JP2003257611A - 内径面誘導加熱コイル - Google Patents
内径面誘導加熱コイルInfo
- Publication number
- JP2003257611A JP2003257611A JP2002054057A JP2002054057A JP2003257611A JP 2003257611 A JP2003257611 A JP 2003257611A JP 2002054057 A JP2002054057 A JP 2002054057A JP 2002054057 A JP2002054057 A JP 2002054057A JP 2003257611 A JP2003257611 A JP 2003257611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner diameter
- heating coil
- induction heating
- diameter surface
- surface induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/36—Coil arrangements
- H05B6/38—Coil arrangements specially adapted for fitting into hollow spaces of workpieces
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/02—Induction heating
- H05B6/36—Coil arrangements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/06—Surface hardening
- C21D1/09—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation
- C21D1/10—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation by electric induction
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/08—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Induction Heating (AREA)
Abstract
などの筒状形状部位の内径側を効率良く加熱することが
できるようにした内径面誘導加熱コイルを提供する。 【解決手段】部材に形成された筒状形状部位の軸方向を
中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加熱
する内径面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成
された中空のケース12と、上記ケース12の内部に配
設された薄板状の導体よりなり高周波電流を印加される
加熱部材14とを有する。
Description
イルに関し、さらに詳細には、円筒状などの筒状形状を
備えた物体の該筒状形状部位において、該筒状形状部位
の軸方向を中心とした内径側(内側)に位置する面であ
る内径面(内周面)を誘導加熱することにより、焼き嵌
めや焼き入れを行う際に用いて好適な内径面誘導加熱コ
イルに関し、特に、回転機器用のローターの焼き嵌め
や、穴の開いた部品の焼き入れなどに用いて好適な内径
面誘導加熱コイルに関する。
状形状部位の軸方向を中心とした内径側(内側)に位置
する面である内径面(内周面)(以下、単に「内径面」
と適宜に称する。)を誘導加熱することができるように
して、焼き嵌めや焼き入れを行う際に用いることが可能
な内径面誘導加熱コイルが知られている。
内径面誘導加熱コイルの一例が示されている。ここで、
図1は従来の内径面誘導加熱コイルの一部を破断して示
した概念構成説明図であり、図2はパイプ状加熱コイル
(後述する。)の概略構成斜視図である。
は、パイプ形状を備えた導体(例えば、銅などの金属で
ある。)をコイル状に巻回して成形したパイプ状加熱コ
イル102と、パイプ状加熱コイル102に高周波電流
を印加するための高周波電流源104と、パイプ状加熱
コイル102の一方の端部102aと高周波電流源10
4とを電気的に接続する線路106と、パイプ状加熱コ
イル102の他方の端部102bと高周波電流源104
とを電気的に接続する線路108とを有して構成されて
いる。
部、即ち、パイプ状加熱コイル102を形成するパイプ
内を、冷却水が流れるように構成されている。
ル100により筒状部位として穴110aを形成された
被加熱物110の内径面110aaを誘導加熱するに
は、図1に示すように、被加熱物110に形成された穴
110a内にパイプ状加熱コイル102を挿入し、高周
波電流源104により線路106、108を介してパイ
プ状加熱コイル102に高周波電流を印加する。これに
より、被加熱物110に誘導電流を発生させ、内径面1
10aaを誘導加熱する。
波電流を印加することにより当該パイプ状加熱コイル1
02に発生した熱は、パイプ状加熱コイル102の内部
を流れる冷却水で冷却するようになされている。
れる高周波電流は、パイプ状加熱コイル102の外側
(外径側)よりも内側(内径側)に多く流れることにな
る。このため、従来の内径面誘導加熱コイル100にお
いては、電流が多く流れているパイプ状加熱コイル10
2の部位と被加熱部位である内径面110aaとの間の
距離dが大きくなり、被加熱部位である内径面110a
aに対する加熱効率が良くないという問題点があった。
により内径面110aaを加熱する際には、被加熱物1
10の穴110a内にパイプ状加熱コイル102を挿入
するため、穴110aの径が小さい場合には、パイプ状
加熱コイル102を形成するパイプの内径も小さくする
必要がある。ところが、パイプ状加熱コイル102を形
成するパイプの内径を細くすると、パイプ状加熱コイル
102の内部に冷却水を大量に流すことができなくなっ
て、パイプ状加熱コイル102を十分に冷却することが
困難となり、ひいてはパイプ状加熱コイル102に大容
量の電流を印加することができなくなるという問題点が
あった。
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、加熱効率を向上させ、
被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を
効率良く加熱することができるようにした内径面誘導加
熱コイルを提供しようとするものである。
量の電流を印加して大出力で加熱することを可能にし
て、被加熱物に形成された穴などの筒状形状部位の内径
側を従来よりも大きな出力で加熱することができるよう
にした内径面誘導加熱コイルを提供しようとするもので
ある。
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、部材に形成
された筒状形状部位の軸方向を中心とした内径側に位置
する面である内径面を誘導加熱する内径面誘導加熱コイ
ルにおいて、絶縁体により形成された中空のケースと、
上記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高
周波電流を印加される加熱部材とを有するようにしたも
のである。
明によれば、電流が多く流れている加熱部材の部位と被
加熱部位との間の距離dを、パイプ状加熱コイルを用い
た従来の内径面誘導加熱コイルと比較すると著しく小さ
くすることができるので、被加熱部位に対する加熱効率
を著しく向上することができる。従って、本発明のうち
請求項1に記載の発明によれば、被加熱物に形成された
穴などの筒状形状部位の内径側を、効率良く加熱するこ
とができるようになる。
は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向を中心とし
た内径側に位置する面である内径面を誘導加熱する内径
面誘導加熱コイルにおいて、絶縁体により形成された中
空のケースと、上記ケースの内部に配設された導体より
なり高周波電流を印加される加熱部材とを有し、上記加
熱部材を配設した上記ケースの内部に冷却水を供給する
ようにしたものである。
明によれば、加熱部材を配設した上記ケースの内部に冷
却水を大量に供給することができるので、大量の冷却水
によって効率よく冷却することができる。従って、従来
の内径面誘導加熱コイルと比較すると、より多くの高周
波電流を加熱部材に流すことが可能になり、大容量の電
流を印加して大出力で加熱することでき、被加熱物に形
成された穴などの筒状形状部位の内径側を従来よりも大
きな出力で加熱することができるようになる。
は、本発明うち請求項2に記載の発明において、上記加
熱部材は薄板状の導体よりなるようにしたものである。
は、本発明うち請求項1に記載の発明において、上記ケ
ースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形成され
た絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と細径の
外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカバー部
材とよりなるようにしたものである。
は、本発明うち請求項2または請求項3のいずれか1項
に記載の発明において、上記ケースは、板状部の略中央
部位に内径側突出部が形成された絶縁体よりなるベース
部材と、大径の膨出部と細径の外径側突出部とを備えた
絶縁体よりなる中空のカバー部材とよりなるようにした
ものである。
は、本発明うち請求項1または請求項4のいずれか1項
に記載の発明において、さらに、上記加熱部材の内径側
の略中心に位置する中心導体としてパイプ形状を備えた
導体を有し、上記導体は軸方向に延長するスリットを形
成されるようにしたものである。
は、本発明うち請求項2、請求項3または請求項5のい
ずれか1項に記載の発明において、さらに、上記加熱部
材の内径側の略中心に位置する中心導体としてパイプ形
状を備えた導体を有し、上記導体は軸方向に延長するス
リットを形成されるようにしたものである。
は、本発明うち請求項1、請求項4または請求項6のい
ずれか1項に記載の発明において、上記加熱部材は、コ
イル状に巻回して成形してなるようにしたものである。
は、本発明うち請求項2、請求項3、請求項5または請
求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記加熱
部材は、コイル状に巻回して成形してなるようにしたも
のである。
明は、本発明うち請求項1、請求項4または請求項6の
いずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、
上記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方
向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形
してなるようにしたものである。
明は、本発明うち請求項2、請求項3、請求項5または
請求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記加
熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方向に延
長する延長部を形成するようにして巻回して成形してな
るものである。
発明による内径面誘導加熱コイルの実施の形態の一例を
詳細に説明するものとする。
イルの実施の形態の一例の一部を破断して示した概念構
成説明図が示されている。
0は、絶縁体(例えば、プラスチックなどである。)よ
りなる中空のケース12と、ケース12の内部に配設さ
れた導体(例えば、銅などの金属である。)よりなる加
熱部材14と、ケース12に挿通されたパイプ形状の導
体(例えば、銅などの金属である。)よりなる第1導体
パイプ16と、ケース12に挿通されたパイプ形状の導
体(例えば、銅などの金属である。)よりなる第2導体
パイプ18と、加熱部材14に高周波電流を印加するた
めの高周波電流源20と、加熱部材14と第1導体パイ
プ16とを電気的に接続する線路22と、加熱部材14
と第2導体パイプ18とを電気的に接続する線路24
と、第1導体パイプ16と高周波電流源20とを電気的
に接続する線路26と、第2導体パイプ18と高周波電
流源20とを電気的に接続する線路28とを有して構成
されている。
1(後述する。)とカバー部材12−2(後述する。)
とを緊密に結合するボルトであり、符号34はベース部
材12−1とカバー部材12−2との間を水密に保持す
るOリングであり、符号36はベース部材12−1と第
1導体パイプ16との間を水密に保持するOリングであ
り、符号38はベース部材12−1と第2導体パイプ1
8との間を水密に保持するOリングである。
の略中央部位に内径側突出部12−1bが形成された絶
縁体よりなるベース部材12−1と、大径の膨出部12
−2aと細径の外径側突出部12−2bとを備えた絶縁
体よりなる中空のカバー部材12−2とより構成されて
いる。即ち、ケース12は、ベース部材12−1とカバ
ー部材12−2とに2分割可能である。
12−2とは、ベース部材12−1の内径側突出部12
−1bをカバー部材12−2の外径側突出部12−2b
により被覆するように配置して、ボルト30、32によ
り両者を緊密に固定してケース12を構成した際に、内
径側突出部12−1bと膨出部12−2aとの間に所定
の空間Aが形成されるとともに、内径側突出部12−1
bと外径側突出部12−2bとの間に空間Aよりも狭い
所定の空間Bが形成されるように寸法設定されている。
2−2と間にはOリング34が配設されていて、ボルト
30、32によりベース部材12−1とカバー部材12
−2とを緊密に固定してケース12を構成した際に、ベ
ース部材12−1とカバー部材12−2との間が水密に
保持されるようになされている。
材12−1とカバー部材12−2とを緊密に固定してケ
ース12を構成した際に形成される空間B内において
は、カバー部材12−2の外径側突出部12−2bの内
側面12−2bbに、加熱部材14が配設されている。
この加熱部材14は、薄板状の導体をコイル状に巻回し
て成形してなるものであり、図2に示す従来のパイプ状
加熱コイル102と同様な形状に形成されている。
4は薄板状の形状であるので、高周波電流源20により
印加された高周波電流が加熱部材14に流れる際に、電
流が多く流れる内側(内径側)の部位と被加熱部位であ
る内径面40aa(後述する。)との間の距離dを、従
来のパイプ状加熱コイル102の場合と比較すると著し
く小さくすることができる。
12−1bを貫通するようにして孔12−1bbが穿設
されている。この孔12−1bb内には、加熱部材14
の内径側の略中心に位置する中心導体として第1導体パ
イプ16が挿通されている。第1導体パイプ16の一方
の端部16aはケース12の外部に位置し、第1導体パ
イプ16の他方の端部16bはケース12の内部の空間
B内に位置している。
端部18aをケース12の外部に位置し、他方の端部1
8bをケース12の内部の空間A内に位置するようにし
て、ベース部材12−1の板状部12−1aに挿通され
ている。
と加熱部材14とが線路22により電気的に接続されて
おり、第2導体パイプ18の端部18bと加熱部材14
とが線路24により電気的に接続されている。
開口部から第1導体パイプ16内に冷却水が供給される
ようになされており、端部16aの開口部から第1導体
パイプ16内に供給された冷却水は、第1導体パイプ1
6の端部16bからケース12の内部の空間B内に流出
し、空間B内に配設された加熱部材14を冷却する。そ
して、加熱部材14を冷却した冷却水は、空間Bから空
間Aへと移動して、第2導体パイプ18の端部18bの
開口部から第2導体パイプ18内へ流入し、端部18b
の開口部から第2導体パイプ18内に供給された冷却水
は、第2導体パイプ18の端部18bからケース12の
外部へと流出する。
誘導加熱コイル10により筒状部位として穴40aを形
成された被加熱物40の内径面40aaを誘導加熱する
には、図3に示すように、被加熱物40に形成された穴
40a内に外径側突出部12−2bを挿入し、高周波電
流源20により線路22、24、26、28、第1導体
パイプ16および第2導体パイプ16を介して加熱部材
14に高周波電流を印加する。これにより、被加熱物4
0に誘導電流を発生させ、内径面40aaを誘導加熱す
る。
流は、加熱部材14の外側(外径側)よりも内側(内径
側)に多く流れることになる。本発明による内径面誘導
加熱コイル10においては、電流が多く流れている加熱
部材14の部位と被加熱部位である内径面40aaとの
間の距離dを、パイプ状加熱コイルを用いた従来の内径
面誘導加熱コイルと比較すると著しく小さくすることが
できるので、被加熱部位である内径面40aaに対する
加熱効率を著しく向上することができる。従って、本発
明による内径面誘導加熱コイル10によれば、被加熱物
に形成された穴などの筒状形状部位の内径側を、効率良
く加熱することができるようになる。
ス部材12−1とカバー部材12−2とより構成された
ケース12内の空間A、B内を流れる大量の冷却水によ
って効率よく冷却される。従って、従来の内径面誘導加
熱コイルと比較すると、より多くの高周波電流を加熱部
材14に流すことが可能になり、大容量の電流を印加し
て大出力で加熱することでき、被加熱物に形成された穴
などの筒状形状部位の内径側を従来よりも大きな出力で
加熱することができるようになる。
め用加熱において、本発明による内径面誘導加熱コイル
10を利用することにより、加熱効率を20〜30%向
上することができ、また、従来の2〜3倍の高周波電流
を流すことが可能になった。
時間で、かつ、高効率で行うことが可能になった。
体パイプ16の他の実施の形態が示されている。なお、
図4においては、第1導体パイプ16を中心とした要部
のみを概念的に示しており、図3に示す構成と同一の構
成には、図3と共通の符号を用いて示している。
部16bから軸方向に沿ってスリット16cが形成され
ている点において、図3に示す第1導体パイプ16と異
なっている。図4に示す第1導体パイプ16において
は、このスリット16cにより、内径面誘導加熱コイル
10自身で中心導体たる第1導体パイプ16を誘導加熱
する作用が防止されるので、被加熱物の加熱効率を一層
向上させることができる。
が示されている。なお、図5においては、加熱部材14
を中心とした要部のみを概念的に示しており、図3に示
す構成と同一の構成には、図3と共通の符号を用いて示
している。
40の穴40aの軸方向C、即ち、被加熱部40に形成
された筒状形状部位たる穴40aの軸方向に延長する延
長部14aを形成するようにして巻回されて成形されて
いる点において、図3に示す加熱部材14と異なってい
る。図5に示す加熱部材14においては、例えば、図6
に示すように被加熱物40が穴40aの軸方向Cに延長
するスリット40bを備える場合に、被加熱物40の内
径面40aaに対して軸方向に誘導電流を流して加熱す
ることができる。
ているので、加熱効率を向上させ、被加熱物に形成され
た穴などの筒状形状部位の内径側を効率良く加熱するこ
とができるようになるという優れた効果を奏する。
されているので、大容量の電流を印加して大出力で加熱
することを可能にして、被加熱物に形成された穴などの
筒状形状部位の内径側を従来よりも大きな出力で加熱す
ることができるようになるという優れた効果を奏する。
示した概念構成説明図である。
態の一例の一部を破断して示した概念構成説明図であ
る。
実施の形態を示し、第1導体パイプを中心とした要部の
みを概念的に示している。
中心とした要部のみを概念的に示している。
物の一例を示す斜視図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 部材に形成された筒状形状部位の軸方向
を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加
熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、 絶縁体により形成された中空のケースと、 前記ケースの内部に配設された薄板状の導体よりなり高
周波電流を印加される加熱部材とを有する内径面誘導加
熱コイル。 - 【請求項2】 部材に形成された筒状形状部位の軸方向
を中心とした内径側に位置する面である内径面を誘導加
熱する内径面誘導加熱コイルにおいて、 絶縁体により形成された中空のケースと、 前記ケースの内部に配設された導体よりなり高周波電流
を印加される加熱部材とを有し、 前記加熱部材を配設した前記ケースの内部に冷却水を供
給するようにしたものである内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項3】 請求項2に記載の内径面誘導加熱コイル
において、 前記加熱部材は薄板状の導体よりなるものである内径面
誘導加熱コイル。 - 【請求項4】 請求項1に記載の内径面誘導加熱コイル
において、 前記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形
成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と
細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカ
バー部材とよりなるものである内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項5】 請求項2または請求項3のいずれか1項
に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、 前記ケースは、板状部の略中央部位に内径側突出部が形
成された絶縁体よりなるベース部材と、大径の膨出部と
細径の外径側突出部とを備えた絶縁体よりなる中空のカ
バー部材とよりなるものである内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項6】 請求項1または請求項4のいずれか1項
に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、さらに、 前記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体とし
てパイプ形状を備えた導体を有し、 前記導体は軸方向に延長するスリットを形成されたもの
である内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項7】 請求項2、請求項3または請求項5のい
ずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、さ
らに、 前記加熱部材の内径側の略中心に位置する中心導体とし
てパイプ形状を備えた導体を有し、 前記導体は軸方向に延長するスリットを形成されたもの
である内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項8】 請求項1、請求項4または請求項6のい
ずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、 前記加熱部材は、コイル状に巻回して成形してなるもの
である内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項9】 請求項2、請求項3、請求項5または請
求項7のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルに
おいて、 前記加熱部材は、コイル状に巻回して成形してなるもの
である内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項10】 請求項1、請求項4または請求項6の
いずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイルにおいて、 前記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方
向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形
してなるものである内径面誘導加熱コイル。 - 【請求項11】 請求項2、請求項3、請求項5または
請求項7のいずれか1項に記載の内径面誘導加熱コイル
において、 前記加熱部材は、部材に形成された筒状形状部位の軸方
向に延長する延長部を形成するようにして巻回して成形
してなるものである内径面誘導加熱コイル。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002054057A JP3621685B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 内径面誘導加熱コイル |
CNB038048159A CN100459818C (zh) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | 内径表面感应加热线圈 |
PCT/JP2003/002191 WO2003073796A1 (fr) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | Bobine de chauffage par induction par la surface diametrale interieure |
KR1020047013475A KR100726412B1 (ko) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | 내경면유도가열코일 |
HK05110103.8A HK1078235A1 (en) | 2002-02-28 | 2005-11-11 | Inner diameter surface induction heating coil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002054057A JP3621685B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 内径面誘導加熱コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003257611A true JP2003257611A (ja) | 2003-09-12 |
JP3621685B2 JP3621685B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=27764382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002054057A Expired - Lifetime JP3621685B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 内径面誘導加熱コイル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3621685B2 (ja) |
KR (1) | KR100726412B1 (ja) |
CN (1) | CN100459818C (ja) |
HK (1) | HK1078235A1 (ja) |
WO (1) | WO2003073796A1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007055378B4 (de) * | 2007-11-19 | 2017-06-29 | Airbus Defence and Space GmbH | Verfahren und Vorrichtung zur Randschichtverfestigung von Bohrungen und Bohrungsanordnung mit randschichtverfestigter Bohrung |
CN101260457B (zh) * | 2008-04-22 | 2010-06-02 | 冯伟年 | 多功能钢丝感应加热热处理设备及方法 |
JP6111033B2 (ja) | 2011-12-05 | 2017-04-05 | 高周波熱錬株式会社 | 加熱コイル |
TWI490341B (zh) * | 2013-02-20 | 2015-07-01 | Hiwin Tech Corp | 內徑淬火裝置 |
CN103334157A (zh) * | 2013-06-14 | 2013-10-02 | 中山大学 | 一种节能感应圈及应用该感应圈的晶体生长炉 |
ES2919084T3 (es) * | 2013-06-22 | 2022-07-21 | Inductoheat Inc | Inductor para calentamiento por inducción de única tirada de piezas de trabajo complejas |
JP6286317B2 (ja) * | 2014-08-05 | 2018-02-28 | 高周波熱錬株式会社 | 加熱コイル |
JP6969714B2 (ja) * | 2017-06-21 | 2021-11-24 | 株式会社ミヤデン | 誘導加熱コイル |
CN107295709A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-10-24 | 中车株洲电机有限公司 | 一种铁磁性热套件的加热装置及加热方法 |
CN107460287A (zh) * | 2017-09-13 | 2017-12-12 | 合肥力恒液压系统有限公司 | 油缸缸筒体去焊接应力退火工艺及实施设备 |
CN107870066B (zh) * | 2017-11-10 | 2020-05-05 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 燃油总管热态密封试验装置 |
CN107884132B (zh) * | 2017-11-10 | 2020-02-18 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 燃油总管热态密封试验方法 |
JP7045128B2 (ja) * | 2018-02-04 | 2022-03-31 | 株式会社ミヤデン | 誘導加熱コイル |
JP7299582B2 (ja) * | 2019-01-17 | 2023-06-28 | 株式会社ミヤデン | 誘導加熱コイル |
JP7129012B2 (ja) * | 2019-01-17 | 2022-09-01 | 株式会社ミヤデン | 誘導加熱コイル |
CN111022477A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-17 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种螺栓防松卡簧及其制造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576531Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1982-02-06 | ||
JPS63192455U (ja) * | 1987-05-27 | 1988-12-12 | ||
JP2634294B2 (ja) * | 1990-05-16 | 1997-07-23 | 三菱重工業株式会社 | 拡管加熱弛緩装置 |
JPH066450U (ja) * | 1992-06-23 | 1994-01-28 | 三菱重工業株式会社 | 加熱コイル装置 |
JP3942261B2 (ja) * | 1998-02-13 | 2007-07-11 | 電気興業株式会社 | 誘導加熱コイル及びこの誘導加熱コイルを用いた誘導加熱装置 |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002054057A patent/JP3621685B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-02-27 WO PCT/JP2003/002191 patent/WO2003073796A1/ja active Application Filing
- 2003-02-27 CN CNB038048159A patent/CN100459818C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2003-02-27 KR KR1020047013475A patent/KR100726412B1/ko active IP Right Grant
-
2005
- 2005-11-11 HK HK05110103.8A patent/HK1078235A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20040093078A (ko) | 2004-11-04 |
WO2003073796A1 (fr) | 2003-09-04 |
JP3621685B2 (ja) | 2005-02-16 |
CN100459818C (zh) | 2009-02-04 |
CN1640197A (zh) | 2005-07-13 |
HK1078235A1 (en) | 2006-03-03 |
KR100726412B1 (ko) | 2007-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003257611A (ja) | 内径面誘導加熱コイル | |
US4031422A (en) | Gas cooled flux shield for dynamoelectric machine | |
JP2000175410A (ja) | 液冷式電気機械 | |
FI121863B (fi) | Elektroniikkalaitteen kuristin | |
CA1268929A (en) | Rotating roller of three phase circumferential laminated leg core type | |
CA2516737A1 (en) | Continuous extrusion apparatus | |
JPH05275038A (ja) | フェライトコア付フィラメント変圧器を備えたx線管 | |
US4587659A (en) | Feed through structure for electrodes in electric furnaces | |
JPH07114984A (ja) | 可とう性加熱コイル | |
US5987054A (en) | Induction coil and coreless induction furnace employing same | |
JP3497444B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4187635B2 (ja) | 高周波誘導加熱コイル | |
JP7074290B2 (ja) | 誘導加熱用の出力変成器 | |
JP2717354B2 (ja) | 高周波誘導加熱コイル | |
JP4182541B2 (ja) | 発電装置 | |
CN215882640U (zh) | 一种电磁感应加热夹具 | |
JP2005259558A (ja) | 有底孔内表面加熱用誘導子 | |
JP2004243353A (ja) | 電磁拡管用コイル | |
JP3059165B1 (ja) | 外周面に開口部を有する円筒体の高周波焼入用加熱コイルと焼入冷却方法 | |
JP7240263B2 (ja) | マグネトロン用電磁石 | |
JP3140986B2 (ja) | 高周波焼入コイル | |
JP7133361B2 (ja) | 加熱コイル | |
JPH10324910A (ja) | 高周波焼入コイル | |
JP3890758B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
CN113733577A (zh) | 一种电磁感应加热夹具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3621685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |