JP2003262265A - ターミナルコネクタ取付方法及び取付構造 - Google Patents
ターミナルコネクタ取付方法及び取付構造Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/025—Support of gearboxes, e.g. torque arms, or attachment to other devices
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/20—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
- H01R43/22—Hand tools
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16H61/0006—Electronic control units for transmission control, e.g. connectors, casings or circuit boards
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Control Of Transmission Device (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動変速機の配線をまとめたターミナルコネ
クタ取付方法及び取付構造において、自動変速機の小型
化・軽量化を図ると共に、効率よく配線可能なターミナ
ル取付方法及び取付構造を提供すること。 【解決手段】 変速機構部とコントロールバルブユニッ
トを収装する変速機ケースと、複数の配線を集約すると
共に、前記変速機ケースに設けられたターミナル用開口
部に取り付けられ、変速機ケース外部の配線と接続する
ターミナルコネクタと、を備え、前記ターミナルコネク
タを、変速機ケース外部から前記ターミナルコネクタの
先端部を変速機ケース外方に引っ張ることで前記ターミ
ナル用開口部に取り付けることとした。
クタ取付方法及び取付構造において、自動変速機の小型
化・軽量化を図ると共に、効率よく配線可能なターミナ
ル取付方法及び取付構造を提供すること。 【解決手段】 変速機構部とコントロールバルブユニッ
トを収装する変速機ケースと、複数の配線を集約すると
共に、前記変速機ケースに設けられたターミナル用開口
部に取り付けられ、変速機ケース外部の配線と接続する
ターミナルコネクタと、を備え、前記ターミナルコネク
タを、変速機ケース外部から前記ターミナルコネクタの
先端部を変速機ケース外方に引っ張ることで前記ターミ
ナル用開口部に取り付けることとした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターミナルコネク
タの取付方法及び取付構造に関し、特に自動変速機のコ
ントロールバルブユニットから変速機ケース外部に配線
を取り出すターミナルに関する。
タの取付方法及び取付構造に関し、特に自動変速機のコ
ントロールバルブユニットから変速機ケース外部に配線
を取り出すターミナルに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動変速機は、一般に変速機入力軸から
入力された回転を変速する変速機構部と、変速機構部に
対して変速指令に基づく油圧制御信号を出力するコント
ロールバルブユニットから構成されている。近年のコン
トロールバルブユニットには、複数の電磁制御弁やセン
サが備えられており、変速機ケースには、これら電磁制
御弁及びセンサ等との間で駆動電流や信号電流の送受を
行う複数の配線をひとまとめにしたターミナルコネクタ
が固定されている。
入力された回転を変速する変速機構部と、変速機構部に
対して変速指令に基づく油圧制御信号を出力するコント
ロールバルブユニットから構成されている。近年のコン
トロールバルブユニットには、複数の電磁制御弁やセン
サが備えられており、変速機ケースには、これら電磁制
御弁及びセンサ等との間で駆動電流や信号電流の送受を
行う複数の配線をひとまとめにしたターミナルコネクタ
が固定されている。
【０００３】図７は、従来技術の変速機ケース１００下
部側から見た概略図である。オイルパンを取り外したと
き、変速機ケース１００と、コントロールバルブユニッ
ト１０１と、ターミナルコネクタ１０２は図に示す位置
に配置されている。図７に示す配置の場合、コントロー
ルバルブユニット１０１の組み付け時において、コント
ロールバルブユニット１０１に接続された配線がターミ
ナルコネクタ１０２にまとめられ、ターミナルコネクタ
１０２を変速機ケース１００内側から外側に押し出すこ
とによって固定されている。
部側から見た概略図である。オイルパンを取り外したと
き、変速機ケース１００と、コントロールバルブユニッ
ト１０１と、ターミナルコネクタ１０２は図に示す位置
に配置されている。図７に示す配置の場合、コントロー
ルバルブユニット１０１の組み付け時において、コント
ロールバルブユニット１０１に接続された配線がターミ
ナルコネクタ１０２にまとめられ、ターミナルコネクタ
１０２を変速機ケース１００内側から外側に押し出すこ
とによって固定されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、変速
機ケース１００にコントロールバルブユニット１０１を
組み付ける際、ターミナルコネクタ１０２を変速機ケー
ス１００の内側から外側に押し出す必要がある。このた
め、コントロールバルブユニット１０１を取り付けた後
にターミナル１０２を変速機ケース１００に固定するた
めのハンドリングスペース（作業者が作業し得るスペー
ス）を確保する必要がある。よって、変速機ケース１０
０をコントロールバルブ１０１よりもハンドリングスペ
ース分大きく形成しなければならず、重量の増加及び大
型化を招くという問題があった。
機ケース１００にコントロールバルブユニット１０１を
組み付ける際、ターミナルコネクタ１０２を変速機ケー
ス１００の内側から外側に押し出す必要がある。このた
め、コントロールバルブユニット１０１を取り付けた後
にターミナル１０２を変速機ケース１００に固定するた
めのハンドリングスペース（作業者が作業し得るスペー
ス）を確保する必要がある。よって、変速機ケース１０
０をコントロールバルブ１０１よりもハンドリングスペ
ース分大きく形成しなければならず、重量の増加及び大
型化を招くという問題があった。
【０００５】図８には、ターミナルコネクタ１０２を変
速機ケース１００の外側から内側に挿入することで組み
付ける例を示す。このように、変速機ケース１００の外
側から組み付ける場合、コントロールバルブ１０１とタ
ーミナルコネクタ１０２が同一平面上とすると、ターミ
ナルコネクタ１０２から配索される配線とコントロール
バルブ１０１が当接してしまう。よってターミナルコネ
クタ１０２とコントロールバルブ１０１は、紙面に対し
て垂直方向にオフセットして配置する必要があり、やは
り変速機ケースの大型化を招くという問題がある。
速機ケース１００の外側から内側に挿入することで組み
付ける例を示す。このように、変速機ケース１００の外
側から組み付ける場合、コントロールバルブ１０１とタ
ーミナルコネクタ１０２が同一平面上とすると、ターミ
ナルコネクタ１０２から配索される配線とコントロール
バルブ１０１が当接してしまう。よってターミナルコネ
クタ１０２とコントロールバルブ１０１は、紙面に対し
て垂直方向にオフセットして配置する必要があり、やは
り変速機ケースの大型化を招くという問題がある。
【０００６】また、コントロールバルブユニット１０１
と変速機構部との間にターミナルコネクタ１０２をオフ
セット配置した場合、ターミナルコネクタ側のコネクタ
とコントロールバルブ側のコネクタの接続が、コントロ
ールバルブユニット１０１を変速機ケース１００に取り
付けた後では不可能である。よって、コントロールバル
ブユニット側のコネクタ１０１ａとターミナル側のコネ
クタ１０２ａを接続した後にコントロールバルブユニッ
ト１０１を変速機ケース１００に取り付けなければなら
ず、配線が非常に長くなる。この余剰配線は変速機構部
と干渉することで種々の不具合を発生する虞があるため
望ましくない。
と変速機構部との間にターミナルコネクタ１０２をオフ
セット配置した場合、ターミナルコネクタ側のコネクタ
とコントロールバルブ側のコネクタの接続が、コントロ
ールバルブユニット１０１を変速機ケース１００に取り
付けた後では不可能である。よって、コントロールバル
ブユニット側のコネクタ１０１ａとターミナル側のコネ
クタ１０２ａを接続した後にコントロールバルブユニッ
ト１０１を変速機ケース１００に取り付けなければなら
ず、配線が非常に長くなる。この余剰配線は変速機構部
と干渉することで種々の不具合を発生する虞があるため
望ましくない。
【０００７】一方、オイルパン側にターミナルコネクタ
１０２をオフセット配置した場合、下記に示す問題があ
る。すなわち、電磁制御弁は変速機構部に対して制御油
圧等を出力するものであり、油圧供給対象への接続油路
等を削減するためには極力変速機構部の関連油路と近接
した位置に配置する必要がある。しかしながら、コント
ロールバルブユニット１０１に設けられた電磁制御弁や
センサ等と接続する必要があるため、配線を極力短くす
るには、コントロールバルブ１０１のオイルパン側に電
磁制御弁等を配置しなければならず、接続油路等の増加
を招き、油路設計自由度が低下するという問題があっ
た。
１０２をオフセット配置した場合、下記に示す問題があ
る。すなわち、電磁制御弁は変速機構部に対して制御油
圧等を出力するものであり、油圧供給対象への接続油路
等を削減するためには極力変速機構部の関連油路と近接
した位置に配置する必要がある。しかしながら、コント
ロールバルブユニット１０１に設けられた電磁制御弁や
センサ等と接続する必要があるため、配線を極力短くす
るには、コントロールバルブ１０１のオイルパン側に電
磁制御弁等を配置しなければならず、接続油路等の増加
を招き、油路設計自由度が低下するという問題があっ
た。
【０００８】本発明は上述のような課題に基づいて成さ
れたもので、本発明が解決しようとする課題は、自動変
速機の配線をまとめたターミナルコネクタ取付方法及び
取付構造において、自動変速機の小型化・軽量化を図る
と共に、効率よく配線可能なターミナル取付方法及び取
付構造を提供することを目的とする。
れたもので、本発明が解決しようとする課題は、自動変
速機の配線をまとめたターミナルコネクタ取付方法及び
取付構造において、自動変速機の小型化・軽量化を図る
と共に、効率よく配線可能なターミナル取付方法及び取
付構造を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、変速機構部とコントロールバルブユニットを収装す
る変速機ケースと、複数の配線を集約すると共に、前記
変速機ケースに設けられたターミナル用開口部に取り付
けられ、変速機ケース外部の配線と接続するターミナル
コネクタと、を備え、前記ターミナルコネクタを、変速
機ケース外部から前記ターミナルコネクタの先端部を変
速機ケース外方に引っ張ることで前記ターミナル用開口
部に取り付けることを特徴とする。
は、変速機構部とコントロールバルブユニットを収装す
る変速機ケースと、複数の配線を集約すると共に、前記
変速機ケースに設けられたターミナル用開口部に取り付
けられ、変速機ケース外部の配線と接続するターミナル
コネクタと、を備え、前記ターミナルコネクタを、変速
機ケース外部から前記ターミナルコネクタの先端部を変
速機ケース外方に引っ張ることで前記ターミナル用開口
部に取り付けることを特徴とする。
【００１０】請求項２に記載の発明では、請求項１に記
載のターミナルコネクタ取付方法において、前記ターミ
ナルコネクタ外周に、前記ターミナル用開口部を密封す
るＯリングを設け、前記ターミナル用開口部に前記ター
ミナルコネクタの先端部を挿入してから、前記Ｏリング
が前記ターミナル用開口部入口に当接する迄の区間を第
１挿入区間とし、前記ターミナル用開口部入口と前記Ｏ
リングが当接してから、更にターミナルコネクタ先端を
引っ張ることで前記Ｏリングと前記ターミナル用開口部
を密封する迄の区間を第２挿入区間とし、前記第２挿入
区間では、治具による取り付けとしたことを特徴とす
る。
載のターミナルコネクタ取付方法において、前記ターミ
ナルコネクタ外周に、前記ターミナル用開口部を密封す
るＯリングを設け、前記ターミナル用開口部に前記ター
ミナルコネクタの先端部を挿入してから、前記Ｏリング
が前記ターミナル用開口部入口に当接する迄の区間を第
１挿入区間とし、前記ターミナル用開口部入口と前記Ｏ
リングが当接してから、更にターミナルコネクタ先端を
引っ張ることで前記Ｏリングと前記ターミナル用開口部
を密封する迄の区間を第２挿入区間とし、前記第２挿入
区間では、治具による取り付けとしたことを特徴とす
る。
【００１１】請求項３に記載の発明では、請求項１また
は２に記載のターミナルコネクタ取付方法を用いたター
ミナルコネクタ取付構造において、前記ターミナルコネ
クタの前記先端部と対向する側に把持部を設け、前記コ
ントロールバルブユニットに、前記把持部と係合し、前
記ターミナル用開口部に前記ターミナルコネクタを取り
付ける際の引っ張り方向に摺動可能であって、摺動可能
領域が前記第２挿入区間より大きいコネクタ取付用アー
ムを設けたことを特徴とする。
は２に記載のターミナルコネクタ取付方法を用いたター
ミナルコネクタ取付構造において、前記ターミナルコネ
クタの前記先端部と対向する側に把持部を設け、前記コ
ントロールバルブユニットに、前記把持部と係合し、前
記ターミナル用開口部に前記ターミナルコネクタを取り
付ける際の引っ張り方向に摺動可能であって、摺動可能
領域が前記第２挿入区間より大きいコネクタ取付用アー
ムを設けたことを特徴とする。
【００１２】請求項４に記載の発明では、請求項３に記
載のターミナルコネクタ取付構造において、前記ターミ
ナル用開口部に前記ターミナルコネクタ取付後であって
も、前記把持部と前記コネクタ取付用アームとが係合を
維持する構造としたことを特徴とする。
載のターミナルコネクタ取付構造において、前記ターミ
ナル用開口部に前記ターミナルコネクタ取付後であって
も、前記把持部と前記コネクタ取付用アームとが係合を
維持する構造としたことを特徴とする。
【００１３】請求項５に記載の発明では、請求項３また
は４に記載のターミナルコネクタ取付構造において、前
記把持部と前記コネクタ取付用アームとを、前記ターミ
ナル用開口部に前記ターミナルコネクタを取り付ける際
の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した構造
としたことを特徴とする。
は４に記載のターミナルコネクタ取付構造において、前
記把持部と前記コネクタ取付用アームとを、前記ターミ
ナル用開口部に前記ターミナルコネクタを取り付ける際
の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した構造
としたことを特徴とする。
【００１４】請求項６に記載の発明では、請求項３ない
し５に記載のターミナルコネクタ取付構造において、前
記ターミナルコネクタの先端外周部であって、前記ター
ミナル用開口部に取付る際に引っ張る方向に対して略垂
直面内に、平行溝を設けたことを特徴とする。
し５に記載のターミナルコネクタ取付構造において、前
記ターミナルコネクタの先端外周部であって、前記ター
ミナル用開口部に取付る際に引っ張る方向に対して略垂
直面内に、平行溝を設けたことを特徴とする。
【００１５】請求項７に記載の発明では、請求項３ない
し６に記載のターミナルコネクタ取付構造において、前
記ターミナルコネクタの外周に、前記ターミナル用開口
部を確実に密封する位置を表す確認溝を設けたことを特
徴とする。
し６に記載のターミナルコネクタ取付構造において、前
記ターミナルコネクタの外周に、前記ターミナル用開口
部を確実に密封する位置を表す確認溝を設けたことを特
徴とする。
【００１６】
【発明の作用および効果】請求項１記載のターミナルコ
ネクタ取付方法にあっては、ターミナルコネクタが、変
速機ケース外部からターミナルコネクタの先端部を変速
機ケース外方に引っ張られることでターミナル用開口部
に取り付けられる。よって、変速機ケースにコントロー
ルバルブユニットを組み付後、ターミナルコネクタを内
側から押し出すためのハンドリングスペースを必要とせ
ず、自動変速機の小型化・軽量化を図ることができる。
また、外部からターミナルコネクタを取り付ける従来技
術のように、コントロールバルブユニットの各アクチュ
エータとターミナルコネクタとの接続を取り付け後に行
う必要がなく、コネクタを必ずしも必要としない。更に
配線を極力短くすることで変速機構部等と接触するとい
った問題を解決しつつ、コストの削減を図ることができ
る。
ネクタ取付方法にあっては、ターミナルコネクタが、変
速機ケース外部からターミナルコネクタの先端部を変速
機ケース外方に引っ張られることでターミナル用開口部
に取り付けられる。よって、変速機ケースにコントロー
ルバルブユニットを組み付後、ターミナルコネクタを内
側から押し出すためのハンドリングスペースを必要とせ
ず、自動変速機の小型化・軽量化を図ることができる。
また、外部からターミナルコネクタを取り付ける従来技
術のように、コントロールバルブユニットの各アクチュ
エータとターミナルコネクタとの接続を取り付け後に行
う必要がなく、コネクタを必ずしも必要としない。更に
配線を極力短くすることで変速機構部等と接触するとい
った問題を解決しつつ、コストの削減を図ることができ
る。
【００１７】請求項２記載のターミナルコネクタ取付方
法にあっては、第１挿入区間と第２挿入区間が設けら
れ、第２挿入区間では、治具により取り付けられる。す
なわち、ターミナルコネクタは変速機ケースの外部と連
通する箇所に設けられるため、変速機内のオイル漏れ等
を防止するために、確実にシールする必要がある。ま
た、確実にシールするにはＯリングをターミナル用開口
部に沿って引っ張り上げる必要がある。そこで、第１挿
入区間では、取り付け時の位置決めを容易に行うために
ターミナル用開口部にターミナルコネクタの先端部を挿
入する。次に、位置決め後の第２挿入区間では治具を用
いて引っ張り上げることで、手で引っ張り上げる場合に
比べＯリングに対してバランス良く応力を与えることが
可能となり、斜め挿入によるＯリング欠損を防止するこ
とができる。更に、安定した挿入角度が得られること
で、挿入角度規制を目的としたターミナル用開口部の挿
入長さの確保が不要となり、変速機ケースの材料低減及
び軽量化を図ることができる。
法にあっては、第１挿入区間と第２挿入区間が設けら
れ、第２挿入区間では、治具により取り付けられる。す
なわち、ターミナルコネクタは変速機ケースの外部と連
通する箇所に設けられるため、変速機内のオイル漏れ等
を防止するために、確実にシールする必要がある。ま
た、確実にシールするにはＯリングをターミナル用開口
部に沿って引っ張り上げる必要がある。そこで、第１挿
入区間では、取り付け時の位置決めを容易に行うために
ターミナル用開口部にターミナルコネクタの先端部を挿
入する。次に、位置決め後の第２挿入区間では治具を用
いて引っ張り上げることで、手で引っ張り上げる場合に
比べＯリングに対してバランス良く応力を与えることが
可能となり、斜め挿入によるＯリング欠損を防止するこ
とができる。更に、安定した挿入角度が得られること
で、挿入角度規制を目的としたターミナル用開口部の挿
入長さの確保が不要となり、変速機ケースの材料低減及
び軽量化を図ることができる。
【００１８】請求項３記載のターミナルコネクタ取付構
造にあっては、ターミナルコネクタに把持部が設けら
れ、コントロールバルブユニットにコネクタ取付用アー
ムが設けられている。すなわち、変速機ケースにコント
ロールバルブを組み付けると同時にターミナル用開口部
にターミナルコネクタを取り付ける。次に、把持部とコ
ネクタ取付用アームは引っ張り方向に摺動可能であるた
め、コントロールバルブユニットを取り付け後、ターミ
ナルコネクタを引っ張ることで取り付けが完了する。よ
って、組み付け性の向上を図ることができる。また、コ
ントロールバルブは変速機ケースに取り付ける前の段階
で、試験器に接続し作動確認試験を行う。このとき、従
来技術では、コントロールバルブ側のコネクタと試験器
側のコネクタをそれぞれ接続しなければならず、作業者
の負担となっていた。しかしながら、本願発明では各コ
ネクタ配線が集約されたターミナルコネクタがコントロ
ールバルブに取り付けられた状態で試験器に接続するこ
とができる。これにより、試験器側のコネクタとターミ
ナルコネクタの接続を一度の操作で完了することが可能
となり、作動確認試験の効率を向上することができる。
造にあっては、ターミナルコネクタに把持部が設けら
れ、コントロールバルブユニットにコネクタ取付用アー
ムが設けられている。すなわち、変速機ケースにコント
ロールバルブを組み付けると同時にターミナル用開口部
にターミナルコネクタを取り付ける。次に、把持部とコ
ネクタ取付用アームは引っ張り方向に摺動可能であるた
め、コントロールバルブユニットを取り付け後、ターミ
ナルコネクタを引っ張ることで取り付けが完了する。よ
って、組み付け性の向上を図ることができる。また、コ
ントロールバルブは変速機ケースに取り付ける前の段階
で、試験器に接続し作動確認試験を行う。このとき、従
来技術では、コントロールバルブ側のコネクタと試験器
側のコネクタをそれぞれ接続しなければならず、作業者
の負担となっていた。しかしながら、本願発明では各コ
ネクタ配線が集約されたターミナルコネクタがコントロ
ールバルブに取り付けられた状態で試験器に接続するこ
とができる。これにより、試験器側のコネクタとターミ
ナルコネクタの接続を一度の操作で完了することが可能
となり、作動確認試験の効率を向上することができる。
【００１９】請求項４記載のターミナルコネクタ取付構
造にあっては、ターミナル用開口部にターミナルコネク
タ取り付け後であっても、把持部とコネクタ取付用アー
ムとが係合を維持する構造とされている。よって、メイ
ンテナンス等によって再度自動変速機を分解する場合で
あっても、コントロールバルブユニットとターミナルコ
ネクタのモジュール化が維持され、作業性の向上を図る
ことができる。
造にあっては、ターミナル用開口部にターミナルコネク
タ取り付け後であっても、把持部とコネクタ取付用アー
ムとが係合を維持する構造とされている。よって、メイ
ンテナンス等によって再度自動変速機を分解する場合で
あっても、コントロールバルブユニットとターミナルコ
ネクタのモジュール化が維持され、作業性の向上を図る
ことができる。
【００２０】請求項５記載のターミナルコネクタ取付構
造にあっては、把持部とコネクタ取付用アームとが、タ
ーミナル用開口部にターミナルコネクタを取り付ける際
の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した構造
とされている。具体的には、例えばコネクタ取付用アー
ムを把持部よりも幅狭に形成し、幅狭にされた分だけ幅
方向に摺動可能としてもよい。これにより、変速機ケー
スやコントロールバルブユニットの製造上の公差や、組
み付け誤差があったとしても、ターミナル用開口部に対
して正確な位置にターミナルコネクタを取り付けること
が可能となり、組み付け性の向上を図ることができる。
造にあっては、把持部とコネクタ取付用アームとが、タ
ーミナル用開口部にターミナルコネクタを取り付ける際
の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した構造
とされている。具体的には、例えばコネクタ取付用アー
ムを把持部よりも幅狭に形成し、幅狭にされた分だけ幅
方向に摺動可能としてもよい。これにより、変速機ケー
スやコントロールバルブユニットの製造上の公差や、組
み付け誤差があったとしても、ターミナル用開口部に対
して正確な位置にターミナルコネクタを取り付けること
が可能となり、組み付け性の向上を図ることができる。
【００２１】請求項６記載のターミナルコネクタ取付構
造にあっては、ターミナルコネクタの先端外周部であっ
て、ターミナル用開口部に取り付ける際に引っ張る方向
に対して略垂直面内に、平行溝が設けられている。よっ
て、例えば治具を用いて引っ張り上げる際、変速機ケー
ス側に作用する力の反作用を用いてターミナルコネクタ
を引っ張り上げるが、平行溝によって変速機ケース側に
作用する力点の位置決めを容易に行うことが可能とな
り、作業者への負担を軽減することができる。また、治
具による引っ張り力がターミナルコネクタに左右対称に
かかることで、請求項２に記載の作用効果を更に確実に
得ることができる。
造にあっては、ターミナルコネクタの先端外周部であっ
て、ターミナル用開口部に取り付ける際に引っ張る方向
に対して略垂直面内に、平行溝が設けられている。よっ
て、例えば治具を用いて引っ張り上げる際、変速機ケー
ス側に作用する力の反作用を用いてターミナルコネクタ
を引っ張り上げるが、平行溝によって変速機ケース側に
作用する力点の位置決めを容易に行うことが可能とな
り、作業者への負担を軽減することができる。また、治
具による引っ張り力がターミナルコネクタに左右対称に
かかることで、請求項２に記載の作用効果を更に確実に
得ることができる。
【００２２】請求項７記載のターミナルコネクタ取付構
造にあっては、ターミナルコネクタの外周に、ターミナ
ル用開口部を確実に密封する位置を表す確認溝が設けら
れたことで、作業者が目視によって取り付け完了を確認
することが可能となり、作業負担の軽減を図ることがで
きる。
造にあっては、ターミナルコネクタの外周に、ターミナ
ル用開口部を確実に密封する位置を表す確認溝が設けら
れたことで、作業者が目視によって取り付け完了を確認
することが可能となり、作業負担の軽減を図ることがで
きる。
【００２３】
【発明の実施の形態】（ターミナルコネクタ取付構造）
図１は実施の形態におけるターミナルコネクタ取り付け
位置を表す側面図を示す。また、図２は実施の形態にお
けるコントロールバルブユニットと変速機ケースの位置
関係を表す概略図である。尚、本実施の形態に使用され
る自動変速機の変速機構部の変速動作等については説明
を省略する。
図１は実施の形態におけるターミナルコネクタ取り付け
位置を表す側面図を示す。また、図２は実施の形態にお
けるコントロールバルブユニットと変速機ケースの位置
関係を表す概略図である。尚、本実施の形態に使用され
る自動変速機の変速機構部の変速動作等については説明
を省略する。
【００２４】まず構成を説明する。１は変速機構部等を
収装する変速機ケース、２はターミナルコネクタ、３は
オイルパン、４はコントロールバルブユニットである。
変速機ケース１側面には、ターミナルコネクタ２を取り
付けるターミナル用開口部１１が図中垂直方向に設けら
れている。変速機ケース１内の図中下端部にはコントロ
ールバルブユニット４が取り付けられている。コントロ
ールバルブユニット４とターミナルコネクタ２はモジュ
ール化されている。
収装する変速機ケース、２はターミナルコネクタ、３は
オイルパン、４はコントロールバルブユニットである。
変速機ケース１側面には、ターミナルコネクタ２を取り
付けるターミナル用開口部１１が図中垂直方向に設けら
れている。変速機ケース１内の図中下端部にはコントロ
ールバルブユニット４が取り付けられている。コントロ
ールバルブユニット４とターミナルコネクタ２はモジュ
ール化されている。
【００２５】図３はターミナルコネクタ２の拡大正面
図、拡大側面図及び上面図である。２１は変速機ケース
１外部の接続端子と接続するコネクタ部、２２は平行
溝、２３は確認溝、２４はＯリング用溝、２５はＯリン
グ、２６はコントロールバルブユニット側のアクチュエ
ータと接続する接続端子、２７は把持部、２８はストッ
パである。また、コネクタ部２１の先端からＯリング２
４上端までの区間を第１挿入区間とし、Ｏリング２４上
端からストッパ２８上端までを第２挿入区間としてい
る。
図、拡大側面図及び上面図である。２１は変速機ケース
１外部の接続端子と接続するコネクタ部、２２は平行
溝、２３は確認溝、２４はＯリング用溝、２５はＯリン
グ、２６はコントロールバルブユニット側のアクチュエ
ータと接続する接続端子、２７は把持部、２８はストッ
パである。また、コネクタ部２１の先端からＯリング２
４上端までの区間を第１挿入区間とし、Ｏリング２４上
端からストッパ２８上端までを第２挿入区間としてい
る。
【００２６】把持部２７は平板状であって、中空に形成
されている。平板状の側面部にはスリット２７ａが設け
られ、平板状の平面部には摺動用嵌合溝２７ｂが設けら
れている。
されている。平板状の側面部にはスリット２７ａが設け
られ、平板状の平面部には摺動用嵌合溝２７ｂが設けら
れている。
【００２７】コントロールバルブユニット側には把持部
２７と係合するコネクタ取付用アーム４１が固定支持さ
れている。コネクタ取付用アーム４１は、コントロール
バルブユニット４に固定支持された支持部４１ａと、支
持部４１ａより幅狭に形成された摺動部４１ｂと、摺動
用嵌合溝２７ｂより幅広に形成された倒れ防止部４１ｃ
と、倒れ防止部４１ｃに設けられ摺動用嵌合溝２７ｂか
ら平面部より突出する抜け防止突起４１ｄが設けられて
いる。
２７と係合するコネクタ取付用アーム４１が固定支持さ
れている。コネクタ取付用アーム４１は、コントロール
バルブユニット４に固定支持された支持部４１ａと、支
持部４１ａより幅狭に形成された摺動部４１ｂと、摺動
用嵌合溝２７ｂより幅広に形成された倒れ防止部４１ｃ
と、倒れ防止部４１ｃに設けられ摺動用嵌合溝２７ｂか
ら平面部より突出する抜け防止突起４１ｄが設けられて
いる。
【００２８】次に作用を説明する。ターミナルコネクタ
２の把持部２７に設けられたスリット２７ａを押し広げ
コネクタ取付用アーム４１の先端に設けられた抜け防止
突起４１ｄを把持部２７中空内に挿入し、摺動用嵌合溝
２７ｂと係合する。このとき、倒れ防止部４１ｃによっ
て、摺動用嵌合溝２７ｂからコネクタ取付用アーム４１
が突出しないようすることでターミナルコネクタ２が平
面側に倒れることを防止している。
２の把持部２７に設けられたスリット２７ａを押し広げ
コネクタ取付用アーム４１の先端に設けられた抜け防止
突起４１ｄを把持部２７中空内に挿入し、摺動用嵌合溝
２７ｂと係合する。このとき、倒れ防止部４１ｃによっ
て、摺動用嵌合溝２７ｂからコネクタ取付用アーム４１
が突出しないようすることでターミナルコネクタ２が平
面側に倒れることを防止している。
【００２９】このようにターミナルコネクタ２とコネク
タ取付用アーム４１とを係合することで、ターミナルコ
ネクタ２の図中上下方向の摺動を可能にすると共に、抜
け防止用突起４１ｄを中心とし、摺動部４１ｂ側部と把
持部２７端部が接触する位置までの回動を許容してい
る。ここで、ターミナルコネクタ２の摺動可能範囲であ
る摺動用嵌合溝２７ｂの長さは、第２挿入区間の長さよ
りも長く設定されている。
タ取付用アーム４１とを係合することで、ターミナルコ
ネクタ２の図中上下方向の摺動を可能にすると共に、抜
け防止用突起４１ｄを中心とし、摺動部４１ｂ側部と把
持部２７端部が接触する位置までの回動を許容してい
る。ここで、ターミナルコネクタ２の摺動可能範囲であ
る摺動用嵌合溝２７ｂの長さは、第２挿入区間の長さよ
りも長く設定されている。
【００３０】図４はコントロールバルブユニット４を変
速機ケース１に取り付け、ターミナルコネクタ２をコネ
クタ用開口部１１に取り付ける工程を表すＴ−Ｔ断面を
表す概略図である。モジュール化されたコントロールバ
ルブユニット４とターミナルコネクタ２を変速機ケース
１下部に取り付ける。第１挿入区間では、取り付け時の
位置決めを容易に行うためにターミナル用開口部１１に
ターミナルコネクタ２の先端部であるコネクタ部２１を
ガイドとして挿入する。この状態でコントロールバルブ
ユニット４を変速機ケース１にボルトにより固定する。
速機ケース１に取り付け、ターミナルコネクタ２をコネ
クタ用開口部１１に取り付ける工程を表すＴ−Ｔ断面を
表す概略図である。モジュール化されたコントロールバ
ルブユニット４とターミナルコネクタ２を変速機ケース
１下部に取り付ける。第１挿入区間では、取り付け時の
位置決めを容易に行うためにターミナル用開口部１１に
ターミナルコネクタ２の先端部であるコネクタ部２１を
ガイドとして挿入する。この状態でコントロールバルブ
ユニット４を変速機ケース１にボルトにより固定する。
【００３１】図４（ａ）はコネクタ用開口部１１に第１
挿入区間部分挿入後、治具７の持ち上げ部７ｃを平行溝
２２に装着した状態を表す概略図である。
挿入区間部分挿入後、治具７の持ち上げ部７ｃを平行溝
２２に装着した状態を表す概略図である。
【００３２】ここで、図５に治具７の側面図及び上面図
を示す。治具７は、作業者が治具７を保持すると共に握
りこむグリップ７ａと、変速機ケース１上の支点となる
支点部材７ｂと、ターミナルコネクタ２の平行溝２２に
嵌合し変速機ケース１外方に引っ張り上げる持ち上げ部
材７ｃと、回動中心７ｄから構成されている。作業者が
グリップ７ａを握りこむことで回動中心７ｄを支点とし
て支点部材７ｂと持ち上げ部材７ｃが離間するよう作用
する。
を示す。治具７は、作業者が治具７を保持すると共に握
りこむグリップ７ａと、変速機ケース１上の支点となる
支点部材７ｂと、ターミナルコネクタ２の平行溝２２に
嵌合し変速機ケース１外方に引っ張り上げる持ち上げ部
材７ｃと、回動中心７ｄから構成されている。作業者が
グリップ７ａを握りこむことで回動中心７ｄを支点とし
て支点部材７ｂと持ち上げ部材７ｃが離間するよう作用
する。
【００３３】図４（ｂ）にコネクタ用開口部１１に第１
挿入区間部分挿入後、治具７のグリップ７ａを握りこ
み、ターミナルコネクタ２を引っ張り上げた状態を示
す。作業者がグリップ７ａを握りこむと、支点部材７ｂ
が変速機ケース１を押さえ込み、その反作用で持ち上げ
部材７ｃを図中上方に押し上げる。これにより、平行溝
２２は上方に引っ張られ、Ｏリング２５がコネクタ用開
口部１１に圧入される。
挿入区間部分挿入後、治具７のグリップ７ａを握りこ
み、ターミナルコネクタ２を引っ張り上げた状態を示
す。作業者がグリップ７ａを握りこむと、支点部材７ｂ
が変速機ケース１を押さえ込み、その反作用で持ち上げ
部材７ｃを図中上方に押し上げる。これにより、平行溝
２２は上方に引っ張られ、Ｏリング２５がコネクタ用開
口部１１に圧入される。
【００３４】このとき、作業者はＯリング２５が圧入さ
れたかどうかを判断する確認溝２３を目視で確認し、確
認溝２３が確認できた段階で治具７を取り外す。また、
仮にターミナルコネクタ２を引っ張り上げすぎたとして
も、ストッパ２８が設けられているため、ターミナルコ
ネクタ２が上方に引っ張られ過ぎることがない。
れたかどうかを判断する確認溝２３を目視で確認し、確
認溝２３が確認できた段階で治具７を取り外す。また、
仮にターミナルコネクタ２を引っ張り上げすぎたとして
も、ストッパ２８が設けられているため、ターミナルコ
ネクタ２が上方に引っ張られ過ぎることがない。
【００３５】図６は実施の形態の変速機ケース１にター
ミナルコネクタ２及びコントロールバルブユニット４を
取り付けた際の変速機ケース下部側から見た概略図であ
る。図に示すように、コントロールバルブユニット４と
ターミナルコネクタ２は図６中紙面垂直方向に重なり合
って配置されている。また、従来技術のように作業者の
作業スペースを設けていないため、変速機の小型化を図
ることができる。
ミナルコネクタ２及びコントロールバルブユニット４を
取り付けた際の変速機ケース下部側から見た概略図であ
る。図に示すように、コントロールバルブユニット４と
ターミナルコネクタ２は図６中紙面垂直方向に重なり合
って配置されている。また、従来技術のように作業者の
作業スペースを設けていないため、変速機の小型化を図
ることができる。
【００３６】（実施の形態の作用及び効果）以上説明し
たように、実施の形態のターミナルコネクタ取付方法及
び取付構造では、変速機ケース１にコントロールバルブ
ユニット４を組み付後、ターミナルコネクタ２を内側か
ら押し出すためのハンドリングスペースを必要とせず、
自動変速機の小型化・軽量化を図ることができる。
たように、実施の形態のターミナルコネクタ取付方法及
び取付構造では、変速機ケース１にコントロールバルブ
ユニット４を組み付後、ターミナルコネクタ２を内側か
ら押し出すためのハンドリングスペースを必要とせず、
自動変速機の小型化・軽量化を図ることができる。
【００３７】また、外部からターミナルコネクタを取り
付ける従来技術のように、コントロールバルブユニット
４の各アクチュエータとターミナルコネクタ２との接続
を取り付け後に行う必要がなく、コネクタを必ずしも必
要としない。更に配線を極力短くすることで変速機構部
等と接触するといった問題を解決しつつ、コストの削減
を図ることができる。
付ける従来技術のように、コントロールバルブユニット
４の各アクチュエータとターミナルコネクタ２との接続
を取り付け後に行う必要がなく、コネクタを必ずしも必
要としない。更に配線を極力短くすることで変速機構部
等と接触するといった問題を解決しつつ、コストの削減
を図ることができる。
【００３８】また、第１挿入区間と第２挿入区間が設け
られ、第２挿入区間では、治具７により取り付けられ
る。すなわち、ターミナルコネクタ２は変速機ケース１
の外部と連通する箇所に設けられるため、変速機内のオ
イル漏れ等を防止するために、確実にシールする必要が
ある。また、確実にシールするにはＯリングをターミナ
ル用開口部１１に沿って引っ張り上げる必要がある。
られ、第２挿入区間では、治具７により取り付けられ
る。すなわち、ターミナルコネクタ２は変速機ケース１
の外部と連通する箇所に設けられるため、変速機内のオ
イル漏れ等を防止するために、確実にシールする必要が
ある。また、確実にシールするにはＯリングをターミナ
ル用開口部１１に沿って引っ張り上げる必要がある。
【００３９】そこで、第１挿入区間では、取り付け時の
位置決めを容易に行うためにターミナル用開口部１１に
ターミナルコネクタ２の先端であるコネクタ部２１をガ
イドとし第１挿入区間部分を挿入する。
位置決めを容易に行うためにターミナル用開口部１１に
ターミナルコネクタ２の先端であるコネクタ部２１をガ
イドとし第１挿入区間部分を挿入する。
【００４０】次に、位置決め後の第２挿入区間では治具
７を用いて引っ張り上げることで、手で引っ張り上げる
場合に比べＯリング２５に対してバランス良く応力を与
えることが可能となり、斜め挿入によるＯリング欠損を
防止することができる。更に、安定した挿入角度が得ら
れることで、挿入角度規制を目的としたターミナル用開
口部１１の挿入長さの確保が不要となり、変速機ケース
１の材料低減及び軽量化を図ることができる。
７を用いて引っ張り上げることで、手で引っ張り上げる
場合に比べＯリング２５に対してバランス良く応力を与
えることが可能となり、斜め挿入によるＯリング欠損を
防止することができる。更に、安定した挿入角度が得ら
れることで、挿入角度規制を目的としたターミナル用開
口部１１の挿入長さの確保が不要となり、変速機ケース
１の材料低減及び軽量化を図ることができる。
【００４１】また、ターミナルコネクタ２に把持部２７
が設けられ、コントロールバルブユニット４にコネクタ
取付用アーム４１が設けられている。よって、コントロ
ールバルブユニット４とターミナルコネクタ２のモジュ
ール化を図ることができる。
が設けられ、コントロールバルブユニット４にコネクタ
取付用アーム４１が設けられている。よって、コントロ
ールバルブユニット４とターミナルコネクタ２のモジュ
ール化を図ることができる。
【００４２】すなわち、変速機ケース１にコントロール
バルブユニット４を組み付けると同時にターミナル用開
口部１１にターミナルコネクタ２を取り付ける。次に、
把持部２７とコネクタ取付用アーム４１は引っ張り方向
に摺動可能であるため、コントロールバルブユニット４
を取り付け後、治具７によってターミナルコネクタ２を
引っ張ることで取り付けが完了するため、組み付け性の
向上を図ることができる。
バルブユニット４を組み付けると同時にターミナル用開
口部１１にターミナルコネクタ２を取り付ける。次に、
把持部２７とコネクタ取付用アーム４１は引っ張り方向
に摺動可能であるため、コントロールバルブユニット４
を取り付け後、治具７によってターミナルコネクタ２を
引っ張ることで取り付けが完了するため、組み付け性の
向上を図ることができる。
【００４３】また、ターミナル用開口部１１にターミナ
ルコネクタ２取り付け後であっても、把持部２７の摺動
用嵌合溝２７ｂとコネクタ取付用アーム４１の抜け防止
用突起４１ｄとが係合を維持する構造とされている。よ
って、メインテナンス等によって再度自動変速機を分解
する場合であっても、コントロールバルブユニット４と
ターミナルコネクタ２のモジュール化が維持され、作業
性の向上を図ることができる。
ルコネクタ２取り付け後であっても、把持部２７の摺動
用嵌合溝２７ｂとコネクタ取付用アーム４１の抜け防止
用突起４１ｄとが係合を維持する構造とされている。よ
って、メインテナンス等によって再度自動変速機を分解
する場合であっても、コントロールバルブユニット４と
ターミナルコネクタ２のモジュール化が維持され、作業
性の向上を図ることができる。
【００４４】また、コネクタ取付用アーム４１に設けら
れた摺動部４１ｂが幅狭に形成されている。これによ
り、把持部２７とコネクタ取付用アーム４１とが、ター
ミナル用開口部１１にターミナルコネクタ２を取り付け
る際の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した
構造とされている。よって、変速機ケース１やコントロ
ールバルブユニット４の製造上の公差や、組み付け誤差
があったとしても、ターミナル用開口部１１に対して正
確な位置にターミナルコネクタ２を取り付けることが可
能となり、組み付け性の向上を図ることができる。
れた摺動部４１ｂが幅狭に形成されている。これによ
り、把持部２７とコネクタ取付用アーム４１とが、ター
ミナル用開口部１１にターミナルコネクタ２を取り付け
る際の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した
構造とされている。よって、変速機ケース１やコントロ
ールバルブユニット４の製造上の公差や、組み付け誤差
があったとしても、ターミナル用開口部１１に対して正
確な位置にターミナルコネクタ２を取り付けることが可
能となり、組み付け性の向上を図ることができる。
【００４５】また、ターミナルコネクタ２の先端外周部
であって、ターミナル用開口部１１に取り付ける際に引
っ張る方向に対して略垂直面内に、平行溝２２が設けら
れている。よって、治具７を用いて引っ張り上げる際、
変速機ケース１側に作用する力の反作用を用いてターミ
ナルコネクタ２を引っ張り上げるが、平行溝２２によっ
て変速機ケース１側に作用する力点の位置決めを容易に
行うことが可能となり、作業者への負担を軽減すること
ができる。
であって、ターミナル用開口部１１に取り付ける際に引
っ張る方向に対して略垂直面内に、平行溝２２が設けら
れている。よって、治具７を用いて引っ張り上げる際、
変速機ケース１側に作用する力の反作用を用いてターミ
ナルコネクタ２を引っ張り上げるが、平行溝２２によっ
て変速機ケース１側に作用する力点の位置決めを容易に
行うことが可能となり、作業者への負担を軽減すること
ができる。
【００４６】また、治具７による引っ張り力がターミナ
ルコネクタ２に左右対称にかかることで、Ｏリング２５
に対してバランス良く応力を与えることができる。
ルコネクタ２に左右対称にかかることで、Ｏリング２５
に対してバランス良く応力を与えることができる。
【００４７】また、ターミナルコネクタ２の外周に、タ
ーミナル用開口部１１を確実に密封する位置を表す確認
溝２３が設けられたことで、作業者が目視によって取り
付け完了を確認することが可能となり、作業負担の軽減
を図ることができる。
ーミナル用開口部１１を確実に密封する位置を表す確認
溝２３が設けられたことで、作業者が目視によって取り
付け完了を確認することが可能となり、作業負担の軽減
を図ることができる。
【００４８】また、ターミナルコネクタ２の外周に、ス
トッパ２８が設けられたことで、作業者がターミナルコ
ネクタ２を引っ張り上げ過ぎることがなく、作業者への
負担を軽減することができる。
トッパ２８が設けられたことで、作業者がターミナルコ
ネクタ２を引っ張り上げ過ぎることがなく、作業者への
負担を軽減することができる。
【００４９】（その他の実施の形態）以上、実施の形態
に基づく実施の形態について説明してきたが、具体的な
構成については、この実施の形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱
しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
に基づく実施の形態について説明してきたが、具体的な
構成については、この実施の形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱
しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【００５０】また、実施の形態では、自動変速機のター
ミナルコネクタについて説明したが、例えば他のハンド
リングスペースを必要とするユニットの組み付け時に本
実施の形態を適用しても、もちろん同様の作用効果を得
ることができる。
ミナルコネクタについて説明したが、例えば他のハンド
リングスペースを必要とするユニットの組み付け時に本
実施の形態を適用しても、もちろん同様の作用効果を得
ることができる。
【図１】実施の形態におけるターミナルコネクタ取り付
け位置を表す側面図を示す。
け位置を表す側面図を示す。
【図２】実施の形態におけるコントロールバルブユニッ
トと変速機ケースの位置関係を表す概略図である。
トと変速機ケースの位置関係を表す概略図である。
【図３】実施の形態におけるターミナルコネクタの拡大
正面図、拡大側面図及び上面図である。
正面図、拡大側面図及び上面図である。
【図４】実施の形態におけるコントロールバルブユニッ
トを変速機ケースに取り付け、ターミナルコネクタをコ
ネクタ用開口部に取り付ける工程を表す概略図である。
トを変速機ケースに取り付け、ターミナルコネクタをコ
ネクタ用開口部に取り付ける工程を表す概略図である。
【図５】実施の形態における治具の側面図及び上面図で
ある。
ある。
【図６】実施の形態における変速機ケースにターミナル
コネクタ及びコントロールバルブユニットを取り付けた
際の変速機ケース下部側から見た概略図である。
コネクタ及びコントロールバルブユニットを取り付けた
際の変速機ケース下部側から見た概略図である。
【図７】従来技術のターミナルコネクタを変速機ケース
内側から外側に押し出して取り付けるタイプであって変
速機ケース下部側から見た概略図である。
内側から外側に押し出して取り付けるタイプであって変
速機ケース下部側から見た概略図である。
【図８】従来技術のターミナルコネクタを変速機ケース
外側から内側に押し込んで取り付けるタイプであって変
速機ケース下部側から見た概略図である。
外側から内側に押し込んで取り付けるタイプであって変
速機ケース下部側から見た概略図である。
１ 変速機ケース
２ ターミナルコネクタ
３ オイルパン
４ コントロールバルブユニット
１１ ターミナル用開口部
２１ コネクタ部
２２ 平行溝
２３ 確認溝
２４ Ｏリング用溝
２５ Ｏリング
２６ 接続端子
２７ 把持部
２７ａ スリット
２７ｂ 摺動用嵌合溝
２８ ストッパ
４１ コネクタ取付用アーム
４１ａ 支持部
４１ｂ 摺動部
４１ｃ 倒れ防止部
４１ｄ 抜け防止用突起
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3J552 MA01 MA06 NA01 NB01 PA64
PA67 QC02
5E087 EE11 LL04 LL12 MM09 MM11
QQ04 RR04 RR12 RR25
Claims (7)
- 【請求項１】 変速機構部とコントロールバルブユニッ
トを収装する変速機ケースと、 複数の配線を集約すると共に、前記変速機ケースに設け
られたターミナル用開口部に取り付けられ、変速機ケー
ス外部の配線と接続するターミナルコネクタと、 を備え、 前記ターミナルコネクタを、変速機ケース外部から前記
ターミナルコネクタの先端部を変速機ケース外方に引っ
張ることで前記ターミナル用開口部に取り付けることを
特徴とするターミナルコネクタ取付方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載のターミナルコネクタ取
付方法において、 前記ターミナルコネクタ外周に、前記ターミナル用開口
部を密封するＯリングを設け、 前記ターミナル用開口部に前記ターミナルコネクタの先
端部を挿入してから、前記Ｏリングが前記ターミナル用
開口部入口に当接する迄の区間を第１挿入区間とし、 前記ターミナル用開口部入口と前記Ｏリングが当接して
から、更にターミナルコネクタ先端を引っ張ることで前
記Ｏリングと前記ターミナル用開口部を密封する迄の区
間を第２挿入区間とし、 前記第２挿入区間では、治具による取り付けとしたこと
を特徴とするターミナルコネクタ取付方法。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載のターミナルコ
ネクタ取付方法を用いたターミナルコネクタ取付構造に
おいて、 前記ターミナルコネクタの前記先端部と対向する側に把
持部を設け、 前記コントロールバルブユニットに、前記把持部と係合
し、前記ターミナル用開口部に前記ターミナルコネクタ
を取り付ける際の引っ張り方向に摺動可能であって、摺
動可能領域が前記第２挿入区間より大きいコネクタ取付
用アームを設けたことを特徴とするターミナルコネクタ
取付構造。 - 【請求項４】 請求項３に記載のターミナルコネクタ取
付構造において、 前記ターミナル用開口部に前記ターミナルコネクタ取付
後であっても、前記把持部と前記コネクタ取付用アーム
とが係合を維持する構造としたことを特徴とするターミ
ナルコネクタ取付構造。 - 【請求項５】 請求項３または４に記載のターミナルコ
ネクタ取付構造において、 前記把持部と前記コネクタ取付用アームとを、前記ター
ミナル用開口部に前記ターミナルコネクタを取り付ける
際の引っ張り方向以外の方向にも摺動可能に係合した構
造としたことを特徴とするターミナルコネクタ取付構
造。 - 【請求項６】 請求項３ないし５に記載のターミナルコ
ネクタ取付構造において、 前記ターミナルコネクタの先端外周部であって、前記タ
ーミナル用開口部に取付る際に引っ張る方向に対して略
垂直面内に、平行溝を設けたことを特徴とするターミナ
ルコネクタ取付構造。 - 【請求項７】 請求項３ないし６に記載のターミナルコ
ネクタ取付構造において、 前記ターミナルコネクタの外周に、前記ターミナル用開
口部を確実に密封する位置を表す確認溝を設けたことを
特徴とするターミナルコネクタ取付構造。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002064238A JP2003262265A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ターミナルコネクタ取付方法及び取付構造 |
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