JP2003257539A - 防水コネクタの構造 - Google Patents

防水コネクタの構造

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JP2003257539A
JP2003257539A JP2002059282A JP2002059282A JP2003257539A JP 2003257539 A JP2003257539 A JP 2003257539A JP 2002059282 A JP2002059282 A JP 2002059282A JP 2002059282 A JP2002059282 A JP 2002059282A JP 2003257539 A JP2003257539 A JP 2003257539A
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JP
Japan
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electric wire
housing
waterproof connector
wall
terminal insertion
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JP2002059282A
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English (en)
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Hiroaki Suzaki
博晶 須▲崎▼
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防水コネクタにおける電線接続部の防水性能を
高める。 【解決手段】電線12の先端部に接続された端子を内部
に収納するハウジング16と、電線12を軸方向に内包
しつつ、ハウジング16の一端部に形成された端子挿入
口18に嵌合され、端子挿入口18を閉塞してシールす
るシール部材20と、を含んで構成される防水コネクタ
の構造において、ハウジング16の一端部に、端子挿入
口18内壁に連続する内壁を有する管状部22を突出形
成すると共に、シール部材20に、電線12を軸方向に
内包しつつ、管状部22の内壁及び外壁を両側から挟み
込んで管状部22の開口端部を閉塞し、かつ、その端面
が略平坦に形成された中実の蓋部20Aを設けるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスなどに使用する防水コネクタに関し、特に、電線
接続部の防水性能を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防水コネクタ1は、図3に示す
ように、コネクタ本体を構成するハウジング2を備えて
おり、その上面には、接続相手のコネクタに対してワン
タッチで容易に結合し、その結合状態を確実に維持する
ためのロック機構3が備えられている。また、電線4に
圧着などによって接続された端子(図示せず)は、ハウ
ジング2内部に形成された端子収納室(図示せず)に収
納されている。
【0003】かかる防水コネクタ1は、電線挿入側のシ
ールを図るため、図4に示すように、端子7が接続され
た電線4に、ゴム管などの環状の樹脂製シール部材5を
通し、このシール部材5を電線4と共にハウジング2の
端子挿入口6に挿入して、その内周面に密着させるよう
にしている(特開平11−67329号公報及び特開平
10−241779号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防水コネクタ1にあっては、次のような問題
があった。即ち、従来のシール部材5は、図4から明ら
かなように、端子挿入口6内周面に嵌合させただけであ
ったため、そのシール性能が低く、例えば、エンジンル
ームやフレームなどの洗車時に高圧で散水すると、シー
ル部材5と端子挿入口6との間から水が進入し、端子7
に水が掛かって電気的な接触不良を引き起こすおそれが
あった。
【0005】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、シール部材の形状の改良によりシール性能の
向上を図り、例えば、洗車時に水がハウジング内部に進
入することを防止した防水コネクタを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、電線の先端部に接続された端子を内部に収
納するハウジングと、電線を軸方向に内包しつつ、前記
ハウジングの一端部に形成された端子挿入口に嵌合さ
れ、該端子挿入口を閉塞してシールするシール部材と、
を含んで構成される防水コネクタの構造において、前記
ハウジングの一端部に、前記端子挿入口内壁に連続する
内壁を有する管状部を突出形成すると共に、前記シール
部材に、前記電線を軸方向に内包しつつ、前記管状部の
内壁及び外壁を両側から挟み込んで管状部の開口端部を
閉塞し、かつ、その端面が略平坦に形成された中実の蓋
部を設けたことを特徴とする。
【0007】かかる構成によれば、ハウジング端部に突
出形成された管状部は、シール部材の蓋部によって、そ
の内壁及び外壁が両側から挟みこまれつつ、その開口端
部が閉塞される。このため、シール部材によるシール性
能が向上し、高圧で散水が行われても、管状部の開口端
部から水がハウジング内部に浸入することが阻止され
る。また、シール部材の蓋部は、中実構造に形成されて
いるため、ここに外力が作用しても変形し難く、管状部
の開口端部における閉塞状態が容易に解除されることが
ない。
【0008】請求項2に係る発明では、前記シール部材
の蓋部の内周面に電線を取り巻く環状空間を設け、該環
状空間に弾性を有するシール材を注入したことを特徴と
する。かかる構成によれば、シール部材と電線とは、蓋
部の環状空間に注入されたシール材によりシールされる
から、シール部材と電線との間のシール性能が向上する
こととなる。このため、高圧で散水が行われても、シー
ル部材と電線との間から、ハウジング内部に水が浸入し
難くなる。
【0009】請求項3に係る発明では、前記シール材
は、ジェル状であることを特徴とする。かかる構成によ
れば、蓋部の環状空間へのシール材の注入が迅速かつ容
易に行われる。また、ジェル状のシール材は、蓋部と電
線との間の微小空間にも充填されるため、防水コネクタ
の防水性能のさらなる向上にも寄与することとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明の実施の形態を詳述する。本発明に係る防水コネ
クタ10は、図1に示すように、電線12の先端部に接
続された端子14を内部に収納するハウジング16と、
電線12を軸方向に内包しつつ、ハウジング16の一端
部に形成された端子挿入口18に嵌合され、端子挿入口
18を閉塞してシールする略円管状のシール部材20
と、を含んで構成される。
【0011】ハウジング16の一端部、即ち、端子挿入
口18が開口する一端部には、図2に示すように、端子
挿入口18の内壁に連続する内壁を有する略円管状の管
状部22が突出形成される。一方、シール部材20に
は、電線12を軸方向に内包しつつ、管状部22の内壁
及び外壁を両側から挟み込んで管状部22の開口端部を
閉塞し、かつ、その端面(図中の右端面)が略平坦に形
成された中実構造の蓋部20Aが一体成形により接続さ
れる。また、シール部材20の蓋部20A内周面には、
例えば、マルテンプ(商品名)などのウレア系マルチパ
ーパスグリースのような弾性を有するジェル状のシール
材が注入されるべく、電線12を取り巻く略半円断面形
状の環状空間20Bが形成される。さらに、シール部材
20の蓋部20A端面には、電線12を挿入し易くする
ために、略皿状の凹部20Cが形成される。
【0012】シール部材20の先端部(図中の左端部を
いう。以下同様)外周面には、端子挿入口18の内壁に
接触する環状凸部20Dが形成されると共に、その内周
面に、電線12を取り巻く略半円断面形状の環状空間2
0Eが形成される。なお、環状凸部20Dは、1つに限
らず、シール部材20の全長に応じて複数設けるように
してもよい。
【0013】次に、かかる構成からなる防水コネクタ1
0の作用について説明する。ハウジング16端部に突出
形成された管状部22は、シール部材20の蓋部20A
によって、その内壁及び外壁が両側から挟み込まれつ
つ、その開口端部が閉塞される。即ち、端子挿入口18
に連続する内壁を有する管状部22は、蓋部20Aによ
りその開口端部が覆われているので、シール部材20に
よるシール性能が向上することとなる。このため、図2
の右方から高圧で散水が行われても、管状部22の開口
端部から水がハウジング18内部に浸入することが阻止
され、その内部に収納される端子14に水が掛かること
が防止される。そして、端子14に水が掛かり難いこと
により、電気的な接触不良の発生が抑制され、車両制御
システムなどの電気系統に悪影響を及ぼすことが防止さ
れる。
【0014】また、シール部材20の蓋部20Aは、中
実構造に形成されているので、ここに外力が作用しても
変形し難く、管状部22の開口端部における閉塞状態が
容易に解除されることがない。さらに、シール部材20
と電線12とは、蓋部20Aの環状空間20Bに注入さ
れたシール材によりシールされるから、シール部材20
と電線12との間のシール性能が向上することとなる。
このため、図2の右方から高圧で散水が行われても、シ
ール部材20と電線12との間から、ハウジング16内
部に水が浸入し難くなり、防水コネクタ10の防水性能
を一層向上させることができる。このとき、シール材と
して、弾性を有するジェル状のものを用いることで、環
状空間20Bへの注入作業を迅速かつ容易に行うことが
できる。また、ジェル状のシール材は、蓋部20Aと電
線12との間の微小空間にも充填されるため、防水コネ
クタ10の防水性能のさらなる向上にも寄与することと
なる。
【0015】なお、以上説明した防水コネクタ10は、
洗車時の散水だけではなく、雨天走行中における水しぶ
きや泥はねなどに対しても、防水性能を発揮できること
はいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、シール部材によるシール性能が向上し、高
圧で散水が行われても、管状部の開口端部から水がハウ
ジング内部に浸入することが阻止される。そして、ハウ
ジング内部に収納される端子に水が掛かり難くなり、電
気的な接触不良の発生が抑制され、車両制御システムな
どの電気系統に悪影響を及ぼすことを防止できる。ま
た、シール部材の蓋部は、中実構造に形成されているた
め、ここに外力が作用しても変形し難く、開口端部にお
ける閉塞状態が容易に解除されることを防止できる。
【0017】請求項2に係る発明によれば、シール部材
と電線との間のシール性能を向上することができる。こ
のため、高圧で散水が行われても、シール部材と電線と
の間からハウジング内部に水が浸入し難くなり、防水コ
ネクタの防水性能を一層向上させることができる。請求
項3に係る発明によれば、蓋部の環状空間へのシール材
の注入が迅速かつ容易に行うことができる。また、ジェ
ル状のシール材は、蓋部と電線との間の微小空間にも充
填されるため、防水コネクタの防水性能のさらなる向上
にも寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水コネクタの構造を示す斜視図
【図2】同上における防水コネクタの要部断面図
【図3】従来の防水コネクタ構造を示し、(A)は正面
図、(B)は側面図
【図4】同上における防水コネクタの要部断面図
【符号の説明】
10 防水コネクタ 12 電線 14 端子 16 ハウジング 18 端子挿入口 20 シール部材 20A 蓋部 20B 環状空間 22 管状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線の先端部に接続された端子を内部に収
    納するハウジングと、 電線を軸方向に内包しつつ、前記ハウジングの一端部に
    形成された端子挿入口に嵌合され、該端子挿入口を閉塞
    してシールするシール部材と、 を含んで構成される防水コネクタの構造において、 前記ハウジングの一端部に、前記端子挿入口内壁に連続
    する内壁を有する管状部を突出形成すると共に、 前記シール部材に、前記電線を軸方向に内包しつつ、前
    記管状部の内壁及び外壁を両側から挟み込んで管状部の
    開口端部を閉塞し、かつ、その端面が略平坦に形成され
    た中実の蓋部を設けたことを特徴とする防水コネクタの
    構造。
  2. 【請求項2】前記シール部材の蓋部の内周面に電線を取
    り巻く環状空間を設け、該環状空間に弾性を有するシー
    ル材を注入したことを特徴とする請求項1記載の防水コ
    ネクタの構造。
  3. 【請求項3】前記シール材は、ジェル状であることを特
    徴とする請求項2記載の防水コネクタの構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022045A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタおよびコネクタ接続構造
JP2017073204A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 住友電装株式会社 防水コネクタ
CN107949959A (zh) * 2015-08-31 2018-04-20 矢崎总业株式会社 用于连接器的防水结构

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