも摩擦力が少
ない軸受け構造、例えばボール軸受けの点接触構造をと
ることが可能である。そのため、本発明のアクチュエー
タ装置は、スイッチ動作に伴う回転角度が必要最小限に
限定されて摺動箇所がこの2箇所のみであることから、
本発明のアクチュエータ装置を駆動する際に発生する摩
擦による負荷を従来構成に比べ少なくすることができ
る。しかも、回転時における摩擦負荷は、ラジアル方向
の摩擦力に回転軸半径を乗じた負荷トルクとして発生す
るが、回転半径は十分小さくすることができるため、少
ないトルクで前記回転体7を回転させることができる。
タ部5の構成を更に詳細に説明する。図3は、本発明の
アクチュエータ装置の構成を説明するための斜視図であ
る。このアクチュエータ部5を構成する第1の磁気回路
部9は、第1のヨーク23、第1の励磁用コイル25で
構成される。その第1のヨーク23は、前記第1の回転
位置でローター磁石17の一方の磁極17aが突き当て
部材24aに当接するとともに、他方の磁極17bが別
の突き当て部材24bに当接するように配する。突き当
て部材24a,24bは磁性材料により形成し、ヨーク
23と一体に構成することも、あるいはヨーク23に接
続することもできる。
等の磁性材であり、第1の励磁用コイル25は第1のヨ
ーク23に巻回されており、そして、第1の励磁用コイ
ル25の端子は端子ピン(図示せず)またはFPC(図
示せず)に接続され、筐体1外部に取り出されて外部と
の電気的な接続を行い、本発明のアクチュエータ装置を
制御する。
ーク27、第2の励磁用コイル29で構成される。第2
のヨーク27の材料は第1のヨークと同じである。また
その構成においても、第2のヨークが、第2の回転位置
で前記ローター磁石17が突き当て部材28a及び別の
突き当て部材28bと当接する点以外は同じである。
クは、それぞれ図面上一体で形成されているが、複数の
部材を組み合わせて磁気的な結合がされていても構わな
い。
を回転させて様々な機能のスイッチングをすることがで
きるが、具体的には例えば、回転体自体又は回転体と共
に回転する従動体として、遮蔽板、反射ミラー、センサ
ー等を配し、その回転体7を回転させてスイッチとして
機能させることができる。なお、センサーは、回転体又
は従動体に設ける他、この回転体や従動体とは別に設け
ることもできる。
めの一構成例(図1)として、前記回転体7に遮蔽板1
9を配し、光ファイバーの光軸と合わせてその遮蔽板1
9に反射ミラー20を配した構成で以下に説明する。こ
の光スイッチは、任意のサイズの筐体1内に、光ファイ
バー部3を配置する。この光ファイバー部3は従来技術
で説明した構成と同一の構成を採用するが、この光ファ
イバー部は、従来の構成に限らず他の構成であっても構
わない。
図2は、本発明のアクチュエータ装置の回転体の構成を
説明するための分解斜視図である。回転体7は、永久磁
石からなるローター磁石17の軸孔に回転軸15が挿入
されて接着剤等で一体化して固定され、反射ミラー20
は反射ミラー面21が回転軸の軸方向に対して直交する
ように回転軸15あるいはローター磁石17に接着剤等
で固定され回転軸と一体化された構成である。なお、反
射ミラー20を回転軸15に固定する際、その反射ミラ
ー20をプラスチック等の保持部材からなる遮蔽体19
に一旦保持し、この遮蔽体19とともに回転軸15に固
定する構成としても構わない。また、回転軸15の軸方
向の長さを筐体1内で許される範囲でできるだけ長く取
ることで、回転軸15の据付精度が反射ミラー面21の
傾きに与える影響を極力小さくすることができ、反射ミ
ラー面21の傾き誤差を微少にすることができる。な
お、反射ミラー20の回転軸15又はローター磁石17
への取付けは、図2(a)に示すように側壁に接着等に
より行う他、図2(b)に示すように反射ミラー20を
構成する遮蔽体19の中心の軸孔を設け、この軸孔に回
転軸15を挿入して固定することもできる。
射ミラー面21が回転軸15方向に対し直交する様に配
置することで、ローター磁石17に加わる回転モーメン
トを制御することによって、第1のコリメータレンズ組
立て105と第2のコリメータレンズ組立て111の間
の空間に反射ミラー面を同一平面内で移動させることが
できる。この構成によれば、反射面の角度を従来構成の
ように接触部材を要することなく非接触で行うことがで
きる。仮に、その反射ミラー面21が光ファイバーの光
を遮断した時、ゴミ等がヨーク端とローター磁石17の
間に入り込んで回転角度が多少ズレたとしても、この回
転角度のズレは、反射ミラー面21と光軸との直交性に
影響しないため、その反射ミラー面21は常に光ファイ
バの光軸に対して同一角度に保つことが出来る構成であ
る。
あるいはNdFeBの希土類磁石等を用いることがで
き、回転軸15の軸方向に垂直な方向(図2における着
磁方向)に2極に着磁されている。ここでローター磁石
17の第1のヨーク23と対向して接触する面は、第1
の自己保持状態において所定の回転位置で面接触が可能
となるように傾斜面17A1,17B2が形成されてい
る。一方、ローター磁石17の第2のヨーク27と対向
し接触する面は、第2の自己保持状態において前記と反
対方向に回転した回転位置で接触が可能となるように傾
斜面17B1,17A2が形成されている。また、この
ローター磁石17の形状は、ヨークとの間の閉磁路によ
る自己保持力を高めるには、前述の通り面接触できる形
状がより好ましいのであるが、前記第1、第2のヨーク
23、27と接触させることができれば、他の形状であ
っても構わない。
ミック等の平滑面を有する板材を加工して作製し、表面
裏面ともに必要範囲に金等の反射率の高い材料をメッキ
処理し、反射膜としての機能を有する反射ミラー面21
を形成することができる。
うな回転体構成とすることにより、回転体7の重心と回
転軸15の重心とを略一致させることが容易となる。な
お、ここで、略一致とは、アクチュエータ部5が衝撃を
受けたとき、回転体の重心と回転軸の重心とのズレによ
り生じるモーメント等によって、スイッチ動作に与える
影響が許容範囲内に収まる程度を意味している。例え
ば、図2(b)の構成のように、遮蔽体19を回転軸に
対し対称な形状とすることで、回転体の重心と回転軸の
重心との一致を容易なものとすることができる。この様
に回転体7の重心位置を略一致させることで、外部から
の衝撃があった場合でも、その衝撃によるアクチュエー
タ装置への影響を最小限に留めることができる。その作
用については実施例で説明する。
所には、摩耗低減のためのコーティング処理、メッキ処
理が施されていても良い。図4は回転体取付13の一構
成例を示している。図4(a),(b)に示す構成例に
おいて、回転体取付13はスラスト方向に支持するため
のボール13a及び弾性部材13bと、ラジアル方向に
支持するためのスリーブ13cを備える。ボール13a
は回転軸15の端部15aと接触し、弾性部材13bの
弾性力により軸方向に押圧する。これにより、回転軸1
5はその両端においてスラスト方向に支持される。ま
た、スリーブ13cは回転軸15の外周に配され、回転
軸15をラジアル方向に支持する。回転体15の端面
は、図4(a)に示す端面15aのように平面状とする
ことも、あるいは図4(b)に示す端面15bのように
軸中心に向かって傾斜する傾斜面とすることもできる。
図4(b)の構成によれば、ボール13aは常に端面1
5bの軸中心に維持され、ラジアル方向とスラスト方向
の両方向を支持することができるため、スリーブ13c
を省略することもできる。この場合、潤滑油を使う必要
が無いので、反射ミラー面21への油膜の付着等の信頼
性低下の要因を排除することができる。
を光スイッチに適用した構成を一例として示したが、本
発明のアクチュエータ装置は、この光スイッチの分野に
限定されないで、スイッチング機能の再現性、装置の耐
久性、小型化、低消費電力等が要求されるスイッチング
機構全てに適用できる技術である。
を光スイッチに適用した際のアクチュエータ部5の動作
について、図5〜図9を用いて以下に説明する。まず初
めに第1の回転位置における第1の自己保持状態につい
て説明する。図5(a)は、第1の自己保持状態を説明
するためのローター磁石近傍のアクチュエータ部断面図
であり、図5(b)は、上記構成の第1の自己保持状態
が構成されたアクチュエータ装置の回路展開模式図であ
る。なお、ローター磁石は図5(a)に示す方向に2極
に着磁されているとする。図5(a)に示すように、第
1のヨーク一端31は符号17のローター磁石のN極の
傾斜面17A1の近傍に位置し、第1のヨーク他端33
は前記ローター磁石のS極の傾斜面17B2近傍に位置
している。そして、図5(b)に示すように、ローター
磁石のN極から生じた磁束は第1のヨーク一端31から
第1のヨーク23を通り第1のヨーク他端33へ向かっ
て流れる。又、ローター磁石の内部ではS極からN極の
方向へ磁束が生じている。これにより、矢印の方向に磁
束が流れる閉磁路が形成され、ローター磁石17の磁力
により第1の自己保持状態とすることができる。このと
き第1の回転位置における第1の自己保持状態では、例
えば、反射ミラー面21は光経路35と重なった状態と
すると、光ファイバーの光は反射ミラー面によって反射
される状態となる。
転位置から第2の回転位置への動作について説明する。
図6(a)は、第1の回転位置から第2の回転位置まで
のローター磁石の回転動作を説明するための、第1の回
転位置でのローター磁石近傍の回路展開模式図であり、
図6(b)は、上記動作後の第2の回転位置での回路展
開模式図である。図6(a)に示すように、第1の回転
位置で第1のヨーク一端31がN極、第1のヨーク他端
33がS極となるように第1の励磁用コイル25に通電
させる。すると、第1の励磁用コイル25によって矢印
方向への磁束が発生し、第1のヨーク一端31にN極が
形成され、第1のヨーク他端33にS極が形成される。
この磁極の形成により、第1のヨーク一端31のN極と
ローター磁石17のN極との間に反発力が発生すると同
時に、第1のヨーク他端33のS極とローター磁石17
のS極との間にも反発力が発生する。従って、ローター
磁石17は回転軸15を回転中心として時計回りの回転
力が発生し、図6(b)に示す様に、ローター磁石17
が第2のヨーク一端37及び第2のヨーク他端39に接
触するまで(第2の回転位置まで)回転して停止する。
ここで、ローター磁石17が回転をした後に第1の励磁
用コイル25への通電を止めれば、ローター磁石17の
S極は第2のヨーク一端37との間に磁気吸引力が、N
極は第2のヨーク他端39との間に磁気吸引力がそれぞ
れ働くので、第2の自己保持状態を取ることができる。
通電して、該ローター磁石の磁極と反発する磁極を第1
のヨーク23の両端に発生させることで、ローター磁石
17を第1の回転位置から第2の回転位置に回転させる
ことができる。なお、第1の励磁用コイル25には第1
の回転位置から第2の回転位置への回転時だけ一方向に
通電すればよく、駆動回路構成が簡単となる。
自己保持状態について説明する。図7(a)は、第2の
自己保持状態を説明するための第2の回転位置における
ローター磁石近傍の模式断面図であり、図7(b)は、
上記構成の第2の自己保持状態が構成されたローター磁
石近傍の回路展開模式図である。図7(a)に示すよう
に、第2のヨーク一端37は符号17のローター磁石の
S極の傾斜面17B1の近傍に位置し、第2のヨーク他
端39はローター磁石のN極の傾斜面17A2の近傍に
位置している。そして、図7(b)に示すように、ロー
ター磁石のN極から生じた磁束は第2のヨーク他端39
から第2のヨーク27を通り第2のヨーク一端37の方
向へと流れる。又、ローター磁石の内部ではS極からN
極の方向へと磁束が生じている。これにより、矢印の方
向に磁束が流れる閉磁路が形成され、ローター磁石17
の磁力により、第2の自己保持状態となる。なお、この
とき、前記第1の回転位置に対し第2の回転位置におけ
る第2の自己保持状態とすると、反射ミラー面21は光
経路35とズレた状態であり、光ファイバーの光は透過
状態となる。
への動作を説明する。図8(a)は、第2の回転位置か
ら第1の回転位置までのローター磁石の回転動作を説明
するための、第2の回転位置におけるローター磁石近傍
の回路展開模式図であり、図8(b)は、上記動作後の
第1の回転位置における回路展開模式図である。図8
(a)に示すように、第2の回転位置で、第2のヨーク
一端37がS極、第2のヨーク他端39がN極となるよ
うに第2の励磁用コイル29に通電させる。すると、第
2の励磁用コイル29によって矢印方向への磁束が発生
し、第2ヨーク一端37にS極が形成され、第2ヨーク
他端39にN極が形成される。この磁極の形成により、
第2のヨーク一端37のS極とローター磁石17のS極
との間に反発力が発生すると同時に、第2のヨーク他端
39のN極とローター磁石17のN極との間にも反発力
が発生する。従って、ローター磁石17は回転軸15を
回転中心として反時計回りの回転力が発生し、図8
(b)に示すように、ローター磁石17が第1のヨーク
一端31及び第1のヨーク他端33に接触するまで(第
1の回転位置まで)回転して停止する。ここで、ロータ
ー磁石17が回転をした後に第2の励磁用コイル29へ
の通電を止めると、ローター磁石17のN極は第1のヨ
ーク一端31との間に磁気吸引力が、S極は第1のヨー
ク他端33との間に磁気吸引力がそれぞれ働くので、再
び第1の自己保持状態を取ることができる。
位置への回転体7を回転させる際は、第2の励磁用コイ
ル29のみ通電しており、第1から第2の回転位置への
回転体7の回転の際の動作説明と同様に、片方の励磁用
コイルに通電するだけで前記回転体7を回転させること
が可能である。
ら第2の回転位置の間で回転させた際に必要な駆動トル
クのデータを基に、ヨークに配した励磁用コイルへの通
電方法について考察する。図9は、横軸に回転角度、縦
軸にトルクを示した、本発明のアクチュエータ装置を駆
動するために必要なトルクを説明するためのグラフであ
る。本グラフの符号61は、第1の励磁用コイル25に
通電していない場合に回転体に作用する保持トルクカー
ブを示し、符号63は、第1の励磁用コイル25に通電
した場合に生じる回転体に作用する駆動トルクカーブを
示す。
まで回転体7を回転させた場合を例にとって説明する。
図9における第1の回転位置を回転角度0、第2の回転
位置を回転角度1とすると、保持トルクカーブ61は第
1の回転位置と第2の回転位置の中間でトルクの正負が
入れ替わっていることが判る。このことによって、本発
明のアクチュエータ装置では、回転体が第1の回転位置
に近いときは第1の自己保持状態を維持しようとするト
ルクが作用し続け、第2の回転位置に近いときは第2の
自己保持状態を維持しようとするトルクが作用する。回
転体に作用するトルクは、保持トルクと第1の励磁用コ
イルの通電時に発生する駆動トルクの和で表される。し
たがって、第1の回転位置から第2の回転位置に回転体
7を回転させるときには、図9中の太線に示すように、
第1の回転位置と第2の回転位置との中間点を過ぎた辺
りまで第1の励磁用コイル25への通電を行えば良く、
その位置から第2の回転位置までは、第1の励磁用コイ
ル25への通電を止めてもローター磁石17と第2のヨ
ーク27の磁気吸引力により回転させることができる。
なお、第1の励磁用コイル25への通電を止めた状態と
しては、第1、第2の励磁用コイルのコイル端子の接続
をショート状態またはオープン状態が考えられる。ま
た、第1の励磁用コイル25への通電中のとき、第2の
励磁用コイル29はオープン状態をとることが好まし
い。そして、該ローター磁石17と第2のヨーク27が
接触または近接した後、通電を行わない状態で第2の自
己保持状態とすることができることができる。
の第1から第2の回転位置への回転の場合と逆となるだ
けで同じ作用をするため、ここでの説明は省略する。
衝撃性にも優れた構造をとっている点ついて図10〜1
2を用いて説明する。図10は、回転軸15とローター
磁石17からなる回転体7に、該回転軸15の軸方向か
ら外力が掛かった場合の耐衝撃性を説明するための図で
あり、筐体底面に対し水平方向から見たローター磁石近
傍の模式図を示している。なお、図10のX方向は、回
転軸15と平行な方向で、Z方向は、筐体1に対し垂直
な方向として説明する。図10に示す様に、X軸方向か
ら外力(図中の矢印)が掛かったとしても、本発明の様
にローター磁石17の重心位置と回転軸15の重心位置
とを略一致させる構成とすれば、外力によるモーメント
を実質的に生じさせることなく、その外力は回転軸15
を介して回転体取付13に伝わり、この回転体取付13
によって吸収させることができる。この様に本発明のア
クチュエータ装置は、X軸方向からの力に対する耐衝撃
性に優れているのである。
性について説明する。図11(a)は、回転軸15とロ
ーター磁石17からなる回転体7に、前記Y軸方向から
外力が掛かった場合の耐衝撃性を説明するため図であ
り、Z軸方向から見たローター磁石近傍の模式図を示し
ている。図11(b)は、上記構成におけるY軸方向か
ら見たローター磁石近傍の模式図である。図11(a)
に示す様に、Y軸方向から外力(図中の矢印)が掛かっ
たとしても、回転軸15の両端が回転体取付(図示せ
ず)により支持される。また、図11(b)に示す方向
で考えると、ローター磁石17の重心位置と回転軸15
の重心位置とを略一致させているので、回転体7にはY
軸方向の外力による回転モーメントが作用しない構造で
あることがわかる。なお、図11(b)において、図中
の丸印は外力の方向を示し、図面の裏面から表面に向か
う力方向を示している。
について説明する。図12(a)は、回転軸15とロー
ター磁石17からなる回転体7に、前記Z軸方向から外
力が掛かった場合の耐衝撃性を説明するための図であ
り、Y軸方向から見たローター磁石近傍の模式図を示し
ている。又、図12(b)は、上記構成におけるZ軸方
向から見たローター磁石近傍の模式図である。図12
(a)に示す様に、Z軸方向から外力(図中の矢印)が
掛かったとしても、図8、9と同様に回転軸の両端が回
転体取付(図示せず)において支持される。また、図1
2(b)に示す方向で考えると、回転体の重心位置と回
転軸重心位置を略一致させているので、回転体にはZ軸
方向の外力による回転モーメントが作用しない構造であ
ることがわかる。なお、図12(b)において、図中の
丸印は外力の方向を示し、図面の表面から裏面に向かう
力方向を示している。
ータ装置は、第1、第2の回転位置で、ヨークと磁石に
よる磁気回路により閉磁路を構成する。この構成では、
磁気回路における空隙部分がわずかであるため、磁気抵
抗が少なくなる。さらに、磁石体積を少なくして磁石の
磁力を弱くしたとしても所望の保持力を得ることができ
る構成である。また、本構成は、回転体の軸方向と直交
する方向の回転体の径を短くすることにより、回転体7
の慣性モーメントを少なくすることができるので、回転
時に必要なトルクが少なくて済むことから励磁用コイル
に流す電流値を少なくすることができ、低消費電力の効
果が大きい。よって、本発明のアクチュエータ装置は、
ローター磁石17に取り付けられた反射ミラー20の反
射ミラー面21を安定して光ファイバの隙間に出し入れ
できる、極めて繰り返し再現性の良いスイッチング機能
を有する。
撃を吸収することができ、閉磁路により第1、第2の回
転位置を保持するので、従来技術の様に保持状態におけ
る耐衝撃性を確保するだけの力をわざわざ励磁用コイル
により発生させる必要がない。よって、本発明のアクチ
ュエータ装置の消費電力は、駆動に必要な量を励磁用コ
イルに通電させるだけである。しかも、本構成は回転体
7の重心位置と回転軸15の重心位置を略一致させてい
るので、外力が加わっても新たな回転モーメントが発生
せず、耐衝撃性が良好となる。
る、アクチュエータ装置について、図13を用いて説明
する。本構成は、より高速にスイッチングを行うことが
必要な場合や、省スペース化が要求された場合に特に有
効な構成である。実施例1と異なる点は、第1と第2の
自己保持状態を切り替える際、第1の励磁用コイル25
及び第2の励磁用コイル29に同時に通電を行う。つま
り、第1の回転位置から第2の回転位置への切り替え時
に、第1のヨーク23にローター磁石17と反発する磁
極を発生させると同時に、第2のヨーク27にローター
磁石17と吸引する磁極を発生させ、又、逆に第2の回
転位置から第1の回転位置への切り替え時に、第1のヨ
ーク23にローター磁石17と吸引する磁極を発生させ
ると同時に、第2のヨーク27にローター磁石17と反
撥する磁極を発生さる点である。よって、本構成におけ
るアクチュエータ装置は、スイッチング動作をする際
に、第1,第2の励磁用コイルのコイル端子の接続をシ
ョート状態またはオープン状態に制御したり、電流の向
きを変える制御といった、3つの制御状態により切り替
える。この実施例2では、反発力と吸引力の二つの力を
利用するため、実施例1で使用する励磁用コイルに比
べ、一つの励磁用コイルで励磁する磁束を少なくして
も、ローター磁石17を回転させることができる。その
ため、実施例2の構成を適用すれば、駆動方法が複雑と
なるが、それぞれの励磁用コイル体積を少なくすること
ができ、省スペース化が望める。
について説明する。図13(a)は、第1の回転位置か
ら第2の回転位置までのローター磁石の回転動作を説明
するための図であり、第1の回転位置でローター磁石へ
の反発作用と吸引作用を用いた場合のローター磁石近傍
の回路展開模式図を示している。図13(b)は、上記
構成における第2の回転位置でローター磁石に反発作用
と吸引作用を用いた場合のローター磁石近傍の回路展開
模式図を示している。
で、第1のヨーク一端31がN極、第1のヨーク他端3
3がS極となるように第1の励磁用コイル25に通電
し、また、第2のヨーク一端37がN極、第2のヨーク
他端39がS極となるように第2の励磁用コイル29に
通電する。すると、第1のヨーク一端31のN極とロー
ター磁石17のN極との間に反発力が発生するととも
に、第1のヨーク他端33のS極とローター磁石17の
S極との間にも反発力が発生する。またこれと同時に、
第2のヨーク一端37のN極とローター磁石17のS極
との間に吸引力が発生するとともに、第2のヨーク他端
39のS極とローター磁石17のN極との間にも吸引力
が発生する。従って、図13(a)においてはローター
磁石17は回転軸15を回転中心として時計回りの回転
力が生じ、ローター磁石17が第2のヨーク一端37及
び第2のヨーク他端39に接触するまで(第2の回転位
置まで)回転して停止する。図14(a)は、このとき
の第1の励磁用コイル25及び第2の励磁用コイル29
に印加する電圧のタイミング及びその磁力を示してい
る。
作は、図13(b)に示すよう第1の励磁用コイル2
5、第2の励磁用コイル29への通電方向を逆にするこ
とで、上述の説明と同じように、ローター磁石17と第
1、第2のヨーク間での吸引、反発作用により行うこと
ができる。
と第2の回転位置との中間点を過ぎた辺りで第1の励磁
用コイル25及び第2の励磁用コイル29への通電を止
めれば、ローター磁石17のN極は第2のヨーク他端3
9と磁気吸引力が働き、それと同時にS極は第2のヨー
ク一端37との間に磁気吸引力が働くので、前記ロータ
ー磁石とヨークが接した時点で第2の自己保持状態を取
ることができる。この様な駆動方法でも、実施例2にお
けるアクチュエータ装置を駆動することができる。図1
4(b)は、このときの第1の励磁用コイル25及び第
2の励磁用コイル29に印加する電圧及びその磁力を示
している。
置で、第1の励磁用コイル25に通電してローター磁石
17と反発する磁極をヨーク両端に発生させて、ロータ
ー磁石17をある程度回転させた後に、第2の励磁用コ
イル29に通電してローター磁石17を吸引する磁極を
ヨーク両端に発生させて、該ローター磁石を第2の回転
位置まで回転させる駆動方法としても構わない。図14
(c)は、このときの第1の励磁用コイル25及び第2
の励磁用コイル29に印加する電圧及びその磁力を示し
ている。さらに、第2の回転位置近傍にローター磁石が
接近した際に、第2の励磁用コイル29に該ローター磁
石とは反発する磁力をヨーク両端に発生させて、ロータ
ー磁石とヨークとの衝突強度を弱めてあげることもでき
る。図14(d)は、このときの第1の励磁用コイル2
5及び第2の励磁用コイル29に印加する電圧及びその
磁力を示している。
タ装置とすれば、実施例1の効果に加え、より高速にス
イッチングを行うことができ、さらに省スペース化が要
求された構成が可能であることがわかった。
態として、図15の斜視図を用いてそのアクチュエータ
部について説明する。本構成は、アクチュエーター部の
より省スペース化が望まれる際に有効な構成である。
転体7のみでアクチュエータ部5を構成している点であ
る。その第1の磁気回路部9は、実施例1、2と同様な
構成であり、その駆動方法のみが異なる。また、実施例
3は第2の磁気回路部を有しておらず、一方の回転位置
を規定する突き当て部材をプラスチック等の非磁性材料
41により構成している。
について説明する。図16(a)は、第1の回転位置で
の第1の自己保持状態を示す回路展開模式図であり、1
6(b)は、第1の回転位置から第2の回転位置までの
ローター磁石の回転動作を説明するための、第1の回転
位置でローター磁石への反発作用を発生させた際の該ロ
ーター磁石近傍の回路展開模式図であり、図16(c)
は、上記構成で第2の回転位置へ移動後のローター磁石
近傍の回路展開模式図である。なお、ローター磁石17
は図に示す方向に2極に着磁されているとする。
(a)に示す様に、第1のヨーク一端31がローター磁
石17のN極の傾斜面17A1の近傍に位置し、第1の
ヨーク他端33がローター磁石のS極の傾斜面17B2
の近傍に位置する様に配する。そして、ローター磁石1
7のN極から生じた磁束は第1のヨーク一端31から第
1のヨーク23を通り第1のヨーク他端33へ向かって
流れ、ローター磁石の内部もS極からN極の方向へ磁束
が生じている。これにより、第1の回転位置で矢印の方
向に磁束が流れ閉磁路が形成され、第1の自己保持状態
を持つ。
の回転位置で、第1のヨーク一端31がN極、第1のヨ
ーク他端33がS極となるように第1の励磁用コイル2
5に通電する。すると、第1の励磁用コイル25によっ
て矢印方向への磁束が発生し、第1のヨーク一端31の
N極とローター磁石17のN極との間に反発力が発生す
ると同時に、第1のヨーク他端33のS極とローター磁
石17のS極との間にも反発力が発生する。従って、図
16(b)においてはローター磁石17は回転軸15を
回転中心として時計回りの回転力が発生し、図16
(c)に示す様に、ローター磁石17が突き当て部材4
1に接触するまで(第2の回転位置まで)回転して停止
する。この突き当て部材41は、プラスチック等の非磁
性材料により構成されているので、この位置で実施例
1、2の様に閉磁路を形成するのではなく、第1の磁気
回路部9で形成されたローター磁石17との反発作用に
よって第2の自己保持状態を保持することとなる。そこ
で、第1の磁気回路部9の反発力を解除すれば、前記第
1のヨーク一端31、他端33との間に吸引力が発生
し、再度第1の回転位置にローター磁石17を戻すこと
ができる。さらに、ここでローター磁石17との間に逆
の極性のパルスを印加して吸引力を発生させ、前記ロー
ター磁石17を第1の回転位置としても構わない。この
様に作用させることで、第1の自己保持状態への復帰を
速くすることができる。
は、実施例1の効果に加え、更に少ない部材で本発明の
効果を得ることができることを確認した。
態として、図17の斜視図を用いてそのアクチュエータ
部について説明する。実施例1と異なる点は、第1の自
己保持状態と第2の自己保持状態を一つの励磁用コイル
の励磁を切り替えて行うことができる構成である。図1
7におけるヨーク47,第1の励磁用コイル25で構成
される第1、第2の磁気回路部は、前記ローター磁石1
7が回転して、第1、第2の回転位置でそれぞれ第1、
第2の自己保持状態とするために、ローター磁石17の
上下に隙間を空けてヨーク端を配し、そのヨーク端に所
定の磁極を発生できるように、少なくとも1つの励磁用
コイルを配した構成である。ヨーク、励磁用コイルの材
料、及びそれを駆動する手段等は実施例1乃至3の記述
と同じである。
について説明する。図18(a)は、第1の回転位置で
の第1の自己保持状態を示す回路展開模式図であり、1
8(b)は、第1の回転位置から第2の回転位置までの
ローター磁石の回転動作を説明するための、第1の回転
位置でローター磁石への反発作用を発生させた際の該ロ
ーター磁石近傍の回路展開模式図であり、図18(c)
は、上記構成で第2の回転位置での第2の自己保持状態
とした際のローター磁石近傍の回路展開模式図である。
なお、ローター磁石17は図に示す方向に2極に着磁さ
れているとする。
ローター磁石17のN極の傾斜面17A1の近傍に位置
し、ヨーク端45はローター磁石17のS極の傾斜面1
7B2の近傍に位置している。そして、ローター磁石1
7のN極から生じた磁束はヨーク端43からヨーク47
を通りヨーク端45へ向かって流れ、ローター磁石の内
部もS極からN極方向へ磁束が生じている。これによ
り、第1の回転位置で図のヨークに示す矢印の方向に磁
束が流れて閉磁路が形成され、第1の自己保持状態とし
ている。
1の回転位置から第2の回転位置までの揺動運動につい
て説明する。まず、図18(b)に示す様に、第1の回
転位置でヨーク端43がN極、ヨーク端45がS極とな
るように第1の励磁用コイル25に通電する。すると、
第1の励磁用コイル25によって矢印方向への磁束が発
生し、ヨーク端43のN極とローター磁石17のN極と
の間に反発力が発生すると同時に、ヨーク端45のS極
とローター磁石17のS極との間にも反発力が発生す
る。従って、ローター磁石17は回転軸15を回転中心
として時計回りの回転力が発生し、図18(c)に示す
様に、ローター磁石17がヨーク端49及びヨーク端5
1に接触するまで(第2の回転位置まで)回転して停止
する。また、実施例1で示した通り、ローター磁石17
が回転を開始してから一定時間後に第1の励磁用コイル
25への通電を止めれば、ローター磁石17のN極はヨ
ーク端51と磁気吸引力が働き、S極はヨーク端49と
の間に磁気吸引力が働くので、第2の回転位置に移動さ
せることができる。ここで、実施例1または2と同様
に、ヨーク内で矢印の方向に磁束が流れ閉磁路を構成
し、第2の自己保持状態とすることができる。
19を用いて説明する。実施例1と異なる点は、回転体
の回転位置を検出するためのポジション検出器(フォト
インタラプタ、フォトリフレクタ)を筐体1に取り付
け、ミラーが光ファイバーの光を反射しているか透過し
ているかの検出を可能とした点と、ポジション検出器の
出力をフィードバックして励磁用コイルへの通電制御を
行うことができる点である。
光ファイバー部3に配置した光ファイバ101、103
または107、109の光を反射ミラー20が反射して
いるか、反射していないかのポジション、すなわち第1
の回転位置にあるか第2の回転位置にあるかを検出する
ためのポジション検出部60を有しており、そのポジシ
ョン検出部60に例えばフォトインタラプタ55を用い
た例である。そして、フォトインタラプタ55の光源の
光を遮断するために、反射ミラー20とほぼ対称な位置
に回転体7に一体で構成された遮蔽板53を配し、反射
ミラー面の位置を正確に把握することができる。その遮
蔽板53は、反射ミラー20と同一のガラス等の平滑な
板材の一端でも良いし、樹脂材で一体で形成しても構わ
ない。
検出部の端子は筐体1外面に取り出されて、外部との電
気的接続を行い、前記第1、第2の回転位置を検出し、
励磁用コイルへの通電制御を行うことができる。例え
ば、図14に示す励磁用コイルへの電圧印加を、ポジシ
ョン検出部60で検出して回転位置情報に基づいて制御
することができる。回転体7の重心と回転軸15の重心
が略一致させることは、実施例1で説明した通り耐久性
を向上させる上で重要である。また、前記フォトインタ
ラプタ55の代りにフォトリフレクタを用いても同じよ
うに作用させることができる。
ーター磁石の回転軸の方向から見た断面形状は、矩形状
あるいは台形形状を組み合わせた形状としているが、ロ
ーター磁石の形状はこれに限らず、円形状の断面形状と
することもできる。以下、図20〜図24に示す実施例
6〜実施例10を用いて、断面形状が円形状のローター
磁石の例について説明する。また、前記した実施例1〜
実施例5において、ローター磁石の着磁方向は回転軸の
方向と直交する方向としているが、ローター磁石の着磁
方向はこれに限らず、着磁方向を回転軸と同方向とする
こともできる。以下、図23,図24に示す実施例9,
実施例10を用いて、回転軸の方向に着磁されるロータ
ー磁石の例について説明する。
て説明する。第6の実施例は、ローター磁石の断面形状
が円形状の例である。なお、ローター磁石以外の構成は
前記した実施例1〜実施例5と同様とすることができる
ため、ここではローター磁石及びヨークについて説明
し、その他の構成については省略する。ローター磁石1
8は、回転軸の方向から見た断面形状を円形状とする円
筒体であり、径方向に着磁されている。第1のヨーク2
3及び第2のヨーク27は、ローター磁石18の径方向
の両端の外側を挟み、ローター磁石18の軸方向の端部
側において磁路を形成するよう構成され、周方向の位置
を異ならせて配置される。ローター磁石18の両磁極
は、回転軸の回りで回転することにより、第1のヨーク
23又は第2のヨーク27の各両端部との間で閉磁路を
形成し、その回転位置で自己保持する。また、第1のヨ
ーク23及び/又は第2のヨーク27に設けた励磁用コ
イル(図示していない)に通電して各ヨークに磁極を形
成することにより、ローター磁石18の回転位置を切り
替えることができる。
て説明する。第7の実施例は、ローター磁石の断面形状
が円形状の例であり、また、第1のヨーク及び第2のヨ
ークをローター磁石の外周に沿って配置する構成例であ
る。なお、その他の構成は前記した実施例1〜実施例5
と同様とすることができるため、ここではローター磁石
及びヨークについて説明し、その他の構成については省
略する。ローター磁石18は、前記実施例6と同様に、
回転軸の方向から見た断面形状を円形状とする円筒体で
あり、径方向に着磁されている。第1のヨーク23及び
第2のヨーク27は、ローター磁石18の外周の外側を
径方向の両端を挟むように弧状に構成され、周方向の位
置を異ならせて配置される。
りで回転することにより、第1のヨーク23又は第2の
ヨーク27の各両端部との間で閉磁路を形成し、その回
転位置で自己保持する。また、第1のヨーク23及び/
又は第2のヨーク27に設けた励磁用コイル(図示して
いない)に通電して各ヨークに磁極を形成することによ
り、ローター磁石18の回転位置を切り替えることがで
きる。図21(a)及び図21(b)は、第1の回転位
置及び第2の回転位置を示している。ここで、遮蔽体1
9はローター磁石18と同期して回転する。遮蔽体19
に反射ミラー20を設け、対向配置された光ファイバの
隙間に出し入れすることにより、光信号の切り替えを行
うことができる。また、遮蔽体19は、図21(c),
図21(d)に示すように、円盤状とすることができ
る。この円盤状の遮蔽体19は、ローター磁石18の円
筒の外周部分に取り付ける構成や、二つのローター磁石
18の間に回転軸を合わせて挟む込む構成することがで
きる。遮蔽体19を円盤状とすることで、遮蔽体19の
重心位置の回転軸の重心位置からのズレを少なくするこ
とができる。
て説明する。第8の実施例は、ローター磁石の断面形状
が円形状の例であり、また、第1のヨーク及び第2のヨ
ークをローター磁石の外周に沿って円周状に配置する一
つのヨークで構成する例である。なお、その他の構成は
前記した実施例1〜実施例5と同様とすることができる
ため、ここではローター磁石及びヨークについて説明
し、その他の構成については省略する。ローター磁石1
8は、前記実施例6,7と同様に、回転軸の方向から見
た断面形状を円形状とする円筒体であり、径方向に着磁
されている。ヨーク40は、ローター磁石18の円周外
側に配置されるようリング状に構成され、周方向の位置
を異ならせた位置に、それぞれローター磁石18の両磁
極と対向するように二対の凸部が配置される。
りで回転することにより、ヨーク40が備える二対の凸
部の内の何れかの一方の凸部間で閉磁路を形成し、その
回転位置で自己保持する。また、ヨーク40に設けた励
磁用コイルに通電して二対の凸部間の内の何れかの一方
の凸部に磁極を形成することにより、ローター磁石18
の回転位置を切り替えることができる。図22(a)及
び図22(b)は、第1の回転位置及び第2の回転位置
を示している。ここで、遮蔽体19はローター磁石18
と同期して回転する。遮蔽体19に反射ミラー20を設
け、対向配置された光ファイバの隙間に出し入れするこ
とにより、光信号の切り替えを行うことができる。ま
た、図22(c),図22(d)において、遮蔽体19
は前記図21(c),図21(d)と同様に円盤状とす
ることができる。この円盤状の遮蔽体19は、ローター
磁石18の円筒の外周部分に取り付ける構成や、二つの
ローター磁石18の間に回転軸を合わせて挟む込む構成
することができる。遮蔽体19を円盤状とすることで、
遮蔽体19の重心位置の回転軸の重心位置からのズレを
少なくすることができる。
て説明する。第9の実施例は、ローター磁石を円筒状の
非磁性体に軸方向に着磁された永久磁石を埋設し、ま
た、第1のヨーク及び第2のヨークをローター磁石の軸
方向に沿って配置する例である。なお、その他の構成は
前記した実施例1〜実施例5と同様とすることができる
ため、ここではローター磁石及びヨークについて説明
し、その他の構成については省略する。ローター磁石1
8は、回転軸の方向から見た断面形状が円形状の非磁性
体からなる円筒体に軸方向に着磁された永久磁石を埋設
して構成される。また、回転軸の軸方向に沿って溝18
aを備える。この溝18aは、図示しない対向配置され
た光ファイバ間の光信号を通るために形成される。な
お、図示する例では、溝18aの長さはローター磁石1
8の軸方向長さと同じ長さとしているが、光ファイバが
配置される部分のローター磁石の厚みを薄くすること
で、溝18aの長さを短くし、空気中を通過する光の光
路長を短くすることができる。第1のヨーク23及び第
2のヨーク27は、ローター磁石18の軸方向に沿って
配置され、ローター磁石18の軸方向に着磁された磁極
との間で閉磁路を形成する。なお、ローター磁石の形状
は、必ずしも断面形状が円形状の円筒形状である必要は
ないが、重心を回転軸上に配置するには円筒形状が適当
である。
りで回転することにより、第1のヨーク23又は第2の
ヨーク27の各両端部との間で閉磁路を形成し、その回
転位置で自己保持する。また、第1のヨーク23及び/
又は第2のヨーク27に設けた励磁用コイル(図示して
いない)に通電して各ヨークに磁極を形成することによ
り、ローター磁石18の回転位置を切り替えることがで
きる。図23(a)及び図23(b)は、第1の回転位
置及び第2の回転位置を示している。ここで、ローター
磁石18に、溝18a及び反射ミラー20を設け、対向
配置された光ファイバの隙間に出し入れすることによ
り、光信号の切り替えを行うことができる。図23
(c)及び図23(d)は、第9の実施を軸方向に沿っ
て見た図であり、図23(d)は、溝18aが設けらる
ローター磁石18の厚みを薄く形成した例を示してい
る。
用いて説明する。第10の実施例は、ローター磁石を軸
方向に着磁された円筒形状とすると共に、軸方向の端部
の一部に高磁気抵抗材を設けた構成とし、また、第1の
ヨーク及び第2のヨークをローター磁石の軸方向に沿っ
て配置する例である。なお、その他の構成は前記した実
施例1〜実施例5と同様とすることができるため、ここ
ではローター磁石及びヨークについて説明し、その他の
構成については省略する。ローター磁石18は、回転軸
の方向から見た断面形状が円形状の円筒体を軸方向に着
磁された永久磁石とし、さらに、その軸方向の両端部に
高磁気抵抗材42を設け、この高磁気抵抗材42の一部
を切り欠いて、永久磁石の磁極面を露出させ、この両端
部の露出面を軸方向に対向させる。また、回転軸の軸方
向に沿って溝18aを備える。この溝18aは、図示し
ない対向配置された光ファイバ間の光信号を通るために
形成される。なお、図示する例では、溝18aの長さは
ローター磁石18の軸方向長さと同じ長さとしている
が、光ファイバが配置される部分のローター磁石の厚み
を薄くすることで、溝18aの長さを短くし、空気中を
通過する光の光路長を短くすることができる。第1のヨ
ーク23及び第2のヨーク27は、ローター磁石18の
軸方向に沿って配置され、ローター磁石18の露出した
軸方向の磁極間で閉磁路を形成する。なお、ローター磁
石の形状は、必ずしも断面形状が円形状の円筒形状であ
る必要はないが、重心を回転軸上に配置するには円筒形
状が適当である。
転軸の回りで回転することにより、第1のヨーク23又
は第2のヨーク27の各両端部との間で閉磁路を形成
し、その回転位置で自己保持する。露出する両磁極以外
の回転位置では、高磁気抵抗材42により閉磁路が形成
されたとしても自己保持するに十分な磁力は形成されな
い。また、第1のヨーク23及び/又は第2のヨーク2
7に設けた励磁用コイル(図示していない)に通電して
各ヨークに磁極を形成することにより、ローター磁石1
8の回転位置を切り替えることができる。図24(a)
及び図24(b)は、第1の回転位置及び第2の回転位
置を示している。ここで、ローター磁石18に、溝18
a及び反射ミラー20を設け、対向配置された光ファイ
バの隙間に出し入れすることにより、光信号の切り替え
を行うことができる。なお、図24(c)は、第10の
実施を軸方向に沿って見た図である。なお、前記説明に
おいて、回転体の回転位置を定める突き当て部材は、ロ
ーター磁石と当接する構成の他に、回転軸側の設けた凸
部あるいは凹部と所定の回転位置で当接するストッパに
よって構成することもできる。
磁石からなるローター磁石17と、そのローター磁石1
7の周辺に配し、励磁用コイルを備えたヨークを動作さ
せてスイッチを機能しているので、従来技術におけるD
Cマイクロモーターによる駆動に比べ、低消費電力でス
イッチングを行うことができた。また、本構成は部品点
数を極力減らした簡単な構成であるので、装置自体の省
スペース化を達成できた。さらに、スイッチ動作に伴う
回転角度を必要最小限とした、摩擦摺動部が少ない構成
であるので、可動部の耐久性を向上させることができ
た。よって、本発明のアクチュエータ装置は、小型化
や、長期信頼性や、外部からの耐衝撃性が求められるア
クチュエータ装置に特に適用できる技術であることが判
る。
スイッチの分野に限定されないで、スイッチング機能の
再現性、装置の耐久性、小型化、低消費電力等が要求さ
れるスイッチング機構全てに適用できる技術である。例
えば、医療用として外科手術に用いるマイクロサージェ
リー用アクチュエータとして、また表示用としてミラー
や表示色を配した円筒を回転させて任意に表示切換を行
うデジタル表示デバイス等への適用も可能である。
用した構成例を説明するための構造平面図である。
説明するための分解斜視図である。
ための斜視図である。
る。
る第1の自己保持状態を説明するためのアクチュエータ
部の構造断面図である。
る第1の回転位置から第2の回転位置までの回転体の回
転動作を説明するための回路展開模式図である。
る第2の自己保持状態を説明するためのアクチュエータ
部の構造断面図である。
る第2の回転位置から第1の回転位置までの回転体の回
転動作を説明するための回路展開模式図である。
必要なトルクを説明するための図である。
けるX軸方向から外力が掛かった場合の耐衝撃性を説明
するための図面である。
けるY軸方向から外力が掛かった場合の耐衝撃性を説明
するための図面である。
けるZ軸方向から外力が掛かった場合の耐衝撃性を説明
するための図面である。
ける第1の回転位置から第2の回転位置間の回転動作を
説明するための回路展開模式図である。
用コイルに印加する電圧のタイミング及びその磁力を示
す図である。
ける構造を説明するための斜視図である。
ける。第1の回転位置から第2の回転位置間の回転動作
を説明するための回路展開模式図である。
ける構造を説明するための斜視図である。
ける。第1の回転位置から第2の回転位置間の回転動作
を説明するための回路展開模式図である。
造を説明するための装置平面図である。
明するための図である。
明するための図である。
明するための図である。
明するための図である。
説明するための図である。
チの構成を説明するための装置概略断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 回転自在に支持された回転軸と当該回転
軸に固定されたローター磁石とを含む回転体と、前記回
転体を回転駆動するための駆動手段と、前記ローター磁
石の磁極間を結ぶ閉磁路を形成し、回転体を所定回転位
置に自己保持する少なくとも一つのヨークとを備えるこ
とを特徴とするアクチュエータ装置。 - 【請求項2】 回転自在に支持された回転軸と当該回転
軸に固定されたローター磁石とを含む回転体と、前記回
転体を第1の回転位置に規定する第1の規定手段と、前
記回転体を第2の回転位置に規定する第2の規定手段
と、前記回転体を第1の規定手段と第2の規定手段の間
で回転駆動させるための駆動手段と、前記第1の回転位
置と第2の回転位置の少なくとも何れか一方の回転位置
において前記ローター磁石の磁極間に閉磁路を形成し、
回転体を当該回転位置に自己保持する少なくとも一つの
ヨークを備えることを特徴とするアクチュエータ装置。 - 【請求項3】 前記ローター磁石と前記ヨークは、少な
くとも一方は永久磁石であり、他方は電磁石であること
を特徴とする、請求項1又は2に記載のアクチュエータ
装置。 - 【請求項4】 前記駆動手段は、少なくとも1つのヨー
クに設ける少なくとも1つの励磁用コイル、又はロータ
ー磁石に設ける励磁用コイルを備え、前記何れか一方の
励磁用コイルにより、ヨークとローター磁石との間に働
く磁気吸引作用及び/又は磁気反発作用により回転軸を
回転させることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか
一つに記載のアクチュエータ装置。 - 【請求項5】 前記規定手段は、当該規定手段が規定す
る回転位置において前記回転体の一部と当接又は磁気吸
引による回転位置決め部材を備えることを特徴とする請
求項2に記載のアクチュエータ装置。 - 【請求項6】 前記ヨークは、所定の回転位置において
ローター磁石の一方の磁極が当接又は磁気吸引するよう
に配する回転位置決め部材と、前記ローター磁石の他方
の磁極が当接又は磁気吸引するように配した他の回転位
置決め部材とを一体として構成したことを特徴とする請
求項1乃至5の何れか一つに記載のアクチュエータ装
置。 - 【請求項7】 前記ローター磁石は、回転軸方向に対し
直交又は平行に2極に着磁されることを特徴とする請求
項1乃至6のいずれか一つに記載のアクチュエータ装
置。 - 【請求項8】 前記回転体と前記回転位置決め部材が、
面で当接できる形状を有していることを特徴とする請求
項5又は6の何れか一つに記載のアクチュエータ装置。 - 【請求項9】 前記回転体は、当該回転体の回転に伴っ
て可動する従動体を備えることを特徴とする請求項1乃
至8の何れか一つに記載のアクチュエータ装置。 - 【請求項10】 前記ローター磁石の重心と前記回転軸
の重心が、略一致していることを特徴とする請求項1か
ら8のいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。 - 【請求項11】 前記ローター磁石と前記従動体の重心
と前記回転軸の重心が、略一致していることを特徴とす
る請求項9に記載のアクチュエータ装置。 - 【請求項12】 前記従動体は反射面を備えることを特
徴とする請求項9から11のいずれか一つに記載のアク
チュエータ装置。 - 【請求項13】 前記反射面が、回転軸に対し直交して
いることを特徴とする請求項12に記載のアクチュエー
タ装置。
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