JP2003257761A - 積層体の製造方法と製造装置 - Google Patents
積層体の製造方法と製造装置Info
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- JP2003257761A JP2003257761A JP2002060021A JP2002060021A JP2003257761A JP 2003257761 A JP2003257761 A JP 2003257761A JP 2002060021 A JP2002060021 A JP 2002060021A JP 2002060021 A JP2002060021 A JP 2002060021A JP 2003257761 A JP2003257761 A JP 2003257761A
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面に感熱性接着剤の塗布された金属薄板を
所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積層装置
内に積層、位置決め、加圧して、加熱し単板上の感熱性
接着剤を溶融し、単板を相互に接着してブロック化する
積層体の製造装置において、コンパクトな構成の加熱装
置で、積層、位置決め、加圧された積層単板の必要箇所
のみを部分的に加熱することができる製造装置を提供す
る。 【解決手段】 積層容器１８中に積層した単板１７を積
層容器１８の内壁に形成した通風通路２０に流れる熱風
により加熱し、単板１７上の感熱性接着剤を加熱溶融し
て単板１７を相互に接着することにより、単板１７の積
層ブロックを得る。
所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積層装置
内に積層、位置決め、加圧して、加熱し単板上の感熱性
接着剤を溶融し、単板を相互に接着してブロック化する
積層体の製造装置において、コンパクトな構成の加熱装
置で、積層、位置決め、加圧された積層単板の必要箇所
のみを部分的に加熱することができる製造装置を提供す
る。 【解決手段】 積層容器１８中に積層した単板１７を積
層容器１８の内壁に形成した通風通路２０に流れる熱風
により加熱し、単板１７上の感熱性接着剤を加熱溶融し
て単板１７を相互に接着することにより、単板１７の積
層ブロックを得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、珪素鋼板等の金属
板から打抜いた単板を積層して構成するモータやトラン
スの積層鉄心等の積層体の製造方法と製造装置に関する
ものである。
板から打抜いた単板を積層して構成するモータやトラン
スの積層鉄心等の積層体の製造方法と製造装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、モータやトランス等の積層鉄心を
製造するには、図３に示す積層鉄心の製造装置の概略構
成図のように、片面または両面に感熱性接着剤を塗布し
た薄板鋼板１をポンチ２とダイ３よりなるプレスによっ
て所定形状に連続的に打抜き、打抜かれた単板４を、ブ
ロック化するまでの間、プレスの下方に設けられたマガ
ジン５内に次々と積層し、積層が所定の枚数に達する
と、紙や合成樹脂等のスペーサ６を単板４の間に挿入積
層し、マガジン５内に積層された単板４が位置決め、加
圧された後、積層した単板４を固定するため、マガジン
５の外周を取り巻くように設けられたコイル状の加熱ヒ
ータ７により積層した単板４を加熱して単板４上の感熱
性接着剤を溶融し、スペーサ６で分離された枚数毎の単
板４のブロック化を行っていた（特開昭５４−５０９１
９号参照）。
製造するには、図３に示す積層鉄心の製造装置の概略構
成図のように、片面または両面に感熱性接着剤を塗布し
た薄板鋼板１をポンチ２とダイ３よりなるプレスによっ
て所定形状に連続的に打抜き、打抜かれた単板４を、ブ
ロック化するまでの間、プレスの下方に設けられたマガ
ジン５内に次々と積層し、積層が所定の枚数に達する
と、紙や合成樹脂等のスペーサ６を単板４の間に挿入積
層し、マガジン５内に積層された単板４が位置決め、加
圧された後、積層した単板４を固定するため、マガジン
５の外周を取り巻くように設けられたコイル状の加熱ヒ
ータ７により積層した単板４を加熱して単板４上の感熱
性接着剤を溶融し、スペーサ６で分離された枚数毎の単
板４のブロック化を行っていた（特開昭５４−５０９１
９号参照）。
【０００３】また、単板の加熱の別の方法として、高周
波電磁誘導加熱を用いる方法も考えられており、図４に
示す積層鉄心の製造装置の概略構成図のように、片面ま
たは両面に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼板８をポンチ
９とダイ１０よりなるプレス１１に間欠的に送り、所定
形状の単板１２に打抜き、打抜いた単板１２をダイ１０
の中を通ってダイ１０下方の背圧ブロック１３の中に落
下させ、整列積層し、背圧ブロック１３の中に整列積層
された単板１２は、弾性体のパッド１４により背圧ピー
ス１５を介して周囲から加圧され、さらに、ポンチ９の
圧力によって背圧ブロック１３の中に送り込まれ、単板
１２同士は緩みなく密着し、その状態で、背圧ブロック
１３の外周を取り巻くように設けられたコイル状の誘導
加熱装置１６で、背圧ブロック１３の中に密着積層され
た単板１２を誘導加熱することにより、単板１２上の感
熱性接着剤を溶融し、単板１２のブロック化を行ってい
る。
波電磁誘導加熱を用いる方法も考えられており、図４に
示す積層鉄心の製造装置の概略構成図のように、片面ま
たは両面に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼板８をポンチ
９とダイ１０よりなるプレス１１に間欠的に送り、所定
形状の単板１２に打抜き、打抜いた単板１２をダイ１０
の中を通ってダイ１０下方の背圧ブロック１３の中に落
下させ、整列積層し、背圧ブロック１３の中に整列積層
された単板１２は、弾性体のパッド１４により背圧ピー
ス１５を介して周囲から加圧され、さらに、ポンチ９の
圧力によって背圧ブロック１３の中に送り込まれ、単板
１２同士は緩みなく密着し、その状態で、背圧ブロック
１３の外周を取り巻くように設けられたコイル状の誘導
加熱装置１６で、背圧ブロック１３の中に密着積層され
た単板１２を誘導加熱することにより、単板１２上の感
熱性接着剤を溶融し、単板１２のブロック化を行ってい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の積層体の製造方法と製造装置において、積層、位置
決め、加圧された単板を加熱ヒータで加熱する場合、加
熱ヒータはその取扱上、絶縁体で覆うことが必要であ
り、加熱する単板の外形が円板状等の簡単な形状でな
く、コ字状等の入り組んだ複雑な形状である場合、絶縁
体で覆われ細かく曲げることが困難な加熱ヒータを単板
の外形に沿わせて這わせることは難しかった。
来の積層体の製造方法と製造装置において、積層、位置
決め、加圧された単板を加熱ヒータで加熱する場合、加
熱ヒータはその取扱上、絶縁体で覆うことが必要であ
り、加熱する単板の外形が円板状等の簡単な形状でな
く、コ字状等の入り組んだ複雑な形状である場合、絶縁
体で覆われ細かく曲げることが困難な加熱ヒータを単板
の外形に沿わせて這わせることは難しかった。
【０００５】また、積層、位置決め、加圧された単板を
コイル状の誘導加熱装置で加熱する場合、電磁誘導コイ
ルの導線の太さは加熱する温度に合わせた太さを要し、
加熱する積層単板毎に専用の電磁誘導コイルが必要にな
り、また、電磁誘導コイルの導線が太い場合は、前記加
熱ヒータの場合と同様、複雑な形状の積層単板の外形に
沿わせることは難しかった。さらに、コイル状の誘導加
熱装置で加熱する場合は、電磁誘導コイルは加熱する積
層単板の周囲全体を巻回するように、配置しなければな
らず、そのため、積層単板の周囲には電磁誘導コイルを
コイル状に巻くスペースを設ける必要があり、構造も複
雑なものとなった。
コイル状の誘導加熱装置で加熱する場合、電磁誘導コイ
ルの導線の太さは加熱する温度に合わせた太さを要し、
加熱する積層単板毎に専用の電磁誘導コイルが必要にな
り、また、電磁誘導コイルの導線が太い場合は、前記加
熱ヒータの場合と同様、複雑な形状の積層単板の外形に
沿わせることは難しかった。さらに、コイル状の誘導加
熱装置で加熱する場合は、電磁誘導コイルは加熱する積
層単板の周囲全体を巻回するように、配置しなければな
らず、そのため、積層単板の周囲には電磁誘導コイルを
コイル状に巻くスペースを設ける必要があり、構造も複
雑なものとなった。
【０００６】さらに、コイル状の誘導加熱装置で加熱す
る場合は、電磁誘導コイルが巻かれた積層単板全体が誘
導加熱されるものであるため、積層単板の特定部分のみ
を他部分より昇温することは困難であり、積層単板全体
を昇温させ積層単板全体が高温になり、装置から積層単
板を取り出した後、冷却に時間を要し、その後の製品組
立工程に影響を与えることになった。
る場合は、電磁誘導コイルが巻かれた積層単板全体が誘
導加熱されるものであるため、積層単板の特定部分のみ
を他部分より昇温することは困難であり、積層単板全体
を昇温させ積層単板全体が高温になり、装置から積層単
板を取り出した後、冷却に時間を要し、その後の製品組
立工程に影響を与えることになった。
【０００７】本発明は上記の課題を解決するもので、接
着剤の塗布された金属単板を積層して加熱し、単板上の
接着剤を溶融して積層単板のブロック化を行う積層体の
製造方法と製造装置において、加熱する単板の外形が複
雑な形状であっても、コンパクトな構成の加熱装置で必
要箇所のみを部分的に加熱することのできる積層体の製
造方法と製造装置を提供するものである。
着剤の塗布された金属単板を積層して加熱し、単板上の
接着剤を溶融して積層単板のブロック化を行う積層体の
製造方法と製造装置において、加熱する単板の外形が複
雑な形状であっても、コンパクトな構成の加熱装置で必
要箇所のみを部分的に加熱することのできる積層体の製
造方法と製造装置を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、表面に感熱性接着剤の塗布された金属
薄板を所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積
層装置内に積層、位置決め、加圧して、積層装置内の通
風通路を通る熱風により、単板上の感熱性接着剤を溶融
し、単板を相互に接着してブロック化する積層体の製造
方法であり、コンパクトな構成の加熱装置で、積層、位
置決め、加圧された積層単板の必要箇所のみを部分的に
加熱することができるものである。
めに、本発明は、表面に感熱性接着剤の塗布された金属
薄板を所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積
層装置内に積層、位置決め、加圧して、積層装置内の通
風通路を通る熱風により、単板上の感熱性接着剤を溶融
し、単板を相互に接着してブロック化する積層体の製造
方法であり、コンパクトな構成の加熱装置で、積層、位
置決め、加圧された積層単板の必要箇所のみを部分的に
加熱することができるものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、表面に感熱性接着剤の塗布された金属薄板を所定の
大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積層装置内に積
層、位置決め、加圧して、積層装置内の通風通路を通る
熱風により、単板上の感熱性接着剤を溶融し、単板を相
互に接着してブロック化する積層体の製造方法であり、
積層装置内の通風通路を通る熱風は積層単板の如何なる
形状にも応じて、積層単板の必要箇所のみを部分的に加
熱し、単板上の感熱性接着剤を溶融できるという作用を
有する。
は、表面に感熱性接着剤の塗布された金属薄板を所定の
大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積層装置内に積
層、位置決め、加圧して、積層装置内の通風通路を通る
熱風により、単板上の感熱性接着剤を溶融し、単板を相
互に接着してブロック化する積層体の製造方法であり、
積層装置内の通風通路を通る熱風は積層単板の如何なる
形状にも応じて、積層単板の必要箇所のみを部分的に加
熱し、単板上の感熱性接着剤を溶融できるという作用を
有する。
【００１０】本発明の請求項２に記載の発明は、表面に
感熱性接着剤の塗布された金属薄板を所定の大きさの単
板に打抜き、打抜いた単板をその内部に積層、位置決
め、加圧する積層装置内に熱風を通す通風通路を形成し
た積層体の製造装置であり、積層装置内の熱風を通す通
風通路により、複雑な形状の積層単板に対しても、加熱
することができ、積層単板の特定部分のみを加熱するこ
とができるという作用を有する。
感熱性接着剤の塗布された金属薄板を所定の大きさの単
板に打抜き、打抜いた単板をその内部に積層、位置決
め、加圧する積層装置内に熱風を通す通風通路を形成し
た積層体の製造装置であり、積層装置内の熱風を通す通
風通路により、複雑な形状の積層単板に対しても、加熱
することができ、積層単板の特定部分のみを加熱するこ
とができるという作用を有する。
【００１１】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【００１２】（実施の形態）図１は本発明の実施の形態
における積層体の製造装置の上断面図、図２は図１のＡ
−Ａ線における側断面図であり、１７は片面または両面
に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼板からポンチとダイよ
りなるプレスにより、所定形状に打抜かれた単板、１８
は前記所定形状に打抜かれた単板１７を積層する中央孔
１９を有する積層容器、２０は前記積層容器１８の中央
孔１９の、積層した単板１７と接する内壁に形成した熱
風の通風通路、２１は前記通風通路２０に外部から熱風
を送り込むために、積層容器１８を貫通して通風通路２
０に接続した通風通路であり、上記構成の積層体の製造
装置により所定枚数の単板１７の積層ブロックを得るに
は、薄板鋼板からをポンチとダイよりなるプレスにより
所定形状に打抜かれた単板１７を、積層容器１８の中央
孔１９中に積層、位置決め、加圧した後、外部からの熱
風を積層容器１８を貫通した通風通路２１を通じて、積
層容器１８の内壁に形成した通風通路２０に流すことに
より、積層容器１８中に積層した単板１７を加熱し、単
板１７上の感熱性接着剤を加熱溶融して単板１７を相互
に接着することにより、単板１７の積層ブロックを得る
ものである。
における積層体の製造装置の上断面図、図２は図１のＡ
−Ａ線における側断面図であり、１７は片面または両面
に感熱性接着剤を塗布した薄板鋼板からポンチとダイよ
りなるプレスにより、所定形状に打抜かれた単板、１８
は前記所定形状に打抜かれた単板１７を積層する中央孔
１９を有する積層容器、２０は前記積層容器１８の中央
孔１９の、積層した単板１７と接する内壁に形成した熱
風の通風通路、２１は前記通風通路２０に外部から熱風
を送り込むために、積層容器１８を貫通して通風通路２
０に接続した通風通路であり、上記構成の積層体の製造
装置により所定枚数の単板１７の積層ブロックを得るに
は、薄板鋼板からをポンチとダイよりなるプレスにより
所定形状に打抜かれた単板１７を、積層容器１８の中央
孔１９中に積層、位置決め、加圧した後、外部からの熱
風を積層容器１８を貫通した通風通路２１を通じて、積
層容器１８の内壁に形成した通風通路２０に流すことに
より、積層容器１８中に積層した単板１７を加熱し、単
板１７上の感熱性接着剤を加熱溶融して単板１７を相互
に接着することにより、単板１７の積層ブロックを得る
ものである。
【００１３】なお、上記では積層容器１８の内壁に熱風
の通風通路２０を形成したが、積層容器を２重筒状にし
て、内筒を外筒から抜き離して内筒の外壁に通風通路を
形成した後、内筒を外筒に挿入すれば、積層容器の内壁
に通風通路を形成する場合よりも容易に積層容器に通風
通路を形成することができるものである。
の通風通路２０を形成したが、積層容器を２重筒状にし
て、内筒を外筒から抜き離して内筒の外壁に通風通路を
形成した後、内筒を外筒に挿入すれば、積層容器の内壁
に通風通路を形成する場合よりも容易に積層容器に通風
通路を形成することができるものである。
【００１４】以上のように、本実施の形態における積層
体の製造装置によれば、積層容器１８中に積層した単板
１７を積層容器１８の内壁に形成した通風通路２０に流
れる熱風により加熱するものであるため、加熱ヒータお
よび誘導加熱装置で加熱する場合のように積層単板の形
状に対応できないということがなくなり、外形がコ字状
のような複雑な積層単板の場合でも、通風通路２０を積
層単板の外形に細かく沿わせることができ、積層単板の
端面から通風通路２０までの距離をどの部分においても
一定にすることができ、従って、積層単板をむらなく均
一に加熱するすることができる。また、従来のように、
電磁誘導コイルを積層した単板１７の周囲全体に巻く必
要がなく、コンパクトな構成で必要箇所のみを部分的に
加熱することができるので、積層した単板１７全体の昇
温を抑えることができ、積層体取り出し後の積層体冷却
時間を短縮化でき、製品組立工程に影響を与えることが
なくなるものである。
体の製造装置によれば、積層容器１８中に積層した単板
１７を積層容器１８の内壁に形成した通風通路２０に流
れる熱風により加熱するものであるため、加熱ヒータお
よび誘導加熱装置で加熱する場合のように積層単板の形
状に対応できないということがなくなり、外形がコ字状
のような複雑な積層単板の場合でも、通風通路２０を積
層単板の外形に細かく沿わせることができ、積層単板の
端面から通風通路２０までの距離をどの部分においても
一定にすることができ、従って、積層単板をむらなく均
一に加熱するすることができる。また、従来のように、
電磁誘導コイルを積層した単板１７の周囲全体に巻く必
要がなく、コンパクトな構成で必要箇所のみを部分的に
加熱することができるので、積層した単板１７全体の昇
温を抑えることができ、積層体取り出し後の積層体冷却
時間を短縮化でき、製品組立工程に影響を与えることが
なくなるものである。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明の積層体の製造方
法と製造装置によれば、加熱する積層単板の近傍には熱
風が通過する通風通路のみで、加熱源となるコイル等の
熱源はなく、装置自体の構成をシンプルでかつコンパク
トにすることができ、通風通路は熱風を通過できればよ
いので、コイルを挿入できないような複雑な積層体の場
合でも、その積層体の形状に合わせた形状の通風通路を
設けることができ、また、通風通路を任意の位置に設
け、熱風の積層体への接触位置、すなわち、積層体の加
熱部分を任意に選ぶことができ、積層体の昇温を部分的
にできるので、積層体全体が昇温して高温になり、積層
体を装置から取り出した後、冷却に長時間を要し、その
後の組み立て作業等に悪影響を与えるということがなく
なるものである。
法と製造装置によれば、加熱する積層単板の近傍には熱
風が通過する通風通路のみで、加熱源となるコイル等の
熱源はなく、装置自体の構成をシンプルでかつコンパク
トにすることができ、通風通路は熱風を通過できればよ
いので、コイルを挿入できないような複雑な積層体の場
合でも、その積層体の形状に合わせた形状の通風通路を
設けることができ、また、通風通路を任意の位置に設
け、熱風の積層体への接触位置、すなわち、積層体の加
熱部分を任意に選ぶことができ、積層体の昇温を部分的
にできるので、積層体全体が昇温して高温になり、積層
体を装置から取り出した後、冷却に長時間を要し、その
後の組み立て作業等に悪影響を与えるということがなく
なるものである。
【００１６】さらに、空気を加熱して熱風を作る熱源装
置は、積層体の製造装置と別装置であるため、異なる機
種用の積層体の製造装置に対しても、同一の熱源装置を
使用でき、機種切り替え操作を簡単にできる等の数多く
の効果を有するものである。
置は、積層体の製造装置と別装置であるため、異なる機
種用の積層体の製造装置に対しても、同一の熱源装置を
使用でき、機種切り替え操作を簡単にできる等の数多く
の効果を有するものである。
【図１】本発明の実施の形態における積層体の製造装置
の上断面図
の上断面図
【図２】図１のＡ−Ａ線における側断面図
【図３】従来の積層鉄心の製造装置の概略構成図
【図４】図３と異なる従来の積層鉄心の製造装置の概略
構成図
構成図
１，８ 薄板鋼板
２，９ ポンチ
３，１０ ダイ
４，１２，１７ 単板
５ マガジン
６ スペーサ
７ 加熱ヒータ
１１ プレス
１３ 背圧ブロック
１４ 弾性体のパッド
１５ 背圧ピース
１６ 誘導加熱装置
１８ 積層容器
１９ 中央孔
２０，２１ 通風通路
Claims (2)
- 【請求項１】 表面に感熱性接着剤の塗布された金属薄
板を所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板を積層
装置内に積層、位置決め、加圧して、積層装置内の通風
通路を通る熱風により、単板上の感熱性接着剤を溶融
し、単板を相互に接着してブロック化する積層体の製造
方法。 - 【請求項２】 表面に感熱性接着剤の塗布された金属薄
板を所定の大きさの単板に打抜き、打抜いた単板をその
内部に積層、位置決め、加圧する積層装置内に熱風を通
す通風通路を形成した積層体の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002060021A JP2003257761A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 積層体の製造方法と製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002060021A JP2003257761A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 積層体の製造方法と製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003257761A true JP2003257761A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28669501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002060021A Pending JP2003257761A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 積層体の製造方法と製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003257761A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007059819A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Kuroda Precision Ind Ltd | 金属薄板積層体の製造装置 |
| JP2011082584A (ja) * | 2011-01-25 | 2011-04-21 | Kuroda Precision Ind Ltd | 金属薄板積層体の製造装置 |
| CN114785060A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-07-22 | 江阴华新精密科技股份有限公司 | 采用点胶叠层的电机定转子铁芯冲压级进模及点胶工艺 |
-
2002
- 2002-03-06 JP JP2002060021A patent/JP2003257761A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007059819A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Kuroda Precision Ind Ltd | 金属薄板積層体の製造装置 |
| JP4732071B2 (ja) * | 2005-08-26 | 2011-07-27 | 黒田精工株式会社 | 金属薄板積層体の製造装置 |
| JP2011082584A (ja) * | 2011-01-25 | 2011-04-21 | Kuroda Precision Ind Ltd | 金属薄板積層体の製造装置 |
| CN114785060A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-07-22 | 江阴华新精密科技股份有限公司 | 采用点胶叠层的电机定转子铁芯冲压级进模及点胶工艺 |
| US12009710B2 (en) | 2022-03-09 | 2024-06-11 | Jiangyin Huaxin Precision Technology Co., Ltd. | Stamping progressive die for stator and rotor core of motor using adhesive dispensing lamination, and adhesive dispensing process |
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