JP2003259256A - 調整可能な複合画像表示の平滑方法及び装置 - Google Patents

調整可能な複合画像表示の平滑方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合ビデオ画像の継目なし表示のため同一基
準の画像輝度を確立する方法および装置を提供する。 【構成】 各々の画像の各々の細部要素に対して1つの
セットの平滑ファクタをメモリ内に記憶する。投影時
に、平滑ファクタが、各画像の関連する細部要素の輝度
部分に付加される。平滑ファクタは、標準カーブを適用
して、投影した複合画像表示の映像に応答して主カーブ
パラメータを粗調整し、特定の細部要素に対する平滑フ
ァクタを微調整することによって選択される。細部要素
の位置は表示器上のカーソルによって示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ画像のため
の平滑装置の分野に係り、より具体的には、平滑機能を
ビデオ画像の輝度に付与し、そしてその機能により特定
の製作過程および投影機構の特殊必要要件に適合可能に
する平滑装置に関する。それは、いくつかのビデオ画像
がオーバーラップする表示にとっては特に有効である。
【0002】
【従来の技術】1988年1月14日出願の米国特許出
願第143,870号は、単一のスクリーンに焦点を合
わせた複合のビデオ投影機から作られる、継目なしの表
示を投影する方法および装置について記載している。各
投影機からの画像は、それが他の投影機からの画像の1
部分にオーバーラップするように投影される。2つの画
像がオーバーラップする領域に生ずる輝帯または継目を
除去するために、画像のオーバーラップ部分の輝度がラ
ンプ(ramp)処理される。これは商業的に入手可能な特
殊効果発生器を用いて行われる。理論的には、典型的な
特殊効果発生器の均質で平滑にランプ処理する機能を各
画像の縁に適用すると、一方の画像から他方の画像への
移行が平滑になるはずであるが、実際には、投影画像の
輝度は、平滑でも一定でもない。ビデオ投影機からの画
像は、使用されるレンズシステムの自然の作用によっ
て、画像の縁に向かうにつれて暗くなり、そして、信
号、中間信号プロセッサ、投影機、投影機の蛍光体、ス
クリーンの反射率および多くの他のファクタの通常のば
らつきにより生じた数多くの明暗を有している。これら
のばらつきは、ビデオ成分の間で異なり、全く同じ構成
でも成分が違えば異なる。さらに、投影機の形式が違え
ば、同量の輝度変化に対する応答も異なってくる。その
結果、オーバーラップした画像の輝度を平滑にランプ処
理して作った見掛け画像には通常いくつかの明暗の帯や
斑点が現れる。したがって、ビデオ輝度信号がオーバー
ラップする領域でも隣接する領域でも同様にランプ処理
される平滑カーブを、使用者が正確に調整できるような
平滑装置が必要である。そのような平滑装置は、個々の
投影機構の変則性や投影機構特性間の差が補償できなけ
ればならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像の輝度
を、全ビデオ画像に亘る細部要素から細部要素まで正確
に調整することを可能にする。輝度ランプ処理カーブの
パラメータに対して粗調整を行うことができ、一方、ビ
デオ成分により発生した無関係信号成分(artifacts)
を修正するため特定の細部要素に対して微調整を行うこ
とができる平滑方法および装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、1つの態様において、各々が、それぞれ
輝度部分を有する複数の細部要素を備えた2つの個別ビ
デオ信号から作られ、隣接し、オーバーラップしている
2つのビデオ画像の輝度を平滑にする方法を包含してい
る。この方法は、所定のセットの平滑ファクタを、2つ
の信号の細部要素の輝度部分に付加すること、画像を平
滑ファクタにより変更して表示器上に投影すること、投
影した表示の映像に応答して選択した平滑ファクタを変
更すること、および平滑ファクタ変更の表現を記憶する
ことを含む。
【0005】
【作用】上記の手段により、本発明に係る複合画像表示
の平滑方法および装置は、継目なしビデオ複合画像表示
を、従来の単一ビデオ画像表示装置よりも輝度の点では
より安定で均一に見えるようにすることができる。その
結果、本発明に係る複合画像表示の平滑方法および装置
は、複数のオーバーラップするビデオ画像を有する表示
のためのみならず、単一ビデオ画像の輝度を平滑にする
ためにも役立てることができる。本発明のこれらおよび
他の面は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照す
ることによってより完全に理解されるであろう。
【0006】
【実施例】典型的な複合画像継目なしビデオスクリーン
投影システムは、少なくとも2つの個別信号を組み合わ
せ、そしてそれらを全て単一スクリーン上に投影する。
任意の数のビデオ画像を水平、垂直または斜めの方向に
組み合わせて、所望の大きさの画像を作ることができ
る。標準様式の一つは、3つの画像を並べて組み合わ
せ、標準の倍以上ある幅で標準高さの画像を得ることで
ある。そのようなシステムは、同期装置12によって調
節される3つのビデオ信号発生器10A,10B、10
Cを使用する(図1参照)。この信号発生器は、カメ
ラ、受像器またはある種の再生装置、例えば、ビデオデ
ッキ、レーザーディスク(登録商標)プレーヤーまたは
コンピュータであればよい。発生したビデオ信号はすべ
て、平滑装置、即ち、ランプ波発生器14に送られ、こ
れが信号輝度をランプ処理し、それらの信号をさらに3
つの個別ビデオ投影機16A,16B,16Cに送る。
この投影機がランプ処理したビデオ信号に対応する画像
を表示装置である単一のスクリーン18上に投影する。
この投影機は、蛍光スクリーンに画像を投影する電子
銃、反射スクリーンもしくは透明スクリーンに投光する
ブラウン管もしくは液晶制御投影機、または任意のビデ
オ投影機およびスクリーンシステムあればよい。ビデオ
信号発生器、同期装置、投影機および標準的な複合画像
継目なしビデオ表示のためのスクリーンは、すべて一般
市場で入手可能な既製の標準部品で十分である。最適解
像力および耐久性のため、本実施例にあっては信号発生
器はレーザーディスクプレーヤーを使用し、好ましくは
各投影機には走査2倍器がスクリーン上に投影した画像
の解像力を高めるのに使用される。ランプ波発生器もま
た、一般市場で入手できる特殊効果発生器を使用するこ
とができる。しかしながら、本発明では、マイクロコン
ピュータ20によって制御される特殊設定の同調可能な
ランプ発生器を使用するのが好ましい。このマイクロコ
ンピュータは、モニタ20Aと、キーボード20Bを含
む。このキーボードによって、使用者側からコンピュー
タに命令を与えることができる。キーボードは、マウ
ス、トラックボール、ペンまたは他の入力装置を含むこ
とができ、またはそれらによって代用することができ
る。特殊効果発生器を使用する複合画像ビデオ投影シス
テムは、1986年1月14日に出願され、本出願の譲
受人に譲渡された米国特許出願第07/143,870
号に記載されており、この参照によって、その開示を全
て本願に取り入れる。
【0007】別の構成では、ビデオショーの製作中に、
ビデオ信号に平滑カーブを適用し、それからビデオレー
ザディスクまたはテープ上にランプ処理信号を記憶す
る。したがって、この投影システムは、信号が既にラン
プ処理されているから、投影中は平滑装置を必要としな
い。また別の方法では、信号を平滑装置から送信機に送
信する。したがって、これらの信号は、平滑装置のない
遠隔位置で受信され、そして直接スクリーン上に投影さ
れる。
【0008】図1に示したように作られた見掛けの表示
画像は、3つの個別ビデオ画像22A,22B,22C
から構成されており、各々が個々に同期してスクリーン
18上に投影される(図2参照)。これによって、単一
画像の解像力のほぼ3倍の解像力を有する、従来の画像
の大きさのほぼ3倍の大きさの画像を得ることができ
る。3つの画像間の移行を滑らかにするために、画像は
オーバーラップ領域24A,24Bを有している。同じ
画像がスクリーンの同じ部分に二重に投影されるので、
これらのオーバーラップ領域または継目は、隣接する領
域の見掛け画像よりもかなり明るく見える。平滑装置の
重要な機能は、この継目内の画像の輝度をランプ処理す
ることによってこの効果を減殺することである。これを
行うため、ランプ処理機能または平滑カーブ26A,2
6B,26C(輝度振幅とスクリーンまたは画像位置と
の関数として、図2に示されている)は、ビデオ信号が
対応する投影機により受信される前に、各ビデオ信号に
適用される。標準的な国内テレビ規格ビデオ信号は、ス
クリーンを横切って水平に画像を掃引する一連の走査線
28A,28B,28Cにより構成されている。スクリ
ーン底部に達し、全ビデオ画像の掃引を終わるまで、数
百の走査線が上から下に掃引される。代表的な3つの画
像継目なし表示では、平滑カーブは単に各走査ラインの
輝度成分信号に適用されて、画像のオーバーラップ部分
の輝度を比較的均等に水平方向に減少する。図2の平滑
カーブは、それらが作用する走査ライン部分の下に例示
されている。
【0009】図3を参照すると、3画像拡大投影に特に
適している同調可能な複合画像表示の平滑装置14にお
ける好ましい実施態様は、コントローラーカード29
と、各画像チャンネルに1つずつあって、左30A、中
央30B、右30Cの3つの個別の輝度調整カードを含
む。ビデオ信号発生器からのビデオ信号は、入力ポート
32により各カード内で受信される。この入力ポートが
ビデオ信号を信号調整用入力バッファ34に送り、入力
ビデオラインを分離して必要なバッファリングを行う。
次にその信号は、入力バッファ34から同期分離器36
および乗算器38に送られる。同期分離器ではビデオ信
号内の同期信号を検出し、そして各同期信号に対するパ
ルスを発生する。標準国内テレビ規格ビデオ信号では、
各走査ラインは、水平同期信号によって先行されてい
る。そこで、水平同期信号を検出することにより、同期
分離器は各走査ラインの始まりを決定することができ
る。同期分離器はまた、各走査線領域の始まりを示す垂
直同期信号を検出できる。標準的には、1画像当たり2
つの領域がある。この同期分離器は、各垂直同期信号に
対して異なるパルスを発生する。同期分離器が水平同期
信号を検出すると、同期分離器はパルスをフェイズロッ
クループ40に送る。フェイズロックループはクロック
として機能し、各水平同期信号に続いて512個のパル
スを発生する。ビデオ信号は、走査ライン1本当たり5
12個の細部要素または画素(ピクセル)を有すると考
えることができるので、同期分離器はフェイズロックル
ープと共に、1画素当たり1パルスを発生する。フェイ
ズロックループにより送られたパルスは、各走査ライン
に対する各画素を識別する。この画素識別信号がシーケ
ンサ42に送られる。
【0010】シーケンサはデュアルポート512x8ビ
ットランダムアクセスメモリ(RAM)44の一方のポ
ートにアクセスするのに使用される。各走査ラインの始
めに、シーケンサはアドレス0にリセットされる。シー
ケンサがフェイズロックループからパルスとして画素識
別信号を受け取ると、RAMアドレスをパルス当たり1
つずつ0から511に序列化し、デュアルポートRAM
44内にある512のメモリレジスタの各々をアドレス
指定する。デュアルポートRAM内にある512のレジ
スタの各々は平滑ファクタを含んでいる。各平滑ファク
タは、走査ラインの特定の画素に関連づけられる。シー
ケンサがアドレス0から511まですべてをカウントす
るので、各画素が乗算器38に送られるに際して1から
512まで走査ラインを水平に横切って、シーケンサが
各画素に関連づけられている平滑ファクタをアクセスす
ることになる。この平滑ファクタは好ましくはディジタ
ル数であり、その振幅が、画素に加えられる特定の輝度
調整率または換算係数を示す。平滑ファクタは、対応す
る画素の輝度成分を減衰または増幅するのに適用するこ
とができる。ここでは、各平滑ファクタは8ビットであ
って、完全暗から全輝度まで255の輝度レベルに対応
することができるのが好ましい。第256番目のレベル
は以下に説明するようにカーソル信号である。8ビット
の平滑ファクタワードがディジタル/アナログ変換器4
6に送られ、これがディジタル輝度調整ワードをアナロ
グ信号に変換する。それからアナログ信号は適切な画素
を乗算する乗算器38に送られる。この技術で知られて
いる種々のディジタル/アナログ変換器のいかなるもの
でも、平滑ファクタワードをアナログファクタに変換す
るのに使用することができる。しかしながら、あるワー
ドから乗算器に送信されるアナログ信号における別のワ
ードへの変換を滑らかに行うために、ディジタル/アナ
ログ変換器は何らかのオーバーサンプリングを含むのが
好ましい。
【0011】平滑ファクタが乗算器に加えられた後、調
整したビデオ信号はさらに出力ドライバ48に送信され
る。出力ドライバは出力信号をバッファし、そのインピ
ーダンスを整合し、インピーダンスを整合した出力信号
を出力ポート50、そして対応する投影機に送る。各輝
度調整カードは、実質的にいかなる信号源からのビデオ
信号をも受信して、それらの信号を任意の受信機に送信
することができる。ここでは、カードを図1に示した投
影装置の平滑装置として使用するのが好ましいが、この
カードは、撮影、プロダクション、ポストプロダクショ
ン、放送またはビデオ画像表示を作る任意の他のステッ
プ中に使用できる。
【0012】512x8ビットのRAMのみを使用して
いるのに、輝度調整カードは各走査ラインにおける個々
の画像の輝度を非常に正確に(255階調)制御するこ
とを可能にする。従来のディジタル回路は、十分に速
く、すべての輝度ランプ処理は、投影機へのビデオ信号
の径路内でリアルタイムに行うことができる。輝度調整
は、画像の継目に限定されず、画像のいかなる部分でも
行うことができる。
【0013】各垂直同期信号に応答して同期分離器によ
り発生されたパルスは、抑制器51に送られる。国内テ
レビ規格信号では、垂直同期信号が送信されるとき、走
査ライン間に時間遅延がある。この抑制器は、乗算器へ
の平滑ファクタの送信を抑止することにより、ディジタ
ル/アナログ変換器からの平滑ファクタが垂直同期信号
に加えられるのを防止する。次の水平同期信号が受信さ
れた後、抑制器は閉じられて、平滑ファクタは、上記の
ようにビデオ信号への付加のために乗算器に送られる。
【0014】輝度調整カードは、異なる目的達成のため
種々の方法で変更可能である。上記の好ましい実施態様
は、国内テレビ規格信号への適用に特に適している。ラ
ンプ処理機能の細かいまたは粗い制御が望まれるとき
は、フェイズロックループの周波数は変化させることが
できる。512の平滑ファクタワードが、スクリーン上
の各ラインについてアクセスされる必要はない。乗算器
に加えられる輝度ランプ処理カーブはアナログカーブで
あるから、カーブを作るのには過不足のワード数を使用
することができる。代わりに、異なる大きさの細部要素
が選ばれることもある。例えば、ある適用例では、1走
査ライン当たり256ワード未満のワード数で十分であ
る。一方、他の適用例では、1走査ライン当たり102
4ワードまたはそれ以上の平滑ファクタを発生するのが
好ましいこともある。1同期信号当たりフェイズロック
ループにより発生されるパルス数およびRAMのレジス
タ数は、特定の要請に合わせて容易に調整することがで
きる。オーバーサンプリングにより中間画素に付加する
ために中間ワードを発生させることもできる。
【0015】さらに、デュアルポートRAMは、各水平
走査ラインにつき平滑ファクタの単一のセットを含むよ
うに拡張できる。その場合に、同期分離器およびフェイ
ズロックループは、本質的に同じ方法で作用するはずで
ある。しかしながら、シーケンサは画像の第1の画素か
ら画像の最後の画素まで連続したアドレスを発生し、毎
回異なるメモリレジスタにアクセスするようになる。国
内テレビ規格信号では、これは、垂直同期信号の検出し
て、各画像のスタート時にリセットパルスをシーケンサ
に送るのに、同期分離器を適用することによって容易に
なされる。このようにして、水平および垂直のランプ処
理は双方ともに行うことができる。
【0016】ランプ発生器はまた、ディジタルビデオに
適用できる。そのような場合には、同期分離器およびフ
ェイズロックループが、ディジタル画素ワードのための
識別見出を検出し、そしてRAM中の適切なレジスタを
アドレスする。このRAMが、平滑ファクタを直接乗算
器に送信し、この乗算器がディジタル平滑ファクタをデ
ィジタル輝度成分に乗算し、そして次に合成ワードが出
力ポートを経て送信される。補間装置が中間平滑ファク
タワードを発生するのに望ましい場合があるが、勿論こ
の時は、ディジタル/アナログ変換器は不要である。
【0017】以下により詳細に説明するように、カーソ
ルをスクリーン上に投影するのが望ましいことがある。
したがって、各輝度調整カード30Aは、カーソル検出
機能を含む。そのために、デュアルポートRAMにおけ
る8ビットワードによって可能となる256レベルを全
て輝度調整用に使用する代わりに、255段階のみが使
用されている。第256番目のレベルは、カーソル発生
器ワードである。ワード256がデュアルポートRAM
の出力に現れたとき、RAM出力を受け取るカーソル検
出器52がカーソル信号ワードを検出してこの信号をス
イッチ54に送る。このスイッチがカーソル信号ワード
に関連する画素を媒体白画素(medium white pixel)に
置き換える。同じカーソル発生器ワードが走査ライン毎
にアドレスされるので、デュアルポートRAMの単一発
生器ワードは、投影された表示器上の見掛け画像の高さ
全体に延びる垂直カーソルラインを生ずる。RAMに沢
山のカーソル信号ワードを記憶すればより多くのカーソ
ルを投影することができる。
【0018】画像における各細部要素の輝度調整のため
に平滑ファクタを記憶することにより、デュアルポート
RAMは、画像輝度の非常に正確な制御を可能にする。
RAMは、異なる用途に適合するため、平滑ファクタを
他の平滑ファクタで置換することも容易にしている。デ
ュアルポートRAMの他のポートは、RAMをマイクロ
コントローラ55に接続しているアドレスおよびデータ
バス56を経てコントローラカード29に接続される。
マイクロコントローラはさらに、不揮発性メモリ57
と、インターフェース58を経てマイクロコンピュータ
20に結合される。
【0019】使用にあたり、マイクロコンピュータ20
が平滑ファクタを発生する。マイクロコンピュータが、
インターフェースを介して、各輝度調整カードのための
平滑ファクタをマイクロコントローラに移送する。次い
で、このマイクロコントローラがこれらの平滑ファクタ
をその不揮発性メモリに記憶する。ランプ波発生器がオ
ンになったとき、マイクロコントローラは平滑ファクタ
値をその不揮発性メモリにアクセスし、各輝度調整カー
ド30A,30B,30Cについて平滑ファクタ値を対
応するRAMの適切なレジスタ内に記憶する。システム
が動作するに際し、各カードについてRAM上に記憶さ
れた平滑ファクタは、上述のように、受信した画像の輝
度を調整するのに使用される。しかしながら、装置使用
中のいかなる時でも、マイクロコンピュータは新しい平
滑ファクタまたは新しいセットの平滑ファクタをマイク
ロコントローラに送信することができ、このマイクロコ
ントローラは新しい平滑ファクタをその揮発性記憶装置
および適切な輝度調整カード用のデュアルポートRAM
内に記憶する。このようにして、マイクロコンピュータ
は、正確にランプ処理を制御し、殆ど同時にカーソル位
置の制御も行う。
【0020】平滑ファクタを計算するのに使用されるマ
イクロコンピュータとしては、種々の一般的目的または
特殊設計ハードウェアを代りに使用することができる
が、キーボード、出力ポートおよび表示モニタを有して
いる従来の一般用ディジタルマイクロコンピュータまた
はパーソナルコンピュータが好適である。全ての平滑フ
ァクタは、そのタスクのために特別に書かれたソフトウ
ェアを使用するマイクロコンピュータによって計算する
のが好ましい。このソフトウェアについては以下により
詳細に説明する。マイクロコンピュータは、従来のシリ
アルRS232ポートおよび従来のインターフェースを
介してマイクロコントローラに平滑ファクタを伝達す
る。ジーログ(Zilog)Z180(商品名)も好適であ
るが、本実施例ではモトロラ(Motorola)6809(商
品名)マイクロコントローラを使用している。不揮発性
記憶装置には、電池使用RAMまたは他の不揮発性記憶
装置も使用できるが、公知のEEPROMが好適であ
る。
【0021】本発明を用いて、特定の投影機機構につい
て、ランプ処理カーブ、そして平滑ファクタを発生する
には、先ず、複数の投影機、ビデオ信号源、同調可能平
滑装置、同期装置およびスクリーンが結合される。複数
の投影機は、その各々が別個の画像を、画像の間に適切
な量のオーバーラップを設けてスクリーン上に投影する
ように整合される。マイクロコンピュータが平滑装置に
結合され、そして最初に、番号254の平滑ファクタワ
ードを輝度調整カード30のすべてのレジスタに送る。
図1に示したような、3台の投影機機構に対しては、3
セットのデータがマイクロプロセッサに送られ、そして
マイクロコンピュータが各投影機用のそれぞれのカード
内にデータを移送する。各レジスタ内に記憶された番号
254のワードは、任意のビデオ信号のいかなる細部要
素の輝度成分に対しても振幅調整が行われないこと、即
ち、単位利得がビデオ信号に付加されることを示す。
【0022】次に、ラスタエッジが各投影機に対して規
定される。投影システムの中には、それらの投影した画
像の縁に無関係信号成分(artifacts)を発生するもの
がある。この効果はよく知られており、部分的には投影
機やビデオ信号成分の非線形性によって生ずる。本発明
では、実際に、スクリーンの縁にマスクをかけることが
できる。スクリーン上に単一の画像を投影することによ
り、その画像に対する無関係信号成分を容易に見ること
ができる。マイクロコンピュータは、キーボードを介し
て、無関係信号成分その他の異常によって歪曲された各
画素に対し、ゼロ平滑ファクタをメモリ内にロードする
ように命令される。標準的な512画素スクリーンで
は、画像の両端の5〜10画素はこの操作でカットオフ
される。ゼロ平滑ファクタは、輝度調整ファクタとして
記憶される。ゼロ平滑ファクタが対応する画素に付加さ
れると、その画素内のビデオ信号の輝度成分をほぼゼロ
にして、画像の欠陥部分をマスクする。
【0023】この操作は、ランプ波発生器のカーソル発
生機能によってより容易に行なうことができる。マイク
ロコンピュータのキーボード上にあるカーソル移動キー
により、使用者は、画像の上に表示されたカーソルを画
像の欠陥部分に沿って動かす。ソフトウェアは、カーソ
ル発生ワードを記憶しているRAMレジスタを変えるこ
とによりカーソルを動かす。カーソルが欠陥画素を示し
たとき、使用者はキーボードよりマイクロコンピュータ
に、その画素に対するゼロ平滑ファクタを発生するよう
に命じる。欠陥がマスクされたかどうかを使用者が速や
かに決定することができるように、ゼロ平滑ファクタが
直ちに対応する輝度調整カードに移送される。もし欠陥
画素でなければ、カーソルを動かして次の画素の輝度を
ゼロにして行き欠陥を完全にマスクする。このプロセス
の間、平滑ファクタおよびカーソルは、下記のように図
9の様式で、マイクロコンピュータのモニタ上に表示す
ることもできる。
【0024】次に、オーバーラップに対する対称ライン
が規定される。各オーバーラップ領域の中心または対称
ラインを識別することによって、各オーバーラップに対
する平滑カーブのいくつかのパラメータが規定される。
これは種々の方法で行うことができる。本実施例では、
ラスタエッジを整備した後、マイクロコンピュータが各
画像の中心を計算し、そしてランプ波発生器に、各画像
の中心にカーソルを投影するように命じるのが好まし
い。次いで、使用者は、キーボード上のカーソル移動キ
ーを用いて、隣接するスクリーンのカーソルをそれらが
一致するまで相互に動かす。カーソルがスクリーン上で
オーバーラップするとき、対称ラインが定められる。そ
して、コンピュータは、対称ラインがオーバーラップ領
域に対して見出されたことを通知され、そして、対称ラ
インとその各走査ラインの整備端との関係に基づいて、
画像オーバーラップ領域に対する平滑カーブを計算す
る。
【0025】標準平滑カーブの好ましい形状が図4に示
されている。毎回カーブを数理的に発生可能にするた
め、そのようなカーブに対する式をマイクロコンピュー
タのソフトウェアに入れるか、あるいは異なるパラメー
タを有する一連のカーブを参照データマトリックスのソ
フトウェアに記憶させることができる。図4に示したカ
ーブは、好ましくは下式を用いてマイクロコンピュータ
によって発生される。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、xはスクリーンまたは画像位置を
横切る水平距離であり、f(x)は平滑ファクタワード値
または輝度であり、mは最大平滑ファクタワード値、こ
の場合254であり、vはラスタエッジ整備後のオーバ
ーラップ領域における画素数、そしてkはオーバーラッ
プ領域の水平中央点におけるf(x)の値である。vおよ
びkは、以下に説明するように特定の用途に適するよう
に調整しておくことができる。しかしながら、k/mが
約0.3より小さいか、または約0.7より大きけれ
ば、上記の式はカーブに不連続性を生ずる。オーバーラ
ップ領域の外側のカーブ部分は平らである。即ち、f
(x)=mである。
【0028】平滑カーブの細密調整を開始するため、標
準平滑またはランプ処理カーブは、マイクロコンピュー
タによって平滑装置および各カードに対するRAMレジ
スタに移送される。平滑カーブは、予め整備したラスタ
エッジに付加されない。次いで、画像を、ランプ処理ビ
デオ信号からスクリーン上に投影することができる。同
時に、マイクロコンピュータは、図4に示すような図を
それ自身のモニタ上に表示する。図4は、2つの画像、
即ち、左の画像カーブ26Aと中心画像カーブ26Bと
の交差部分に対する2つの平滑カーブの一部分を示す。
図2と同様に、図4は、輝度または平滑ファクタ値を垂
直軸上にとり、スクリーン位置または画像位置を水平軸
上にとって、プロットして得られた平滑カーブを示して
いる。
【0029】左の画像の輝度は、スクリーン上で、画像
の右の境界に近づくにつれて減衰され、そして中心画像
の輝度は、スクリーン上で、画像の左の境界または縁に
近づくにつれて減衰される。左の画像の平滑カーブ26
Aは図4の左側に平たい部分70を有し、その部分は投
影機の輝度が変わらない単位利得領域である。この平ら
な部分は、画像のオーバーラップが始まる開始点72に
延びている。この開始点は、ある場合には変曲点となる
が、図示のカーブでは、カーブが水平状態から逸脱する
点である。この逸脱点から、平滑ファクタは減少(減少
利得)して行き、ランプ処理カーブがオーバーラップの
反対端におけるゼロ切片74に達するまで、左の画像の
輝度は減少される。同様に右の画像は、平滑ファクタが
最大振幅を有する場合、平らな部分76を有し、そして
投影した輝度は、オーバーラップ領域の始まりに一致す
る開始点78まで最大である。それから平滑ファクタ振
幅は、その左の最端部におけるゼロ切片80まで減少す
る。この2つのカーブは、交差点82を有し、ここで左
および中心の画像のオーバーラップ画素に対応する平滑
ファクタは同じ振幅を有している。理想的には、2つの
投影機が単位利得領域70,76で発生した輝度の正確
に半分の輝度を発生するように、この振幅がビデオ信号
輝度を調整する。マイクロコンピュータのソフトウェア
によって、図4ないし図11に示したのと類似の様式
で、そのモニタ上に、全ランプ処理機能を全体および部
分表示できるようになっていると好ましい。
【0030】標準カーブが適用された場合には、投影画
像を観察することによって、使用者は全体画像を平滑に
するために多くの粗調整を行うことができる。例えば、
平滑カーブは、左右に移動することができる。各オーバ
ーラップまたは継目の中心がその縁よりも明るければ、
2つのカーブの交差点82の振幅を減少することができ
る。図5では、パラメータkが双方のカーブで減少さ
れ、交差点が下がっている。一方、オーバーラップのい
ずれかの側の縁がオーバーラップよりも明るければ、開
始点72,78はさらに互いに離れる方向に移動させる
ことができる。図6では、パラメータvが双方のカーブ
で増加されて、開始点がさらに離れる方向に移動してい
る。1つの投影機またはビデオ信号の輝度に対する減少
特性が他のものと異なっているようであれば、これらの
カーブは独立に調整することもできる。例えば、もし、
中心画像投影機が、左の画像投影機と同じように平滑フ
ァクタに応答しなければ、中心画像26Bの全オーバー
ラップ部分に対する平滑ファクタ振幅を引き下げること
によって補償することができる。図7では、中心カーブ
26Bについてのみパラメータkを減少した。
【0031】関連する特定の表示部分に対して最良の平
滑効果を達成するように各カーブを調整するため、振幅
の上下およびスクリーン上の位置において左右への移動
ができる特定のセットのカーブパラメータがあるとよ
い。好ましい調整可能なパラメータの例が、図8の四角
形のプロットによって示されている。調整可能なパラメ
ータとしては、好ましくは、開始点72,78と、交差
点82と、ゼロ切片74,80と、下方アームの中央の
点84と上方アームの中央の点86とを挙げることがで
きる。使用者がキーボードを用いてこれらのパラメータ
の任意のものを上下左右に移動するように、マイクロコ
ンピュータにプログラムすることができる。任意のカー
ブの傾斜は、これらのパラメータを移動することによっ
て影響を受ける。カーブが再規定されたカーブパラメー
タを滑らかに結んで、カーブの連続性が維持されるよう
に、コンピュータは平滑ファクタを調整することによっ
て標準カーブを再プロットする。再プロットしたカーブ
は、コンピュータによって計算され、かつ平滑装置に送
信された新しいセットの平滑ファクタとなる。この平滑
装置によると、粗調整の結果を直ちにスクリーン上で見
ることができる。マイクロコンピュータは、そのモニタ
上に再プロットしたカーブの図形を表示するようにプロ
グラムされていることが好ましい。
【0032】勿論、レベル粗調整はオーバーラップ領域
に限定されない。ランプ波発生器がスクリーンの全幅を
横切るすべての画素に対する平滑ファクタを記憶するか
ら、平滑ファクタも同様に画像の他の部分に加えること
ができる。例えば、画像を作るため光学レンズに依存し
ている殆どの表示は、画像の中心の方が画像の端方向よ
りも明るい。普通に見ているときには、人間の目は、画
像の縁の方に向かって減少して行く輝度を容易に受け入
れるので問題はない。しかし、いくつか画像が並んで投
影されているとき、目は、3つの画像の中心の方に向か
う輝度の漸次増加を見ると共にオーバーラップ領域の方
へ輝度減少を見る。スクリーンを横切るすべての範囲で
輝度を変えないようにするには、スクリーン中心近くで
カーブパラメータを規定し、各画像の中心の明るさがオ
ーバーラップ領域の明るさを越えなくなるまで、開始点
間でこのパラメータを引き下げることによって達成する
ことができる。中心部のカーブパラメータを引き下げる
と、コンピュータは画像の中心において局部的に最小と
なり、オーバーラップ領域においては開始点に向けて徐
々に増加し、それから再び減少するように平滑ファクタ
を調整してカーブを再プロットしてしまう。
【0033】粗調整が終った後、カーブに沿う個々の点
はそれぞれ調整することが可能である。粗調整操作は、
画像輝度における平滑さと漸進的変化の問題を解決する
のに有効である。しかしながら、多くの投影システムで
は、個々の点の収差特性を表示するにすぎない。結果と
して、ある部分の画像が、他の部分の画像よりも明確に
明るいかまたは暗いということが起こり得る。本発明で
は画像全体を横切って調整を行うことが可能であるが、
前記問題は、オーバーラップ領域に重なる画像の縁に向
かうにつれて、特に共通して見られるようになるもので
ある。画素や画素の特定のグループなどの個々の細部要
素に対する個々の平滑ファクタを微調整するために、マ
イクロコンピュータによってスクリーン上にカーソルが
表示される。好ましくは、粗調整と同様に、マイクロコ
ンピュータは、図9に示されたのと類似の様式で、その
時点で操作されている平滑カーブの図とカーソル88を
モニタ上に表示する。平滑カーブの種々の部分はカーソ
ルを動かすことによって見ることができる。マイクロコ
ンピュータのキーボード上のカーソル移動キーを使用し
て、画像の問題領域の画素を指し示すまでカーソルを移
動することができる。カーソルによって指される画素に
関連する平滑ファクタは、キーボードによって上下に調
整することができ、これによって問題を補償する。近接
する画素は、近接する画素を指すようにカーソルを動か
し、これら近接する画素に対応する平滑ファクタを調整
することによって、調整することができる。この操作
は、全ての可視無関係信号成分が効果的に除かれるかま
たはマスクされるまで続けることができる。この操作
は、1つの投影機のみを用いて1つの特定の画像に対し
て行うことも、すべての投影機を同時に作動させて行う
ことも可能である。1つの投影機だけ使用すると、オー
バーラップ領域に1つの投影機によって作られた無関係
信号成分は、隣りの投影機からのオーバーラップ画像に
影響されることなく、孤立させて修正することができ
る。
【0034】粗調整は、カーソルを用い、いくつかの平
滑ファクタを一緒に調整して行うことも可能である。モ
ニタを使用すると、個々の平滑ファクタに対する調整
は、スクリーン上の見掛け画像の映像変化としてのみな
らず、マイクロコンピュータのモニタ上に表示されたカ
ーブ変化として(図9)示される。粗調整および微調整
操作が終わった後には、最終カーブは、スタートカーブ
として使用された標準カーブとは全く異なっている(例
えば、図10参照)。
【0035】図4ないし図8に示されたカーブは、すべ
ての適用に対して好ましいが、ある場合には、別のカー
ブを適用する方が好ましいこともある。このカーブを概
略的に図11に示す。カーブが投影画像に適用されてい
る最中に、その選択を試行錯誤によって行うことができ
るように、マイクロコンピュータが双方のカーブを発生
するようにプログラムされていることが好ましい。ここ
で説明されているカーブは、図1に示されたような投影
装置においてうまく機能する。他の目的に対してはまた
別のカーブがよりよく機能する場合もある。図11のカ
ーブは下式によって発生することができる。 f(x)=m(x/v)1/g この場合、f(x),m,xおよびvは図4ないし図8
についてのものと同じように規定されており、gはカー
ブの曲率を決定するパラメータである。vおよびgは、
カーブを粗調整するために調整することができる。式 f(x)=(1/2)f(x+1)、但し0≦x≦n で表される変化を重畳することにより、xがゼロに近づ
くに従って、カーブをその終点で変更する。nは標準的
には、最後の8画素に対する平滑ファクタを下方に調整
するように約8が選ばれる。この調整効果は、図11に
明らかに示されている。図4のカーブと同様に、オーバ
ーラップ領域を超える部分は平らである、即ち、f
(x)=mである。
【0036】最終的に調整されたカーブは、マイクロコ
ントローラの不揮発性記憶装置内に記憶され、そしてそ
こに今後の使用のために貯えられる。これらのカーブは
マイクロコンピュータ内に記憶することもできる。マイ
クロコンピュータはランプ波発生器から接続を外して他
のランプ波発生器を較正するのに使用することができ
る。投影装置の電源を入れると、マイクロコントローラ
はその不揮発性メモリ内の記憶された微調整カーブにア
クセスし、これらを各画像チャンネルに対応するカード
内に移送して投影を開始することができる。従来の陰極
線管に基づくビデオ投影機では、投影機の特性が経時的
に変化する。したがって、平滑ファクタは定期的に再較
正することが好ましい。これは、マイクロコンピュータ
を再接続し、前述のように粗調整および微調整をするこ
とにより容易に行うことができる。
【0037】平滑ファクタは個々の投影装置に対して正
確に較正されるのが好ましいが、平滑性が低質であって
も差し支えないのであれば、正確な較正は必要ない。そ
の代わり、単一セットの固定平滑カーブを不揮発性メモ
リ内に記憶することができる。大きな制御に対しては、
種々の投影機、ビデオプレーヤ、およびスクリーンの組
合せに対し標準化したセットの平滑カーブを作成して、
コントローラーカードの不揮発性メモリ内の記憶するこ
とができる。使用される投影装置に対応する平滑カーブ
を選択するために、スイッチを平滑装置のハウジング上
に設けることができる。したがって、使用者は投影機機
構に対して簡単にスイッチをセットし、そして装置を接
続する。すると、適切ではあるが最適ではないランプ処
理機能がビデオ信号に付加される。あるいは、また、平
滑ファクタを焼き込むかまたは何らかの他の方法で永久
的に記憶させた不揮発性メモリを単一の別のチップ上に
設けてもよい。この場合、ランプ処理機能はメモリチッ
プを取り替えることにより変更することができる。
【0038】多くのビデオ信号は各カラーに対して別々
の輝度部分を有している。標準的な国内テレビ規格ビデ
オ投影装置は、赤、緑、青に対し特有の輝度信号を有す
ることになる。標準的投影機は、各カラーに対し種々様
々に動作する。複合画像スクリーンを横切る平滑性が、
主に青または白である画像で最適化されているとき、主
に赤である画像が現れると、その見掛け画像はもはや平
滑のように見えない。標準的投影機では、画像の赤、緑
および青の部分は、投影機の異なる部分よって発生され
るので、各カラーは異なる無関係信号成分および非線形
性を有している。本発明の平滑装置は、ビデオ信号の各
カラー成分に対して別々の輝度調整カードを備えること
もでき、入力バッファーに対する僅かな変更で信号のカ
ラー成分を多重分解する。この態様では、図3に示され
た形式の9つのカードが、1台の3投影機システムに必
要である。各カードは特定のカラーおよび特定の画像に
対して割り当てられる。上述したのと同じ調整操作が各
カラーに適用され、対応する単一のカラーを主体とする
画像またはそのカラーのみから成る画像を投影して平滑
ファクタが調整される。
【0039】図3に示した特定のハードウェア構成は、
本発明を実施するのに必要なものではなく、実施例とし
てのみ示されている。3あるいは9またはそれ以上の輝
度調整カードは、単一のプリント回路板または単一の集
積回路チップに組み入れることができる。コントローラ
ーカードもまた1またはそれ以上の輝度調整カードに組
み込むことができる。上記の実施態様は、対応の柔軟性
に優れている上、既製の構成要素を使用しているので、
好適である。1つのコントローラーカードを有する装置
14は、単一の画像に作用する1つの輝度調整カードと
共に使用することができ、また、多数の画像に作用する
多数のカードと共に使用することもできる。請求の範囲
において、用語「細部要素(detail element)」は、ビ
デオ画像の一部分を表すのに使用されている。この細部
要素は一画素であってもよく、また、ビデオ画像の任意
の他の大きさの部分であってもよい。本発明の範囲内で
種々の他の変更および応用が可能である。上述のこれら
の実施態様に本発明の範囲を限定する意図はなく、請求
の範囲によってのみ限定される意図を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ投影システムのブロック図
である。
【図2】本発明に使用するためのスクリーン上の投影画
像に対する個々の平滑カーブの空間的関係を例示してい
るスクリーンの線図である。
【図3】本発明に係る平滑装置のブロック図である。
【図4】2つの個別ビデオ画像のオーバーラップ部分に
対する2つの平滑カーブの、輝度振幅対画像位置の関数
としてのグラフ図である。
【図5】図4に示した平滑カーブのグラフ図から交差点
が移動した平滑カーブのグラフ図である。
【図6】図4に示した平滑カーブのグラフ図から開始点
が移動した平滑カーブのグラフ図である。
【図7】図4に示した平滑カーブのグラフ図から右側の
カーブの傾斜が増加した平滑カーブのグラフ図である。
【図8】図4に示した平滑カーブにおける、好ましい調
整可能なカーブパラメータの位置を示すグラフ図であ
る。
【図9】細部要素の位置を示すために、スーパーインポ
ーズされたカーソルを有する、1つのビデオ画像の縁に
対する平滑カーブのグラフ図である。
【図10】微調整操作後の2つの画像のオーバーラップ
部分に対する2つの平滑カーブのグラフ図である。
【図11】輝度振幅対画像位置の関数としての2つの別
の平滑カーブのグラフ図である。
【符号の説明】
10A ビデオ信号発生器 10B ビデオ信号発生器 10C ビデオ信号発生器 12 同期装置 14 ランプ波発生器(平滑装置) 16A 投影機 16B 投影機 16C 投影機 18 スクリーン 20 マイクロコンピュータ 22A ビデオ画像 22B ビデオ画像 22C ビデオ画像 24A オーバーラップ領域 24B オーバーラップ領域 26A 平滑カーブ 26B 平滑カーブ 28A 走査線 28B 走査線 28C 走査線 29 コントローラーカード 30A 輝度調整カード 30B 輝度調整カード 30C 輝度調整カード 32 入力ポート 34 入力バッファ 36 同期分離器 38 乗算器 40 フェイズロックループ 42 シーケンサ 44 デュアルポートRAM 46 ディジタル/アナログ変換器 48 出力ドライバ 50 出力ポート 51 制御器 52 カーソル検出器 54 スイッチ 55 マイクロコントローラ 56 データバス 57 不揮発性メモリ 58 インターフェース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月17日(2003.1.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 ビデオ画像が複数の細部要素を有して
いるビデオ信号から作られ、各細部要素が輝度部分を有
しているビデオ画像表示システムにおいて、ビデオ画像
の輝度を平滑にする装置が、 a) ビデオ信号を受信する入力ポートと、 b) 受信したビデオ信号の細部要素を検出し、かつ特
定の細部要素に応答して細部要素識別信号を発生する検
出器と、 c) その各々が特定の細部要素に関連しており、該関
連する細部要素に適用される特定の輝度調整を指示する
平滑ファクタ1つ1つが記憶する複数のレジスタを有
しているメモリと、 d) 細部要素識別信号に応答して、メモリに記憶され
ている、識別された細部要素に関連する平滑ファクタに
アクセスするアドレッサと、 e) アクセスされた平滑ファクタの特定の輝度調整
を、それが関連している細部要素に付加する乗算器と、 f) 結果として得られるビデオ信号を送信する出力ポ
ートと、 g) アクセスされた平滑ファクタを修正し、メモリに
記憶されている平滑ファクタを対応する修正されたファ
クタで置き換える手段と h) 前記平滑ファクタによって示される予め定められ
た輝度調整を検出するカーソル検出器を有し、前記予め
定められた輝度調整に応答するカーソル細部要素を発生
すると共に前記平滑ファクタが関連する細部要素に該カ
ーソル細部要素を重畳するカーソル発生器 とを具備し、
前記ビデオ信号が各細部要素について複数のカラー部分
を有し、各カラー部分が輝度部分を有し、さらに、各平
滑ファクタが特定のカラー部分に関連していることを特
徴とする装置。
【請求項】 前記ビデオ信号が同期信号を具備し、そ
して検出器が同期信号を検出することにより細部要素を
識別する請求項に記載の装置。
【請求項】 前記検出器が、各同期信号に続いて所定
数の識別信号を発生するカウンタを具備している請求項
に記載の装置。
【請求項】 一のビデオ画像の一部分が他のビデオ
画像の一部分にオーバーラップし、ビデオ画像が複数の
細部要素から作られ、各細部要素が輝度部分を有してい
るビデオ複合画像表示システムにおいて、少なくとも1
つのビデオ画像の輝度を平滑にする方法が、 a) 少なくとも1つのビデオ信号を受信すること、 b) 受信したビデオ信号の細部要素を検出し、そして
特定の細部要素に応答して細部要素識別を発生するこ
と、 c) 各々の平滑ファクタが、関連する細部要素に付加
するための特定の輝度調整を有し、細部要素識別が発生
される各細部要素に関連した平滑ファクタを検索するこ
と、 d) 検索した平滑ファクタを関連する細部要素に付加
し、それによって関連した細部要素の輝度部分を調整す
ること、e) 結果として得られるビデオ信号を、離れた場所に
あるディスプレイの少なくとも1つの列に送信すること を含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑方法。
【請求項10】 前記ビデオ信号が、各細部要素につい
複数のカラー部分を含み、各カラー部分が輝度部分を
有し、そして各平滑ファクタが特定のカラー部分に関連
している請求項に記載の方法。
フロントページの続き (72)発明者 ピーター ジェイ.アイノバ アメリカ合衆国,91502 カリフォルニア 州,グレンデール,マリオン ドライブ 1240 (72)発明者 レオナルド デル カスティロ アメリカ合衆国,911205 カリフォルニア 州,サン ディマス,グラスクリーク ド ライブ 1939 (72)発明者 ギャリィ イー.ソンプソン アメリカ合衆国,90027 カリフォルニア 州,ロサンゼルス,ロス ヘェリッツ ブ ールバード,4321 ナンバー 203 Fターム(参考) 5C021 PA17 PA26 PA62 PA67 PA78 PA86 RB03 SA01 5C058 BA24 BB13 EA02 EA03 5C080 BB05 CC03 CC06 DD05 EE19 EE28 GG08 GG09 GG12 JJ02 JJ05 KK43

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の細部要素を具備し、各々の要素が
    輝度部分を有しているビデオ信号から作られるビデオ画
    像の輝度を平滑にする方法において、 a) 各々の平滑ファクタが、それが付加される細部要
    素に関連しており、所定のセットの平滑ファクタを細部
    要素の輝度部分に付加すること、 b) 平滑ファクタにより修正した画像を、表示器上に
    投影すること、 c) 投影された画像の外観に応答して互いに独立に個
    々の平滑ファクタを修正すること、 d) 修正された平滑ファクタを記憶すること を含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑方法。
  2. 【請求項2】 複数の細部要素を具備し、各々の要素が
    輝度部分を有しているビデオ信号から作られるビデオ画
    像の輝度を平滑にする方法において、 a) 適用される各細部要素に関連する平滑ファクタの
    所定のセットをビデオ信号の輝度部分に付加すること、 b) 平滑ファクタにより修正した画像を、表示器上に
    投影すること、 c) 平滑ファクタが関連する細部要素の画像の位置に
    対する平滑ファクタ強度の連続カーブとして平滑ファク
    タの前記セットの少なくとも1部分の図をプロットする
    こと、 d) 前記連続カーブのパラメータを変化すること、 e) 前記カーブの連続性を維持するため平滑ファクタ
    強度を調整することによってカーブを再プロットするこ
    と、 f) 前記調整後に平滑ファクタにより修正した画像を
    表示器上に投影すること を含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑方法。
  3. 【請求項3】 各々の細部要素が輝度部分を有し、複数
    の細部要素を有するビデオ信号からビデオ画像が作られ
    るビデオ画像表示システムにおいて、画像の輝度を平滑
    にする方法が、 a) ビデオ信号を受信すること、 b) 受信したビデオ信号の細部要素を検出し、そして
    特定の細部要素に応答して細部要素識別を発生するこ
    と、 c) 各平滑ファクタが、関連する細部要素に付加する
    ための特定の輝度調整を有し、細部要素識別が発生され
    た各細部要素に関連する平滑ファクタを検索すること、 d) 検索した平滑ファクタを、それが関連している細
    部要素に付加し、それによって関連する細部要素の輝度
    部分を調整すること、 e) その結果得たビデオ信号からビデオ画像を作成す
    ること、 f) 作成されたビデオ画像を表示器に投影すること、
    および g) 投影されたビデオ画像の外観に応答して、検索さ
    れた平滑ファクタを修正すること、 を含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑方法。
  4. 【請求項4】 前記ビデオ信号が同期化信号を含み、そ
    して前記ステップb)におけるビデオ信号の細部要素を
    検出することが、同期信号の検出を含む請求項3に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記細部要素がビデオ信号に連続的に生
    じ、そして前記ステップc)が、平滑ファクタの図を含
    んでいるメモリのシーケンシャルレジスタに連続的にア
    ドレスすることを含む請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ビデオ信号が、各細部要素に対する
    複数のカラー部分を含み、各カラー部分が輝度部分を有
    し、各平滑ファクタが特定のカラー部分に関連している
    請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ビデオ画像が複数の細部要素を有して
    いるビデオ信号から作られ、各細部要素が輝度部分を有
    しているビデオ画像表示システムにおいて、ビデオ画像
    の輝度を平滑にする装置が、 a) ビデオ信号を受信する入力ポートと、 b) 受信したビデオ信号の細部要素を検出し、かつ特
    定の細部要素に応答して細部要素識別信号を発生する検
    出器と、 c) その各々が特定の細部要素に関連しており、該関
    連する細部要素に適用される特定の輝度調整を指示する
    平滑ファクタを、1つ1つが記憶する複数のレジスタを
    有しているメモリと、 d) 細部要素識別信号に応答して、メモリに記憶され
    ている、識別された細部要素に関連する平滑ファクタに
    アクセスするアドレッサと、 e) アクセスされた平滑ファクタの特定の輝度調整
    を、それが関連している細部要素に付加する乗算器と、 f) 結果として得られるビデオ信号を送信する出力ポ
    ートと、 g) アクセスされた平滑ファクタを修正し、メモリに
    記憶されている平滑ファクタを対応する修正されたファ
    クタで置き換える手段と を具備している調整可能な複合画像表示の輝度平滑装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ビデオ信号が同期信号を具備し、そ
    して検出器が同期信号を検出することにより細部要素を
    識別する請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記検出器が、各同期信号に続く所定数
    の識別信号を発生するカウンタを具備している請求項8
    に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ビデオ信号が水平同期信号を具備
    し、そして検出器が、水平同期信号を検出することによ
    り細部要素を識別する請求項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記ビデオ信号が垂直同期信号を具備
    し、そして検出器が、垂直同期信号を検出することによ
    り細部要素を識別する請求項7に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記ビデオ信号細部要素が連続的に受
    信され、細部要素識別信号が連続的に発生され、そして
    アドレッサがメモリの連続的にアドレスする逐次レジス
    タを具備する請求項7に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ビデオ信号がアナログ様式で受信
    され、そして平滑ファクタがディジタル様式で記憶さ
    れ、乗算器がディジタル平滑ファクタをアナログ様式の
    輝度調整に変換するディジタル/アナログ変換器と、変
    換した輝度調整をアナログビデオ信号の対応するアナロ
    グ細部要素部分に乗算する乗算器とを具備している請求
    項7に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記ビデオ信号が、各細部要素に対す
    る複数のカラー部分を具備し、各カラー部分が輝度分を
    有し、そして各平滑ファクタが特定のカラー部分に関連
    している請求項7に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記装置が第2の入力ポートと、検出
    器と、メモリと、アドレッサと、乗算器と、出力ポート
    とを具備して第2のビデオ画像の輝度を平滑にする請求
    項7に記載の装置。
  16. 【請求項16】 ビデオ画像が2つの個別ビデオ信号か
    ら作られ、その信号が複数の細部要素を含み、各々の要
    素が輝度部分を有している、2つの隣接してオーバーラ
    ップしているビデオ画像の輝度を平滑にする方法におい
    て、 a) 各々の平滑ファクタが、それが付加される細部要
    素に関連しており、所定のセットの平滑ファクタを2つ
    のビデオ信号の細部要素の輝度部分に付加すること、 b) 画像を、平滑ファクタにより修正して、表示器上
    に投影すること、 c) 投影した画像の外観に応答して、個々の平滑ファ
    クタを相互に独立に修正すること、 d) 修正された平滑ファクタを記憶すること を含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑方法。
  17. 【請求項17】 ビデオ画像が2つの個別ビデオ信号か
    ら作られ、その信号が複数の細部要素を含み、各々の要
    素が輝度部分を有している2つの隣接してオーバーラッ
    プしているビデオ画像の輝度を平滑にする方法におい
    て、 a) 適用される各細部要素に関連する平滑ファクタの
    所定のセットをビデオ信号の輝度部分に付加すること、 b) 平滑ファクタにより修正した画像を、表示器上に
    投影すること、 c) 平滑ファクタが関連する細部要素の画像の位置に
    対する平滑ファクタ強度の連続カーブとして平滑ファク
    タの前記セットの少なくとも1部分の図をプロットする
    こと、 d) 前記連続カーブのパラメータを変化すること、 e) 前記カーブの連続性を維持するため平滑ファクタ
    強度を調整することによってカーブを再プロットするこ
    と、 f) 前記調整後に平滑ファクタにより修正した画像を
    表示器上に投影すること を含む調整可能な複合画像表示の平滑方法。
  18. 【請求項18】 前記セットの平滑ファクタの少なくと
    も1部分の図形をプロットするステップが、各ビデオ画
    像に対して1組を2つの個別の連続交差カーブとして、
    ビデオ画像のオーバーラップ部分の細部要素に関連した
    平滑ファクタの図形をプロットすることを含む請求項1
    7に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ビデオ信号の各々が、各細部要
    素に対する輝度部分を有している複数のカラー部分を含
    み、そして各々の平滑ファクタが特定のカラー部分の輝
    度部分に関連している請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 一方のビデオ画像の一部分が他方のビ
    デオ画像の一部分にオーバーラップし、ビデオ画像が複
    数の細部要素から作られ、各細部要素が輝度部分を有し
    ているビデオ複合画像表示システムにおいて、少なくと
    も1つのビデオ画像の輝度を平滑にする方法が、 a) 少なくとも1つのビデオ信号を受信すること、 b) 受信したビデオ信号の細部要素を検出し、そして
    特定の細部要素に応答して細部要素識別を発生するこ
    と、 c) 各々の平滑ファクタが、関連する細部要素に付加
    するための特定の輝度調整を有し、細部要素識別が発生
    される各細部要素に関連した平滑ファクタを検索するこ
    と、 d) 検索した平滑ファクタを関連する細部要素に付加
    し、それによって関連した細部要素の輝度部分を調整す
    ること、 e) 結果として得られた少なくとも1つのビデオ信号
    から少なくとも1つのビデオ画像を作成すること、 f) 作成された少なくとも1つのビデオ画像を表示器
    に投影すること、および g) 投影された少なくともビデオ画像の外観に応答し
    て、検索された平滑ファクタを修正すること、 を含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑方法。
  21. 【請求項21】 前記ビデオ信号が、各細部要素に対す
    る複数のカラー部分を含み、各カラー部分が輝度部分を
    有し、そして各平滑ファクタが特定のカラー部分に関連
    している請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 その各々が輝度成分を有する複数の細
    部要素を有する、2つの別個のビデオ信号から作られる
    2つのオーバーラップするビデオ画像の輝度を平滑にす
    る装置において、ビデオ信号を受信する入力ポートと、
    各平滑ファクタが細部要素に関連しており、所定のセッ
    トの平滑ファクタを記憶するメモリと、平滑ファクタを
    それが関連している細部要素に付加する乗算器と、乗算
    したビデオ信号を送信する出力ポートと、選択した平滑
    ファクタを修正し、メモリ内に記憶した平滑ファクタ
    を、対応する変換した平滑ファクタと取替える機能とを
    含む調整可能な複合画像表示の輝度平滑装置。
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