JPWO2013005527A1 - 光走査装置、画像表示装置および光走査方法 - Google Patents

光走査装置、画像表示装置および光走査方法 Download PDF

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Abstract

駆動効率が低いという問題を解決することが可能な光走査装置を提供する。1対の連結部12は、光を反射する反射面を備えた可動ミラー部11の両端をそれぞれ支持部13に連結する。また、各連結部12は、永久磁石を備えた磁石部21と、磁石部21を支持部13に対して振動可能に連結する第1のバネ部22と、可動ミラー部11を磁石部21に対して振動可能に連結する第2のバネ部23を有する。そして、駆動部14は、磁石部21に対して作用する磁場を発生させて、磁石部21を振動させることにより、可動ミラー部11を振動させる。

Description

本発明は、光走査装置、画像表示装置および光走査方法に関する。
光をミラーで走査する光走査装置は、デジタル複写機、レーザプリンタ、バーコードリーダ、スキャナおよびプロジェクタなどで広く利用されている。光走査装置としては、従来、モータによってポリゴンミラーやガルバノミラーを回転させるものが主流であったが、近年では、微細加工技術の発展に伴って、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を利用したものが注目されている。
MEMSを利用した光走査装置としては、ミラーと磁石とが備わった可動部の両端が弾性材料で形成された連結部で支持され、磁石に磁場を作用させることによって、連結部を軸として可動部を振動させて、光を走査しているものがある。このような光走査装置では、モータによってポリゴンミラーやガルバノミラーを回転させるものとは異なり、モータなどの機械的な駆動機構が必要ないため、構造が簡単であり、小型化や低コスト化を図ることができる(特許文献1参照)。
特開2005−173411号公報
しかしながら、上記の光走査装置では、可動部にミラーおよび磁石が備わっているため、可動部の慣性モーメントが大きい。このため、可動部を振動させるために大きな駆動力が必要となり、可動部を駆動する駆動効率が低いという問題がある。
本発明の目的は、上記の課題である、駆動効率が低いという問題を解決することが可能な光走査装置、画像表示装置および光走査方法を提供することにある。
本発明による光走査装置は、支持部と、光を反射する反射面を備えた可動部と、前記可動部の両端をそれぞれ前記支持部に連結する1対の連結部と、前記可動部を振動させる駆動部と、を有し、各連結部は、永久磁石と、前記永久磁石を前記支持部に対して振動可能に連結する第1の弾性体部と、前記可動部を前記永久磁石に対して振動可能に連結する第2の弾性体部と、を有し、前記駆動部は、前記永久磁石に対して作用する磁場を発生させて、前記永久磁石を振動させることにより、前記可動部を振動させる。
本発明による画像表示装置は、前記光走査装置を有する。
本発明による光走査方法は、光を反射する反射面を備えた可動部と、永久磁石と、前記永久磁石と可動部を連結する弾性体部とを有する光走査素子による光走査方法であって、前記永久磁石に作用する磁場を発生させて、前記永久磁石を振動させ、当該永久磁石の振動を前記弾性体部を介して前記可動部に伝えることで、前記可動部を振動させ、前記可動部の反射面に光を入射させる。
本発明によれば、駆動効率を向上させることが可能になる。
本発明の第1の実施形態の光走査装置の上面図である。 本発明の第1の実施形態の光走査装置の一部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の光走査装置の断面図である。 可動ミラー部が可動している状態の一例を示す図である。 可動ミラー部が可動している状態の他の例を示す図である。 コイルに印加する交流電流の周波数である駆動周波数と可動ミラー部の傾き角との関係を示す図である。 光走査装置を用いた画像表示装置の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の光走査装置の上面図である。 本発明の第2の実施形態の光走査装置の断面図である。 本発明の第3の実施形態の光走査装置の上面図である。 第1のバネ部の振動モードの一例を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態の光走査装置の上面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の第1の実施形態の光走査装置の上面図であり、図2は、図1に示す光走査装置の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の光走査装置1は、可動ミラー部11と、1対の連結部12と、1対の支持部13と、1対の駆動部14とを有する。
可動ミラー部11は、光を反射する反射面を備え、その反射面を用いて光を走査する可動部である。より具体的には、可動ミラー部11は、図2に示すように、光を反射する反射面101を備えたミラー102と、ミラー102が嵌め込まれるミラー枠部103とを有する。
ミラー102は、反射面101が露出するようにミラー枠部103に嵌め込まれ、接着材などによって磁石枠部202Bに固定されている。反射面101およびミラー102は、楕円形状に形成されている。なお、ミラー102の寸法としては、一例として、反射面101の長軸の長さであるミラー長が6mm、反射面101の短軸の長さであるミラー幅が3mm、厚さが0.3mmである。
1対の連結部12は、可動ミラー部11の両端をそれぞれ支持部13に連結する。より具体的には、1対の連結部12は、互いに対向するように可動ミラー部11の両端に接続され、さらに、ミラー102の短軸方向に支持部13に接続されるまで延在している。なお、支持部13は、ミラー102の短軸方向または長軸方向のどちらに接続されてもよいが、短軸方向に接続するほうがより駆動率を向上させることができる。
また、各連結部12は、磁石部21と、第1のバネ部22と、第2のバネ部とを有する。
磁石部21は、永久磁石を備えている。より具体的には、磁石部21は、図2に示すように、永久磁石201と、永久磁石201が嵌め込まれる磁石枠部202とを有する。永久磁石201は、その磁化方向が連結部12の延在方向に垂直または略垂直になるように磁石枠部202に嵌め込まれ、接着剤などを用いて磁石枠部202Bに固定されている。
第1のバネ部22は、ミラー102の短軸方向に延在し、磁石部21を支持部13に対して振動可能に連結する第1の弾性体部である。第2のバネ部23は、第1のバネ部22と同じ方向、つまり、ミラー102の短軸方向に延在し、可動ミラー部11を磁石部21に対して振動可能に連結する第2の弾性体部である。
なお、磁石部21を支持部13に連結する部材や、可動ミラー部11を磁石に連結する部材は、バネに限らず、弾性体であればよい。
また、第1のバネ部22は、永久磁石201および支持部13に接続された複数の弾性体が並列に並んだ構成でもよい。図1に示した第1のバネ部22は、上記のような弾性体である2本のバネ(バネB1およびB2)有している。
各駆動部14は、各連結部12の磁石部21を囲むように設けられ、その囲んだ磁石部21に磁場を作用させて、ミラー102の短軸方向を振動軸Xとして可動ミラー部11を振動させる。
図3は、駆動部14の構成をより詳細に説明するための図であり、図1に示した光走査装置1のA−A’線に沿った断面を示している。
駆動部14は、磁気回路であるヨーク部30と、ヨーク部30に巻かれたコイル34とを有する。
ヨーク部30は、磁気的に結合された3つの部分(ヨーク31〜33)から構成される。
ヨーク31は、永久磁石201の極の一方の近傍に端部31Aを有し、ヨーク32は、永久磁石201の極の他方の近傍に、永久磁石201を挟んで端部32Aと対向する端部32Aを有する。ヨーク33は、永久磁石の磁化方向に直交する方向(より具体的には、永久磁石201の下面の近傍)に端部33Aを有する。コイル34は、ヨーク33に巻かれている。
コイル34は、導通されると、ヨーク部30を励磁して、永久磁石201に作用する磁場を発生させる。なお、本実施形態では、コイル34は、端部31Aおよび32Aの磁極と端部33Aの磁極とが互いに異なるように、ヨーク33に巻かれている。
以上のように構成された光走査装置1において、コイル34が導通すると、ヨーク部30内に磁束が発生し、各ヨーク31〜33の端部31A〜33Aに磁極が発生する。このとき、上述したように、端部31Aおよび32Aと、端部33Aとには互いに異なる磁極が形成されるので、端部31Aと端部33Aとの間、端部32Aと端部33Aとの間のそれぞれに磁場が発生する。
例えば、コイルの第1の方向に電流が流れた場合、図4に示すように、端部31Aおよび32AにN極が発生し、端部33AにS極が発生したとする。この場合、端部31Aおよび32Aのそれぞれから端部33Aの方向への磁場が発生する。この磁場が永久磁石201に作用して、永久磁石201のS極が端部33のN極と引き合い、永久磁石201が接着された磁石部21を図の左側に傾ける。
また、コイル34に第1の方向とは反対の第2の方向に電流が流れた場合、図5に示すように、端部31Aおよび32AにS極が発生し、端部33AにN極が発生する。この場合、端部33から端部31Aおよび32Aのそれぞれの方向への磁場が発生する。この磁場が永久磁石201に作用して、永久磁石201のN極が端部33のS極と引き合い、永久磁石201が接着された磁石部21を図の右側に傾ける。
したがって、コイル34に交流電流が印加されると、磁石部21は、振動軸Xを中心に振動する。磁石部21の振動は、第2のバネ部23をねじることで可動ミラー部11に伝わり、可動ミラー部11も振動軸Xを中心に振動する。なお、交流電流の波形は、正弦波状であることが望ましい。
このとき、可動ミラー部11、磁石部21、第1のバネ部22および第2のバネ部23からなる振動系がねじり共振を起こすように、コイル34に交流電流が印加されると、少ない電流で可動ミラー部11の傾き角を大きくすることができる。
なお、上記の振動系の運動方程式は、
Figure 2013005527
で与えられる。ここで、Iは磁石部21の慣性モーメント、2Iは可動ミラー部11の慣性モーメント、cは振動系の減衰係数、θは磁石部21の振動角、θは可動ミラー部の振動角、k1は第1のバネ部22のバネ定数、k2は第2のバネ部23のバネ定数、ωはコイル34に印加する交流電流の周波数である駆動周波数、Tは磁石部21にかかるトルクを表す。なお、各磁石部21のコイル34には同一の交流電流が流れるものとし、各磁石部21の振動角θや慣性モーメントIは同一であるとしている。
上記のように可動ミラー部11が振動すると、可動ミラー部11は、ある角度で入射する光を、様々な方向に反射させることができる。例えば、可動ミラー部11は、ある角度で入射する光を、図4に示すように浅い角度で反射させたり、図5に示すように深い角度で反射させたりすることが可能になる。このようにして、コイル34に流れる電流の方向および大きさを変化させることで、走査光の角度を任意に変化させることができる。
図6は、駆動周波数と可動ミラー部11の傾き角との関係を示す図である。なお、図6では、本実施形態の光走査装置1(図6では、新構造)との比較例として、ミラーと磁石の両方が備わった可動ミラー部を有する光走査装置(図6では、比較構造)における動作周波数と可動部の傾き角との関係も示している。
図6に示されたように、振動系にねじり共振が発生するように駆動周波数が設定されれば、本実施形態の光走査装置1では、比較構造の光走査装置と比べて、同一の駆動力でも可動ミラー部11の傾き角が大きくなる。これは、永久磁石201を振動させることにより、第2のバネ部23介して可動ミラー部11を振動させるためである。このため、駆動効率を向上させることが可能になる。
図7は、光走査装置1を用いた画像表示装置の一例を示す図である。
図7に示すように画像表示装置は、外部から入力される映像信号に応じて変調された各色の光束を生成する光束生成装置P1と、光束生成装置P1で生成された各光束を平行光化するためのコリメート光学系P2と、平行光化された各光束を合成するための合成光学系P3と、を有している。また、画像表示装置は、合成光学系P3で合成された光束を画像表示するために水平方向に走査する水平走査部P4と、水平走査部P4で水平方向に走査された光束を垂直方向に走査する垂直走査部P5と、水平方向と垂直方向走査された光束をスクリーン上に出射するための光学系(図示せず)と、を備えている。本実施形態の光走査装置1は、水平走査部P4の走査ミラーP41として画像表示装置に組み込まれる。
光束生成装置P1は、映像信号が入力され、その入力信号に基づいて画像を構成するための要素となる信号を発生させるとともに、水平走査部で使用される水平同期信号と、垂直走査部で使用される垂直同期信号とをそれぞれ出力する信号処理回路を有している。この信号処理回路において、赤(R)、緑(G)、青(B)の各映像信号が生成される。
さらに光束生成装置P1は、信号処理回路から出力される3つの映像信号(R,G,B)をそれぞれ光束にするための光源部P11を有している。光源部P11は、映像信号の各色に対して、光束を発生させるレーザP12と、それを駆動するためのレーザ駆動系P13と、を有している。各レーザとしては、半導体レーザあるいは高調波発生機構(SHG)付き固体レーザが好適に用いられる。
光束生成装置P1の各レーザP12から出射した各色の光束は、コリメート光学系P2によってそれぞれ平行光化された後、合成光学系P3の各色に対応するダイクロイックミラーに入射される。これらの3つのダイクロイックミラーに入射した各色の光束は、波長選択的に反射または透過して合成され、水平走査部P4に出力される。
水平走査部P4および垂直走査部P5では、水平走査部P4に入射した光束を、走査ミラーP41、P51を水平方向および垂直方向に走査することで、画像として投影する。なお、それぞれの走査ミラーP41、P51は、信号処理回路から出力される同期信号に基づいて、走査駆動回路によって駆動される。
以上説明したように本実施形態によれば、永久磁石201の振動を可動ミラー部11に伝えることにより、可動ミラー部11を振動させるので、振動系の慣性モーメントを小さくすることが可能になり、駆動効率を向上させることが可能になる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態の光走査装置の上面図である。図8に示すように、本実施形態の光走査装置1Aは、図1に示した光走査装置1と比べて、1対の駆動部14の代わりに1対の駆動部14Aを有している点で異なる。
各駆動部14Aは、各連結部12の磁石部21を囲むように設けられ、磁石部21に磁場を作用させて、ミラー102の短軸方向を振動軸Xとして可動ミラー部11を振動させる。
図9は、駆動部14Aの構成をより詳細に説明するための図であり、図8に示した光走査装置1AのB−B’線に沿った断面を示している。
駆動部14Aは、磁気回路であるヨーク部40と、ヨーク部40に巻かれたコイル44とを有する。
ヨーク部40は、磁気的に結合された3つの部分(ヨーク41〜43)から構成される。
ヨーク41は、永久磁石201の上面の近傍に端部41Aを有し、ヨーク42は、永久磁石201の下面の近傍に、永久磁石201を挟んで端部41Aと対向する端部42Aを有する。したがって、ヨーク部40は、永久磁石201の磁化方向と直交する方向に、永久磁石201を挟んで対向する1対の端部(端部41Aおよび42A)を有することになる。なお、ヨーク43は、永久磁石201に近傍する端部を持たない。また、コイル44は、ヨーク43に巻かれている。
コイル44は、導通されると、ヨーク部40を励磁して、永久磁石201に作用する磁場を発生させる。なお、本実施形態では、コイル44は、端部41Aおよび42Aの磁極が互いに異なるように構成されている。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、永久磁石201の振動を可動ミラー部11に伝えることにより、可動ミラー部11を振動させるので、駆動効率を向上させることが可能になる。
また、第1の実施形態と比べて、端部41Aおよび42Aを近づけることが可能になるので、永久磁石201に作用させる磁場を効率良く発生させることが可能になる。
次に本発明の第3の実施形態を説明する。
図10は、本実施形態の光走査装置の上面図である。図10に示すように、本実施形態の光走査装置1Bは、図8に示した光走査装置1Aと比べて、1対の連結部12の代わりに1対の連結部12Aを有している点で異なる。
1対の連結部12Aは、可動ミラー部11の両端をそれぞれ支持部13に連結する。より具体的には、1対の連結部12Aは、互いに対向するように可動ミラー部11の両端に接続され、ミラー102の短軸方向に延在し、途中でミラー102の直軸方向に折り曲げられて支持部13に接続されるまで延在している。
また、各連結部12Aは、磁石部21と、第1のバネ部22Aと、第2のバネ部23とを有する。第1のバネ部22Aは、ミラー102の直軸方向に延在し、磁石部21を支持部13に対して振動可能に連結する第1の弾性体部である。なお、第1のバネ部22Aは、1本のバネで構成されている。
図10に示した光走査装置1Bでは、駆動部14Aのコイル44に交流電流が流れ、磁石部21に磁場が作用して、磁石部21が振動軸Xを中心に振動すると、第2のバネ部23をねじることで可動ミラー部11に伝わり、可動ミラー部11も振動軸Xを中心に振動する。一方、第1のバネ部22は、振動軸X(ミラー102の短軸方向)と直交している方向に延在しているので、磁石部21が振動軸Xを中心に振動すると第1のバネ部22Aは、上下に振動する。このとき、図11に示すように、第1のバネ部22Aが支持部13および磁石部21を節とする2節モード(2ndモード)で振動するようにすることが望ましい。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、永久磁石201の振動を可動ミラー部11に伝えることにより、可動ミラー部11を振動させるので、駆動効率を向上させることが可能になる。また、第1のバネ部22Aと第2のバネ部23とが互いに別の方向に延在しているので、横方向(X軸方向)の長さを短くすることが可能になる。
次に本発明の第4の実施形態を説明する。
図12は、本実施形態の光走査装置の上面図である。図12に示す光走査装置1Cは、図10に示した光走査装置1Bと比べて、第1のバネ部22Aの代わりに、複数のバネ部が並列に並んだ複数のバネを有する第1のバネ部22Bを有している点で異なる。より具体的には、第1のバネ部22Bは、上記のようなバネを2本(バネB3およびB4)有している。
本実施形態では、第1のバネ部22Bが並列に並んだ複数のバネを有しているので、第1のバネ部22Bの長さを短くすることが可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
この出願は、2011年7月6日に出願された日本出願特願2011−150227号公報を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、1A〜1C 光走査装置
11 可動ミラー部
12、12A 連結部
13 支持部
14、14A 駆動部
21 磁石部
22、22A、22B 第1のバネ部
23 第2のバネ部
30、40 ヨーク部
31〜33、41〜43 ヨーク
31A、32A、33A、41A、42A 端部
34 コイル
101 反射面
102 ミラー
103 ミラー枠部
201 永久磁石
202 磁石枠部

Claims (10)

  1. 支持部と、光を反射する反射面を備えた可動部と、前記可動部の両端をそれぞれ前記支持部に連結する1対の連結部と、前記可動部を振動させる駆動部と、を有し、
    各連結部は、
    永久磁石と、
    前記永久磁石を前記支持部に対して振動可能に連結する第1の弾性体部と、
    前記可動部を前記永久磁石に対して振動可能に連結する第2の弾性体部と、を有し、
    前記駆動部は、前記永久磁石に対して作用する磁場を発生させて、前記永久磁石を振動させることにより、前記可動部を振動させる、光走査装置。
  2. 前記駆動部は、
    ヨーク部と、
    前記ヨーク部に巻きつけられ、導通されると、前記ヨーク部を励磁して、前記磁場を発生させるコイルと、を有する請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記ヨーク部は、
    前記永久磁石の磁化方向に、前記永久磁石を挟んで対向する1対の第1の端部と、
    前記永久磁石の磁化方向と直交する方向に配置された第2の端部と、を有し、
    前記コイルは、前記第1の端部および前記第2の端部に互いに異なる磁極が形成されるように、前記ヨーク部に巻きつけられている、請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記ヨーク部は、前記永久磁石の磁化方向と直交する方向に、前記永久磁石を挟んで対向する1対の端部を有し、
    前記コイルは、各端部に互いに異なる磁極が形成されるように、前記ヨーク部に巻きつけられている、請求項2に記載の光走査装置。
  5. 前記第1の弾性体部および前記第2の弾性体部は、互いに同一方向に延在している、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1の弾性体部および前記第2の弾性体部は、互いに直交する方向に延在している、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記第1の弾性体部では、前記永久磁石と前記支持部とに接続された複数の弾性体が並列に並んでいる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記可動部は、前記反射面を備えた楕円形状のミラーを有し、
    前記第2の弾性体部は、前記ミラーの短軸方向に延在している、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の光走査装置を有する画像表示装置。
  10. 光を反射する反射面を備えた可動部と、永久磁石と、前記永久磁石と可動部を連結する弾性体部とを有する光走査素子による光走査方法であって、
    前記永久磁石に作用する磁場を発生させて、前記永久磁石を振動させ、当該永久磁石の振動を前記弾性体部を介して前記可動部に伝えることで、前記可動部を振動させ、
    前記可動部の反射面に光を入射させる、光走査方法。
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