JP2003257298A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2003257298A
JP2003257298A JP2002055290A JP2002055290A JP2003257298A JP 2003257298 A JP2003257298 A JP 2003257298A JP 2002055290 A JP2002055290 A JP 2002055290A JP 2002055290 A JP2002055290 A JP 2002055290A JP 2003257298 A JP2003257298 A JP 2003257298A
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JP
Japan
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circuit breaker
base
screw
insertion hole
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002055290A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Saito
泰三 斎藤
Kazunori Fukutani
和則 福谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路遮断器を破砕機による破砕分解して再利
用素材を分離する際に、樹脂を挟んで金属部品がネジ結
合されているときのネジ頭部とネジ締め相手間の樹脂片
が分離され難いのを解決する。 【解決手段】 ベース11のネジ挿通穴を通して裏面か
ら結合手部品をネジ締め固着するネジ挿通穴を隣接する
ネジ挿通穴間に連繋させて破砕用溝11aをベース11
の裏面に設けた、また、ネジ挿通穴の締ネジ頭部が当接
する座面11bに破砕用溝11aの底凹部を延在させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回路遮断器の素
材をリサクルする時の分解性に関する。
【0002】
【従来の技術】近年資源の有効利用を目的として家電製
品を始めとしてリサクル・リユースの必要性から、その
為の設計・開発事例も発表されている。回路遮断器にお
いても筐体である絶縁モールドケースは従来の熱硬化性
樹脂から再生可能な熱可塑性樹脂への転換も始まってい
る。また、回路遮断器は、樹脂と金属部品の体積比はほ
ぼ1:1であり、各部の締結にネジ止めが多く用いられて
いる。
【0003】図4は、例えば特開2000−13311
1号公報に示された従来の回路遮断器の側断面図を示
す。図に示すように回路遮断器は主に、(1)絶縁性モー
ルド樹脂からなる筐体部10(ベース11、カバー1
2、ハンドル13)、(2)銅合金からなる通電部20
(接点21、電源側端子22、可動子23、負荷側端子
24)、(3)鉄系の合金が多い引き外しリレー部30
(電磁リレー31、バイメタル32)、(4)鉄鋼部材の
多い開閉機構部40(メカフレーム41、掛け金・ラッ
チ42、トグルリンク構成部材43)、及び消弧装置5
0の要素部からなり、これらの要素部は主にベース11
にネジ締結あるいは圧入固着されている。
【0004】電源側端子22は締ネジ1により、負荷側
端子24は締ネジ2により、引き外しリレー部30は締
ネジ3により、開閉機構部40はメカフレーム41を締
ネジ4により、それぞれベース11へ固着される。電磁
リレー31および消弧装置50はベース11の圧入溝に
挿入されカバー12で固定される。また、カバー12は
図示されない締ネジでベース11へ結合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ように構成された
従来の回路遮断器の各要素部は要素部において同系統の
材料が主に使用されているため、各要素部に分解できれ
ば材料種別毎の分別が可能な構造である。しかし、実際
には各要素部はネジ結合で樹脂からなるベース11へ結
合されているため材料種別毎に分解するための障害にな
っている。このため、材料種別毎に分別するには全ての
締ネジを外して分解し、人手で分別するか破砕機により
破砕(スクラップミル)→分別(磁気分別、重力分別な
ど)による方法がある。破砕による方法では、各要素部
がベース11にネジ結合されている個所はネジ頭部と各
要素部の間の樹脂を完全に取り除き、樹脂と金属部分と
完全に分離することは困難である。従って、完全に分離
するにはさらに手数がかかるためコストアップとなって
いた。そのため現在は産業廃棄物としてそのまま廃却さ
れ、資源の有効利用と環境の面で課題があった。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、回路遮断器を短時間で効率的に分解
できて材料種別毎の分別が可能な構造を有する回路遮断
器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、ベース裏面から構成部品をネジ結合固着するネジ
挿通穴を隣接する挿通穴間に連繋させて破砕用溝をベー
スの裏面に設けたものである。
【0008】また、挿通穴の締ネジ頭部が当接する座面
に前記破砕用溝の底凹部を延在させたものである。
【0009】そして、筐体内から圧力を受ける部位の破
砕用溝を適宜浅く構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1の回路遮断器の裏面図、図2は図1の線
A−Aに沿うベースの部分断面図、図3は図1の線B−B
に沿う拡大部分断面図である。側断面図については従来
の回路遮断器の図4と同様のため省略する。図におい
て、1〜4、11、12は上記従来例の説明と同様のも
のである。5はベース11とカバー12とを結合する締
ネジ、41はネジ結合される相手部品のメカフレームで
ある。ベース11には各締ネジが挿通されるネジ挿通穴
が設けられている。11aはベース11裏底面に設けら
れた破砕用溝であり、周囲の最寄の隣接するネジ挿通穴
の間を連繋するように設けられている。この破砕用溝1
1aは溝断面がU字形のとなっている。
【0011】各締ネジのネジ頭部が当接する座面11b
と破砕用溝11aの関係は座面11bより破砕用溝11
a底の方が低く構成され、座面11bへ破砕用溝11a
の底部が切れ込み延び出している。また、破砕用溝11
aの深さは一律でなく筐体内部に発生する短絡電流遮断
時の圧力を大きく受ける部位の破砕用溝11aは浅めの
浅溝11cを形成している。
【0012】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、この発明の回路遮断器は廃棄時に衝撃破
砕機による分解では、座面11bへの破砕用溝11aの
延び出し部により破砕用溝11aがネジ挿通穴で分断さ
れるので、分断片はネジ結合されている相手部品とネジ
頭部の間の樹脂片をベース11の分断片にくっ付いて脱
落分解されるので、樹脂と金属部の完全な分別が可能と
なる。
【0013】そして、回路遮断器が短絡遮断したときに
筐体内部に発生する圧力を大きく受ける部位の破砕用溝
11aに適宜に浅溝11cを形成しているので、アーク
ガス圧力に耐えて破損させないで、リサイクル時の衝撃
破砕機での分解は可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の回路遮断器の裏面
図である。
【図2】 図1の線A−Aに沿うベースの部分断面図であ
る。
【図3】 図1の線B−Bに沿う拡大部分断面図であ
る。
【図4】 従来の回路遮断器の側断面を示す図である。
【符号の説明】
1〜5 締ネジ、 11 ベース、 11a 破砕
用溝 11b 座面、 11c 浅溝、 12 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体であるベースに設けられた挿通穴を
    通して裏面からネジ結合により通電部、開閉機構部及び
    リレー部の構成部品を前記ベースに固着する回路遮断器
    において、 隣接する挿通穴間を連繋させて破砕用溝を前記ベースの
    裏面に設けたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記挿通穴の締ネジ頭部が当接するベー
    スの座面に前記破砕用溝の底凹部を延在させたことを特
    徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 筐体内から圧力を受ける部位の前記破砕
    用溝を浅く構成したことを特徴とする請求項1または2
    記載の回路遮断器。
JP2002055290A 2002-03-01 2002-03-01 回路遮断器 Pending JP2003257298A (ja)

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Effective date: 20071120

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A02 Decision of refusal

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