JP2003261304A - Co除去器の触媒温度制御方法 - Google Patents

Co除去器の触媒温度制御方法

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JP2003261304A
JP2003261304A JP2002064441A JP2002064441A JP2003261304A JP 2003261304 A JP2003261304 A JP 2003261304A JP 2002064441 A JP2002064441 A JP 2002064441A JP 2002064441 A JP2002064441 A JP 2002064441A JP 2003261304 A JP2003261304 A JP 2003261304A
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Masako Takayama
雅子 高山
Hikari Okada
光 岡田
Satoshi Hanai
聡 花井
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CO除去器の触媒の温度を負荷変動に対して
応答性よく制御する。 【解決手段】 水素リッチガスからCOを取り除く触媒
と、内部に冷却水を流通させ該冷却水と前記触媒との間
で熱の授受を行う冷却室38と、前記触媒に供給される
空気の流量を検出するマスフローセンサ18と、前記触
媒に入る前のガスの温度を検出する入りガス温度センサ
15と、前記触媒に入る前のガスの一酸化炭素濃度を検
出する入りガスCO濃度センサ16と、前記冷却室38
を流通する前記冷却水の流量を調整する制御手段と、を
備えたCO除去器3にあって、前記制御手段は、触媒に
供給される酸素流量値と、触媒に入る前のガス温度値
と、触媒に入る前のガスのCO濃度値と、触媒から送り
出されるガスの設定流量および予定されるCO濃度値と
に基づいて、前記冷却水の流量を調整することにより前
記触媒の温度を所定値に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水素リッチなガ
スから一酸化炭素を取り除く触媒の温度制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】触媒技術の発達により、触媒は各種産業
においてその目的に応じて広く利用されている。例え
ば、近年、環境汚染物質の排出が極めて少ないクリーン
なエネルギー源として燃料電池が注目されており、自動
車産業においても、車載した燃料電池で発生させた電力
でモータを回転し車両を駆動する燃料電池自動車が開発
されている。
【0003】この種の燃料電池には、固体高分子電解質
膜の両側にアノードとカソードとを備え、アノードに水
素リッチな燃料ガスを供給し、カソードに酸化剤ガス
(例えば酸素あるいは空気)を供給して、これらガスの
酸化還元反応にかかる化学エネルギを直接電気エネルギ
として抽出するようにしたものがある。この燃料電池で
は、アノード側で水素ガスがイオン化して固体高分子電
解質中を移動し、電子は、外部負荷を通ってカソード側
に移動し、酸素と反応して水を生成する一連の電気化学
反応による電気エネルギを取り出すことができるように
なっている。
【0004】この燃料電池への燃料ガスの供給方法とし
て、メタノールやガソリンなどの炭化水素を含む原料ガ
スを、改質触媒を用いた水蒸気改質により水素リッチな
ガス(以下、水素リッチガスと略す)に改質し、これを
燃料電池の燃料ガスとして供給する場合がある(特開2
000−63101号公報等)。さらに、改質触媒で改
質された水素リッチガスに含まれる一酸化炭素(CO)
は、燃料電池のアノードの触媒(白金)をCO被毒して
出力低下を起こす虞があるので、一般に、燃料電池に供
給する前に水素リッチガス中のCOを除去しているが、
このCO除去手段として、水素リッチガス中の水素
(H)を消費せずCOのみを選択して酸化することがで
きる触媒(以下、CO除去触媒という)が利用されてお
り、触媒反応によりCOを二酸化炭素(CO2)に変化
させている。
【0005】ところが、このCO除去触媒は、CO酸化
反応に伴って、HとCO2から逆にメタンを生成するメ
タネーション反応が起こることが知られており、このメ
タネーション反応によって触媒温度が上昇する。さら
に、CO酸化反応は発熱を伴うため触媒温度が上昇し、
触媒温度が約300゜C以上になると、反応が逆に進む
(CO2→CO)所謂逆シフト反応が起こり、CO浄化
性能が低下する。一方、触媒の温度が低いと触媒活性が
不十分となって、CO浄化性能が低下する。
【0006】また、CO除去触媒のCO浄化に最適な触
媒温度は、ガス流量によって異なり、ガス流量が大きい
ほど最適触媒温度は高温側にシフトする。図5は、空間
速度(SV)を変化させて最高浄化率時における触媒温
度の分布を実験的に求めたものであり、この実験結果か
らも、ガス流量が大きいほど最適触媒温度が高温側にシ
フトすることが確認できる。なお、図5において横軸
は、触媒の上流側端面からの距離を示す。
【0007】したがって、CO除去触媒の浄化性能を高
く維持するためには、触媒温度の制御が極めて重要であ
る。そこで、特開2000−16802号公報に開示さ
れるように、CO除去触媒が収容され水素リッチガスが
流通可能な反応室と、冷却媒体が流通可能な冷却媒体室
とを隣接して設け、両室間で熱交換を行わせてCO除去
触媒を冷却し、触媒温度を制御可能にしたCO除去器が
開発されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷却機能を備えたCO除去器による温度制御において
は、冷却媒体の供給量制御方法について確立されておら
ず、CO除去触媒への負荷が変動した場合に、すなわ
ち、CO除去触媒に流入する水素リッチガスの流量が変
化したり、CO除去触媒に流入するガスのCO濃度が変
化した場合に、応答性が悪いという問題がある。そこ
で、この発明は、負荷変動に対する応答性に優れたCO
除去器の触媒温度制御方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、水素リッチなガスから
一酸化炭素を取り除く触媒(例えば、後述する実施の形
態におけるCO除去触媒)と、内部に冷却流体(例え
ば、後述する実施の形態における冷却水)を流通させ該
冷却流体と前記触媒との間で熱の授受を行う熱授受部
(例えば、後述する実施の形態における冷却室38)
と、前記触媒に水素リッチなガスとともに供給される酸
素の流量を検出する酸素流量検出手段(例えば、後述す
る実施の形態におけるマスフローセンサ18)と、前記
触媒に入る前のガスの温度を検出する入りガス温度検出
手段(例えば、後述する実施の形態における入りガス温
度センサ15)と、前記触媒に入る前のガスの一酸化炭
素濃度を検出する入りガスCO濃度検出手段(例えば、
後述する実施の形態における入りガスCO濃度検出セン
サ16)と、前記熱授受部を流通する前記冷却流体の流
量を調整する制御手段(例えば、後述する実施の形態に
おける流量制御弁19およびステップS101〜ステッ
プS106)と、を備えたCO除去器(例えば、後述す
る実施の形態におけるCO除去器3)にあって、前記制
御手段は、前記酸素流量検出手段で検出された酸素流量
値と、前記入りガス温度検出手段により検出されたガス
温度値と、前記入りガスCO濃度検出手段で検出された
一酸化炭素濃度値と、前記触媒から送り出されるガスの
設定流量および予定される一酸化炭素の濃度値とに基づ
いて、前記冷却流体の流量を調整することにより前記触
媒の温度を所定値に制御することを特徴とするCO除去
器の触媒温度制御方法である。
【0010】CO除去器における熱量平衡を考えると、
CO除去器において逆シフト反応やメタネーション反応
が起こっていないと仮定した場合、CO除去器に流入す
るガスが有する熱量Qinと、CO除去器の触媒におい
て生じた反応熱量Qrctとの和(Qin+Qrct)
は、CO除去器から流出するガスが有する熱量Qout
と、CO除去器から流出する冷却流体が有する熱量Qc
oolとの和(Qout+Qcool)に等しい。前記
制御手段は、前記酸素流量検出手段で検出された酸素流
量値と、前記入りガス温度検出手段により検出されたガ
ス温度値と、前記前記入りガスCO濃度検出手段で検出
された一酸化炭素濃度値と、前記触媒から送り出される
ガスの設定流量および予定される一酸化炭素の濃度値と
に基づいて、前記触媒の温度を所定値に制御するために
必要な冷却流体の流量を、前記熱量平衡から求めること
ができ、該流量となるように冷却流体流量を調整する。
【0011】したがって、この発明における制御手段
は、前記酸素流量検出手段で検出された酸素流量値と、
前記入りガス温度検出手段により検出されたガス温度値
と、前記前記入りガスCO濃度検出手段で検出された一
酸化炭素濃度値と、前記触媒から送り出されるガスの設
定流量および予定される一酸化炭素の濃度値と、前記触
媒の目標温度とに基づいて、熱量平衡から前記冷却流体
の必要流量を算出し、冷却流体の流量が前記必要流量と
なるように制御する、と言い換えることができる。この
場合、「前記触媒の目標温度」は「前記触媒の温度の所
定値」に対応する。
【0012】また、この発明において、前記CO除去器
は、前記触媒から送り出されるガスの一酸化炭素濃度を
検出する出ガスCO濃度検出手段(例えば、後述する実
施の形態における出ガスCO濃度センサ17)をさらに
備え、前記制御手段は、前記酸素流量検出手段で検出さ
れた酸素流量値と、前記入りガス温度検出手段により検
出されたガス温度値と、前記前記入りガスCO濃度検出
手段で検出された一酸化炭素濃度値と、前記出ガスCO
濃度検出手段で検出された一酸化炭素濃度値と、前記触
媒から送り出されるガスの設定流量とに基づいて、前記
冷却流体の流量を調整することにより前記触媒の温度を
所定値に制御するようにすることが可能である。このよ
うに構成した場合には、CO除去器の触媒において生じ
た反応熱量Qrctを精度よく算出することができ、冷
却流体の流量を精確に調整することが可能になる。
【0013】さらに、この発明においては、前記触媒か
ら送り出されるガスの設定流量の大きさに応じて前記触
媒の温度の所定値を変更することが可能である。CO除
去器の触媒の場合、一酸化炭素濃度の浄化に最適な触媒
温度はガスの流量に応じて相違するので、ガスの設定流
量の大きさに応じて触媒の温度の所定値を変更すると、
CO除去器のCO除去能力を向上することが可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るCO除去器
の触媒温度制御方法の一実施の形態を図1から図4の図
面を参照して説明する。初めに、この発明の触媒温度制
御方法の実施に好適な燃料改質システム(以下、改質シ
ステムと略す)の概略構成を図1を参照して説明する。
この実施の形態における改質システムは、蒸発器1、オ
ートサーマル式の改質器2、CO除去器3を備え、原燃
料としてのメタノールを水素リッチガスに改質して燃料
電池50に供給する。燃料電池50は固体高分子電解質
膜型の燃料電池であり、アノードに供給される燃料ガス
中の水素と、カソードに供給される酸化剤ガスとしての
空気中の酸素との電気化学反応により発電を行う。
【0015】原燃料であるメタノールは水および改質用
空気とともに蒸発器1に供給され、蒸発器1においてメ
タノールと水はガス化され改質用空気と混合されて原料
ガスとされ、改質器2に供給される。なお、原燃料はメ
タノールに限るものではなく、ガソリンやメタン等を用
いることができる。改質器2は、改質触媒を備えたオー
トサーマル式の改質器であり、改質器2において部分酸
化と水蒸気改質が行われて原料ガスから改質ガス(すな
わち、水素リッチガス)が生成される。改質器2で生成
された改質ガスは、空気供給路12を介して供給される
CO除去用空気とともに、ガス供給路11を介してCO
除去器3に供給される。なお、CO除去用空気の供給量
は、燃料電池50に要求される燃料ガス流量に応じて設
定される。
【0016】CO除去器3は、CO除去触媒を備えた触
媒反応器であり、触媒温度を制御するために、冷却水供
給路13を介してCO除去触媒冷却用の冷却水(冷却流
体)が供給可能にされている。CO除去器3の一構造例
を図2および図3に示す。この例のCO除去器3は、図
2に示すように、正面側および背面側にガス入口31と
ガス出口32を備えた箱形のハウジング33を備え、ハ
ウジング33の内部は仕切板34,35によって、ガス
入口31に連通する分配室36と、ガス出口32に連通
する集合室37と、冷却室(熱授受部)38に区画され
ている。ガス入口31はガス供給路11に接続され、ガ
ス出口32はガス供給路14に接続される。冷却室38
には、両端を開口させたケース39の内部に触媒層40
が収容されてなる複数のエレメント41が、上下方向等
間隔に配置されてそれぞれ水平に設置されている。各エ
レメント41の両端部は両仕切板34,35に貫通固定
されており、ケース39の一端開口が分配室36に連通
し、他端開口が集合室37に連通している。触媒層40
には貴金属系あるいはRu系等のCO除去触媒が担持さ
れている。また、図3に示すように、各ケース39の外
側面とハウジング33の内側面はバッフルプレート42
によって左右交互に連結されており、これにより冷却室
38は、下から上に向かって左右に蛇行しながら進む1
本の冷却水通路にされている。さらに、ハウジング33
の底板部と天板部には、冷却室38に連通する冷却水入
口43と冷却水出口44が設けられていて、冷却水入口
43に冷却水供給路13が接続される。
【0017】このように構成されたCO除去器3におい
ては、改質器2で生成された改質ガスとCO除去用空気
との混合ガスが、ガス供給路11を介してガス入口31
から分配室36に導入される。そして、分配室36に導
入された前記混合ガスは、各エレメント41に分配さ
れ、ケース39の一端開口からケース39内に流入し、
触媒層40を通ってケース39の他端開口へと流れる。
そして、前記混合ガスが触媒層40を通過する際にCO
除去触媒の触媒反応により前記混合ガスに含まれるCO
が酸化されてCO2に変化せしめられ、前記混合ガスか
らCOが除去される。COが除去された混合ガスは、ケ
ース39の他端開口から集合室36に流出し、集合室3
6で各エレメント41を通ってきた混合ガスが集合した
後、ガス出口32からガス供給路14を介して燃料電池
50のアノードに燃料ガスとして供給される。
【0018】一方、CO除去器3の冷却水入口43から
冷却室38の底部に導入された冷却水が、冷却室38を
下から上に左右に蛇行しながら上昇していき、冷却室3
8の頂上部から冷却水出口44を介して系外に排出され
る。そして、冷却室38を冷却水が流れる際に、ケース
39を介して冷却水と触媒層40との間で熱授受が行わ
れ、触媒層40は冷却され、すなわちCO除去触媒が冷
却される。
【0019】また、この改質システムでは、CO除去触
媒をCO浄化に最適な触媒温度に制御するために、CO
除去器3に入る前の前記混合ガスの温度を検出するため
の入りガス温度センサ(入りガス温度検出手段)15
と、前記混合ガスに含まれるCOの濃度を検出するため
の入りガスCO濃度センサ(入りガスCO濃度検出手
段)16がガス供給路11に設置され、CO除去器3か
ら流出する燃料ガス(すなわち、CO除去触媒から送り
出されるガス)に含まれるCOの濃度を検出するための
出ガスCO濃度センサ(出ガスCO濃度検出手段)17
がガス供給路14に設置され、CO除去用空気の供給流
量を検出するためのマスフローセンサ18が空気供給路
12に設けられ、CO除去器3の冷却室38に供給され
る冷却水の供給流量を調整するための流量制御弁19が
冷却水供給路13に設けられている。そして、入りガス
温度センサ15と入りガスCO濃度センサ16と出ガス
CO濃度センサ17とマスフローセンサ18の出力信号
が触媒温度制御装置(ECU)60に入力され、流量制
御弁19はECU60からの指令に基づいてその作動が
制御され、冷却水流量を調整する。なお、この実施の形
態において、マスフローセンサ18は、CO除去触媒に
供給される酸素の流量を検出する酸素流量検出手段を構
成する・
【0020】次に、CO除去触媒の温度制御原理につい
て説明する。CO除去器3における熱量平衡を考える
と、CO除去器3において逆シフト反応やメタネーショ
ン反応が起こっていないと仮定した場合、CO除去器3
に流入する前記混合ガス(以下の説明では、便宜的に流
入ガスと称す)が有する熱量Qinと、CO除去器3の
CO除去触媒において生じた反応熱量Qrctとの和
(Qin+Qrct)は、CO除去器3から流出する燃
料ガス(以下の説明では、便宜的に流出ガスと称す)が
有する熱量Qoutと、CO除去器3の冷却水出口44
から流出する冷却水が有する熱量Qcoolとの和(Q
out+Qcool)に等しい。
【0021】
【数1】
【0022】したがって、QinとQrctとQout
が分かれば、Qcoolは[数2]から求めることがで
きる。
【0023】
【数2】
【0024】ここで、各熱量Qin、Qrct、Qou
tは、[数3]〜[数5]に示される式から算出するこ
とができる。
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】
【数5】
【0028】これらの式において、Ginは流入ガスの
流量[mol/s]、CPinは流入ガスのモル比熱
(kJ/mol・K)、Tinは流入ガスの温度(゜
C)であり、QcoはCO除去触媒において[化1]に
示されるCO酸化反応により発生する反応熱(kJ/
s)、QH2はCO除去触媒において[化2]に示される
2酸化反応により発生する反応熱(kJ/s)であ
り、Goutは流出ガスの流量[mol/s]、CPo
utは流出ガスのモル比熱(kJ/mol・K)、To
utは流出ガスの温度(゜C)であり、T0は基準温度
(例えば、25゜C)である。
【0029】
【化1】
【0030】
【化2】
【0031】そして、GinとGoutは等しく(Gi
n=Gout)、これらは燃料電池50の運転状態から
燃料電池50に要求される燃料ガス流量として算出する
ことができる。CPinは、改質器2に供給される原燃
料、水、改質用空気の各流量と改質器2の改質性能から
改質ガスの組成が実験的に求められるので、そのガス組
成に基づき算出することができる。Tinは、入りガス
温度センサ15により検出可能である。したがって、Q
inは前記[数3]から算出することができる。
【0032】また、Qcoは、前記[化1]に示される
CO酸化反応で1モルのCOを酸化した時の反応熱は2
82.98kJ/molと既知であるので、流入ガスと
流出ガスのCO濃度の変化量に基づき算出することがで
きる。なお、流入ガスと流出ガスのCO濃度は、入りガ
スCO濃度センサ16と出ガスCO濃度センサ17によ
り検出することができる。
【0033】さらに、CO除去用空気の供給流量がマス
フローセンサ18により検出可能であるので、この空気
の供給流量からCO除去器3に供給される酸素流量を算
出することができ、CO酸化反応で消費されない余剰の
酸素量を算出することができる。そして、この余剰酸素
が前記[化2]に示されるH2酸化反応で消費されると
考えられ、前記[化2]に示されるH2酸化反応で1モ
ルの水素を酸化した時の反応熱は241.82kJ/m
olと既知であるので、QH2を算出することができる。
したがって、前記[数4]によりQrctを算出するこ
とができる。
【0034】さらに、Goutは前述したようにGin
に等しく、CPoutは流出ガスの組成に基づき算出す
ることができ、ToutはCO除去触媒の触媒温度Tc
atと等温になると考えられる。ここで、触媒温度Tc
atは、CO浄化に最適な触媒温度に設定すればよく、
前述したように最適触媒温度はCO除去触媒を流れるガ
ス流量によって相違するので、ガス流量と最適触媒温度
との関係を予めマップ(以下、最適触媒温度マップと称
す)にしておき、この最適触媒温度マップを参照してガ
ス流量に応じた最適触媒温度を求め、これをTcatと
して設定する。したがって、前記[数5]によりQou
tを算出することができる。
【0035】このようにして、QinとQrctとQo
utを算出することができるので、前記[数2]に基づ
いてQcoolを算出することができる。一方、Qco
olは[数6]に示される式で算出することができる。
【0036】
【数6】
【0037】ここで、Gcoolは冷却水の流量[mo
l/s]、CPcoolは冷却水のモル比熱(kJ/m
ol・K)、Tcoolは冷却水の温度(゜C)であ
る。また、TcoolはCO除去触媒の触媒温度Tca
tと等温になると考えられる。そして、前記[数2]と
前記[数6]に基づいて、[数7]からGcoolを算
出することができる。
【0038】
【数7】
【0039】そして、算出された冷却水流量となるよう
に、流量制御弁19を制御することにより、CO除去器
3の触媒温度を最適触媒温度に制御することができる。
その結果、CO除去器3のCO浄化性能を常に高く維持
することができ、燃料電池50のアノードに対するCO
被毒を極めて低く抑制することができる。特に、この実
施の形態では、出ガスCO濃度センサ17によって流出
ガスの実際のCO濃度を検出しているので、熱量Qco
を精度よく算出することができ、ひいてはQrctを精
度良く算出することができる。したがって、必要な冷却
水流量を精度良く求めることができ、CO除去触媒の温
度制御をより精確に行うことができる。また、このCO
除去器3の触媒温度制御方法によれば、CO除去器3の
負荷変動に対しても極めて応答性よく触媒温度を制御す
ることができる。
【0040】次に、この実施の形態における触媒温度制
御を図4に示すフローチャートに従って説明する。図4
に示すフローチャートは、触媒温度制御ルーチンを示す
ものであり、この制御ルーチンは、ECU60によって
一定時間毎に実行される。まず、ステップS101にお
いて、燃料電池50の運転状態から燃料電池50に要求
される燃料ガス流量(すなわち、CO除去器3の流出ガ
ス流量)Qout(=Qin)を算出する。
【0041】次に、ステップS102に進み、最適触媒
温度マップを参照して、流出ガス流量Qoutに対応す
る最適触媒温度Tcatを読み込む。次に、ステップS
103に進み、入りガス温度センサ15、入りガスCO
濃度センサ16、出ガスCO濃度センサ17、マスフロ
ーセンサ18の出力信号を読み込む。
【0042】次に、ステップS104に進み、前記[数
3][数4][数5]により、Qin、Qrct、Qo
utを算出し、さらに、ステップS105に進み、前記
[数7]により、Gcoolを算出する。次に、ステッ
プS106に進み、ステップS105で算出されたGc
oolとなるように流量制御弁19を制御して、本ルー
チンの実行を一旦終了する。
【0043】なお、この実施の形態において、流量制御
弁19と、図4に示すフローチャートのステップS10
1〜ステップS106の処理は、制御手段を実現する。
そして、この実施の形態において、制御手段は、マスフ
ローセンサ18で検出された空気流量値から算出した酸
素流量値と、入りガス温度センサ15により検出された
ガス温度値と、入りガスCO濃度センサ16で検出され
たCO濃度値と、出ガスCO濃度センサ17で検出され
たCO濃度値と、CO除去触媒から送り出されるガスの
設定流量とに基づいて、冷却水の流量を調整することに
よりCO除去触媒の温度を所定値(目標温度)に制御す
る。換言すれば、前記制御手段は、マスフローセンサ1
8で検出された空気流量値から算出した酸素流量値と、
入りガス温度センサ15により検出されたガス温度値
と、入りガスCO濃度センサ16で検出されたCO濃度
値と、出ガスCO濃度センサ17で検出されたCO濃度
値と、CO除去触媒から送り出されるガスの設定流量
と、前記触媒の目標温度とに基づいて、熱量平衡から冷
却水の必要流量を算出し、冷却水流量がこの必要流量と
なるように制御する。
【0044】〔他の実施の形態〕尚、この発明は前述し
た実施の形態に限られるものではない。例えば、前述し
た実施の形態では、出ガスCO濃度センサ17によって
CO除去触媒から送り出されるガスの一酸化炭素濃度を
検出しているが、CO除去触媒から送り出されるガスの
一酸化炭素濃度がほぼ一定である場合には、前記ガスの
一酸化炭素濃度を一定値とすることができるので、出ガ
スCO濃度センサ17を省くことができる。この場合、
制御手段は、マスフローセンサ18で検出された空気流
量値から算出した酸素流量値と、入りガス温度センサ1
5により検出されたガス温度値と、入りガスCO濃度セ
ンサ16で検出されたCO濃度値と、CO除去触媒から
送り出されるガスの設定流量および予定されるCO濃度
値とに基づいて、冷却水の流量を調整することによりC
O除去触媒の温度を所定値(目標温度)に制御する。換
言すれば、前記制御手段は、マスフローセンサ18で検
出された空気流量値から算出した酸素流量値と、入りガ
ス温度センサ15により検出されたガス温度値と、入り
ガスCO濃度センサ16で検出されたCO濃度値と、C
O除去触媒から送り出されるガスの設定流量および予定
されるCO濃度値と、前記触媒の目標温度とに基づい
て、熱量平衡から冷却水の必要流量を算出し、冷却水流
量がこの必要流量となるように制御する。
【0045】また、前述した実施の形態では、酸素流量
検出手段としてマスフローセンサ18を用い、CO除去
触媒に供給される酸素流量をマスフローセンサ18で検
出される空気流量に基づいて検出しているが、前記空気
流量が流量制御弁によって制御される場合には、該流量
制御弁の開度(あるいはデューティ比)と空気流量との
対応関係に基づいて酸素流量を検出することも可能であ
り、そのようにするとマスフローセンサ18を省略する
ことができる。また、前述した実施の形態では、CO除
去触媒を冷却する冷却流体として冷却水を用いたが、水
以外の流体を冷却流体として用いることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明するように、この発明によれ
ば、水素リッチなガスから一酸化炭素を取り除く触媒
と、内部に冷却流体を流通させ該冷却流体と前記触媒と
の間で熱の授受を行う熱授受部と、前記触媒に水素リッ
チなガスとともに供給される酸素の流量を検出する酸素
流量検出手段と、前記触媒に入る前のガスの温度を検出
する入りガス温度検出手段と、前記触媒に入る前のガス
の一酸化炭素濃度を検出する入りガスCO濃度検出手段
と、前記熱授受部を流通する前記冷却流体の流量を調整
する制御手段と、を備えたCO除去器にあって、前記制
御手段は、前記酸素流量検出手段で検出された酸素流量
値と、前記入りガス温度検出手段により検出されたガス
温度値と、前記入りガスCO濃度検出手段で検出された
一酸化炭素濃度値と、前記触媒から送り出されるガスの
設定流量および予定される一酸化炭素の濃度値とに基づ
いて、前記冷却流体の流量を調整することにより前記触
媒の温度を所定値に制御するようにしたことにより、C
O除去器に負荷変動(前記触媒から送り出されるガスの
設定流量の変化や前記触媒に流入するガスの一酸化炭素
濃度の変化)があっても、応答性よく触媒の温度を所定
値(目標温度)に制御することができるという優れた効
果が奏される。
【0047】この発明において、前記CO除去器は、前
記触媒から送り出されるガスの一酸化炭素濃度を検出す
る出ガスCO濃度検出手段をさらに備え、前記制御手段
は、前記酸素流量検出手段で検出された酸素流量値と、
前記入りガス温度検出手段により検出されたガス温度値
と、前記前記入りガスCO濃度検出手段で検出された一
酸化炭素濃度値と、前記出ガスCO濃度検出手段で検出
された一酸化炭素濃度値と、前記触媒から送り出される
ガスの設定流量とに基づいて、前記冷却流体の流量を調
整することにより前記触媒の温度を所定値に制御するよ
うにした場合には、冷却流体の流量を精確に調整するこ
とが可能になるので、触媒の温度制御をより精確に行う
ことができるという効果がある。
【0048】この発明において、前記触媒から送り出さ
れるガスの設定流量の大きさに応じて前記触媒の温度の
所定値を変更するようにした場合には、CO除去器のC
O除去能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るCO除去器の触媒温度制御方
法の実施に好適な燃料改質システムの一実施の形態の構
成図である。
【図2】 前記実施の形態において使用されるCO除去
器の断面図である。
【図3】 前記CO除去器の断面を示す斜視図である。
【図4】 前記実施の形態における触媒温度制御のフロ
ーチャートである。
【図5】 ガス流量と最適触媒温度との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
3 CO除去器 15 入りガス温度センサ(入りガス温度検出手段) 16 入りガスCO濃度検出センサ(入りガスCO濃度
検出手段) 17 出ガスCO濃度センサ17(出ガスCO濃度検出
手段) 19 流量制御弁(制御部) 38 冷却室(熱授受部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花井 聡 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 4G040 EA02 EA06 EA07 EB31 EB43 5H027 AA06 BA01 BA16 KK31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素リッチなガスから一酸化炭素を取り
    除く触媒と、 内部に冷却流体を流通させ該冷却流体と前記触媒との間
    で熱の授受を行う熱授受部と、 前記触媒に水素リッチなガスとともに供給される酸素の
    流量を検出する酸素流量検出手段と、 前記触媒に入る前のガスの温度を検出する入りガス温度
    検出手段と、 前記触媒に入る前のガスの一酸化炭素濃度を検出する入
    りガスCO濃度検出手段と、 前記熱授受部を流通する前記冷却流体の流量を調整する
    制御手段と、 を備えたCO除去器にあって、 前記制御手段は、前記酸素流量検出手段で検出された酸
    素流量値と、前記入りガス温度検出手段により検出され
    たガス温度値と、前記入りガスCO濃度検出手段で検出
    された一酸化炭素濃度値と、前記触媒から送り出される
    ガスの設定流量および予定される一酸化炭素の濃度値と
    に基づいて、前記冷却流体の流量を調整することにより
    前記触媒の温度を所定値に制御することを特徴とするC
    O除去器の触媒温度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記CO除去器は、前記触媒から送り出
    されるガスの一酸化炭素濃度を検出する出ガスCO濃度
    検出手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記酸素流量検出手段で検出された酸
    素流量値と、前記入りガス温度検出手段により検出され
    たガス温度値と、前記前記入りガスCO濃度検出手段で
    検出された一酸化炭素濃度値と、前記出ガスCO濃度検
    出手段で検出された一酸化炭素濃度値と、前記触媒から
    送り出されるガスの設定流量とに基づいて、前記冷却流
    体の流量を調整することにより前記触媒の温度を所定値
    に制御することを特徴とする請求項1に記載のCO除去
    器の触媒温度制御方法。
  3. 【請求項3】 前記触媒から送り出されるガスの設定流
    量の大きさに応じて前記触媒の温度の所定値を変更する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のCO
    除去器の触媒温度制御方法。
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