JP2003260464A - 電解式汚水処理装置及びこれを用いた汚水処理施設 - Google Patents

電解式汚水処理装置及びこれを用いた汚水処理施設

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JP2003260464A JP2002063677A JP2002063677A JP2003260464A JP 2003260464 A JP2003260464 A JP 2003260464A JP 2002063677 A JP2002063677 A JP 2002063677A JP 2002063677 A JP2002063677 A JP 2002063677A JP 2003260464 A JP2003260464 A JP 2003260464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リン及び窒素化合物の除去を目的とした汚水
処理装置において、外気温度の低下に伴う窒素化合物の
除去能力の低下を防止すること。 【解決手段】 窒素化合物の除去を電解処理により行
う。リン除去を行う電解槽の前工程をなす電解槽におい
て、硝酸イオン及び亞硝酸イオンを還元反応によりアン
モニアに変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水を浄化する汚
水処理装置及び汚水処理施設に関し、特に汚水からリン
及び窒素化合物を除去する汚水処理装置及び施設に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種汚水処理装置としては、例えば特
開平10−192869号公報に記載されたものが知ら
れている。この汚水処理装置は、処理水中の有機物を嫌
気性微生物により嫌気分解する第1及び第2嫌気濾床
槽、第2嫌気濾床槽で嫌気処理された処理水を好気性微
生物により好気分解する接触ばっ気槽(好気槽)、接触
ばっ気槽で好気分解された処理水を沈殿物と上澄み液と
に分離する沈殿槽、沈殿槽で分離された上澄み液を電解
処理する電解式汚水処理装置、沈殿槽から溶出槽に移送
する沈殿槽の上澄み液量を調節する分水量装置、沈殿槽
の上澄み液を消毒してタンク外に排出する消毒槽などか
ら構成されていた。
【0003】従来の汚水処理装置においては、リンの除
去は次のようにして行われていた。溶出槽に鉄電極をア
ノード及びカソードとする一対又は複数対の電極を設
け、これら電極の極性を反転可能として構成する。アノ
ードとして作用する鉄電極から2価の鉄イオンを処理水
中に供給する。処理水中に供給された2価の鉄イオンを
酸化させて3価の鉄イオンとし、この3価の鉄イオンを
処理水中のオルトリン酸と反応させて難溶性リン化合物
として凝集沈殿させる。また、3価の鉄イオンが存在す
る溶出槽の処理水を第1嫌気濾床槽に返送し、この3価
の鉄イオンを第1嫌気濾床槽内に存在するオルトリン酸
と反応させて難溶解性リン酸化合物として凝集沈殿させ
る。そして、これら凝集沈殿物を排出することによりリ
ンを除去していた。
【0004】また、上記従来の汚水処理装置において、
窒素化合物の除去は次のようにして行われていた。第1
嫌気濾床槽及び第2嫌気濾床槽で有機性の窒素をアンモ
ニア性窒素に嫌気分解し、次ぎの処理槽である接触ばっ
気槽において、硝酸菌や亞硝酸菌の働きによりアンモニ
ア性窒素を硝酸性窒素や亞硝酸性窒素に分解する。次い
で、溶出槽を経て第1嫌気濾床槽に返送されてきた硝酸
性窒素や亞硝酸性窒素を、第1嫌気濾床槽に多く存在す
る脱窒菌により還元して窒素ガスとし、この窒素ガスを
排出することにより窒素化合物を除去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の汚水
処理装置では、窒素化合物の除去は、接触ばっ気槽にお
いてアンモニア性窒素を硝酸性窒素や亞硝酸性窒素に分
解するという生物処理のみにより行われていた。しか
し、冬場は外気温度の低下に伴い生物処理機能が低下
し、窒素化合物の除去能力が低下するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような従来技術に存在する
問題点に鑑みされたものである。その目的とするところ
は、リン及び窒素化合物の除去を目的とした汚水処理装
置において、外気温度の低下に伴う窒素化合物の除去能
力の低下を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
手段に係る電解式汚水処理装置は、周期律表の第Ib族
又は第IIb族を含む導電体若しくは同族を導電体に被覆
したものからなるカソード、及び不溶性金属からなる塩
素イオン発生可能なアノードを対とする1対又は複数対
の電極を備えた窒素除去用電解槽と、鉄電極をアノード
及びカソードとする一対又は複数対の電極を有するとと
もにこれら電極の極性を反転可能としたリン除去用電解
槽とを有し、処理水を、前記窒素除去用電解槽を経由し
て前記リン除去用電解槽に流通させるようにしたことを
特徴とするものである。
【0008】このように構成すると、窒素除去用電解槽
では、カソード側で硝酸イオン及び亞硝酸イオンが還元
反応によりアンモニアに変換され、アノード側で不溶性
金属の表面から活性酸素及び次亜塩素酸が発生し、処理
水中のアンモニアの脱窒作用により窒素ガスが生成され
る。そして、この窒素ガスを放出することにより窒素が
除去される。また、リン除去用電解槽では、アノードと
して作用する鉄電極から2価の鉄イオンが処理水中に供
給され、酸化されて3価の鉄イオンとなる。そして、こ
の3価の鉄イオンは処理水中のオルトリン酸と反応して
難溶性リン化合物として凝集沈殿する。したがって、こ
の凝集沈殿物を廃棄することにより、リンが除去され
る。
【0009】窒素化合物の除去は、このように電解処理
により行われるので、従来の汚水処理装置における生物
処理のみによる窒素化合物の除去方法のように外気温度
が低下する冬場において窒素化合物の処理能力が低下す
るおそれがない。また、リンの除去は、処理水中の硝酸
イオン及び亞硝酸イオンが、窒素除去用電解槽内におい
て還元反応によりアンモニアに変化されるので、後段側
のリン除去用電解槽において硝酸イオン及び亞硝酸イオ
ンにより鉄電極が不動態化されることがなく、長期間に
わたり効率良く行われる。
【0010】また、上記課題を解決する第2手段に係る
電解式汚水処理装置は、周期律表の第Ib族又は第IIb
族を含む導電体若しくは同族を導電体に被覆したものか
らなるカソード、及び不溶性金属からなるアノードを備
えた還元反応用電解槽と、鉄電極及びこの鉄電極と同一
極性の不溶性金属からなる塩素イオン発生可能な電極を
一方の電極、鉄及び不溶性金属からなる塩素イオン発生
可能な電極を他方の電極とし、これら電極の極性を反転
可能とした窒素及びリン除去用電解槽とを有し、処理水
を、前記還元反応用電解槽を経て前記窒素及びリン除去
用電解槽に流通させるようにしたことを特徴とする。
【0011】このように構成すると、還元反応用電解槽
では、カソードにおいて硝酸イオン及び亞硝酸イオンが
還元反応によりアンモニアに変換される。また、窒素及
びリン除去用電解槽では、アノードとして作用する前記
不溶性金属の表面から活性酸素及び次亜塩素酸が発生
し、処理水中のアンモニアの脱窒作用により窒素ガスが
生成される。そして、この窒素ガスが放出されることに
より、窒素の除去が行われる。また、窒素及びリン除去
用電解槽では、アノードとして作用する鉄電極から2価
の鉄イオンが処理水中に供給され、この2価の鉄イオン
が酸化されて3価の鉄イオンとなり、この3価の鉄イオ
ンが処理水中のオルトリン酸と反応して難溶性リン化合
物となって凝集沈殿する。そして、この凝集沈殿物を廃
棄することによりリンの除去が行われる。したがって、
窒素化合物の除去は、このように電解処理により行われ
るので、従来の汚水処理装置における生物処理のみによ
る窒素化合物の除去方法のように、外気温度が低下する
冬場に窒素化合物の除去能力が低下するおそれがない。
また、リンの除去は、処理水中の硝酸イオン及び亞硝酸
イオンが還元反応用電解槽内において還元反応によりア
ンモニアに変化するので、後段側の窒素及びリン除去用
電解槽において硝酸イオン及び亞硝酸イオンにより鉄電
極が不動態化されることがなく、長期間にわたり効率良
く行われる。
【0012】また、上記第1及び第2の解決手段に係る
電解式汚水処理装置において、前記周期律表の第Ib族
又は第IIb族を含む導電体として銅合金を用いるととも
に、前記不溶性材料として白金イリジウム合金を用いる
ことができる。
【0013】また、上記第1の解決手段に係る電解式汚
水処理装置において、前記窒素除去用電解槽と前記リン
除去用電解槽とを仕切壁により分離した一体の槽として
形成し、前記窒素除去用電解槽側に処理水流入管を設
け、前記リン除去用電解槽側に処理水流出管を設けるよ
うにしてもよい。このように構成すると、電解式汚水処
理装置の構成を簡略化することができコストを軽減する
ことができる。また、この場合において、リン除去用電
解槽の底部に凝集物や汚泥を堆積するスペースを設ける
と、リン除去用電解槽で発生した難溶性リン化合物等か
らなる凝集物や汚泥をリン除去用電解槽の底部から容易
に廃棄することができる。さらに、この場合において、
リン除去用電解槽の底部に散気管を設けてもよい。この
ようにすると、リン除去用電解槽に流入した処理水を撹
拌することにより、リン除去用電解槽の汚泥が電極表面
に付着して鉄の溶出効率が低下することを防止するとと
もに、散気管から供給される空気中の酸素を利用して電
極から溶出した2価の鉄イオンをオルトリン酸と反応す
る3価の鉄イオンに酸化させることができ、リン除去効
率を向上させることができる。
【0014】また、上記第2の解決手段に係る電解式汚
水処理装置において、前記還元反応用電解槽と前記窒素
及びリン除去用電解槽とを仕切壁により分離した一体の
槽として形成し、前記還元反応用電解槽側に処理水流入
管を設け、前記窒素及びリン除去用電解槽側に処理水流
出管を設けるようにしてもよい。このように構成する
と、電解式汚水処理装置の構成を簡略化することができ
コストを軽減することができる。また、この場合におい
て、窒素及びリン除去用電解槽の底部に凝集物や汚泥を
堆積するスペースを設けると、窒素及びリン除去用電解
槽で発生した難溶性リン化合物等からなる凝集物や汚泥
を窒素及びリン除去用電解槽の底部から容易に廃棄する
ことができる。さらに、この場合において、窒素及びリ
ン除去用電解槽の底部に散気管を設けてもよい。このよ
うにすると、窒素及びリン除去用電解槽に流入した処理
水を撹拌することにより、窒素及びリン除去用電解槽の
汚泥が電極表面に付着して鉄の溶出効率や塩素イオンの
発生効率の低下を防止することができる。したがって、
アンモニアの脱窒作用による窒素ガスの生成効率を向上
させることができるとともに、散気管から供給される空
気中の酸素を利用して電極から溶出した2価の鉄イオン
をオルトリン酸と反応する3価の鉄イオンに酸化させる
ことができ、リン除去効率を向上させることができる。
【0015】また、本発明に係る汚水処理施設は、処理
水中の有機物を嫌気性微生物により嫌気分解する嫌気槽
と、嫌気槽で嫌気処理された処理水を好気性微生物によ
り好気分解する好気槽と、好気槽で好気分解された処理
水を沈殿物と上澄み液とに分離する沈殿槽あるいは処理
水槽と、沈殿槽あるいは処理水槽で分離された上澄み液
を電解処理する請求項1〜9の何れか1項記載の電解式
汚水処理装置と、電解式汚水処理装置で処理された処理
水を前記嫌気槽に返送する配管とを備えたことを特徴と
する。このように構成すると、生物処理による窒素化合
物の除去と、電解処理によるリン除去及び窒素化合物の
除去とを同時に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明を汚
水処理施設に具体化した実施の形態1につき、図1〜図
4に基づいて説明する。なお、図1は汚水処理施設の全
体構成図であり、図2は同汚水処理施設に用いられてい
る電解式汚水処理装置の正面から見た構成図であり、図
3は同電解式汚水処理装置における窒素除去用電解槽の
側断面図であり、図4は同電解式汚水処理装置における
リン除去用電解槽の側断面図である。
【0017】汚水処理施設1は、地中に埋設されたタン
ク1aの内部を仕切り壁2、3、4、4aにより第1嫌
気濾床槽5、第2嫌気濾床槽6、接触ばっ気槽7、沈殿
槽8、消毒槽9に区画して構成されている。また、沈殿
槽8から第1嫌気濾床槽5への返送管8bに電解式汚水
処理装置10、分水計量装置11が設けられている。
【0018】第1嫌気濾床槽5は、生活雑排水を受け入
れる槽である。処理水流入口5aから第1嫌気濾床槽5
に流入した生活雑排水中に混入している難解性の夾雑物
を沈殿分離し、第1嫌気濾床5bに付着した嫌気性微生
物を嫌気分解する。また、有機性の窒素をアンモニア性
窒素に分解する。嫌気分解された処理水は移送管5cに
より第2嫌気濾床槽6に移送される。
【0019】第2嫌気濾床槽6は、内部に設けた第2嫌
気濾床6aにより浮遊物質を捕捉し、嫌気性微生物によ
り有機物を嫌気分解するとともに、有機性の窒素をアン
モニア性窒素に分解する。嫌気分解された処理水は間欠
式空気圧式ポンプ6bにより移送管6cを介し接触ばっ
気槽7に移送される。
【0020】接触ばっ気槽7は、内部に設けた接触材7
aにより好気性微生物の培養を促進している。また、接
触ばっ気槽7は、底部に配設した散気管7bから空気を
放出して接触ばっ気槽7内を好気状態に維持する。そし
て、処理水を好気性微生物により好気分解するととも
に、硝酸菌や亞硝酸菌の働きによりアンモニア性窒素を
硝酸性窒素や亞硝酸性窒素に分解する。
【0021】沈殿槽8は、接触ばっ気槽7で好気分解さ
れて移送管7cを介し流入した処理水を沈殿物と上澄み
液とに分離する。この上澄み液の一部は、消毒槽9で消
毒装置9aに備えた塩素系等の薬品により消毒されて排
水口9bからタンク1a外に排水される。また、上澄み
液の他部は、エアリフト8aにより汲み上げられ、分水
計量装置11で流量調整され、返送管8bを介して電解
式汚水処理装置10に移送される。
【0022】電解式汚水処理装置10は、槽10a内を
仕切壁12により2槽に分離し、一方を窒素除去用電解
槽13、他方をリン除去用電解槽14としている。窒素
除去用電解槽13は、処理水中の窒素化合物を電解処理
して窒素ガスを発生させて排出することにより窒素を除
去するものである。窒素除去用電解槽13は、返送管8
bを槽10aの側壁に接続している。また、窒素除去用
電解槽13の内部には、一対の電極15が設けられてい
る。電極15は、周期律表の第Ib族又は第IIb族を含
む導電体若しくは同族を導電体に被覆したものからなる
カソード15aと、不溶性金属からなる塩素イオン発生
可能なアノード15bとから構成されている。カソード
15aを構成する具体的金属材料としては、銅と亜鉛の
合金或いは燒結合金、銅と鉄の合金或いは燒結合金、銅
とニッケルの合金或いは燒結合金、又は銅とアルミニウ
ムの合金或いは燒結合金から構成されている。また、ア
ノード15bを構成する不溶性金属には、白金、イリジ
ウム、パラジウム又はその酸化物などから構成される不
溶性金属又はカーボンが用いられている。なお、この不
溶性金属の表面には塩素イオンを発生させる触媒が塗布
されている。
【0023】また、リン除去用電解槽14は、処理水中
のリンを難溶性リン化合物として堆積し、排出するもの
である。リン除去用電解槽14は、第1嫌気濾床槽5へ
の処理水流出管を槽10aの側壁に接続している。ま
た、リン除去用電解槽14の内部には、一対の鉄電極1
6a、16bからなる電極16と散気管17とが設けら
れている。散気管17は、図示しないブロワから空気が
送られることにより、散気管17の管壁に設けられた空
気吹出口から空気を吹き出し、鉄電極16a、16b表
面の生物膜や硝酸イオン等に起因する不動態膜等の膜を
除去する。
【0024】上記のように構成された電解式汚水処理装
置10においては、処理水である沈殿槽8の上澄み液が
返送管8bを介して窒素除去用電解槽13に送られる。
電極15をオンとし、カソード15a及びアノード15
bに通電されると、カソード15a側では、処理水中に
含まれる硝酸イオンが還元反応により亞硝酸イオンに変
換される(反応A)。また、硝酸イオンの還元反応によ
り生成された亞硝酸イオンは、更に、還元反応によりア
ンモニアに変換される(反応B)。以下に反応A及び反
応Bを示す。 反応A NO3 -+H2O+2e-→NO2 -+2OH- 反応B NO2 -+5H2O+6e-→NH3(aq)+7
OH-
【0025】一方、アノード15b側ではアノード15
bの表面から活性酸素や次亜塩素酸が発生し、これによ
り処理水中におけるアンモニアの脱窒作用により窒素ガ
スを生成する(反応C乃至反応F)。以下に反応C乃至
反応Fを示す。 反応C NH3(aq)+3(O)→N2↑+3H2O 反応D NaCl→Na++Cl-2Cl-→Cl2+2e
- 反応E Cl2+H2O→HClO+HCl 反応F 2NH4+4HClO→N2↑+4HCl+4H
2
【0026】これにより、処理水中の硝酸性窒素、亞硝
酸性窒素及びアンモニア性窒素などの窒素化合物を窒素
ガスとして放出し、窒素除去を行っている。
【0027】次ぎに、窒素除去用電解槽13で窒素化合
物が除去され処理水は、槽10aの下方の連通口からリ
ン除去用電解槽14に流入する。鉄電極16a、16b
の何れか一方をアノード、他方をカソードとなるように
電圧を印加すると、アノードで2価の鉄イオン(F
2+)が生成される。そして、アノードで生成された2
価の鉄イオン(Fe2+)は、空気により酸化されて3価
の鉄イオン(Fe3+)となる。3価の鉄イオン(F
3+)は処理水中のオルトリン酸と反応し、難溶性のリ
ン酸化合物としてリン除去用電解槽14の底部に凝集沈
殿する。このようにしてリン除去用電解槽14の底部に
凝集沈殿した難溶性のリン酸化合物が槽10a外に排出
することにより、リン除去が行われている。
【0028】リン除去用電解槽14の処理水は、処理水
流出管5dから第1嫌気濾床槽5に返送される。第1嫌
気濾床槽5に返送された処理水中の3価の鉄イオン(F
3+)は、第1嫌気濾床槽5内に存在するオルトリン酸
と反応し、難溶性のリン酸化合物として凝集沈殿する。
この凝集沈殿した難溶性のリン酸化合物が槽外に排出さ
れることによりリンが除去される。なお、鉄電極16
a、16bは、各電極を略均一に減少させて同時に交換
できるようにするために、所定時間毎に規則的に極性を
反転させている。
【0029】実施の形態1は以上のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。実施の形態1に係る
汚水処理施設は、処理水中の有機物を嫌気性微生物によ
り嫌気分解する嫌気濾床槽5、6と、嫌気濾床槽5、6
で嫌気処理された処理水を好気性微生物により好気分解
する接触ばっ気槽7と、接触ばっ気槽7で好気分解され
た処理水を沈殿物と上澄み液とに分離する沈殿槽8と、
沈殿槽8で分離された上澄み液を電解処理して窒素及び
リンを除去する電解式汚水処理装置10と、この電解式
汚水処理装置10で処理された処理水を第1嫌気濾床槽
5に返送する処理水流出管5dとを備えているので、生
物処理による窒素化合物の除去と、電解処理によるリン
除去及び窒素化合物の除去とを同時に行うことができ
る。
【0030】また、窒素化合物の除去は、電解処理によ
っても行われるので、従来の汚水処理装置における生物
処理のみにより窒素化合物を除去する方法のように、外
気温度が低下する冬場に窒素化合物の処理能力が低下す
るおそれがない。また、リンの除去は、電解により窒素
化合物を処理する場合に発生する硝酸イオン及び亞硝酸
イオンが窒素除去用電解槽13内において還元反応によ
りアンモニアに変化されるので、後段側のリン除去用電
解槽14において硝酸イオン及び亞硝酸イオンにより鉄
電極16a、16bが不動態化されることがなく、長期
間にわたり効率良く行われる。
【0031】また、窒素除去用電解槽13とリン除去用
電解槽14とを仕切壁12により分離した一体の槽とし
て形成し、窒素除去用電解槽13側に返送管8bを接続
し(返送管8bの接続は、本発明における処理水流入管
を意味する)、前記リン除去用電解槽側に処理水流出管
5dを設けているので、電解式汚水処理装置の構成を簡
略化することができ、コストを軽減することができる。
また、リン除去用電解槽14の底部に凝集物や汚泥を堆
積するスペースを有しているので、リン除去用電解槽1
4で発生した難溶性リン化合物等からなる凝集物や汚泥
をリン除去用電解槽14の底部から容易に廃棄すること
ができる。
【0032】実施の形態2.次に、この発明を汚水処理
施設に具体化した実施の形態2について図5〜図8に基
づいて説明する。実施の形態2に係る汚水処理施設は、
図1に係る処理施設において電解式汚水処理装置10に
代えて以下に説明する電解式汚水処理装置20を用いた
ものである。また、電解式汚水処理装置20以外は実施
の形態1と同一であるので以下の説明では、電解式汚水
処理装置20のみを説明する。なお、図5は実施の形態
2に係る汚水処理施設に用いる電解式汚水処理装置の正
面から見た構成図であり、図6は同電解式汚水処理装置
における還元反応用電解槽の側断面図であり、図7は同
電解式汚水処理装置における窒素及びリン除去用電解槽
の側断面図であり、図8は同電解式汚水処理装置におけ
る電極の配線図である。また、実施の形態1と同一の部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0033】電解式汚水処理装置20は、槽20a内を
仕切壁22により2槽に分離し、一方を還元反応用電解
槽23、他方を窒素及びリン除去用電解槽24としてい
る。還元反応用電解槽23は、処理水中の硝酸イオンを
還元反応により亞硝酸イオンに変換し、亞硝酸イオンを
還元反応によりアンモニアに変換するものである。還元
反応用電解槽23は、返送管8bを槽20aの側壁に接
続している。また、還元反応用電解槽23の内部には、
一対の電極25が設けられている。電極25は、周期律
表の第Ib族又は第IIb族を含む導電体若しくは同族を
導電体に被覆したものからなるカソード25aと、不溶
性金属からなるアノード25bとを備えている。そし
て、カソード25aにおいて硝酸イオン及び亞硝酸イオ
ンが還元反応によりアンモニアに変換される。カソード
25aを構成する具体的金属材料としては、銅と亜鉛の
合金又は燒結合金、銅と鉄の合金又は燒結合金、銅とニ
ッケルの合金又は燒結合金、銅とアルミニウムの合金又
は燒結合金から構成されている。また、アノード25b
を構成する不溶性金属には、白金、イリジウム、パラジ
ウム又はその酸化物などから構成される不溶性金属又は
カーボンが用いられる。なお、この場合の不溶性金属の
表面には塩素イオンを発生させる触媒を塗布していな
い。
【0034】また、窒素及びリン除去用電解槽24は、
処理水中のアンモニアを脱室作用により窒素ガスに変換
して放出し、リンを難溶性リン化合物として堆積して排
出するものである。窒素及びリン除去用電解槽24は、
第1嫌気濾床槽5への処理水流出管5dを槽20aの側
壁に接続している。また、窒素及びリン除去用電解槽2
4の内部には、一組の電極26と散気管27とが設けら
れている。
【0035】電極26は、一方の電極を、鉄電極26a
及びこの鉄電極26aと対向する位置に配置された不溶
性金属からなる塩素イオン発生可能な電極26bとして
いる。これら電極26a、26bは、図8に示すよう
に、同一の極性となるように電源に接続されている。ま
た、他方の電極26cは、板状鉄電極28と板状不溶性
金属電極29を接合したものであって、不溶性金属電極
29の表面には塩素イオンを発生させる触媒が塗布され
ている。そして、電極26a、26bと電極26c間で
は所定の時間をおいて極性を反転するように構成されて
いる。
【0036】散気管27は、図示しないブロワから空気
が送られることにより、散気管27の管壁に設けられた
空気吹出口から空気を吹き出し、電極26a、26b、
26cの表面に付着する生物膜や硝酸イオン等に起因す
る不動態膜等の膜を除去する。
【0037】上記のように構成された電解式汚水処理装
置20においては、処理水である沈殿槽8の上澄み液が
返送管8bを介して還元反応用電解槽23に送られてく
る。電極25に通電すると、カソード25a側では、処
理水中に含まれる硝酸イオンが還元反応により亞硝酸イ
オンに変換される(前記反応A)。また、硝酸イオンの
還元反応により生成された亞硝酸イオンは、更に、還元
反応によりアンモニアに変換される(前記反応B)。
【0038】このように処理水中の硝酸イオン及び亞硝
酸イオンが還元反応によりアンモニアに変換された処理
水は、槽20a下方部の連通口を介して窒素及びリン除
去用電解槽24に送られる。
【0039】窒素及びリン除去用電解槽24では、電極
26が通電されることにより、アノードとして作用する
不溶性金属電極26b又は29の表面から活性酸素や次
亜塩素酸が発生し、これにより処理水中におけるアンモ
ニアの脱窒作用により窒素ガスを生成する(前記反応C
乃至反応F)。この窒素ガスを放出して窒素除去を行っ
ている。
【0040】また、アノードとして作用する鉄電極26
a又は28で2価の鉄イオン(Fe 2+)が生成される。
そして、生成された2価の鉄イオン(Fe2+)は、空気
により酸化されて3価の鉄イオン(Fe3+)となる。3
価の鉄イオン(Fe3+)は処理水中のオルトリン酸と反
応し、難溶性のリン酸化合物としてリン除去用電解槽1
4の底部に凝集沈殿する。このようにして窒素及びリン
除去用電解槽24の底部に凝集沈殿した難溶性のリン酸
化合物を槽20外に排出することにより、リン除去が行
われる。
【0041】実施の形態2は以上のように構成されてい
るので、実施の形態1の場合と同様、次のような効果を
奏する。実施の形態2に係る汚水処理施設は、生物処理
による窒素化合物の除去と、電解処理によるリン除去及
び窒素化合物の除去とを同時に行うことができる。ま
た、窒素化合物の除去は、電解処理によっても行われる
ので、従来の汚水処理装置における生物処理のみにより
窒素化合物を除去する方法のように、外気温度が低下す
る冬場に窒素化合物の処理能力が低下するおそれがな
い。また、リンの除去は、処理水中の硝酸イオン及び亞
硝酸イオンが還元反応用電解槽23内において還元反応
によりアンモニアに変化されてしまうので、後段側の窒
素及びリン除去用電解槽24において硝酸イオン及び亞
硝酸イオンにより鉄電極が不動態化されることがなく、
長期間にわたり効率良く行われる。また、窒素及びリン
除去用電解槽24の底部に凝集物や汚泥を堆積するスペ
ースが設けられているので、窒素及びリン除去用電解槽
24で発生した難溶性リン化合物等からなる凝集物や汚
泥を窒素及びリン除去用電解槽24の底部から容易に廃
棄することができる。
【0042】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1)実施の形態1における電解式汚水処理装置10の
仕切壁12は、窒素除去用電解槽13とリン除去用電解
槽14とを槽10aの下部で連通するようにしている
が、この仕切壁12を図9のように、窒素除去用電解槽
13とリン除去用電解槽14とを槽10aの上部で連通
するような仕切壁32に変更してもよい。
【0043】(2)実施の形態1及び2では、各電極1
5、16、25、26を一対又は一組としていたが、こ
れを複数対又は複数組として処理能力を増大させること
もできる。
【0044】(3)実施の形態1及び2において、嫌気
濾床槽5、6は他の形式の嫌気槽でもよい。また、接触
ばっ気槽7は生物膜処理槽などの他形式の好気槽として
もよい。また、接触ばっ気槽7に代わり生物膜処理槽を
用いる場合は、沈殿槽8を処理水槽とする。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏することができる。本発明
によれば、窒素化合物の除去は、電解処理により行われ
るので、従来の汚水処理装置における生物処理のみによ
る窒素化合物の除去方法のように、外気温度が低下する
冬場に窒素化合物の処理能力が低下するおそれがない。
また、リン除去は、リン除去を行う電解槽の前工程をな
す電解槽において、硝酸イオン及び亞硝酸イオンが還元
反応によりアンモニアに変化されているので、リン除去
を行う電解槽の鉄電極が硝酸イオン及び亞硝酸イオンに
より不動態化されることがなく、長期間にわたり効率良
くリンが除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る汚水処理施設に用
いる汚水処理施設の全体構成図である。
【図2】同汚水処理施設に用いられている電解式汚水処
理装置の正面から見た構成図である。
【図3】同電解式汚水処理装置における窒素除去用電解
槽の側断面図である。
【図4】同電解式汚水処理装置におけるリン除去用電解
槽の側断面図である。
【図5】実施の形態2に係る汚水処理施設に用いる電解
式汚水処理装置の正面から見た構成図である。
【図6】同電解式汚水処理装置における還元反応用電解
槽の側断面図である。
【図7】同電解式汚水処理装置における窒素及びリン除
去用電解槽の側断面図である。
【図8】同電解式汚水処理装置における電極の配線図で
ある。
【図9】実施の形態1における電解式汚水処理装置の変
形例であり、図2に相当するものである。
【符号の説明】
1 汚水処理施設 5 嫌気濾床槽 5d 処理水流出管 6 嫌気濾床槽 7 接触ばっ気槽 8 沈殿槽 8b 返送管 10 電解式汚水処理装置 10a 槽 13 窒素除去用電解槽 14 リン除去用電解槽 15 電極 15a カソード 15b アノード 16 電極 16a 鉄電極 16b 鉄電極 17 散気管 20 電解式汚水処理装置 20a 槽 23 還元反応用電解槽 24 リン除去用電解槽 25 電極 25a カソード 25b アノード 26 電極 26a 鉄電極 26b 不溶性金属電極 28 板状鉄電極 29 板状不溶性金属電極 32 仕切壁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期律表の第Ib族又は第IIb族を含む
    導電体若しくは同族を導電体に被覆したものからなるカ
    ソード、及び不溶性金属からなる塩素イオン発生の可能
    なアノードを対とする1対又は複数対の電極を備えた窒
    素除去用電解槽と、 鉄電極をアノード及びカソードとする一対又は複数対の
    電極を有するとともにこれら電極の極性を反転可能とし
    たリン除去用電解槽とを有し、 処理水を、前記窒素除去用電解槽を経由して前記リン除
    去用電解槽に流通させるようにしたことを特徴とする電
    解式汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 周期律表の第Ib族又は第IIb族を含む
    導電体若しくは同族を導電体に被覆したものからなるカ
    ソード、及び不溶性金属からなるアノードを備えた還元
    反応用電解槽と、 鉄電極及びこの鉄電極と同一極性の不溶性金属からなる
    塩素イオン発生可能な電極を一方の電極、鉄及び不溶性
    金属からなる塩素イオン発生可能な電極を他方の電極と
    し、これら電極の極性を反転可能とした窒素及びリン除
    去用電解槽とを有し、 処理水を、前記還元反応用電解槽を経て前記窒素及びリ
    ン除去用電解槽に流通させるようにしたことを特徴とす
    る電解式汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 前記周期律表の第Ib族又は第IIb族を
    含む導電体として銅合金を用いるとともに、前記不溶性
    材料として白金イリジウム合金を用いることを特徴とす
    る電解式汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 前記窒素除去用電解槽と前記リン除去用
    電解槽とを仕切壁により分離した一体の槽として形成
    し、前記窒素除去用電解槽側に処理水流入管を設け、前
    記リン除去用電解槽側に処理水流出管を設けることを特
    徴とする請求項1記載の電解式汚水処理装置。
  5. 【請求項5】 前記リン除去用電解槽の底部に凝集物や
    汚泥を堆積するスペースを設けたことを特徴とする請求
    項4記載の電解式汚水処理装置。
  6. 【請求項6】 前記リン除去用電解槽の底部に散気管を
    設けたことを特徴とする請求項5記載の電解式汚水処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記還元反応用電解槽と前記窒素及びリ
    ン除去用電解槽とを仕切壁により分離した一体の槽とし
    て形成し、前記還元反応用電解槽側に処理水流入管を設
    け、前記窒素及びリン除去用電解槽側に処理水流出管を
    設けることを特徴とする請求項2記載の電解式汚水処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記窒素及びリン除去用電解槽の底部に
    凝集物や汚泥を堆積するスペースを設けたことを特徴と
    する請求項7記載の電解式汚水処理装置。
  9. 【請求項9】 前記窒素及びリン除去用電解槽の底部に
    散気管を設けたことを特徴とする請求項8記載の電解式
    汚水処理装置。
  10. 【請求項10】 処理水中の有機物を嫌気性微生物によ
    り嫌気分解する嫌気槽と、嫌気槽で嫌気処理された処理
    水を好気性微生物により好気分解する好気槽と、好気槽
    で好気分解された処理水を沈殿物と上澄み液とに分離す
    る沈殿槽あるいは処理水槽と、沈殿槽あるいは処理水槽
    で分離された上澄み液を電解処理する請求項1〜9の何
    れか1項記載の電解式汚水処理装置と、電解式汚水処理
    装置で処理された処理水を前記嫌気槽に返送する配管と
    を備えたことを特徴とする汚水処理施設。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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