JP3890758B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は無電極放電灯点灯装置に関するものであり、更に詳しくは、バルブ内に主電極を有しておらず、そのバルブ内に封入された放電ガスに、バルブの外から高周波電磁界を作用させてバルブ内に高周波放電を生じさせることによって、発光させる無電極放電灯の無電極放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係る従来例としては、誘導コイルが巻かれたコアが無電極放電灯のバルブ近傍に配置されているものがある。この様な無電極放電灯点灯装置の場合、コアは、バルブからの熱や、コアに巻かれた誘導コイルの抵抗損による熱や、コア自体のヒステリシス現象によるコア自体の発熱を受けてしまう。それらの熱を放熱するあるいは遮熱する手段がなければ、コアの透磁率が減少するなどにより無電極放電灯点灯装置の効率が低下したり、性能劣化を招いたりしてしまう。
【0003】
上述の様な熱を放熱する手段としては、特開昭58−57254号公報や特開平6−196006号公報に示したものがあり、それらは、コアの軸方向側面に延在して棒状の熱伝導体を設け、コアの軸方向側面から熱伝導体を介して放熱するものである。
【0004】
また、上述の様な熱を放熱する別の手段としては、特公平7−19581号公報に示したものがあり、これは、磁気材料からなる軸棒状のコアはくぼみを有し、該くぼみ内にコアの同軸方向に軸棒状の熱伝導体を収納することにより、熱伝導体内部をその同軸方向に流れる電流に対する、インピーダンスを低下させることができるものである。
【0005】
ここで、コア4の軸方向とは、コア4に巻かれたコイルの中心軸方向と略平行な向きを指す。これは、コア4内部を通る磁束17の向きに略一致する。一方、コア4内部を通る磁束17の向きに対し略垂直な任意の平面を仮想平面6と呼ぶ。コア4の半径方向とは、コイルの中心軸とコア4の側面とを結ぶ線の向きを指す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記全ての従来例では、以下に示すような問題点が生じてしまう。
【0007】
熱伝導体とコアとの接触面積が小さいために、熱伝導体とコアとの間の熱抵抗が大きくなってしまう、という問題点が生じてしまう。
【0008】
また、本出願の発明者は、図18(a)、(b)に示すように、無電極放電灯の始動時及び安定点灯時に、コア4内部を通る磁束17の向きに対し略垂直な任意の仮想平面6上において、コイル5の中心軸7を中心とし、少なくともコア4の一部を通る閉曲線上に渦電流11が流れ、その渦電流11により、コアに大きな熱が発生することを見いだしたが、上記全ての従来例では、その対策はとられていない。つまり、特開昭58−57254号公報では、コアと熱伝導体とが、コア軸を中心とした同心円の円周方向に抵抗値の高い層を設けていない。また、特公平7−19581号公報では、コアのくぼみ部においては、コアと熱伝導体との間の電気抵抗が低いため、任意の仮想平面6上に、コア軸を中心としコアと熱伝導体とを通る大きな渦電流11と、渦電流11による熱がコアに発生する。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、コアの温度上昇を低減可能で、渦電流による発熱を低減可能な無電極放電灯点灯装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1記載の発明によれば、高周波電力を出力する高周波電源回路と、放電ガスが封入されたバルブと、バルブ近傍に設けられ高周波電磁界を発生させる誘導コイルと、誘導コイルに周回された磁気素材からなるコアと、少なくともコアの内側に沿って延在する熱伝導体とを備え、コアの内側面または外側面に且つコアの軸方向に延びる第1の溝部を設け、熱伝導体と第1の溝部との間の電気抵抗値を高抵抗としたことを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明によれば、電気抵抗は、空隙からなることを特徴とする。請求項記載の発明によれば、電気抵抗は、電気絶縁体からなることを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明によれば、第1の溝部は、コアの半径方向の厚みと略同一の深さを有するスリット部であることを特徴とする。
【0015】
請求項記載の発明によれば、コアは、軸方向に沿って分割できる複数のコア部材からなることを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明によれば、第1の溝部は、螺旋状に形成されたことを特徴とする。
【0018】
請求項記載の発明によれば、熱伝導体とコアとが接する部分は、凹凸に形成されたことを特徴とする。
【0019】
請求項記載の発明によれば、熱伝導体とコアとが接する部分は、螺旋状に形成されたことを特徴とする。
【0020】
請求項記載の発明によれば、コアと熱伝導体とは、バルブに設けられるくぼみ内に収納配置されるものであることを特徴とする。
【0021】
請求項10記載の発明によれば、コアと熱伝導体とは、バルブの外周に鉢巻状に巻かれて配置されるものであることを特徴とする。
【0022】
【実施の形態】
まず、渦電流11が発生する原理を、以下に簡単に述べる。
【0023】
無電極放電灯においては、コイルとバルブ内に発生するプラズマとがトランス結合状態になっていると考えられる。このため、該トランス結合状態の二次側に当たるプラズマの発生及び維持に必要な電圧以上の電圧Aが、該トランスの一次側に当たるコイルの1ターン間に必要となる。このコイルの1ターン間に必要な電圧Aに比例した電圧Bは、該トランスの二次側だけではなくコア内部にも発生し、この電圧Bは、コア内部に渦電流11を発生させる起電力となる。しかも、電圧Aは、一般の機器用トランスを設計する際に考慮されるコイルの1ターン間に必要な電圧Cよりも大きいため、つまり、電圧Aは高電圧のため、前記起電力は高電圧になる。
【0024】
また、コアは、バルブから受ける熱を放熱するための溝部を設ける必要があるとともに、プラズマを発生し維持するために必要な磁束が大きいので、コアの軸方向に略垂直な平面で切った際の断面積は大きくなってしまう。断面積が大きくなると渦電流11の電流ループも大きくなり、そのループ内を通る磁束も増加し、渦電流11が増大する。
【0025】
以下、本発明に係る実施の形態について述べる。
(実施の形態1)
本発明に係る第1の実施の形態における要部斜視図を図1に示す。
【0026】
本装置は、高周波電力を出力する(図示しない)高周波電源回路と、前記高周波電源回路の接地側と同電位のくぼみを有し、透光性材料よりなり放電ガスが封入された(図示しない)バルブと、前記バルブのくぼみに設けた高周波電磁界を発生させる(図示しない)誘導コイルと、前記誘導コイルに周回された磁気素材からなるコア4と、コア4の内側に沿って延在する熱伝導体5とを備える無電極放電灯点灯装置であり、図1に示すように、コア4の側面且つコア4の軸方向に延びる第1の溝部(以下、溝部と呼ぶ。)8を設けて、渦電流に対して高い抵抗値を持たせると共に、熱伝導体5と溝部8との間に空隙12を設けることにより、熱伝導体5と溝部8との間の電気抵抗値を高くして、溝部8の部分で渦電流が熱伝導体5に迂回することを低減している。
【0027】
この様に構成したことにより、大きなループを有する渦電流を流れにくくすることができ、渦電流によるコア4内の発熱を低減することができる。なお、空隙12は、熱伝導体5側をくぼませることにより形成しているが、コア4側をくぼませることにより形成しても構わない。
【0028】
(実施の形態2)
本発明に係る第2の実施の形態における要部斜視図を図2に示す。
【0029】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、空隙12の代わりに、熱伝導体5と溝部8との間に電気絶縁体9を設けることにより、熱伝導体5と溝部8との間の電気抵抗値を高くして、溝部8の部分で渦電流が熱伝導体5に迂回することを低減したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0030】
(実施の形態3)
本発明に係る第3の実施の形態における要部斜視図を図3に示す。
【0031】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、溝部8をコア4の熱伝導体5と面する内壁側に設けることにより、溝部8はコア4内を流れる渦電流に対して高い抵抗値を有することができ、また、上記空隙12の様に、溝部8によって渦電流が熱伝導体5に迂回することを低減したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0032】
なお、熱伝導体5側に、例えば図1に示すような空隙12や、図2に示すような電気絶縁体9などを設けてもよく、この様に構成することで更なる効果が得られる。
【0033】
(実施の形態4)
本発明に係る第4の実施の形態における要部斜視図を図4に示す。
【0034】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、溝部8の深さをコア4の半径方向全体にまで深めることで、コア4に、溝部8としてスリット部16を設けることにより、スリット部16はコア4内を流れる渦電流に対して高い抵抗値を有することができ、また、熱伝導体5とコア4との熱膨張率の差によるストレスを緩衝することができる様にしたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0035】
(実施の形態5)
本発明に係る第5の実施の形態における要部斜視図を図5に示す。
【0036】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、コア4を複数のコア部材4a、4bで組み合わせて形成することで、各コア部材4a、4b間に、溝部8としてスリット部17を設けることができ、コア4の切断などの加工が不要になり、組立性が向上できる様にしたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0037】
(実施の形態6)
本発明に係る第6の実施の形態における要部斜視図を図6に示す。
【0038】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、コア4を複数の棒状のコア部材で組み合わせて熱伝導体5の周囲に配置することにより形成し、棒状のコア部材同士が面する部分と熱伝導体5との間に電気絶縁体9を設けたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0039】
この様に構成することで、専用のコアを用いる必要がなく、一般の棒状コアを流用するなどにより、コア4の形状設計が容易になる。また、バルブの形状が変更されたときにも、棒状コアの数量変化により、コア4の形状設計が容易に対応することができる。
【0040】
(実施の形態7)
本発明に係る第7の実施の形態における要部斜視図を図7に示す。
【0041】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、本装置は、高周波電力を出力する(図示しない)高周波電源回路と、透光性材料よりなり放電ガスが封入されたバルブ1と、バルブ1の周囲に鉢巻状に設けられた高周波電磁界を発生させる(図示しない)誘導コイルと、磁気素材からなるコア4と、コア4の外側面に沿って延在し、前記誘導コイルに周回された熱伝導体5とを備える無電極放電灯点灯装置であり、図7に示すように、コア4を複数の棒状のコア部材で組み合わせてバルブ1の周囲に配置することにより形成し、棒状のコア部材同士が面する部分と熱伝導体5との間に電気絶縁体9を設けてなる様に構成したことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0042】
この様に構成したことにより、誘導コイルとコア4と熱伝導体5とは、バルブ1の外周側に形成することができ、また、専用のコアを用いる必要がなく、一般の棒状コアを流用するなどにより、コア4の形状設計が容易になる。また、バルブの形状が変更されたときにも、棒状コアの数量変化により、コア4の形状設計が容易に対応することができ、実質的に小さなコアとすることができる。
【0043】
(実施の形態8)
本発明に係る第8の実施の形態における要部斜視図を図8に示す。
【0044】
図2に示した第2の実施の形態と異なる点は、溝部8として、コア4の側面に螺旋状に溝部18を形成したことであり、その他の第2の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0045】
この様に構成したことにより、大きなループを有する渦電流を流れにくくすることができ、渦電流によるコア4内の発熱を低減することができる。
【0046】
(実施の形態9)
本発明に係る第9の実施の形態における要部斜視図を図9に示す。
【0047】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、溝部8と空隙12とを除き、熱伝導体5は、コア4の軸方向に沿って延在するとともに、コア4の端面に沿っても延在するようにしたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0048】
この様に構成したことにより、コア4の軸方向に沿ってのみ延在させた場合よりも、良好にコア4の熱を外部に放出することができる。
【0049】
(実施の形態10)
本発明に係る第10の実施の形態における要部斜視図を図10に示す。
【0050】
図9に示した第9の実施の形態と異なる点は、熱伝導体5とコア4の端面とが接する部分に、且つ、コア4の軸方向に略平行方向に、一定の深さを有する第2の溝部(以下、溝部と呼ぶ。)22を設けたことであり、その他の第9の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0051】
この様に構成したことにより、更に、熱伝導体5内部を通る磁束による渦電流を減少させることができ、更に、コア4近傍の温度を低減させることが可能となる。
【0052】
(実施の形態11)
本発明に係る第11の実施の形態における要部斜視図を図11に示す。
【0053】
図9に示した第9の実施の形態と異なる点は、コア4において、熱伝導体5とコア4の端面とが接する部分と誘導コイル2の巻回部分の端部との間である、略帯状部分14の表面積が、コア4を軸方向と略垂直方向の断面積よりも大きくしたことであり、その他の第9の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0054】
この様に構成したことにより、熱伝導体5内部を通る磁束が減少して、熱伝導体5内部を流れる渦電流を減少させることができ、第9の実施の形態に比べて、更に、損失を低減することができる。なお、本実施の形態は、図10に示す構成に用いても構わない。
【0055】
(実施の形態12)
本発明に係る第12の実施の形態における要部斜視図を図12に示す。
【0056】
図9に示した第9の実施の形態と異なる点は、コア4と熱伝導体5とが接する面において凹凸を設けたことであり、その他の第9の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0057】
この様に構成したことにより、コア4と熱伝導体5とが接する面積を大きくすることができ、コア4の熱をより効率よく熱伝導体5に伝達することができ、よって、コア4の温度上昇を低減することができる。なお、本実施の形態は、図10、図11に示す構成に用いても構わない。また、コア4の軸方向に対する断面での凹凸の形状が、複数の断面の間で略一致することが望ましい。
【0058】
(実施の形態13)
本発明に係る第13の実施の形態における要部斜視図を図13に示す。
【0059】
図12に示した第12の実施の形態と異なる点は、コア4と熱伝導体5とが接する面において、螺旋状の凹凸を設けたことであり、その他の第12の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0060】
この様に構成したことにより、熱伝導体5にコア4を容易に固定することができ、コア4の軸方向のずれが低減され、コア4と熱伝導体5との熱的な接触が向上でき、コア4の熱をより効率よく熱伝導体5に伝達することができ、よって、コア4の温度上昇を低減することができる。なお、本実施の形態は、図9、図10、図11に示す構成に用いても構わない。
【0061】
なお、上記全ての実施の形態に示した構成に関わらず、本発明の目的を達する構成であれば、どんな構成でも構わない。また、コア4の軸方向に対する断面での螺旋状の凹凸の形状が、複数の断面の間で略一致することが望ましい。
【0062】
【発明の効果】
請求項1、請求項、請求項、請求項、請求項、請求項10に記載の発明によれば、大きなループを有する渦電流を流れにくくすることが可能で、コアの温度上昇を低減可能で、渦電流による発熱を低減可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0063】
求項、請求項10に記載の発明によれば、コアの軸方向に沿ってのみ延在させた場合よりも、大きなループを有する渦電流を流れにくくすることが可能で、良好にコアの熱を外部に放出することが可能で、渦電流による発熱を低減可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0065】
請求項記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、更に、溝部はコア内を流れる渦電流に対して高い抵抗値を有することが可能で、また、熱伝導体とコアとの熱膨張率の差によるストレスを緩衝することが可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0066】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、専用のコアを用いる必要がなく、コア部材を流用するなどにより、コアの形状設計が容易になり、また、バルブの形状が変更されたときにも、コア部材の数量変化により、コアの形状設計が容易に対応することが可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0068】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、コアと熱伝導体とが接する面積を大きくすることができ、コアの熱をより効率よく熱伝導体に伝達することができ、よって、コアの温度上昇を低減することが可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0069】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、熱伝導体にコアを容易に固定することができ、コアの軸方向のずれが低減され、コアと熱伝導体との熱的な接触が向上でき、コアの熱をより効率よく熱伝導体に伝達することができ、よって、コアの温度上昇を低減することが可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図5】本発明に係る第5の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図6】本発明に係る第6の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図7】本発明に係る第7の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図8】本発明に係る第8の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図9】本発明に係る第9の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図10】本発明に係る第10の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図11】本発明に係る第11の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図12】本発明に係る第12の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図13】本発明に係る第13の実施の形態における要部斜視図を示す。
【図14】本発明に係る従来の無電極放電灯点灯装置の一部切欠の要部断面図を示す。
【図15】本発明に係る従来の無電極放電灯点灯装置にかかる、コアの軸方向と略垂直方向の第1の断面図を示す。
【図16】本発明に係る従来の無電極放電灯点灯装置にかかる、コアの軸方向と略垂直方向の第2の断面図を示す。
【図17】本発明に係る従来の無電極放電灯点灯装置にかかる、コアの軸方向と略垂直方向の第3の断面図を示す。
【図18】渦電流を説明するための、(a)模式的斜視図、(b)コアの軸方向と略垂直方向の断面図を示す。
【符号の説明】
1 バルブ
2 誘導コイル
4 コア
5 熱伝導体
8 第1の溝部
9 電気絶縁体
11 渦電流
12 空隙
22 第2の溝部

Claims (10)

  1. 高周波電力を出力する高周波電源回路と、放電ガスが封入されたバルブと、前記バルブ近傍に設けられ高周波電磁界を発生させる誘導コイルと、前記誘導コイルに周回された磁気素材からなるコアと、少なくとも前記コアの内側に沿って延在する熱伝導体とを備える無電極放電灯点灯装置において、
    前記コアの内側面または外側面に且つ前記コアの軸方向に延びる第1の溝部を設け、前記熱伝導体と前記第1の溝部との間の電気抵抗値を高抵抗としたことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 前記電気抵抗は、空隙からなることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 前記電気抵抗は、電気絶縁体からなることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 前記第1の溝部は、前記コアの半径方向の厚みと略同一の深さを有するスリット部であることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  5. 前記コアは、軸方向に沿って分割できる複数のコア部材からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  6. 前記第1の溝部は、螺旋状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  7. 前記熱伝導体と前記コアとが接する部分は、凹凸に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  8. 前記熱伝導体と前記コアとが接する部分は、螺旋状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  9. 前記コアと前記熱伝導体とは、前記バルブに設けられるくぼみ内に収納配置されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  10. 前記コアと前記熱伝導体とは、前記バルブの外周に鉢巻状に巻かれて配置されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
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