JP2003260575A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JP2003260575A
JP2003260575A JP2002063642A JP2002063642A JP2003260575A JP 2003260575 A JP2003260575 A JP 2003260575A JP 2002063642 A JP2002063642 A JP 2002063642A JP 2002063642 A JP2002063642 A JP 2002063642A JP 2003260575 A JP2003260575 A JP 2003260575A
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vibration
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processing apparatus
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Hitoshi Osanai
仁 小山内
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0032Arrangements for preventing or isolating vibrations in parts of the machine
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/01Frames, beds, pillars or like members; Arrangement of ways

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加工装置内の設置空間を合理的に利用すること
により、同加工装置内の機器の防振効果を図ると共に、
加工装置全体のコンパクト化を可能にした加工装置を提
供する。 【解決手段】加工装置本体の加工処理空間(5a)内には、
加工機器及び被加工物保持機器等の機器を固定支持して
一体化させる機器支持部材(9) と機器支持部材(9) を加
工処理空間(5a)内に吊り下げる吊り下げ手段(10)とが設
けられている。吊り下げ手段(10)の高い振動減衰性を利
用して水平方向の振動を抑制させると共に、加工機器及
び被加工物保持機器等の機器を機器支持部材(9) に固定
支持して一体化させることにより、機器支持部材(9) の
剛性を高めて鉛直方向の振動を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微細加工を行う加工
装置に係わり、特に、装置内の機器に対する防振構造を
備えた加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば半導体ウェハの製造工
程において、レーザ光を用いて、同レーザ光によるスク
ライビング、トリミングやレーザアニールなどの各種の
微細加工が行われる。また、半導体ウェハの製造工程に
あっては、各工程ごとに多様で且つ厳密な製造条件を設
定する必要があり、これらを管理するために、半導体ウ
ェハの一部表面に所定の深さで数字、文字、ドットによ
る一次マーク或いはバーコード等からなるマークの表示
加工が行われる。
【0003】ところで、凹凸状をなすドットによるマー
キングは、通常、パルスレーザビームを光学系を介して
半導体ウェハの一部表面に走査させることによりなされ
る。しかも、このマーキングは一回に限らず、各製造工
程の履歴特性等を知るため、ウェハ製造工程或いは半導
体製造工程における必要最小限の処理履歴やロット毎の
履歴特性などの様々な履歴情報を、ウェハのオリフラ部
分の表面やウェハ裏面にドットマークにより表示するこ
とが行われる。
【0004】更に近年では、本出願人が特開2000−
223382号公報等により先に提案しているごとく、
ドットマークの形態が、例えば高さ寸法0.01〜5μ
m、最大幅1〜15μmと微小化されると共に、視認性
にも優れたドット形態を形成することが可能となり、そ
のマーキング領域が一挙に拡大した。このため、例えば
半導体チップの寸法に切断するための切断線領域である
スクライブラインやウェハ周縁の面取り部、果てはウェ
ハ周縁に形成される位置決めのための基準マークである
Vノッチ部の面取り部分の平坦面などの極めて微小な領
域にマーキングがなされるようになってきている。
【0005】そのマーキングにあたっては、通常、ウェ
ハのマーキング領域を上方に向けた状態でレーザマーカ
のセット位置に位置決め支持される。ドットマーカによ
りドットマーキングがなされた半導体ウェハは、ウェハ
の一方の面だけをマーキング読取用のレーザ光を走査さ
せることにより読み取られる。その読み取られた情報に
基づき、以降の製造工程における各種の製造条件が設定
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドットマー
キングが施される前記ウェハ周縁やVノッチ部の各面取
り領域は、ウェハ半径方向の寸法が約数100μm程度
の極めて微小な領域であり、ウェハ表面に対して所要の
角度をもって傾斜している。このような微小領域に対し
てドットマークを形成するに際しては、前記面取り領域
の平面部分を正確に検出すると共に、同平面部分に対し
てレーザ発振器、光学系等の加工系処理部を備えたレー
ザ加工装置の照射光軸を正確に位置決めさせなければな
らない。
【0007】しかしながら、例えば作業者が装置周辺を
歩行するときに床面から前記レーザ加工装置の加工系処
理部へ伝達される振動、或いは作業者が操作するときの
力により発生する操作パネルからの振動等により、加工
系処理部の各機器が共振してしまう。そのため、半導体
ウェハの製造工程にあっては、上述のごとく極めて微小
なマーキング領域に微小形態のドットマークをマーキン
グするに際して、各機器に位置づれが生じ、そのセット
位置に変動を起こしやすい状態となる。
【0008】レーザ加工装置のレーザ光によるドットマ
ーク形成時において、外部からの衝撃力又は振動等が各
機器に加わり、各機器のセット位置に精度のばらつきが
生じると、例えばウェハの表面に対するドットパターン
の位置や寸法等に誤差が生じてしまう。このため、ドッ
トマークの形態が損なわれる。その結果、ウェハの表面
側に刻印されたドットマークが不鮮明となり、読取装置
によりドットマークを読み取ることが不可能となる。
【0009】このように、極めて微小なマーキング領域
に微小形態のドットマークをマーキングするうえで、各
機器に極めて微小な外力が加わっただけでも、ドットパ
ターンの位置や寸法等に微小な誤差が生じてしまうた
め、必要とする精密な加工精度を得ることが難しくな
る。また、半導体ウェハ表面への刻印によるドットマー
キングの視認性のみならず、各種のホトリソグラフィ、
エッチングや打刻などによるマーク形成がなされる他の
微小な電子部品や機械部品等においても、微小な外力や
振動等が加わっただけでも、各機器の位置づれが生じて
しまうため、精密な加工精度で微細な加工を行うことが
できなくなる。
【0010】通常、従来から広く知られた一般的な防振
ゴム等の防振用弾性体をレーザ加工装置の下部に直接当
接させることにより弾性支持する弾性支持構造がある。
しかしながら、この種の弾性支持構造は、比較的に大き
な外力や振動等を吸収して除去するためのものであり、
上述のごとく微小化されたドットマークをウェハの平坦
面などの微小なマーキング領域にマーキングするものな
どの微細な加工処理に対しては、外部から伝達される小
さい振動等をレーザ加工装置に対して吸収する性能を十
分に発揮することはできない。このため、上述の弾性支
持構造を用いたとしても、外部からの振動等によりドッ
トマーク形成位置が変動しやすくなり、ドットマークの
書込みや読取りに支障をきたしてしまう。その結果、微
細であり、且つ精密な加工精度が要求される加工装置に
おける振動吸収構造としては適していないことが分か
る。
【0011】また、振動吸収構造の他の一例として、エ
アバネ、位置検出器及びエア調整器等を組み込んだ一般
的な防振装置がある。この防振装置では、大きな吸振性
能を発揮するものの、部品点数が多く構造が複雑であ
る。このため、レーザ加工装置に組み込むのには設計の
自由度が低くなり、実用的には馴染まない。
【0012】更に、半導体製造工場では、装置のフット
プリントが重視されるため、装置の高さを高くして設置
することが多く用いられている。このため、レーザ加工
装置内に配された各機器の重心位置が高くなり、外部か
らの振動等を容易に受けやすい状態となり、その振動等
により正常な機器の作動が行えなくなる危険性が高くな
っている。
【0013】一方、従来からレーザ加工装置とパンチプ
レス機とを組み合わせたレーザ・パンチ複合機における
防振装置が提案されており、パンチ加工時に発生する衝
撃力を吸収して除去することを目的としたものであっ
て、例えば特開平11−33793号公報による提案も
なされている。同公報に開示されたレーザ加工装置の防
振装置は、レーザ加工からパンチ加工へ切り換えたと
き、パンチプレス機のフレーム内のレーザヘッドを吊設
固着したスライダー部の上面を防振ゴムの下面に当接さ
せて支持しているものである。
【0014】この公報に開示された防振装置をも含め
て、従来の防振装置は、極めて微小な加工領域に精密な
加工処理を行う装置に使用することを想定していない。
このため、微小な振動を抑制し得る構成になっておら
ず、微細な精密加工精度が要求される加工装置に上記各
防振装置を適用した場合には、前記加工装置の性能を十
分に発揮させることができなくなり、また同加工装置に
対する防振性能を確保することは到底不可能となってい
る。
【0015】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、加工装置内
の設置空間を合理的に利用することにより、同加工装置
内の機器の防振効果を図ると共に、加工装置全体のコン
パクト化を可能にした加工装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本件請求項
1に係る発明は、加工装置本体の加工処理空間内に配さ
れ、加工機器及び被加工物保持機器等の機器を固定支持
して一体化させる機器支持部材と、同機器支持部材を前
記加工処理空間内に吊り下げる吊り下げ手段とを備えて
なることを特徴とする加工装置にある。
【0017】本発明の基本的な加工装置は、加工機器及
び被加工物保持機器等の機器を機器支持部材に固定支持
することにより一体化するという簡単な構造を採用する
と共に、吊り下げ手段を使用することにより前記機器支
持部材を加工装置本体の加工処理空間に吊り下げてセッ
トし得るように構成している。
【0018】本発明にあっては、前記吊り下げ手段の高
い振動減衰性を利用して水平方向の振動を抑制させると
共に、前記加工機器及び被加工物保持機器等の機器を機
器支持部材に固定支持して一体化させることにより、同
機器支持部材の剛性を高めると共に、鉛直方向の振動を
低減させることができる。
【0019】前記吊り下げ手段として、棒、ロープスプ
リングや鎖等の振動吸収機能をもつ部材を使用すること
ができる。前記吊り下げ手段や機器支持部材の材質とし
て、振動エネルギーを吸収する能力の大きい制振合金材
又は制振鋼材などの各種の材料を使用することができ
る。
【0020】前記吊り下げ手段は、従来のごとくエアバ
ネ等を用いた防振台を前記加工装置本体の下部に配する
ことなく、前記機器支持部材の周辺の空間を合理的に利
用するものであり、前記機器支持部材の設計の自由度が
増加する。前記機器支持部材及び前記吊り下げ手段は、
前記加工装置本体内の限られた狭小な空間内に構造を簡
略化して組み付けることができるようになり、前記加工
装置全体のコンパクト化を達成することができる。
【0021】請求項2に係る発明は、前記吊り下げ手段
が振動吸収部材を有していることを特徴としている。こ
の発明は、例えば前記吊り下げ手段の吊下具の途中等に
振動吸収部材を介在させることにより、鉛直方向の振動
の減衰作用を高めている。鉛直方向の振動による周波数
成分のうち比較的に高い周波数成分をもつ振動を十分に
吸収することができるようになる。防振機能をもつ簡単
な構造の吊り下げ手段が容易に製作できるため、廉価な
防振手段が得られる。前記吊り下げ手段の防振効果を顕
著に現出するのには、前記振動吸収部材の材質、厚み、
大きさ、形態、設置部位、設置個数などを適宜に選択す
ることが有効である。同振動吸収部材として、振動吸収
能力の大きいゴム材、樹脂材などの各種の弾性材料を使
用することができる。
【0022】請求項3に係る発明は、前記機器支持部材
が前記加工処理空間の上下方向に延在し、同機器支持部
材にはその上下方向にわたって前記各機器が配されてな
ることを特徴としている。この発明は、例えば前記加工
処理空間の上下方向に延在するL字状部材からなる機器
支持部材に加工機器及び被加工物保持機器等の機器を上
下方向にわたって複数段並列に配置している。かかる構
成によれば、上下方向の剛性を高めた構造の機器支持部
材が効果的に得られる。
【0023】上下方向に長いL字状部材に全ての前記機
器を配することにより、前記機器支持部材の側部に上記
吊り下げ手段を配する簡略化した構造となり、前記機器
支持部材に対する剛性を十分に確保すると共に、鉛直方
向の振動による周波数成分のうち比較的に低い周波数成
分に対して所要の防振機能が発揮できる。前記機器支持
部材として、L字状部材の代わりに逆T字状をなす部材
などの様々な形状の部材を使用することができる。
【0024】請求項4に係る発明は、前記機器支持部材
を前記加工装置本体内に位置決め固定する位置固定手段
を有していることを特徴としている。この発明によれ
ば、前記位置固定手段として、例えば位置固定シリンダ
やボルト等を使用することができる。前記位置固定シリ
ンダのロッド端を相手方の係合部材の被挿入部に挿入し
て固定する簡単な位置固定操作、或いはボルトにより締
付固定する簡単な位置固定操作により、加工機器及び被
加工物保持機器等の機器を固定支持して一体化させた機
器支持部材を前記加工装置本体に機械的に固定すること
ができる。
【0025】また、前記機器支持部材を上記吊り下げ手
段により吊り下げ支持しているため、前記被加工物保持
機器に被加工物をハンドリング装置により載置してセッ
トするとき、或いは加工装置を移動輸送するときに、前
記位置固定手段の簡単な操作により前記機器支持部材を
所要の位置に位置決めして固定することができるように
なる。このため、前記被加工物保持機器に前記被加工物
を正確に且つ確実にセットすることができるようにな
る。また、前記加工装置の移動輸送時に、不用意に前記
機器を破損させたり、或いは損傷させることを防止する
ことができる。
【0026】請求項5に係る発明は、前記吊り下げ手段
の周辺部を囲繞するカバー体が設けられていることを特
徴としている。被加工物に対する微細な精密加工、例え
ば半導体ウェハの処理にあたっては、ウェハ表面への僅
かな塵埃の付着や傷付きが半導体製造上の大きな障害と
なり、そのために加工処理空間内に限らず、各処理工程
間のウェハの搬送にあたっても塵埃等に対して細心の注
意が払われている。この発明によれば、例えば前記吊り
下げ手段と加工機本体の内壁面との接触などにより発生
する塵埃や微粒子等を加工処理空間を通らずに前記カバ
ー体の内部下方を介して外部へ排出することができるよ
うになり、加工処理空間内をクリーンな状態に保持する
ことができる。
【0027】請求項6に係る発明は、前記加工装置がレ
ーザ加工装置であることを特徴としている。レーザ光を
用いて、同レーザ光によるスクライビング、トリミン
グ、マーキングやレーザアニールなどの各種の微細加工
が行われるレーザ加工装置に適用することによって上記
諸機能が効果的に達成される。加工処理空間内の加工系
処理部の機器に伝達される振動などを十分に吸収するこ
とができると共に、光学的な極めて微細な処理を正確に
行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の代表的な実施形態であるレーザ加工装置を備えた半導
体製造装置の外観を模式的に示す正面図、図2は同側面
図、図3は図2のII−II線の矢視部に相当する部位
を概略的に示す拡大図である。なお、本実施形態では、
レーザ光を用いて半導体装置に微細な加工を行うレーザ
加工装置を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば露光装置、エッチング装
置、薄膜形成装置などの各種の微細加工装置にも使用す
ることができる。また、本実施形態のレーザ加工装置
は、半導体ウェハに限らず、他の微小な電子部品や機械
部品などに形成されるものでも適用が可能である。
【0029】半導体装置は、その基板である円板状の半
導体ウェハWに多様な処理がなされて製造される。その
各処理工程間の半導体ウェハWの搬送は、専用の収納ケ
ース1内に複数枚のウェハWを収納してなされる。各処
理工程では、収納ケース1内に所要の間隔をおいて重ね
て収納される複数枚のウェハから任意の一枚のウェハW
を取り出して処理を行う。その処理後には再び前記収納
ケース1内へ収納される。前記収納ケース1内からの取
り出し、収納ケース1内への収納、更には収納ケース1
内から取り出されたウェハWを処理工程の所定位置に載
置してセットする操作は、多関節ロボット等の搬送アー
ムに装着されたハンドリング装置2の操作により行われ
る。
【0030】図示例によれば、縦に長い直方形をなす箱
型に形成された搬送用キャビネット3内に前記収納ケー
ス1及びハンドリング装置2が配されている。この搬送
用キャビネット3に隣接して、半導体ウェハWの製造工
程で用いられる本発明の好適な実施形態によるレーザ加
工装置4が配されている。このレーザ加工装置4は、搬
送用キャビネット3と同様に縦に長い直方形の箱型をな
すキャビネット5の内部に加工処理空間5aを形成して
いる。
【0031】前記キャビネット5の加工処理空間5aに
は、前記キャビネット3内の処理室とを遮断する図示せ
ぬ開閉機構を介してマーキング対象であるウェハWを位
置決めして固定するアライメント部6と、同アライメン
ト部6で位置合わせされたウェハWの表面、裏面又は周
面に対するドットパターンの形成を行うレーザマーカに
よる加工系処理部7とが備えられている。
【0032】前記アライメント部6には、被加工物であ
るウェハWの保持機器などが設けられている。同アライ
メント部6は、ウェハWの周縁を3点で支持させる3個
のウェハ把持部8a,…,8aが配されたアライメント
ステージ8に半導体ウェハWを三軸座標系(x,y,
z)の三軸方向に制御移動できると共に、z軸周りを制
御回転できるようになっている。前記加工系処理部7
は、レーザ発振器からのレーザ光を図示せぬ導光路、レ
ンズや球面鏡などの加工機器である光学系により集光を
行い、前記アライメントステージ8に設置されているウ
ェハWのマーキング領域にドットマークをマーキングす
る。また、本実施形態にあっては、レーザマーカのごと
き加工系処理部としているが、エッチングやリソグラフ
ィ等による加工系処理部であってもよい。
【0033】本発明は、加工装置の防振構造及びその構
成部材を主要な構成とする。第1の実施形態では、図4
に示す機器支持部材9の剛性を高めて鉛直方向の振動の
発生を低減させるべく、前記アライメント部6と加工系
処理部7とをキャビネット5の加工処理空間5aの上下
方向に延在する機器支持部材9に多段に固定支持して一
体化させている。この機器支持部材9は、図4に示すサ
ッシ枠状のような金属製の枠板構造をもつ。更に、前記
機器支持部材9は、図6に示す吊り下げ手段10の高い
振動減衰性を利用して水平方向の振動を抑制させるべ
く、前記吊り下げ手段10により吊り下げることにより
前記キャビネット5の加工処理空間5aにセットされて
いる。
【0034】図4は機器支持部材9の一例を模式的に示
している。同図において、機器支持部材9は、水平方向
に延在する基板9aと、同基板9aの上面部に鉛直方向
に延在する複数の平板部材を組み合わせた枠状をなす垂
直板9bとを有するL字状部材により構成されている。
この機器支持部材9は、上下方向の剛性を高めるべく全
体を支持する基板9a上にアライメント部6を設置する
と共に、前記垂直板9bに前記加工系処理部7を設置し
ている。図示例にあっては、上下方向に長い機器支持部
材9に前記アライメント部6と加工系処理部7との双方
を配することにより、鉛直方向の振動による周波数成分
のうち比較的に低い周波数成分に対して所要の防振効果
が得られるようになっている。
【0035】なお、前記機器支持部材9の形状、構造、
材質などは、本実施形態に限定されるものではなく、例
えば前記アライメント部6及び加工系処理部7の形状、
構造等に見合った形状、構造、材質などを設定すればよ
い。前記機器支持部材9として、L字状をなす板部材の
代わりにH字状や逆T字状をなす部材などの様々な形状
の部材を使用することができる。前記機器支持部材9の
材質として、例えば振動エネルギーを吸収する能力の大
きい制振合金材又は制振鋼材などの各種の材料を使用す
ることができる。
【0036】図5及び図6に吊り下げ手段の一例を模式
的に示している。これらの図において、上記キャビネッ
ト5の上枠5b、中枠5c及び図示せぬ下枠は、それぞ
れ4つの角隅部に連結固定された4本の支柱5d,…,
5dに支持されている。前記キャビネット5の加工処理
空間5aを画成する上枠5b、中枠5c及び支柱5dに
は、室外側のパネル板5eが組み付けられており、同パ
ネル板5eにより前記加工処理空間5aが気密的に囲繞
されている。前記上枠5b、中枠5c及び支柱5dの室
内側の角隅部には、前記パネル板5eの室内側の端縁部
を気密的に当接させるべく同じくシール部材11が添設
されたL字状の当接板片12が取付ボルトにより締付固
定されている。
【0037】微細な粉塵等を除去するヘパフィルタ22
から供給されるクリーンエアは、図示せぬ通気口から前
記加工処理空間5a内に流入される。流入されたクリー
ンエアは、塵埃等と一緒に図示せぬ通気口を通って同じ
く図示を省略した排気ダクトから外部へ直接排出され、
前記加工処理空間5a内をクリーンな状態に保持してい
る。なお、シール部材11の設置は図示例に限定される
ものではない。
【0038】互いに直交して連結固定する2本の上枠5
bのうち長尺状の上枠5bの下面には、図6に示すごと
く所要の間隔をおいて2本の吊り下げ部材13,13が
吊設されると共に、その短尺状の上枠5b−1の下面に
は1本の吊り下げ部材13が吊設されている。この3本
の吊り下げ部材13,…,13は、同一長さ寸法の細長
い円柱形状をなしており、前記加工処理空間5a内に三
角形状に3点吊りされている。なお、吊り下げ部材13
は、円柱形状に限定されるものでなく、多角柱状などの
任意の形状とすることができる。
【0039】前記上枠5bの対角線上に配された長尺状
の上枠5b側の吊り下げ部材13と短尺状の上枠5b−
1側の吊り下げ部材13との各下端部には、それぞれ前
記機器支持部材9を載置する細長い四角柱状をなす長尺
状の支持棒14(14a)が前記中枠5cの上方に設け
られている。一方、長尺状の上枠5b側の他の吊り下げ
部材13の下端部には、短尺状の支持棒14(14b)
が前記長尺状の支持棒14aに同一水平面上に交差した
状態で設けられている。この2本の支持棒14のうち短
尺状の支持棒14bは片持ち状態で固定支持されてお
り、他の長尺状の支持棒14aはその両端部を固定支持
されている。
【0040】前記支持棒14は、前記吊り下げ部材13
の下端部に形成されたネジ部に同支持棒14に穿設され
た嵌挿孔を嵌挿したのち、図5に示すナット24により
締付固定される。前記吊り下げ部材13及び支持棒14
は、前記ナット24により高さ調整可能とされている。
前記支持棒14の上面には前記機器支持部材9の基板9
aが載置され、その支持棒14及び機器支持部材9の基
板9aが図示せぬボルトや溶接等の適宜の固着手段によ
り取り付けられている。
【0041】なお、前記吊り下げ部材13として、ロー
プスプリングや鎖等の振動吸収の大きい部材を使用する
ことができる。また、前記吊り下げ部材13の材質とし
て、前記機器支持部材9と同様に制振鋼材等を使用する
ことができる。また、前記吊り下げ部材13の配置位置
や配置数、前記支持棒14の配置位置、固着手段などは
図示例に限定されるものではない。
【0042】図示例による吊り下げ部材13は、図5に
示すように、その上部を上下に分離した2本の第1及び
第2の吊り下げ部材13a,13bにより構成されてい
る。各吊り下げ部材13a,13bの対向する自由端部
には、振動吸収部材である防振ゴム15が嵌挿固定され
ている。各吊り下げ部材13a,13bの対向する自由
端部に防振ゴム15を嵌挿したのち、同自由端部に形成
されたネジ部にナット16を締付固定し、各吊り下げ部
材13a,13bに防振ゴム15を取り付けている。
【0043】図示例による上下一対の防振ゴム15,1
5は、所要の間隔をおいて振動吸収部材支持用の金属製
ケース体17の内部に収納される。同ケース体17の上
部内壁面は、上側の前記第1吊り下げ部材13aの防振
ゴム15を介して吊り下げ支持されている。一方の前記
ケース体17の下部内壁面には、下側の前記第2吊り下
げ部材13bが防振ゴム15を介して吊り下げ支持され
ている。前記第1及び第2の吊り下げ部材13a,13
bの各防振ゴム15は、所要の間隔をおいて前記ケース
体17の上部内壁面及び下部内壁面に押し付けた状態で
配され、各吊り下げ部材13a,13bは、各防振ゴム
15の所要の弾力をもって吊り下げられる。
【0044】かかる構成によれば、鉛直方向の振動によ
る周波数成分のうち比較的に高い周波数成分をもつ鉛直
方向の振動の減衰作用を高めている。前記キャビネット
5の加工処理空間5a内の前記アライメント部6及び加
工系処理部7の上記機器に伝達される約10Hz以上の
上下方向の振動を吸収することができるようになり、光
学的な極めて微細な処理を正確に行うことができる。
【0045】しかも、約10Hz以下の振動に対して
は、上述のごとく前記アライメント部6と加工系処理部
7とを前記機器支持部材9に固定支持して一体化させ、
同機器支持部材9を吊り下げているため、機器支持部材
9の剛性を高めて鉛直方向の振動を低減させると共に、
水平方向の振動を吸収している。このため、光学的な極
めて微細な処理に支障をきたすことはない。なお、前記
ケース体17は、図示例に限定されるものではなく、上
下一対の防振ゴム15,15を離間した状態で支持し得
る任意の形状、構造などを有する防振ゴム支持部材を使
用することができる。
【0046】前記防振ゴム15は、前記吊り下げ部材1
3と支持棒14とを締付固定する図5に示すナット24
の締付けを緩めることにより防振ゴム15の圧縮状態を
調整することができる。前記防振ゴム15を長期間使用
することにより磨耗により消耗した場合には、前記ナッ
ト24の締付けによって防振ゴム15の弾力を調整する
ことができる。本実施形態にあっては、振動吸収部材と
してゴム材を採用しているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば振動吸収能力の大きい樹脂材な
どの弾性材料を使用することができる。また、必要とす
る振動減衰性を得るのには、前記振動吸収部材の材質、
厚み、大きさ、形態、設置部位、設置個数などを適宜に
選択すればよい。
【0047】更に、図示例による機器支持部材9の基板
9aには、図3に示すように、その長手方向の一側部に
平面視で略コ字状をなす保持板材18が固着されてい
る。同保持板材18の二股部に対応する部位であって上
記キャビネット5における中枠5cの上面には、図8に
示すように、エアシリンダ19が設けられている。前記
保持板材18の二股部には、前記エアシリンダ19のロ
ッド端に固着された円錐状の固定ピン19aを嵌挿支持
する嵌挿孔18aが穿設されている。前記保持板材18
及びエアシリンダ19は、前記機器支持部材9を上記キ
ャビネット5の加工処理空間5a内に位置決め固定する
位置固定手段を構成している。
【0048】かかる位置固定手段により、多関節ロボッ
トのアームに装着されたハンドリング装置2などの操作
により収納ケース1内から取り出されたウェハWを前記
機器支持部材9の基板9a上に設置されたアライメント
ステージ8に載置してセットするに際して、前記機器支
持部材9を所定の位置に固定することができると共に、
前記アライメントステージ8を不動状態に保持すること
ができるようになり、ウェハWを正確に且つ迅速に位置
決めして固定することができる。
【0049】更に、上記キャビネット5における中枠5
cの上面には、図9に示すように前記吊り下げ部材13
の下端部に固着された支持棒14と対応する部位の近傍
に支持棒固定用の固定部材20が配されている。同固定
部材20は、前記中枠5cの上面に取付ボルトを回動中
心として水平方向に回動可能に取り付けられている。同
固定部材20には、前記支持棒14に形成された内ネジ
を有するボルト取付孔14cに対応する部位にボルト挿
通孔20aが穿設されている。
【0050】前記支持棒14を固定するには、先ず、同
支持棒14をその取付ボルトを回動中心として前記中枠
5cの上面に沿って水平に回動させ、同支持棒14のボ
ルト取付孔14cと固定部材20のボルト挿通孔20a
とを合致させる。そののち、同ボルト挿通孔20aを介
して前記ボルト取付孔14cに固定ボルト21を螺着
し、前記支持棒14を固定部材20に固定する。
【0051】この実施形態にあっても、前記固定部材2
0は、前記機器支持部材9を上記キャビネット5の加工
処理空間5a内に位置決め固定する役目をもっている。
前記固定ボルト21により締付固定する簡単な位置固定
手段により前記機器支持部材9を所要の位置に位置決め
して固定することができる。このため、上記保持板材1
8及びエアシリンダ19等の位置固定手段と同様に、前
記機器支持部材9を前記キャビネット5の加工処理空間
5a内に不動状態にセットすることができるようにな
り、上記加工装置4の移動輸送時に、前記機器支持部材
9に搭載された各種の機器を安定して自由に移動輸送す
ることができる。
【0052】半導体ウェハWの処理にあたっては、ウェ
ハ表面への僅かな塵埃や微粒子等の付着や傷付きが嫌わ
れるため、図7に示すように、上述のごとく前記キャビ
ネット5の加工処理空間5aの気密性がシール部材11
により保たれている。前記機器支持部材9の吊り下げ部
材13にあっても、同吊り下げ部材13の周辺部には、
図10に示すように、外気の侵入を防止する断面形状が
略コ字状をなしたカバー体23が設けられている。パネ
ル板5e寄りのカバー体23の端縁部には、パネル板5
eに気密的に当接させるべくゴム材料等からなるシール
部材11が添設されている。
【0053】更に、前記カバー体23の下端部には、図
5に示すように、前記アライメントステージ8に配され
たウェハWよりも下方に開口する開口部23aが形成さ
れている。同開口部23aから排出される塵埃等は、前
記加工処理空間5a内を通らずに上記ヘパフィルタ22
から供給されるクリーンエアと一緒に図示せぬ通気口を
通って同じく図示を省略した排気ダクトから外部へ直接
排出される。このため、前記吊り下げ手段10などの防
振作用等により発生する塵埃の付着によるウェハWの欠
陥を防止することができるようになり、前記吊り下げ手
段10などの防振装置自体からの発塵を除去することが
できる。
【0054】図11は図2の矢印III線の矢視部に相
当する部位の拡大図であり、吊り下げ部材13の第2の
実施形態を模式的に示している。上記第1の実施形態で
は、1つの防振構造を吊り下げ部材13に配してあった
ものを、この第2の実施形態では隣接する2つの防振構
造を吊り下げ部材13に配している。なお、同図におい
て上記第1の実施形態と実質的に同じ部材には同一の部
材名と符号を付している。従って、これらの部材に関す
る詳細な説明は省略する。
【0055】同図において、上下に分離した3本の第1
〜第3の吊り下げ部材13a,13b,13cの対向す
る自由端部には、それぞれ防振ゴム15が嵌挿固定され
ている。前記第2吊り下げ部材13bは、他の吊り下げ
部材13a,13cの設定長さよりも最も短い長さ寸法
に設定されており、前記第3吊り下げ部材13cは、他
の吊り下げ部材13a,13bの設定長さよりも最も長
い寸法に設定されている。前記第1吊り下げ部材13a
及び第2吊り下げ部材13bの2組一対の防振ゴム15
は、第1のケース体17(17a)に収納されている。
前記第2吊り下げ部材13b及び第3吊り下げ部材13
cの2組一対の防振ゴム15は、前記第1ケース体17
(17a)に隣接する第2のケース体17(17b)に
収納されている。
【0056】前記第1ケース体17aの上部内壁面は、
前記第1吊り下げ部材13aの防振ゴム15を介して吊
り下げ支持されると共に、同第1ケース体17aの下部
内壁面には、前記第2吊り下げ部材13bが防振ゴム1
5を介して吊り下げ支持されている。更に、前記第2ケ
ース体17bの上部内壁面は、前記第2吊り下げ部材1
3bの防振ゴム15を介して吊り下げ支持されると共
に、同第2ケース体17bの下部内壁面には、前記第3
吊り下げ部材13cが防振ゴム15を介して吊り下げ支
持されている。各吊り下げ部材13a〜13cは、各防
振ゴム15の所要の弾力をもって吊り下げられる。な
お、この第2の実施形態にあっては、吊り下げ部材13
の2つの部位に防振構造を隣接して並設しているが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0057】図12に吊り下げ部材13の第3の実施形
態を模式的に示している。図12は図2の矢印III線
の矢視部に相当する部位の拡大図である。なお、同図に
おいて上記第1及び第2の実施形態と実質的に同じ部材
には同一の部材名と符号を付している。
【0058】同図において、3本の第1〜第3の吊り下
げ部材13a,13b,13cからなる吊り下げ部材1
3には、その上部と下部とに振動吸収部材支持用のケー
ス体17が設置されている。前記第3吊り下げ部材13
cは、他の吊り下げ部材13a,13bの設定長さより
も最も短い長さ寸法に設定されている。前記第2吊り下
げ部材13bは、他の吊り下げ部材13a,13cの設
定長さよりも最も長い寸法に設定されている。この点を
除く残余の構成は上記各実施形態と同様であり、各吊り
下げ部材13は、それぞれ前記ケース体17の上部内壁
面及び下部内壁面に互いに離間した防振ゴム15を押し
付けた状態で吊り下げ支持されている。このように、本
発明の吊り下げ手段10の配置位置や設定数などを任意
に設定でき、設計の自由度が得られる。
【0059】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態に係るレーザ加工装置4は、前記吊り下げ手段10
の高い振動減衰性を利用することにより水平方向の振動
を抑制させると共に、前記アライメント部6及び加工系
処理部7の機器を機器支持部材9に固定支持して一体化
させることにより、同機器支持部材9の剛性を高めて鉛
直方向の振動の発生を低減させている。このため、前記
キャビネット5の加工処理空間5a内の前記機器支持部
材9の側部に前記吊り下げ手段10を配する簡略化した
構造で、前記アライメント部6及び加工系処理部7によ
る機器に伝達される振動を吸収することができると共
に、光学的な極微細な精密加工を行うことができる。
【0060】また、前記吊り下げ手段10は前記機器支
持部材9の周辺の狭小な空間を合理的に利用することが
できるため、同機器支持部材9の設計の自由度が増加す
る。更に、前記吊り下げ手段10は、前記加工処理空間
5a内の限られた空間内に構造を簡略化して組み付ける
ことができるため、前記レーザ加工装置4のコンパクト
化が図れる。なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、それらの実施形態から当業者が容易に
変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるレーザ加工装
置を備えた半導体製造装置の外観を概略的に示す正面図
である。
【図2】同側面図である。
【図3】図2のII−II線の矢視部に相当する部位を
概略的に示す拡大図である。
【図4】前記半導体製造装置に適用されるレーザ加工装
置の機器支持部材及び機器の配置の一例を模式的に示す
全体斜視図である。
【図5】図2の矢印III線の矢視部に相当する部位を
概略的に示す拡大図である。
【図6】前記レーザ加工装置に適用される吊り下げ手段
の一例を模式的に示す全体斜視図である。
【図7】図5のIV−IV線の矢視部に相当する部位を
概略的に示す拡大図である。
【図8】前記機器支持部材に適用される位置固定手段の
一例を模式的に示す要部拡大図である。
【図9】前記吊り下げ手段に適用される位置固定手段の
一例を模式的に示す要部拡大図である。
【図10】図5のV−V線の矢視部に相当する部位を概
略的に示す拡大図である。
【図11】前記吊り下げ部材の他の実施形態を模式的に
示す説明図である。
【図12】前記吊り下げ部材の更に他の実施形態を模式
的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 ハンドリング装置 3,5 キャビネット 4 レーザ加工装置 5a 加工処理空間 5b(5b-1) 上枠 5c(5c-1) 中枠 5d 支柱 5e パネル板 6 アライメント部 7 加工系処理部 8 アライメントステージ 8a ウェハ把持部 9 機器支持部材 9a 基板 9b 垂直板 10 吊り下げ手段 11 シール部材 12 当接板片 13(13a〜13c) 吊り下げ部材 14(14a,14b) 持棒 14c ボルト取付孔 15 防振ゴム 16,24 ナット 17(17a,17b) ケース体 18 保持板材 18a 嵌挿孔 19 エアシリンダ 19a 固定ピン 20 固定部材 20a ボルト挿通孔 21 固定ボルト 22 ヘパフィルタ 23 カバー体 23a 開口部 W ウェハ
フロントページの続き Fターム(参考) 4E068 CK00 5F031 CA02 DA01 FA01 FA07 FA11 FA12 HA24 HA27 HA57 HA58 HA59 KA06 KA07 KA08 KA20 LA15 MA21 MA27 MA28 MA32 NA02 NA15 NA18 PA26 PA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工装置本体の加工処理空間(5a)内に配
    され、加工機器及び被加工物保持機器等の機器を固定支
    持して一体化させる機器支持部材(9) と、 同機器支持部材(9) を前記加工処理空間(5a)内に吊り下
    げる吊り下げ手段(10)と、を備えてなることを特徴とす
    る加工装置。
  2. 【請求項2】 前記吊り下げ手段(10)が振動吸収部材(1
    5)を有してなることを特徴とする請求項1記載の加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記機器支持部材(9) は前記加工処理空
    間(5a)の上下方向に延在し、同機器支持部材(9) にはそ
    の上下方向にわたって前記各機器が配されてなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の加工装置。
  4. 【請求項4】 前記機器支持部材(9) を前記加工装置本
    体内に位置決め固定する位置固定手段(19)を有してなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加工
    装置。
  5. 【請求項5】 前記吊り下げ手段(10)の周辺部を囲繞す
    るカバー体(23)が設けられてなることを特徴とする請求
    項1〜4記載の加工装置。
  6. 【請求項6】 前記加工装置がレーザ加工装置(4) であ
    ることを特徴とする請求項1〜5記載の加工装置。
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